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高周波静電容量測定装置の電極の寸法と配置が測定範囲に及ぼす影響に関する研究 : その5) : フレッシュモルタルにおける空隙深さと測定値の関係に関する実験

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Academic year: 2021

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日本建築学会大会学術講演梗概集 (北陸) 2019年 9月 高周波静電容量測定装置の電極の寸法と配置が測定範囲に及ぼす影響に関する研究 その

5

)

フレッシュモルタルにおける空隙深さと測定値の関係に関する実験 高周 波 静電容 量 電極問距離 空隙 フレッシュモルタル 深さ 1 .はじめに コンク リー ト 工 事 で は 密 に 配 筋 さ れ た 型 枠 内 に コ ン ク リートを 投 入 す る が , 内 部 振 動 機 で 締 固 め を 行 う 一 方 で 型枠 面全 て を 効 率 的 に 締 め固めることは難しいため,脱 型後に充填不良が現れることがある。 筆 者 ら は, 打込 み 時 に 空隙 等 の 欠 陥 を 検 出 で き れ ば 不 具 合 の 発生を 抑 制 で き る と 考 え , 合 板 型 枠 の 外 側 か ら 高 周 波 静 電 容 量 を 測 定 す る こ と で 打 込 み 時 に 空 隙 等 の 欠 陥 を検出する技術をこれまで検討してきた1)。 本研究では合板の内側に設けた模擬空隙の大きさ,位置 を変えた試験体に対し,モルタルを打ち込んだ直後に電極 間 距 離 が 異 な る 仕 様 の 高 周 波 容 量 式 水 分 計 で 測 定 し,静 電容量に関係する測定値の違いを検討した結果を示す。 2.測定装置の概要 測定装置は市販の高周波静電容量式の水分計を用い2 センサ一部の電極間距離を変化させる改良を施している (写真一

1

,写真一

2

)

。測定値は装置が表示するD値を用い た。これは静電容量と関係する値である。 写真一1センサ一部側 写真一2 持ち手側 3.実験概要 3. 1 測定装置の実験因子と水準 測定装置の実験因子は電極問距離とし,表一1に示すよ うに 15mmから 65mmまでの合計6種類とした。 表-

1

測定装置の実験因子と水準 水準 3.2 試験体の実験因子と水準 3.2. 1 モルタル厚さを変化させる実験 準会員 正会員 正会員

0

坂本篤思キ 瀬古繁喜キx 山田和夫料* 型枠に充填するモノレタノレの厚さを変化させる実験の因 子と水準を表 2に示す。試験体の幅は 200mmで一定と し,モノレタル厚さはOmmから IOOmmまで変化させた。 表一

2

モルタル厚さの 実験因子と水準 模擬空隙 水準 会 ﹄ 厚 ・ν J ゐa ' . レJ モ a T B E E -200mm Omm、10mm、20mm 40mm、60mm、100mm 図-

1

模擬空隙の変化方向 3.2.2 大きさが異なる空隙の深さに関する実験 模擬空隙の厚さは 30mmとし,空隙の幅と型枠面から 空隙の深さを変化させる実験の因子と水準を表-

3に示す

。 表

-

3

実験因子と水準 水準 30mm 30mm、90mm Omm、10mm、20mm 40mm、60mm

-

2

模擬空隙の配置状況 3.3 試験体概要 試験体の寸法は 200mm

x

200mm

x

IOOmmとし、模擬空 隙は発泡スチローノレを用いた。型枠の内側の隅はシーリ ングを施した。モノレタノレは表

-

4

に示すような調合とし,

1

パッチの練り混ぜ量を IOLとして モノレタノレを打ち込んで、 す ぐ に 測 定 を 行 っ た。モノレタルの材料は,普 通 ボ ルトラ ンドセメン ト(密 度 :3. 16g/cm3) , 豊 田 市 産(表 乾 密 度 :2.75g/cm3),変性リク守ニンスノレホン酸化化合物とポリ カルボン酸系化合物の複合体のAE水剤を用いた。 表

-

4

モルタルの調合表 3.4 測定方法 測 定 装 置 は 試 験 体 か ら 離して 電 源 を 入 れ , 装 置 を 試 験 体の中央部に押し当て測定値を読み取るまでを l回とし, 3回繰り返して測定した。2回目以降は試験体に再度押し Iぱlu巴nceof L巴ngthand Distanceof Electrodes to Measuring Range of High-Frequency Capacitanc巴Sensor P創t4:Inf1uence ofVoidLocation to Frequ巴ncyProperty

SAKAMOTO Atsushi, SEKO Shigeki and YAMADA KazlIo

(2)

空隙幅が90mmの場合のD値と空隙深さの関係を図・6に 示す。電極間距離が 15mmから 55mmでは,空隙深さがO から 10mmにかけて D値が増加した。 これは図・4に近い 傾向であり,

