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HP23_01

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(1)

Photo by Takumi Yamada

なんか、ズルい

H

ABON PAPER

Curation paper Sharing about the viewpiont of “mono-coto”

Habon な人々のモノコトの視点をシェアするキュレーションペーパー

2015.05

issue

23

Write about love / I Didn't See It Coming

ズルい!!

行きたいところがない

ずるいいきもの

今月の○○問題

「よく生きるための技術」

今月の食通

「ライブ感のある食事

旅のススメ

「夜のピクニック」

私の仕事道具

「変わっていくもの、変わらないもの」

連載京都綺譚第二十三回

「慈照寺(銀閣)」

おわりに

「段取りの目的化」

2 0 1

5 . 3

. 1

( S u

n )

Last month

HABON

先取り

の本

(2)

保険会社勤務。趣味はお菓 子作りとビールを飲むこ と。先週もビール作りに 行っていました。 杤尾 夏紀

結 婚

 こんにちは。せいです。  突然ですが、私、結婚しました。そもそ もお前誰やねん!という多くの方の疑問を よそに話を進めます(笑)。自分で言うのも 何ですが、まさかこの僕が結婚するなんて、 という驚きがいまでもあります。ちなみに、 相手も僕と同じで(絶滅危惧種とされてい る)和歌山県南部出身者です。というか、 高校の同級生です。  そんな話をすると、まず多くの人に、「す ごい!高校時代から付き合ってたの!?」 言われます。でも、違います。「むしろ高校 時代は話したこともないかも。」というと、 「そしたら、どうやって出会ったの?」とい う話に必ずなります。「一昨年(卒業してか ら、10 年ぐらいたった2 8 歳の頃)僕が住 んでた中目黒のシェアハウス(中目黒 901 ではない)で飲み会をした時に、よく知る 高校の同級生が連れてきてくれたのが出 会ったきっかけ」というと、だいたいの人が、 「すごい!運命的だね!」と言ってくれます。 確かに、客観的にそれだけ聞くと、運命的 かもしれません。うーん。でも当の本人た ちは、そういった皆さんの反応に対してピ ンときていません。  そんな僕ですが、結婚について考えてみ ました。結婚といえば、恋と愛の違いだ。 ということで(こじつけだけど。)恋と愛の 違いを考えよう。ということで、自分の話 の前に、先人たちの言葉を、訊ねてみました。   恋は下心。愛は真心 うん、漢字を見たまんまだ。   恋は落ちるもの。愛は与えるもの。 う ん、そ う そ う。で も 英 語 で は falling love っていうから、愛にも落ちるね。   愛はきっと奪うでも与えるでもなく、気 がつけばそこにあるもの。 うん、直前の名言を否定したね。さすがミ スチル。   恋は奇跡。愛は意志。 うん、小松菜奈はかわいい。(ルミネの広告 見てみて!)  なるほど、みんなうまく表現してますね。 じゃあ僕が考えると恋と愛の違いとは何か、 そして、相手に対してどういう愛を持って 結婚したのかというと、、、  うーん。わからない。うまく言えない。 妻にも聞いてみたら、同じく、「うーん。う まく言えたない。。。」だって。どうしよう。 早速やばいかも。この二人。  でも、話をしていて少しだけわかったこ と。それは、お互いに今はっきりとした答 えを表現できないことを許容し合えている こと。それでいて、それぞれが見ているモ ノを尊重しているし、期待しあえているこ と。つまりあれだ、一緒に答え探しを楽し めそうだということだ。この答えって、ず るい? ※タイトルは、ここ数日のお気に入りベル アンドセバスチャンの名曲より引用

「Write about love / I Didn't See It Coming」

1984 年和歌山県田辺市生まれ。リノベーション 専門の不動産会社勤務。中目黒でルームシェア しているときに、ひょんなことから、もう一つ の中目黒ルームシェアコミュニティと繋がった ことが HABON との出会い。ちなみに、結婚し た今もシェアハウス the c に住んでます。 太田 聖

結 婚

○○ちゃん、またおもちゃ買ってもらって ずる∼い!○○ちゃん家は、日曜にディズ ニーランドだって、ズルい!子供の頃は しょっちゅう思ってた気がする。その度に 『他所は他所、うちはうち!』と定番の文句 で窘められたなぁ。  ズルいって、大人になるにつれ、あまり 感じなくなってきた感情だ、と思う。  ズルいってなんだろう。 社会人になってからは、あの人ズルいな∼! と使うときは、うまいなぁ、とか、やるなぁ とか、どちらかというと肯定の意味で使っ てる。それは大人になって、気持ちの余裕 が出来たからだろうか。あの人が認められ るのは、努力してきたから、信念があるから、 会話が上手だから、気が効くから、笑顔が 素敵だから。  自分にはない魅力を素直に認められるよ うになった時に、ズルいという感情は、ど こかに消えていった気がする。  人は人、自分は自分、当たり前のことが 腹落ちしたら、ズルいと妬むより、スゴイ! と褒めた方が、ずいぶん楽ちんだ。とか、 綺麗なことを書いたけれど、ちきしょう、 とか、ムカつく、とかは今でもしょっちゅ う思ってる。プライドを傷つけられると、 あの人は嫌な奴だ、とか、反省もせず人の せいにしたりもする。  でも、こういうときは大抵、負けるもんか、 とか、今に見てろ、とか、前向きな考えが でてくるもの。ズルいと妬むのは一番無意 味なことだと三十路も過ぎると気付いてし まう。  嫌な感情が渦巻いても二十代はお肌ピチ ピチしてたけど、三十代はそうもいかない。 無意味どころか肌荒れの原因にすらなる。 最悪だ。  ズルい、なんて感情はとっとと捨て去る のが吉‼ できればムカついたり、とかもし ないで暮らしたい!  あ、でも今床に転がってて、『絶対起き るっ』って言ったのに、起こしたらキレ気 味の旦那さんには結構ムカついてる。 まだまだ修行が足りません…。

