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(1)

アール・0・ヘディー

〝完全雇用状態下の合衆国農産物

供給について〃

Eaユ○●Heady︵IOWa State cO−−ege︶∵へT訂S卓p首

Of U.Sい Faりm Prかducts under COnditiOnS Of

Fuu Emp−Oyment﹀、TFe American EcOnOmic Reま・

ew−く0−●舛LメN〇.N\May↑浣∽︸ pp.NN00−U∞

稲 毛 清 春・訳

︵ヘデイーのこの論文は、一九五四年十二月二十ケ主十日、 、、、シガン州デトロイト市で催されたアメリカ経済学協会葬六 十七回年次大会第一日の、T・W・レふルツをチェアマンと する部会へ■C。r蒜已PrO芽msinAgricu−tu邑Ec。臼。mics︸1 における彼の報告に当って提出されたものである。もう一人 の報告者ほ余剰農産物 フエソプレソナ1であった︵Martin BrOnfenbrenneru。An

MOdest PrOpOSa−fOrSuplus Di省OSa−。﹀A.E.R.︸Op.Cit:

ppトN溜−∽u︶。予定討論者としてD・G・ジョンソンとD・ R・カルドアとが立ったが、∴読者の便宜のため、ヘディーの

第二十九巻 第二号

資 料

︵二ハ六︶ 五二 所論と直接関係のある部分を、ジョンソンの討論要旨︵A. E・R:Op・Cit・・pp・N∽血−∽︶の中かち選んで訳出し、最後に 加えておいた♪︺ 完全雇用のもとでの農産物供給面数に関する適切な数盈的推 定は存在していない。しかしながら、ある論者たちは、その弾 力性はゼロなのだ、と示唆するか、あるいほ、供給歯数の基礎 にあって作用する諸変数ほ経済体系にとって全く外生的なもの なのだ、と示唆するかしている。い農業生産ほ年々たいして 変化しないとはいえ、弾力性係数は確実にゼロよりも大きいの である。 完全雇用状態のもとでの農産物供給函数の完全な説明は、次 の諸項目を含む数年に亘る複雑な経験的研究をまって、初めて 行うことができる。 山 葵当な分析的模型︵関係諸変数とそれらの可能な代数的 諸形式︶ の設定。 似 関係諸観察の測定。 闇 模型に含まれる方程式組織を確定するところの諸係数の 予測。 これらの経験的予潮を、雇用温か変化の全確囲を含心ような期 間について行うことほ難しい。また、問題の完全雇用期間にあ たる時系列観察は比較的に少いが、このようなばあい、これら の経験的予測ほ多分不可能であろう。完全雇用下の農産物供給 歯数を親側するためにあ って枠となる期間は、 数の点でも

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短いし、他の諸現象のために非常に複雑しているのだ。われわ れの問題にとって意味のある完全雇用期間は、山九仙〇.−二九 年と山九四二−五四年との、わずか二つの期間だけで臥る。こ れらの期間でさえも、肇山の期間の半分は、農業生産設備が耕 地および総農場面積の増加のために、なおも拡大し続けていた 時期である。その上、これらの期間のどちらにも戦争の動乱が あった。非価格的な制限や刺戟ほ、これらの戦争の年を、終戦 直後のある時期と同様に、農産物供給虚数の性質を予測するの 軋は、幾分、不適当ならしめているのだ。将来を予測するとい う点からみると、r九四二i五四年の期間だけしか意味をもた ないかもしれない。.山九一〇−二九年の期間というのほ技術、 資本構造、農家経営罫産保有構造について、ぜんぜん興る複合 体を表したものなのである。適切な時系列観察の不足のため紅 また現象の複雑さのために、われわれほ数段的な叙述をしよう とほ試みない。せいぜい、われわれの議論ほ、虚産物供給歯数 り弾力性と関係をもち、かつ影響を及ぼすところの、﹁選ばれ た諸変数﹂の性質についての諸仮設を表わすものであるに止ま る。時間の制約のために、関係のある変数の全てを﹁記述﹂す ることさえもできなかった。 品目別虚産物の供給面数 もし弾力性係数が消費者需要転敏感で大きいときにほ、特定 の諸商品の産出蛍に、大幅の振動が発生することになろう。す 〓六七︶ 五三 アール・0・ヘデイー〝完全屈用状態下の合衆国農産物供給について〃 なわち、ある期間には相対的稀少があり、他の期間には相対的 余剰がある。もし弾力性係数があまり低いときには、特定の諸 生産物 るいは不足に 源の限界価値生産物が、もしも同一の資源が他の選択的な雇用 場所で用いられたとすれば獲得できる限界価値生産物よりも、 低いときにはその生産物ほ余剰セあり、﹂向いときには不足であ る・− 現存の資源移転の障碍を掛酌した上でーーーと定義する。︶ 完全展用状態のもとで、品目別農産物の短期的供給歯数は、比 較的檻高い弾力性をもっている。弾力性ほ、山年のあいだに、 農産物間の大きな資源移動を生ぜしめるはど高いのである。 山九二〇−二九年、および山九四六−五四年の完全雇用期間 中、ばれいしよ、亜麻、大豆、てん菓、大麦、綿花、玉ねぎ、 蒲桃︵ふ 年々二五−五〇パーセントぐらいはつねに異っていた。もちろ んこれらは、個個の農家および地域の生産可能曲線︵もしくは その重要部分︶の傾斜が、正常的に、等収入曲線の傾斜と大し て適わない︵すなわち、農作物問の代替率が﹁正常的﹂な価格 比と較ぺてはとんど適わない︶ような農作物であを。とうもろ こしや小麦のように、生産物問の代替率と価格比とがかなり異 っており、・また農業生産設備の大部分が彼等の生産にあてられ ている主要な農作物についてみても、作付面積の年々の変化は 完全雇用期にほ、時々、山○パーセントに達していることがあ

