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2015年度の雇用動向に関する群馬県内企業の意識調査

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Academic year: 2021

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はじめに

人手不足が深刻化するなか、2014 年 12 月の有効求人倍率は 1.15 倍と、1992 年 3 月以来 22 年 9 カ月ぶりの高水準となった。また、新規学卒者の就職内定率は 2014 年 12 月時点で 80.3%(大卒) と 4 年連続で上昇し、リーマン・ショック前の 2008 年の水準に迫っている。しかし一方で、地域 間や業界間、社員・非正社員間などの雇用動向には依然として格差がみられる。 このようななか、帝国データバンクは、2015 年度の雇用動向に関する企業の意識について調査 を実施した。本調査は、TDB 景気動向調査 2015 年 2 月調査とともに行った。 ※調査期間は 2015 年 2 月 16 日~28 日、調査対象は全国 2 万 3,365 社で、有効回答企業数は 1 万 593 社(回答率 45.3%)。うち、群馬県内企業は 353 社で、有効回答企業数は 155 社(回答率 43.9%)。 今回の調査は全国調査分から群馬県の企業分を抽出・分析したもの。 ※雇用に関する調査は 2005 年 2 月以降、毎年実施し、今回で 11 回目。

調査結果(要旨)

1.正社員(新卒・中途入社)の「採用予定がある」と回答した県内企業の割合は 66.5%となり、3 年連続で改善。リーマン・ショック前の 2008 年度(67.5%)に迫る水準となった。 2.非正社員(派遣社員、パート・アルバイトなど)の「採用予定がある」と回答した県内企業の 割合は 59.4%となり、3 年連続で改善。リーマン・ショック前の 2008 年度(58.7%)の水準を 上回った。 3.雇用環境の改善時期は、「すでに回復している」と考える県内企業が 14.8%。 4.2016 年春卒業予定者の採用時期が後ろ倒しとなったが、自社の採用活動に「影響はない」と考 える県内企業が 56.1%と過半数を占めた。一方、「不利になる」と考える県内企業は 7.1%にと どまった。 5.県内企業が注力している人材では「若者」が 36.8%で最多。「女性」が 19.3%で続き、「若者」 と「女性」を合わせると 56.1%となった。

特別企画 : 2015 年度の雇用動向に関する群馬県内企業の意識調査

正社員採用予定、リーマン・ショック前の水準に迫る

~活用に最も注力する人材は「若者」と「女性」 ~

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1. 2015 年度の正社員採用、「採用予定あり」が 66.5%でリーマン・ショック前の水準に迫る

2015 年度(2015 年 4 月~2016 年 3 月入社)の正社員(新卒・中途入社)の採用状況について尋 ねたところ、「採用予定がある」(採用する人数は「増加する」「変わらない」「減少する」の合計) と回答した県内企業は 66.5%(155 社中 103 社)となった。2014 年度(2014 年 2 月調査)の 60.4% と比べると 6.1 ポイント増となり、3 年連続で改善。また、リーマン・ショック前の 2008 年度 (67.5%)に迫る水準となった。 一方、「採用予定はない」と回答した県内企業は 23.2%(155 社中 36 社)となった。2014 年度 の 31.7%と比べると 8.5 ポイント減となり、5 年連続で減少した。 企業の規模別でみると、『大企業』では「採用予定がある」が 90.0%、「採用予定はない」が 6.7% であったのに対し、『中小企業』では「採用 予定がある」が 60.8%、「採用予定はない」 が 27.2%、『小規模企業』では「採用予定 がある」が 43.2%、「採用予定はない」が 37.8%となり、規模が大きいほど正社員の 採用意欲が高い様子がうかがえる。 県内企業からは、「給与アップや資格取得 の助成を増やすことを含め、人手不足を解 消するために、採用を推進したい」(運輸・ 倉庫)、「人員を確保する必要に迫られてい る」(化学品製造)、「増産予定でもあり、若 い技術者を育てていく必要がある」(鉄鋼製 品製造)といった声が挙がった。 正社員採用を死活問題として捉えている 企業が多く、とりわけ急速な需要拡大によ り人手不足が深刻な業種で顕著となってい る。同時に、業績が上向いているときに積 極的に採用し、人材育成を強化するタイミ ングと考える企業も多い。 一方、「売上減少のため、正社員採用は見 送る」(輸送用機械・器具製造)、「介護保険 制度の改正により 13%の減収が見込まれる ことから、採用は控える」(医療・福祉サー ビス)など、正社員採用に慎重な声も挙が った。 ■正社員採用について 67.5% 45.6% 36.5% 50.4% 50.3% 55.5% 60.4% 27.8% 47.2% 56.2% 40.4% 39.3% 34.2% 31.7% 4.8% 7.2% 7.3% 9.2% 10.3% 7.9% 66.5% 23.2% 10.3% 10.3% 2011年度 2012年度 採用予定がある 採用予定はない 分からない 2013年度 2014年度 2015年度 注:「採用予定がある」は、「増加する(見込み含む)」「変わらない(見込み含む)」「減少する(見込み含む)」の合計 2010年度 2009年度 2008年度 ■正社員の「採用予定がある」割合の推移~規模別~ 75.0 85.0 87.0 91.3 60.7 57.7 68.8 70.8 80.8 80.0 90.0 72.2 54.3 68.5 62.1 41.2 31.5 45.0 46.3 50.0 56.0 60.8 0 20 40 60 80 100 2005 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 大企業 中小企業 (%) (年度)

