• 検索結果がありません。

<4D F736F F F696E74202D CF68A4A94C5817A8AEE8F FD890AD8DF482F08F8482E993AE8CFC5F E

N/A
N/A
Protected

Academic year: 2021

シェア "<4D F736F F F696E74202D CF68A4A94C5817A8AEE8F FD890AD8DF482F08F8482E993AE8CFC5F E"

Copied!
39
0
0

読み込み中.... (全文を見る)

全文

(1)

基準認証政策を巡る動向

経済産業省

基準認証政策課

課長 野田耕一

(2)

目次

1.ビジネスと国際標準

2.現在の政府及び経済産業省の取組

3.今後の国際標準化政策について

(3)
(4)

■ 「技術だけでは勝てない時代」の到来

○グローバル化の進展に伴い、技術のみでは十分な競争力が確保できない状況が顕

在化。

○技術力とともに、国際標準化を含めたビジネスモデルの構築が企業の国際競争力を

決定的に左右。

出所 小川紘一「プロダクト・イノベーションからビジネス・イノベーションへ」 (IAM Discussion Paper Series #1)

JEITA「主要電子機器の世界生産状況」

日本の世界市場のシェア

世界市場の伸び

(2001年を100とした場合)

出所 デジタルカメラ :JEITA「主要電子機器の世界生産状況」 DVDレコーダー :JEITA「主要電子機器の世界生産状況」 DRAMメモリー : WSTS カーナビ : JEITA「主要電子機器の世界生産状況」 世界市場シ ェ ア (%) 3

(5)

1970年代

1980年代後半

1990年代

2000年前後

現在

垂直統合・自前主義、

同業種切磋琢磨で

世界を席巻

オープン

分業型に

戦略転換

産業空洞化

高度擦り

合わせに

よる国内

回帰

垂直統合

モデルで

世界シェア

喪失

世界シェア喪失

内需拡大策

・立地競争力強化

(法人税減税等)

・域内市場統合

・政府主導共同研究

・知的人材の呼込

・国際標準化

外資規制

競 争

円高

バブル

崩壊

(1991) アジア通貨危機 ⇒産業大再編(韓国) 大胆な投資減税

・プロパテント

・共同研究

争 競 特定品へ の集中投 資

三つの過剰

(債務・設備・雇用) 国有企業改革、 外資導入政策(中国)

戦略分野へ

の集中支援

(クリーン エネルギー、 次世代自動 車)

バブル

欧米の

業協力

モジュール

化モデルで

世界シェア

奪還

デジタル技術

モジュール化

オープン化

世界の付加価値獲得戦略の推移

(6)

○IT技術の向上等により、製品のデジタル化、ネットワーク化、モジュール化が進展。

国際標準化がこれを加速。

○かかる背景の下、アジア新興国を中心に比較優位の国際分業が昂進。技術の高度

化、細分化も相まって、知財の独占、寡占は事実上不可能な状況。

○こうした変化が、企業の知財戦略に変容を強要。

技術を価値につなげるためには、特許だけでも標準だけでも不十分。オープン・クロー

ズ戦略など知財と標準化を組み合わせたより高度なマネジメントが必要不可欠。

物質特許、製造特許、

伝統的クロス・ライセンス

→特許の量と質が企業の競争

力に直結

・中央研究所方式

・垂直統合型経営

・知財が市場への高い参入障壁

を形成

製品を構成する必須特許の数の増大、

国際標準化の中のパテント・プール

→特許がビジネス・コストにトータルで

及ぼす効力が相対的に減少

・オープン・イノベーション

・比較優位な国際分業

・複合的な知財マネージメントによる

市場の支配

国際標準化により 技術伝播スピードが加速 5

国際標準化と知財マネジメント

(7)

¾「標準を制する者が市場を制する」と言われるように、標準化は市場の拡大を

もたらすメリットがある。

¾一方、差別化を困難にさせ、コスト競争に陥るおそれ。

¾したがって、標準化を収益へと結びつけるには、事業戦略を明確にした上で、

作りたい標準は自ら提案し、不都合な標準は作らせない等の、戦略的かつ積

極的な取組が不可欠。

事業戦略を踏まえた戦略的国際標準化の重要性

事業戦略を踏まえた戦略的国際標準化の重要性

IBM-PCによるパソコンの標準化は、

市場の爆発的な拡大をもたらしたが、

IBMのビジネスとしては???

機密性2 市 場の拡 大 時間 市場創出 市場拡大 市場成熟 市場拡大戦略の構築 差別化・競争戦略の構築 標準化を活用してどうやっ て市場を拡大するか 標準化を活用して 市場からどうやって 利益を回収するか

戦略的な国際標準化の重要性

(8)

国際標準の活用類型とその事例

国際標準の

類型

標準の活用内容

事例

標準のタイプ

標準による影響

性能基準設定

タイプ

事実上、日本企業の技 術でしか実現できない性 能レベルを国際標準の 中に設定。 一定水準の安全性を確 保するために必要となる 基準を設定。 ・蓄光塗料 (根本特殊化学)

性能基準

性能評価方法

当該製品分野のシェアの90%を獲得(根本 特殊化学)。 <“特許”との組合せ> ・水晶デバイスの品 質グレード分類 (日本電波工業)

性能基準

日本の製品はハイグレードに分類され低価 格製品と差別化。高品質な日本製品の販売 を促進。<“ブラックボックス”との組合せ> ・生活支援ロボット 等

安全規格・基準

・新技術に対する消費者の不安を払拭する ことにより市場を拡大。 ・技術的に先行する状況で市場を創出、獲 得することにより優位的地位を確保。 <“特許・ブラックボックス”との組合せ>

最適仕様設定

タイプ

自社製品の特性に合わ せた仕様を国際標準化。 ・DVD‐R用アゾ色素(三菱化学メディア)

仕様標準

DVD‐Rドライブの仕様を定める国際標準を、 自社の製造する色素に最適な仕様に設定。 DVD‐Rディスクを製造する企業の大半が同社 から色素を購入。<“特許”との組合せ>