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第〓十九巻 第二号 る。飼料飼家畜や飼料飼屠殺行事、また放牧の家畜や綿羊ほ、 最近、年年一〇−二〇パセントぐらい変化している。これらの 特定の資源の投入量︵作付面殻と頭数︶の変化ほ、農民の生産 計画の変化をかなりよく表わしている。他の諸資源の投入鼻も 彼等が土地および動物単位の密接な技術的補完物であるかぎり 同様に変化するのである。 農業内部での生産物相互間の資源の移転ほ、主要工柴部門内 部での生産物相互間の資源の移転と同様にたやすく発生する。 ある意味で、虚業内部のこの移転ほ、工業よりも農業での方が 遥かに円滑に行われるのだ。年年の、農業資源の生産物相互間 の大部分の移転は、仙つの地理的な位置を占めている個別的諸 農場において起るっアラバマ州の綿花とカリフーールニア州の蜜 柑という風に、興る生産物と興る位置との間の労働および資本 資源の移転からなるものは、はとんどないのである。品白別農 産物の供給画数が非常に弾力的なのは次に掲げる理由による。 エ 生産歯数、特に〟年生の農作物の生産面数は、僧侶の農 場で、弾力性山・〇紅蓮する。もちろん、われわれのいってい る農作物生産面数とは、特定の山商品に対して各資源な二僧多 く移転する、という形で把握せられたものである。あらゆる 農場における、かなり大きな作伺面積の変域で、作付土地面詰 をその技術的補完物と決められた比率を保ちながら同偶に増加 させると、ある品目の農産物の産出崖ほ︵天候の変動を細川祝す ると︶はば比例的に増加することになろう。たとえば、二〇エ ︵二ハ八︶ 五四 −カーの大豆を栽培しているところのコーン・ベルト地帯のあ る農民ほ、もしも彼が大豆の作付面積を四〇エーカーまで拡げ て、同時に労働と資本用役との投入鼠を二倍に増やすならば、 大豆の産出唐芸竺一倍に増やすかもしれない。もし大豆の作付地 がとうもろこしの方から転用せられたものであるときには、と うもろこし産出記の減少は一般に諸費源の引抜げ鼠に比例する であろう。もらろん、われわれが諸農場を集計的にみるほあい 特定の一農作物に対するある与えられた百分率での諸投入鼠の 増加ほ、附加作付地が次第にその作物に適しない土壌の上ころ まで伸びてゆかなけれはならないので、産出量の増分の順次的 減少となって現われるであろう。この現象は、個偶の農場の生 産面数の弾力性を山からそらすものだとみなすわけにほゆかな いか、全農場を総合的に考えたばあいの供給画数の傾斜を増加 させ、したがっ七その弾力性を低下させる望因となるもので

ある。

2 農業内部で雇用される総資源景に重大な変化を引き起し たり、資本および労働用役の地理的位置に大きな移動を引き起 したりしないでも、特定の諸生産物に用いられる資源患正大き な変化を生ぜしめることができる。 3 労働の熟練や資本資源の諸用役は、ある生産物の間で大 きな適合性を持っている。たとえば、とうもろこし生産に適合 している労働や機械ほ、一般忙大豆生産にも適合するのだ。 4 生産可能曲線が、生産物間の資源の移転に対して、大き

