骨 髄 組 織 培 養 に 関 す る 基 礎 的 研 究
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(2) 4640. 前. 田. 昭. 家 兎 死 直 後. る人 の 肋 骨及 び家 兎 の大 腿 骨 を そ の温 度 に保 存 し, 死 後12, 24, 48, 72, 120の 各 時 間及 び7日 の 別 に 夫 々の 骨髄 を取 り 出 し て,教 室大 藤6),亘 理6),津 島6),角 南7),田 村7)等 の 手 技 に習 つ て 体 外培 養 を 行 い,そ の 細胞 増 生(増 生 面 積,細 胞 密 度),細. 胞. 機 能(偽 好 酸球 又 は好 中 球遊 走速 度,同 墨 粒貪 喰 能, 同生 体 染 色)の 観 察 を 行 い,死 後 時 間 の 異 る骨 髄 細 胞 の機 能 を 多角 的 に比 較検 討 した の で 以 下 そ の成 績 を 報告 す る. 第2章 研究 材 料. 研 究材 料 及 び 研 究方 法 第2表. 人 で は,血 液疾 患 及 び 他 の特 殊 疾 患 を. 死 直 後 骨 髄 培 養 の 密 度指 数. 人 死 直 後. 家兎死直後. 有 し な い30才 代 の 肺 結核 患者 で 一 般状 態 良 好 に して 胸 部手 術 を施 行 せ る もの の,切 除 肋 骨 の主 として 第 Ⅲ 肋骨 を,家 兎 で は 体 重2.0kgの. 健 康 白色 雄 性 家. 兎 を耳 静 脈 よ り空気 栓塞 に よ り死 亡せ しめた もの を 直 ち に解 剖 し取 り出 した大 腿 骨 を,摂 氏8度 に調 節 され た電 気 冷 蔵 庫 の 中 に保 存 す る.こ の場 合材 料 は 滅 菌 「シ ャー レ」 に安 置 し,採 取 した直 後 よ り起 算 し死 後12時 間 以 下, 24時 間, 48時 間, 72時 間, 120 時 間, 7日 目 と し,夫 々の 時 間 に到 れ ば冷 蔵 庫 よ り 取 り出 して 実 験 に供 した. 研究方法. 第3表. 死 直 後 骨 髄 培 養 の遊 走 速 度(μ/m). 人 死 直 後. 家兎死直後. 上 記 の種 々の 条 件 の人 肋 骨 並 び に 家 兎. 大 腿 骨 を,第1篇. の 研究 方法 の項 で 述 べ た 如 く処 置. し,細 胞増 生(増 生 面 積,細 胞 密 度),細 胞 機 能(好 中球 及 び 偽 好酸 球 遊 走 速度,同. 墨 粒 貪 喰 能,同. 生. 体 染 色)を 観察 した. 第3章 第1項. 自 家 所 見. 予備実験. 私 は死 後 時 間 別 骨髄 培 養 を行 う に当 り,人 第 Ⅱ肋 骨 及 び家 兎 大 腿 骨 々髄 の死 後 直 後 に於 け る培 養 成 績 を確 定 し,之 に 基 き死 後 時 間 を経 過 した 骨髄 培 養 を 比 較 検 討 せ ん と した.家 兎 大 腿 骨 々髄 の 成績 は既 に 教 室 の 諸 先 輩 に 依 り闡明 され て はい るが,観 察 者 を 第1表. 死直 後 骨 髄 培 養 の 比 較 成 長 価 人. 死. 直. 後. 第4表. 死直骨髄培養の墨粒貧喰能 人死 直 後(好 中 球).
(3) 骨 髄 組 織培 養 に関 す る基 礎 的研 究. 4641. は術 後2時 間,家 兎 大 腿 骨 は死 後30分 の 意 で あ る.. 家 兎死 直 後(偽 好 酸 球). 第2項 a). 人 死 後 時 間 別 骨髄 組 織 培養 の 観察. 死 後12時 間. 先 ず増 生 面 積 で は,そ の 比 較 成 長 価 は第1図 第1図. 第5表. 人死 後 時 間 別 骨 髄 培 養. の如. 増生面積. 死 直 後 骨髄 培 養 の生 体 染 色 人死 直後(好 中 球). く,他 の 例 に 比 し高 値 を示 し,培 養48時 間 にて38.65 で あ る が死 直 後 の49.96に は劣 る. 次 に細 胞 増生 帯 密度 の観 察 で は,そ の 密 度 指 数 も 第2図 の 如 く高 い数 値 を示 し,死 直 後 の 培 養3時 間, 12時 間, 24時 間 の 密度 指 数 を凌 駕 す る.増 生 帯 各 部 の 密度 は,中 間部 が培 養6時 間 に最 大 で,培 養 後 期 に は中 心部 が大 とな る. 第2図. 人 死 後 時 間 別 骨髄 培 養. 細 胞密 度. 家 兎 死 直後(偽 好酸 球). 好 中球 遊 走 速度 で は,死 直 後 の速 度 に劣 り,培 養 3時 間 に8.25μ/mの. 最高速度を示すが以後下降 し. て培 養48時 間 に て2.20μ/mで 第3図. 統 一 す る為 に私 自身 の成 績を 出 した.こ の人 肋 骨 と 家 兎大 腿骨 の 死 直 後 の培 養成 績 は第1表(増 生 面 積), 第2表(細. 胞 密度),第3表(好. 遊 走 速 度),第4表(同. 中球 及 び偽 好 酸 球. 墨粒 貪酸 能),第5表(同. 生. 体 染 色)の 如 くで あ る, 尚,こ の 際 の 死 後直 後 と は厳 密 な計 算 で は人 肋 胃. 人死時間別骨髄培養. あ る. 好 中球 遊 走速 度.