「ズルい!!」

(3)

旅 行 

 「趣味は?」と聞かれたら「旅行」と答え るくらい僕は旅行が好きなのだが、最近旅 をしたいという気持ちが弱まってきている。 正確にいうと、行きたいところは国内外問 わずたくさんあるのだが、行くための調べ ごとを始めようとすると、まあ別に行かな くてもいいかという打ち消しの力が心の中 に働くような感じだ。  たぶんそれには色々な理由や原因があっ て、日本のほとんどの都道府県に行ったこ とがあり、海外にも 10 回ほど渡航してい るので、過去の経験から何となく予測をつ けてしまうことや、インターネットを通し てその場所の風景やその場所で何が起きて いるかをざっくりと把握できてしまうこと だろう。  また、未知のものに出会うという旅その ものの悦びを求めつつ、自分の気持ちを高 めてくれるであろう場所(例えば facebook で友人が話題にしている場所)ありきで旅 行のプランを考えたりと、結局は無難で分 かりやすい価値を旅行に求めてしまってい る自分に辟易する。情報と経験(と年齢?) が僕を旅から遠ざけるのか。  とはいっても、先日大阪に帰省したつい でに、ふらりと少し足を延ばして行った鳥 取砂丘には、自分でも意外なほど感動した。 有名な観光スポットであり、もちろん行く 前から写真では見ていたし、正直なところ 大きな期待はしていなかったけれども、実 際に目の当たりにして僕はその風景に夢中 になった。  雨で濡れた砂丘の砂が太陽の光で乾いて いく様子や、途方もない砂山の大きさとか、 心動かされるものがたくさんあった。  20 代前半のころは、旅をする(移動する) こと自体が目的で、快楽であったけれども、 今はその場所でこそ経験でき、感じること ができる何かに価値をおくようになったと 思う。(経験に価値があるという意味では、 あえて旅行に行く必要もないとも言える。) だからこそ、冒頭に書いたように、旅行し たいという気持ちと、インターネットの情 報や過去の自分の経験で知ったつもりに なって「別に行かなくてもいいか」という 気持ちがいつも葛藤を起こす。  ただ、それを振り切って一歩踏み出した 先に旅の感動が待っていることも知ってい る。

「行きたいところがない」

大阪出身、東京在住の三 十路目前男。 職場も家も外国人旅行者 が多いエリアで道案内が 日課となってます。 最近 Kindle を買いました。 筒井 佳樹

動 物 

 「憎めない」という「ずるさ」を持ってい るのが、ねこという生き物である。  一般的にねこはわがままで気分屋だと評 されている。私もそう思う。だが、少なく とも日本人はねこ大好きな人が多いのでは ないだろうか。以前留学先の現地の方が「日 本人はねこ好きなの?それにしてもねこ グッズ多いよね」と不思議がっていた。確 かにねこグッズは街に溢れている。それど ころか、本屋に並んでいるフォトブックは 他の動物よりも数が多いように感じる。ね こ駅長をはじめとする「看板ねこ」も存在 する。「ねこも杓子も」、「ねこの手も…」等 ことわざにも「ねこ」は多数登場する。浮 世絵にだって登場する。そのくらい日本人 は昔からねこ好きが多いのだと指摘されて 初めて実感した。  私のねこ事情はというと、自宅では諸事 情で飼ってはいないが、実家では一匹のね こを飼っている。御歳8歳のおばあちゃん ねこである。実家に帰るのが盆と正月の年 に 2 回、それも滞在日数が一週間にも満た ないものだから、簡単には構ってくれない。 その為、毎回会うたびに自己紹介がてら、 私という人間を覚えてもらうために餌付け をする。何回かすると覚えてもらうことが できるので構ってもらえる。構ってもらえ る、と言ってもねこ自身の気分が乗ったと きだけであり、逆にこちらが構ってもらう と困る時に、 にゃーにゃーにゃーにゃー とお呼びがかかることが多い。そのときは 適当にこちらの用事を引きあげてからお相 手する体制に入る。すると、かのねこは ぷ いっ と何事もなかったようにあちらに行っ てしまう。これを人にされると憤慨もので あるが、ねこなら仕方ない。というか「な んだツンデレなのか、可愛いやつめ」とか なんとか言いながら、にやにやしながらね このおしりを追いかけて無理矢理構っても らう。ねこもねこで嫌そうじゃない。この ねこの気分屋性質から始まる一連のやりと りがとてもとても愛らしくて憎めない。嫌 いになんかなれない。あぁ…ずるい。

