▲ 1 1 .2 ▲ 2 7 .7 ▲ 3 0 .4 ▲ 4 6 .9 ▲ 4 8 .4 ▲ 5 0 .8 ▲ 4 2 .9 ▲ 1 1 .5 ▲ 1 2 .6 ▲ 1 6 .1 ▲ 1 5 .5 ▲ 1 4 .4 ▲ 1 0 .2 ▲ 1 2 .9 ▲ 2 5 .7 ▲ 3 1 .4 ▲ 4 5 .2 ▲ 4 8 .0 ▲ 5 2 .4 ▲ 3 9 .3 ▲ 6 0 .0 ▲ 5 0 .0 ▲ 4 0 .0 ▲ 3 0 .0 ▲ 2 0 .0 ▲ 1 0 .0 0 .0 1 2 年 1 3 年 1 4 年 1 5 年 1 6 年 1 7 年 売 上 D I 採 算 D I 業 況 D I 来 期 見 通 し 1 1 . 9 1 1 . 8 1 1 .8 1 1 . 4 1 3 . 2 1 3 . 9 1 5 . 2 1 7 . 0 2 0 .4 1 1 .0 1 2 . 1 1 3 .4 1 2 . 1 6 .0 1 5 .0 2 4 .0 5 年 6 年 7 年 8 年 9 年 1 0 年 1 1 年 1 2 年 1 3 年 1 4 年 1 5 年 1 6 年 1 7 年 ( % )
平成17年11月 9日
国 民 生 活 金 融 公 庫 レ ポ ー ト
生活衛生関係営業の景気動向等調査(平成17年7~9月期)
1.景気動向 ~マイナス水準ながら改善傾向が続く生活衛生関係営業の景況~
「売上」
、
「採算水準」
、
「業況」各DIの推移
*四半期毎。数値付き白抜き記号は、各年7~9月期2.設備投資動向 ~引き続き若干の動きが見られる生活衛生関係営業の設備投資~
*四半期毎。数値付き白抜き記号は、各年7~9月期 今期の「売上」「採算水準」「業況」の各DI(DI=「増加・黒字・好転」企業割合―「減少・赤字・悪化」企 業割合)は、それぞれ▲27.7(前期比 0.8 ポイント上昇)、▲11.5(同 3.5 ポイント低下)、▲25.7(同 1.4 ポ イント低下)となりました。季節変動や原油価格の上昇等により一部前期比でDIが低下した業種もあり、依然マ イナス水準にはありますが、7~9 月期の水準を過去から遡ってみると、各DIとも平成 13 年 7~9 月期を底と して、上昇局面にあると考えられます。したがって、生活衛生関係営業の景況は、マイナス水準ながら引き続き改 善傾向にあります。 今期に設備投資を行った企業の割合は 13.4%(前年同期 2.4 ポイント上昇)となり、前期からは低下したもの の 2 期連続で前年同期を上回りました。ここに来て、低水準が続いていた生活衛生関係営業の設備投資に、若干 の動きが見られます。 〈お問い合せ先〉国民生活金融公庫
生活衛生企画部 調査課 担当 嶋根、惠阪 TEL 03-3270-1653 調査時点 平成 17 年 9 月上旬 調査対象 生活衛生関係営業 3,220 企業 (飲食業、理容業、美容業、ホテル・旅館業など) 調査方法 個別訪問面接調査設備投資実施割合の推移
Ⅰ.
