健常成人女性の月経痛に対する経皮的電気刺激治療の効果
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(2) 健常成人女性の月経痛に対する経皮的電気刺激治療の効果. 273. TENS が有効か検討するため,20 代女性の月経時の腹 部の痛みに対して,月経開始から最初の疼痛出現時に統 一して,高周波 TENS を使用し,その疼痛軽減効果を 検討することとした。 対象および方法 1.対象 本研究の目的や臨床的意義について十分に理解し,文 書による同意が得られた健常成人女性 22 名(21 ± 1 歳) を対象とした。体重は 50.6 ± 5.9 kg,身長は 158.2 ± 図 1 電極貼付部位. 4.7 cm であった。 除外基準は 1)経産婦,2)TENS 使用に際して禁忌が ある場合(ペースメーカーなど)とした。月経時に痛み がなかった場合や測定用紙の記入に不備があった周期,. 測定機器と用紙に関しては,月経開始予定日の 1 週間. VAS 測定期間中の 240 分以内に服薬した周期に関して. ほど前までには配布し,いつ疼痛が出現しても測定でき. は除外した。なお,本研究は兵庫医療大学における倫理. るようにした。疼痛開始時期によっては,測定できない. 審査委員会で承認を得たうえで実施した(第 13015 号) 。. こともあるので,「負担に感じない範囲での測定でよい こと」 「測定途中になんらかの異常が生じた場合には,. 2.方法. 中止してもよいこと」をあらかじめ説明した。. 1 回の月経開始日から終了日までを 1 周期とし,各対. その他の測定項目として,服薬の有無,電流強度(介. 象者につき 4 周期を研究期間とした。すべての対象者に. 入期のみ) ,内省報告(介入期,非介入期を経験してか. おいて,月経痛が生じていた。TENS を使用する介入期,. ら)とした。. 使用しない非介入期はランダムに実施した。基礎的な月. VAS を測定している 240 分間のうちに服薬した周期. 経時の痛みを把握するため,月経開始時から最初に痛み. は統計解析から除外した。非介入期,介入期における. を感じたときを 0 分とし,60 分までは 10 分毎に,それ. ベースラインである 0 分時の VAS 値に差異があるかど. 以降は 240 分まで 60 分毎に計 10 回,疼痛の程度を測定. うかを独立したサンプルの t 検定で確認し,有意差がな. した。介入期については,月経開始時から最初に痛みを. ければ,疼痛出現時の VAS 値を 1 とした。疼痛出現時. 感じたときを 0 分とし,その時点から TENS を開始し,. の VAS 値で各時間の VAS 値を除した値を変化率とし,. 30 分間施行した。非介入期同様,疼痛の程度を測定した。. 介入の有無によって変化率に差があるかを検定するため. TENS には低周波治療器(伊藤超短波社製,Trio300). に,二元配置分散分析を行った。介入の有無で疼痛の変. を使用した。電気刺激設定は 70 ∼ 100 Hz の間で周波. 化 率 に 交 互 作 用 が あ っ た 場 合 に は, 時 間 毎 に Mann-. 数を可変し電流強度は感覚閾値レベルに設定した。対象. Whitney の U 検定を用いた。統計処理には,統計解析. 者には,感覚閾値レベルとは,「ピリピリと感じる程度. ソフト(SPSS 社製,SPSS ver18.0)を使用し,検討の. で不快でない強度」に設定するよう指示した。あらかじ. 統計学的有意水準は 5% とした。. め機器は 3 分毎に周波数が変調するようにプログラム設 定を行い,対象者にはスイッチボタンと電流強度設定の. 結 果. ボタンのみを押すと作動すると説明を行った。電極には. 解析の対象となった周波数は,研究対象であった 88. 自着性電極(伊藤超短波社製,アクセルガード M・50. 周期のうち使用機器の台数や対象者らの時間的制約によ. × 50 mm)を 2 枚使用し,子宮底・体部感覚支配領域. り測定不可能だった 16 周期,VAS 測定期間中に服薬が. 内である第 12 胸髄節から第 1 腰髄節の皮膚分節領域に. 認められた 20 周期,記載に不備がみられた 1 周期を除. 貼付した(図 1)。TENS 施行中の姿勢等に関して,規. いた 51 周期で,非介入期のデータ数は 24 周期,介入期. 定は設けないこととした。. のデータ数は 27 周期であった。すべての周期において,. 痛みの評価には Visual Analog Scale(以下,VAS). 疼痛出現部位は腹部であり,月経開始 1 日目に痛みが出. を使用した。VAS は長さ 100 mm の線からなり,線の. 現していた。介入期に使用した電流強度は 3 ∼ 32 mA. 一方の端を「痛みなし(0)」,他方の端を「これ以上の. であった。. 痛みは考えられない(100)」として,対象者が感じる痛. 非介入期,介入期の両期でベースラインの VAS 値に. みが線のどのあたりかを記入させ,左端からの距離. 差が認められなかった。介入の有無における時間毎の痛. (mm)により計測した。. みの推移を表 1 に示した(平均±標準偏差)。.
