香川大学農学部学術報賃 162
金時人参種子の貯蔵に関する研究 ∬ 種子の人工乾燥に就い て
安 芸 精 一一・
Studies on thestor・age Of theseeds of Kintoki−CarIrOt.,
皿 On the artificialdryingOf the seeds.
SeiichiAK工
(Laboratory of Vegetable Science)
(ReceivedJuly13,1959)
Ⅰ 綿 金時人参種子の採櫨時期ほ6月下旬乃至7月上旬の梅雨時に当り,普通天酎こよって種子の乾燥が行われているが 乾燥に長時間を要し,しばしば乾燥不充分のた捌こ著しく発芽を低下する場合が認められるい本実験ほこの間砥の解 決策と.して人工乾陵を考え,1956年から1958年までの3カ年問に亘り,特に贋用的見地から ①,熱度別に層々異な る含水徳子の耐熱性“④,①の結果に・もとづき熱および熱乳乾燥の有効性④,人工乾燥慢子の長期貯蔵性の3項目 について実験を行ない,2,3の結果を得たのでここにその概琴に・ついて報告する次第である一・ 筒,凍研究ほ森学教授渡辺正一博士の御指導の下に行なわれ,また太稿の御絞閲の労を賜わった・ここに厚く感謝 の憩を表するとともに.,いろいろと実験に御援劫下さった凍学農産避遊学研究室の播谷助教授に対し深謝の患を表す る次訝である、叉凍研究は昭和31年変文部省科学研究費補助により行われたもので併せて謝忘を致する・ ∬ 実験材料と方法 実験材料は毒として本学の附属袋像で採榎栽培した金時人参種子を億閑し,一部一腰農家で採種した金時人参厘子 を倦周した,供詳乾燥機は熱乾燥を恒温静で,熱風乾燥機ほ.凍学の樽谷助教授の作曲した熱風乾燥機を月恥\た・発芽 試験は各試験区共,埴径9cmのシャーレを僚周し,1皿100粒の3乃至4区制で行ない,発芽勢は7日間,発芽率 は16E王問の発芽数を以って示した・・ 簡,実験材料および方法についての詳細は各実験項目において説明する・ Ⅳ 実験および結果 実験1..種子の耐熱性 凍実験は人工選燥する場合の基礎理論として,熟変別に稜々異なる含水種子の耐熱性を知るため,種子含水盈と乾 燥温度,処理時間との相互関係について,同一嘆験を1957年と1958年の2回に亘り,練熟櫨子と黄熱槌子を用い次の 方法で行なった。倫2回の実験綾兼は司様の隣向を示したので,ここに・1957年の結果を示した・ a)緑熟種子(開花後30日目)」司一億子の日乾程度を変えて後手含水急が・38・・2%,34‖9%,32%,1914%のものを 調製し,50ccの指東偶に試料35g入れ,ワセリソで密侵し,それを40OC・45OC,50OC,60Ocの各恒温鶉に置き, 夫々1,3,5,8,12,20,25確聞処理した爪熱処理後は稔で指東椀から種子を取り出し室内に放記し,処理後25日日 に一・斉に発芽謬験を行なった・結果は第1表の如くであるハ 欝1表 種子含水億と乾燥濫度および継続時間との相互関係(練熟毯子) −・‥ .∴ 時間(如う 忘こ 含水盈■\韓11巻 通巻第29啓(1959) 163
備考:(
種子含水凱6436% 上表の如く,毯子この耐熱性は磯子含水盈の低下に伴って増加の傾向を示しているが,各含水ゲル−・・ブ共,発芽率は 各乾燥竃壁を通じて1時間処理で無処理区に比較し著しく低下した.即ち稜手合水魚38。.1%の場合,無処理区26.8% に対し,400Cに.1時間処理で18.4%,450Cに1時間処理で19.1%,500Cに1時間処理は15.9%のようであった。又 含水愚349,320,193%の:場合に.おいても無処埋捌こ対し1時間処哩でいずれも著しく低下した.これ等は練熟種 子に対して耐熱性の低いことを示すものである. b)黄熱種子(開花後38日目1…実験男法ほ緑熟種子の:場合と同様な巧旗で,穣子含水量24。4,178,14い0と10日8% に冒乾で調製し,夫々40,50,600Cの恒温著酎こ置き,そうして1,3,5,8,12,25,45時間熱処理した.発芽試験は 各区とも3区制で,処理後2フ日日に−・斉に行なった,結果は第2表の如ぐである,. 第2表 種子含水盈と乾燥混匿および継続時間との相互関係(賛熟種子) 率 (%) 壷壷¶\軋ぞ 時間(加)備考:(詣寒雲忘謁品