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な伸縮性を持つようなものである。多数の農場において﹂生産 可能曲線は、個々の資源の各生産限界紅よって定まるところの 一次の︵もしくは劇次近似の︶諸般分からなっている。たとえ ば第一図で、可能曲線ほabcdとなる。もし線分bcの傾斜が いぜまでに経験された価格比の範囲内に含まれるなら、この個 別的農場ほ生産物の組合せをbとCとの区間内で、あちこらた やすく変えるかもしれない。もちろん、これらの﹁コーナーの 間の﹂線分ほ長さが昇る︵農場が違えは傾斜も変るし、ある農 場でほやや凹形をなしてさえいるかもしれない︶ から、ある品 目の生産物の総体的供給曲線ほ高い弾力性係数を綺づけれども 仙次曲線ではない。︵不確実性が考慮されると、生産物の組合 せはbcの如き線分の中に含まれることになるかもしれない。︶ 5 生産物阻の資源の移動ほ、なんら不確実性の大きな変化 を伴わないことが多い。諸資源はそれらによって、大根を作る か人参を作るか、とうもろこしを作るか大豆を作るか、大麦を 作るかばれいしょを作るか、などというような形で、手許に保 有されているかもしれない。このような二つの生産物間の資源 の移転ほ、製造工業部門の企某への労働の移転や、あるいは農 業事業に大意の資本を出資するに当って ︵またしたがってこの 農企業の正味財産を減らすにあたって︶みられるはどの危険を 伴うものでほないのである。 総体的供給面数 アール・0・ヘディーケ完全雇用状態下の合衆国農産物供給について〃 一括集計した全虚産物の短期的供給面数︵すなわち二年もし くは二年にまたがる供給虚数︶ は異った様相を呈する。主要な 資源の価掛伸縮性が戯産物山般の価格伸縮性に匹敵するためか あるいほ、その基礎にあって作用する諸現象が供給面数の弾力 性を減少ないし低位にさせるためか、産出量は要素/生産物の 価格比の変化に即応して変化しないのだ。たしかに、農産物の 総産出遠ほ、完全雇用状態のもとで、価格変化に感応すること ほする。しかしながら、品目別商品の産出駁に比べると、総産 出且畢は価格変化に対して遥かに非感応的なのだ。われわれの完 全施用期である.山九山○−二九年および一九四二−五四年を調 べてみると、農業総生産が年年八パーセント以上増加している ことほ仙皮もないこと酢分る。まだ﹁○パーセント以上減少し ていることも仙淀もない。産出鼻の変化がこう大きいのは、資 源投入巌の計画された変化に起凶するというよりもむしろ、主 ウh− として天候の変化に起因するのである。︵天候のような外生的 変数の影響を少しほ受けているが、投入鼠の変化の方が、農民 の計画する変化をもっとよく示している。農業の総投入鼠は、 一九一九年から二九一山○年にかけて、四パーセント増加した。 この最大の増加の大部分ほ価格の変化のためなのだが、そのい くらかほ、平年作を越える収穫のためでもある。年当り最大の 投入鼠減少ほ、山九山五年から〟九一六年にかけての三パーセ ントであった。このうちのいくらかも、同様に天候のためであ った。農民による年年中計画された変化の最大値ほ、投入鼠で ︵二ハ九︶ 五五

(5)

第二十九巻 第二号

測ったばあい、多分二・五パーセントを決して超えていないで

あろう。比較的に長い減退期ほ山九二〇1二四年であったが、

この時期に農産物価格ほ絶対価格も相対価格も共に下落した。

また総投入盈ほ合計八パーセント減少した。絶対価格および相

対価格水準の上昇を伴う主たる拡張期ほ、劇九山七靂二〇年と

山九四二−.四九年とであった。総投入量はそれぞれ、合計八バ ーセンlおよび九パーセント増加した。もちろん、数年間とい

ぅ期間の変化は、価格変化に感応して行われるような計画を、

寅紅表ゎす紅たるはど長い期間に当るものでほない。より長期

的な供給面数に影響を及ばすと・ころの農業生産設備のたいてい

の変化は、ある期間紅またがる予想に依存するのだ。農業にお

ける要素/生産物の価格比がT方向に紘続的な趨勢をもつよう

な、二十年ぐらいの長さの完全雇用期がなければ、多分、われ

われほ特定の諸期間の弾力性係数を予測することができないで

あろちノ。

しかしながら、投入塩の諸調整1i農民たちが統卸可能な供 給歯数上の諸面− ほ、総扱入鼠の吟味が示し得る以上に、も

っと感応的である。技術

上の新機軸と相対価格とほ、諸資源紅

興る評価を与えている。彼等ほ、ある資源の投入蟄にほ増加を

要求し、別の資源の投入鼠には減少を要求している。これらの

変化は総体的投入蛍指数においてほ部分的に相殺し合うのだ。

たとえば、〟九四二・−四九年の期間において、総労働投入量ほ

㌦○パーセント減少したが、〓責肥料泳七四パーセント増加し

︵叫七〇︶ 五六

建物および機械用役の年次投入崖は六〇パーセン†増加した。

二十年代の農業の減退期においてほ、肥料および石灰の投入鼠

ほ、仙九一九年から二九二〇年にかけての山年間に、三〇パー

セント減少した。また、動力および機械の投入鼠ほ、一九二〇

年から山九二五年にかけての期間において、﹁技術的革新﹂ほ

これらの資源めこ偶の使用を︵相対価格の低下が起っていたの でなおさら︶促がそうとしていたにもかかわらず、仙八パーセ

ント減少したのである。あれわれほ更に、発展的経済において

ある農業部門ほ次第に虻の役割を増してゆくのに、他の部門は

次第にその役割を減じてゆく、という事実も認めなければなら

ない。経済発展ほ主として完全雇用期間に起る。国民生産物お

よび仙人当り所得の成長に伴って、需嬰の所得弾力性はある農

産物にほ資源の引揚げを要求し、他の蔑産物にほ拡張を要求す

る。農業内部−のこれらの種々の変化は互に相殺し合う傾向があ

って、弾力性係数の大きさを﹁曖昧にする﹂のだ。農業の各小

部面紅当るにすぎないのでほあるが、多数の農業地錯について

生産物産出量および資源投入量に顕著な変化のあることを明か

にすることができる。ある地帯では、負もしくは非蔑に低い需

要の所得弾力性と海外版売高の縮小等の諸変化とが、非土地資

源の四〇靂五〇パーセントの引揚げを引き起すに撃ったはど

の、価格面の圧力を醸成している。また別に選んだ農菜地帯で

は、国民所得の成長、比較的高い需要の所得弾力性、その他特

定の諸生産物の相対価格の上昇を引せ起すような諸蟄因が

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して、産出量と投入蛍との同時的大拡張を発生せしめている。