(3) 274. 理学療法学 第 44 巻第 4 号. 表 1 時間毎の痛みの推移(平均±標準偏差) 時間(分). 0分. 10 分. 20 分. 30 分. 40 分. 50 分. 60 分. 120 分. 180 分. 240 分. 非介入期. 24.5 ± 19.8. 24.7 ± 19.4. 26.5 ± 19.7. 25.6 ± 21.5. 26.9 ± 22.3. 25.8 ± 20.4. 25.4 ± 21.2. 22.6 ± 19.3. 25.1 ± 21.5. 27.0 ± 24.1. 介入期. 32.9 ± 19.1. 30.4 ± 18.8. 26.2 ± 18.9. 21.6 ± 17.0. 20.9 ± 19.0. 20.9 ± 17.8. 18.7 ± 18.8. 17.6 ± 17.5. 17.5 ± 17.1. 19.9 ± 16.7. 図 2 痛みの変化率の経時的推移 ( 平均±標準偏差 ) 疼痛出現時の VAS 値を 1 とし,各時間の VAS 値を疼痛出現時の VAS 値で除した値 を変化率とし,グラフに示す.(*)TENS 開始から 20 分,30 分,40 分,50 分,60 分時点で非介入期と比べて痛みの変化率に有意差が認められた.. 表 2 内省報告 効果あり. 効果なし. ・電気をあてている間,痛みが和らいだ. ・違いがわからなかった. ・電気をあてた後は楽だと感じた. ・それほど長く効果が持続しなかった. ・電気をあてたほうが早く痛みがひいた. ・特に変化なし. ・痛みが消える速さが速くなった. ・電気をあて終えると痛みだした. 二元配置分散分析の結果,介入の有無で主効果あり,. TENS の疼痛軽減作用機序には,シナプス前抑制,内因. 介入の有無における変化率の各測定時期の比較では交互. 性オピオイドの放出が関与するとされる。. 作用が認められた。また,Mann-Whitney の U 検定に. TENS 実施直後の疼痛軽減には,シナプス前抑制が働. おいて 20,30,40,50,60 分で介入の有無により,痛. いたと考えられる。シナプス前抑制を効果的に作用させ. みの変化率に有意差が認められた(図 2)。. るためには,疼痛出現部位と同一のデルマトーム領域に. 内省報告は, 「電気をあてている間,痛みが和らいだ」 ,. 電極を貼付するのがよい,という報告がある. 15)16). 。月. 「電気をあてたほうが早く痛みがひいた」,「介入期と非. 経痛に対して TENS を用いている先行研究では,疼痛. 介入期で違いがわからなかった」,「電気が終わったあと. 出現部位である腹部や腰部,殿部もしくは経穴点に電極. の持続効果が少ない」などが確認できた(表 2) 。TENS. を貼付しているが,より有効な鎮痛効果が確認されてい. 使用による副作用,また電極貼付による皮膚のかぶれ等. るのは,子宮の感覚支配領域内に貼付されているもので. の皮膚症状の報告はなかった。. あった. 考 察. 5‒13). 。そこで今回は子宮底・体部の感覚支配領. 域内である,第 12 胸髄節から第 1 腰髄節の支配領域と 一致するデルマトーム領域に電極を貼付した。子宮頸部. 本研究は月経痛に対する TENS の疼痛軽減効果を非. 感覚支配領域は第 2 仙髄節から第 4 仙髄節とされており,. 介入期,介入期の 2 群間で検討した。疼痛の程度は 2 群. その部位にも電極を貼付することで,より有効な疼痛軽. 間 に 疼 痛 出 現 時 ベ ー ス ラ イ ン に 差 を 認 め な か っ た。. 減効果が確認されたかもしれない。しかし,月経期間中. TENS を使用した介入期では測定開始から 20,30,40,. にナプキン等の月経用品を着用する女性にとっては,不. 50,60 分時点での痛みの変化率の改善を認め,月経痛. 快感を感じさせてしまう可能性もあり,今回は子宮底・. 軽 減 に 対 し て TENS が 有 用 で あ る こ と が 示 さ れ た。. 体部感覚支配領域内のみの電極貼付にとどめたが,その.