「ずるいいきもの」

建築設計屋。アート、ファッ ション、美学 etc が大好物。 よくカメラ片手に路地裏を 歩いています。最近は露出 ダクトがエロティックだと 感じます。 門井 美樹

(4)

代 々 木 上 原 が 気 に な っ て い る 。 昔 か ら ハ リ ッ ツ の ド ー ナ ツ 、 カ タ ネ ベ ー カ リ ー の パ ン 、 エ ン ボ カ 東 京 の ピ ザ な ど 美 味 し い と こ ろ が た く さ ん あ り ま す が 、 4 月 末 に 新 た な ス ポ ッ ト が 誕 生 し ま し た 。 代 々 木 上 原 の 駅 を 降 り た 目 の 前 に あ るNODE UEHARA 。 ま る で 外 に い る か の よ う な 開 放 的 な 1 階 に は カ フ ェ と グ ロ ー サ ロ ー シ ョ ッ プ が あ り 、 地 域 の 住 人 に 新 鮮 な 食 材 を 提 供 し 、 地 下 は グ リ ル& ダ イ ニ ン グ で こ だ わ り の あ る 肉 類 や 新 鮮 な 魚 介 類 、 旬 の 野 菜 な ど を 炭 火 の グ リ ル で 調 理 し た シ ン プ ル で 彩 り の あ る メ ニ ュ ー を 提 供 し て い ま す 。 な ん で も こ こ は 小 田 急 電 鉄 が 開 発 を し て い て 、 そ の た め ﹁Train To Table ﹂ を コ ン セ プ ト に 、 小 田 急 沿 線 で 生 産 さ れ る 肉 や 野 菜 、 相 模 湾 近 郊 の 魚 介 類 な ど を 使 う こ と で 生 産 者 や 作 り 手 を 紹 介 す る ﹁ ロ ー カ ル 食 ﹂ を 提 案 し て い る そ う で す 。   僕 の お す す め す る こ の 場 所 の 使 い 方 は カ ウ ン タ ー 席 に 座 っ て 、 ラ イ ブ 感 を 楽 し み な が ら 食 事 す る こ と 。 地 下 の グ リ ル は 目 の 前 で 炭 火 焼 を し て く れ 、 目 で は そ の 手 際 の 良 さ を 楽 し み 、 食 に ま つ わ る エ ピ ソ ー ド で 会 話 を 楽 し み 、 も ち ろ ん 美 味 し い 食 事 で 舌 鼓 。 3 拍 子 揃 っ た 体 験 は こ の 場 所 な ら で は 。 お す す め メ ニ ュ ー は グ リ ル 野 菜 と キ ャ ベ ツ と ピ ー ナ ッ ツ の ガ ド ガ ド サ ラ ダ 。 ピ ー ナ ッ ツ ソ ー ス が 濃 厚 で す ご く 美 味 し い 。 あ と メ イ ン の 真 だ こ の 炭 焼 き 。 た こ を ﹁ 旨 味 の 塊 ﹂ と 言 い 切 る 私 は 、 シ ン プ ル な が ら そ の 旨 味 を 最 大 限 に 引 き 出 す ス パ イ ス や 味 付 け に 感 動 し ま し た 。 メ ニ ュ ー は 京 都 で 話 題 の レ ス ト ラ ンkiln の 船 越 雅 代 さ ん が 手 が け て い て 、 運 が 良 け れ ば 目 の 前 で 調 理 し て く れ ま す か も 。   な ん で こ ん な に 大 絶 賛 か っ て ? ? そ れ は 僕 の 勤 め て い る 会 社 が 企 画 設 計 運 営 し て い る か ら で す よ ( 笑) 。 テ ー マ に あ わ せ て ﹁ ズ ル い ﹂ 感 じ で 紹 介 さ せ て い た だ き ま し た 。   あ と 個 人 的 に は 食 後 の コ ー ヒ ー と し て 、 ち ょ っ と 歩 く け ど ﹁ パ ド ラ ー ズ コ ー ヒ ー ﹂ っ て コ ー ヒ ー 屋 さ ん も お す す め で す 。 店 主 の 松 島 さ ん が 厳 選 し た コ ー ヒ ー を と っ て も 美 味 し く い た だ け ま す 。

建築を通して場作り、まちづくりを 行う会社に勤務。企画から設計、小 物のデザインまで含めてトータルで デザインしています。 東京都渋谷区西原 3-11-8 ℡ 03-3466-0497 小田急線代々木上原駅目の前 東京都渋谷区西原 2-26-5 小田急線代々木上原駅徒歩 8 分