D

値が空隙深さの影響を受けていることを示 している。電極間距離65mmでは、空隙深さ 0から 20mm にかけて D値が増加した。 この傾向は他とは異なり,電 極問距離が大きいときに空隙の深さの影響を受ける範囲 が異なることを示すものと考えられる。空隙幅 30mmと 90mmとでは傾向が異なることから,空隙幅がある程度以 上のときに、D値は空隙深さの影響を受けると考えられる。 ハ U n u n u n u n u n u n u n U ハ U n u n u 0 8 6 4 2 0 8 6 4 2 勺 4 4 4 4 4 噌よ句よ 司 ム [ L a ] 酬 陥 W M 世 絵 m 川 m 川 内 U 内 J 吉 田 係 聞 の 量 0 窓 ︼ 4 叫 電

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静 前 と 一 ︺ 隙 索 引空隊 空 図

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6

5

まとめ ・型枠のみの測定の場合、電極間距離を広くすると静電 容 量 は小さくなり、モノレタルを充填した場合の測定は 逆に静電容量は大きくなる。 -空隙の測定可能深さは空隙深さ Ommから 40mmまでの 範囲である。 ・空隙幅が小さい場合(空隙幅 30mm)では空隙の表面から 少し奥の部分で空隙を検知できる。 ・空隙幅が大きい場合(空隙幅 90mm)で、は表面部分の空隙 を検知することができる。 -いずれの測定においても電極間距離15mmから電極間距 離25mmの静電容量の増加量が最も大きい結果となった。 【謝辞] 本研究はH28~H30 年度科研費(基盤研究(c)課題番号16K06592, 研 究 代 表 者 瀬 古 繁 喜 ) の 助 成 を 受 け て 実 施 し た。 参 考 文 献 1)瀬古繁喜ほか 高周波静電容量測定装置の電極の寸法と配置が測定範囲に及 ぼすJj響に関する研究 その 4)比誘電率が異なる材料における空隙の配置と 周波数特性に関する実験,日本建築学会大会学術講演梗概集 / 20 40 空隙深さ

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空隙深さと静電容量の関係(空隙幅

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)

当てて測定を行った。 3函測定した平均値を測定値とした。 なお,変動係数は 1%以下でありぱらつきは小さかった。 4. 実験結果 4. 1 型枠単体の測定結果 3.2.2の実験の型枠(空隙幅 30mm)を例とし、型枠単体の 測定結果を D値と電極問距離の関係として図

-

3

に示す。 電極間距離 25mmでは D値が大きいが,それ以外では電 極間距離が大きいとD値は小さくなる傾向がみられた。 200r 一一一ー一一ー一一一 180~ーゥも 1印 ~ /...,.,::1於λ に¥mk

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D

値の関係) モルタル厚さと測定値

(

D

値)の関係 モ ル タ ル 打 込 み 後 に 測 定した値から型枠単体の測定値 を差し号│し、た値とモルタル厚さの関係を図・4に示す。 いずれの電極問距離でもモルタノレ厚さが大きいと D値 は大きくなる傾向がみられた。モノレタル厚さ 100mmと比 べるとモノレタノレ厚さ40mm.60mmのD値はほぼ同じか大き い。したがって,測定装置の D値が影響を受ける範囲は モノレタル厚さ40nml程度までといえる。型枠単体の測定と は逆に、電極間距離25mlηを除くと電極間距離が大きいほ どD値は大きくなる傾向がみられた。 200 180 160 戸,140 'E.120 酬100 偽 80 艇 60 絵 40

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酬偽阿佐 60 40 60 電極間距離[1IlTI] 図

4

モルタル厚さと静電容量の関係 4.3 空隙深さと測定値 (D値)の関係 (1)空隙幅が30mmの場合 空隙幅が 30mmの場合のD値と空隙深さの関係を図・5に 示す。電極間距離が 15mmのとき,空隙深さが変わっても D値はほぼ同じであった。電極間距離25nmlから45mmで は,空隙深さが Oから 10mmにかけて D値が低下したロ 電極間距離55mmと65mmでは空隙深さが0から20mmに かけて D値が低下した。図・4と比べると,空隙深さと D 値の関係は反対になるが,この原因は分からない。 (2)空隙幅が90mmの場合 100 80 20 牟GraduateSchool ofEng., Aichilnstitute ofTechnology *キProfessor,Aichilnstitute ofTechnology, Dr. Eng. ••• Professor, AichiInstitute ofTechnology, Dr. Eng.

3

2

*愛知士業大学大学院工学研究科博士前期課程 料 愛知工業大学・教授・博士(工学) *村 愛知工業大学・教授 ・工学博士

参照

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(1)  研究課題に関して、 資料を収集し、 実験、 測定、 調査、 実践を行い、 分析する能力を身につけて いる.