GISを活用した市街地住環境データベースの構築と住環境評価 [ PDF
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(2) 布の表示と同時に、土地利用や建物形状等の表示が可. 出し、住環境の悪化が問題視され、詳しい検討を必要. 能であり、市街地住環境の把握と課題の検討に有効な. とする地区を「課題地区」として抽出する。さらに、. ツールとして用いることができる。また、本データ. 課題地区をインフラ整備の有無により分類し、そのう. ベースには、住環境評価のための情報を一元的に管理. ちインフラ整備がなされた地区の住環境について街区. するほか、住環境整備事業の長期的かつ計画的な展開. 毎に評価し、考察を行う。. を行うための基礎的な情報を提供する役割を担うた. 3.調査単位の設定と評価指標の検討. め、更新可能なデータベース構成であることが求めら. 3-1. 課題地区の抽出. れる。. 調査単位データベースを用いて、防災上問題のある. 2.研究の方法. 住宅市街地の実態を把握するための指標項目の検討を. 2-1. 調査単位の設定. 行った。ここでは、第八期住宅建設五箇年計画の住環. 本研究では、対象が住宅市街地であること、また居. 境水準項目を参照し、本市の市街地における住環境の. 住規模が小さい地区の値が分析対象全体の統計量に影. 特性やバックデータの制約条件等をふまえ、市街地の. 響を与えることを考慮し、平成 12 年度国勢調査の住. 不燃性と延焼危険性の2つ評価の観点から指標の選択. 居表示をもとに設定した1,499地区から、居住密度が. を行った。次に、指標値の分布傾向から、基準値を設. 低い地区(268 地区)を除いた、1,231 地区を分析対. 定し、基準値以上の地区を課題地区として抽出した. 象地区として設定した。. (図 3)。先に述べたように、北九州市には零細な持ち. 2-2.研究フロー. 家が多く、高密な斜面住宅地が多いなどの住宅市街地. 図 1 に示すように、本研究では分析対象地区におけ. の特性がある。斜面住宅地では、平坦部の老朽木造長. る住環境情報に関するデータベース(以下、調査単位. 屋が密集する密集住宅市街地に比べ、居住密度が低. データベース)を構築する。次に、この調査単位デー. く、木造の戸建の老朽化が問題である。本研究では、. タベースから算出可能な住環境評価のための指標を算. 地区単位の地形属性を、平地(地区内の標高高低差が 表 1 指標の算出方法とデータソース. ోዬ␜JC. 項目. 算出方法/判定方法. データソース. データ 単位. データ 年次. 【 基礎情報】. ↸ ৼ ࠺ 䳦 ࠲ ࡌ 䳦 ࠬ ߦ ၮ ߠ ߊ ⺖ 㗴 ߩ . ዬኒᐲߦࠃ ࠆಽᨆኻ⽎ ߩ㒢ቯ. ᒻߩಽ. ಽᨆኻ⽎ JC. ಽᨆኻ⽎ᄖ. グロス面積. 町丁目面積. 都計DB. ㎡. 00. ᏪኒᐲᏪએ߆ߟᏪᢙᏪએߩޕ ↸ৼోၞ߇Ꮢⴝൻ⺞ᢛၞ߹ߚߪᎿᬺኾ↪ၞ ߢࠆࠍߩߙߊޕ. JC. ネット面積. グロス面積から土地利用面積「 道路」 、「 自然 都計DB 地( 利用可、利用不可) 」 、「 公共空地」 を差し 引いた面積. ㎡. 00. 可住地面積. グロス面積から1ha以上の空地と自然地、水 作図計測 面を差し引きいた面積。