杤尾 直也

NODE UEHARA

PADDLERS COFFEE

  僕 は 、 岡 山 県 西 粟 倉 村 と い う 人 口1,500 人 の 村 で 、 薪 工 場 の 工 場 長 と し て 働 い て い ま す 。 工 場 長 と 言 っ て も 、 僕 と カ ナ ダ 人 の 元 レ ス ト ラ ン オ ー ナ ー の ダ ニ エ ル の 二 人 だ け の 小 さ な 工 場 で す 。   薪 工 場 で は 、 フ ォ ー ク リ フ ト や チ ェ ー ン ソ ー 、 薪 割 り 機 の 力 を 借 り つ つ 、 手 作 業 の 部 分 も 多 く 、 木 と 自 分 の 身 体 と 向 き 合 う 日 々 。 村 が 環 境 省 の モ デ ル 都 市 に 選 ば れ て い る の で 、 全 国 か ら 再 生 可 能 エ ネ ル ギ ー や 林 業 、 ま ち づ く り 関 連 の 視 察 を 受 け る の で す が 、 現 場 の あ ま り の ロ ー テ ク ぶ り に 、 逆 に 自 動 化 や 機 械 化 の ア ド バ イ ス を 受 け ま す 。   多 分 、 想 像 以 上 に シ ン プ ル な 仕 事 で す 。 単 純 だ け ど 奥 が 深 い 部 分 も あ り 、 体 力 は 必 要 だ け ど 、 そ れ 以 上 に 身 体 の 使 い 方 を 意 識 す る こ と で 、 作 業 効 率 が 大 き く 変 わ っ て き ま す 。 ボ ト ル ネ ッ ク に な っ て い る 部 分 に 焦 点 を 当 て 、 や り 方 を 工 夫 す る と い う 感 じ で す 。 山 や 畑 に 囲 ま れ た 環 境 で 鳥 の 鳴 き 声 や 川 の 音 を 聞 き な が ら 働 く 環 境 は 、 仕 事 と 言 う よ り 、 音 楽 や ス ケ ボ ー な ん か に 打 ち 込 ん で い る 感 覚 に 近 い と 感 じ て い ま す 。   僕 も ダ ニ エ ル も 今 の 働 き 方 を 楽 し ん で い る し 、 今 後 は 林 業 に も 進 出 し た い と 思 っ て い る の で 、 そ の 訓 練 の 過 程 で も あ り ま す 。 ︵ 薪 割 り 体 験 や イ ン タ ー ン も 随 時 受 け 入 れ て い ま す 。 林 業 の 入 口 と し て の 薪 工 場 っ て 、 ど う で し ょ う か ? ︶   さ て 、 僕 の 人 生 は と い う と 、 こ こ に 来 る ま で 、 地 元 へ のU タ ー ン も 含 め て 5 回 移 住 し て い ま す 。 こ の 回 数 は 、 ず っ と 地 元 で 過 ご し て き た 人 か ら す る と 多 く 、 転 勤 族 や 放 浪 癖 の あ る 旅 人 か ら す れ ば 少 な い と い っ た と こ ろ で し ょ う か 。 移 住 は 視 野 を 広 げ る チ ャ ン ス で す が 、 移 住 を 重 ね る 生 き 方 に も 実 は 技 術 が 必 要 で 、 ﹁ 旅 は 人 生 の 目 的 で は な い ﹂ と い う 信 条 を 持 つ 僕 に と っ て 、 移 住 す る こ と 自 体 は 経 験 値 で は な く て 、 そ こ か ら 何 を 学 ぶ か 、 移 住 し た 先 で 何 を す る か と い う 軸 を き ち ん と 持 た な い と 、 表 面 的 な 人 間 関 係 し か 築 け な い し 、 自 分 自 身 の 人 生 の ス テ ー ジ を 上 が る こ と は 出 来 な い と 思 っ て い ま す 。 な ぜ 、 こ れ を 心 構 え で は な く 技 術 と 言 っ た か 。 そ れ は 表 面 的 で も 良 い か ら で す 。   自 分 の 軸 を 決 め 、 信 じ き れ な く て も 、 そ う い う 風 に 生 き て み る 。 す る と 、 何 か が 変 わ っ て く る は ず で す 。

滋賀県大津市出身。昨年 9 月に岡山県 西粟倉村へ移住。再生可能エネルギー の事業に取り組むローカルベンチャー で薪割りと薪ボイラー運用の日々。音 楽と音楽にまつわる文化をこよなく愛 す。趣味でバンドや DJ 等を嗜む、通称、 サブカル好きの薪工場長。

高野 哲成

(5)

