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企業 間連 携 の4つ の類型 モデル:企 業間連携 の効果 と リス ク

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企業 間連 携 の4つ の類型 モデル:企 業間連携 の効果 と リス ク

森 岡孝文 ・根来 龍之

Four Patterns of Inter-Corporate Alliance and the Effects and Risks of Each Pattern

Takafumi Morioka, Tatsuyuki Negoro

要 旨=

本 論 文 の 目 的 は 、 現 在 盛 ん に企 業 間 で 実 施 され て い る、 企 業 問連 携 を新 た な視 点 に 立 っ て分 類 す る こ と、 企 業 間 連 携 を実 施 す る主 体 者 の 「意 図 」 を抽 出 す る こ と、 企 業 間 連 携 が 経 営 に及 ぼ す 効 果 と リス ク を検 証 す る こ とで あ る。

企 業 間 連 携 の 新 しい パ タ ー ン分 類 と して 「垂 直 連 携 」、 「水 平 連 携 」、 「越 境 連 携 」、 「階 層 連 携 」 の4つ の 新 し い 連 携 パ ター ン を提 唱す る。 各 企 業 間 連 携 が 、経 営 に ど の よ う な影 響 を及 ぼ す か 効 果 と リス ク の 側 面 につ い て 分 析 を す る 。 分 析 に際 して は、 「規 模 の経 済 性 」、 「範 囲の 経 済 性 」、 「連 結 の 経 済 性 」、 「ネ ソ トワ ー ク の 経 済 性 」 の4つ の 経 済 性 の 効 果 と リス ク を最 近 の企 業 間 連 携 事 例 及 び 本 稿 で と りあ げ た 事 例 研 究 か ら抽 出 す る 。

分 析 の 結 果 か ら企 業 間 連 携 に は、 主 体 者 が 意 図 す る効 果 の み な らず 、 意 図 せ ざ る 結 果 の リ ス ク が存 在 す る こ とが 判 明 した 。

連 携 の パ タ ー ン と経 営 上 の 効 果 との 問 に は 、 垂 直 連 携 は 連 結 の 効 果 、水 平 連 携 は 規 模 の 効 果 、 越 境 連 携 は範 囲 の効 果 、 階層 連携 は ネ ッ トワ ー ク の効 果 に強 い 関係 が あ る こ とが 判 明 した 。

キ ー ワ ー ド

垂 直 連 携 、 水 平 連 携 、 越 境連 携 、 階 層 連 携 、 規 模 の経 済 性 、 範 囲 の 経 済 性 、 連 結 の経 済性 、 ネ ッ トワ ー ク の 経 済 性 、 企 業 間 関 係 の 効 果 と リス ク

Abstract

The purpose of the paper is to propose new classification of inter-corporate alliance and study effects and risks on the management of mter-corporate alliance

Inter-corporate alliance can be classified into four patterns by its alliance-form, vertical alliance, horizontal alliance, cross-industry alliance, and infrastructure-application alliance

In this paper, we deal with those four cases of inter-corporate alliance in detail besides many cases reported recently

This analysis makes it clear that inter-corporate alliance exists in effects and risks just as the subjects of

(2)

inter-corporate alliance intended and not and that verticalalliance is influenced by econ . ormes of linkage, horizontal alliance is influenced by economies of scale, cross-industry alliance is influenced by economies of scope, and infrastructure-application alliance is , influenced by economies of network.

Key words: vertical alliance, horizontal alliance, cross industry alliance, infrastructure-application alliance, economies of scale, economies of scope, economies of linkage, economies of network, effects and risks of

inter-corporate alliance

1.,は じ め に

現 在 、企 業 間 連 携 は メ 隔カ ー 、 卸 売 業 ▽ 小 売 業 の様 々 な生 産 主 体 で 実 施 され て い る 。

企 業 間 連 携 の 形 態 と し て は 、 メ ー カ ー 問 、 卸 売 業 問 、小 売 業 問 同 士 、 あ る い は 業 種 ・業 態 を越 え た連 携 が 実 施 さ れ て い る 。 また 、 企 業 間 連 携 が 促 さ れ る要 因 と して 、 企 業 を取 り巻 く外 部 環 境 の 変 化 へ の 対 応 を意 図 す る連 携 企 業 自体 の 製 品 品 質 維 捺 向 上 や 顧 客 の 獲i得を 自 的 と した 内 部 環 境 め 変 化 を 意 図 す る連 携 と連携 の 形 態 、 意 図 は様 々 で あ るみ

1.1研 究 の 目的

本 稿 の研 究 目的 は 、 以 下 の3項 目で あ る 。

(r)、 企 業 間 で 実 施 さ れ て い る企 業 間連 携 の パ タ ー ン分 類 (2)企 業 間 連 携 の 』「意 図」 の 抽 出

(3)企 業 間 連 携 の 連 携 効 果 の 事 例 に よる検 証 と リス ク の事 例 に よ る整 理

従 来 か ら企 業 間 連 携 の パ タ ー ン分 類 で は 、 連 携 主 体 者 の 業 種 ・業 態 に よ る分 類 、 あ る い は 連 携 効 果 に よる 分 類 等 が あ る 。 本 稿 で は 、 現 在 企 業 で 実 施 さ れ て い る企 業 間 連 携 を整 理 し、 独 自 の 観 点 か ら分類 す る こ と を 目的 にす る 。・

企 業 間連 携 の 「意 図」 の 抽 出 で は 、 連 携 主 体 者 が ど の よ う な経 営 上 の 目的 を遂 行 し よ う.と思 い 企 業 関 連携 を実 施 し よ う と した か とい う 「意 図」 を抽 出 す る こ とを 目的 とす る 。

企 業 間連 携 の連 携 効 果 と リス ク につ い て は 、 連 携 効 果 と して 経 営 面 で の 効 果 が 確 認 で きる か を 検 討 す る。 ま た逼.企 業 間 連 携 に つ いて 従 来 、』経 営 上 の 正 め効 果 の み に焦 点 が 当 七 られ 論 じ られ て

.きたが 、負 の効果 としての リスクについて も検討 し、整 理 をす る6

1.2研 究 の 方 法

研 究 の方 法 と して は 、事 例 研 究 を 中心 に以 下 の 研 究 手 順 に 基 づ き実 施 す る。

(1・)リ サ ーチ ・ク エ ッシ ョ ンの 設 定 層 (2)連 携 事 例 の収 集

(3)連 携 の 「意 図」 の 抽 出 ・ (4)事 例 の 意 図 的絞 り込 み 』

(5)事 例 企 業 の定 性 的 ・定 量 的 デ ー タの 収 集'ン ・ (6)デ ー タ の分 析

(7)事 例 企 業 の 「効 果 」 と 「リス ク」.の分 析,「

(3)

1.2.1リ サ ー チ ・ ク エ ス チ ョ ン

従 来 、 企 業 間 連 携 の パ タ ー ン を分 類 す る場 合 に ・ 連 携 主 体 者 が 誰 で あ るか とい う こ ζ 、 連 携 主 体 者 の 業 種 ・業 態 が 何 で あ る か と い う こ と、 連 携 が 川 上 か ら川 下 か ど うか とい う こ と、 経 営 上 の 効 果 に焦 点 が 当 て られ分 類 が 実 施 さ れ て い る 。 本 稿 で は 、 リサ ー チ ・ク エ ス チ ョン と し て以 下 の

4つ の 問 い を リサ ーチ ・ク エ ス チ ョン と し た。

リサ ー チ ・ク エ ス チ ョン1:企 業 間 連 携 を新 しい 方 法 で 分 類 で き な い か?

リサ ー チ ・ク エ ス チ ョン2:企 業 間 連 携 で 一 般 的 にい わ れ て い る 「効 果 」 は正 しい の で あ ろ う か?

リサ ー チ ・ク エ ス チ ョ ン3:企 業 間連 携 は連 携 後 に 当初 の 「意 図 」 どお りの 「効 果 」 を あ げ て い る の で あ ろ うか?

リサ ー チ ・ク エ ス チ ョ ン4:企 業 間 連 携 に は 「効 果 」 の 他 に 「リス ク」 が 存 在 す る の で『は な い か 、 存 在 す る とす れ ば どん な 「リ ス ク 」 か?