( 15m以上道路を含 む場合は街区の淵から道路中心線までを含 んだ土地の面積を用いる。). ㎡. 00. ᐔ. ✭ᢳ㕙. ᢳ㕙. ᮡ㜞ᏅOᧂḩ. ᮡ㜞Ꮕ㨪O. ᮡ㜞ᏅOએ. ᑪ⭁₸ એ. ᑪ⭁₸ એ. ᑪ⭁₸ એ. ᧁㅧᑪ‛ᢙ₸. ᧁㅧᑪ‛ᢙ₸. ᧁㅧᑪ‛ᢙ₸. એ. એ. એ. Ꮺኒᐲ ᏪJCએ. Ꮺኒᐲ ᏪJCએ. Ꮺኒᐲ ᏪJCએ. ⠧ᧁㅧ₸. ⠧ᧁㅧ₸. ⠧ᧁㅧ₸. એ. એ. એ. ߟߩⷰὐߦࠃࠆ⺖ 㗴ߩ ᏒⴝߩਇΆᕈ ᑪ⭁₸
(3) ᧁㅧᑪ‛ᢙ₸
(4) ᑧෂ㒾ᕈ Ꮺኒᐲ
(5) ⠧ᧁㅧ₸
(6) . 国勢調査人口デー タ. 世帯. 00. 人口. 国勢調査人口デー タ. 人. 00. 都計DB. 棟. 【 指標】. ⺖㗴. ಽᨆ. ⺖㗴. ಽᨆ. ⺖㗴. ಽᨆ. JC. ኻ⽎ᄖ. JC. ኻ⽎ᄖ. JC. ኻ⽎ᄖ. * 1 地区建蔽率 建築物建築面積 * 2 木造建物棟数率. ᧁㅧᑪ‛ᑪ⭁₸.
(7) ߦࠃࠆ⺖㗴 ߩ⛉ㄟߺ. 木造建築物棟数/全建築物棟数. ᧁㅧޔ㕖ᧁㅧߩಽ=*ᐕᐲ? ᑪ‛ߩធ᧦ઙߩዻᕈઃട. 〝. 〝ຬߩ࿑⸘᷹ ࡦࡦቛ࿑. ↪. ↪ಽࠍ↪ߡน㕙Ⓧࠍ▚. 町丁目内木造建築物棟数. 都計DB. 棟. 95. 棟. 95. 世帯数/グロス面積. * 4 老朽木造住棟率. 老朽木造住宅棟数/全建築物棟数. 老朽木造住宅棟数. 1960年以前に建設された住宅棟数. น㧦↸ৼ⋡㕙Ⓧ߆ࠄJCએߩⓨ⥄ὼޔ᳓㕙ߩ㕙ⓍࠍᏅߒᒁߚ㕙ⓍޕOએߩ〝ࠍ ႐วߪⴝ߆ࠄ〝ਛᔃ✢߹ߢߩ㕙Ⓧࠍޕ. ᧁㅧᑪ‛ᑪ⭁₸. ᧁㅧᑪ‛ᑪ⭁₸. એ. એ. 木造建築物建築面積/可住地面積 都計DB. 棟. 95. %. 00. ㎡. 00. %. 00. 4m以上道路に接しない建物棟数. 可住地上の4m以上道路に接しない建物棟数 都計DB. 棟. 00. 全建物棟数. 可住地上の全建物棟数. 都計DB. 棟. 00. %. 00. 課税台帳集計デー タ. −. 98. 課税台帳集計デー タ. −. 98. 狭小宅地率. 100㎡未満宅地数/全宅地数. 100㎡未満宅地数. ⺖㗴. ಽᨆ. ⺖㗴. ಽᨆ. ⺖㗴. ಽᨆ. JC. ኻ⽎ᄖ. JC. ኻ⽎ᄖ. JC. ኻ⽎ᄖ. 全宅地数 老年人口率. 世帯数増減率. 㕖⸘↹⊛Ꮢⴝ. ⸘↹⊛Ꮢⴝ. JC. JC ⸘↹⊛Ꮢⴝ ᐔ JC. 高齢者人口/人口 65歳以上人口. 人口. ⺖㗴JC. 㕖⸘↹⊛Ꮢⴝ ✭ᢳ㕙㨯ᢳ㕙 JC. % 都計DB. /全建物棟数. એ. ᐔ . 世帯/ha. 4m以上道路に接しない建物棟数率 4m以上道路に接しない建物棟数. ᧁㅧᑪ‛ᑪ⭁₸. Ꮢⴝߩᒻᚑ ㆊ⒟ߦࠃࠅ⺖ 㗴ߩಽ㘃 ߒⴝޔᲤߩ ಽᨆࠍⴕ߁. 95. %. 町丁目内建築物棟数−町丁目内構造・ 建設 都計DB 時期不明建築物棟数. 木造建築物建築面積. ᑪ‛. %. 全建築物棟数. 高齢者人口. ⺖ 㗴 ߩ ಽ 㘃. 町丁目内建築物建築面積. 木造建築物棟数. * 5 木造建物建蔽率. ዻᕈᖱႎߩઃട. 建築物建築面積/ネット面積. * 3 世帯密度. ⺖㗴JC ⺖ 㗴 ⺖ 㗴 ߦ ߅ ߩߌ ⛉ࠆ ࠅ࠺ ㄟ䳦 ߺ࠲ ઃ ട ߣ. 世帯数. ᢳ㕙 . 平成7∼11年住宅着工戸数 世帯数. ̪
(8) 㨪