は=32.47% 上表の結果から,種子の耐熱性は種子含水故10“8%の場合,60〇cに2〇時間耐え,含水蓋㍑4.4%の場合,600Cに1時 間以上の処理で著しく発芽が低下する如く,種子含水藍の低下に伴って増加する傾向を示した.黄熱種子は練熟種子香川大学轟学部学術報宅 164 に比較して,耐熱性は比較的高く,人工乾燥の安全,有効性を荒した1安全な継続時問の限界は睦子含水盈24%の場 合に.おいては400Cに20時間,500Cに8時間,600Cに.1時間で,含水藍17.8%の場合でほ400Cに・45時間,500Cに8 時間,600Cに3時間であり,含水盈14%の場合,400Cに45時間,500Cに・12時間,600Cに5時間,叉含水量10・・8%の 場合400Cに45時間,500Cに.45時間,600Cに20時間であった… 以上から実用的に安全な乾燥急襲は400乃至500Cで, 600cでは危険性の大きいことを知ったが,実際に3時間以内に乾燥し得る設備であると600Cまで上げることができるl c)熱変と耐熱性,水夫執はa,bの結果からして租子の闇熱性は囁手合水盈の高低ほ勿論,種子の熱要によって 大きく異なることを知ったが,吏砿熟受と耐熱性との関係を確認するため,開花後30,35,40ヨ冒の種子を用い,夫 々種子含水遮をほぼ一億忙して指菜摘に層侵し5〇OCに17,21,23,25,27,51時間熱処理した.発芽試験は処理後d・ 斉に行なったものである∴結果ほ第3表の如ぐであるり 第3黄 熟摩と耐熱性との関係
ヽ\、\\\\乾燥時間伽)私選 ’\、
発 芽 率 (−%一) 備考‥発芽温度2フ・一360C 上表から,熱望によって耐熱一生ほ異なり,開花後30E‡目の材料に.おいては5〕OCに.51時間処哩で著しく低下し,無処 理区42%に対し29い3%となっているが,35,40日目の材料でほ夫々無処望区と.同様冥ほ絹々高い発芽率を示した. 冥験 2‖ 熱乾燥と熱風乾燥の比較 凍実験は実験1の結果にもとづき,突然ナこ・熱および熱風乾塊の2方法で人工乾燥の有効性を実証せんとしたもので ある山供許材倒は本学の旗場で採喝した葦熟倭子(含水監234%)と一腰贋腐の種子(含水蕊15.7%と.13.9%■)を用 いた.実験方法は持ご大認囁子を人工乾塊ダ‘る場合を考慮し, 第4表こ示す如き,種子懸軍最を2‖5cmと.5cmのこ 破顔没す,乾塊∼孟寛一げ,5〕つCで夫々3将司乾壊した倫乾塊明間恒ま.夫々嘩貸した種子の上部,巾東都,下部の温 度を・調査するとと.もに,乾塊2時l間数は電子せ2〕分毎こ3向島く撹挿した..発芽試験および含水盈の調査は乾焼前と 乾燥後に行なった結果ほ第4表の如くである 第4衆 人工乾燥試験の結果の摘要 甥週堅麹1 一」▲一」_▲「_. 乾 燥 方 法 桂子含水盈(%) 壷哀話†盲姦窟7盲頂 種子の温度(乾旗2時間後) 発 芽 率(%) 乾燥∼吋酎の博さ 上 潮 乾燥請勺=吃焼後 「⊥ 〓 C C O n︶︻〇〇 〇︵=099 4444 O n︶50 55つ山5 9.4 48い5 123、411…5 (熱乾燥) ∴ ・ 二二・ 備考‥※は4時間乾燥区で,乾塊‘3時間後は20分毎に3回良く撹押したけ 上表から,乾頓2時間後の堆萬種子の各部位の濡腰は乾燥方旗によらず熱乾燥および熱風乾燥とも,上部,下部の 温度はいずれも初偶の職場混軒こ近い度数を示しているが,lい央誹は幾分低い=将にD区においては10⊃Cも低かっ たり これほ乾燥端の櫨子含水盟の多少に依るものと思われる乾塊速壁についてほ熱風乾燥乃Di基■と熱乾燥かG区を弟11巻 通巻第29堅(1959) 165 比較した場合,文A区とE区■を比較した場合に・おいていずれも熱風乾燥が熱乾燥よりも早く,含水盈の損失%におい て4∼5%少なくなっている.次にB区と.C区を比較した場合,堆穏盈の少い方が多い場合よりも早く,又E区とF 区.を比較した場合,乾燥温度が400Cよりも500Cの乃が早い..