1.2.2企 業 間 連 携 の 定 義 と連 携 パ タ ー ン

本 稿 に お い て は、 企 業 間 連 携 を 「企 業 間 連 携 と は、2つ 以 上 の企 業 が 、 通 常 の 取 引 関 係 以 上 の 共 同活 動 を継 続 的 に行 う こ と」 と定 義 す る。

連 携 パ タ ー ン につ い て は 連 携 主 体 者 に焦 点 を あ て 、 供 給 業 者 や 顧 客 と の 連 携 で あ る垂 直 連 携 、 同業 者 との 連 携 で あ る水 平 連 携 、 異 業 者 との 連 携 で あ る越 境 連 携 、 ア プ リ ケ ー シ ョン(以 下 ア プ

リ と記 載)製 品 業 者 や イ ン フ ラ ス トラ クチ ャー(以 下 イ ン フ ラ と記 載)提 供 者 と の連 携 の4つ の 連 携 パ ター ン を提 唱 す る 。各 々 の 定 義 は 、 以 下 の よ う に示 さ れ る 。

(4)

図1.企 業 間 連 携 の4つ の パ タ ー ン

な お 、4つ の 企 業 間 連 携 の 一 般 的 効 果 と して は、 垂 直 連 携 の 効 果 ど して 活 動 を連 携 相 手 と相 互 調 整 す る こ と に よる効 果 、 水 平 連 携 の 効 果 と して 連 携 相 手 と特 定 の機 能 を共 同利 用 す る こ とに よ る 効 果 、越 境 連 携 の効 果 と して 連 携 相 手 の 経 営 資 源 の 補 完 的 ・相 乗 的 効 果 、階層 連携 の効果 と し 、 て他 社 と連 携 す る こ とで事 業 を成 立 ・安 定 させ る 効 果 が あ る 。

(5)

1.2.3最 近 の 企 業 間連 携 と その 効 果.='\:・ し.

(1>最 近 の 企 業 闘 連 携

最 近 の企 業 連 携 の事 例 と して 、 過 去3年 間 の 日経 テ レ コ ム の 日経4紙 の記 事検 索 、 日経 関 連 雑 誌 の 記 事 検 索 を実 施 した 。

垂 直 連 携 の 代 表 的 な 事 例 と し て は 、EDIを 導 入 す る こ と に よ っ て販 売 、 在 庫 情 報 を交 換 し自動 的 に受 発 注 す る仕 組 み を作g上 げ 、 メ ー カ 「 に棚 管 理 \ 棚 割 り を任 せ る こ と に よ っ て 自社 の 在 庫 削 減 、 物 流 効 率 化 を図 っ て い る大 規 模 小 売 店 の ジ ャス コ と トイ レ タ リー 製 品 の メ ー カ ー で あ る花 王 の 企 業 間 連 携 が あ げ られ る。'・

水 平 連 携 ㊧ 代 表 的 な事 例 と して は・ 物 流 費 や 広 告 費 の 削 球 ・ 連 携 相 手 が 持 っ て い る商 品 開 発 能 力 の 利 用 、 入 材 の確 保 等 の 効 果 を狙 っ た 経 営 理 念 が 似 て お り、 出 店 地域 が 重 な っ て い な い コ ン ビ ニ エ ンス ・ス トア 同 士 の 企 業 間 連 携 で あ るサ 「 ク ル ケ イ とサ ン クス ア ン ドア ソ シ エ イ ツ の 企 業 問・、

連i携が あ げ ら れ る 。

越 境 連 携 の 代 表 的 な事 例 と して は 、 自動 車 メLカ ー が;酸 化 窒 素 の排 気 量 を減 らす エ ン ジ ンの 開 発 を し、 そ の 開 発 に応 じた燃 料 の 開発 を 国 際 石 油 メ ジ ャ ー が 手 が け る トヨ タ 自動 車 とエ ク ソ ン の 企 業 間 連 携 が あ げ られ る。

階 層 連 携 の代 表 的 な事 例 と して は、 通 信 事 業 者 が 自社 が 取 り扱 うパ ソ コ ンのISDN接 続 、 イ 冫 タ ー ネ ッ ト接 続、 ア フ タ ー ケ ア ー まで の サ ー ビ ス を実 施 す るNTTと コ ンパ ッ ク の企 業 間 連 携 が あ げ

られ る 。

以 上 、 代 表 的 な 事 例 を記 載 した が そ の 他 の 企 業 間 連 携 の 事 例.と して 、 ま とめ た もの が 以 下 の表 で あ る 。

(6)

表1.最 近 の企 業 間 連 携 の事 例

連携種類 連携当事者 規模の

効 果範囲 の 連結の

効 果ネットワーク 「の 効 果 連 携 一効果 の内容

両社 はEDiに よ り販売 、 在庫 情報 を

ジ ャスコ と花 王

交換 し、 自動 的 に受 発注 す る仕組 み を作 り上 げ 、花王 に棚管 理 、棚割 り を任 せ るこ とに よる 在庫 削減 、物 流

相 互活 動 に よ る品質 管理 の維 持 、製 品供給 の安 定化 効率化 を図 ってい る。

ジ ャ入 コは 出版取 次 最大 手 の トーハ ンと組み1書 籍 ・雑 誌の 自動 補充 シ ス テム を構 築 し、 直営店69店 舗 に導

'

入 する。 ジ ャス コが 各店 の販 売 デー ジ ャス コ と トー ハ ン タ をオ ンラ インで 提 供、 トーハ ンは

機 動 的 に商品 を補充 す る。発 注業 務 相 互活 動 に よる 品質管 理 の維 持 、製 品供給 の安定 化 の 軽 減 、入 荷 ま で の 期 間 短 縮 、 欠

品 ・返品 の削 減が 狙 い。 新 シス テム で発 注精 度 を高め 、返 品 率 を大幅 に 下 げて配本条件 を改 善す る。

菱 食 と相 鉄 ローゼ ン 菱 食へ の物 流 窓 ロー元 化 に よる加 工

食:品の受 発注や 配送 の効率 化。 相 互活 動 に よる品 質管 理 の維 持 、製品 供給 の安定 化 有 機農 産物 生 産販 売 の イズ ミ農 園 が

イズ ミ農 園 と伊藤 忠商 事 販 売力 の ある 総合 商社 伊藤 忠 の垂 直

統 合 に入 り込 む こ とで一層 の 成長性 相 互活 動 に よる品 質管 理 の維 持 、製品供 給 の安定 化

を 目指 す 。

v 須 阻商事が コメ を供給 し、・秋 田バ イ

須 田商事 と秋 田バイオファーム オ フ ァー ムが加 工 販売 。両 者 が得 意

とす る技術 ノウハ ウ を組 み合 わせ付 相 互活 動 に よる品 質管 理 の維 持 、製品供 給 の安定化 加 価値 の高い商 品 を作 り出す。

連 携

コ ン ピ ュ ー タ 関 連 部 品 商 社 の セ ン トラ ル コ ー ポ レ ー シ ョ ン と ア キ レ ス

ゴ ンピュ ー タ関連 部 品商社 の セ ン ト ラ ルコー ポ レー シ ョンが ア キ レス が 開 発 した静 電 気 を防 止 す る 新 素材

「STポ リ」の 成形 品の販 売 をす る。

相 互活 動 に よる品 質管理 の維 持 、製品供 給 の安定化 ヤマ ハは 、介護 用 品企 画 ・開発 の ア

ル ポ(浜 松 市)と 提 携 し、介護 機 器 ヤ マハ と介 護用 品企 画 ・開発

の アル ポ

の販売 を始 め る と発表 した。 人口 の 高 齢化 や介 護保 健 法施 行 で介護 機器 の伸 びが見 込 め る と判 断 した大 手企

相互 活 動 に よる品 質管理 の 維 持 、製品供 給 の安定化 業 と、大手 の販 売力 を期 待 す るベ ン

チ ャー の 利 害 が 一 致 した 。

床 暖房 メ ーカ ーの ユ ウキ(長 野 県 更

埴 市)は ユ アサ 商事 と提 携 し、床 暖 房 、静 止冷 房 の両 シス テ ム を全 国販 床暖 房 設備 メ ーカ ーのユ ウキ

(長野 県更埴 市)と 落 アサ商事

売 す る。い ず れ も熱効 率が 高 く、施 工 も楽 なの が特 徴。 強 い販 売網 を持

つ ユ アサ商 事 に営業 を委 託 し、 ユ ゥ 相互 活動 に よる品質 管理 の維 持、 製品供給 の 安定化 キは開 発 ・施工 に特 化 す る ことで年

