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学位論文題名Characterization of Theileria parasites and their vector ticks in Thailand

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Academic year: 2021

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博士 (獣 医学)    ノ ッポ ンサ ラタフ ァン

     学位論文題名

Characterization of Theileria parasites     and their vector ticks in Thailand

(夕イに分布するタイレリア原虫とその媒介ダニの研究)

学 位 論 文 内 容 の 要 旨

  夕 イレ リ ア原 虫は ダニ に媒 介さ れ、世界中の多く野生動物や家 畜に分布している。こ のうち良性夕イレリアとして知られるTheileria sergenti/buffeli/orientalis原虫はウシに 感染し、発熱と貧血を呈す。今回 、夕イに分布するタイレリア原虫を明らかにするため、

夕 イ レ リ ア 原 虫 ピ ロ プ ラ ズ ム ス テ ー ジ の 表 面 蛋 白(MPSP)遺 伝 子 を 増 幅 す るPCR法 で 解 析 を 行 っ た 。PCR法 に は6セ ット のプ ラ イマ ーを 用い たが 、こ のう ち3セ ット は、 そ れぞ れT.sergenti p32,Zbuffeli p33/34ならびにThai型原虫MPSP遺伝子を特異的に増幅 する 。残 り の3セッ トは 型特 異的 プラ イマーとしてそれぞれZ sergenti池田株(I型)、

千 歳 株(C型 ) な ら び にZbuffeli‑Warwick株(Bl型 )MPSPの 各 型 を 特 異 的 に 増 幅 し 型 別 で き る 。 こ れ ら の プ ラ イ マ ー を 用 いPCR法 を 実 施 し 、 以 下 の 成 績 を 得 た 。   ま ず1998年 、 夕 イ の4地 区 の 乳 牛 と 肉 牛 よ り タ イ レ リ ア 原 虫28検 体を 分離 し、PCR 法で 解 析し た。28検 体中 、14検体 はThai型 であ り、6検体 はZ *s'ergenti型、5検体はZ sergentiとThai型の混在、2検体はZsergentiとZbuffeliの混在で、残り1検体はZsergenti Z buffeliとThaiの3型の 混在 であ った 。 これ らの28検 体を 型特 異プ ライ マー を用 いた PCR法 に よ り 型 別 を し た 。 そ の 結 果Zserger顫 型MPSPを 保 持 す る 原 虫 はC型 で あ り 、 I型 は 検 出 さ れ な か っ た 。Z6幼 めMPSPを も つ 原 虫 はB1型 に 型 別 さ れ た 。 そ の 結 果 、 夕 イ 分 離28検 体 に は 主 にnai型 とC型 原 虫 が 含 ま れ て い る こ と が 明 ら か と な っ た 。   次 に1999年 か ら2000年 に か け タ イ 全 国16地 区 、214頭 の 牛 、33頭 の 水 牛 、 計247 検体 よ りPCR法 でタ イレ リア 原虫 の 検出 を行 った 。そ の結 果、204(82.6%) 検体から タ イ レ リア 原虫 が検 出さ れた 。そ のう ち138検体 (67.6% )か らは 襾ai型原 虫が 、17 検 体 (813% )か らはC型 原虫 がそ れぞ れ 単独 で検 出さ れ、49検 体(24% )か らは 冊ai 型 とC型 の 両 者 が 検 出 さ れ た 。 こ の結 果 、夕 イに 分布 する タイ レリ ア原 虫はThai型と C型 で あ る こ と が 明 ら か と な っ た 。 夕 イ に 分 布 す るZぷ ゲ 緲 ガC型 原 虫と 日本 のC型原 虫 ( 千 歳 株 ) のMPSP遺 伝 子 の 比 較 を す る た めMPSP塩 基 配 列 の 解 析 を 行 っ た 。 そ の 結果 、 夕イC型 原虫 は塩 基配 列で 千 歳株MPSPと.87.8%の相同性しか示さず、 インドネ シ ア ・ ジャ ワ島 から のタ イレ リア 原虫 のMPSPとは9613%と 高い 相同 性を 示し た。 分子 系 統 樹 解 析 か らThai型 と タ イC型 原虫 は これ まで 知ら れて いる 良性 夕イ レリ アと は異 なった系統樹を示し日本のC型とも異なっていた。