極度に弾力的な供給面数を視るにほ、他の諸要因も作用しては

いたのだが、アメリカ農菜の最初の血世紀半を振返ってみるだ

けで事が足りる。経済発展のより低い段階でほ、産出鼠の増加

を要求するところの仙連の需要の所得弾力性と相まって、虚染

の拡大は、他の諸産業にょってめったに凌鷺されたことがない

はど見覚しいものであったのである。

資源投入鼻に影響を及ぼすところのこれら多数の”相激し合

う〃趨勢のために、また介在するところの﹁同時変数﹂︵jO首t 畠riab耳︶の食めに、供給弾力性の完全な予測は、﹁体系を確 定する﹂いくつかの構造関係式の同時推定︵sim各ane。uS e裟matiOn︶紅よって初めて行うことができるであろうり適

度の精密さを持つ経験的予測をやってみれほ、きっと供給弾

力性は、総投入量および産出鼠についての皮相的吟味が示唆

する他よりも大きい値を涛つものであることが明かになるで

あろう。総農業産出鼻 ︵あるいほ、そのかぎりでは総投入量︶

と農産物相対価格との単純相関図、もしくはその回帰係数の単

純最小自乗法による予測からは、多分、.農産物供給歯数の弾力

性について、はとんど何も確認できないであろう。このやり方

だと、供給面数の魚とも鳥とも似つかぬ﹁雑種関係式﹂を与え

ることしかできないのである。一まづ常山に、五年ぐらいの短期

間においても、そこに沖二つの供給面数があるのではなくして

むしろ、供給面数の全系列があるのだ。技術の各変化ごとに、

〓七こ 五七

アール00●ヘディー”完全雇用状態下の合衆国農産物供給について〃 特定の一資源の絶対価格ないし相対価格の各変化ビとに、また 農民の価格予想︵農薬部門の価格と工菜賃銀率のような非農業 部門の価格との両面についての︶ の確実性の各変化どとに、そ れぞれ興る供給画数があるめだ。痍二に、供給面数と需要歯数 とほ同時濫価格および生産蛍に影響を及ぼすのだ。二つの画数 が同時に変化を蒙るようなときにほ、〓カの虚数を他の繭数か ら分離して推定しても、まるで無意味であるかもしれない。︵供 給歯数が最小自乗回帰法で推定できるのは、供給画数の方はあ くまで不変であって、需要画数が変化を繋り、したがっ七価格 と数量とだけが変数であるばあいにかぎる。︶最後に﹂農産物供 給函数ほ、種々のカテゴリーの農菜資源の需要および供給画数 を差置いてほ、正確紅予測できないのである。 品目別農産物の感応、あるいほ特定の工業生産物の感応と較 べると、総供給の感応はすみやかでないかもしれない。しかし もしも二十年ぐらい完全雁用が継続して、その間、農産物の相 対価格が連続的に下落ないし上昇したならば、あるかなり大き な調整が起ることになるにちがいない。もちろん、われわれほ 弾力性係数洋二・〇ぐらいの大きさなのだ、といおうとしてい るのではない。いおうとすることほ、ただ、㈲短期において、 弾力性係数はゼロよりほかなり大きい、㈲ある期間をとると、 二蓮の長期的供給面数 − 長期的供給面数においては、物的生 産設備の変化と同様に労働の熟練や遥好についての諸前提の変 化も考慮される−が作用するようになるはづだが、このばあ

(7)