.‑

商 を2000年3月 期 に10億 円 に伸 ば す 。

ジ ャ ス1トシ ズ テ ム と朝 日 新 聞 記事 検索 ビジ ネス と記事 の提 供 相互 活動 によ る品質 管理 の維 持、 製品供給 の安 定化

ア ップル と島村楽 器 iMacの 製 造 と 販 売 相互 活動 によ る品質 管理 の維

持、 製品供給 の安 定化

(7)

連携

種類 連携当事者 規模の

効 果範囲 の

連結の効 果ネントワークの 効 果 連携 一効 果の 内容

トヨタ 自動 車 は ㍉ ダイハ ッ工 業 の小 型 '

ト ヨ タ と ダ イ ハ ッ 乗用 車 「ス トー リ ア」 のOEM供 給 で

トヨ タ車 で 最 少 ク ラ ス の 小 型 乗 用 車 製品製 造 に伴 う補完 ・融 合 効 果

「デ ュ エ ラ ト」 を カ ロー ラ 店 で 販 売 。

トヨタと 日野 自動車

日野 自動車 の 大型 商 用車 へ の特 化 を支 援 す るこ とに よる トヨタ 自動車 の 車 種 の補完 。 トヨタ自動車 は乗 用車 に専 念。

製 品製 造 に伴 う補完 ・融合

効果 興銀 と野 村 興 銀 の ク レジ ッ ト(債 権)と 野村 の エ

ク イテ ィ(株 式)の 分析 力の活 用。 製 品製造 に伴 う補 完 ・融合 効果

三 菱 グルー プ

金融 ビ ッグバ ンの証 券業 務 の展 開 、 グ ル ー プ企業 に よる金 融サ ー ビスの 提 供 に よる競争優 位の確保

製 品製:造に伴 う補 完 ・融合

効果 サ ー ク ル ケ イ ・ジ ャパ ン とユ ニ ー が コ ン

ビニ エ ン ス ス トア の サ ン ク ス ア ン ド ア ソ

シ エ イ ツ と提 携 。 サ ー ク ル ケ イが サ ン ク ' ス を選 んだ理 由は出店地域 が ほ とん ど重

な らず経 営理念 が同一で あ るためQ咄 店 同一 製品 を扱 う企 業 に よる 戦 略 も ドミナ ン ト地区 は直轄、地 方 では 設備 の共有 による固定 費の サ ー ク ルKと サ ン ク ス エ リア フ ラ ンチ ャイ ズ制 と似 通 って い

る。経 営上 の効 果 として規 模 は業 界4位 低減 と規模 創発性 の享受 にな る。質の効 果 としては物流 費や広 告 製品 製造 に伴 う補 完 ・融 合

宣 伝費 の削減 、出店ペ ースの増加 、既存 効果

1エ リアの集中化 、全国的 な知名度 の向上 、

入材の確保 があ る。 また、サ ンクス は商 品力や販 売力 に優 れてお り、両者 の長所 をかみ合 わせ る。

三 洋 電 気 と フ ィ リ ップ ス セ ミ コ ン ダ ク タ

一 ズ は

、 デ ジ タ ル カ メ ラ 用 のCCD(電

荷 結合粒子)事 業 で包括 的に提携 す ると 同一製 品 を扱 う企業 に よる

発 表 したご次 世代 の 高精 細CCDを 両者 設備の 共有 に よる 固定費 の

三 洋 電 気 と フ ィ リ ッ プ ス セ ミ コ ン ダ ク タ ー ズ

で共同 開発 す ると ともに、製造か ら販売

まで協力体 制 をとる。パ ソ コン用 や監視 低 減 と規 模創 発性の 享受

用 カ メ ラ 向 け のCCDに 強 い 三 洋 と 医 製品製 造 に伴 う補完 ・融合

療 ・放送 な ど業務 用で実績 のあ るフ ィリ 効果

ップスが組 む ことで、民生 用デ ジタ ルカ

メラ用 の高 精細CCDの 開発 を加速す る。

医 薬 品 卸 サ ンエ ス 、 パ レ オ (札幌)、 三 星 堂(神 戸)、 ア ス テム(大 分)の 連 携 に、 エ バル ス(広 島)参 加

医 薬 品卸 の提 携 。4社 は97年7月 に業 務 提 携実 施 。98年8月 に災 害時 の 相互 支援 協定 を結 び、9月 に顧 客の在庫 管理 、

医薬品情報 提供 な どの顧客 支援 シス テム の共同開発 を進 める。

製品製 造 に伴 う補完 ・融合 効果

製品 の標 準化 ・普 及で の顧 客の便 宜 の増加 による事業 の拡大

国分 、 三重 県内 の酒 類卸2社 の井坂 商店 、四 日市酒 販

井 坂 商店 は99年1月1日 付 け で県 北部 に販路 を持 つ四 日市酒販 か ら営業 権 を譲 り受け 、国分 は三重 県内 で最大 とな る井 坂 商店 と提 携す るこ とで手 薄 だった三重 県 内で の酒類販売 を強化す る。営 業 ・ 流 の合理化 を模索 してい た卸2社 と酒類 販 売の強化 を狙 う国分の思惑 が一致 。「

同一製 晶 を扱 う企 業 による 設備 の共有 に よる画定 費の 低減 と規模 創発性 の享受 製品 製造 に伴 う補 完 ・融 合 効果

99年1月 か ら双 方の 会員 帝受 け入 れ る 同一製 品 を扱 う企 業 による フ ィ ッ トネス クラ ブ同士 の 日

本体 育 施 設 運 営(千 代 田 区) とデ ィ ックル ネサ ンス(墨 田 区)

施 設の共 同利用 ほか、新規 施設 の共 同運 営 、従業 員教育 の共同実施 、 プログ ラム の共通化 な どで幅広 く提携 す る。 自社 の 会 員増加 と提携 先会員 の利 用 による収益

設備 の共有 に よる固定 費の 低減 と規模創 発性 の享受 製品 の標準 化 ・普 及で の顧

向上、互 いの ノウハ ウを交 換 し、会員へ 客の便 宜 の増加 によ る事業

の サ ー ビ ス の 質 を 高 め る。 の拡大

配合 飼料 の コス ト競 争力 の強 化のた め 、 同一製 品 を扱 う企 業 による 生 産 と物 流で の業務提携 。製造設 備 の効 設備 の共有 に よる固定 費の 日清製 粉 と 日本 農産工 業 率 化 運用 と物流 コス トの 削減 を 目指 す 。 .◎ 低減 と規模創発性の享受

両社 の工 場閉鎖 に伴い、生 産工場 の相 互 製品 製造 に伴 う補完 ・融 合

' 受委託体 制 を構築 する。 効果

' 同一 製 品 を扱 う企 業 による 設備

ヤマ ト運輸 とUPS ヤマ ト運 輸が海外 向け宅 配便 に参 入す る

ため に世 界最大 の同業者UPSと 提携 、 の共 有 による固 定費 の低 減 と規 模創 発性 の享受

製 品製 造 に伴 う補完 ・融合 効果

(8)

遮携種類

..連携当事者 効.果. 規模の効.果 範 囲の

効 、 連結 の 効 ・.果

ネットワーク

の 効 果 連携 一効 果の 内容

サッポロ飲料が不二家の飲料製品の総販売元どな: 同一 中 間工程 、 同一原料 を

り、果汁 飲料を販売す る。サ ッポ ロ飲料 の提携 の. 扱 う企業 に'よる固 定費の 低 不二 家 とサ ッポロ ビー ル飲 料

1狙いは自販機の品揃 えの強化

。 自販機で の販 売 を

考 えると、た とえ成長が 見込めな くて も品揃 え ど. 減 と規模創 発性 の享 受、

して果汁 、炭酸はかかせ ない。.不二家 は販 売数量 . ' 異業 種、 異製 品の取 り扱 い

の下落 に歯止めがかか ることを狙い とす る

。.、 に生 じるシ ナジー効 果

トヨタ自動車と国際石油資本の米エクソンが次世代 動力源の開発 に向けて提携。具体的テーマは99年4 月までに決定 し、日米双方で研究を開始6ト ヨタ.が 窒素酸化物の排出量を減らすディニゼルエンジンを トヨ タ 自 動 車 と エ ク ソ ン :開発 しエ クソンはそれ に適 した硫黄分の少 ない燃料 を開発、供給 する。将来 は、水素 と酸 素の化学反応

◎.=. 異 業種 、異製 品 の取 り扱 い に生 じるシ ナジ ー効 果 で電気を動力源とする燃料電池車の研究も手がける

と考え られる。自動車 メーカー と石油資本 の提携 に.