(4) 健常成人女性の月経痛に対する経皮的電気刺激治療の効果. 275. 部位だけでも十分な疼痛軽減効果が得られた。早期から. しまった。さらに自身で TENS を施行するため,電流. 介入の有無で疼痛の変化率に有意差が認められなかった. を流さないプラセボを設定することができず,介入期に. ことに関しては,月経痛は月経周期毎に痛みの程度や持. おいては,治療しているという心理的な効果を拭いさる. 続時間が異なることも関係していると考えられる。. ことはできない。. TENS 終了後 30 分間の疼痛軽減が持続したことには. 近年,女性を取りまく社会環境が変化しつつある。家. 17). 庭だけでなく,就業意識が高まり,社会でも男性と対等. 内因性オピオイドは使用する周波数によって異なる物質. な役割を果たせる機会も増えてきている。月経痛に対す. が関与するとされている。多種の内因性オピオイドの放. る 対 処 法 に 満 足 で き て い な い 女 性 も 多 い こ と か ら,. 出を促し,効果的な疼痛軽減効果を促す観点から,低周. TENS がそのような女性たちの代替手段になれるよう,. 波も組み合わせたより広い周波数帯を組み合わせた変調. 使用機器,研究方法を検討し,さらに進める必要がある. 周波数を使用すると,より長い持続効果が確認できた可. と考える。. 内因性オピオイドが関与した可能性が考えられる. 。. 能性も考えられる。月経痛に対しては,先行研究自体も 少なく,パラメーター設定も定まっていない。一般的に. 結 論. 低周波は持続的な鎮痛効果に関与するとされている。今. 20 代女性の月経痛軽減に対して TENS が有効か検証. 回の結果からは,TENS 終了後 30 分時点まで疼痛の程. した結果,なにもしない非介入期と比較して,TENS を. 度が非介入期と比較して低値を示しているが,それ以降. 使用すると開始 20 分から痛みの変化率に有意な低下が. も疼痛軽減効果を確認していくためには,低い周波数も. みとめられ,TENS 終了後も 30 分間,持続した。TENS. 組み合わせ,さらなる検証が必要である。使用する周波. 使用による副作用の報告はなかった。. 数を低周波から高周波まで変調させようとすると,それ. TENS は,月経痛に対する比較的低侵襲な鎮痛手段と. に応じて電気刺激強度も変調すべきである。しかし,今. なる可能性が示唆された。. 回用いた機器では実施できない現状もある。 電流強度に関しては,筋収縮を伴うような高強度の刺. 謝辞:本研究を遂行するうえで,惜しみないご協力とご. 激強度を支持する報告もあれば,一方で筋収縮を伴わな. 助言を賜りました兵庫医療大学リハビリテーション学部. い低強度の刺激の有効性を示している報告もある. 18)19). 。. 本研究は感覚閾値レベルの電流を使用し,月経痛軽減効 果が確認できたが,月経痛に対してどの程度の電流強度 を用いるのが有効か,今後さらなる検討が必要である。 内省報告では ,「電気をあてている間,痛みが和らい だ」という意見が多かった。介入期では,電極を貼付し て電流を流しており,治療されているという心理的要因 や 30 分間電極を腹部に貼付していた触刺激により,非 介入期とは異なり,A β 線維からのインパルスにより, シナプス前抑制が働き,鎮痛効果に反映された可能性も ある。その一方で,非介入期と介入期の両期を比較して も「あまり効果の違いがわからなかった」という意見も あった。今後様々な刺激パラメーターを検討していく必 要があると考えられる。 月経痛はいつ出現するかは,予想できず,夜間に出現 する場合があるにもかかわらず,今回,測定時間が月経 開始時から最初に痛みを感じたときを 0 分とし,それか ら 240 分間と長時間に及ぶため,途中で眠ってしまわれ る対象者もいた。今回はこのような周期も除外基準に含 んでいるが,今後はこのような周期に関する対応も考慮 していきたいと考えている。 本研究の限界としては,同一対象者内でも月経周期毎 に痛みの程度や疼痛出現時間が異なり,服薬する周期や 240 分間測定を続行することができず,除外しなければ ならない周期があったため,サンプル数が少なくなって. 理学療法学科日高正己教授に深謝いたします。 文 献 1)日本産科婦人科学会:産婦人科用語集・用語解説集改訂新 版.金原出版,東京,2003,p. 176. 2)Tanaka E, Momoeda M, et al.: Burden of menstrual symptoms in Japanese women: results from a surveybased study. J Med Econ. 2013; 16: 1255‒1266. 3)松本清一:月経らくらく講座─もっと上手に付き合い,素 敵に生きるために─.文光堂,東京,2014,pp. 10‒17. 4)高田恵子,吉田隆之,他:ピルの普及を目指して.産婦人 科治療.2009; 98: 684‒689. 5)Lundeberg T, Bondesson L, et al.: Relief of primary dysmenorrhea by Transcutaneous Electrical Nerve Stimulation. Acta Obstet Gyn Scan. 1985; 64: 491‒497. 6)Lewers D, Clelland J, et al.: Transcutaneous Electrical Nerve Stimulation in the Relief of Primary Dysmenorrhea. Phys Ther. 1989; 69: 3‒9. 7)Dawood M, Ramos J: Transcutaneous Electrical Nerve Stimulation (TENS) for the treatment of primary dysmenorrhea: A randomized crossover comparison with placebo TENS and ibuprofen. Obstet Gynecol. 1990; 75: 656‒660. 8)Smith P, Heltzel J: Interrelation of Analgesia and Uterine Activity in Women with Primary Dysmenorrhea A Preliminary Report. J Reprod Med. 1991; 36: 260‒264. 9)Kaplan B, Peled Y, et al.: Transcutaneous Electrical Nerve Stimulation (TENS) as a relief for dysmenorrhea. Clin Exp Obstete Gynecol. 1994; 21: 87‒90. 10)Milsom I, Hedner N, et al.: A Comparative study of the effect of high-intensity Transcutaneous nerve stimulation and oral naproxen on intrauterine pressure and menstrual pain in patients with primary dysmenorrhea. Am J Obstet Gynecol. 1994; 170: 123‒129..