景気の動向
(概 況)
●今期の「売上」「採算水準」「業況」の各DI(DI=「増加・黒字・好転」企業割合―「減 少・赤字・悪化」企業割合)は、それぞれ▲27.7(前期比0.8ポイント上昇)、▲11.5(同3.5ポイ ント低下)、▲25.7(同1.4ポイント低下)となりました。季節変動や原油価格の上昇等により一 部前期比でDIが低下した業種もありますが、7∼9月期の水準を過去から遡ってみると、各 DIとも平成13年7∼9月期を底として、依然マイナス水準にはありますが、上昇局面にあると 考えられます。したがって、生活衛生関係営業の景況は、マイナス水準ながら引き続き改善傾向 にあります。1.売 上(前年同期比)
(図1−1、1−2、1−3) ●今期の売上DIは、▲27.7と3期連続で上昇し、前期から0.8ポイント上昇しました。内訳は、 売上増加企業が17.4%(前期17.3%)、不変企業が37.4%(同36.9%)、減少企業が45.1%(同 45.8%)となり、減少企業の割合が低下しています。 来期については、DIが▲11.2と今期に比べ16.5ポイント上昇する見通しとなっています。 ●業種別では、「氷雪販売業」「飲食業」「美容業」「ホテル・旅館業」「理容業」「映画館」「公衆 浴場業」の7業種で上昇しました。特に季節要因のある「氷雪販売業」が28.3ポイント上昇した ほか、「映画館」も『スターウォーズ・エピソード3』などのヒット作に恵まれ、15.4ポイント 上昇しました。逆に、閑散期を迎えたうえに「クールビズ」の影響もあった「クリーニング業」 が23.9ポイント、また「食肉・食鳥肉販売業」が12.6ポイントそれぞれ低下しました。 来期の見通しは、「氷雪販売業」を除く全ての業種で、上昇となっています。 飲食業の業種別では、「料理店」を除く全業種で上昇し、特に「中華料理店」(6.0ポイント)、「喫茶 店」(5.5ポイント)、「すし店」(5.0ポイント)が大きく上昇しています。 来期の見通しは、全業種で上昇しています。 国民生活金融公庫 生活衛生企画部生活衛生関係営業の景気動向等調査概要
―― 平成17年7∼9月期 ―― この調査は、全国の生活衛生関係営業の主な業種について、その景気や設備投資の動向などを把握するため、 国民生活金融公庫が(財)全国生活衛生営業指導センターに委託して、定期的に(年4回)実施しているものです。 調査時点 平成17年9月上旬 調査方法 個別訪問面接聴取法 調査対象 生活衛生関係営業3,220企業 (調査対象数) 飲食業 1,504企業 食肉・食鳥肉販売業 197企業 氷雪販売業 53企業 理容業 365企業 美容業 414企業 映画館 59企業 ホテル・旅館業 252企業 公衆浴場業 125企業 クリーニング業 251企業マイナス水準ながら改善傾向が続く生活衛生関係営業の景況
30 10 20 0 −10 −20 −30 −40 −50 −60 全 体 飲 食 業 食 鳥 肉 食 肉 氷 雪 美 容 理 容 映 画 館 旅 館 ホ テ ル 浴 場 公 衆 ニ ン グ ク リ ー DI 0.0 図1―2 業種別売上DIの推移(前年同期比) 10∼12月 平成17年1∼3月 4∼6月 10∼12月(見通し) 平成16年7∼9月 7∼9月 う ど ん そ ば 中 華 す し 料 理 社 交 喫 茶 飲 食 そ の 他 DI 0 −5 −10 −15 −20 −25 −30 −35 −40 図1―3 飲食業の業種別売上DIの推移(前年同期比) 10∼12月 平成17年1∼3月 4∼6月 7∼9月 10∼12月(見通し) 平成16年7∼9月 −50 −40 −30 −20 −10 0 DI 10 ∼ 12 月 ︵ 見 通 し ︶ 4 ∼ 6 月 7 ∼ 9 月 10 ∼ 12 月 7 ∼ 9 月 4 ∼ 6 月 平 成 16 年 1 ∼ 3 月 平 成 17 年 図1─1 売上DIの推移(全業種計、前年同期比) (注)1. 