﹁ 明 後 日 、 夜 の ピ ク ニ ッ ク に 参 加 し ま せ ん か ? ﹂   知 り 合 い か ら 届 い た メ ッ セ ー ジ に 、 わ た し は 迷 う 事 な く 参 加 を 決 め た 。   恩 田 陸 の ﹁ 夜 の ピ ク ニ ッ ク ﹂ は わ た し の 大 好 き な 小 説 。 高 校 生 活 最 後 の 一 大 行 事 ﹁ 夜 間 歩 行 ﹂ 。 夜 を 徹 し て 生 徒 が80km を 歩 き 抜 く 、 そ の ひ と 晩 を 描 写 し た 物 語 だ 。 お 誘 い の ピ ク ニ ッ ク は そ れ を 模 し て 、 少 し 短 い け れ ど60km 、 代 々 木 公 園 か ら 鎌 倉 の 七 里 ガ 浜 ま で 歩 く と い う も の だ っ た 。 最 近 大 阪 か ら 上 京 し た 幼 な じ み も 誘 っ て 、7 00PM 代 々 木 公 園 を 出 発 。 松 濤 あ た り を 通 過 し な が ら ﹁ こ ん な 豪 邸 に 住 ん で み た い ﹂ 、 目 黒 川 沿 い を 歩 き な が ら ﹁ こ の お 店 す て き 、 こ ん ど 行 こ う ﹂ 、 そ ん な 世 間 話 や 笑 い 話 を し て い る と 、 学 芸 大 学 ま で は あ っ と い う 間 。 夜 の 住 宅 街 は 、 東 京 と い え ど も ひ っ そ り と し て い て 静 か 。 こ こ ろ な し か ひ ん や り と し て 、 と っ て も 気 持 が ち い い 。 久 し ぶ り に 幼 な じ み と バ カ 話 を し て 、 初 対 面 の 参 加 者 の ひ と と な り を 聞 い た り 。 と に か く し ゃ べ る の が 楽 し く て 仕 方 な い 。 し ゃ べ る 、 そ し て 歩 く 。 こ れ 以 外 の 誘 惑 が な い 夜 の 時 間 は 濃 密 で あ る 。 し か し 、 話 し た い 気 持 ち は あ る の に 、 武 蔵 小 杉 あ た り で 確 実 に 口 数 が 減 っ た 。 菊 名 あ た り で ﹁ リ タ イ ヤ し て 終 電 で 帰 る ? ﹂ と い う 悪 魔 の さ さ や き が 聞 こ え 、 終 電 の 時 間 を 過 ぎ た こ ろ に は 参 加 を 悔 い る ほ ど 足 に 違 和 感 が 。2:00AM に な っ た こ ろ 、 完 全 に 足 の 感 覚 が 無 く な っ て く る 。 足 を か ば う お か し な 歩 き 方 を し て い た か ら か 、 横 浜 の 港 南 あ た り か ら 腕 ま で 痛 く な っ て き て 、 歩 き が 完 全 に ロ ボ ッ ト 化 。 こ こ か ら が と て つ も な く 長 か っ た 。 ほ ん と う は 一 歩 さ え 踏 み 出 す の が 苦 痛 な の に 、 ゴ ー ル し た い と い う 気 力 だ け で 歩 い て い る の で 、 歩 く 速 度 が み ん な 亀 の ご と く ス ロ ー ダ ウ ン 。 鎌 倉 市 に 到 達 し た こ ろ に は 、 心 も 身 体 も 麻 痺 し て 、 み ん な 再 び お し ゃ べ り に な る か ら お も し ろ い 。 朝 日

  Habon に 参 加 し な が ら 、 常 々 声 を 大 に し て 言 い た い ! と 思 っ て い る の は 、 今 の 中 学 生 が 送 っ て い る 日 常 は 、 私 た ち が 中 学 生 だ っ た 頃 の 日 常 と は 大 き く か け 離 れ た も の に な っ て い る ! と い う こ と 。 そ の 最 た る も の が ス マ ー ト フ ォ ン で す 。 ク ラ ス の LINE グ ル ー プ が あ る の は 当 た り 前 。 夜 中 の 3 時 に 連 絡 し て も ば れ な け れ ば 怒 ら れ な い 。 学 校 帰 り に 寄 り 道 し て と っ た 写 真 をTwitter に あ げ て み た り … 。 ﹁ こ ん な の 一 体 ど う 指 導 し た ら よ い の ! ? ﹂ と 、 言 い た く な る こ と が た く さ ん 起 こ り ま す 。 皆 さ ん だ っ た ら ど う し ま す か ?   さ ら に そ ん な 時 代 の 流 れ の 中 で 学 校 の 環 境 そ の も の も 大 き く 変 わ ろ う と し て い ま す 。 私 が 授 業 に 行 く と き に 教 室 に 持 っ て い く の は 、 教 科 書 、 ノ ー ト 、 そ し て タ ブ レ ッ ト パ ソ コ ン 。 教 室 に は プ ロ ジ ェ ク タ ー 備 え 付 け の 可 動 式 ホ ワ イ ト ボ ー ド が 黒 板 に 設 置 さ れ 、 パ ソ コ ン 画 面 を い つ で も 投 影 す る こ と が

中学校の先生8年目。 も う そ ろ そ ろ 異 動 な の で、 今年は今までの恩返し!と 思 っ て 滅 私 奉 公 中。い や、 プライベート大事にしない といけないのもわかってる んですよ…