(5) 276. 理学療法学 第 44 巻第 4 号. 11)東尾聡子,坪倉省吾,他:経皮電流刺激装置(TENS)に よる月経痛の治療効果.臨妊産.1999; 53: 1323‒1327. 12)Tugay N, Akbayrak T, et al.: Effectiveness of Transcutaneous Electrical Nerve Stimulation and Interferential Current in Primary Dysmenorrhea. Pain Med. 2007; 8: 295‒300. 13)Parsa P, Bashieian S: Effect of Transcutaneous Electrical Nerve Stimulation (TENS) on Primary Dysmenorrhea in adolescent Girls. J Postgrad Med. 2013; 27: 326‒330. 14)松本清一:日本性科学大系Ⅲ日本女性の月経.フリープレ ス,東京,1999,p. 84. 15)庄 本 康 治: 最 新 物 理 療 法 の 臨 床 適 応. 文 光 堂, 東 京, 2012,pp. 141‒143.. 16)伊黒浩二,庄本康治:変形性膝関節症に対しスクレロトー ムをデルマトーム領域に反映させた電極貼付による経皮的 電気刺激(TENS)の鎮痛効果.日本物理療法学会会誌. 2013; 20: 35‒42. 17)Sjolund B, Terenius L: Increased cerebrospinal fluid levels of endorphins after electroacupuncture. Acta Physical Scand. 1977; 100: 382‒384. 18)川口浩太郎:コンディショニング・ケアのための物理療法 実践マニュアル.文光堂,東京,2016,pp. 95‒96. 19)原 幹周,吉田英樹,他:経皮的電気神経刺激(TENS) の疼痛軽減効果に関する検討─生理学的指標および TENS の刺激強度に着目して─.理学療法科学.2015; 30: 63‒68.. 〈Abstract〉. Effect of Transcutaneous Electrical Nerve Stimulation (TENS) for Relieving Menstrual Pain in Healthy Adult Women. Ai NAKAGAWA, PT, MS Akira SAKAGUCHI, PT, PhD, Kotaro KAWAGUCHI, PT, PhD, Hiroyuki FUJIOKA, MD, Physician Depertment of Physical Therapy, School of Rehabilitation, Hyogo University of Health Sciences Kana HARADA, PT Depertment of Rehabilitation, Takatsuki General Hospital, Aijinkai Healthcare Corporation Purpose: Women with severe menstrual pain take medications for uncomfortable symptoms. However, medications sometimes cause side effects such as gastric ulcers and allergies. Transcutaneous electrical nerve stimulation (TENS) relieves pain following trauma to the extremities such as a sprain or fracture and has fewer side effects. We used TENS to relieve menstrual pain and evaluated its effectiveness. Methods: Twenty-two healthy adult Japanese women participated in this study, and four menstrual cycles of each woman were analyzed. TENS (Trio 300, Ito Physiotherapy and Rehabilitation, Ito Co. Ltd., Japan) was used to relieving menstrual pain in two menstrual cycles (TENS group), and for the other two menstrual cycles, TENS was not used (control group). Measurement began when the woman first felt the pain from menses starting time to 0 minutes and set after that to total of 10 times per 60 minutes until 240 minutes every 10 minutes until 60 minutes. In the TENS group, TENS was used for 30 minutes beginning at 0 minutes. Women with severe menstrual pain were permitted medication and their data were not included. Results: We analyzed 24 menstrual cycles (15 women) of the TENS group and 27 menstrual cycles (19 women) of the control group. In the TENS group, significant pain relief was obtained at 20, 30, 40, 50, 60 minutes from the beginning of the menses compared with the control group. No side effects due to TENS were observed. Conclusion: This study suggest that TENS is useful for relieving menstrual pain and is not associated with severe side effects. Key Words: Menstruation, Pain, TENS.
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