接続(互換)性

確保タイプ

インターフェースやフォー マット等を国際標準化。 ・MPU(インテル)

インターフェース

標準

周辺領域を標準化・公開し、アジア企業と連携す ることで、製品全体の価格を低減、普及を促進。 他方、低価格化競争から保護。普及に伴い自社 製品へのニーズは量的に拡大。高収益を維持。 また、コア技術が全体を支配。 <“特許・ブラックボックス”との組合せ> ・デジタルカメラ (CIPA:カメラ映像 機器工業会)

フォーマット標準

画像データフォーマットを標準化することで、ユー ザーの利便性を高め、市場の拡大につなげた。 各メーカーは製品の大部分である摺り合わせ領 域で性能競争。日本メーカーがシェアを維持。 <“ブラックボックス”との組合せ>

政府調達適合

タイプ

自社の技術を国際規格 化。 ・Felica

仕様標準

自社技術を国際標準化したことで、各国政府が 政府調達する際に導入の前提となる環境を整備。 (WTO 政府調達協定) <“ブラックボックス”との組合せ> 7

(9)

2.現在の政府及び経済産業省の取組

-戦略的な国際標準化の推進

-スマートグリッド分野における国際標準化

-アジア諸国との連携

(10)

我が国の産業力発揮に向け、事業戦略と国際標準化を一体的に取り組む

3.標準化を経営の柱に

戦略的な国際標準化への取組

戦略的な国際標準化への取組

戦略的国際標準化に向けた4つの挑戦

戦略的国際標準化に向けた4つの挑戦

4.「認証力」を活用した新市場創出

2.システム思考の導入

1.戦略重点分野の特定

標準獲得の 目的化 強み弱み分析に基づく オープン・クローズ戦略 標準の存在を 前提とした認証 標準が存在しない新分野 で「認証力」を通じた新市 場創出 個々の要素技術 の標準化 全体システムの視点に 立った標準化 分野を特定しない スマートグリッドなど 重点分野を戦略的に特定 産業政策 レイヤー 戦 略 レイヤー 戦 術 レイヤー

戦略分野の特定

スマート グリッド 電気 自動車 蓄電池 ・・・ 個別分野における 知財・国際標準化重要アイテムの抽出 基 盤 レイヤー 適切な知財マネジメント ISO/IEC等での着実な国際標準化活動 人材育成、認証システム強化 現在 今後

国際標準化に関する基本的アプローチ

産業構造ビジョン2010概 要(抜粋)

(11)

戦略重点分野における国際標準化の推進

戦略重点分野

Ⅰ.我が国企業の強み弱み分析に基づ

く事業戦略と一体となった国際標準

化ロードマップの策定

① 標準化せず、クローズにすべき領域

9技術、ノウハウを有する分野

② 標準化し、オープンにすべき領域

9機器、ネットワーク間のインターフェイ

9性能の評価方法

Ⅱ.試験・研究を通じた技術データ等の

取得、国際標準原案の提案

Ⅲ.関係国・機関との連携、国際交渉

国際標準化への取組

(12)

◆ 「知的財産推進計画2010」(2010年5月)において、今後世界的な成長が期待

され、我が国が優れた技術を有する7分野15項目を、まず注力すべき「国際標

準化特定戦略分野」として選定。

◆同分野における標準化ロードマップを含む競争力強化戦略を2011年3月末に

策定。

先端医療 (iPS、ゲノム、先端医療機器)

【責任府省】内閣府(総合科学技術会議)、文部科学省、厚生労働省、経済産業省

【責任府省】厚生労働省、経済産業省、国土交通省、環境省

次世代自動車

【責任府省】経済産業省、国土交通省

鉄道

【責任府省】経済産業省、国土交通省

エネルギーマネジメント (スマートグリッド、創エネ・省エネ技術(LED、燃料電池)、蓄電池)

【責任府省】総務省、経済産業省

コンテンツメディア (クラウド、3D、デジタルサイネージ、次世代ブラウザ)

【責任府省】総務省、経済産業省

ロボット

【責任府省】厚生労働省、経済産業省

「国際標準化特定戦略分野」における国際標準化を通じた競争力強化

「国際標準化特定戦略分野」における国際標準化を通じた競争力強化

重点分野における取組

11

(13)

昨年度末の成果 昨年中の成果 (昨年報告済み) 集中討議による中間 チェック ・予定を1か月前倒し して、11月に実施 ・担当府省に加え、民 間の実務者も参加 ○ 総理指示を受け、直ちに検討を最大限加速。アクションプラン第1弾を取りまとめ、直ちに一部先行実施に着手。 ○ 2月の最終集中討議を経て、3月に「国際標準化戦略(アクションプラン第2弾)」を策定し、4月より全面実施。 戦略検討戦略検討 戦略実施 戦略実施 場の設定 場の設定 4月 4月 9月 9月 10月10月 11月11月 12月12月 1月1月 分野 別案 作 成 指示 アク ショ ン プ ラ ン 第 1 弾 アク ショ ン プ ラ ン 第 1 弾 中間集中討議 中間集中討議 8月 8月 検討の場設 定 検討の場設 定 戦略検討 戦略検討 戦略実施 戦略実施 5月 5月 6月6月 知的財産戦略本部会合 可能なものから 先行して実施 可能なものから 先行して実施 府省 原案 提出 府省 原案 提出 AP第1弾に基づく 府省の検討 AP第1弾に基づく 府省の検討 集中討議による最終 チェック ・中間集中討議の2倍 の時間をかけ、府省原 案を審議 ・担当府省に加え、民 間の実務者も参加 「国際標準化戦略 (アクションプラン第2弾)」 の策定 ・企画委員会及び知財本部 会合で、国際標準化戦略(ア クションプラン第2弾)を策定 4月から戦略を全面実施 ①「知的財産推進計画 2011」に基づく推進 ・戦略の実行を府省に指 示 ・戦略実施に必要な基盤 施策を計画に位置づけ 戦略の実行力を更に強化 22年 22年 23年23年