よる低公害車の開発 はすで にあ り、 トヨタとして も 石油資本との関係強化が不可欠だった。

音 楽 レストラン「スイート・ベ イジル」の展 開。.店舗}ホ ヱ.ス ビ ー 食 品 と 音.楽'制作 会 社

の ス イ ー ト ・ベ イ ジ ル

スビー食品が運 営 し、音楽 はスイート・ベ イジルが受 .

け持つ。ヱスビー食品 は現在、ス」パ ニ店 頭などで

販 売拡大 を図っている生 のハーブやハ 「ブ関連商品

「「

◎. 異 業種 、異 製品 の取 り扱 い に生 じる シナジ ー効 果 の商品開発、マーケティングに新業態 を活用 す茘

HACCP(危 険度分析 に よる衛生管理).に対応 した . システム技術の確立。HACC戸 導入 によ り食品関連 の建 設需要が高 まると判断'し、食 品衛生 のノ ウハ 前 田建 設工 業 と米 国食 品 コン ウを確立し、受注活動を強化する米シニ社の衛生 サ ル タ ン 『トの 日 本 法 人 シ ニ ア

リ トル ・ジ ャパ ン と 三 菱 レ イ

管理コンサルティング実績と自社技術の組み合わ せで食堂施設の運営まで踏み込んだ設計、施工技

異 業種 、異 製品 の取 り扱 い に生 じる シナ ジー効 果

.ヨン ・エ ン ジ ニ ア リ ン グ

術 を開発す るのが狙 い。異業種2社 の提 携は、大 規 模な製造 施設 だけで なく、 レス トラ ンや学校 、

セン トラルキ ッチンな ど川下分野 の食晶加工 ・販 .

売会社 まで視野 に入 れた営業 を進 ゆるb

昇降機能付 き信号機 の共同開発。アラマキテク 同一 中問工 程、 同一原料 を

搬 送機 メー カ」の ア ラマ キテ ニカが開発 した昇降装置に照明、信号機大手 扱 う企 業 に よる固定費 の低 クニ カ(埼 玉 県川口市)と の小糸工業が着 目b両 社の技術 を活かしで製 減 と規模 創 発性の 享受

.小糸工業 品化 を目指す。両社 は信号機 の他に、.街路灯. 異 業種 、異 製品 の取 り扱 い

なども開発 する。 に生 じる シナジ ー効 果

複合型店舗の出店。異業態の店舗が3ン ビを組む こ とで集客の相乗 効果 を狙 う。資 本力のある ぐろ がねやがや まとの出店 を支援す ると ともに、食 品 ホ「 みセ ンターの くろが ねや

と食 品 ス「パ ーの や ま と(山 梨 県)

スパーの集客力 を活か して 自社 の店舗 の増収効果 を期待 してい る。両社 の関係強化 は、や ま.とが取 扱 商品を得意 の食料 品に特化 し、食品スパー と し て競争力 を強化 したこ とが背景 にあ り、 日用雑貨

. 異 業種 、異 製品 の取 り扱 い

に生 じる シナ ジー効 果 や台所用品などを中心に扱うくちがねやにとろて

は総合スーパー との複 合店 と違 い商 品競 合が生 じ .

ず、相乗効果が大 きいと判 断したρ

大塚商会は安田火災海上保険と提携 し、障害が発・

生 して再生不能 になった ハー ドディスクな.ど記憶 装 置のデ ータ を復 旧させる サー ビスを共同 開発 、

大塚商会 と安田火災海上保険

ll月 か らサー ビスを瀾 始する。大塚 商会は一定 のサービス料金 を月額 で徴収 し、 ディスク障害発

生 時にデー タ復 旧作業 を請け負 う。.成長の見込 め. 異 業種 、異製 品の取 り扱 い に生 じる シナ ジ」効 果 るコンピュータ保険分野で事業拡大を狙う安由火

災とデ「 タ復旧サ ービスを拡大 しなが ら リ.ス.ク 理 をしたい大塚商会 の思惑が一致 。

AOLと 全 日空. AOL(AmerikaOnLine)世 界最大 のパシコ ン通信会.

社)の利用 によっても全 日空のヤイレージがたまる。

異 業種 、異製 品の取 り扱 い に生 じるシ ナジニ効果 金属加 工の三洋発条(栃 木県足利市).は 、ワ イヤ

(線材)を 使った 自社企画の フラワース タン ドなど 金属 加工 の 三洋 発条(栃 木県

足利市)と タキイ種 苗

をタキイ.種苗 と提携 して全国の園芸店 やホーム セ

ンターで販 売す る。 三洋発条 は主力 の金属加工 、 ◎. 異 業種 、異製 品の取 り扱 い に生 じるシ ナジー効果 スプリング製造が伸び悩んでいるため既存の技術

力 を生か し、新規事業 として確立す る考 え。・

(9)

連携種類 連携当事者 規模の 効 果範 囲の

連結の 効 果

ネットワーク の 効 果

L

連携 一効果 の内 容.

安 田生 命保 険 は新 規加 入 者 を紹 介 した 顧 客 に景 品 を送 る サ ー ビ 入 を始 め た 。 ヤ マ ト運輸 と提 携 し、景 品の 配送 な ど を同 社 に前 面 委託 す る。 新 規 契約 者 の

連携 企業 の インフ ラ、 アプ リ相互利用 による製造 コ・ トの低減

安田生 命保 険 とや まと運輸 獲得 ポイ ン ト数 の通知 や カ タロ グ発 送 は ヤマ ト運 輸 が代 行 し、 安 田生 命 は最 小 限 の経費 でサ 轡.ビス を運 営 で きえ る。

新規 契 約 の低 迷 の対策 と して景 品 サ ー ビス の拡充 で契約者 の開拓 をはか る。

連 携企 業 の どち・らか 一 方s あ るい は両 方の製 品 の標準 化 ・普及 での顧客 の便 宜の 増加 に よる事 業の 拡大 相互 活動 に よって、 は じめ 日本 全 国 を網羅 す る光 回 線 を持 たな い て ビジ ネズ が成立 す る効 果 DDI』とKDD

・DDIはKDDか らJIH〈 列 島 環状 光 海底 〉

の一 部 回線 を購 入 し、既 存 の 陸上 光 回 ◎r 連携 企 業 の どちち か 邑 方、

あ るい は両 方の製 品 の標 準

線 と組 合せ全 国網 を構 築す る。 化 ・普及で の顧客 の便宜 の

増加 に ょる事 業の拡 大

西濃運 輸 と郵政省

西濃 運輸 は今 回 の提携 で 顧 客 の獲 得 を 耳 指 し、郵 政省 は.「ゆ うパ ック」 の ア クセス ポイ ン トを増 やす こ とが狙 い 。

連携 企 業 の どち らか 一方 、 あ るい は両 方め製 品 の標 準 化 ・普及で の顧客 の便宜 の 増加 に よる事 業の拡 大

東 海銀行 とユ ニ ー

ユニ ー は通 販業 務へ の進 出(三 菱 商事 、 米国CUCイ ン ター ナ シ ョナ ル とシ「 ・ ユ ー ・ジャパ ンを設 立)。』会 員獲得 に弾 み をつ け るた め東 海銀 行 と組 み小 口預