(4) 4642. 前. 田. 又,墨 粒 貪喰 能 で は第4図 の如 く,そ の平 均 貪喰. 昭. 後 は再 び低 値 とな る.. 度 は培 養 末 期 迄 終 始高 い数 値 を 示 して死 直 後 と大 差. c). 死 後48時 間. な く経 過 し,培 養3時 間 に最 大 平均 貪喰 度0.73,培. 先 ず 増 生 面 積 で は第1図 の 如 く,死 後24時 間 の 比. 養6時 間 に0.43と なつ て 培 養 中 期 に死 直 後 と同 じ く. 較 成 長 価 に比 し少 し く低 下 す るの み で有 意 の 差 な く,. 山 型 曲線 を形 成 す る,. 培 養48時 間値 は2.15で. 第4図. 人死 後 時 間 別 骨髄 培 養. 好 中 球 墨 粒 貪喰 能. あ る.. 次 に 細 胞 密度 で は第2図 の 如 く,死 後24時 間の 密 度 指 数 に比 して 著 明 に低 下 し培 養6時 間 に は11を 観 る に過 ぎず,周 辺部 の密 度 は培 養3時 間 で は零 で培 養12時 間 に到 り始 め て2を 数 え,培 養24時 間 で は再 び 消失 す る. 好 中球 遊 走 速 度 で は第3図 の 如 く,前 例 に比 し著 し く低 下 し培 養3時 間 に 最 高4.9μ/mを. 示 して 以. 後 急 激 に低 下 す る. 次 に 墨 粒 貪喰 能 で は第4図 の 如 く,培 養2時 間 に 最 高 平 均 貪喰 度0.24を 示 す に過 ぎず,培 養 中期 以後 生 体 染 色 の 観 察 で は,そ の 平 均染 色度 は培 養 直 後 に1.0で あ るが,徐 々 に上 昇 して培 養4時 間 に は最 高1.36と な り,第5図. の 如 く死 後 時 間 を経 過 せ る も. の に比 し培 養 後 期 に 至 る も高 値 を 示 す. 第5図. 人 死 後 時 間別 骨 髄 培 養. 好 中球 生 体 染 色. に は貪 喰能 は殆 ど確 認 出来 な い 程 で あ る. 又,生 体 染 色 に於 て も第5図 の 如 く,培 養 初 期 に 平 均 染 色度0.93に て 以 後 徐 々に 上 昇 し,培 養5時 間 に最 高1.46を 示 して 他 の 死 後 時 間 例 に比 較 し高 い数 値 を示 して い るが,培 養6時 間 以 後 は 死 後24時 間 例 に比 し染 色 顆 粒 の褪 色 は早 期 に出 現 す る. d). 死 後72時 間. 増 生 面 積 の 観 察 で は第1図. の如 く,比 較 成 長価 は. 前 記3例 に 比 して 著 明 に低 下 す る.即 ち,比 較成 長 価 は培 養 初 期 よ り既 に明 らか に低 下 し,培 養12時 間 9.41, 43時 間18.22で あ る. 次 に密 度 指 数 に於 て も培 養6時 間 に5を 算 え るに 過 ぎず,そ れ も中 心部 の み に偏 向 す る.(第2図) 細 胞 機 能 の 中 先 ず 好 中球 遊 走 速 度 で は,培 養 初 期 b). 僅 か3μ/mに. 死後24時 間. 先 ず増 生 面 積 で は第1図 に示 す 如 く,比 較成 長 価 は 死 後12時 間 例 よ り低 下 す る も僅 少 差 にて 略 々並 行 し,培 養48時 間 にて33.57で. あ る.. 細胞 密度 で は,密 度 指 数 は死 後12時 間 例 よ り低 下 し培 養6時 間 に20を 示 す(第2図), 好 中球 遊 走 速 度 は 死 後12時 間 に 並 行 し,培 養3時 間 に は6.5μ/mを. 示 す(第3図),. 次 に墨 粒 貪 喰 能 の 観 察 で は,平 均 貪 喰 度 は培 養 直 後 に0.42を 示 して 以 後 上 昇 し て培 養3時 間 に は最 高 0.61と な るが,培 養 企 期 を通 覧す れ ば 死 後12時 間 例 に比 して 明 らか に 低 下 し,殊 に培 養後 期 に は著 明 で あ る.(第4図) 生 体 染 色 の 観 察 で は 第5図 の如 く,そ の 平 均 染 色. て 勿 論 死 後48時 間 よ り低 下 して い る.. (第3図) 次 に 墨粒 貪喰 能 に於 て も第4図 の如 く,培 養直 後 に 最 高0.12の 平 均 貪 喰 度 を 示 す が,培 養3時 間 以後 は 減 退 の一 途 を辿 り培 養12時 間 に は貪 喰 能 消 失 す る. 次 で生 体 染 色 は第5図 の 如 く,培 養直 後平 均 染 色度 1.23,以. 後培 養2時 間 値1.35,. 3時 間値1.46の 如 く,. 初 期既 に高 値 を示 す が培 養4時 間 に して 著 し く低値 とな り,後 期 は上 記 何 れ の 例 よ り も低 い 染 色度 を 以 て 経 過 す る. e). 死 後120時 間. 細 胞 増 生 の 中増 生 面 積 で は,培 養3時 間 に比 較成 長 価4.28を 示 し,培 養12時 間 に4.45に 増 生 し以 後 は 培 養 不 可 能 とな る.(第1図)即. ち,細 胞 は 原組 織. 度 は培 養 初期 に は死 後12時 間 値 よ り低値 を示 す が,. 周 囲 に の み少 数 認 め られ る も,悉 く円形 を な して 震. 培 養6時 間 に は1.43を 示 して 凌 駕 し,培 養12時 間 以. 顫 様運 動 を行 つ て い る状 況 で あ り,従 つ て 好 中球遊.