売上DI(前年同期比)とは、前年同期に比べて当該期の売上が「増加した」とする企業割合から 「減少した」とする企業割合を差し引いたものである。 2. は実績、 は見通し。 △11.2 △30.4 △27.0 △32.5 △13.2 △35.2 △28.5 △27.7
2.採 算(図2−1、2−2、2−3)
●今期の採算水準DIは▲11.5となり、前期と比べて3.5ポイント低下しました。内訳は、黒字企 業が16.6%(前期18.9%)、収支トントン企業が55.4(同54.2%)、赤字企業が28.0%(同26.9%) となっています。前年同期は近年では高い水準にあったためこれと比べると下回っています。 ●業種別では、「美容業」「食肉・食鳥肉販売業」「飲食業」「クリーニング業」「公衆浴場業」で、 前期と比べ低下しました。また前年同期比較で見ると、原油価格高騰の影響がある「公衆浴場業」 や「クリーニング業」がそれぞれ9.9ポイント、4.1ポイント低下しました。この他、「美容業」 「食肉・食鳥肉販売業」「映画館」でも低下しました。 これに対し、「氷雪販売業」が39.6、「理容業」が1.1と、プラスになり、前期比、前年同期比較 ともに上昇しました。 飲食業は、「喫茶店」「料理店」「社交業」でDIが低下しました。一方、「そば・うどん店」 「すし店」「中華料理店」「その他飲食店」は、上昇しました。 −20 −25 −15 −10 −5 0 10 5 DI 図2―1 採算DIの推移(全業種計、採算水準DI及びDIの前年同期比較) (注)1. 採算水準DI=当該期「黒字」企業割合 ─「赤字」企業割合 2. DIの前年同期比較=「当該期の採算水準DI」─「その前年同期の採算水準DI」 当期採算水準DI DIの前年同期比較 10 ∼ 12 月 平 成 16 年 1 ∼ 3 月 7 ∼ 9 月 4 ∼ 6 月 4 ∼ 6 月 7 ∼ 9 月 1 ∼ 3 月 平 成 17 年 0.0 △19.4 △5.5 △10.2 7.5 4.2 4.6 △8.9 △8.0 3.9 △1.3 △2.5 △11.5 △15.5 全 体 飲 食 業 食 鳥 肉 食 肉 氷 雪 美 容 理 容 映 画 館 旅 館 ホ テ ル 浴 場 公 衆 ニ ン グ ク リ ー 10 20 30 40 0 −10 −20 −30 −40 DI 図2―2 業種別採算水準DIの推移 平成16年7∼9月 10∼12月 平成17年1∼3月 4∼6月 7∼9月0 −20 −25 −10 −15 −5 −30 う ど ん そ ば 中 華 す し 料 理 社 交 喫 茶 飲 食 そ の 他 DI 図2―3 飲食業の業種別採算水準DIの推移 平成16年7∼9月 10∼12月 平成17年1∼3月 4∼6月 7∼9月
3.業 況(前期比)