知的財産戦略本部会合

戦略の全面実 施 戦略の全面実 施 アク シ ョ ン プ ラ ン 第 2 弾 アク シ ョ ン プ ラ ン 第 2 弾 最終集中 討議 追加分野の選定 追加分野の選定 戦略の一部更新 戦略の一部更新 総理 加速 指示 7月~ 7月~ 戦略のフォローアップ 戦略のフォローアップ ②戦略のフォローアップ と追加分野の選定 ・実行状況のフォロー アップ ・追加分野選定の適否 及び追加すべき分野 の検討 ・追加分野の戦略策定 2月 2月 3月3月 知的財産戦略本部会合 知的財産戦略本部会合 ( 持ち 回 り )

国際標準化戦略のプロセス

(14)

1. システムとして海外進出する際には、自らの「競争力

の源泉」を確保しつつ他業種・他社と「つながる」ため

に標準化を活用する事は極めて重要。

2. そのため本研究会では、NISTのユースケースを参

考にしつつ、出口としての事業領域を明確にして、国

際標準化に向けたロードマップを策定。

①スマートグリッドの全体像を俯瞰

②全体像を構成する主な7つの事業分野

※1

の特定

③事業分野を構成する重要システムの特定

④重要システムを構成するアイテムについて、日本

企業の競争優位性、将来市場規模、参入可能

性を踏まえた26の重要アイテムの抽出

⑤重要アイテムに関係するオープン・クローズ

の視点からの標準化戦略の検討

とマクロからミクロまで一貫した議論を行った。

※1 7つの事業分野 1) 送電系統広域監視制御システム(WASA) 2) 系統用蓄電池 3) 配電網の管理 4) デマンドレスポンス 5) 需要側蓄電池 6) 電気自動車 7) AMIシステム ①スマートグリッド全体像 ②7つの事業分野に分解 ④26の重要アイテムの抽出 電気自動車 配電網の管理 パワコン 急速充電器の カプラ形状 …… I/F 通信プロトコル 試験方法 ③事業分野を構成する重要システムの特定 分散型電源用パワコン の系統連系技術 急速充電器 ⑤標準化テーマ 13

「次世代エネルギーシステムに係る国際標準化に関する研究会」における基本的考え方

(15)

研究会では、スマートグリッド全体を俯瞰しつつ、以下の26の重要アイテムを特定すると

ともに、そのために必要な国際標準化ロードマップを策定。

研究会にて特定された26の重要アイテム

1 送電系統広域監視制御システム

14 定置用蓄電システム

2 系統用蓄電池最適制御

15 蓄電池モジュール

3 配電用蓄電池の最適制御

16 車載用蓄電池の残存価値評価方法

4 ビル・地域内の電池の最適制御

17 EV用急速充電器・車両間通信

5 蓄電池用高効率パワコン

18 EV用急速充電器用コネクタ

6 配電自動化システム

19 EV用急速充電器本体設計

7 分散型電源用パワコン

20 車載用リチウムイオン電池安全性試

8 配電用パワエレ機器

21 車両・普通充電インフラ間通信

9 デマンドレスポンスネットワーク

22 インフラ側からのEV用普通充電制御

10 HEMS

23 メーター用広域アクセス通信

11 BEMS

24 メーター用近距離アクセス通信

12 FEMS

25 AMIシステム用ガス計量部

13 CEMS

26 メーター通信部と上位システムとの認

証方式

研究会にて特定した重要アイテム

(16)

JSCA(事務局NEDO)

会長:東芝 幹事会社:伊藤忠商事、東京ガス、東京電力、東芝、 トヨタ自動車、日揮、パナソニック、日立製作所、三菱電機

国際標準化WG

主査:九州大学 委員:関西電力、シャープ、ソニー、東京電力、東芝、日本電機、パナソニック、 日立製作所、富士通、富士電機、三菱電機、明電舎、日本規格協会 オブザーバー:電力中央研究所、電源開発、日本情報処理開発協会、 電子情報技術産業協会、三菱総合研究所 系統用蓄電池 作業チーム 需要側蓄電池 作業チーム 蓄電池SWG 送配電網管理 SWG EMS SWG 次世代自動車 SWG 通信I/F SWG

パワコン 作業チーム

HEMS 作業チーム BEMS 作業チーム

WASA 作業チーム ガス計量部 作業チーム 近距離アクセ ス作業チーム

スマートコミュニティアライアンスにおける国際標準化検討体制

(17)

○日本にとって、少子高齢化の中、「アジアとともに成長する」ことは成長戦略の基本。

○今後、アジア全体としての内需拡大が必要。(「アジア内需」の拡大)。

○既に日本企業の収益の4割はアジア。アジア新興マーケットの獲得(ボリューム・ゾーン、

膨大なインフラ需要への対応、新たなサービスの提供)は日本の企業戦略の柱。

アジア市場の重要性

アジア 米国 欧州 国内 その他海外 日本の上場企業(890社)の 営業利益の地域別比率 アジアの高い貯蓄 アジア中間層の人口推移 (億人) 1.4 億 人 8.8 億 人 中国 24.9%(2007年) インド 23.5%(2005年) 日本 3.3%(2007年) アメリカ 3.3%(2009年9月) ○主要国の家計貯蓄 ○GDPに占める貯蓄の割合

(18)

我が国経済の持続的かつ安定的な発展を実現していくためには、環境問題への対応や安全・安

心の構築を進めつつ、我が国経済とつながりの深いアジア太平洋地域の経済発展を促進し、そ

れが我が国に波及するようにしていくことが重要。

基準認証分野におけるアジア太平洋地域との協力強化の必要性

○ アジアにおいて環境問題への対応や安全・安心社会の構築 に配慮しつつ経済発展を実現していくためには、省エネ技 術や環境技術を適切に計測・評価する方法の標準化や認 証体制の充実が不可欠。 例) アジアの一部の国では、エアコン等のエネルギー効率を計測す る試験認証機関が未整備

アジア諸国等における省エネ技術等の普及に

は、製品や技術を評価する方法の適切な標準

化とその認証体制を構築することが必要

○ スマートグリッドをはじめとする新たな環境関連技術の実用 化・普及には適切な国際標準化の整備が鍵。 ○ そのためには、米国や近年国際標準化において存在感の高 まりつつある中国・韓国等のアジア諸国との連携が重要。 参考)中国のISO/IECにおける幹事国引受数 6(2000年末) → 29(2008年末)