(5) 骨髄 組 織 培 養 に関 す る基 礎 的研 究 走 速度 も培 養3時 間 に1.43μ/mで. 4643. 第8図. あ るが,培 養24. 家兎死後時間別骨髄培養 偽好酸球遊走速度. 時 間 に は遂 に遊 走能 を失 うに至 り,又 貪喰 能 も全 く 認 め られ な い. 次 に生 体 染 色 の 観察 で は第5図 の 如 く,培 養 直 後 に平 均 染色 度1.42を 示 す も以 後,細 胞 の 退行 変 性 に 伴 う胞 体 の 崩壊,溶 解 の 現象 に 伴つ て 染 色顆 粒 の褪 色 が早 期 に現 われ,従 つ て 平均 染色 度 は培養2時 間 よ り急 激 に 下 降 し,培 養6時 間 に して観 察 は不 可 能 とな る. 第3項 a). 家 兎死 後 時間 別 骨髄 培 養の 観 察. 死 後12時 間. 先 ず 増生 面 積 を示 す 比 較成 長価 で は,第6図. に示. は培 養5時 間 にて最 高 平 均 貪 喰 度0.6を 示 し,培 養. す 如 く培養3時 間 よ り5.12, 8.05, 19.13, 31.36,. 全 期 を通 じて 死直 後 と有 意 の差 な くこれ に 並 行 す る.. 45.13で 他 の 死 後時 間 別例 よ り増 生 は断 然 良 く,死. 又,生 体 染 色 で は培養 直 後既 に平 均 染 色 度1.4を 示. 直 後 の 比 較 成 長 価11.80,. し以 後次 第 に上 昇 し,培 養4時 間 にて 最高1.75を 示. 18.00, 22.15, 39.85,. 50.30に 比 べ る と低 下 してい る. 第6図. して 再 び減 少 し,結 局 死直 後 よ り染 色 顆 粒 の褪 色 が. 家 兎 死後 時 間別 骨髄 培 養. 増 生 面積. 早 期 に 出現 し,培 養24時 間値0.85で あ る.(第10図) b). 死 後24時 間. 先 ず 増 生面 積 で は第6図. の如 く,培 養12時 間 迄 は. 死 後12時 間 例 よ り比 較 成 長 価 は大 で あ るが,培 養12 時 間 以 後 よ り低下 して 培 養48時 間値 は39.56で あ る. 次 で 細胞 密 度 で は第7図 の如 く,そ の 細 胞 密度 指 数 は培 養 前 期 で は死 後12時 間 と有 意 の 差 はな く培養3 時 間 に66で あ るが,以 後次 第 に減 少 して 死 後12時 間 よ り も劣 る.細 胞 増生 帯 密度 を観 る と,培 養6時. 間. に は中 心部 に大 き く,培 養12時 間以 後 に は 中間部 が 次 で細 胞密 度 で は第7図 の如 く,そ の密 度 指数 は. 増 加 す る.又,偽. 好 酸 球遊 走速 度 の 観 察 で は第8図. 培養12時 間 に最 高66を 示 し,死 直後 の培 養 成 績 と有. の 如 く,培 養3時. 意 の差 は認 め られ ない.増 生 帯 各部 の 時 間 的推 移 は,. 期 に は死 後12時 間 に 並 行 す る が 培 養24時 間 に は. 培養 初 期 に は 中心 部 よ り中間,周 辺 部 に 密度 大 で あ. 2.76μ/mと. るが,培 養24時 間 に至 り中心 部 密度 が 大 とな る.. る.墨 粒 貪喰 能 の観 察 で は第9図 の如 く,培 養 直 後. 第7図. 家 兎 死後 時 間別 骨髄 培 養. 細 胞 密度. 間 に7.25μ/mを. 示 し,培 養 初. な っ て,培 養 後 期 に は隔 りが大 き くな. 第9図. 家 兎 死 後 時 間 別 骨髄 培 養 偽好酸球墨粒貪喰能. 細 胞 機能 で は,先 ず偽 好 酸球 遊 走 速度 は第8図 の 如 く,培 養3時 間 に7.95μ/mで. あ る が死 直 後に. 劣 つ て い る.次 で墨 粒 貪 喰能 で は,そ の平 均 貪 喰 度. 平 均 貪喰 度0.23よ り急 激 に 貪 喰 能 旺 盛 とな り,培 養 2時 間0.4, 4時 間0.38を 示 す が,培 養 中期 よ り急 激 に 衰微 す る.生 体 染 色 の 観 察 で は第10図 の如 く,平.