金者向 けサ ー ビス と して始 め るρ

連携 企 業 の どち らか 一 方、

.あるい は両方 の製 品 の標 準 化 ・普及で の顧客 の便宜 の 増加 に よる事 業の拡 大

層:1 ミ リ オ ン カ ー ドは 、 運 賃500円 の 利 用 ご 連携 企 業 の どち らか 一方 、

ス カ イ マ ー ク エ ア ラ イ ン ズ と ミ リ オ ン カ ー ド

とに1ポ イ ン トと提 供 し、 ポ イ ン ト数 に

応 じて往復 無料航 空券や旅 行券 をサ ービ .あるいは両 方の製 品の標 準 .化・普 及で の顧客 の便宜 の ス す る 。 ミ リオ ン カ ー ドは 会 員 の 獲 得 。. 増加 に よる事 業め拡 大

'福田屋 百貨 店(宇 都宮 市)と 日本信販

福 田屋百貨 店 は日本信販 と提 携 し、 ポイ、

ン トとグ レジ ッ ト機 能 を合 わせ た 「FKD カー ド」 を発行。現 金だ けで な くクレジ ッ トでの 買い物 に もポ イン ・トを加 算す る のが特徴。

連携 企 業 の どち らか 」方 、 あ るいは両方 の製 品の標 準 化 、・普 及で の顧客 の便宜 の 増加 に よる事 業の拡大 告 本興業系 のベ ンチ ャー企 業 デジ タレ ッ 相 互 活 動 に よ っ て 、 は'じめ

トは 、 イ ン ター ネ ッ ト上 に 在 庫 処 分 品 や て ビジネスが 成立す る効果 吉 本興 業系 の ベ ンチ ャ ー企業

デジ ダレ ッ トと全 日空

格 安商品 を扱 うアウ トレッ ト専 門サ イ ト

を開設す る。先ず 、全 日本 空輸 な ど航空 ◎. 連携 企 業 の どち らか マ方 、 あ るいは両方 の製 品の標準 会社 と提携 して 国内旅行、 海外旅行 の ア 化 ・普 及で の顧 客 の便宜 の

ウ トレッ ト商 品の販売 を開始 する。 増加 による事業 の拡大

コ ンパ ッ ク の.コン ピ ュ ー タ(サ ザ ン ク ロ '相互 活 動 に よ っ て

、 は じ め

スPC弓302).を 購 入 した 場 合 、NTTが て ビジネスが 成立す る効果

NTTと コ ン パ ッ ク 入 者 の 自宅 に 行 き パ ソ コ ン の 設 置 ・設 置

か らINSネ ッ ト64の 工 事 、 イ ン タ ー ネ ッ 連携 企業 の どち らか 一方 く あ るいは両方 の製 品:の標準 ト接 続 、 ア フ ター ケ ア ー ま で サ ー ビス を 化 ・普 及で の顧 客 の便宜 の

実施 する。 増加 による事業 の拡大

相 互 活 動 に よ っ て 、 は じ め ・ NTTド コモ の10円 メ ー ル シ ス テ ム の た め て ビジネスが成 立す る効果 NTTド コモ と シ チ ズ ン の携 帯電話専 用の携帯 端末 「ポゲ ッ トボ 連携 企業 の どち らか一方 、

一 ド」を シチ ズ ンが製造 ・提供 あ るい は両方 の製品 の標準

化 ・普及 での顧 客 の便 宜 の 増 加 による事業 の拡大

(10)

(2)4つ の 「効 果 」 に つ い て

こ こで 「効 果 」 と は、 連 携 当 事 者 の 「意 図 」 の 具 体 的 現 わ れ と考 え る 。 「効 果 の 内 容 」 と して 本 稿 で は 、4つ の 「効 果 」 を提 唱 す る 。4つ の 「効 果 」 と は、 厂規 模 の 効 果 」、 「範 囲 の 効 果 」、 「連 結 の 効 果 」、 「ネ ッ トワ ー ク の 効 果 」 で あ る 。 従 来 か ら こ の4つ の 「効 果 」 に つ い て は 、 定 義 が な さ れ て い るが 新 た な 定 義 をす る 。

「規 模 の 効 果 」 の 定 義 は 、 従 来 単 一 の 企 業 で 生 産 規 模 が 大 き くな れ ば な る ほ ど製 品 一 個 あ た り の コス トが 低 減 す る効 果 と定 義 され て き た 。 本 稿 で は 、対 象 を単 一 の企 業 に つ い て の 効 果 と して 捉 え る の で は な く、企 業 間 連 携 に も同 じ効 果 が あ る と考 え る。

「規 模 の 効 果 」 は 、 単 に 設 備 拡 大 のみ か ら得 られ る効 果 で は な く・企 業 間 連 携 の 活 動 面 を重 視 し、 企 業 間 連 携 に よ り活 動 規 模 が 大 き くな れ ば な る ほ ど、 低 コス トで の 製 品 の 製 造 、 規 模 に依 存 す る 活 動(規 模 創 発 性)が 可 能 に な る 現 象 と捉 え る 。 以 上 か ら 「規 模 の 効 果 」 と は 、 企 業 間 連 携 の 活 動 規模 の拡 大 に伴 う費 用 低 減 効 果 と収 穫逓 増 の 効 果 と新 た に 定 義 す る。

「範 囲 の 効 果 」 も 「規 模 の 効 果 」 と同 様 に従 来 単 一 の企 業 が 、 多 様 な財 や サ ー ビス を提 供 す る こ とが 可 能 に な る こ と に よ っ て生 産 の効 率 化 が 図 られ る効 果 と定 義 され て きた 。 本 稿 で は 、 企 業 間 連 携 に よ っ て複 数 の 企 業 が 連 携 す る こ とで 異 な る 製 品 の 組 み 合 わせ を利 用 して 差 別 化 や 顧 客 の 便 宜 性 を た か め る 現 象 と捉 え る 。 以 上 か ら 厂範 囲 の 効 果 」 とは 、 サ ー ビス を含 め た 製 品 製 造 にお け る 異 業 者 ・異 製 品 と の補 完 の 効 果 サ ー ビス を含 め た 製 品 製 造 にお け る異 業 者 ・異 製 品 と の融 合 の 効 果 と新 た に定 義 す る。

「連 結 の 効 果 」 は 、 従 来 単 一 の 企 業 が 企 業 外 ・組 織 外 の 外 部 資 源 を活 用 す る こ と に よ っ て単 一 の企 業 主 体 問 で 相 乗 効 果 が 発 揮 さ れ 、 単 に コス ト低 減 の 効 果 以 上 の効 果 が 現 れ る こ と と定 義 され て い る。 本 稿 で は 、 こ の 定 義 を 拡 張 し企 業 間連 携 に よ っ て 相 互 性 の あ る各 主 体 者 の 活 動 や 主 体 を ま た が る プ ロセ ス の活 動 に 効 率 化 や 差 別 化 が もた ら され る現 象 と捉 え る 。 以 上 か ら 「連 結 の 効 果 」

とは 、 相 互 活 動 の 相 手 を 含 む 当 該 連 携 全 体 の競 争 力 の 向 上 、 供 給 体 制 の 確 立 に よ る 事 業 活 動 の 安 定 化 を もた らす 効 果 と定 義 す る 。

「ネ ッ トワ ー ク の効 果 」 とは 、 従 来 財 や サ ー ビス に つ い て利 用 者 が 多 くな れ ば な る ほ ど財 や サ ー ビス の効 用 が 高 ま る効 果 と定 義 さ れ て い る。 本 稿 で は 、 企 業 間 連 携 に よ って 製 品 の 使 用 や 使 い 方 の 標 準 化 ・製温 の 普 及 が 進 む こ と に よ っ て 「顧 客 の便 宜 」 が 増 加 す る状 態 が 創 り出 され る現 象 と捉 え る。 以 上 か ら 「ネ ッ トワ ー ク の 効 果 」 と は 、 厂顧 客 の 便 宜 」 が 増 加 す る こ とに よ る事 業 の 拡 大 効 果 と定 義 す る 。