スマートグリッドなど新たな環境技術の実用化・

普及の加速には、米国や中国・韓国などと連携

し適切な国際標準化を進めることが必要

その実現には基準認証分野におけるアジア太平洋地域との連携・協力が必要

アジア太平洋産業技術・国際標準化協力プログラムを策定し、基準認証分野にお

けるアジア太平洋地域との協力関係を強化する

17

(19)

官民コンソーシアムの創設

官民コンソーシアムの創設

1.新分野における共同研究と国際標準化の一体的取組 ○太陽光発電、スマートグリッドなど新分野の新商品群 創造に向け、アジアとの共同試験・研究や国際標準化 の共同提案を推進 2.エネルギー関連機器に関する実効性ある認証システ ム構築支援 ○我が国の優れた技術・製品が正しく評価されるよう、 エアコン・冷蔵庫等のエネルギー効率の評価方法等を アジアへ普及 3.各国の産業振興に寄与する標準化推進 ○バイオ燃料などアジア各国が技術を有する地場産業 の標準化に協力 4.横断的協力 ① 人材関係(人材交流、人材育成) ② 国際標準化活動協力、認証システム構築協力

プログラムの具体的内容

プログラムの具体的内容

○日本の優れた製品を低価格粗悪品と差別化し、付加価値を獲得するためには、アジア諸国の認証

能力強化がポイント。

○産業界からは、「アジアに展開するためには相手国政府とのコネクションが必要であり、本プログラ

ムが活用できれば、アジア市場進出がしやすくなるので、積極的にサポートしてほしい。」や「アジア

諸国に国際標準化活動に参加してもらうために、本プログラムを活用したい」という声があり。

政府

民間

企業

認証

機関

海外

政府

産総

試験

機関

所要の予算措置

・人材交流・人材育成 ・日本発標準の普及実証事業 など

「アジア太平洋産業技術・国際標準化協力プログラム」の推進体制

(20)

アジア基準認証推進事業(事業概要)

目的 試験機器 メーカー 試験機器 メーカー 認証 機関 認証 機関 研究 機関 研究 機関 民間 団体 民間 団体 日本の民間企業等 ・シンガポール、マレーシア、タイ、インドネシア 他 ・太陽光発電の耐久性加速試験 ・冷蔵庫等の消費電力量評価 ・バイオマテリアルの性能評価 ・人工関節の性能評価 他 ・共同試験・研究 ・専門家派遣、研修受入 ・会議開催 ・設備導入 スキーム 3~5年間 共同実証 ※実施主体には、海外企業、日系企業現地法人も含む。 国 補助 19 事業概要 期待される効果 相手国 協力テーマ 事業内容 ※各国からの要望を踏まえた事業を選定する。 ○グリーン・イノベーション分野、ライフ・イノベーション 分野において、国際標準化、認証能力の向上等に 向けた国際共同実証を実施することにより、アジア 諸国と一体となった成長を実現。 ①太陽電池など、日本製品の強みが適正に評価さ れる性能評価方法等を共同開発。 ②開発した性能評価方法等をアジア諸国と連携しつ つ国際標準として提案。 ③製品性能を「見える化」するため、アジア諸国の試 験機関の認証能力向上をソフト面も含め支援。 ○アジア諸国の試験機関の認証能力向上 させ、優れた性能を持つ日本製品が適 正に評価され、粗悪品が排除されること が期待。 ○結果として、アジア諸国の直面する課題 解決に貢献するとともに日本企業のアジ ア市場拡大にも寄与。

(21)

太陽光発電の耐久性加速試験

アジア基準認証協力推進事業(協力テーマ例)

○アジアの高温高湿環境下で の長期耐久性加速試験方 法等を共同で開発し、その 結果を国際標準提案する。 ○併せて、認証システムの構 築を図ることにより、我が国 の太陽光発電技術がアジア 諸国で適正に評価されるよ うにする。 人工関節の性能評価 ○アジア諸国と共同でアジア人の体型 に適した人工関節のデータベースを 開発する。また、早期の市場化のた めに赤外線サーモグラフィ非破壊試 験による性能評価方法を開発し、国 際標準を提案する。 ○これにより、我が国の「安全・安心」を アジア諸国及び世界に拡げる。 骨形状の計測・解析、データベース化パラメータ例 小転子 小転子-骨頭中心 距離の35%上方 狭部 小転子下方60mm 前後長 髄腔内外側長 前後長 髄腔内外側長 バイオマテリアルの性能評価 ○パームオイルなどの精製時に発生す る残渣から製造されるバイオマテリ アルに関し、日本の技術を用いた性 能評価方法(生分解度や耐久性、難 燃性などの実用性能)を共同開発し、 国際標準に提案する。 ○併せて、認証システムを構築するこ とにより性能の低いバイオマテリア ルの流通を防ぐ。 (生分解度の比較) ○冷蔵庫等に関する共同実証事 業を通じ、アジアの気候等に 適した性能評価方法を開発し、 共同で国際標準を提案。 ○また、アジア各国の試験機関 の認証能力向上を図り、日本 製品が適正に評価されるよう 支援。 冷蔵庫等の消費電力量評価

(22)

【設立年月日】 平成23年1月6日 【設立背景・目的】 国際標準は、接続性・互換性の確保や生産の効率化などへの寄与により、従来から有用性を認められていたとこ ろであるが、それにとどまらず近年、産業競争力強化の観点からも、戦略的な国際標準化活動の重要性が再認 識されているところ。特に、技術進歩の高速化、標準に含まれる技術の高度化がますます加速する昨今、研究開 発段階から戦略的に国際標準化を進めていくことの必要性が強く指摘されている。 しかしながら、研究開発から国際標準化活動ひいては認証に関係する業務までを一貫して遂行できる組織はほ とんど存在していないのが現状であり、技術研究組合制度などの活用により、こうした機能を有する組織の拡充 が求められていた。 このような状況を踏まえ、基準認証に係る施策全般、具体的には、研究開発を中心として規格開発、国際標準 化活動、認証に至るまで、一貫して業務遂行可能な組織として「基準認証イノベーション技術研究組合」を設立。 【組織体制】 組合員数:18機関(平成23年7月現在) 手続中:3機関