(6) 4644. 第10図. 前. 家 兎 死 後 時 間 別 骨髄 培 養. 田. 偽好 酸球 生 体 染 色. 昭. 次 に細 胞 機 能 で は,そ の偽 好酸 球 遊 走 速度 は第8図 の 如 く,前 記 死 後 時 間例 に比 し培養 初期 よ り明 らか に低 下 し,そ の遊 走 速度 は 培 養3時 6時 間4.68μ/m, 値 は0.98μ/mで. 12時 間2.53μ/mと. 間4.72μ/m, な り72時 間. あ る.. 墨 粒 貪 喰能 の 観察 で は第9図 の 示 す如 く,顕 著 な る低 下 が み られ培 養3時 間 に0.18の 平均 貪喰 度 を示 す に過 ぎず,以 後 も僅 少乍 ら貪 喰 能 は認 あ られ るが, 培 養12時 間 に到 つ て は全 く認 め られ な い.生 体染 色 の 観察 で は第10図 の 如 く,平 均 染 色 度 は培養2時 間 均 染 色 度 は培養1時 間 に1.05で あ るが,徐 々 に増 加. に して1.72に て 他 の 死 後 骨髄 に比 較 して 高 い 数値 を. し培 養6時 間 に最 高1.95を 示 して い る.培 養 中期,. 示 して い るが,培 養4時. 後 期 に も依 然 と して高 い数 値 を 保 持 し乍 ら死 後12時. 著 し く,従 つ て 染 色 度 の 減少 も前 記3例 に比 し早期. 間 の平 均 染 色 度 と並 行 し,培 養24時 間 値 は0.77で あ. に 出現 す る.. る. c). e) 死 後48時 間. 間以 後 帽染 色顆 粒 の褪色 は. 死 後120時 間. 先 ず 増 生 面 積 で は第6図 の如 く,比 較 成 長価 は死. 先 ず 増生 面 積 で は,比 較 成 長価 は第6図. に示 す 如. 後72時 間例 に比 し更 に著 明 に 低下 し,培 養6時 間 に. く死 後24時 間 と略 々並 行 して 増生 し,培 養48時 間 に. 2:61に て 以 後殆 ど増 生 な く,培 養48時 間 に4.98を 示. て37.85で あ る が,死. す に過 ぎな い.次 で細 胞 密 度 に於 て は第7図 の如 く,. 後24時 間 よ りに培 養 初 期 よ り. 低 下 して い る.細 胞 密度 で は第7図 の 如 く,密 度 指. 死 後72時 間 例 に比 し低 下 す る.又 増生 帯 に 出現せ る. 数 は培 養6時 間 に58を 示 し死 後 短 時 間 例 に 匹敵 す る. 細 胞 は,多. が,培 養12時 間 よ り急 速 に 減 少す る.増 生 帯 密度 は. て 一部1き胞 体膨 化 を短 時 間 に して 来 す.そ れ故 に細. 中 心,中 間,周 辺 の各 部 の順 に大 き く,一 定 の 間 隔. 胞 機 能 に 於 け る偽 好酸 球 遊 走 速 度 で は第8図 の如 く,. くは そ の 原形 質 透 明 化 し,又 は円 形化 し. を 保 ち乍 ら時 間 の経 過 に従 い 減少 す る.偽 好 酸 球遊. 培 養3時 間 に2.18μ/mを. 走 速 度 の 観 察 で は第8図 の 如 く,培 養 初 期6.35μ/m. 培 養48時 間 に到 つ て 遊 走能 を 消失 す る.次 で墨 粒貪. に て 以 後 急 速 に下 降 して 培 養12時 間 に3.85μ/mを. 喰 能 の 観 察 で は第9図 の 如 く,培 養 直 後 に0.06の 平. 示 し,死 後24時 間 よ り明 らか に低 下 して い るが,培. 均 貪喰 度 を み る が以 後 培 養3時 間迄 に僅 少 乍 ら貪 喰. 養 後 期 に は有 意 の差 は な く培 養72時 間 値0.50μ/m. 能 を 認 め るが,培 養4時 間 以 後 は全 く確 認 出来 ない.. で あ る.次 に墨 粒 貪 喰 能 に於 て は第9図 の 如 く,培. 又 生 体 染 色 て は第10図 の如 く,培 養直 後 に平 均 染色. 養3時 間 に0.28を 示 し以 後 下 降 す るが,培 養9時 間. 度1.72を 認 め て 初 期 に は他 の死 後骨髄 に比 し大 な る. に は0.20と な り再 び増 強 す る も培養24時 間 に は最 早. 平 均 染 色 度 を 示 す が,染 色顆 粒 の褪 色 も最 も早 く培. 貪 喰能 を確 認 出来 な い.こ の 結果 は培 養 全 期 を 通 じ. 養24時 間 に して 全 く褪 色 す る.. て 死 後24時 間 よ り著 明 に 劣 る もの で あ る.. f). 生 体 染色 に於 て も第10図 の 如 く,そ の平 均 染 色 度. 示 し以 後急 激 に 減退 し,. 死 後7日. 培 地 に 於 て 出 現遊 走せ る細 胞 は,骨 髄 原 組織 の周. は 培養 直 後1.28を 示 し,以 後 徐 々 に増 大 し培 養4時. 囲 に 培 養直 後 数個 を 数 え るに過 ぎず,併 せ て細 胞 自. 間 に最 高1.85を 示 す も,培 養 後期 に は死 後12時 間,. 体 も変 性 に 陥 つ て お り,増 生 帯 として 明確 な境 界 を. 24時 間 の それ よ り も色 素顆 粒 の褪 色 が早 く,従 つ て. 有 す る細 胞 増生 は認 め られ な い.偽 好 酸 球 遊走 速度. 培 養24時 間値 は0.67で あ る.. に 於 て は細 胞 の 殆 ど全 部 に 於 て震 顫運 動 をな し,正. d). 死 後72時 間. 確 な る運 動 速度 の測 定 は不 可 能 で あ る.墨 粒 貪喰能. 先 ず 増生 面 積 で は第6図 の如 く,培 養48時 間 に比 較 成 長 価28.90を 認 め るに 過 ぎず,死. 後48時 間 例 に. 比 し著 明 な る減 退 が確 認 され る.細 胞 密 度 に於 て は 第7図 の 如 く,密 度 指 数 に 於 て も培 養6時 あ る が,培 養 全 期 を通 じて 前3例. 間 に53で. よ り明 らか に 劣 り,. 増 生 帯 密度 で は 中 間部 と周 辺 部 の差 か著 明 とな る.. に 於 て は 培 養直 後 に僅 か0.05の 平 均 貪喰 度 を得 たの み で あ り,生 体 染 色 の 観察 で は 死 後染 色 の様 相 を呈 し成 績 と して 取 り難 い. 第4章. 総括 並び に考 按. 以 上 の成 績 を得 た の で以 下 総 括 し,先 人 の業 績 を.