1.2.4仮 説 の作 業仮 説 化

連 携 効 果 を事 例 に よ っ て 検 証 す る た め に 、効 果 の 内 容 を具 体 的 に展 開 す る。 そ の 際 の展 開 の 根 拠 は 、最 近 の企 業 間提 携 の 「各 連 携 が 与 え る効 果 」 の 報 道 に よ る事 例 の帰 結 で あ る 。

そ の 結 果 、 各 企 業 間 連 携 と効 果 の 関 係 は 以 下 の よ う に な る 。

(11)

表2.企 業 間 連 携 と効 果 の 関 係

垂 直連携 水平連携 越境連携 階層連 携

規 模 の効果 な い 同一 製品 を扱 う企 業 同一 中 間 工 程 、 同 一 連 携 企 業 の イ ン フ に よる設 備 の共 有 に 原料 を扱 う企 業 に よ ラ 、 ア プ リ相 互 利 用 よる固定 費 の低 減 と る固定 費 の低 減 と規 に よ る 製 造 コ ス トの

規模創発性の享受 模創 発性 の享受 低減 範囲 の効果 な い 製 品 製 造 に 伴 う補 異業 種 、異 製 品 の取 な い

完 ・融合 効 果 り扱 い に生 じ る シ ナ ジ ー 効 果

連結 の効 果 相 互活 動 に よる品質 な い な い 相 互 活 動 に よ っ て 、

管 理 の維持 、製 品供 は じめ て ビ ジ ネ ス が

給 の安 定化 成 立す る効 果

ネ ッ トワ ー ク な い 製 品 の標 準 化 ・普 及 な い 連携企 業 の どち らか

の効 果 で の顧 客 の便 宣 の増 一 方、 あ る い は 両 方

加 による事 業 の拡大 の製 品の標 準化 ・普

及で の顧客 の便 宜 の 増 加 に よる事 業の 拡 大

1.2.5事 例 分 析 の フ レー ム ワー ク

本 稿 で は 、L最近 の 企 業 間 連 携 の 報 道 か ら得 られ た作 業 仮 説 につ い て 、 企 業 間 連 携 の4つ の代 表 的 個 別 事 例 を分 析 し、 作 業 仮 説 の 検 証 を実 施 す る。

個 別 事 例 の 分 析 に つ い て は 、 そ の 企 業 構 造 を分 析 す る 。 分 析 対 象 項 目 は 、 人 的 ネ ッ トワ ー ク (役 員 の 出 身 会 社 に よ る 関係 記 述)、 資 金 ネ ッ トワー ク(資 本 金 の 出 資 者 に よ る関 係 記 述)、 取 引 ネ ッ トワー ク(継 続 的取 引 に よる 関 係 記 述)、 情 報 ネ ッ トワ ー ク(企 業 間 に ま た が る情 報 シ ス テ ム の 内 容 に よる 関 係 記 述)、 契 約 ネ ッ トワ ー ク(企 業 間 を拘 束 す る 「契 約 内 容 」 に よ る関 係 記 述)で あ る。

事 例 分 析 の 違 携効 果 を把 握 す る 範 囲 と して は 、 事 例 企 業 の 自社 の 製 品 や 製 品 開 発 に与 え る効 果 の範 囲 と して の 厂プ ロ ダ ク ト」、 自社 が 営 む ビ ジ ネ ス に与 え る 効 果 の 範 囲 ど して の 「ビ ジ ネ ス 」、

自社 が 属 して い る産 業 に与 え る効 果 の 範 囲 と して の 「イ ン ダス トリ ー」 の3範 囲 とす る 。

業 務 内 容 の 分 析 と して は 、 定 型 的 な 日常 の 業 務 で あ る 「ル ー テ ィ ー ン業 務 」、 生 産 性 を向 上 させ る た め の 工 夫 の業 務 で あ る 「改 善 業 務 」、 新 製 品 開 発 ・新 しい サ ー ビス を創 出 す る業 務 で あ る 「開 発 業 務 」 に分 類 す る 。 各 連 携 の競 争 上 の 意 図 と各 業 務 との 関 係 は 、 最 近 の攝 携 事 例 か ら以 下 の よ

うに 整 理 され る 。

(12)

表3.連 携 の 競 争 上 の意 図 業務 内容

連携種類 ルーティン業務 改善業務 開発業務

垂直提携 相手 を含むサ ブ サ プ ライ主体 問 サ プ ライ主 体 問 サ プラ イ主体 間 サ プ ラ イ チ ェ ー 市場情報 に代 表 の意図 ラ イ チ ェ ー ン 全 での取引情報伝 の物 の流 れ め全 で相互関係があ ン内の 主体 が共 され る川 下 情報

体の競争力向上 達の迅速化 体 と しての 改善 る活動の効率化 同す る こ とで 実 の川 上企 業 へ の 現 で きる共 同 開 情 報 ブ イ ー ドバ

ッ ク

水平提携 同業 者 に よる 設 同業者 同士 の設 同業 者共 有 に よ 同業者が共有使 同業者が共同利 同 業者 に よる 同 の意図 備 共 有 に よる 資 備 共有 ・大規 模 る 同一 の製 品提 用 す る こ とに よ 用 す る こと に よ じ生産設備 を共 源の製 品単位 当 化 に よ る品 質の 供 の た め の 設 る 設 備 ・・シ ス テ る規 模 を前 提 に 有する製品共同 た り負 担 の減 少 、安定 備 ・シ ス テ ム の ム投 資 の重 複 回 1した開発(特 に 開 発 ある い は共

共 有 に よ る大 規 大 規模 化 に よるプ ロセ ス開発) 有設備 開発に関

模 化 で 可 能 とな 効率化 わ る個 別 企業 の

る活 動 の 享 受 開発負担の軽減

越境連携 異 業 者 ・異 製 品 異 な る製 品 を同 異質事業 を知 る 異製 品 の チ ャネ 異業者 の保有技 異質技術 の複合 の意 図 との シ ナ ジ ー効 時 に扱 うこ とに こ とに よる経 営 ル等 の利 用 術 の 開発 に よる 製 品の創 出

よる売 り上 げ増 シス テ ムの柔 軟 新製品開発

大 化

階層連携 事業前提確保 に イ ン フ ラ ま た は イ ン フ ラ ま た は イ ン フ ラ ま た は 特 定 の イ ン フ 特 定 の イ ン フ の意 図 よる 市 場 開 拓 ・ ア プ リの依 存相 アプ リの依 存 に ア プ リの力 を利 ラ ・ア プ リ と し ラ ・ア プ リ を 前

オ ペ レ ー シ ョ ン 手 を活動 ・信用 よる事 業安 定 を 用 した製 品 の提 ての製 品 を前 提 提 にす る こ とに コス トの 低 減 効 に よ る 安 定 供 前提 に した製 品 供範囲の拡大 に した連携 相 手 よ る製 品開 発 の

給 ・安 定稼 動 の の改善 との共 同 開発 期間短縮化

確保

記 述 した よ うに 、 連 携 の 競 争 上 め意 図 の 結 果 と して の現 わ れ が 「競 争 上 の 効 果 」 で あ り、 意 図 せ ざ る結 果 が 「競 争 上 の リス ク」 で あ る。

な お 、 以 上 の事 例 分析 の 全 体 の フ レ ー ム ワ ー ク は以 下 で あ る。

図2.分 析 フ レ ー ム ワ ー ク

(13)

2.4つ 企 業 間 連 携 の代 表 的 事 例 分 析

企 業 間連 携 の4つ の 代 表 的事 例 と して 、 垂 直 連 携 の 性 格 が 強 い 企 業 間連 携 と して 日本 ケ ンタ ッ キ ー ・フ ラ イ ドチ キ ン(K:FCJ)を 中 心 とす る鶏 肉 の サ プ ラ イ チ ェ ー ンの 連 携