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2. 非正社員採用、「採用予定あり」が 59.4%でリーマン・ショック前の水準を上回る

2015 年度(2015 年 4 月~2016 年 3 月入社)の非正社員(派遣社員、パート・アルバイトなど) の採用状況について尋ねたところ、「採用予定がある」と回答した県内企業は 59.4%(155 社中 92 社)となった。2014 年(2014 年 2 月調査)の 54.3%と比べると 5.1 ポイント増となり、3 年連続 で改善。リーマン・ショック前の 2008 年度(58.7%)を上回る水準となった。 一方、「採用予定はない」と回答した県内企業は 31.6%(155 社中 49 社)となった。2014 年度 の 32.9%と比べると 1.3 ポイント減で、3 年連続で減少した。 企業では、リーマン・ショック後に非正 社員を大幅に削減する傾向がみられたが、 専門知識やスキルの高い社員の不足が続く なかで、非正社員の採用を回復している。 この傾向は従業員数が多いほど顕著となっ た。特に、従業員数が 20 人以下の企業では 3 割台にとどまった一方、300 人を超える企 業では、非正社員の採用予定がある企業が 100%となった。 県内企業からは、「ビジネス向上に伴い、 検査・組立・出荷要員が足りず、新規採用 で対応」(鉄鋼製品製造)、「派遣会社を利用 し、若干名の増員を予定」(医療・福祉サー ビス)といった声が挙った。 一方、「技術の積み重ねを必要とする技術 的色彩の強い会社なので、非正社員の採用 は考えていない」(機械製造)、「景気予測が ■非正社員採用について 61.6% 58.7% 24.8% 27.7% 39.7% 39.3% 51.4% 54.3% 27.7% 27.0% 64.8% 56.2% 53.1% 38.4% 32.9% 10.7% 14.3% 10.4% 16.1% 7.6% 10.3% 12.8% 59.4% 51.1% 31.6% 9.2% 9.0% 2011年度 2012年度 採用予定がある 採用予定はない 分からない 2013年度 2014年度 2015年度 注:「採用予定がある」は、「増加する(見込み含む)」「変わらない(見込み含む)」「減少する(見込み含む)」の合計 2010年度 2009年度 2008年度 2007年度 ■非正社員の「採用予定がある」企業の従業員数別割合 38.9 36.1 68.2 65.4 79.2 100.0 0.0 0 20 40 60 80 100 5人以下 6人~ 20人 21人~ 50人 51人~ 100人 101人~ 300人 301人~ 1,000人 1,001人 以上 従業員数 (%) 増加する (見込み含む) 変わらない (見込み含む) 減少する (見込み含む) 63.6 (6,737) 25.3 (2,676) 30.3 (3,211) 8.0 (850) 27.2 (2,881) 9.2 (975) 100.0 (10,593) 66.5 (103) 26.5 (41) 31.6 (49) 8.4 (13) 23.2 (36) 10.3 (16) 100.0 (155) 90.0 (27) 33.3 (10) 40.0 (12) 16.7 (5) 6.7 (2) 3.3 (1) 100.0 (30) 60.8 (76) 24.8 (31) 29.6 (37) 6.4 (8) 27.2 (34) 12.0 (15) 100.0 (125) うち小規模 43.2 (16) 13.5 (5) 24.3 (9) 5.4 (2) 37.8 (14) 18.9 (7) 100.0 (37) 50.0 (1) 0.0 (0) 50.0 (1) 0.0 (0) 50.0 (1) 0.0 (0) 100.0 (2) - - - -61.1 (11) 44.4 (8) 16.7 (3) 0.0 (0) 27.8 (5) 11.1 (2) 100.0 (18) 66.7 (2) 66.7 (2) 0.0 (0) 0.0 (0) 0.0 (0) 33.3 (1) 100.0 (3) 67.2 (41) 23.0 (14) 34.4 (21) 9.8 (6) 26.2 (16) 6.6 (4) 100.0 (61) 58.3 (21) 19.4 (7) 30.6 (11) 8.3 (3) 27.8 (10) 13.9 (5) 100.0 (36) 87.5 (7) 12.5 (1) 37.5 (3) 37.5 (3) 12.5 (1) 0.0 (0) 100.0 (8) 83.3 (5) 66.7 (4) 16.7 (1) 0.0 (0) 0.0 (0) 16.7 (1) 100.0 (6) 71.4 (15) 23.8 (5) 42.9 (9) 4.8 (1) 14.3 (3) 14.3 (3) 100.0 (21) - - - -注1:網掛けは、群馬県全体以上を表す 注2:全国の母数は有効回答企業1万593社。群馬は155社 全国 その他 運輸・倉庫 サービス 建設 卸売 大企業 農・林・水産 中小企業 金融 不動産 合計 採用予定が ある 採用予定は ない 分からない 製造 群馬 小売