(7) 骨 髄 組 織培 養 に関 す る基 礎的 研 究. を経 過 す るに従 つ て早 期 に発 現 す る様 にな り,死 後. 参 照 しつ つ 検 討 を加 え る. 1.. 4645. 12時 間, 24時 間, 48時 間 と死 後 時 間 の長 い 程 平 均 染. 細胞 増 生. 先 ず 比 較 成長 価 で は,人,家. 兎 共 に死 後 時 間 を経. 色 度 の 低 下 が早 く認 め られ る.死 後72時 間 及 び120. 過 す る に従 つ て比 較成 長 価 は次 第 に低 下 す るが,何. 時 間 骨髄 で は培 養 初 期 に は死 後短 時間 例 に比 し比 較. れ も死 後72時 間 に於 て一 層 著明 で あ る.人 及 び家 兎. 的 高 い 平均 染 色 度 を 示 す が,夫 々培 養6時 間, 24時. 両者 の比 較 で は,年 令 別 の成 績 と同様 家 兎 に於 て 比. 間 に 染色 顆 粒 は全 く褪 色 す る.家 兎 に 於 て も略 々同. 較成 長 価 は高 値 を得 た.斯. 様 な 経過 を示 し,死 後12時 間, 24時 間, 48時 間 の順. くして死 後120時 間 の 実. 験 で は,人 骨 髄 に 於て は,培 養12時 間 目比 較成 長 価. に 死 後 時間 の 経 過 に従 つて 平 均 染 色 度 の 低下 が早 く. 4.45に て増 生 は中止 し,以 後 培養 不 可能 な る に も拘. な る.死 後72時 間 及 び120時 間 の 平 均 染 色度 は,培. らず,一 方家 兎 で 帽最 小限 度 に観察 可能 な程 度 迄 に. 養 初期 に は両者 並行 す る も,培 養5時 間 に至 り急 激. は増 生 し,培 養48時 間 目の比 較 成長 価 は4.98で あ る.. に低 下 し染 色顆 粒 は培 養24時 間 で は殆 ん ど褪 色 す る.. 次 に増生 帯 細 胞 密度 の 観察 で は,人 及 び家 兎 骨髄. 以上 総 括 した 事項 を検 討 す る と結 局,人,家. 兎共. 共 に死 後 時間 を経過 す るに従 い 密度 指 数 は減 少 の 一. に死 後 時 間 を経 過す る に従 い,そ の 骨髄 機 能 は次 第. 途 を 辿 るが,人 の死 後12時 間 の み に於 て は培 養3,. に衰 微 す る こ とが明 白で あ る.偖,以. 12, 24時 間 目 に於 て死 直 後 の密度 指 数 を凌 駕 す る結. 養 に依 る死 後 の骨 髄 機 能 を 検 索 した 業績 は全 くな く,. 果 を得 た.. その 他 の研 究 方 法 に於 て は,形 態 的 な骨 髄 細 胞 死 後. 2. a). 細 胞機 能. 変 化 を追 求 し た 例 で はNeumann45),. 遊 走速 度. Markoff43),. Damesheck34),. 前 よ り組 織 培. Naegeli44),. Schilling田), Reiter50). 人 好 中球 及 び偽 好 酸 球遊 走 速度 の 観察 で は,細 胞. 等 の 死 後短 時間 の 検 索 が あ り,そ の 後 稗 田19)に 依. 増 生 と同様 矢 張 り死 後 時 間を 経過 す れ ば,遊 走 速 度. り比 較 的長 時 間 に 渉 つ て 検索 され た 例 を み る こ とが 出 来 るが,細 胞 を 機能 的 な面 よ り観 察 した もの は 坂. は次 第 に 減退 して くる. 即 ち,人 好 中球 で は死後72時 間 の培 養 で は培 養48 時間 に,死 後120時 間 例 で は培 養24時 間 にて 遊 走 性. 野12)の 研 究 が あ るに 過 ぎな い. 即 ちNeumann45)は,死. 後の 骨髄 穿 刺 に依 る骨 髄. は消 失 し,次 で家 兎 偽好 酸 球 で は死 後120時 間 例 に. 像 か ら,生 前 に 於 け る状 態 を正 確 に 知 る こ とは不 可. 於て 培養48時 間 に到 れ ば最早 遊走 性 は認 め られ な い.. 能 で あ る と述 べ, Markoff43)は. b). 墨 粒貪 喰 能. 死 後 時間 別 骨髄 培養 の貪 喰能 の 観察 で は人好 中球. 死 戦 期 に於 け る骨. 髄 穿 刺 に依 る骨髄 像 で は 既 に, Myelocytenは. 増加. し,桿 状 核 細 胞 は 減 少 し,エ オ ジ ン嗜好 性,リ. ンパ. 及び 家 兎偽好 酸 球両 者共,細 胞 遊 走 速度 の 成績 に準. 球,塩 基嗜 好 性 各 細 胞 及 びMyeloblastenは. 変化せ. じて,死 後 時間 の経 過 に従 つ て平 均 食喰 度 は次第 に. ず と辻 べ,又,. 低 下 す るが,共 に死 後72時 間迄 は貪喰 能 を 有 す る こ. 像 に於 て,既 に骨 髄 細 胞 は仮 性 壊 死 を お こ し染 色 不. とを確 認 した.殊 に家 兎 で は,死 後120時 間 で も培. 充 分 とな る と云 つ て い る. Damesheck34)は. 