(図3−1、3−2、3−3、3−4) ●今期の業況DIは、▲25.7と、前期と比べ1.4ポイント低下しました。内訳は、好転が13.5% (前期15.6%)に対し、悪化が39.2%(同40.0%)となっており、好転が減少しています。一方、 7∼9月期の水準を過去に遡ってみると、平成13年以降4年連続で上昇しています。 来期の見通しは、▲12.9(好転15.7%、悪化28.6%)と主に悪化見通しの減少により、今期より 12.8ポイント上昇となっています。 ●業種別では、「理容業」、「美容業」及び強い季節要因と原油価格高騰の影響を受けた「クリー ニング業」の3業種で低下しました。しかし、「氷雪販売業」「映画館」「ホテル・旅館業」「飲食 業」「食肉・食鳥肉販売業」「公衆浴場業」は、上昇しており、特に売上DI、採算DIともに上 昇した「氷雪販売業」「映画館」「ホテル・旅館業」、及び売上DIが上昇した「公衆浴場業」で は前期と比べると業況DIが10ポイント以上の大幅な上昇となりました。 飲食業の業種別内訳では、「社交業」を除く各業種で業況DIが上昇しました。特に、売上 DI、採算DIともに上昇した「そば・うどん店」「すし店」「中華料理店」では、業況DIが10 ポイント以上上昇したほか、売上DIが上昇した「喫茶店」でも業況DIが8.3ポイント上昇し ました。 4 ∼ 6 月 平 成 16 年 7 ∼ 9 月 1 ∼ 3 月 平 成 17 年 −50 −40 −30 −20 −10 0 DI 4 ∼ 6 月 10 ∼ 12 月 ︵ 見 通 し ︶ 7 ∼ 9 月 10 ∼ 12 月 図3―1 業況DIの推移(全業種計、前期比) △21.6 △31.4 △16.6 △41.5 △27.3 △24.3 △25.7 △12.9 (注)1. 業況DI(前期比)とは、前期に比べて当該期の業界全体の業況が「好転した」とする企業割合から 「悪化した」とする企業割合を差し引いたものである。 2. は実績、 は見通し。30 50 40 10 20 0 −10 −20 −30 −40 −50 −60 −70 全 体 飲 食 業 食 鳥 肉 食 肉 氷 雪 美 容 理 容 映 画 館 旅 館 ホ テ ル 浴 場 公 衆 ニ ン グ ク リ ー DI 図3―2 業種別業況DIの推移(前期比) 10∼12月 平成17年1∼3月 4∼6月 7∼9月 10∼12月(見通し) 平成16年7∼9月 う ど ん そ ば 中 華 す し 料 理 社 交 喫 茶 飲 食 そ の 他 DI 0 −5 −10 −15 −20 −25 −30 −35 −40 −45 −50 10∼12月 平成17年1∼3月 4∼6月 7∼9月 10∼12月(見通し) 図3―3 飲食業の業種別業況DIの推移(前期比) 平成16年7∼9月 0 −5 −10 −20 −25 −15 −30 −35 −40 全 体 ・ 愛 知 東 京 ・ 大 阪 大 都 市 圏 そ の 他 そ の 他 DI −45 図3―4 地域別(都市区分別)業況DIの推移(前期比) (注)その他大都市圏とは、北海道、 宮城、埼玉、千葉、神奈川、京都、 兵庫、広島、福岡の9道府県 10∼12月 平成17年1∼3月 4∼6月 7∼9月 10∼12月(見通し) 平成16年7∼9月
0 −10 −5 −20 −30 −40 −15 −25 −35 −45 −50 う ど ん そ ば 中 華 す し 料 理 社 交 喫 茶 飲 食 そ の 他 DI 図4―2 飲食業の業種別利用客数DIの推移(前年同期比) 平成16年7∼9月 10∼12月 平成17年1∼3月 4∼6月 7∼9月 0 10 −10 −20 −30 −40 −50 −60 −70 DI 全 体 飲 食 業 食 鳥 肉 食 肉 氷 雪 美 容 理 容 映 画 館 旅 館 ホ テ ル 浴 場 公 衆 ニ ン グ ク リ ー 図4―1 業種別利用客数DIの推移(前年同期比) (注)利用客数DI(前年同期比)とは、前年同期に比べて当該期の利用客数が「増加した」とする企業割合から 「減少した」とする企業割合を差し引いたものである。 