基準認証イノベーション技術研究組合

(出典:基準認証イノベーション技術研究組合HP) パナソニック株式会社 一般社団法人DME自動車普及推進委員会 株式会社日立製作所 株式会社テクノファ 三菱電機株式会社 インターテックジャパン 株式会社東芝 一般財団法人日本環境安全研究所 ソニー株式会社 いすゞ中央研究所 富士通株式会社 ナカシマメディカル 日本電気株式会社 一般財団法人日本品質機構 日本電機工業会 シャープ株式会社 産業技術総合研究所 キャノン株式会社 21 財団法人日本規格協会 富士フイルム株式会社 ブリヂストン株式会社

(23)
(24)

■我が国企業の標準化活動に対する認識

○国際標準化活動への参画は、欧米主要国の企業と比べ低調。

○韓国、中国の企業がグローバル市場でシェアを急速に拡大するとともに、国際標準

化活動への取組を急速に強化。

企業の標準関係者ヒアリング内容 ○先進国の中で日本企業のみが、国際標準化を自社のビジネスに関連づけてとらえきれていない。日本の企業内では、国際標 準化専門家の業務評価は総じて低く、退職間際の仕事だと理解されている節がある。 ○分野によっては、市場の拡大を期待しフォーラム標準活動に積極的に参画。 フォーラム標準は自社の意向が反映されやすい、自由度が高い、スピードが速い、自社の事業への貢献度の説明が容易という 点が特徴。 ○他方、デジュール標準については以下の通り。 (1)デジュール標準は公共財としての性格が強いとの認識から自社の利益への貢献度の説明が困難。また、自社の意向が反 映されるか不透明。 (2)そのためフォーラム標準と比べ企業内で優先順位が低位となる傾向。コストの負担を説明することが困難という状況であり、 事業部門でない全社的なスタッフ部門が対応。 (3)大企業でもデジュール標準を専門で担当している人は2~3名程度。 我が国企業における 標準担当者数 (人/社) 各国企業における標準担当者事例○シーメンス(同社役員発言) 「シーメンスは売上げの0.1%を国際標準化に 投入し、コーポレートの標準化統括組織は24 名、全社で2,000人が標準化にかかわってい る。」 (※同社の2009年度の売上げの0.1%は7670万ユーロ) (経団連の国際シンポジウムでのシーメンス社講演より) ○サムスン(日本企業ヒアリング) 「サムスンは標準化部門(研究も含む)に150 名を配置し、7200万ドルを使用」 (一般社団法人情報処理学会運営委員会での講演より) (出展:H19年度知的財産活動調査に基づく) 0.63 全体 0.32 建設 0.35 食品 0.32 繊維 1.48 医薬 0.90 化学 0.67 石油 0.43 鉄鋼 0.49 金属 0.70 機械 1.22 電気 0.88 輸送 0.73 業務 0.61 其他 0.42 情報 0.16 卸売 0.17 其他 1.53 教育 国名 国際標準 提案件数 韓国 20 →

25

中国 11 →

23

アメリカ 8 →

18

日本 22 →

16

IECへの国際標準提案件数 (IEC事務局長講演資料より) 23 (2008.10 ‐ 2009.9) → (2009.10 ‐ 2010.9)

(25)

■現行の国際標準提案制度をめぐる課題

ポイント

具体事例

新技術の市場化には、迅速な国 際標準提案が鍵 ¾国際標準提案にあたり、国内の 調整に時間を要すると、他国に先 を越されてしまう。 「スマートグリッドに関する国際標準分野」では、日本における国際標準提案に 向けた検討に時間を要するうちに、先(2010年9月)に中国から国際電気標 準会議(IEC)に対して、スマートグリッドユーザーインターフェイスに関する提 案がなされた。提案は専門委員会(TC)で審議されることとなり、中国のイニ シアティブが確定。

(26)

■現行の国際標準提案制度の課題

○企業が優れた技術を用いた製品を開発しても、国内調整に時間がかかることなどの問

題から、海外の競合企業に比して、国際標準化・知的財産権の戦略的獲得が遅れ、日

本企業の利益に結びつかない状況。

【標準化の取組意欲減退】

・やる気のある企業の技術がそのまま国際提案されない。 ・個別企業の利益につながる国際標準化提案が出にくい

【国際競争力の低下】

・業界内のコンセンサス形成に相当な時間、労力を要する。 ・コンセンサス形成の過程で、新進気鋭の技術の標準提案 が陳腐化する恐れ。

【研究開発への重複投資】

・標準として採用される技術は業界総意で決まるため、先端技術を 採用することが困難。 ・結果、競争領域が広く残され、重複投資の一因となっているおそ れ。

一業種多企業という我が国特有の産業構造に起因し、コンセンサス型国際標準

提案には以下のような課題が存在。

国際標準発行 国際コンセンサス形成ステージ 国際標準化機構(ISO)・国際電気標準会議(IEC) 企業A (日本) 企業B (海外ライバル国等) 日本企業は海外競合者と比べて 過大なコンセンサス形成コストを負担 国際標準提案 国内コンセンサス 形成ステージ 業種によっては会員 数が100社を超える 業界団体で調整 独シーメンス社、 蘭フィリップス社 など業界旗艦企 業が国内調整を 迅速に終了 25

(27)

【期待される効果】

【国際標準提案までの期間の短縮】

相当な時間、労力を要する業界内のコンセンサス形成プロセ スを省略することにより、国際標準提案に要する時間を短縮 (例:数年→数週間)

【国際標準化の戦略的活用の推進】

先進的かつ競争力を持つ内容がそのまま国際標準提案可能。

横断的分野・新産業分野における提案、中小・ベンチャー企業 等からの提案の活発化。

新技術の国際標準化・事業化にやる気をもつ企業からの迅速 な国際標準提案が期待。

国際標準発行

国際コンセンサス形成

国際標準化機構(ISO)・ 国際電気標準会議(IEC)