養 直 後 に は僅 か乍 らで はあ るが,貪 喰 能 を有 す る こ. 骨 髄 像 に 於 て,死 後少 くと も2時 間 後 に は細 胞 に変. とを知 つ た.又,時. 化 が来 る と 云 い, Schilling53)は 死 直 後 に は 骨髄 像. 間 的推 移 よ りみ る と,培 養 初 期. よ り次 第 に平 均 貪喰度 は増 加 し,培 養3時 間,. 4時. Naegeli44)に 依 れ ば 死 戦 期 に は骨 髄. は, Myelocytar乃. 至 はMetamyelorytarと. 同 じく. な り中. 間 に於 て最 高平 均貪 喰 度 を示 す に至 るが,之 に略 々. 性嗜 好性 細 胞 は5〜20%に. 最 高遊 走 速度 を 示す 培養 時 間 に 一致 す る.次 に 細 胞. %に 過 ぎ ず, 6時 間 後 に は中 性 嗜好 性細 胞 は1%に. 増 生 帯 を観 るに,総 て 原組 織 に 近接 した 細 胞 に依 つ. 減 少す る と結 論 し,又,. て 貪喰 せ られ,周 辺部 にて 貪喰 が行 われ る場合 は極. 死 後24時 間 に して 細 胞 は萎 縮 破 壊 す る と云 う.. め て少 く,従 つ て 貪喰 率 は 人及 び家 兎 共 に100%の 値 は全 く得 られな か つ た. c). 生 体染 色. 死 後 時 間 別 骨髄 培 養 の生 体 染 色 の 観 察 で は,人 で は死 後12時 間 よ り48時 間 迄 の骨 髄 例 で は その 平均 染. 減 少 し,桿 状 核 細 胞 は1. Reiter50)は 骨 髄 像 に於 て. 以上 諸 氏 の実 験 に は,外 的条 件 た る温 度 は全 く考 慮 に入 れ られ て い な か つ た.然 して 稗 田19)は,こ の外 的条 件 下(各 種 室 温)に 於 て実 験 を試 み たの で あ る. 即 ち稗 田19)は,家. 兎 で は大 腿 骨 々髄 を 屠 殺 後 種. 色 度 に於 て,培 養 初 期 に に有 意 の 差 を認 めな い.然. 々な る室温 に放 置せ る屍体 よ り取 り出 し,人 で は死. し培 養 中期 以後 にな る と染 色顆 粒 の 槌 色 は死 後 時 間. 直 後,胸 骨穿 刺液 を採 取 して 種 々な る室 温 に放 置 し.
(8) 4646. 前. 田. 昭. た後,両 者 共 時間 お きに 骨髄 の塗 抹 標 本 を 作製 して. 96時 間 で は細 胞 は殆 ど死 滅 状 態 に 陥 つ て い る所 見 を. 観察 し た結 果,人,家. 得 て い る.. 兎 共 に, 7.2℃ 〜18.6℃ に 放. 置 した 場合 に は1時 間 以 内 に, 29.5℃ 〜33.2℃. に. 私 の 成績 で は,入 及び 家 兎 共 に 死 後72時 間 よ り比. 放 置 した 場合 に は半 時間 以 内 に 退 行変 性 像 を 示 した. 較 成 長 価 の 著 明 な低 下 が見 られ,こ. 骨 髄 細 胞 が 認 め られ る と云 つて い る.. 成 績 と相 似 点 を 見 出 す こ とが 出来 る.. 以上 の諸 成 績 は結 局,生 体 の 死戦 期 に は既 に 骨髄. の 点 稗 田19)の. 次 で細 胞 増 生 帯 密 度 で は,人 死 後12時 間 の 場合 の. に 変 化 が来 り,遅 くと も死 後24時 間迄 に は骨髄 細 胞. み死 直 後 の 密度 指 数 よ り高 値 を 得 た こと は, Rohr51),. は萎縮,破 壊 す る と云 う意 見 で あ る.. 服部18),稗 田19)等 が 死 後 人 胸 骨 々髄 穿 刺 に於 て,. この点 私 の場 合 は,家 兎 で は尾殺 後取 り出 した 大. 死 後 時 間 を経 過 す るに つ れ て一 時有 核 細 胞数 の増加. 腿 骨 を,人 で は手 術 に依 り切 除 した 助 骨 を 直 ち に. を 認 め て い るの に一 応 一 致 す る.然 し乍 ら比 較成 長. 8℃ の 室 温 に放 置 し た もの の骨 髄 培 養 の成 績 で あ る. 価 の 成績 で は逆 の 結 果 を 得 て い るの で,こ こで増生. が,順 次 先 人 の 業績 と比 較 検 討 して み る こ と とす る.. 係 数 を 求 め て検 討 して み る と,培 養 時間 の経 過 に従. 先 ず 比 較 成 長 価 で は,人,家. 兎共 に死 後 時 間 を経. つ て人 死 直 後 で は1.68, 3.15, 2.55, 3.36, 4.80と. 過 す るに従 い増 生能 力(比 較 成 長 価)は 確 実 に 減 退. な り,死 後12時. し,然 も死 後48時 間迄 の骨髄 で は 徐 々 に,死 後72時. 3.24と な り矢 張 り死 直 後 に増 生 係 数 は高 値 で あ り,. 間 に至 れ ば 著 明 な減 少 が 認 め ら れ た.之 に 対 して. 