キャンパス内光直収ネットワークの構築と運用
上田 浩
∗, 井田 寿朗, 青木 正文, 齋藤 貴英, 酒井 秀晃, 伊比 正行,
高橋 仁, 船田 博, 矢島 正勝, 久米原 栄
2010年
9月
10日
発表の目的と概要. . . 2
なぜ FTTDなのか ? 3
FTTD ネットワークの構築 8
FTTD ネットワークの運用 12
まとめ 18
発表の目的と概要
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多くの大学でキャンパス内 LANの老朽化が問題になっている.群馬大学荒牧地区では,キャン パス内 LANを “光直収ネットワーク (Fiber to the desk, FTTD)” で刷新し平成 22 年 3 月 から運用を開始した.本ネットワークは部屋ごとに 1Gbps を「占有」できる日本で初めての構 成となる.その概要と刷新に至るまでの {技術的,政治的} 手法を包み隠さずお話しする.
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なぜ FTTD なのか ? FTTD ネットワークの構築 FTTD ネットワークの運用 まとめ
第 14 回学術情報処理研究集会 キャンパス内光直収ネットワークの構築と運用 – 2 / 19
なぜ FTTD なのか ? 3 / 19
一般的な学内
LAN多段型のレガシーネットワーク
¤ (P1) 10 年先に使えるか? – ベストエフォートで 1Gbps
¤ (P2) 機器の数に比例して故障 – 部局スイッチの故障対応
は?
¤ (P3)部局ごとに運用がばらばら – 精神的,物理的障壁の一因 – 統一したセキュリティレベ
ルを保つのが困難
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Fiber to the desk : FTTD
各部屋まで光ファイバで直収する LAN
¤ (S1) 部屋ごとに 1Gbps 以上 – 将来の増速が可能
¤ (S2)故障原因が中間に一切無い – 責任分界点の明確化
¤ (S2)集約による運用管理の統一 – 部局ルータの廃止
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先行事例
千葉工大,埼玉大,琉球大など
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よくある疑問
技術革新が進み,光ファイバより良い手法が出てくるのでは ?
¤ 10G Ether への対応のためには結局ネットワーク機器を全て入れ替える必要がある.
¤ 光ファイバは広帯域低損失で半永久的に使える上,さらなる増速が可能のため,長期的にはコ スト削減になる.
愛三電機担当者談
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FTTD ネットワークの構築 8 / 19
予算は獲得したが…
2009 年4 月の補正予算で「施設整備補助金」の交付内定
2008 年 1 月 情報化推進室での承認により平成 22年度概算要求 2008 年 1 月 FTTDが前提の情報基盤システム調達開始
¤ 2009 年 4月運用開始
¤ 「施設整備補助金」では工事はできない – スイッチとメディコンの整備のみ
– 別途学内予算にて光ファイバー 1,668 芯を敷設
¤ 2 つの調達を連携するコントロールが必須となった
ネットワークの概要
FTTD「2.0」:コア側のメディコンが不要
コア認証側:Alcatel-Lucent OS9800 ユーザ側機器:Transition Networks 社製
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MAC
アドレスベース認証
VLANの採用
全学認証アカウントによる認証が全ての基礎となっている
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FTTD ネットワークの運用 12 / 19
ソフトランディング
トップダウンでの変更は困難かつリスクを伴う
¤ 旧来の LAN ,FTTD両方使える構成
¤ 徐々に移行をお願いする
¤ ユーザが機器のMACアドレスを登録するシステムを構築 – 登録後準リアルタイムで接続可能となる
⊲ DHCPによるIP配布
– 紙での MAC アドレス申請はありえない
¤ センターの作業:全学認証アカウントのメンテナンスのみ
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目下移行中
3 月23 日運用開始3 月 23 日 FTTDしかない建屋の教員対象の説明会を開催 4 月 26 日 全教員対象の説明会を開催
5 月 6 日 事務系ネットワークの FTTDへの移行完了 9 月 3 日 教育学部ネットワークの FTTDへの移行完了
¤ 改修工事に便乗して旧ネットワークを停止
¤ 今のところ問い合わせは数件のみ
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ユーザの声
「目に見える」物理的な変化はアピール力が高い 4 月上旬 「いつになったら光が使えるのか? 」
¤ 教訓:説明会は早めに行った方が良い 移行した大学院生 「 youtubeが早くなりました」
図書館司書 「どこでも事務ネットに接続でき便利」
事務系ネットワーク担当者 「 MACアドレス登録により全て把握でき好ましい」
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管理運用側の感想
現在のところ移行率50%ていどで問題は発生していない
¤ ユーザ側メディコン故障の報告は今のところ無し
¤ トラブルがあってもどの部屋かコア側で特定でき便利
¤ 学内再編への対応が容易
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今後の課題
:ユーザとサブネットの紐付け
雇用上の所属と実際の所属が違う人¤ 例:非常勤職員
– 雇用上事務局だが実際の仕事は教育学部
別キャンパスの認証 VLAN 化には綿密なグルーピングが必要
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まとめ 18 / 19
まとめ
:FTTDによるキャンパス内
LANの刷新
将来性の高い,柔軟な運用が可能なネットワーク
¤ (S1) 部屋ごとに 1Gbps 以上 – 将来の増速が可能
¤ (S2)故障原因が中間に一切無い – 責任分界点の明確化
¤ (S2)集約による運用管理の統一 – 部局ルータの廃止
「今後他キャンパスの FTTD化を進めていく」 (センター長) ご清聴ありがとうございました
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