第二十九巻 第二号

い、農業は価格感応・鳩な産業となって現われるであろう、とい

ぅことだけである。そこで、諷つ第這、より長期に亘るとず

っと弛んでくるのだが、短期の供給画数を比較的に井野力的な

らしめている諸条件をまとめ、第二に、諸供給面数をとりまい

ていて、とくに産出認と相対価格との単純な相関図を作って謝

達したとき、彼等が実際に持って、いる索の傾斜よりも、見かけ

上、大きな傾斜を持つようにさせるところの諸現象をとりまと

めてみることにしたい。

短期において低倖弾力性を助長する諸要因

供給の諸弾力性は、次に掲げる理由によって、短期紅おいて

低くなる傾向がある。

ユ虚業労働の貯蔵価格︵r2S2r星iOnprice︶は、︼部分の農 英人口について低い。︵この現象は、あとであらましを述べる

伸縮的な資源価格という問題の、たんなる一面であるにすぎな

いJわれわれほ、農業所得が、同じ資源を虚業以外の雇用場所

で使用するときに得られる所得と較べて、かなり低下するので

なければ、中年以上の多数の農民たちは彼等申資源を虚業外へ

移転しないのではないか、と考える。しかし彼等の息子たちの

ぅちの多くのものは、もし所得が相対的に低ければ、農業に従

事しようとほしないであろう◇その他の部分の労働力も、不確

実性と知識の欽除のために、短期においてほ移動性が低いが、

もしも資源の報酬の低位が十年、土十年と続いたとすれば、農

二七二︶ 五八

業にとどまろうとほしないであろう。

2 蟄本の諸制限ほ、短期において、資産の附加率を弱める

作用をする。不況期において彼等の心理構造に組入れられたと

。ろの高度の危険廻避心から、義の農民たちほ、完全雇用期の

ほじまカで可能な正味財産の附加率ぐらいでしか、すすんで資

産を附加しようとしないかもしれないqしかしながら、もっと 長い期間について、農民の正味財産が︵昨今のように︶大きく

なってくると、もしも相対価格比が、長期間、あくまで有利、

かつ確実であるならば、彼は大量の附加投肇を行うかもしれな

い。

3 不確実性と資本制限とのために、とくに農民たちほ、あ まり資源を用いないので、変形率は要素/生産物の価格比より

もかなり大である。生産物価格の→落紅よって弄らされた価格

比の増大ほ、使用資源鼠を比例的に減少させる必要がない。価

格比は、変形率に達するまでに、かなり増大することができる

のだ︵不確実性がややその幅を縮めるかもしれないけれども︶。 また、要素/生産物の価格比ほ生産物価格の相対的騰貰によっ

て低落するので、農民たちほ、いぜんとして、変形率を価格比

に達するところまで︵もっと資源を用いることによって︶引下

げることにほ気がすすまない。しかしながら、有利な価格をと

もなうところのもっと長い期間だと、彼等の危除割引率が低下

して、変形率と価格比とははとんど均等化するかもしれない。

4 生産歯数ほ、長期でよりも短期での方が、﹁一層固定的﹂

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であり、かつ山層非弾力的である。拡張面匿おいて、総体的生

産薗数ほ、ほとんど固定設備といえる作付両横の点で、制限を

うける。嘩仙生産物のばあいだと、土地は、他の各程の投入物

とはぼおなじ比率で、増大することができる。︵同様に、﹁空

間的﹂な諸制限があっても、特定の諸産業でほ、﹁規模の形﹂

で、彼等の生産設備を拡大でき、したがって生産画数は、はば

一。○に近い弾力性を持つことができる。︶ 生産歯数の弾力性 ︵またしたがって、供給の弾力性︶は、固定的資源の数が増す

につれて低くなる。固定的設備があると、総体的生産画数の弾

力性ほ、TO以下にならなければならない。TOにはぼ等 しい一次の諸線分からなっていることもありうるけれども。し かしながら、ときどき主張されるように、︵総体的生産歯数に

弾力性の高い領域と低い領域とをわけるところの或る﹁コーナ

ー﹂があるかどうかほ問題だ。わが国の最初の仙世紀半、農業

ほ、土地の投入が自由に、かつ資本と労働との投入増加に比例

して、増大できるような長期的生産函数鱒遭遇した。農産物供

給は経済体系軋とって列生的な変数ではないのだ、ということ

ほ歴史を顧れぼすぐわかることた。これはどたやすく国民経済

の発展諸要因︵こと濫、急速に成長する消費経済匿おける食糧 需要の﹁高い﹂所得弾力性︶に反応している産業が他紅あった だろうか。しかしながら、土地ほ︵農業生産設備の拡張面にお いて︶大きな固定的設備となってきた。今日では、技術的新機

軸が長期堅且って活躍し、これまで土地が許していたところの

︵山七三︶ 五九 アール・0・ヘディー〃完全雇用状態下の合衆国農産物供給について〃 生産の弾力性を提供しょうとしているのだ。技術的新機軸を農 業の生産歯数との関連において視ると、つぎのように視ること ができる。すなわち生産函数ほ L㌻︶ Y=f︵舛︼﹀舛旭︸舛㌘舛㌣㌧国訓\ という形をとる。ただし縦線ほ、数魔の点で可変的な資源なの か、それとも固定的な資源なのかをわける線である。仕切り線 が左の方へ移動すると、可変的な諸投入物の弾力性は低くなっ てゆくし、右の方へ移動すると弾力性ほ増加してゆく。雑種種 とうもろこし、あるいほスタイルペストロール︵sti−bestrOニ︵訳 註︶ のような特定の資源の投入鼠は、新機軸まではゼロに固定 している。新機軸が発生すると、仕切り線ほこの資源の右側へ 移動する ︵すなあちこの特定資源の投入量ほ、もはや生産歯数 において﹁ゼロに固定﹂してほいない︶。とうして、新機軸とこ ・の資源の投入愚と、の増加ほ︵この資源を生産面数匿おける変数 とならしめて︶残余の資源の生産弾力性を増大せしめるのだ。 期間が長けれは長いはど、また新機軸の数が多ければ多いほ ど、生産歯数ほより弾力的となってゆくのである。︵紙数が許 さないので新機軸にょってどの蟄源が技術的補完物となって﹁ 要紫使用的﹂、となるのか、またどの資源が代沓物となって﹁要 素節約的﹂となるのか匹ついての詳しいことにほ立入れない.。︶ 5 農家経営資産保有構造、特定の諸資源の低い貯蔵価格、 より高度の短期固定費用、のような雑多な要因もまた相互に影 響を及ぼしあって、供給野刀性を、長期的に持続する完全雇用