平成16年7∼9月 10∼12月 平成17年1∼3月 4∼6月 7∼9月 ●地域別(都市区分別)に業況DIを見ると、「東京・大阪・愛知」では、前期と比べ4.8ポイン ト上昇しましたが、「その他大都市圏」では5.1ポイント、「その他の地域」では0.9ポイントそれ ぞれ低下しました。 一方、来期の見通しでは「東京・大阪・愛知」が5.3ポイントの低下に対し、「その他大都市圏」 では11.6ポイント、「その他の地域」では14.7ポイント上昇となっています。
4.利用客数(前年同期比)
(図4−1、4−2) ●利用客数DIは、▲33.8と前期に比べて0.7ポイント上昇し、3期連続の上昇となりました。内 訳は増加企業10.9%(前期11.3%)、不変企業44.3%(同42.9%)、減少企業44.7%(同45.8%)と なっています。10 −10 −20 −30 −40 −50 0 DI 全 体 飲 食 業 食 鳥 肉 食 肉 氷 雪 美 容 理 容 映 画 館 旅 館 ホ テ ル 浴 場 公 衆 ニ ン グ ク リ ー 図5―1 業種別客単価DIの推移(前年同期比) (注)客単価DI(前年同期比)とは、前年同期に比べて当該期の客単価が「上昇した」とする企業割合から 「低下した」とする企業割合を差し引いたものである。 平成16年7∼9月 10∼12月 平成17年1∼3月 4∼6月 7∼9月 図5―2 飲食業の業種別客単価DIの推移(前年同期比) 0 −10 −5 −15 −25 −35 −20 −30 −40 う ど ん そ ば 中 華 す し 料 理 喫 茶 社 交 飲 食 そ の 他 DI 平成16年7∼9月 10∼12月 平成17年1∼3月 4∼6月 7∼9月 ●業種別では、人気作品に恵まれた「映画館」が15.5ポイント上昇したのをはじめ、「氷雪販売 業」「ホテル・旅館業」「飲食業」「理容業」で上昇しました。これらの業種では、いずれも売上 DIも上昇しています。これに対し、閑散期であった「クリーニング業」では16.2ポイント減少 したほか、「食肉・食鳥肉販売業」「美容業」「公衆浴場業」で利用客数DIは低下しました。 飲食業の業種別内訳を見ると、売上DIが上昇した「喫茶店」「すし店」「その他飲食店」「社 交業」で利用客数DIが上昇しました。
5.客単価(前年同期比)
(図5−1、5−2) ●客単価DIは▲24.9と前期と比べて1.3ポイント上昇し、利用客数DI同様3期連続での上昇と なりました。内訳は、上昇6.1%(前期6.9%)、不変63.0%(同60.0%)、低下31.0%(同33.1%) となっています。 ●業種別では、「ホテル・旅館業」が18.0ポイント、「氷雪販売業」が15.1ポイント、「映画館」が 7.2ポイント、「飲食業」が3.8ポイント、「公衆浴場業」が0.8ポイントそれぞれ上昇しました。 飲食業について業種別の内訳をみると、「社交業」を除く全業種で客単価DIが上昇しました。図6―2 設備投資実施企業割合の推移 全 体 飲 食 業 食 鳥 肉 食 肉 氷 雪 理 容 美 容 映 画 館 旅 館 ホ テ ル 浴 場 公 衆 ニ ン グ ク リ ー 25 15 20 10 5 0 30 (%) 平成16年7∼9月 10∼12月 平成17年1∼3月 4∼6月 7∼9月
Ⅱ.