従 つ て 死 後 時 間 を経 過 す る に従 い 細 胞増 生 の減 退す. Naegeli44), Damesheck34),. る こ とが 判 つ た.. Schilling53)等 に よ る死. 後 変 化 出現 は比 較 的早 期 で あ るが,之 等 は総 て 室温 の み の 実 験 で あ るか ら少 くと も私 の 実 験(8℃)よ. このRohr51)等. 間 で は1.75,. 2.45, 2.30, 2.76,. の成 績 と私 の 成 績 の 差 の生 じた所. 以 を考 按 す る に,氏 等 の 観察 の骨 髄 は死 後 数 時間 を. りに高 温 で あ り,従 つて 稗 田19)も 述 べ て い る如 く. 経 過 した屍 体 か ら とつ た もの で あ るので,一 時残生. 退 行 変 化 が 早期 に現 われ た もの で あ ろ う.. に よ り増 生 した 骨髄 細胞 が血 流 の 停 止 の 為骨 髄 内 に. 稗 田19)は 各 温 度 下 の人 及 び 家 兎 の骨 髄 死 後 変 化. 蓄 積 した結 果,有 核 細 胞 数 の増 加 を来 た した もの と. を 形 態 学 的 に検 索 して, 7.2℃ 〜15.8℃ 下 の 骨髄 に. 考 え られ,一 方私 の 場合 は 骨 を8℃. 次 の 様 な変 化 を認 めて い る.即 ち,死 後12時 間 迄 の. した 為,骨 髄 細 胞 の 残生 的増 生 が少 く,従 つて 有核. 骨髄 で は 原 形質 の透 明 化,核 の偏 在 並 に膨 大,顆 粒. 細 胞 の夫 程 の 増 加 は考 え られ ず,而. の 排 列 等 が 多少 認 め られ る.死 後30時 間 で は,原 形. 養 で あ る ので 有 核 細 胞 数 に不 拘,正 確 にそ の時,そ. 質 は溶 解,消 失 せ る もの 多 く,一 部 残 存 せ る も空 泡. の 時 の 骨髄 の細 胞 増生 の機 能 を表 現 して 上記 の如 き. を 生 じ,核 は単 核 化 した もの も2〜3の. 小 塊状 に分. 正 し い成 績 を 示 した もの と云 え よ う.. 裂 し,一 方 で は凹 凸 の あ る小 塊 状 を呈 し,核 内 に空. 次 に細 胞 機 能 観 察 の面 に就 て は,坂. 泡 を生 じ退 行 変 性 著 明 で あ る.顆 粒 は それ 自体 膨 大. の 低温 に保 存. も観 察 が組 織培. 野12)は 疾患. に て病 後数 日後 に急 死 した もの の死 直 後骨髄 穿 刺 に. 又 は縮 少 し,一 部 は 溶解,消 失 して い る.死 後48時. よ る,穿 刺 液 中 白血 球 の遊 走 速度 を測 定 した.即 ち,. 間 で は残 存 して い る もの の 多 くは原 形 質 著 明 に透 明. 37℃ 保 温 箱 中 にて30分 よ り1時 間 半迄30分 間隔 に,. 化 し,輸 廓 不 明 瞭 な るた め恰 も核 と顆 粒 とのみ よ り. 2時 間 よ り5時 間 迄1時 間毎 に観 察 して お り, 1例. 成 る が 如 く見 え,核 は数 個 の 小 塊 状 に分 裂 して い る. を 挙 げ る と その 速 度 は30分 よ り16.3μ/m,. もの 又 は凹 凸 著 明 な る もの が み られ る.死 後96時 間. 15.0μ/m,. で は原 型 を 保 つ て い る細 胞 は殆 ん ど見 られ な く,裸. μ/mの 如 くな つ て お り死 後5時 間迄 は速 度 は 余 り. 核 細 胞 様 の もの,又 は顆 粒 が 散在 して い る もの の み. 減 少 しな い と述 べ て い る.こ の点 私 の 死 後12時 間の. が認 め られ る等 で あ る.. 成 績 で は,細 胞 増生(増 生 面 積,細 胞 密 度)は 勿論. 17.6μ/m,. 20.8μ/m,. 17.8μ/m,. 26.5μ/m,. 18.3. この 様 に稗 田19)は 個 々 の 細 胞 の退 行 変 化 を 観 察. の こ と好 中球 及 び 偽 好 酸 球遊 走速 度 も,培 養 全期 を. して お り,私 の 方 は総 体 的 な 機能 面 を 観察 した もの. 通 覧 して 死 直 後 の 成 績 よ り は劣 るが そ の差 は僅 少 で. で,且 保 存 方法 も全 く違 つ て い るの で両 者 は本 質 的. あ つ て,坂 野12)の 観 察 方 法 及 び 観察 時間 との違 い. な比 較 に はな らな い が,兎 角稗 田19)の 結果 で は人,. は あつ て も同 氏 の 意 見 と略 々一 致 して い る.. 家 兎 共 に死 後 時 間 経 過 に従 い,原 形質,核,顆. 粒の. 墨 粒 貪 喰 能 試 験 及 び生 体 染 色試 験 を骨 髄 の 死 後変. 死 後変 化 が順 次 高 度 とな る過 程 が 記 されて いて,死. 化 の 検 索 に 用 い た例 は今 迄 み られ な い が,私 の之等. 後48時 間 に 到 つ て之 等 変 化 か 著明 とな り,更 に 死 後. を応 用 し た死 後畦 間 別 培 養 の 成 紋 は教 室 角 南7),田.