人工乾燥後の発芽ほ熱および熱風乾煩を通じ各区とも, 乾燥前より幾分増加の傾向を示し,乾燥方法に依る差異は認め難い.. 実験 きり 人工乾燥種子の貯蔵陸 封実験ほ人工乾燥種子が笑周的な貯蔵条件下に・おいて,長期間熱傷層なく安全に品質を保持することができるか香 かを知るために行なったものである.実験力潔は実験2において熱および熱風乾燥した造後の種子を債ちに凝5表に. 示す如き貯億万法で室内に1カ年間置き,貯蔵一層期間後に取り出して,種子含水盈と発芽を調査した.発芽試戯は 各区とも4区制で行ったい 倫密使背旗動こはポリエサレゾチエーヴの0…06mmのものを使周した. 結果は第5表の如ぐである〃 第5表 人工乾燥種子の貯蔵試験 (熱 風 乾 燥) 発 芽 率 と.含 水 盈(%) 乾 燥 方 法 貯 蔵 期 間 貯 蔵 方 法
乾燥前】乾燥漬後l3カ月後l6カ月彼】12カ月後
湿 度tJ事 さ 27.8(13.8) 〝(〝) 〝(〝) ′′ し′′1 ケ し′′ ヽ ′′′ し ケ「 34い5(7.5) 30り8(8け8) 27,8(13小8) 34..5(フ=5) 308(8,8) 27い8(13‖8) 7:3.0(12▲9) 66小3(11,.5) 71.3(12、0) 81.0(11.3) フ4‖3(113) 18.8(13.フ) 67.5(10.8) 66.0(].1.0) 72い0(11.0) 70.0(11.0) フ2い5(9,0) 26.0(13.3) 66い0(10.4) 74…0(10い8) 69小3(10.3) 68nO(10.4) 76.3(10、3) 無 処 理 A 無 処 理 室 内 開 放 〝 ポリふチレゾ袋密封 // :34,0(15‖7) 〝(〝) ・′ し′′ \ 〝(〝) 40,3(9.4) 34い0ぐ14,2) 40.3(9.4) 34い0(14.2) 63い5(11.3) 61.5(10.8) 66.8(1191 24u8(13.3) 57、3(11、9) 54.0(11..4) 64..0(10.7) 27.5(15い4)4015.0
無 処 理 40 F 5.0 無 処 理 69リ8(10い5) 70,5(11い0) 74‖0(11.9) 12.5(11.3) (熱 乾 燥) 34‖0(15‖7) 〝(〝) √′l′′ 、 〝(〝) ′′′ し ′′l 〝(〝) 40リ8こ139) 408(11.7) 34.0(15‖0) 40.8こ13‖9) 40.8(11−7) 34−8(14.2) 590(12.1) 61−0(11‖9) 54.0(11.4) 580(12.9) 70.5し12.5) 27.5(15.4) 57い0(11.0) 62.0(11日5) 61一5(10u8) 61小0(12∫4) 62い5(12−い 24…8(13.3) 糾喜:3 無 処 理 針喜:・8 無 処 理 62小0(10い7) 63.8(110) フ0.5(11.0) 65.3(108) 67L.3(10‖7) 12.0(11い3) 備考‥突放期間195フ∼1958年,()内ほ発芽革験時の種子含水盈(%) 第5表から,A,B,C区内の人工乾頗優子は野頗方法の如何にかかわらず,いずれもA,B,C区内の無処理の 室内開放座■に比較して,発芽率の差異は各貯蔵期間後において明確でなく同様の%を示した巾 しかしながらA,8, C区内の無処理密使酎よ貯蔵3カ月眉において著しく発芽率が低下した、次に熱乾燥と熱風乾腺方法に依る熱傷害の 差異はBとCとの40〇C,5cnlの軍内開放区および密栓区■に㌧比較した場合認め難い川 又貯蔵力法に.よる発芽率の差異 ほ凍失敗の密封貯蔵にポリエチレンチュー・ヴの0“06mmを傍用したため,各貯蔵後の含水量を見ても解る如く,室内 開放区と同様の含水盈を示し,差異は認められない・以上より人工乾燥竃子は室内条件下で1カ年間熱傷害なく保持 できることを・知った, Ⅳ 考 察 金時人参種子の採踵時期は6月下旬乃至7月上旬の梅雨時に・当り,天日乾燥ではしばしば乾頗不充分のために著し く発芽カを低下すること.