、水 平 連 携 の 性 格 が 強 い 企 業 間 連 携 と し て ト ヨ タ 自 動 車 とGMの 連 携 で あ るNUMMI(ニ ュ ー ・ユ ナ イ テ ッ ド ・モ ー タ , 一 ・マ ニ ュ フ ァ クチ ュ ア リ ン グ 社)の 連 携、 越 境 連 携 の 性 格 が 強 い企 業 間 連 携 と し て業 界VAN会 社 で あ る プ ラ ネ ッ トを通 じた ラ イ オ ン の 日用 雑 貨 業 者 と の 提 携 、 階 層 連 携 の性 格 が 強 い 東 京 電 力 のTTNetど の 連 携 を と りあ げ る 。

4つ の 代 表 的事 例 は、 分 析 の た め に意 図 的 に 絞 り込 ん だ事 例 で あ る。

2.1日 本 ケ ン タ ッ キ ー ・フ ラ イ ドチ キ ン の 鶏 肉 の サ プ ラ イ チ ェ ー ン 分 析

初 め に 日本 ケ ン タ ッ キ ー ・フ ラ イ ド ・チ キ ン(以 下KFCJと 記 載)の 沿 革 に つ い て 述 べ る 。 KFCJは 、 昭 和45年 米 国KFCと 三 菱 商 事 と の 折 半 出 資 に よ り資 本 金7,200万 円 で 設 立 さ れ た 。 そ の 後 、 米 国KFCが 昭 和47年7月 に ヒ ュ ー プ ラ イ ン ・イ ン ク に 買 収 さ れ 、 昭 和57年 にR・J・ レ イ ノ ル ズ ・イ ン ダ ス ト リ ー ズ ・イ ン ク が ヒ ュ ー プ ラ イ ン,・イ ン ク を 買 収 し 、 さ ら に 昭 和61年10月 ペ プ シ コ ・イ ン ク がR・J・ レ イ ノ ル ズ ・イ ン ダ ス ト リ ー ズ ・イ ン ク か ら ケ ン タ ッキ ・フ ラ イ ド ・ チ キ ン ・コ ー ポ レ イ シ ョ・ン を 買 収 し て 現 在 に 至 っ て い る 。

2.111事 業 内 容.

K:FCJは 、 直 営 、 ツ ラ ン チ ャ イ ジ ー 及 び フ ラ ン チ ャ』イ ジ ー の レ ス ト ラ ン 経 営 並 び に フ ラ イ ドチ キ ン 等 の 販 売 を 主 業 務 と し て い る 。 そ の 他 の 事 業 と し て は 、 食 料 品 の 販 売 、 食 品 そ の 他 物 品 の 販 売 委 託 、 食 料 品 の 製 造 、加 エ 、 売 買 に 係 る コ ン サ ル タ ン ト業 務 を 行 っ て い る 。

同 社 は 、 ケ ン タ ッ キ ー フ ラ イ ドチ キ ン の 直 営 店 を 運 営 し 、 ま た フ ラ ン チ ャ イ ズ シ ス テ ム に よ る フ ラ ン チ ャ イ ズ 店 舗 に 対 し て 、 包 装 材 料 等 の 資 材 を 販 売 す る と と も に 、 ロ イ ヤ ル テ ィ 等 の 収 入 を 得 て い る 。

直 営 店 の 売 上 は 、 第28期(1995.12.1〜1996.11.30)で67.6%、 第29期(1996.12.1〜1997.11.30) で68.2%と 全 売 上 の7割 弱 と な っ て い る 。 直 営 店 と フ ラ ン チ ャ イ ズ 店 の 構 成 は 、 第29期 (1997.11.30)末 で 直 営 店 が320店 フ ラ ン チ ャ イ ズ 店 が725店 の 合 計1,045店 舗 で あ る 。 フ ラ ン チ ャ イ ズ 店 は 直 営 店 の 約2倍 あ る 。

出 店 状 況 は 、1984年 か ら1989年 に わ た つ て 前 年 度 増 加 率 が10%以 上 の 比 率 と な っ て い る 。 こ の 時 期 に は 、 年 間60店 〜88店 の 出 店 が 実 施 さ れ て い た 。 バ ブ ル 経 済 の 崩 壊 後 の 出 店 比 率 は 低 下 し て い る が 、 内 訳 はFC店 は 増 加 、 直 営 店 が 減 少 し て い る 。 こ れ は 直 営 店 の ス ク ラ ッ プ ア ン ド ビ ル ド に よ る 。

売 上 高 と 経 常 利 益 に つ い て は 、 第18期(85.12.1〜86。11.30>か ら 第24期(91.12。1〜92.11.30) に か け て 売 上 高/経 常 利 益 率 は7%台 を 維 持 し て い るb・ ま た 、 こ の 時 期 は 、 店 舗 の 出 店 が 盛 ん で あ っ た 時 期 と も 重 な っ て い る 。

次 に 、KFCJの サ プ ラ イ チ ェ ー ン 各 主 体 の 事 業 内 容 と 関 係 を 中 心 に み る 。

KFCJで は 、 全 国900ヶ 所 の 登 録 農 場 で 鶏 を 肥 育 し 、 成 長 さ せ 生 産 認 定 工 場 で カ ッ トチ キ ン を 生 産 し 、 配 送 セ ン タ ー を 通 じKFC店 舗 に 配 送 し 、 消 費 者 が フ ラ イ ドチ キ ン を 消 費 す る 供 給 プ ロ セ ス

を 形 成 す る 。

(14)

登 録 農 場 で は 、 関 東 、 関 西 の 業 者 か ら雛 を購 入 し、 生 育 させ 種 鶏 にす る 。 種 鶏 が 産 ん だ有 精 卵 を孵 化 させ 雄 と雌 を選 別 し、 鶏 舎 で 肥 育 す る 。 鶏 は 、40日 前 後 で 処 理 され,る。 通 常 の 鶏 は 、55日 前 後 で 処 理 され るの に比 べ 肥 育 日数 が 少 ない の は 、KFCJの 重 量 規 制1150g±10%に よ る もの で あ

る 。

カ ッ トキ ッ チ ンの 生 産 工 場 で は 、 鶏 を消 毒 した後 に血 を抜 く放 血 工 程 に入 る 。 この 工 程 で は 血 以 外 に羽 、 首 、 足 先 が カ ッ ・トさ れ 飼 料 工 場 に回 され 飼 料 に加 工 さ れ る 。 そ の 後 、 中抜 きの 工 程 に 入 り内 臓 が 引 き出 され 切 除 さ れ 、 レバ ー 、 砂 肝 、 心 臓 の 部 分 とそ の他 の 部 分 に 分 け ら れ 、 そ の 他 の 部 分 は飼 料 工 場 に回 さ れ 飼 料 とな る 。 中抜 きの工 程 を へ た 鶏 は 、 解 体 さ れ る が こ こ で の 重 量 基 準 は1150g±10%と され 、9ピ ー ス に カ ッ トされ る 。18ピ ー ス を1ポ ッ トと し ビニ ー ル 袋 に入 れ られ 出荷 工 程 に運 ば れ る。'出荷 工 程 で は1箱6ポ ッ ト と し出 荷 され る 。 この 最 終 工 程 で鶏 肉 は フ レ ッ シ ュ(生)と フ ロ ーズ ン(冷 凍)に 分 け られ る 。 フ レ ッシ ュ は0℃ ±2度 、 フ ロ 「 ズ ン は 一 18℃ で10時 間 冷 凍 さ れ た 後 一15℃ ±2度 に維 持 され 出荷 され る 。 こ の 間 の処 理 時 間 は1時 間 で あ る 。

処 理 さ れ た 鶏 は 、 夕 方 に 出荷 さ れ1日 半 後 の 夜2時 に 配 送 セ ン タ ー に到 着 す る 。 入 荷 後 に温 度 、 鮮 度 、馳カ ッ ト状 態 、 重 量 、 形 状 の チ ェ ッ クが 行 わ れ る。3時 か ら8時 に か け て 配 送 ル ー トの 仕 分 け が 行 わ れ 、 各KFC店 舗 に配 送 が 行 わ れ る 。 配 送 セ ン タ ー で は 、 既 述 した検 品 の ほ か 配 送 セ ン タ ー か ら店 舗 ま で の保 管 、 配 送 管 理 を行 うが 需 給 コ ン トロ ー ル の 機 能 、 在 庫 管 理 機 能 も担 っ て い る 。 配 送 セ ン タ ー で は 、KFCJか ら1年 間 の計 画 を受 け取 り、 さ ら に毎 月20〜25日 頃 翌 月 分 の 日別 、 店 別 オ ー ダ ー が知 ら さ れ る 。 この オ ー ダ ー に変 更 が あ る場 合 は、 前 々 日 の午 前9時 まで に各 店 舗 か ら 配 送 セ ン タ ー に 連 絡 が あ り、 配 送 セ ン タ ー は 、 認 定 エ 場 に連 絡 をす る。 最 終 的 に は 配 送 セ ン タ ー が 日別 ・店 別 オ ー ダ ー情 報 と フ ロ ーズ ンの 在 庫 か ら判 断 し、発 送 を実 施 す る。