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©TEIKOKU DATABANK, LTD. つかない」(機械・機具卸売)といった理由で、非正社員の採用を手控えるという声もみられた。 総じて、リーマン・ショック後に急激な人員調整に直面した非正社員の雇用状況は、景況感の 改善が進むなかで、大企業あるいは従業員数の多い企業を中心に改善している。

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雇用の改善時期、「すでに回復」と考える県内企業が 14.8%

自社の属する地域・業界の雇用環境が改善する 時期はいつ頃になるか尋ねたところ、「2014 年度 内(すでに回復している)」と考える県内企業は 14.8%(155 社中 23 社)となった。前回調査(2014 年 2 月)の 2.4%と比べて大幅に改善。現状の雇 用環境を肯定的に捉えている様子がうかがえる。 また、今後「3 年以内」に雇用環境の改善が見込 めると考える県内企業(改善時期が「2015 年度」 「2016 年度」「2017 年度」の合計)は 34.8%(155 社中 54 社、前回調査では 40.2%)となった。 一方、「長期的に改善する見込みはない」は 17.4%(155 社中 27 社、前回調査では 19.5%)と なった。 ■非正社員採用について(規模・業界別) (構成比%、カッコ内社数) 増加する (見込み含む) 変わらない (見込み含む) 減少する (見込み含む) 50.2 (5,316) 12.7 (1,343) 30.8 (3,265) 6.7 (708) 37.6 (3,978) 12.3 (1,299) 100.0 (10,593) 59.4 (92) 21.3 (33) 32.3 (50) 5.8 (9) 31.6 (49) 9.0 (14) 100.0 (155) 73.3 (22) 26.7 (8) 36.7 (11) 10.0 (3) 20.0 (6) 6.7 (2) 100.0 (30) 56.0 (70) 20.0 (25) 31.2 (39) 4.8 (6) 34.4 (43) 9.6 (12) 100.0 (125) うち小規模 32.4 (12) 5.4 (2) 27.0 (10) 0.0 (0) 51.4 (19) 16.2 (6) 100.0 (37) 50.0 (1) 0.0 (0) 50.0 (1) 0.0 (0) 50.0 (1) 0.0 (0) 100.0 (2) - - - -44.4 (8) 11.1 (2) 33.3 (6) 0.0 (0) 38.9 (7) 16.7 (3) 100.0 (18) 66.7 (2) 33.3 (1) 33.3 (1) 0.0 (0) 0.0 (0) 33.3 (1) 100.0 (3) 65.6 (40) 23.0 (14) 31.1 (19) 11.5 (7) 29.5 (18) 4.9 (3) 100.0 (61) 50.0 (18) 11.1 (4) 33.3 (12) 5.6 (2) 41.7 (15) 8.3 (3) 100.0 (36) 75.0 (6) 25.0 (2) 50.0 (4) 0.0 (0) 25.0 (2) 0.0 (0) 100.0 (8) 66.7 (4) 33.3 (2) 33.3 (2) 0.0 (0) 16.7 (1) 16.7 (1) 100.0 (6) 61.9 (13) 38.1 (8) 23.8 (5) 0.0 (0) 23.8 (5) 14.3 (3) 100.0 (21) - - - -注1:網掛けは、群馬県全体以上を表す 注2:全国の母数は有効回答企業1万593社。群馬は155社 小売 建設 群馬 大企業 中小企業 農・林・水産 金融 不動産 製造 全国 卸売 合計 採用予定が ある 採用予定は ない 分からない その他 運輸・倉庫 サービス ■雇用の改善時期 2014年度内 (すでに回復し ている) 14.8 3年以内 34.8 2018年度以降 6.5 長期的に本格 回復する見込 みはない 17.4 分からない 26.5 注:母数は、有効回答企業155社 単位:% ■雇用の改善時期(規模別) (構成比%、カッコ内社数) 2016年度 2017年度 10.1 (1,073) 27.7 (2,931) 8.8 (934) 12.8 (1,358) 6.0 (639) 5.0 (527) 21.1 (2,231) 36.2 (3,831) 100.0 (10,593) 14.8 (23) 34.8 (54) 17.4 (27) 12.9 (20) 4.5 (7) 6.5 (10) 17.4 (27) 26.5 (41) 100.0 (155) 13.3 (4) 43.3 (13) 30.0 (9) 10.0 (3) 3.3 (1) 3.3 (1) 20.0 (6) 20.0 (6) 100.0 (30) 15.2 (19) 32.8 (41) 14.4 (18) 13.6 (17) 4.8 (6) 7.2 (9) 16.8 (21) 28.0 (35) 100.0 (125) うち小規模 5.4 (2) 35.1 (13) 8.1 (3) 18.9 (7) 8.1 (3) 10.8 (4) 27.0 (10) 21.6 (8) 100.0 (37) 注1:網掛けは、群馬県全体以上を表す 注2:全国の母数は有効回答企業1万593社。群馬は155社 中小企業 群馬 大企業 合計 長期的に改 善する見込み はない 2014年度内 3年以内 分からない 2018年度以 降 以降 2015年度 全国

