S1V50300 評価キット
プリインストールデモ
ユーザーガイド
評価ボード・キット、開発ツールご使用上の注意事項 1. 本評価ボード・キット、開発ツールは、お客様での技術的評価、動作の確認および開発のみに用いられることを想定し設計されて います。それらの技術評価・開発等の目的以外には使用しないで下さい。本品は、完成品に対する設計品質に適合していません。 2. 本評価ボード・キット、開発ツールは、電子エンジニア向けであり、消費者向け製品ではありません。お客様において、適切な使 用と安全に配慮願います。弊社は、本品を用いることで発生する損害や火災に対し、いかなる責も負いかねます。通常の使用にお いても、異常がある場合は使用を中止して下さい。 3. 本評価ボード・キット、開発ツールに用いられる部品は、予告無く変更されることがあります。 本資料のご使用につきましては、次の点にご留意願います。 本資料の内容については、予告無く変更することがあります。 1. 本資料の一部、または全部を弊社に無断で転載、または、複製など他の目的に使用することは堅くお断りいたします。 2. 本資料に掲載される応用回路、プログラム、使用方法等はあくまでも参考情報であり、これらに起因する第三者の知的財産権およ びその他の権利侵害あるいは損害の発生に対し、弊社はいかなる保証を行うものではありません。また、本資料によって第三者ま たは弊社の知的財産権およびその他の権利の実施権の許諾を行うものではありません。
目 次
1.
概要 ... 1
2.
評価ボードの構成 ... 2
3.
ボードの接続 ... 3
4.
S5U1V50300E0000(NEWCASTLE)の設定 ... 5
4.1 ジャンパーの設定 ... 5 4.2 DIP スイッチの設定 ... 65.
使用方法 ... 7
5.1 デモ実行手順 ... 7 5.2 NEWCASTLE LED インジケータ点灯状態 ... 76.注意事項 ... 8
6.1 DIP スイッチの定義 ... 8 6.2 音声出力端子の注意事項 ... 8改訂履歴表 ... 9
S1V50300 評価キット(NEWCASTLE) Seiko Epson Corporation i
1. 概要
1. 概要
本ドキュメントは、S1V50300 評価ボード NEWCASTLE 版にプリインストールされている、スタンド アローンデモの利用方法を記したものです。
2. 評価ボードの構成
2. 評価ボードの構成
以下の 2 枚のボードを合わせて「S1V50300 評価ボード NEWCASTLE 版」と呼びます。 ボード名 概要 S5U1V10023F0000 (Edinburgh) EPSON 高性能・小型音声認識評価ボード(通称:Edinburgh)。以 下、Edinburgh と呼びます。EPSON 高性能音声認識 LSI、アナログコーデック LSI、シナリオ ライブラリ搭載用外部シリアル Flash メモリなどを実装していま す。 お客さまの製品に簡単に組み込んで評価することが可能です。詳 細は、「S1V50300 評価ボード S5U1V10023F0000 ユーザーマニュ アル」をご覧ください。 S5U1V50300E0000 (NEWCASTLE) EPSON 音声ガイド・音声認識ホストボード(通称:NEWCASTLE)。 以下、NEWCASTLE と呼びます。
EPSON 32bit RISC コントローラ S1C33E07 を実装しています。 Edinburgh、同梱のマイク・スピーカー・USB 電源を接続するこ とで音声認識デモが実行できます。 プリインストールデモ内容については、「S1V50300 評価ボードプ リインストールデモリスト」をご覧ください。 詳細は、S5U1V50300E0000 評価ボードユーザーマニュアルをご 覧ください。
2 Seiko Epson Corporation S1V50300 評価ボード(NEWCASTLE) プリインストールデモユーザーガイド
3. ボードの接続
3. ボードの接続
下図のように NEWCASTLE, Edinburgh ボードの 2 枚のボードを接続してください。 図 3.1 S1V50300 評価ボード NEWCASTLE への Edinburgh ボード接続 特に、Edinburgh を挿入する際は向きに注意してください。 図 3.1 の向きに挿入してください。逆向きに挿入すると評価ボードが破壊される場合がございます。3. ボードの接続
続いて、付属品とスピーカおよび評価ボードを接続します。 図 3.2 を参照の上、以下の 1)マイクケーブル (NEWCASTLE ボード付属) 2)マイク変換プラグ (NEWCASTLE ボード付属) 3)マイク (NEWCASTLE ボード付属) 4)スピーカケーブル (NEWCASTLE ボード付属) 5)スピーカー (NEWCASTLE ボード付属) 6)USB ケーブル (NEWCASTLE ボード付属) 7)USB 電源 (NEWCASTLE ボード付属) と NEWCASTLE を接続してください。※電源供給を USB 電源からではなく、PC の USB などから供給すると、PC の AC 電源ノイズ、USB ノイズが評価基盤上のアナログ回路に悪影響を及ぼすことがあります。電源供給を PC の USB から供 給する場合は、PC はバッテリー駆動にし、他の USB 端子には何も接続しない状態でのご評価をお願 いいたします。