が認められる∴本実験は人工乾燥美深が収麓彼の種子含水故を低下するに安全で,しかも実 用的乃法であるかどうかについて知るために行われたものである・従来農作物の種子の人工乾燥試験は多くの学者に. 依って行われている.G,H.McROSTIE氏(10)はトウモロコシについて,DoN,F.GRABLE氏(3)は70ロムグラスについ て,池閏氏嘗(7)ほ小麦について,萩原氏(G)は刷瓜,トマト,茄子,中杵曹12)は各種のそ菜種子について行ない,い ずれも熱竃漢つ有効性を報告し,叉渡辺氏の著卦16)に依れば各槌の通吼乾燥戯が考秦作製され,実射化しているい山方香川大学爵学部学術報告 166 熱処理による種子の発芽促進効果についての研究も多く,(8)(5)(14)く13)(9)(15)(11)(4)(10)いずれも適当な処理温度と処理時 間に.よって効果的であることが報告されている.中でも人1L乾燥に閲し,G,H,McROS・TIE氏Jl10)と DoN,FGRABLE 氏(8)は将に実用的見地から大盈種子の人工乾燥サーる場合を・考寂し,穣子を安全に乾燥する場合の要因と.して種子含水 盈,乾燥温度および継続時問の3つの条件を挙げている−そうして発芽に.およぼす種子含水盈,乾燥温度,継続時聞 との相互関係の試験の結果,種子の耐熱性は種子含水量の低下に.伴って増加し,熱傷等ほ含水盈の増加に伴って増加 することを認め,特に.GRABLE氏は実際に.,大量桂子を人工乾威する場合は乾燥濫獲が種子含水畳に適合すること が大切であることを報告している.叉一L乃WASHORS民(3)ほトウモロコシで,耐熱性は種芋含水患および熱寛が大 きく作周することを報告しているい 以上のことから凍実験1の結果を考察す■るに,種子の耐熱性は.町10)(8)の結果と 同様の傾向を示し,種子含水盈の増加に.伴って低下した。しかしながら熱壁によってその反応を異にし,練熟種子で は低く,黄熟種子に.おいて上ヒ較的高い結果を得,プロムグラス種子の場合と異なった一.これは磯子の種類によるもの と考えられる∴本実験の結果からして−,人工乾燥する場合においては党ず熱壁を見,更に.含水畳を測窯し,乾燥温度 と.階統時間を決定する必要があると考えられるが,契用的にほ黄熱材料に.おいて安全な乾旗穏壁は400C乃至500Cで, 3時間以内に乾燥し得る装竃であれば600Cまで上げることができる.次に突放2,3の結果について見るにり 森宍験 は実際に人工乾燥を唯,熱および熱風乾燥の2方法で,ニ,三の条件下で一億温掛こ一層時間連続乾燥し,そうして −熱傷害を見るため仙定期間貯蔵してその品質を険討したにすぎない.その結果,安全な含水監(11%以下)(2)にまで低 下するに.熱および熱風乾燥が,将に熱風乾燥が実験1の結果よりも短期間で,しかもユカ年間安全に熱傷害なく保持 することが得られ,人工乾燥の肩効性を戻した.しかしながら,これは1例にすぎず,絶ての場合に適用することは 困簸である,更に層々の条件下で乾燥方法(将に.変温,捜押か回数)を変えて試致する必要があると.考えられる
以上の諸実験の結果より結論すれば,実瑠的に.金時人参種子を人工乾燥する場合,乾燥する塩壁および継続時間の
限界は黄熱種子に対して,3′・J4時間以内に.乾旗し得る装置であれば含水盈14%以下の瞳子でほ.品質を害することな く,6〇OCまで上げることができるい Lかし実際親智者が熱および熱風乾燥機に依って乾燥する場合には穐ヂの乾燥凌 澄が乾燥機の種猥,乾燥機内の容気の携軌種子の大小,堆積の盈,恐坪の回数,乾燥濫蜜の変化等によって大きく 左右され,文,乾旗か進むに.つれて穐子の耐熱性も強くなるのでこれ等のことを充分に考讃して行う必繋があり,実 際には乾燥時聞と乾燥湿度ほ個々の場合に応じて一決窯されなければならない‖ Ⅴ 摘 要 承実験ほ人工乾燥が収橙後の金時人参種子の含水量を低下するに.安全で,しかも実用的方法であるかどうかを見出 すため1956年から1958年に亘って行った.. 