もしかしてその症状は「高次脳機能障害」かもしれません
事故や病気の後「ものごとに集中できない」「ものが覚えられない」「やる気がなくなった」「すぐに かっとなる」・・・など、気になったことはありませんか?
事故や病気が原因で脳の一部が損傷したことで「高次脳機能障害」という症状がおこることがあり ます。記憶・注意・行為・感情・意思などの脳の機能に障害が現れるためです。見た目だけでは障 害があることがわかりにくく、社会的認知度もまだ十分とはいえず「見えない障害」と言われていま す。自分でも気づかないことが障害の特徴にもあるため、気になる方はチェックリストで確認してみ ませんか。
Q1.過去に脳の病気または脳を損傷する事故にあった □脳血管障害(脳出血・脳梗塞・くも膜下出血) □脳腫瘍
□脳炎 □低酸素脳症
□交通事故・高所からの落下・スポーツ事故・暴力などで頭を打ちけがをした。けがはなかったが 意識を失うことがあった。
★上記のいずれかに☑が付いた方はQ2に次に進んでください
Q2.次のような障害があることで生活上の問題となっている 【注意障害】
□気が散りやすく、落ち着きがない、集中できない □単純作業でもミスが多く、同じミスを繰り返す □周りの状況を判断せずに、行動を起こそうとする □同時に複数のことに気配りができない
【記憶障害】
□事故や病気以前のことは覚えているが、新しいできごとを覚えられない □何度も同じ話や質問を繰り返す
□物の置き忘れが多く、置いた場所を忘れる □服薬や食事、自分の話したことを忘れる 【遂行機能障害】
□ひとつのことにこだわって、次の作業にすすむことができない □いきあたりばったりで自分勝手な行動をする
□段取りや優先順位をつけてものごとを進めたり、最後までやり遂げることができない □間違えた時の修正や急な予定変更に対応できない
□思うようにならないと大声や暴力暴言がある □やる気が出ない(ように見える)
□感情のコントロールがうまくいかない □無制限に飲食したり、お金を使う
★上記のいずれかに☑が付いた方はQ3に進んでください ただし、症状は一例でこの他にもいろいろな症状があります。
Q3.脳の画像検査の結果
□脳のCTやMRI検査で上記のような症状の原因となる損傷が確認された
□画像検査でははっきりわからないが、診断書により過去に脳の損傷の原因となる事実が確認で きる
★上記のいずれかに☑が付いた方は、「高次脳機能障害」の可能性があります。
診断を受けたい、高次脳機能障害の情報が欲しい、症状の対応方法が知りたい、障害者手帳の取 得や利用可能なサービスが知りたい、リハビリの方法を知りたい…などお困りの場合はお気軽に ご相談ください。
区では、高次脳機能障害でお困りの方やそのご家族への支援を充実させるために各種事業をおこ なっています。
相談事業
専門相談…月1回第2月曜日(予約制)
一般相談…随時(電話・来所)来所の場合は要電話予約 普及啓発事業
広く区民の皆様にもご理解いただくため「高次脳機能障害」の広報活動や講演会を開催 医療・保健・福祉関係者対象に研修会実施
通所事業
自立訓練や地域活動支援センター(対象は64歳まで) 自主グループ活動(年齢制限なし)
家族支援事業
家族セミナーや家族交流会の開催
その他高次脳機能障害の方が地域で安心して暮らすことができるよう、医療・保健・福祉・就労支 援などの各機関と連携しています。