設備投資の動向
(概 況)
今期に設備投資を行った企業の割合は13.4%(前年同期2.4ポイント上昇)となり、前期からは 低下したものの2期連続で前年同期を上回りました。ここに来て、低水準が続いていた生活衛生 関係営業の設備投資に、若干の動きが見られます。1.設備投資の実施状況
(1) 実施の有無(図6−1、6−2、6−3) ●今期に設備投資を行った企業の割合は13.4%と、前期より2.1ポイント低下しましたが、前年同 期と比較して2.4ポイント上昇しました。7∼9月期における設備投資割合での水準としては、 平成9年7∼9月期以降最も高い水準となっています。 ●業種別に設備投資を実施した企業割合をみると、「公衆浴場業」「映画館」を除く各業種で前年 同期を上回りました。特に「ホテル・旅館業」が8.6ポイント、「氷雪販売業」が7.9ポイント、 「理容業」が5.0ポイントと前年同期を大きく上回りました。引き続き若干の動きが見られる生活衛生関係営業の設備投資
7 ∼ 9 月 平 成 9 年 7 ∼ 9 月 平 成 10 年 7 ∼ 9 月 平 成 11 年 7 ∼ 9 月 平 成 12 年 7 ∼ 9 月 平 成 13 年 7 ∼ 9 月 平 成 14 年 7 ∼ 9 月 平 成 15 年 7 ∼ 9 月 平 成 16 年 7 ∼ 9 月 平 成 17 年 10.0 8.0 12.0 14.0 16.0 (%) 図6―1 設備投資実施割合の推移 13.2 11.8 11.8 11.9 12.0 12.3 11.0 8.8 9.6 15.5 11.4 13.45 20 15 10 0 う ど ん そ ば 中 華 す し 料 理 喫 茶 社 交 飲 食 そ の 他 (%) 図6―3 飲食業の設備投資実施企業割合の推移 10∼12月 平成16年7∼9月 平成17年1∼3月 4∼6月 7∼9月 (2) 設備投資金額(図6−4) ●設備投資を行った企業の投資金額を見ると、500 万円以下の小口投資が、73.5%(前年同期75.7%) を占めました。100万円以下が38.5%(前年同期 29.2%、実数ベース前年同期比164.4%)と伸びが大 きく、その分100万円超∼500万円以下は11.5ポイン ト低下しました。一方、500万円超をみると、500万 円超1,000万円以下が11.4%(前年同期10.7%)、 1,000万円超の割合は15.1%(前年同期13.6%)とな り、わずかに増加しました。実数ベースでは500万 円超∼1,000万円以下が前年同期比で132.4%、1,000 万円超では138.3%となり、小口と大口の2極化傾 向が出ています。
2.来期以降1年間の設備投資計画
(1) 計画の有無(図7−1) ●来期以降1年間に設備投資を、「予定している」企業は9.4%(前年同期8.7%)、「未定」は 25.8%(同17.9%)、「予定なし」は64.8%(同73.4%)となっており、前年同期と比べ「予定して いる」が0.7ポイントの微増、「未定」が7.9ポイントの増加となりました。 ●設備投資を「予定している」企業を業種別にみると、「ホテル・旅館業」17.9%(前年同期 16.9%)「食肉・食鳥肉販売業」11.7%(同9.0%)、「公衆浴場業」11.2%(同12.2%)の順となっ ています。一方低い業種は、「理容業」7.7%(同6.0%)、「美容業」8.2%(同4.9%)となってい ます。また、「未定」は、「映画館」32.2%(同21.5%)、「氷雪販売業」28.3%(同14.5%)、「ホテ ル・旅館業」28.2%(同23.9%)の順に高くなっています。 (2) 設備投資の実施予定時期(図7−2) ●設備投資の実施予定時期を見ると、「3ヵ月以内」3.0%、「4∼6ヵ月以内」2.1%、「7∼12ヵ月 以内」4.2%となっており、「3ヵ月以内」は、前期に「4∼6ヵ月以内」とした割合とほぼ同様 となっています。 