結果の大要は次の如くである‖ ① 種子の耐熱性は種子の熱更によって異なり,舞熱徳子において高かった葉熟種子に対する安全な乾燥温度は 400∼500cで,乾燥時間の限界は含水遠24%の場合,400cに20時間,500Cに.8時間,6〇ウCに1時間で,又含水盈1フ…8 %の場合に.おいてほ400Cに45時間,500Cに8時間,600cに.3時間であった(襲2)一. ④ 金時人参暁子を長期間貯蔵する場合,貯蔵罰安全な含水量(11%以下)を得るためには熱乾旗よりも熱風乾燥 が有効であった. ㊥ 人工乾燥種子は室内条件下で1カ年間安全に保持することができた 参 考 文 献 (1)安芸粍」・,汲辺正一・:香川於大学術被告,7,(1) (5)HoDGSON,H、J小:Agァ∂乃.ルぴγ一,41(畑,53レー533(1949) 31−・35(195S). (6)萩原十:園芸学会閻和30年春季大会講演要旨, (2)】_, ド‥香川大学農学部学術報告,10 (1955)い (1),2フーー28(1959)1. (7)池田利行,柴崎照治:蹟及園,10(6),149、7∼1501 (3)GRABLE,Dc)N F.‥AgYOn.IouY。49(3),161∼165 (1935)‖ (1957)‖ (8)近藤万太郎著:前編,某京,茎賢望(1933),. (4)GRIFFEIli,WL,HARRISON,CM:AgYOnJouY, (9)LuNDEN,A0.,KINCH,RC‥AgYOnhuy=,49(3), 46(4),163∼167(1954)‖ 151∼153(1957)第11巻 通巻第29旨(1959) (1Q)McROSrIC,G.且:Agyon・・.ルuY,41(9),425∼429(1949) ㈹ 前田正:種菌界,10(5),卜4(1957) 咽 r国服卜・郎:園学雑,27(1),32−−45(1958) ㈹ STONE,E甘:A抑汐・わ卯・・ββg」リ38(5)368一一:372(1951) (切 WoLHOOD,ⅤいT,:Agγ0紹.ル〟γリ48(3),141∼142 167 (1956) 個 輝辺正一・,安芸精一・:香川大学袋学部学術報告,10 (1),20∼26(1959) 個 渡辺鉄四郎著:慕鼠,博友社(1955) 且Ⅵ 安田貞雄著:槌子生産学,養梵望,154′・■156(ユ954).
Sllm m a r y
The expe工iments were perforrned董rom1956to1598to determineif artificialdryingis a safe and practicalmethod oflowering moisture content of KintOki−CarrOt Seed$after harvest・The principal results obtained were as follows:
(1)Theheat resistanceof$eedvariedwith thematurityof seed,Showing the highest resistance with the mature seed(38day after flower opening)。Drying temperature was safe for matureseedfrom 40OC to500C and the seed of24.4%moisture content were dTied safely for duratior10f treatment at 40OC for20hoursor at50OC for8hours or at600C forlhour,and the seedof17.8%moisturecontent weでe driedsafelyfor duration o董treatmentat 400C for45hoursof at500C for 8 hour$Or at 60OC
for3I10uユS(Table2).
(2)For thelong period storageof seed,the seed moisturemustbebelowll%beforestorage,and