マット運動学習における指導者の「見る目
jに関する研究
ーノミソコンによる動画表示を利用した評価システム作成の試み一
教科・領域教育専攻
生活・健康系(保健体育)コース 広 瀬 敬 三
I
目的これから先,教師の指導力を翻面するという ことが進んでくると考えられる.今回の研究で は指導力の中の「見る目」に焦u点を当てて研究 を進めていくこととした.そこで,マット運動 学習における指導者の「見る目」を評価する尺 度を作成し,その信頼性・妥当性の検討を行う.
そして,その信頼性・妥当性が検討された後,
パソコン上で評価が行える評価システムを作成 することを目的とした.
H
マット運動技術認識ソフトの作成 1.刺激動画の作成体育授業中に児童が行うマット運動演技をデ ジタルピ、デ、オカメラで録画し,そのうち典型的 な「つまずき」をしているものを刺激動画とし た.演技は 10種類の技(前転,関脚前転,伸 膝前転,とび前転,倒立前転,前方倒立回転と び,後転,開脚後転,伸膝後転,側方倒立回転) を4場面ずつ作成し,計40場面である.
2.ソフトの概要
パソコンの画面にある問題ボタンをクリック すると児童のマット運動演技が提示される.そ の演技を見て,児童の「つまずき」を改善するた めに何をどうするとし、う形式で回答させるもの とした.
E
評価基準項目の抽出指 導 教 員 賀 川 昌 明
1.調査対象
体育を得意新ヰとする小学校教員16名 2.調査方法
マット運動指好認識ソフトを用いて,そのソ フトに沿った形式で、回答を求めた.
3.分析方法
回答をExcelに入力しテキスト化した後,テ キストマイニングを行った.そして,テキスト マッフ。を作り,その角特Rを行った後,同様のこ とを表現しているものをまとめて評価基準項目 を抽出した.
N 評価基準項目の精選及び得点化 1.調査対象
体育を得意新ヰとする小学校教員7名 2.調査方法
マット運動技省官忍識ソフトの刺激動画を使い,
抽出された評価基準項目中で妥当だと思われる もののチェックを求めた.
3.矧面基準項目の得点化
小学校教員 7名中過半数がチェックした項目 を評価基準項目として採択した.得点の重み付 けをするために 7名又は6名がチェックした 項目を2点とし 5名又は4名がチェックした 項目を1点とした.
V マット運動技術認識テストの信頼 性・妥当性の検討
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Fhd Aせ
1.対象
鳴門教育大学生及び大判完生30名 2.方 法
マット運動指情忍識ソフトを郎、て,そのソ フトに沿った形式で、回答を求めた.その回答を 評価基準項目と照合して,得点化を行った.
3.信頼性の検討
得点について内的整合性による検討を行った 結果, α係数が0.813になった.この数値は一 般的に言われている基準ω.7)を満たしており,
信頼性カ滞在主忽された.
4.妥当性の検討
マット運動技術認識テストの得点とマット運 動指導自信度及。波能自信度との関連から検討 を行った.その結果,指導自信あり群及ひ守支能 自信あり群の得点が指導自信なし群及。波能自 信なし群の得点より有意に高かった.よって,
このテストの妥当性が確認された.
5.事前テスト・事後テえト分け
マット運動技術認識テスト 40問を満点,テ ストの平均点,標準偏差ができるだけ均等にな るよう 20問ずつに分けた.
6.事前テスト・事後テストの信頼性の検討 事前テスト・薪麦テストの得点について内的 整合性による検討を行った結果,事前テストは α係数が 0.672,事後テストはα係数が 0.693 になった.この数値は一般的に言われている基 準 (0.7)を満たしていないものの,ある程度の 信頼性をもつものと考えられた.
7.事前テスト・事後テストの妥当性の検討 事前テスト・事後テストの得点とマット運動 指導自信度及。液能自信度との関連から検討を 行った.その結果,指導自信あり群及。波能自 信あり群の得点が指導自信なし群及。液能自信 なし群の得点より有意に高かった.よって,事
前テスト・事後テストにおいても妥当性が石霞忍 された.
V I E x c e l VBA
によるマット運動技術認 識評価システムの作成1.評価システムの概要
Excel上で児童のマット運動演技の提示及び 回答を行えるようにした回答については,そ れぞれの選択項目が「つまずき」を改善するた めの手段として当てはまるかどうかを選ぶとい う形式のものにした.また,選んだ結果が自動 的に別のシートに表示され,結果が出るように プログラムを組んだ.
2.選択項目の作成
評価基準項目にダミ一項目を新たに追加して,
選択項目としたダミ一項目については明らか に間違っていると思われるものを設置した.そ こで,抽出された項目と全く反対の文章を作り,
動画を見ながらそれが適切であるか検討を行い,
ダミ一項目として決定した.
3.採点基準
選択項目中の2点の評価基準項目にOを付け た場合は2点 1点の評価基準項目にOを付け た場合は1点とし xを付けた場合はO点とし た.また,選択項目中のダミ一項目にOを付け た場合は‑1点
x
を付けた場合はO点とした.4.利用方法
指導者の「見る目Jを評価することができる.
また,学習による「見る目Jの習熟度を評価す ることができる.
VlI.今後の課題
本研究で作成したマット運動技術認識評価 システムを使い,
r
見る目」を養う方策について 検討を行っていく.qu
伊huA斗A