  最 後に これ らタ イに 分布 する タイ レ1jア原 虫の 媒介 ダ ニを 知る ため タイ に分 布す る Haemaphysalis bispinosaとBoophilus microplusによる伝播を検討した。〃.bispinosaの若 ダニ をタ イレ リア 原虫 感染 牛に 吸血後、脱皮させた成ダニ を摘脾牛に吸血させて原虫が 伝播されるか否かを検討した。その結果、〃. bispinosa成ダニはタイレリア原虫を伝播

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した。また原虫感染牛のピロプラズムを吸血したオスのB, microplusの唾液腺からのス ポロゾイトを子牛に接種し伝播をみたところ、やはり伝播が成立した。これらの結果か ら、〃. bispinosaとB.microplusは、夕イに分布するタイレリア原虫の生物学的伝播の 可能性が示唆された。

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学 位 論 文 審 査 の 要 旨

     学位論文題名

Characterization of Theileria parasites     and their vector ticks in Thailand

(夕 イに分布す るタイレ リア原虫 とその媒 介ダニの 研究)

  タイ レ リ ア原 虫 は ダニ に 媒介 さ れ 、世 界 中の多 く野生動 物や家畜 に分布し てい る。このうち良性タイレリアとして知られる7'heileria sergenti/bu虎ff/D灯ピnぬf西原 虫 はウシに感 染し、発 熱と貧血 を呈す。 今回、タ イに分布 するタイレリア原虫を明 ら か にす る た め、 タ イレ リ ア 原虫 ピ ロ プラ ズム ステージ の表面蛋 白(MPSP)遺 伝 子 を 増幅 す るPCR法 を 用い て 解 析し た 。 さら に 本原 虫 の 媒介 ダ ニに つ い ても 検討 した。

  ま ず1998年、 タ イ の4地区 の 乳牛 と 肉 牛よ ル タイ レ リ ア原 虫28検 体 を分 離 し、

PCR法 で 解 析 し た 。 そ の 結 果 、 これ ら の 検体 中 には 主 にThai型とZsergenti千 歳 株(C型) 原虫が含 まれている ことが明 らかとな った。

  次 に1999年 か ら2000年 に か け タ イ 全 国16地 区 、214頭 の 牛 、33頭 の 水牛 、 計 247検体よ りPCR法でタ イレリア原 虫の検出 を行った 。その結 果、204検体(82.6%)

か らタ イ レリ ア 原 虫が 検 出さ れ 、 タイ に 分 布す るタイレ リア原虫 は主にThai型 と C型 で ある こ とが 明 ら かと な った 。 タ イに 分 布す るZ sergentiC型原 虫 と日 本 のC 型原虫 (千歳株 )のMPSP遺伝子 の塩基配 列解析を 行った。 分子系統 樹解析からThai 型 とタ イC型 原虫 は こ れま で 知ら れ て いる 良 性タ イ レ リア と は 異な っ た系 統 樹を 示 し、 日 本のC型 と も 異な っ てい た 。 最後 に 、タ イ の タイ レ リ ア原 虫 の媒 介 ダニ を 知 る た め タ イ に 分 布 す る マ ダニ で あ るHaemaphysalis bispinosaとBoophilus microplusによる伝播を検討したところ、〃.bispinosaとB.microplusによる、Thai 型 と C型 タ イ レ リ ア 原 虫 の 生 物 学 的 伝 播 の 可 能 性 が 示 唆 さ れ た 。

  以上 のように 申請者は、 タイに分 布するタ イレリア 原虫について、はじめてその 分子 生物学的 性状ならび に媒介ダ ニを明ら かにした 。この成績はタイでのタイレリ

操 男

光 彦

   

   

正 吉

授 授

授 授

   

   

教 教

教 助

査 査

査 査

主 副

副 副

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ア原虫の防疫ばかりでなく、タイレリア原虫の分子系統進化に貴重な知見を提供し

た。よって、審査員一同は、申請者が博士(獣医学)の学位をうける資格を有する

と認めた。

参照

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