各KFC店 舗 に配 送 され た チ キ ン は 、 各 店 舗 で 調 理 さ れ た 後 に、 最 終 消 費 者 に供 給 さ れ る 。 2.1.2連 携 経 緯

KFCJの 連i携成 立 経 緯:を時 系 列 で 以 下 に記 載 す る 。

1970、7月 1971.9月

1972.7月 11月 12月 1975.9月

1980.9月 1982.10月

1983.3月 1983.11月

KFCJ設 立 。(資 本 金7200万 円)

三 谷 合 資 会 社(現 ミ タ ニ)、 フ ラ ン チ ャ イ ズ 契 約 を 締 結 し 、 フ ラ ン チ ャ イ ズ1号 江 ノ 島 店(神 奈 川 県)オ ー プ ン 。

三 菱 商 事 と ヒ ュ ー プ ラ イ ン ・イ ン ク と の 合 弁 会 社 と な る 。 資 本 金 を2億8800万 円 に 増 資 。

資 本 金 を6億 円 に 増 資

第 二 次5ヶ 年 計 画(総 合 マ ー ケ テ ィ ン グ プ ロ グ ラ ム 、QSRプ ロ グ ラ ム 、QSCプ ロ グ ラ ム)フ ラ イ ドチ キ ン の 単 品 メ ニ ュ ー に よ っ て 成 功 した 商 品 の シ ス テ ム 化 を 基 盤iに し た 、 商 品 ラ イ ン の 多 様 化 と 経 営 の 多 角 化 へ と進 路 を 拡 大 す る こ と を 決 定 。 イ ン タ ー ナ シ ョナ ル ・プ ロ セ ス ・フ ー ズ 設 立 。

R・J・レ イ ノ ル ズ ・イ ン ダ ス ト リ ー ・イ ン ク が ヒ ュ 門 プ ラ イ ン ・イ ン ク を買 収 。.KFCJ は 三 菱 商 事 とR.J.レ イ ノ ル ズ ・イ ン ダ ス ト リ ー ・イ ン ク の 合 弁 会 社 と な る 。

『チ キ ン フ ィ レ サ ン ド』 新 発 売 。

直 営 店 、 加 盟 店 全 店 にPOSを 導 入 し 、 全 国 の オ ン ラ イ ン ネ ッ ト ワ ー ク を 完 成 。 年 商500億 円 達 成 。

(15)

1984.7月 1986.7月

10月

1987.8月 1988.11月 1989.2月 1990.2月

『チ キ ン ナ ゲ ッ ト』 新 発 売 。 POSに よ る 受 発 注 シ ス テ ム 開 始 。1

ペ プ シ コ ・イ ン ク がR .J.Rナ ビ ス コ ・イ ン ク か らKFC・ コ ー ポ レ ー シ ョ ン 買 収 。 こ れ に よ りK:FCJは 三 菱 商 事 と ペ プ シ コ グ ル ー プ の 合 弁 と な る 。

ニ ュ ーPOS導 入 開 始 。

KFCグ ル ー プ 年 商1000億 円 達 成 。

「KFCカ ッ トチ キ ン 生 産 認 定 工 場 」 制 度 が 発 足 。 資 本 金 を7億8750万 円 に 増 資 。

KFCJの サ プ ラ イ チ ェ ー ンの 形 成 は 、 設 立 以 降 の 時 間 の経 過 と と もに徐 々 に形 成 さ れ て い った と い え る。 そ の 中 で も、 特 にサ プ ラ イ チ ェ ー ン の 強 化 に 決 定 的 な 影 響 を果 た した 事 柄 は 、11989年2月' に 導 入 され た 「KFCカ ッ トチ キ ン生 産 認 定 工 場 」 の 制 度 で あ り、 鶏 肉 の 供 給 体 制 の確 立 、 強 化 を 決 定 づ け た とい え る。

2.1.3KFCJと 供 給 業 者 の 連 携 の 構 造 分 析 (1)人 的 ネ ッ トワ ー ク分 析

現 在 の 同社 役 員 の 経 歴 を調 査 し、 出 身 組 織 を 明 らか に す る。 分 析 結 果 は、 下 表 の よ う に な った 。

(16)

表4.KFCJの 人 的 ネ ッ トワ ー ク 分 析(1990年)

職 位 氏 名 三菱

商事

プ ロパ ー (新 卒)

プロパ ー (転職)

金 融 黜 機 関

米 国 KFC

サプ ラ イ

チ ェー ン その他 取締役 会長 相 沢 徹 ●

代表取締役社長 大河 原 毅 ●

専務 取締役 宇 野 充 ●(三 菱)

専務 取締役 佐 藤 昴 ●

専務 取締役 和 田 隆 介 ●

常務 取締役 中 川 達 司 ●

常務 取締役 秋 元 征 紘 ●

常務 取締役 薄 井 元 介 ●

取 締 役

元 田 正 激

取 締 役 永 井 康 博 ●

取 締 役 古 沢 毅 ●

取 締 役 中 野 秀 昭 ●

取 締 役 後 藤 幸 男 ●(富 士)

取 締 役 由 ・長

取 締 役 筒 井 康 雄 ●

取 締 役

石 倉 正 堯 ● 取 締 役 松 山 円志郎 ●

取 締 役 大 竹 孝 明 ● 取 締 役 前 田 誠 ●

取 締 役 アラン・スミス・ヒューストン・ジュニァ

取 締 役 ロ バ ー ト・ブ リックス

取 締 役 テ イモ シ イ・レ ー ン

監 査 役 芦 沢 良 夫 ● 監 査 役 池 田 勘 蔵 ●

監 査 役 ジ ェイムス ・ル ジャナ ニ

合 計 7 5 7 2 4 0 0

(「平 成2年 有価 証券 報 告書総 覧」 か ら作成)

(17)

(1998年)

職 位 氏 名 三菱

商事

プ ロパ ー (新 卒)

プ ロパ ー (転 職)

金 融 機 関

米 国 KFC

サ プ ライ

チ ェー ン その他 取 締役会長 財 前 宏 ●

代表取締役社長 大河 原 毅 ●

専務 取締役 宇 野 充 ●(三 菱)

専務 取締役 佐 藤 昴 ●

専務 取締役 和 田 隆 介 ●

常務 取締役 中 川 達 司 ●

常務 取締役 後 藤 幸 男 ●(富 士)

常務 取締役 菊 池 巌 ●(住 友)

常務 取締役 新 明 俊 彦 ●

取 締 役

古 沢 毅 ●

取 締 役 中 野 秀 昭 ●

取 締 役

石 倉 正 堯

取 締 役 広 瀬 亮 ●

取 締 役 近 藤 昌 世 ●

取 締 役 井 上 忠 男 r

取 締 役 岡 田 重 行 ● 取 締 役 近 藤 雅 治 ● 取 締 役 青 木 輝 夫 ●

取 締 役

ピ ー タ ー ・ハ ル r

取 締 役 ア ー サ ー ・ラ ウテ ィオ ̀

取 締 役 レ イ モ ン ・コ ロ ン

取 締 役

リ ッ キ ー ・ウ ォ ン

監 査 役 藤 井 幸 造 ● 監 査 役 下 吉 博 孝 ●

監 査 役

富 樫 明 ●

監 査 役 エ リック ・ラ ンドブ ック

合 計 8 4 6 3 4 0 1

(「平 成9年 有価 証券 報 告書総 覧」 か ら作成)

参照

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