図 3.2 S1V50300 評価ボード NEWCASTLE キット接続
注 1)評価ボードの実装部品および付属品は本写真とは異なる同等品が添付されることがあります。
4 Seiko Epson Corporation S1V50300 評価ボード(NEWCASTLE) プリインストールデモユーザーガイド
4. S5U1V50300E0000(NEWCASTLE)の設定
4. S5U1V50300E0000(NEWCASTLE)の設定
4.1
ジャンパーの設定
以下の図に赤線で示す位置にジャンパーを設定してください。それ以外の箇所にはジャンパーはつなが ないでください。 図 4.1 S5U1V50300E0000(NEWCASTLE)ジャンパーの設定4. S5U1V50300E0000(NEWCASTLE)の設定
4.2
DIP スイッチの設定
DIP SW1 は以下のとおり設定してください。 表 4.1 DIP SW1 の設定 SW No. ON/OFF SW1-1 ON SW1-2 ON SW1-3 OFF SW1-4 OFF SW1-5 OFF SW1-6 OFF DIP SW7 は以下のとおり設定してください。 表 4.2 DIP SW7 の設定 SW No. ON/OFF SW7-1 ON SW7-2 ON SW7-3 OFF SW7-4 OFF なお、この設定は ・ホストインターフェイス =クロック同期式 (SPI) となります。6 Seiko Epson Corporation S1V50300 評価ボード(NEWCASTLE) プリインストールデモユーザーガイド
5. 使用方法
5. 使用方法
5.1
デモ実行手順
①3 章をご覧の上、ボード、および付属品を接続してください。 ②4 章をご覧の上、NEWCASTLE のジャンパー、DIP SW を設定してください。 ③USB 電源を ON にして、評価ボードに電源を供給してください。 ④NEWCASTLE の SW6(リセットスイッチ)を押してください。 ⑤NEWCASTLE の SW2 を押すとプリインストールデモが開始されます。スピーカから発せられる音声 にしたがって、音声対話を行ってください。一連のシナリオの終了後、SW6(リセットスイッチ)を押し て SW2 を押すとデモが再開されます。5.2
NEWCASTLE LED インジケータ点灯状態
プリインストールデモでの動作状態とホストボード上の LED1~LED6 の点灯状態の関係を表 5.1 に示 します。 表 5.1 動作状態とホストボードの LED 点灯状態 動作状態 LED1~LED6 待機時 ホストボード DIP SW(SW1)の設定と同じ 音声再生時 全消灯 音声認識時 全点灯 シナリオ終了時 全点滅(6 回)6.注意事項
6.注意事項
6.1 DIP スイッチの定義
図 6.1 および図 6.2 に DIP スイッチの ON/OFF の状態を示します。■が DIP の位置を示しています。
図 6.1 DIP スイッチが“ON”状態 図 6.2 DIP スイッチが“OFF”状態
6.2 音声出力端子の注意事項
NEWCASTLE の音声出力(コネクタ J8)は、差動出力となっております。音声出力信号を他の信号(特 に GND)と短絡させることはアナログコーデック LSI の故障の原因となりますので、機器等の接続の 際は十分御注意願います。 特に PC などの電源をもつ機器の接続はご遠慮ください。 図 6.3 音声出力端子への機器接続 1 2 “ON”のマーキング SW の No. 1 2 “ON”のマーキング SW の No. センタ アナログ コーデック LSI SPKOUTN SPKOUTP SPKOUTN SPKOUTP J9 2 1 スピーカケーブル NEWCASTLE Edinburgh S1V503008 Seiko Epson Corporation S1V50300 評価ボード(NEWCASTLE) プリインストールデモユーザーガイド
改訂履歴表
改訂履歴表
付-1 Rev. No. 日付 ページ 種別 改訂内容(旧内容を含む) および改訂理由 Rev 1.00 2015/1/16 全ページ 新規 新規制定マイクロデバイス事業部 デバイス営業部 東京 〒191-8501 東京都日野市日野 421-8 TEL(042)587-5313(直通) FAX(042)587-5116 大阪 〒541-0059 大阪市中央区博労町 3-5-1 エプソン大阪ビル 15F TEL(06)6120-6000(代表) FAX(06)6120-6100 ドキュメントコード:412907100 2015 年 1 月 作成