少数の提案企業グループ

従来の制度に加え、トップスタンダード制度を新たに設けることにより、これまで国際標準提案が困

難であった技術が迅速に提案可能に。

JISCにおいて提案を審 査。必ずしも国内調整を 経ず、政策的判断により 迅速に国際標準提案

トップスタンダード制度

■新しい国際標準提案制度について

○従来の制度に加え、業界団体等の内部でのコンセンサス形成を要しない新たな国際

標準提案制度(トップスタンダード制度)を創設。

(28)

国際標準発行

国際コンセンサス形成

国際標準化機構(ISO)・ 国際電気標準会議(IEC)

■トップスタンダード制度の活用例①

○ 国際標準化に意欲のある企業グループが、特定の技術等について、国内コンセンサス

形成ステージを省略し、ISO・IECに直接国際標準提案

【活用例】

●中小企業、ベンチャー企業の技術に係る標準 (例)異種材料接合技術 優れた技術を有しながら、経営資源の制約等により業 界活動に参加できない中小・ベンチャー企業は、現在の 工業会をベースとした国際標準化プロセスにおいては、 国際標準化活動への関与が困難。 →トップスタンダード制度は、工業会を経由しないプロセスであるため、業 界活動に参加していない企業も国際標準提案が可能。 ●パラダイムシフトに係る標準 (例)有機EL照明の材料評価技術 新しい技術の出現により、製品としては同じカテゴリに 属しつつも全く異なる国際標準体系の構築が急がれる 分野では、既存技術に対応した工業会は、全く異なる技 術の国際標準化活動に対応することが実質的に困難。 →トップスタンダード制度では、既存の工業会をベースとした国内コンセン サス形成プロセスを省略できるため、国際標準化に意欲を持つ企業が、 業界の枠組みにとらわれず、国際標準提案を行うことが可能。 (例) IEC TC 34 (照明器具) 国内審議 委員会 企業グループ 27

(29)

国際標準発行

国際コンセンサス形成

国際標準化機構(ISO)・ 国際電気標準会議(IEC)

■トップスタンダード制度の活用例②

企業グループ

○国際標準化のための適切な検討の場が存在しない場合(横断的分野・新産業分野等)、

国際標準化に意欲をもつ企業グループは、ISO・IECに直接新しいTC/SCの設置を提

●大規模システムに係る標準 (例)スマートシティの環境性能評価技術 関係する業界が多岐に渡るため、既存の工業 会では統一的な対応が困難。ISO・IECにおい ても、既存の単一TC/SCでは範囲が広すぎて 扱いにくく、新たな検討の場の設置が必要。 →トップスタンダード制度では、意欲を持つ企業が、業界の枠組みにとら われず、扱うテーマに即した枠組みで国際標準化活動を行うことが可 能。 →トップスタンダード制度では、対応する業界が存在しない場合であっ ても、国際標準化に意欲をもつ企業グループが直接国際標準提案可 能。 ●新産業創出に係る標準 (例)人支援産業 新たに出現した産業に係る技術については、対応 する業界が存在せず、コンセンサスを得るための 仕組みがそもそも整備されていないため、国際標 準提案ができない。

【活用例】

既存のTCが 無い領域 Prof. Sanki University of Tsukuba  /  CYBERDYNE Inc.

(30)

■イノベーションの促進に対応できていない認証体制

29

○新技術の迅速かつ円滑な市場化のためには評価基準や認証体制の整備が不可欠で

あるが、現状十分でない。

○欧米では、認証がサービス業として認知され、認証機関の積極的な規模拡大が進む。

○一方、我が国では小規模認証機関が乱立、その能力も欧米の認証機関に比べ十分で

ない。

(*)円の大きさは、従業員の規模を示す。 (*)円の大きさは、従業員の規模を示す。 プロ ト タ イ プ 作 製 事業 化の 可能性 段階 評価基準等が適切に 整備されていた場合 評価基準等が整備さ れていない場合

新技術における認証体制の整備の必要性

研究開発段階から、事業化を見据えて出口戦略(評 価手法の確立、認証機関の整備)を強化することが 必要。 研究開発段階

迅速な市場化

迅速な市場化

・評価手法の確立 ・認証体制の整備 の必要性

日米欧認証機関の比較

0  1,000  2,000  3,000  4,000  5,000  0 20 40 60 80 100 120 140 160 売上高 (億円 ) 事業所立地国数 SGS(スイス) (57,153人) Bureau Veritas(仏) (39,067人) Intertek(英) (25,183人) DNV(ノルウェー) (8,866人) DEKRA(独) (21,925人) TUV‐Sud(独) (13,909人) TUV‐Nord(独) (8,101人) TUV‐Rheinland(独) (13,804人) Underwriters Lab(米) (6,921人) JQA(日) (884人) JET(日) (211人) ( 注) 球の大きさは、従業員数の規模を示す。 出典:経済産業省調査(ULの従業員数・国数は2011年3月、売上高は2008年。その他機関は2009年(年度)事業報告書より。)

(31)

■認証をめぐる課題

○研究開発の実施に当たり、認証の戦略的活用等、市場化までを視野に入れた取組

が不足。

○このため、研究開発の終了後に、評価基準の検討や認証機関との連携を模索する

ケースが発生し、市場への本格投入が遅延。

(例)「消費者に性能を正しく伝

え、粗悪品との差別化を図

りたい。」

市場における差別化

~新技術の性能証明~

(例)「安全基準がないため、製

品事故に伴うリスク(PL訴訟

等)が想定できず、市場参入

に踏み切れない。」

新技術の

社会的受容促進

~新技術の安全性証明~

市場化に際し、認証が求められるケース

(例)「欧州市場に製品を輸出す

るに当たり、欧州指令に適合

していることを示したい。」

海外市場の開拓

~海外の規制等への

対応~

製品

購入者

購入者

安全基準に 基づく評価

市場

参照

購入者

購入者

市場

参照 投入 性能基準に基づく評価

製品C

製品B

製品A

(32)