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4. 採用時期の後ろ倒し、「影響はない」が 56.1%

2016 年春の卒業予定者から、就職活動のスケジ ュールが大きく変わった。政府の「学生は学業を優 先すべき」という要請に対して、日本経済団体連合 会が就職活動時期を後ろ倒しすることを決め、会社 説明会はこれまでより 3 カ月、選考活動は 4 カ月遅 らせることとなった。 そこで、このような就職活動時期の後ろ倒しによ り、自社の採用活動にどのような影響があるか尋ね たところ、「影響はない」と回答した県内企業が 56.1%(155 社中 87 社)で最も多く、「不利になる」 は 7.1%(155 社中 11 社)にとどまった。

5. 注力人材は「若者」が最多、「女性」の活躍推進が続く

政府は「日本再興戦略改訂版 2014」(成長戦略) で、雇用制度改革・人材力の強化として、若者・女 性・高齢者・外国人等の活躍推進を拡大するとして いる。 そこで、現在、自社では主にどのような人材の活 用に最も注力しているか尋ねたところ、「若者」と 回答した県内企業は 36.8%(155 社中 57 社)で最 多となった1,2。続いて、「女性」(19.3%、30 社)、 「特定層に限定しない」(18.1%、28 社)、中途採 用や子育て後の復職などさまざまなルートで採 用・登用されている「多様な人材」(14.2%、22 社)

1 対象とする人材は、正社員だけでなく派遣社員やパート・アルバイトなど非正社員も含めている。 2 「多様な人材(キャリア・スキル・経験など)」とは、中途採用、子育て後の復職などにより、多様 なルートで採用・登用されている人材などを指す。 ■採用時期後ろ倒しの自社への影響 有利になる 3.2 影響はない 56.1 不利になる 7.1 分からない 33.5 注:母数は有効回答者数155社 単位:% ■採用時期後ろ倒しの自社への影響(規模別) (構成比%、カッコ内社数) 合計 1.9 (206) 50.6 (5,358) 11.1 (1,175) 36.4 (3,854) 100.0 (10,593) 3.2 (5) 56.1 (87) 7.1 (11) 33.5 (52) 100.0 (155) 6.7 (2) 63.3 (19) 6.7 (2) 23.3 (7) 100.0 (30) 2.4 (3) 54.4 (68) 7.2 (9) 36.0 (45) 100.0 (125) うち小規模 2.7 (1) 56.8 (21) 2.7 (1) 37.8 (14) 100.0 (37) 注1:網掛けは、群馬県全体以上を表す 注2:全国の母数は有効回答企業1万593社。群馬は155社 中小企業 分からない 群馬 大企業 有利になる 影響はない 不利になる 全国 ■最も注力している人材 若者 36.8 女性 19.3 外国人 5.2 障害者 0.6 多様な人材 14.2 特定層に 限定しない 18.1 その他 2.6 高齢者 3.2 注:母数は有効回答企業155社