(9)

第二十九巻 第二号

のもとではたしかに増加するのだが、一時点においてほ比較的

低いものにしているのである。

上述の諸要因ほ、長期においては、その弾力性の増加を許す

とほいえ、短期においては、供給を比較的に非弾力的ならしめ

るところの諸要凶である。彼等ほ短期における相対価格の上昇

にたいして、﹁産出量を制卸する﹂鱒僧仁一長期においてほそ

ぅする必要ほないのだけれども。これから述べるところの諸要

因ほ、相対価格の低下紅直面しても、なおも産出盟を、ある所

与の水準に引留めておくよう紅働きかける傾向のある諸要旗な

のだが、しかしこれらが非常に低い短期的弾力性係数の根拠と

なる必要ほない。

見かけ上、供給弾力性を低くする諸変数

三十年まえ、エルマー・ワーキングが示唆したように、需要

函数と供給歯数とを同時に変化させる現象ほすべて、讐一図で

示されている観象のように、﹁たんなる経験﹂的観察に了るの

だ。︵第二図匿おいて、諸数患は需給の組合せ、aとZ、bと y、CとⅩ、と紅よって決まる。もし誰かあって、数塩と価格 との相関図をつくるとすれば、彼ほMのような﹁雑種↑線をえ

る。とれをもって供給画数なのだとすると、きっと彼ほ、供給

歯数は非常に低い弾力性をもっているのだ、と結論したのにち

がいない。しかしながら、どの期間の﹁真の﹂供給面数︵Ⅹ、 y、あるいほZ︶も、遥かに大きい弾力性なのだ。以下われわ

落するのである。とうもろこし生産匿おいては、土地

︵叫七四︶ 六〇

れは、なぜ、完全雇用のもとで、供給歯数はときどき予測され

るよりも大であり得る′のか、について説明する。

1 要素価格の伸縮性。︵要素価格ほ伸縮性の点で、生産物

価格に匹敵するかもしれない。もしそうならば、供給面数と需

要面数とほ、野一図のようなぐあいに、同時に移動する◇供給

画数ほ比較的に弾力的なのではあるが、年次産出監の系列は大

きい傾斜を持つところの﹁雑種生産曲線﹂︵M︶をぢえるのだ。 D.G.ジョンソンは、不況期における産出鼻の不低落を説明 するにあたって、伸縮的な要素価格の重要性を説いている︵D. G・jOぎ書1−TFeNatu蒜OftFeSupp−y句unctiOn叫OrAgril C各ura−PrOducts、√Am2旨anEcOnOnicReま2W−Sept2mber︸ −治萱。当てはまる資源ほ不況期のほあいと較べるとそれはど

ないのでほあるが、首定的要素供給、かつ伸縮的要素価格とい

ぅことは、完全雇用期における相好価格の変化のもとでも当て

ほまるのだ。農業を産地とする諸資源用役の価格はいづれも、

短期におぃて比較的に伸縮的である。若干の時のおくれこそあ

れ、飼育ないし給餌用具と飼料の価格とは、ニ恨に、畜産物の

価格と同一の方向に動く。飼料と飼育ないし給餌用具とほ、通

常、肉の生産において使用される資源のうらの、八〇パーセン

十から九〇パーセントを占めているのだ。したがって需要表が

bからaへと低落するとき、飼料および畜産用資源の価格が下 落することによって、供給虚数もまた、yからZへの如く、低

(10)

第 1 図

格 ⋮ 分配地代がこのばあいの価格である − がこれまた、一 年という短期間においてさえも、伸縮性の点で、とうもろこし の価格に匹敵するのだ。大部分の土地の貯蔵価格はゼロにちか い。農業の生産面数におけるその制限的な供給のために、土地 用役の価格ほ土地生産物の価格と平行して変化するのである。 すでに述べたように、短期においては、一部分の農業労働力ほ 低い移動性と低い貯蔵価格とをもっている。限度はあるのだが 多数の安定した、また比較的老年の農場主たちほ、産業部門に おける雇用の報酬の方が高かっでも、その方へ移動するよりも アール・0・ヘディー〝完全屈用状態下の合衆国農産物供給について〃 〓七五︶ 六一 農作物Ⅹの産出鼠