図6―4 設備投資金額 1,000万円超 15.1% 100万円以下 38.5% 100万円超 300万円以下 26.9% 300万円超 500万円以下 8.1% 500万円超 1,000万円以下 11.4%0 20 100 図7―2 設備投資計画の実施予定時期 予定あり(7∼12ヵ月) 予定あり(4∼6ヵ月) 予定あり(3ヵ月以内) 未定 予定なし (%) 30 40 10 4∼6月期 1∼3月期 平成16年 10∼12月期 7∼9月期 平成17年 7∼9月期 3.0 2.1 4.2 25.8 64.8 3.4 24.7 64.8 3.1 2.2 3.0 22.9 68.8 3.0 2.4 3.2 22.0 69.5 2.8 2.2 3.7 17.9 73.4 4.2 2.9 (3) 設備投資計画の内容(図7−3) ●設備投資計画の内容は、「機械・設備の購入」54.5%(前年同期55.9%)、「店内改装」40.9% (同45.9%)、「その他」15.8%(同14.2%)、「店舗新築・購入」12.5%(同11.0%)、「店舗増改築」 11.9%(同11.0%)の順となっています。 (4) 設備投資計画の動機(図7−4) ●設備投資計画の動機をみると、「売上の維持・増加」が61.7%(前年同期62.6%)と引き続き突 出しており、次いで「衛生水準・安全性の向上」26.1%(同24.9%)、「経営の多角化」14.9%(同 16.4%)、「その他」22.1%(同23.8%)、「経費削減・増加の抑制・人員合理化・省力化」12.2% (同13.2%)の順となっています。 (5) 設備投資予定金額(図7−5) ●設備投資予定金額別は、500万円以下が主体で、予定企業の71.6%(前年同期71.1%)を占め、 その中でも100万円超∼300万円以下が34.7%(同30.7%)、100万円以下の設備投資予定が27.4% (前年同期21.9%)となっています。 0 10 20 30 40 50 60 70 80 90 100 飲 食 業 全 体 食 鳥 肉 食 肉 氷 雪 理 容 美 容 映 画 館 旅 館 ホ テ ル 浴 場 公 衆 ニ ン グ ク リ ー 図7―1 来期以降1年間の設備投資計画の実施予定割合(業種別) 未定 予定なし 予定あり (%) 左側が平成16年7月∼9月期、右側が平成17年7月∼9月期 73.4 17.9 8.7 64.8 25.8 9.4 74.1 17.0 9.0 66.0 25.9 8.2 75.9 15.1 9.0 60.9 27.4 11.7 74.5 14.5 10.9 62.3 28.3 9.4 76.5 17.5 6.0 70.4 21.9 7.7 76.7 18.5 4.9 64.0 27.8 8.2 67.1 21.5 11.4 57.6 32.2 10.2 59.2 23.9 16.9 54.0 28.2 17.9 67.6 20.1 12.2 62.4 26.4 11.2 77.0 17.1 5.8 68.5 21.5 10.0
Ⅲ.
経営上の問題点
(図8、表) ●経営上の問題点としては、「顧客数の減少」62.6%(前 期65.7%)をあげる者が最も多く、次いで「客単価の低下」 33.8%(同34.2%)、「仕入価格・人件費等の上昇を価格に 転嫁困難」23.2%(同22.1%)、「店舗施設の狭隘・老朽化」 19.2%(同20.5%)、「従業員の確保難」10.6%(同10.2%) となっています。上位2つの「顧客数の減少」や「客単 価の低下」については2期連続で減少した一方で、「仕入 価格・人件費等の上昇を価格に転嫁困難」「従業員確保難」 などは、前期より増加しました。 ●問題点別に業種ごとの状況をみると、「顧客数の減少」 図7―3 設備投資計画の内容(複数回答) 0 60 80 40 20 (%) 55.9 45.9 11.0 14.2 13.3 3.6 11.0 16.4 15.0 2.9 4.53.2 4.3 12.0 45.5 45.5 47.2 40.9 10∼12月 平成16年7∼9月 平成17年1∼3月 4∼6月 7∼9月 設 備 の 購 入 機 械 ・ 店 内 改 装 改 築 店 舗 増 ・ 購 入 店 舗 新 築 設 置 駐 車 場 の そ の 他 6.010.311.9 9.8 58.7 54.5 55.3 11.212.5 15.8 12.8 52.7 売上の維持・増加 0 10 20 30 40 50 60 80 (%) 図7―4 設備投資計画の動機(複数回答) 70 62.6 23.8 2.8 13.2 