熊井 直子

で き ま す 。 ま た 、 生 徒 に も 1 人 1 台 タ ブ レ ッ ト を 貸 し 出 し て い て 、 画 面 上 で 作 業 を さ せ る よ う な 活 動 も 可 能 。 た と え ば 先 日 行 っ た 授 業 で は 、 生 徒 が 書 い た 作 文 を 写 真 で 撮 影 し 、 そ れ を デ ー タ と し て 全 員 で 共 有 し ま し た 。 ど の 作 文 の ど う い う と こ ろ が よ い の か を タ ブ レ ッ ト 上 で 交 流 し 、 推 敲 に 役 立 て る… そ ん な こ と も で き ま す 。 今 は ま だ 行 っ て い ま せ ん が 、 そ の う ち 、 宿 題 の プ リ ン ト な ど も タ ブ レ ッ ト 上 に 配 布 し て や ら せ る こ と も 可 能 に な る の で は ! ? ま た は 、 ネ ッ ト 上 に ワ ー ク シ ー ト を の せ て お く の で 、 家 で プ リ ン ト ア ウ ト し な さ い 、 な ん て こ と も 起 こ り う る の で は ! ? 等 々 、 皆 さ ん の お 子 さ ん が 中 学 校 に 上 が る 頃 に は 、 お そ ら く 家 庭 の パ ソ コ ン は 必 須 で 、 子 供 た ち の 勉 強 道 具 の 1 つ に な っ て い る の で は な い か と 予 想 さ れ ま す 。 下 手 し た ら も う 学 校 と い う 場 所 に 行 く 必 要 も な く な っ て い っ て し ま う の か も… ?   で も 、 そ の 中 で 大 切 に し た い と 思 っ て い る 私 の 仕 事 道 具 は ﹁ 私 自 身 ﹂ で す 。 機 械 は い つ か 壊 れ る か も し れ な い 。 で も 、 ﹁ 教 育 ﹂ と い う 仕 事 は 絶 対 に な く な り ま せ ん 。 常 に 健 康 で あ る こ と 。 笑 顔 で あ る こ と 。 生 徒 の 心 の 動 き を 理 解 し 、 そ れ に 対 応 す る 力 が あ る こ と 。 感 動 が あ る か ら こ そ 人 生 で あ り 、 感 動 は 人 と の 関 わ り の 中 で し か 生 ま れ る も の で は な い と 信 じ て い ま す 。 時 代 は 変 化 し て い く け れ ど 、 子 ど も が ﹁ 子 ど も ﹂ で あ る 、 と い う こ と は 何 も 変 わ り ま せ ん 。 環 境 の 変 化 を 恐 れ ず 、 子 ど も の 本 質 に 寄 り 添 う 心 こ そ が 、 誰 に で も 訪 れ る ﹁ 誰 か を 教 育 す る こ と ﹂ に 欠 か せ な い 道 具 で あ る と 、 私 は 考 え ま す 。 最近、食欲が止まらない。 食べても、食べても、食べた くなる。だから、わたしには 歩みが必要です。食べて、歩 いて、ゼロにする。食欲が罪 悪感になるのが一番不幸。 だから、歩かなければ!

橘 真子

を 背 中 に 受 け て 歩 い て い る と 自 然 と 昔 話 を は じ め だ す か ら 、 あ の 小 説 は 実 際 の 状 況 に 忠 実 で あ る と 今 に な っ て 思 う 。   七 里 ケ 浜 に 着 い た の は9:00AM 。 浜 辺 に 付 い た 時 は 、 疲 労 感 で も 眠 気 で も な く 、 爽 快 感 。 そ し て 一 番 感 じ た の は 、 二 足 歩 行 で ど こ ま で で も 行 け る と い う こ と の 驚 き 。 自 分 の 行 き た い と こ ろ に 、 時 間 を か け れ ば ど こ へ で も 行 け る と い う こ と を 身 を も っ て 体 験 で き た こ と が 、 気 持 ち よ か っ た 。   次 は 東 へ 、 九 十 九 里 浜 を 目 指 し た い と 思 っ て い る 。 ど な た か 一 緒 に 、 偉 大 な る 二 足 歩 行 、 し ま せ ん か ?

(6)

昨年(2014年)2月、マレーシアに出張に行き、「な んていいところだ、夏に行こう」と夏休みを 先取 り して買った本。 結果、マレーシアがからんだ航 空機事故が2回もあったことをうけ、行かず。今は イスラム過激派も怖いし、いったいいつになった ら行けるのやら・・・。

坂本 有希

「Malaysia Time」 なし RSVP 近未来のSFミステリィ。とある目的を持ったミチ ルとロイディは衛星にも感知されていない 年を取 らない 女王が統治する国に不時着。そこで起こる 殺人をきっかけに紐解かれていくこの国の歴史と 実体。さらにミチルとロイディの正体が明らかにな る。描かれている近未来の様子がこれから実際に起 こりそうなリアルを帯びている。いや、もうすでに 実現可能なのではないかと思わせる一冊。