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©TEIKOKU DATABANK, LTD. となった。企業が注力する人材として「若者」と「女性」を合わせると 56.1%と半数を超えた。 県内企業からは、「電機設計は今まで男性主体だったが、女性でも問題無く対応しているため、 女性の活用を推進している」(電気機械製造)、「結婚や出産を期に退職してしまった優秀な女性を 柔軟な雇用形態で活用できればメリットは大きい」(情報サービス)、「熟年退職者と子育ての終わ った女性の働き場を考えたい。経験豊かな人材は小規模経営では非常に助かる」(機械・器具卸売)、 「現在、外国人実習生として 10 名勤務しているが、勤労意欲も高く真面目」(出版・印刷)とい った声が挙がった。

まとめ

2015 年度の雇用動向は、人手不足による業績への懸念が一段と高まるなかで、正社員、非正社 員ともに大きく改善するとみられる。特に、企業規模が大きくなるほど採用意欲が高く、正社員 の採用予定は大企業で 90.0%(中小企業は 60.8%)となった。これまでの大幅な落ち込みを経て、 採用に前向きな企業は全国的な広がりをみせており、今後の雇用・所得環境はさらにタイトさを 増していくものとみられる。正社員の採用意欲が高まると同時に、非正社員の採用も積極的とな った。非正社員の採用予定のある県内企業は 59.4%とほぼ 6 割に回復し、リーマン・ショック後 の大幅な人員調整に直面した非正社員の採用状況は、大企業を中心に改善している。 一方、県内企業からは「条件の良い所へ人が流れ、求人しても応募者がない」(機械・器具卸売)、 「集まりづらくなってきている」(鉄鋼製品製造)、「採用は積極的に行っているが苦戦している。 中小の苦しさはわかるまい」(食料品製造)など、企業間で人材の奪い合いが起こりつつある。ま た、「今後、能力の高い人材を採用するには、今以上のコストが掛かると感じる」(食料品製造) など、採用活動に対するコストアップを不安視する意見もみられる。 少子化などの影響により国内の生産労働人口が減少傾向を辿るなか、人手不足は企業の成長を 阻害する要因ともなり得る。企業においては、より積極的に若者や女性を活用するとともに、地 域・自治体においては、若年層の就業支援や出産・育児支援などを強化することが求められてい る。 ■最も注力している人材(規模別) (構成比%、カッコ内社数) 若者 女性 高齢者 外国人 障害者 多様な人材 (キャリア・ス キル・経験な ど) 特定層に限定 しない その他 合計 34.1 (3,614) 15.1 (1,595) 8.4 (885) 4.1 (438) 0.8 (86) 16.7 (1,767) 18.6 (1,975) 2.2 (233) 100.0 (10,593) 36.8 (57) 19.3 (30) 3.2 (5) 5.2 (8) 0.6 (1) 14.2 (22) 18.1 (28) 2.6 (4) 100.0 (155) 40.0 (12) 20.0 (6) 3.3 (1) 3.3 (1) 0.0 (0) 10.0 (3) 23.3 (7) 0.0 (0) 100.0 (30) 36.0 (45) 19.2 (24) 3.2 (4) 5.6 (7) 0.8 (1) 15.2 (19) 16.8 (21) 3.2 (4) 100.0 (125) うち小規模 35.1 (13) 10.8 (4) 2.7 (1) 2.7 (1) 0.0 (0) 16.2 (6) 27.0 (10) 5.4 (2) 100.0 (37) 注1:網掛けは、群馬県全体以上を表す 注2:対象とする人材は、正社員だけでなく、パートタイマーや派遣社員など非正社員を含む 注3:「多様な人材(キャリア・スキル・経験など)」とは、中途採用、子育て後の復職などにより、多様なルートで採用・登用されている人材などを指す 注4:全国の母数は有効回答企業1万593社。群馬は155社 全国 群馬 大企業 中小企業