価 格

するのだ。しかしながら、農場の拡張 面︵すなわち相対価格の逓増面︶においては、新機械と新建物 との価格ほあまり伸縮的でなくなる傾向がある。咋・ 2 技術の変化。 大部分の技術上の変化、とくに生物学的 な新機軸は、単位生産費を引下げる効果がある。またそうでな けれぼ、採用されないであろう。︵若干の技術は、あの価格状 況において、他のばあい紅おけるよりも有利であろう。たとえ ば、機械技術の採用ほ労働用役/機械用役の価格比が高い時期 に有利であろう。︶したがって、相対価格が逓減するほあい、た とえ供給函数が弾力的であったとしても、産出員は低落しない むしろ、低い労働報酬の方を選んで農 場にとどまるであろう。同様の状況が 農場建物および磯城紅体化している山 部の資本紅ついても当てはまるのだ。 五年や十年ぐらいの短期間においてほ 建物および機械用役の大部分の供給ほ 磯儲敵業や木材産業から流入した新ス トックから行われるというよりもむし ろ、農場に設備されているこれらの資 源のストックから行われるのである。 価格の逓落のもとでは、これらの﹁準 地代資源﹂′ほ、彼等の特殊の性質のた めにハすすんで低い報酬を受取ろうと

(11)

第二十九巻 第二号 ですむことがあるのだ。第二図において、需要歯数Cと供給画 数Ⅹとから出発して、かつ需要がi一回連続的に低落するとき、 II 供給画数は、新機軸にょって、Zへ低落するかもしれない。こ こでもまた、産出景の変化の吟味ほ、視る人に﹁雑種曲.線﹂M を与えて、したがって供給面数ほはとんどゼロに近い弾力性な のだ、と思わせるのであろう。じじつは、曲線Ⅹ、y、2が示 唆するように、弾力性ほ遥か軋大きいかもしれないのである。 3資本蓄積と資源の再分配。 完全屠用期ほ農業資瘡、と くに土地の、ある再分配を斉らす作用をするものだ。仕事の機 会と、﹁農業での貯蔵報酬﹂よりも高い賃鋭率とほ、比較的移 動し易い部分の労働力な、農業から移転せしめる。いくつかの 農場が開放されて、小作にまたは売りに出される。同時に、好 調な虚場利潤ほ、ある残存農場主たちに彼等の所有地を増加す るための瞥金を与え ると、農場の大きさの変化は、明かに、多数の應兼地帯におい て著しくなっている。歴史的、制度的、またその他の障碍を克 服しっつ機械を使用する方が能率的な農場単位が、完全属用期 において、最も急激に現ゎれている。とくに穀物関係に顕著 な、機械使用紅よる費用節約のために、諸費用函数は低落する 傾向紅ある。費用が逓減すると、またも、第二図のような矧形 ができあがり、したがって﹁維種曲線﹂Mを示唆することにな るかもしれないのである。 この論文が提供しようとしたものは、供給函数の弾力件匹膨 ︵丁七六︶ 六二 響を及ぼすところの主要な変数についての諸政設である。時間 の制約のために、その他の変数について論じることができなか つた。不孝にして、この論文にも、多数の他の雑誌論文と同様 に、限界がある。それは、主として、刷っの﹁文章的仮設の集 り﹂なのだ。緊要なことは、構造関係式体系の多数の係数を予 測するところの経験的研究であって、これなくしては、供給弾 力性について意味のある叙述をなすことほできないのである。 註 W警﹂れほ、アイオワ農事試験場PrOjectトーu∽﹀ JOurna− JもNりNOとして発表されることになるであろう。 ⊥ ウイルコックスとコックレーンとほ、供給画数は垂直線

なのだ、といっている︵Wi−cO舛and COCF↓a諾︸ EcOnOm・

−CS Of Amer岩an Agricu冒u蒜︹P12nticel出a戸ト∽∽ト︺PP・

弁口Tl巴b︶。プリユースターとパースンズとは、農民たち

が価格に感応しないのほ、彼等の行動が、経済的な諸要因

よりもむしろ、﹁機械的﹂.な諸要因をその動機とするから

なのだ、と述べている ︵浮ewster anP ︼昔rsOnS∴、Can

Prices AロOCate ResOurCeS首Agr−CEt彗e一∴JOuP Farm

EcOn: く01■N望。

2 T。W・シュルツは、これらの数鼠的変化について詳細

な説明を下している︵T・司り ScFu−tz﹀ T訂 EcOnOmic

(12)

Chaps.りandトU︶。

ウイルコックスは、特定の肥料実験にもとづいて、この

可能性を主張している ︵宅i訂OH﹀.由f叫ect Of Farm Pユce

CFanges On Ef鴫ic−enCy in Fa︻ヨぎgこ一JO喜−FarmEcOn●︸

つ○−︰uU︶。生産面数払おける﹁コーナー﹂ ︵すなわち限界 費用画数の山部分であって、より垂直的な限界費用曲線を もつ近似角をなしている餞所︶とほ、この支点を横切る広 い区間においては、興る資源崖を指定するこ 比が振動してもよい箇所なのだ。しかしながら、t吋−−カ ー、またほ一頭ていどの小さい固定的生産単位による、肥 料と飼料とについての調査は、生産歯数の ︵またしたがっ て限界費用面数の︶分明なコーナーを示してくれない。こ れらの﹁固定設備﹂のもとでの生産画数ほ、二仮に、弾力 性が突如減少しほじめるというよりもむしろ、漸次的に減 少してゆくことを教えてくれるのだ。したがって、肥料、 飼料、∴および彼らの技術的補完物を、農米生産設備を規定 するところの、ある所与の作付面詰紅附加する、という形 で定義された総体的生産面数もまた、とうぜん、漸次的に のみ減少してゆくところの弾力性をもつはづである。じじ つ、多数の農民が、いぜんとして高い弾力性をもつ領域の 生産面数によって諸資源を使用しているのだ。たとえば、 グレート・プレーン地帯の諸資源は、はとんど﹁固定的な 技術的補完物﹂として細合わされることを要し、またこの ︵脚七七︶ 六三 アール。0・ヘディー〃完全雇用状態下の合衆国農産物供給について〃 ﹁連続作業﹂が了ったあとは、彼等の弾力性は低いかもし