(9) ߩ▚ᑼࠍߦ␜ߔޕ. 図 2 課題地区の抽出フロー. 23-2. 99. 住民基本台帳人口デー タ. 人. 99. 住民基本台帳人口デー タ. 人. 99. 平成12年人口/平成7年人口. 平成7年人口 百世帯当り着工戸数. %. % 人. 95. 戸/百世帯. −. 住宅着工集計デー タ. 戸. 95-99. 住民基本台帳人口デー タ. 人. 99. 国勢調査人口デー タ. 平成7年∼平成11年住宅着工戸数/世帯数 * 100.
(10) 10m 未満)、緩斜面地(20m 以上 30m 未満)、斜面地(30m. . 以上)とし、地区建蔽率、世帯密度など居住密度を示 く、木造建物棟数率や老朽木造住棟率の基準値を高く. ✭ ᢳᢳ ၮ ᐔ㕙㕙 Ḱ ୯. . ᢙ. す指標においては、斜面地の基準値を平地よりも低. 0. . ᢳ㕙 એ ▸ ࿐. ✭ᢳ㕙 એ ᐔ˴ એ. . 設定した。. . 3-2. 木造建物建蔽率による課題地区の絞り込み. . . . 次に、抽出した課題地区(96 地区)について、不燃領. ᑪߵ₸㧔㧑㧕. 0. . 域率と木造建物建蔽率、および 4m 以上道路に接しな. . . い建物棟数率を図上計測により算出した。木造建物建 る、木防建蔽率の代替指標として採用している。そこ. . ᢙ. 蔽率は、密集住宅市街地を判定する代表的な指標であ. . で、抽出された課題地区の中から木造建物密集市街地. . として不適当な地区を除外するために、木造建物建蔽. . ᧁㅧᑪ‛ᢙ₸㧔㧑㧕. 率の値が理論的安全値を大幅に下回る23 地区(平地:. 0. . 30% 未満,緩斜面地・斜面地:25% 未満)を分析の対. ᢳ㕙 એ. . ✭ᢳ㕙 એ. . ᢙ. 象から除外し、課題地区を 73 地区とした。 4.課題地区の類型. ᐔ˴ એ. . 住宅市街地は、インフラ整備の有無により街区形状. . . . . . . . . . . . . . Ꮺኒᐲ㧔ᏪJC㧕. に道路基盤に関する評価は不可欠である。よって、. . . . . . . . . . . . . . . . . . . る特性を持っている。そのため、住環境を評価する際. . . の違いから接道状況、建て詰まりの仕方など各々異な. 0. . データ整備の制約により、課題地区(73 地区)の抽出 地図上作図、文献調査および現地踏査から補い、課題. . ᢙ. では用いなかった道路基盤整備状況に関する情報を、. . . 地区における、インフラ整備の有無と市街地の形成過. . 程を把握した。これを用いて、課題地区を、インフラ. . . . . . . . . . . . . . . . ⠧ᧁㅧ₸㧔㧑㧕. 理等の都市計画事業によってインフラが整備され、街. 図 3 指標値の分布と基準値 . 地区」、後者を「計画的市街地区」とした。非計画的. . 市街地区には、門司区と八幡東区を中心とした斜面住. . ᢙ. 区構成が整った地区に分類し、前者を「非計画的市街. 宅地が大半を占め、旧集落地区を中心とした、従来の. . . . . が未整備で整った街区構成が見られない地区と区画整. . . 0 ✭ᢳ㕙㨯ᢳ㕙 એ. ᐔ˴ એ. . 密集事業の対象となってきた老朽化した木造住宅が密. . 集し道路基盤が脆弱である密集市街地も含まれる。な. . . . . . . . . ᧁㅧᑪ‛ᑪ⭁₸㧔㧑㧕. お、都市計画事業の施行区域を含む地区でも整った構. 