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©TEIKOKU DATABANK, LTD. 【 内容に関する問い合わせ先 】 (株)帝国データバンク 群馬支店 担当:岡崎 TEL 027-386-4041 FAX 027-386-4040 リリース資料以外の集計・分析については、お問い合わせ下さい(一部有料の場合もございます)。 【参考表】正社員および非正社員の採用について(時系列) 【企業規模区分】 中小企業基本法に準拠するとともに、全国売上高ランキングデータを加え、下記のとおり区分。 当レポートの著作権は株式会社帝国データバンクに帰属します。 当レポートはプレスリリース用資料として作成しております。報道目的以外の利用につきましては、著作権法 の範囲内でご利用いただき、私的利用を超えた複製および転載を固く禁じます。 業界 大企業 中小企業(小規模企業を含む) 小規模企業 製造業その他の業界 「資本金3億円を超える」 かつ 「従業員数300人を超える」 「資本金3億円以下」 または 「従業員300人以下」 「従業員20人以下」 卸売業 「資本金1億円を超える」 かつ 「従業員数100人を超える」 「資本金1億円以下」 または 「従業員数100人以下」 「従業員5人以下」 小売業 「資本金5千万円を超える」 かつ 「従業員50人を超える」 「資本金5千万円以下」 または 「従業員50人以下」 「従業員5人以下」 サービス業 「資本金5千万円を超える」 かつ 「従業員100人を超える」 「資本金5千万円以下」 または 「従業員100人以下」 「従業員5人以下」 注1:中小企業基本法で小規模企業を除く中小企業に分類される企業のなかで、業種別の全国売上高ランキングが上位3%の企業を大企業として区分 注2:中小企業基本法で中小企業に分類されない企業のなかで、業種別の全国売上高ランキングが下位50%の企業を中小企業として区分 注3:上記の業種別の全国売上高ランキングは、TDB産業分類(1,359業種)によるランキング (%) 増加する (見込み含む) 変わらない (見込み含む) 減少する (見込み含む) 2005年度 72.8 28.3 38.0 6.5 17.4 9.8 92 2005年2月調査 2006年度 59.8 19.6 31.3 8.9 26.8 13.4 112 2006年2月調査 2007年度 72.3 25.9 35.7 10.7 17.9 9.8 112 2007年2月調査 2008年度 67.5 21.4 37.3 8.7 27.8 4.8 126 2008年3月調査 2009年度 45.6 9.6 19.2 16.8 47.2 7.2 125 2009年2月調査 2010年度 36.5 10.2 15.3 10.9 56.2 7.3 137 2010年2月調査 2011年度 50.4 27.0 16.3 7.1 40.4 9.2 141 2011年2月調査 2012年度 50.3 20.7 20.0 9.7 39.3 10.3 145 2012年3月調査 2013年度 55.5 19.2 29.5 6.8 34.2 10.3 146 2013年2月調査 2014年度 60.4 22.6 29.9 7.9 31.7 7.9 164 2014年2月調査 2015年度 66.5 26.5 31.6 8.4 23.2 10.3 155 2015年2月調査 ※母数は有効回答企業 正社員採用 有効回答数 (N) 調査年月 採用予定が ある 採用予定はない 分からない (%) 増加する (見込み含む) (見込み含む)変わらない (見込み含む)減少する 2005年度 64.1 17.4 44.6 2.2 22.8 13.0 92 2005年2月調査 2006年度 58.0 18.8 34.8 4.5 25.0 17.0 112 2006年2月調査 2007年度 61.6 23.2 31.3 7.1 27.7 10.7 112 2007年2月調査 2008年度 58.7 15.9 34.9 7.9 27.0 14.3 126 2008年3月調査 2009年度 24.8 3.2 14.4 7.2 64.8 10.4 125 2009年2月調査 2010年度 27.7 6.6 13.1 8.0 56.2 16.1 137 2010年2月調査 2011年度 39.7 10.6 20.6 8.5 51.1 9.2 141 2011年2月調査 2012年度 39.3 17.9 15.2 6.2 53.1 7.6 145 2012年3月調査 2013年度 51.4 15.1 26.7 9.6 38.4 10.3 146 2013年2月調査 2014年度 54.3 15.9 34.8 3.7 32.9 12.8 164 2014年2月調査 2015年度 59.4 21.3 32.3 5.8 31.6 9.0 155 2015年2月調査 ※母数は有効回答企業 非正社員採用 有効回答数 (N) 調査年月 採用予定が ある 採用予定はない 分からない

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