門井 美樹

「女王の百年密室 」 森博嗣 新潮社

橘 真子

「あずきバーはなぜ堅い? おいしい雑学200」 おいしい雑学研究会 オレンジページ

吉田 亮介

「地域社会圏主義 」 山本 理顕 LIXIL 出版 初対面の相手と楽しくおしゃべりするには? 自分と話して いて、楽しいとかリラックスできるとか そういう印象を 持ってほしいから、 お互いが共感できる話のネタを、先取り して投げかけられる人になりたい。 「食べもの」や「食べるこ と」は老若男女の関心ごと。 食べる事がきらいなひとはいな いから、 食の雑学を携えておけば、何かと使えます。 日本のこれからの暮らし方を先取りした本と言え ばコレ。 戦後日本がまい進してきた、1つの住宅に1 家族が住むというモデルから、 大きな1つの住宅に 500人が協同しならが住むというモデルへの変革 を提言した本です。 webの世界ではもう当たり前 なシェアという概念が実空間に広がるとどうなる のか?という視点で読むと面白いかもしれません。 「特別阿房列車」最近の鉄道ブームを先取り(何 十年も前に)していたのでは・・・「何にも用事 がないけれど、汽車に乗って大阪へ行って来よ うと思う」一度読んだら、不思議な世界に引き こまれてしまうこと受け合いです。

小野間 萌

「内田百聞 ちくま日本文学 001」 内田 百けん 筑摩書房 小説は現在を先取りした世界を示すことがある。 この本は日本人の少年が現在の国と言う枠組み は外して、新たに自分たちの国を作ることを宣言 している。これはここ数年で起きている。1つの国 の中や、国家間をまたいで、新たな国や自治を作 ろうとする動きを先取りしている。

山田 匠

「希望の国のエクソダス」 村上 龍 文藝春秋 彰国社

田鍋 圭助

「ツイッター創業物語 金と権力、友情、そして裏切り」 ニック・ビルトン 日本経済新聞出版社 時代を 先取り して twitter を創りだしたのは誰だったの か!?を、赤裸々に書いた本。ジャックにとっては、自分 の物語を伝えるのが目的だった。エブにとってツイッター は、他人の物語を伝えるのが目的だった、同じ 140 字でも コンセプトが違って面白い。 2015 年 3 月 1 日(日)18 時∼ @ 銀座 League 「先取りな本」 11 名 春が待ち遠しいのもありますが、4 月からは新年度。今年度を先取りできちゃう本、自分の中だけ で勝手に先取りしてる本、ずっと昔から先取りしちゃってた本などなど、集まるかなと思いこのテー マに。実際のところは・・・・以下御覧ください。

熊井 直子

「昨日、狂言見に行ったんだけどさ、萬斎、超カッコ 良かったんだよね!」・・・という会話は一般的で はないと思います。でも、東京オリンピックが決 まった今、英語も大事だけど、伝統芸能もありで しょ!!この本を読めば、今まで敷居が高かった 能や狂言がみに行きたくなるはず。そして、日常の 中にも「伝統的な和」があることに気付くはず・・・。 「狂言サイボーグ」 野村萬斎 文藝春秋

New Books in Habon Library

本をシェアすることで、自分の興味の一歩先にある

オススメの本 と 人 に出会える新しいライブラリーの仕組み

Habon

(7)

狩谷 俊介

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 「ゆるく考えよう」 ちきりん イースト・プレス

杤尾 直也

これからのことを考えるときに参考にしている 本。1秒間で世の中ではどんなことが起こってい るのか、それを認識した上で、自分の行動を振り 返ってみる。そんな使い方をしています。 ただ流 し読みしたとしてもとても面白い雑学の本です。 おちゃらけ社会派を自称するスーパーブロガー が語る、ゆるいけど、極論に聞こえるけど、最後に は附に落ちてしまう、傾いてるけど、カッコイ イ!!

「1 秒の世界 GLOBAL CHANGE in ONE SECOND」

山本 良一 , Think the Earth Project ダイヤモンド社社

山川 早霧

「仕事のお守り 」 ミシマ社 編 ミシマ社

写 真

「今月のiPhone Snap」

Ryosuke Yoshida Mako Tachibana Keisuke Tanabe

「なんか憧れる③」 「爽やかパパ??」 「ここではノーモア盗撮泥棒」

「なんか憧れる①」 「三重のなばなの里、花街道にときめき」 「これからの春の風物詩」

「明治神宮のご神木、ご利益を期待」 「コスプレ初心者あるある」

(8)

箔を貼れなかったのは、富子に資金 援助をせがんで断わられたからであ ろうか。池の向こうに佇む銀閣には、 古今東西の美に通じた義政独特の感 性が宿っている。しかし彼の境遇を 考えるとどこか、男の哀愁をも感じ ざるを得ない。  その義政、やはり悪妻の生命力に は勝てず、彼女より先に世を去って しまう。その死の間際に彼は、あの メロディに乗せて「バイバイありが とうサーようなら∼」と口ずさんだ とか。バイバイが Bye Bye とともに、 富子の演じた倍々ゲームにかかって いることは、風流人・義政の最後の 意地というところだろう。 アクセス: アクセス: 京都駅から市バス 17 系統などで 50 分程度、「銀閣寺道」又は「銀閣寺前」下車