図 4 木造建物建蔽率の分布と基準値. 成が見られない地区も、本グループとして取り扱って いる。一方、計画的市街地区には、戦前の都市計画事 表 2 類型別の評価指標平均値 木造 4m以上 ha当建 建物 道路に接 物棟数 建蔽率 しない建 率. 市街化の特徴による グループ. 世帯 密度. 物棟数率. 地形. 非計画的 市街地区 計画的 市街地区 全体. 平地 緩・ 斜面 全体 平地 緩・ 斜面 全体. ⧯᧻. 狭小 老年 世帯数 百世帯 宅地率 人口率 増減率 当り 着工戸 数. 地区数. (%). (%). (%). (世帯/ha). (%). (%). (%). (戸/百世帯). (3) (35) (38) (27) (8) (35) (73). 32.9 28.5 28.8 31.9 27.4 30.9 29.8. 70.9 66.7 67.0 33.6 32.5 33.4 50.9. 43.2 35.1 35.8 39.7 34.9 38.6 37.1. 57.5 40.4 41.8 50.9 41.7 48.8 45.1. 29.7 20.0 20.8 28.4 23.3 27.2 23.9. 26.0 30.2 29.9 29.2 28.5 29.1 29.5. -2.2 -3.4 -3.3 -3.7 -6.7 -4.4 -3.8. 9.9 4.0 4.5 6.2 2.4 5.3 4.9. 㐷ม. ዊୖർ 㕖⸘↹⊛Ꮢⴝ ⸘↹⊛Ꮢⴝ Ꮢⴝൻၞ ㋕. ᐈ ᐈ᧲ ዊୖධ. 0. . . . . 図 5 課題地区の分布とインフラ整備の有無による分類. 23-3.
(11) 業や旧法期土地区画整理事業によるインフラ整備がな. 0%. 10%. 20%. 30%. 40%. 50%. 60%. 70%. 80%. 90%. 100%. 若松区 (71). されている地区が多くを占め、それらの地区の街区プ ロポーションや道路幅員は事業施行当時の規格のまま. 八幡東区 (31). となっている。 分類の結果、課題地区 73 地区のうち、非計画的市. 戸畑区 (43). 街地には 38 地区含まれるのに対し、計画的市街地区. A1. 街区分類. A2. には 35 地区が分類され、基盤整備がなされた地区に. 木造建物建蔽率. おいても住環境に問題があるとされる密集住宅市街地. 35%以上. が多く含まれることが分かった。. 35%未満. 5 . 計画的市街地区における街区別分析. B1. B2. C1. C2. D1. D2. ha当り建物棟数 50棟未満 50棟以上 A2 A1 B2 B1 C1 C2 D1 D2. 接道不良率 30%以上 30%未満 30%以上 30%未満. 図 6 地域別街区タイプの割合(( )は街区数). 次に、計画的市街地区のうち、若松区、八幡東区、 ⧯᧻ 㩿㪟㪤㪊ৼ⋡㪀. 戸畑区の整形街区(*1)において、街区毎に木造建物建. 㪥. 蔽率、4m 以上道路に接しない建物棟数率、および 1ha. 㪛㪉. 当り建物棟数を算出し分類した(図 6)。3地区のう. 㪙㪈. 㪇. 㪛㪉. 㪌㪇. 㪙㪈 㪛㪉. ち、最も木造建物が密集し、接道状況の悪い街区が多. 㪛㪉 㪙㪈 㪛㪉. 㪛㪉. い地区は戸畑区である。