れない ︵C−Gi巴asOn一芸Nat亡re Of the Aggregate Supp首

句unctiOn Of agricu︼tur巴PrOducts㌔ lOur●句arm EcOn.︸

く01・u船︶ のではあるが、総体的生産面数は、そのために ﹁急傾斜しでいる﹂必要はないのだ。たとえあらゆる農民 が﹁分明な生産点﹂をもっているとしても、すべての土壌 および作側面積を集計するときにほ、土壌生産力と適合性 と匿おける等級差が、供給頭数をいぜんとして、〓屑ゆ るやかな︵ かつ連続的な﹂ものにさせるであろう。 4 E−mer宅Orking︼。尋ha什DOStatistica−SuppマF已n? tiOnS SFOWや 5 これは準地代を受取るところの、マーシャルにおける贋 きの石のばあいであって、非弾力的要素供給、あるいは高 固定費用、とはとんど同義に論じることができる。 6 肥料や雑品のような沢山の資源の価格ほ、農産物価格に 比して、比較的に、非伸縮的である。価格が伸縮的であっ てもなくても、伸縮的な価格をもつ他の資源にたいする技 術的補完物となっていて、かつ総投入の小部分をしめてい るような資源についてほ、はとんど差異がない。たとえば 家畜用無機質、小器具、その他類似の物品の価格の非伸縮 性ほ、このような資源の使用にたいして、はとんど無関係 である。 7 いぜんとしてそこには、ジスレーソンの言葉で ︵C◆

(13)

第二十九巻 第二号

Gi巴asOnlへTFeNatur20f−FⅣAggregat2Supp−y呵un・

CtiOnO叫Agricu冒u邑 PrOducts㌔ lOur﹃a丹m EcOn..

く。L Ue、﹁耕作の実際と直接結びついている不可秋の仕 事﹂があるのでほあるが、これらは統合遷場紅よっても、 まえの小所有主のばあいと同様に、充分、遂行することが できる。 ︵訳註︶合成女性ホルモン剤の二嘩。原文に註be賢○−とある のは誤植。 D・グール・汐耳ンソンの討論 ﹃⋮⋮⋮ここで重要なのは、全体としての農産物め供給弾力 性と各種の個個の農産物の供給弾力性とである。ガルプレース ︵J・戸Ga−brai算︶の先入観の含意は、このような弾力性ほすべ て、ゼロ、またはゼロに極めてちかい − どちらにしろ大して 連ねないが−11りだ、というヱとである。ヘディーならば、こ のような見解には承服できないであろう。そしで彼が与えると ころの諸理由紅は、私は賛成である。この点については、私も まえからもう、そうだと思っていたので、少しも意外でない。 ヘディーの論文は、農業産出掻ほ非常に非伸縮的憂供給弾 力性が非常に低位重なのだから、もしも事前価格︵fOrWard price︶の提案において、あるいは現実の自由市場においてほな おさらのこと、奨励されているような、農産物価格を市場の需 給関係に関連せしめようとする試みが実施されたとすれは、大 〓七八︶ 六四

きな不幸が虚業に襲来することになるだろう、という意見を一

掃するのに極めて有効である。しかし、次の点を指適するのほ

当をえたことだ。すなわち、供給の価格弾力性の低位というこ

とほー一農産物のであれ、また全盛産物のであれー、なに

も農業所得安定化対策を正当化する紅たるはど大きい災難であ

ることを要しないのである。国民経済の活動水準に対する脳業

価格のーまたしたがって供給の低位価格弾力性を前提とする

ところの農業所得の−感応性ほ、需要の価格および所得弾力

性と供給の価格弾力性との同時的な画数である。それ故、国民

所得の変化にかんする虚業価格の弾力性は、宗賛辞力性感数

を仮定すると︶需要の所得野刀性を、需要および供給の価格弾

力性の合計で割った備に等しい。分子の数値は山般に、十分小

さく、どうあろうとも需要の価格弾力性の値を大して越えるも

のでほないから、低位供給弾力性は、必ずしも、農業所得の方

が、景気循環の過程において、他の生産者たちゐ所得に比して

⋮完全に弾力的な供給面数をもつような生産物の生産者たち

の所得に比してほなおさら1不安定なのだ、ということを意

味するものでほないのである。

もちろん国民所得の減退以外の諸理由によって需要が減退す

るばあい、もしもこの需要の減退が低位の供給の価格弾力性を

伴うとすれば、低位の供給の価格弾力性が仙つの害悪であるの

はじじつである。同様のことが供給歯数が人間の統卸しえない

諸変数にもとづいて変化するばあいにもいえるかもしれない。﹄

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