■認証に対する取組の在り方(提案)

~研究開発と一体的な認証基盤整備~

○研究開発と一体的な新技術の安全性・性能に係る評価基準の策定、パイロット認証

を実施すべきではないか。

○認証機関の研究開発プロジェクトへの積極的参画や共同試験設備の活用等を通じ、

認証機関の新分野におけるノウハウ蓄積、ブランド力の向上を図るべきではないか。

○認証の活用事例の提供等を通じた普及啓発を進めるべきではないか。

(従来)

(今後)

研究開発プロ ジェクトの実施 企業・大学・研究機 関等 研究開発プロ ジェクトの実施 企業・大学・研究機 関等 評価基準の策 定 企業・大学・研究機 関等 評価基準の策 定 企業・大学・研究機 関等 認証 認証機関 認証 認証機関 市場化市場化

研究開発プロジェクトの実施

企業・大学・研究機関等

研究開発プロジェクトの実施

企業・大学・研究機関等 評価基準の策定 企業・大学・研究機 関等 評価基準の策定 企業・大学・研究機 関等 パイロット認証 の実施 認証機関等 パイロット認証 の実施 認証機関等

迅速な

市場化

迅速な

市場化

共同試験設備の活用

31

(33)

■今後期待される具体的テーマ(例)

ISOにおいて生活支援ロボットの安全性にかかる評価基準を策定中。 また、安全性評価に関する認証スキーム構築に向けた取組を、産総研、企業、 大学、認証機関等により推進中。 競合品との差別化を図るため、太陽電池モジュールの寿命に関する加速試験 方法を、産総研、技術研究組合(PVTEC)、認証機関等により開発中。

太陽電池

生活支援ロボット

自動車用充電器

電気自動車(EV)・プラグインハイブリッド自動車(PHV)用充電器について、 関連する国際標準(IEC)及び国内強制法規に対応する認証スキーム構築に 向けた取組を、企業、認証機関等により推進中。 我が国固有の自然環境(台風、落雷等)に対応した風力発電システム の安全性評価基準及び同基準に基づいた認証スキームにつき、企業、 認証機関等により検討中。

風力発電

スマートグリッド

実用化研究が進んでいるスマートグリッドに対応する製品等の海外市場開拓のた め、IECにおけるスマートグリッドの相互運用性(interoperability)※に係る評価基準 の策定に、我が国企業が参画。 ※ 複数の異なる機器を接続したり組み合わせて使用したときに、全体として正しく動作し性能を発揮すること。 新技 術の 社会的受容促進 ( 安 全 性 証 明 )

主な認証の

主な認証の

市場 に お け る 差別化 ( 性 能 証 明 ) 海外市場の 開拓 Prof. Sanki University of Tsukuba  /  CYBERDYNE Inc.

(34)
(35)

事例①:根本特殊化学(株)による蓄光塗料の国際標準化

【ポイント】

○事実上、自社製品でなければ達成できない水準を標準として設定。

従来製造していた自発光塗料には放射性物質を含む という問題があり、これを解決するため、蓄光性夜光 顔料「N夜光(ルミノーバ)」を開発。 輝度及びその持続性において、他社の製品と比較し、 大幅に高性能化。 <標準によるビジネスへの影響> 誘導標識について、新消防法の施行に際し消防庁の ガイドラインではJISを引用。 「N夜光」の開発に伴い、JISにおいて標識に求める輝 度を高い水準に改訂。「N夜光」でなければJISの水準 を満たすことが困難。JISを満たせない製品は消防庁 のガイドラインにも合格できない。 ○標準で定める内容が自社にとって有利なため、 市場を独占的に獲得。 JIS No. りん光輝度 (mcd/m2) 5分後 10分後 20分後 60分後 旧(JIS Z  9100) 20以上 8以上 3以上 ‐‐‐ 新(JIS Z  9107) 110以上 50以上 24以上 7以上 参考. 蓄光誘導標識板のりん光輝度の新旧JIS対比 国際的にも、ISO規格に「N夜光」の性能を前提とした 内容が記述。 ISO15370「船舶及び海洋技術-商船上の低位置照 明」(客船における避難誘導システム) において、その中で採用すべき蓄光塗料の性能評価 条件として、25l(ルクス)xで24時間励起という低照 度条件を設定。 これは、低照度条件でも高い性能を発揮する性能を 持つ製品を供給することができる根本特殊化学に とって有利な内容。 ○自社の製品を販売するために有利な環境を創出。 市場において自社製品が差別化。 ○市場シェア90%を獲得。 ISO 17398「安全標識板」においても、その中で発光 性能や耐久性能の測定方法と求められる性能の水 準を規定。 根本特殊化学の製品であれば達成が可能な水準。

『性能基準設定タイプ』

『特許』

で競争力を維持

(36)

¾人工水晶の品質グレード設定について積極的に提案し、国際標準化

→高品質な日本製品の差別化

赤外線吸収計数αグレード 表 0.068 0.100 0.140 0.015 0.024 0.050 C D E Aa A B 高安定高品質 水晶振動子 高周波産業用 水晶振動子 低周波 振動子 α3585 等級 用途 インクルージョン密度グレード表(単位:個/cm3 3 4 0 1 2 Ⅱ Ⅲ Ⅰa Ⅰb Ⅰ フォトリソグラフ加工、 高安定振動子 高周波、 高安定 振動子、 SAW >100um 等級 用途 4 6 0 1 2 70‐100um 5 8 1 2 4 30‐70um 9 12 2 3 6 10‐30um 産業用 水晶振 動子 異物の 大 きさ

事例②:水晶デバイス(電子部品)の品質グレードの国際標準化

『性能格付タイプ』

『ブラックボックス』

で競争力を維持

【ポイント】

○国際的な品質尺度の確立により差別化、ユーザが評価し易い環境を整備。

○最高品質の人工水晶を製造するノウハウをブラックボックス領域とし、競争力を維持。

IEC 60758: Synthetic quartz crystal - Specifications and guide to the use

日本だけが最高品質の人工水晶を製造可能だったため、

特別に高品質なものを区別するためにAa等の等級を設定。

※α値が小さいほど高品質 ※インクルージョン密度が少ないほど高品質

• 高品質を見える化すること

で普及品との差別化を図り、

製品競争力を維持

• 日本の水晶業界は水晶デ

バイスについて64%と高い

シェアを獲得

※パッケージの国際標準化も戦略的に推進

→市場の拡大、産業の発展に寄与

(37)