一方、街区の短辺方向の長さ. 㪙㪉 㪙㪈. 㪙㪈. ᧁㅧᑪ‛. 㪙㪉. (以下奥行)が比較的短い若松区では、接道状況はよ. 㕖ᧁㅧᑪ‛. 㪙㪉. 㪙㪉 㪙㪈. いが木造建物の密度の高い街区が多い。また、街区内. 㪙㪈. ಽᨆⴝ. の狭あい道路も地区によって通り方が異なり、街区内. ↸ৼ⇇. 部の建物の更新に影響を与えていると考えられる。こ. ᐈ᧲ 㩿㪪㪮㪈ৼ⋡㪀. の様に、計画的市街地区では、街区形状や狭あい道路. 㪥. 㪛㪉 㪇. などの要因に影響を受けており、同一地区内において. 㪌㪇. 㪙㪈 㪘㪈. も、街区の特性は一様ではない。そのため、住環境の. 㪘㪈. 㪘㪉. 改善においては、地区の街区形状の特性を考慮した方. 㪘㪉 㪙㪉. ᧁㅧᑪ‛. 策が必要であると考えられる。. 㪘㪉 㕖ᧁㅧᑪ‛. 㪘㪈. 6.まとめ. ಽᨆⴝ. 以上のことから得られた考察の結果をまとめる。. ↸ৼ⇇. ①北九州市における課題地区には、住環境の課題が明確 ᚭ⇌ 㩿㪪㪙㪊ৼ⋡㪀. な、基盤が脆弱で木造建物が密集する地区や斜面住宅. 㪛㪉. 㪥. 㪚㪉. 㪘㪈. 地などの「非計画的市街地区」と、かつて基盤整備が. 㪇. 㪌㪇. 行われた地区「計画的市街地区」が含まれる。 㪘㪈. ②計画的市街地区では、街区の奥行が長いこと、また道. 㪘㪈 㪘㪈. 㪘㪈. 路幅が狭いことにより、裏宅地が形成され、老朽木造. ᧁㅧᑪ‛ 㕖ᧁㅧᑪ‛. 㪙㪈. 建物の更新が困難であることが、住環境の課題であ. 㪘㪈. る。また、街区毎の住環境の特性は、同一地区内にお. 㪘㪈. 㪚㪉 㪙㪈. ಽᨆⴝ ↸ৼ⇇. いても一様ではなく、地区の課題に対する改善方法の 検討を行う際には、街区規模での詳細な住環境の把握 が必要である。. 図 7 計画的市街地の街区分類の分布 (補注) *1 4m 以上の道路に囲まれた同質的単位を「街区」と定義し、分析の際、この定義 に従って街区を設定した際、町丁界を含む場合は街区の定義を優先し、分析単位. 今後の課題として、抽出された課題地区において、 土地建物の所有関係や空家・空宅地の発生状況など、. とする。このうち、平行な 2 辺を含む街区を整形街区としている。 (参考文献) *1 「旧法期土地区画整理事業における街区標準及び画地標準と換地処分時の計画. よりミクロな範囲での状況を把握し、住環境の課題を. 実態 旧法期における地方都市先進型土地区画整理事業に関する計画史的研究. 生み出す要因を明らかにすることが挙げられる。ま. *2 「旧法期土地区画整理事業の計画変更過程 旧法期における地方先進型土地区. その 1」池添昌幸 他 (1997 年日本建築学会計画系論文集第 500 号). た、課題地区における住環境の改善方法を検討し、全. 画整理事業に関する計画史的研究 その2」池添昌幸 他 (1999年日本建築学 会計画系論文集第 516 号). 市における位置づけについての考察を行うことが必要 であると考えられる。. *3 「住環境 評価方法と理論」(浅見泰司編 2001 年東京大学出版会発行) *4 「住宅市街地市街地整備方針策定マニュアル」(2001 年国土交通省住宅局住環 境整備室). 23-4.
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