連載「京都綺譚」

おわりに

第二十三回

慈照寺(銀閣)

 「ズルい」といえば「女」、そして あの印象的なイントロが頭を駆け巡 る。そんな同世代の皆さん、こんに ちは。私はあの頃中学生でした。  京都の歴史の中で「ズルい女」と してまず思い起こされるのは、日野 富子だ。室町の八代将軍足利義政の 正室であり、名にし負う悪女。まず 義政の後継の座を私情で次々とすげ 替えて、応仁の乱の原因の一端をつ くってしまう。そうかと思えば大名 に金や米を貸したり、関所を設けて 通行料を召し上げたりして、乱世の 最中に着々と蓄財に励む。今に伝わ る富子のエピソードはこのようなも のばかりで、実にズルい。いやズル いを通り越して、誰も信じられない 世に、嫌われながらも必死に生き抜 いたであろう、ひたむきな生命力さ え感じてしまう。  東山の慈照寺(銀閣)は、そんな 富子に翻弄され続けた夫・義政が、 世を厭って建てた山荘である。三代 将軍義満の金閣と対をなすものだが、 こちらは随分と質素だ。仕上げに銀

「段取りの目的化」

 先日、実家に行った時のお話。  あまりマメでない自分は、実家に帰 るからといって基本、お土産なんて用 意しないのだが、きちんとしている しっかり者の妻は、いつも何かしらの 手土産をいつの間にか買ってきて、 ちゃんと親に渡してくれる。  今回もそのはずだったのが、数日前 たまたま高島屋にいたこともあり、お 土産を一緒に買おうという話になっ た。そして今回もお菓子を買う予定 だったのだが、いつも甘いものなのも ね∼と言いながら歩いていたら、滋賀 県から出張販売に来ていた「ぷりぷり 海老しゅうぼう」という、出汁付き水 餃子みたいな商品に目がいった。  これぞ出張販売に来ているおばちゃ ん!といったよく喋る少し押しが強め (でも居心地は悪くない)店員さんに 試食を勧められ食べてみると、これは うまい!お土産にいいかも…と思って いると、「うちの商品は要冷凍だけど、 持ち歩き 7 時間は持つよ」というナイ ス営業トークにも乗せられ、今回のお 土産に決定∼!となった。  自宅に戻った後、那須に行くまで冷 凍庫で保存し、「お土産持っていくの 忘れないようにしなきゃね」というコ メントにより、玄関に「お土産忘れず に!」という張り紙を準備、当日お互 い忘れてないかを確認して家を出るこ とが出来た。 しかし那須からの帰り道、電車に揺ら れていると突然「そういえばお土産っ て渡した?」と妻の悲鳴にも似た声が。 ハッと思いバッグを確認してみると、 まさかの「ぷりぷり海老しゅうぼう」 が…!あの出張販売に期てたおばちゃ んもびっくりな、持ち歩き 40 時間が 経過していました…。  今回、世の中には 手段の目的化 だけでなく、 段取りの目的化 も存在 することを発見。本来お土産を渡すこ とがゴールなのに、「お土産を忘れず に持って出る」ことがゴールになって しまい、自分のお土産持参任務は完了 した故の結果…。お土産は渡すまでが お土産!ということを肝に銘じようと 思った出来事でした。 (吉田 亮介)

未定

次回のHabon

HabonPaper issue 24

同時発行

HabonPaper issue 23

「なんか、ズルい」

京都大学助教。「都市の様相」に関する 研究を展開している。 北 雄介 2015年5月14日 第1刷発行 発行所 中目黒ハウス901 連絡先 [email protected]   ずるいの辞書的意味は「自分の利益を得たり するために、要領よく振る舞うさま。またそういう 性質であるさま。」ということを基本にしてどの 写真もそのずるさ=自分の算段やしてほしいこ と。を隠すために相手に対して「理由を飛び越 して、人間にある感情をひきおこさせてしまう。」 ということをテーマに選んでみました。  手で触れているのは、アフガニスタンのギャ ッぺと呼ばれる藍染の絨毯。「触り心地がいい ので触れてみて下さい良かったら買って下さい 」なんてどこにも書いてないのに、触りたくなる、 ゴロゴロしたくなる、欲しくなる。絨毯はそこに あるだけなのに欲しいという気持ちを増幅させ る。だからとてもずるい。

山田 匠

都内の大きな会社で建築意匠設計 の仕事をしています。 2015年の前 半は、次の動きへの下地づくりと頭 の中の整理に当てています。 自分 では思いもよらない考えに出会え て、いつも新鮮な気持ちになれるの でhabonに参加しています。

表紙の写真

杤尾直也 吉田亮介 田鍋圭助 橘真子 Habonメンバー一同 Staff

参照

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