(9) 骨髄組織培養 に関 する基礎的研究. 4647. 村7)等 の 意見 に則 り,死 後 の 骨髄 機 能 の 消長 を時 間. 腿 骨 々髄 の死 後 時 間 別体 外 培 養 を 行 い,そ の 細 胞増. 経 過 に沿 つ て適 確 に表 明 す る ことが 出来 た.. 生(増 生 面 積,細 胞密 度),細. 胞 機 能(好. 中球 及び. 偽 好 酸 球 遊 走 速度,同 墨 粒 貪 喰能,同 生 体 染 色)を. 即 ち,貪 喰 能 が 細胞 の成 熟度 に関 係 す る如 く,死. 観 察 し次 の 結 果 を得 た.. 後 時間 の経 過 に従 い平 均 貪 喰度 が低下 す るの は勿 論. 1). で,之 は全 く上 記 細 胞増生(増 生 面 積,細 胞 密 度),. 死 後 時 間 が経 過 すれ ば,増 生 面 積,遊 走 速 度,. 細 胞遊 走 速 度 の成 績 と並 行 した結 果 を得 た.生 体 染. 墨 粒 貪喰 能 何 れ も低下 し,生 体 染 色 で は細 胞機 能 減. 色 で は 田村7)の 培 養 経 過時 間毎 の染 色 液 添加 実 験 の. 退 の 証左 た る平 均 染 色度 の増 高 を 示 す.但 し,密 度. 結 果 と同様,死 後時 間 を経 過 した骨髄 程 早期 に,且. に 於 て は人 の 死 後12時 間 に於 て の み 死 後直 後 の 密度. 比 較 的高 い平均 染 色 度 を得,且 染 色 顆 粒 の褪 色 が 迅. よ り増 加 す るが,増 生 係 数 で は矢 張 り死直 後 よ り低. 速 に行 われ た.. 下 す る.. 偖,以 上 私 の8℃. 2). 低 温 度 保 存骨 を 用 い た人 死 後. 死 後 時 間 別 骨髄 培 養 で は,人 は 死 後120時 間,. 家 兎 で は死 後7日 が培 養 可能 な最 大死 後時 間 で あ る.. 12時 間 よ り120時 間迄 の成 績 と,家 兎死 後12時 間 よ. 3). り7日 迄 の成 績 を総 合判 定 す るな れ ば,生 体 死 後 の. 人 及 び家 兎共 に死 後48時 間 よ り72時 間 を 契機. として 骨髄 細胞 機 能 の 衰 微 が顕 著 と な る.. 骨髄 機 能 は 死直 後 に最 も旺 盛で 日時 を経 過 す るに連 れて 低 下 し,人 と家 兎両 者共 一 応 死後48時 間 を 契機 と して,一 段 と著 明 に低 下 す る傾 向 が認 め られ る様. 欄 筆 に 当 り懇 篤 な る御 指 導御 校閲 を賜 つ た 恩 師 平. に思 わ れ る.. 木 教 授,並 び に大 藤 助 教 授 に深 甚の 謝 意 を 表 す. 第5章. 結. (本 論 文 の要 旨は 第18回 日本 血 液 学 会 に 発表 した). 論. 私 は人 及 び家 兎 の, 8℃ 保 存 骨の 肋 け々髄 及 び大. Fundamental Part2.. Studies. Observations. on Bone-Marrow. Tissue. on the cell proliferation,. Culture. wandering. particle phagocytosis, and vital staining according duration in human and rabbit bone-marrow. velocity,. carbon. to the postmortem tirsue culture. By Akira. Maeda. Department of Internal Medidine Okayama University Medical School (Director: Prof. Kiyoshi Hiraki) In. the. functions. observations. vital. staining). both. stored. the. following 1.. at. than after. that death.. 8•Ž. the. bone. and. the. cell. proliferation. neutrophils. marrow. conducted. and. tissue at. lengthening phagocytosis. is. distribution. the. on of. culture. various. (growth. area,. pseudoaosinophils of. the. lengths. of. cell. density). , carbon-particle ribs. of. human. the. postmort3m. and. cell. phagocytosis,. and. femur time,. of and. rabbit. ,. obtained. results.. With. stainability. velocity. in. carbon-particled. cell. carried. (wandering. increased, of. immediately. of tend indicating. human after. time. after. to the. neutrophils death,. fall in. but. death. the. decrease,. the. in. the. growth. and the. as call. growth. growth. the. functions.. zone index. area,. for. is is. ale). wandering vital. velocity. staining. However,. higher lower. at. 12 than. the the. hoursf that. and average. density ater. of death. immediately.
(10) 4648. 前. 2. 120. As for. hours. enable. after. the 3.. striking. bone-marrow. death. culture. Both the. the. in human period. in femur. of the. tissue and. 田. 昭. culture 7 days. according. to the. in rabbits. are the. lengths maximum. of postmortem limit. time,. permissible. to. bone-marrow. and. between. rabbits. the. 48 to 72 hours. diminution after. death. in. the as the. bone. marrow. damarcation. functions line.. becames.
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