コンピュータでポルトガル語・スペイン語の記号を入力する方法
(Windows / Mac OS X)
ポルトガル語やスペイン語には、英語にない独特の記号が用いられているため、日本語版 OS の初期状態では、一部の記号が入力できません。そこで、入力言語を追加して、ポルトガル語や スペイン語の文書を入力する方法を以下に説明します。画面は Windows は XP の例を中心に していますが、Windows 2000 / 98 / 95 / Me でも、ほぼ同じ方法で入力することができます。 1 言語の追加 (Windows XP) まず、スタートメニューから、「コントロールパネル」を開きます。 Windows XP のコントロールパネルは、初期設定では、作業内容が分野別に項目が分類されて います。この画面では、「日付、時刻、地域と言語のオプション」を選択します。「作業を選びます」と表示されたら、「ほかの言語を追加する」を選びます。
「地域と言語のオプション」が表示されたら、「言語」のタブをクリックして、「テキストサービスと入力 言語」という項目を表示させます。
「テキストサービスと入力言語」の設定は、初期状態では日本語のみが設定されています。 ここに新しい言語を追加する場合、「追加」ボタンをクリックして、次に進みます。
入力言語追加のダイアログが表示されます。
上段の、「入力言語」という字の下の、「日本語」と書かれた細長い項目名の右端にある□∨マークを
項目をスクロールして、選択します。ここでは「ポルトガル語(ポルトガル)」を追加します。
言語を選択すると、先ほどのダイアログの「日本語」だった項目名が、追加したい言語名に入れ替 わっています。確認したら、「OK」のボタンをクリックします。
「テキストサービスと入力言語」の設定画面に戻り、新しい言語が追加されていることを確認します。 続けて別の言語を追加する時は再び「追加」、追加を終了する時は「OK」をクリックします。 画面右下の言語バー(通常は□JPと表示されている)をクリックすると、使用できる言語が表示される ようになっています。このメニューから言語を選択することによって、入力言語を切り換えられます。 言語の選択はソフトごとに別々なので、例えばWord でポルトガル語を使いながら、一太郎で日本 語を打つこともできます。 追加する言語は、「ポルトガル語 (ポルトガル)」と「スペイン語 (トラディショナルソート)」を推奨 します。「ポルトガル語 (ブラジル)」を推奨しない理由は、よく使う記号に「Ctrl」キーを使用するた め、Excel などソフトによっては入力できないためです。また、スペイン語は種類がとても多いので、 一番分かりやすい「トラディショナルソート」が無難です。「ポルトガル語 (ポルトガル)」で打てない 記号を「スペイン語 (トラディショナルソート)」で補うこともできます。これら 2 つの入力言語は、基本 的に記号キーと直後の文字キー、または Shift+記号キーと直後の文字キーの組み合わせで、記 号を追加します。
2 言語の切り替えを、ショートカットキーで行う設定 両手でキーボードを打っている時に、わざわざマウスに手を伸ばして、言語バーを表示させて から言語を切り換えるのが面倒だという人は、キーボードショートカットで切り換えることができます。 日本語とポルトガル語などの混ざった文書を作る時に便利な機能です。 「テキストサービスと入力言語」の設定画面で、「キーの設定」ボタンをクリックします。 初期状態では、入力言語の切り替えが「左 Alt」+「Shift」キーで設定されています。言語を 2 つし か使わない場合はこれだけで十分ですが、3 つ以上を使い分ける場合には、個々にショートカット キーを設定した方が便利になります。 設定したい言語を選択して、「キーシーケンスの変更」ボタンをクリックします。
「キーシーケンスの変更」設定ダイアログでは、必ず「キーシーケンスを有効にする」にチェックを入 れ、「Ctrl」または「左 Alt」キーを選び、それに「Shift」+「番号」キーの組み合わせで、ショートカッ トキーを設定します。初期値では「左 Alt」キーが有効になっています。ショートカットキーを決めた ら、「OK」ボタンをクリックして終了します。 3 Windows 2000 / 98 / 95 / Me および Windows XP クラシック表示の設定について ここまでの設定方法はWindows XP の場合ですが、他の Windows の場合は「コントロールパネ ル」の項目名やダイアログの細部がXP と違うので、注意が必要です。また、Windows XP でコント ロールパネルをクラシック表示に切り換えている場合も同様です。 Windows XP クラシック表示の場合、下のような画面になるので、「地域と言語のオプション」を選 択します。後は初期状態と同じ手順で設定します。
Windows 2000 Professional の場合、「コントロールパネル」の「キーボード」を選択し、「入力ロ ケール」のタブをクリックすると、以下のダイアログが表示されます。「追加」ボタンをクリックして言 語を追加し、必要であれば「キーシーケンスの変更」ボタンをクリックして、キーボードショートカット を設定します。このダイアログはWindows 98 / 95 / Me もほぼ同じ外見をしています。ただし、コン トロールパネルの項目名はWindows のバージョンによって異なるので、注意して設定して下さい。 Windows 98 / 95 を自分でインストールしたマシンの場合は、言語の設定を変える時に、セットアッ プ用CD-ROM (または FD)を要求されることもあります。 設定が完了したら、「OK」ボタンをクリックして終了です。 Windows 2000 Professional の設定画面 (ここからの操作手順は XP とほぼ同じ)
