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Lp(a) リポ蛋白構造変異性と病態的意義に関する研究

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Academic year: 2021

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Title

Lp(a) リポ蛋白構造変異性と病態的意義に関する研究( は

しがき )

Author(s)

牧野, 和彦

Report No.

平成6年度-平成7年度年度科学研究費補助金 (一般研究(C) 

課題番号06672289) 研究成果報告書

Issue Date

1995

Type

研究報告書

Version

URL

http://hdl.handle.net/20.500.12099/217

※この資料の著作権は、各資料の著者・学協会・出版社等に帰属します。

(2)

研究成果 はじめに 1984年Flessら1)は密度勾配超遠心法を用いて、Lp(a)リボ蛋白を構成する アポ(a)にサイズ変異性のあることを報告した。すなわち、個人によってLp (a)の密度が異なり、また同一人血清中でも2種類のアポ(a)が存在すること を示した。1987年には批ermmら2)によってアポ(a)のサイズ変異性、すなわ ちアイソフォームの分離法及び概念が確立された。それによると、Lp(a)をメ ルカプトエタノールで遭元処理して、遊離するアポ(a)をポリアクリルアミドゲ ル電気泳動(PAGE)を用いてアポ(a)のサイズによって分離後、ウエスタン プロット法によって検出した。その結果、6種類のアイソフォームとそれらのシン グルとダブルのものからなる16種類の表現型(フエノタイプ)を報告した。これ と時期を同じくして、且ck乳nら3)はアポ(a)蛋白の一次構造を決定し、プラスミ ノーゲンとのきわめて高い相同性をセンセーショナルに報告した。すなわち、プラ スミノーゲンのものと相同性の高いクリングル4の多数繰り返しとクリングル5か らなるアポ(a)蛋白一次構造の報告であった。 その後の研究でアポ(a)の分子サイズ変異性はアポ(a)を構成するクリング ル4の繰り返し数に由来することが解明された4)。さらに、その後高分離能の電気 泳動法と検出法の組合せを応用して、Gaubatzら5)、Kamtx)hら6)及びEikuchiら7) による多分画のアイソフォームが報告されるに至っている。 ここでは、Lp(a)アイソフォーム分類の基本であるUtermannらによる決定 法の実際を述べ、それによる我々の日本人におけるデータを示し、また新しいアイ ソフォームの概念についても触れ、従来法による表現型と新法による遺伝型(ジェ ノタイプ)の比較を行なった。 1:アイソフォーム決定法 著者らはアイソフォーム分離の技術8)とそのキャリブレーション9)について詳細 に報告しているので、参考にされたい。分離技術の基本は批ermannらの方法に準 じているが、わが国において、簡易に沸定できるような分離機材を応用している。 まず、その測定法の概要を述べる。 a)検体の前処理 血清あるいは血欒検体を前処理してLp(a)からアポ(a)を遊離させる。前 処理液は0.5molトリス塩酸緩衝液(pH6.8)1ml、10%SDS溶液1.6ml、グ リセロール0.8ml、2-メルカプトエタノール0.4ml、0.05%プロムフェノー ルブルー溶液0.2ml及び精製水4mlを混ぜて調整する。これに検体10〝1を

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