事例③:

三菱化学メディアによるDVDディスクの国際標準化

●DVD-Rディスクの互換性評価のための試験用ディスクに、 三菱化学メディアは自社が特許を持つアゾ色素を採用するよ う、機器メーカーと協力しフォーラムでの標準化活動を展開。 その結果、ディスクへの書き込み条件を定めた 「Write Strategy」において、自社製品に最適な仕様が策定。 ISO/IEC 23912として2006年に国際標準として発行。 ※DVD機器は製品仕様が「Write Strategy」に準拠。ディスクのメーカーに とっても、確実に読み取られることができるディスクを製造・販売すること が重要。 ●多くのディスクメーカーが三菱化学メディアの色素を購入。色 素の世界シェアは70%。後発の参入も困難。

【ポイント】

○製品の仕様が自社に有利な仕様となるように標準化活動を展開。

○世界のDVD機器が自社のディスクに対して最適化されている状況を創出。

○廉価にDVDディスクを大量生産する台湾等の企業に対しても、色素を供給することで持続

自社で生産するビジネスモデルから転換

→台湾メーカーによりOEM生産

→他社ブランド製品にも色素を供給

○どちらからも継続的に収益を上げ

続けるビジネスモデルを実現

『最適仕様設定タイプ』

『特許』

で競争力を維持

<概念図>

三菱化学メディアの アゾ色素を使用した 試験用ディスク 試験用ディスクをもとに ディスクへの書き込み仕様 「Write Strategy」を作成、国 際標準化 「Write Strategy」が世界中で生 産されるDVDドライブに採用 「Write Strategy」 三菱化学メディアのアゾ色 素を使用したものが最適 な相性を持つディスクとし てシェアを獲得 「Write Strategy」

(38)

【ポイント】

○インターフェースの標準化により台湾メーカーの参入を促進、メモリ、HDD等のモジュールは供給者の増

加により価格競争激化。日本企業の競争力低下。

○セット価格の低下によりPCの販売台数が世界的に増加する中で、MPUはブラックボックス領域として価

格低下を抑制しつつ販売数を拡大することで高収益を実現。

●Intel社は、オープンな業界標準活用を推し進

める一方、クローズ戦略で自らの強みを閉じ

こめる総合的戦略を展開。

●アジア企業との連携体制を構築。

事例④:インテルによる「クローズ」と「オープン」の戦略による競争優位構築

○ 事業領域の選択 DRAM – MPU –チップセット–マザーボード ○ 知財戦略:ライセンスの停止、特許紛争 ○ ブランド戦略: – “インテルインサイド”(信頼性の付与) – 商標 ペンティアム、Core Duo、Atom

クロ

○ 標準化戦略 ‐ コンソーシアム標準活動への積極参加 ‐ プラットフォームの構築 (CPU+ノース/サウスブリッジ) ○ オープン標準に基づく新興企業との協力関係 ‐ マザーボード構築を通じ台湾PC産業の活用 ○ 技術ロードマップの活用 ‐ 外部の知の活用

オー

『接続(互換)性確保タイプ』

『ブラックボックス・特許』

で競争力を維持

(39)

事例⑤:カメラ工業会によるデジカメの国際標準化

【ポイント】

○日本が技術に優位性を持っていた状況で、国際標準化を主導。市場の拡大を実現。

○技術に優位性を持つ状況で迅速&戦略的標準化で、拡大した市場で大きなシェアを維持。

○デジタルカメラ分野の標準化活動全体の主導権を持続的に握り続けることで、

0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% 0 20,000 40,000 60,000 80,000 100,000 120,000 140,000 デジタルカメラ 世界生産台数 デジタルカメラ 日系企業生産割合 (千台) 世界生産台数 7.5倍 CIPA(カメラ映像機器工業会 2002年設立/90年代の産業機 械課からの働きかけも契機)が標準化活動を主導。 消費者の利便性を向上させるための標準を策定す ることにより市場を拡大。各社独自の規格の乱立を 防止。 例: ファイルフォーマット等(ISO12234-1) フォーマット及び撮影情報(CIPA DC-008(フォーラム標準)) ファイル管理システム(CIPA DC-009(フォーラム標準)) ※ISOの規格内でCIPAフォーラム標準を参照 ※JPEGファイルでの記録を規定 標準化活動を継続することで主導権を維持。カメラに 関する規格の審議を行いたい場合には、海外の関 連企業もCIPAに参加。 不都合が生じる標準化(ブラックボックス領域により 保持している競争力の喪失につながる標準化) を阻止。 メモリカード レンズ USB マスストレージクラス PC スチルイメージクラス Printer + PictBridge アプリプロトコル Exif / DCF 画像転送プロトコル (ISO15740) DSC回路 レンズ マウント DSC

デジカメのブラックボックスと標準化

・周辺領域のみ標準化 ・モジュール化を阻止

『接続(互換)性確保タイプ』

『ブラックボックス』

で競争力を維持

(DSC: Degital Still Camera) 世界 シ ェ ア ( % )

参照

関連したドキュメント

・PC床版は、JIS A 5373

[r]

図 1-15 各部門の既存ストックが「ロックイン」する将来 CO2 排出量 出典) World Energy Outlook 2011 (IEA).. スペインの系統は、運用会社 Red Electrica

OKASAN SECURITIES CO.,LTD Global Monetary Research

51 OSCE Office for Democratic Institutions and Human Rights, OSCE/ODIHR Election Assessment Mission Final Report on the 4 March 2007 Parliamentary Elections in

投与から間質性肺炎の発症までの期間は、一般的には、免疫反応の関与が

 Jamiat Ulama-i-Hind Halal Trust 認証取得・輸出等へのサポート 

消防庁 国⺠保護・防災部