4 言語の追加 (Mac OS X)
まず、アップルメニューから、「システム環境設定」を開きます。
「言語環境」設定ウインドウが表示されたら、「入力メニュー」ボタンをクリックします。
「入力メニュー」ダイアログが表示されたら、入力言語のリストをスクロールして、使いたい言語(ここ ではポルトガル語Portuguese)を表示させます。
使いたい言語が表示されたら、左側のチェックボックスをクリックして、チェックを付けます。その後 は、ダイアログ左上の赤いボタンをクリックして閉じます。これで設定完了です。 言語の切り替えは、画面右上の入力言語(初期状態では「ことえり」の文字種のいずれか)のアイ コンをクリックして、言語を選択します。先程追加した言語が表示されているはずです。 Mac OS の場合、言語の切り替えはソフトに関係なく、システム全体での切り替えになります。 (Windows の場合は、ソフト毎の切り替えなので、同時に複数のソフトを使う場合、別々の言語を 並行して使用できます。)
5 実際の入力について ポルトガル語やスペイン語で用いられる欧文文字は、キーが割り当てられている非英語文字と、 文字キーと組み合わせて入力する記号に大別されます。ポルトガル語でよく使われる「Ç」「ç」、ス ペイン語のみで使われる「Ñ」「ñ」「¿」「¡」、序数で使われる「1º」「1ª」は、いずれもキーが割り当てら れているので、普通の文字と同様に入力します。これにともなって、コロンやスラッシュなど一部の 記号はJIS と配置が変わっているので、注意が必要です。これに対して、母音と組合わさる記号は、 先に記号キーを打鍵して、その次に母音のキーを打鍵することによって入力します。これらの非英 語文字・記号のキー配列は、日本語キーボードや英語キーボードには一切記されていないため、 そのままでは入力が困難です。付録のキートップシール(次頁参照)をご利用下さい。 打鍵例 (ポルトガル語・ポルトガル配列・Windows 日本語 JIS キーボード) 入力する文字
ç ã ê É 1ª : /
? ü
最初に打つキー (赤字はシール);
ç ]
ã
Shift
+ ]
â
[
á
1
Shift
+ .
:
Shift
+ 7
/
Shift
+ -
?
Ctrl
+[ ü
次に打つキー (赤字はシール) なしa
e
Shift
+ e
Shift
+ :
ºª
なし なし なしu
ポルトガル配列では「ü 」のみ Ctrl (Mac OS では option )キーを使用するため、Excel や PowerPoint では「ü」を入力できません。(Word ではすべての文字を入力できます。) また、スペイ ン語(トラディショナルソート)では Ctrl キーを使わないので、Excel や PowerPoint でも「ü 」を含む すべての文字を入力できます。 非英語文字である欧文や記号は、基本的に欧文フォントを用いた時だけ正しく表示・印刷されま す。日本語フォントには、非英語文字をサポートしていないものもあるので、ポルトガル語やスペイ ン語の文章は、面倒でも欧文フォントを使うように心がけましょう。欧文フォントは半角文字専用で すから、ポルトガル語やスペイン語はすべて半角文字だけで記述するというのが鉄則です。 付録 ポルトガル語・スペイン語入力用キートップシール ポルトガル語とスペイン語の入力を簡単にするために 有効なのが、このキートップシールです。データを市販 のラベル用紙に印刷して、所定のキーに貼ることで、簡 単に入力できるようになります。 次のページがシール用データになっているので、A4 版のラベル用紙(耐水用紙・白色不透明フィルム等を推 奨)に印刷して、カッターナイフなどでキートップに貼れ る大きさに切り取り、アルファベットが隠れない位置に貼 りつけて下さい。シール 1 行で、キーボード 1 台分です。お手持ちのキーボードの色に合わせて選 んでお使い下さい。
ポルトガル語(ポルトガル)・スペイン語(トラディショナルソート) 入力用 キートップシール 赤とベージュの字はポルトガル語専用、緑と水色の字はスペイン語専用、黄色とオレンジ色の 字は共通です。母音の上に付く記号は、先に記号キー(áなど)を押してから文字キーを押します。 (左側の記号はそのまま、右側の記号を使う時は Shift (「ü」はCtrl) を押しながら、記号キーを押します。) ↓標準的な日本語キーボードの貼り付け位置(実際の位置は製品によって異なります。必ず打鍵確認をして下さい。) 全半¥|º ª 1 2 3 3 · 4 5 6 7 7 / 8 9 0 0 = - ? ‘ ^«»¡¿ ¥ BS Tab Q W E R T Y U I O P @ +*àâ [ áàü+* Enter CapsLock A S D F G H J K L ;ÇÑ :º ªáä ]ãâÇ Shift Z X C V B N M , ; , . : . / - _ _ Shift ↓標準的な英語キーボードの貼り付け位置 (日本語キーボードとキーの刻印が一部異なります。必ず打鍵確認をして下さい。) ` ~ ¥ | º ª 1 2 3 3 · 4 5 6 7 7 / 8 9 0 0 = - ? ‘ =«»¡¿ ¥ BS Tab Q W E R T Y U I O P [+ *àâ ] áàü+* \ãâÇ CapsLock A S D F G H J K L ;:ÇÑ ´ ” º ªáä Enter Shift Z X C V B N M , ; , . : . / - _ _ Shift ↓このキーは、日本語は「全半角」キー、英語は「´~」キーを使用します。(切る位置を使い分けて下さい) 全 º ª ~ 半 ¥ | ` · 3 / 7 = 0 ? ‘ ¡ ¿ « » à â + * + * áàü Ñ Ç á ä º ª Ç ã â