14.5 11.3 15.6 20.019.9 28.6 26.1 15.6 20.3 18.9 14.9 24.4 20.3 16.5 4.0 4.5 7.4 5.3 24.9 16.4 59.6 66.2 58.4 61.7 10∼12月 平成16年7∼9月 平成17年1∼3月 4∼6月 7∼9月 経営の多角化 衛生水準・安全性の向上 従業員対策 その他 経費削減・増加の抑制・ 人員合理化・省力化 12.2 22.1 図7―5 設備投資予定金額 1,000万円超 16.4% 100万円以下 27.4% 100万円超 300万円以下 34.7% 300万円超 500万円以下 9.6% 500万円超 1,000万円以下 11.9%0 (%) 顧客数の減少 図8 経営上の問題点(複数回答) 50 60 40 30 10 20 70 80 客単価の低下 仕入価格・人件費等の 上昇を価格に転嫁困難 店舗施設の狭隘・老朽化 従業員の確保難 後継者難 事業資金借入難 その他 特に問題なし 10∼12月 平成16年7∼9月 平成17年1∼3月 4∼6月 7∼9月 33.8 23.2 19.2 10.1 10.6 4.2 5.2 6.3 62.6 34.2 22.1 20.5 9.7 10.2 3.6 5.5 65.7 5.6 38.0 20.0 19.1 10.7 9.5 3.0 5.8 4.4 67.9 35.7 22.0 18.4 10.3 8.7 3.4 7.1 4.3 66.2 19.4 18.6 9.3 3.6 10.4 5.9 5.1 37.8 66.0 を挙げている割合の高いのは「映画館」78.0%(前期81.7%)、「公衆浴場業」77.6%(同81.7%)、 「理容業」76.2%(同76.7%)、「社交業」68.6%(同70.4%)の順。「客単価の低下」は、「クリー ニング業」52.2%(同45.6%)、「料理店」41.7%(同46.1%)、「ホテル・旅館業」41.3%(同 50.6%)の順。「仕入価格・人件費等の上昇を価格に転嫁困難」は、「食肉・食鳥肉販売業」の 46.7%(同54.8%)、「クリーニング業」41.0%(同31.6%)、「公衆浴場業」30.4%(同16.7%)の 順。「店舗施設の狭隘・老朽化」は、「ホテル・旅館業」39.7%(同34.3%)、「公衆浴場業」28.8% (同39.7%)、「喫茶店」27.2%(同28.3%)の順。「従業員の確保難」は、「社交業」33.1%(同 30.4%)、「氷雪販売業」20.8%(同3.8%)、「美容業」12.3%(同16.2%)の順となっています。 これらの状況を後掲の「業況判断理由」と組み合わせて見ると、「映画館」で多くの事業者が 「顧客数の減少」を経営上の問題点として掲げているが「利用客数DI」が上昇しているのは、 季節要因やヒット作の有無による影響が大きいためと考えられます。また「クリーニング業」と 「公衆浴場業」で、「仕入価格・人件費等の上昇を価格に転嫁困難」が上昇しているのは、原油価 格の高騰によるコストの上昇によるものと見られます。「食肉・食鳥肉販売業」で「仕入価格・ 人件費等の上昇を価格に転嫁困難」が「顧客数の減少」を上回っているのは、鳥インフルエンザ の再発や米国産牛肉の輸入禁止による国産牛肉・豚肉相場の高止まりの影響と思われます。
表 経営上の問題点
(業種別、平成17年7∼9月期)
(注)複数回答のため合計は100を超える。(%)
業 種 合 計 飲食業合計 そば・うどん店 中華料理店 すし店 料理店 喫茶店 社交業 その他飲食店 食肉・食鳥肉販売業 氷雪販売業 理容業 美容業 映画館 ホテル・旅館業 公衆浴場業 クリーニング業 全体の順位 1 2 3 4 5 6 7 8 9 項 目 顧 客 数 の 減 少 客 単 価 の 低 下 価 格 に 転 嫁 困 難 費 等 の 上 昇 を 仕 入 価 格 ・ 人 件 ・ 老 朽 化 店 舗 施 設 の 狭 隘 従 業 員 の 確 保 難 後 継 者 難 事 業 資 金 借 入 難 そ の 他 特 に 問 題 な し 62.6 33.8 23.2 19.2 10.6 10.1 4.2 5.2 6.3 59.8 33.8 20.3 20.3 13.0 8.3 5.1 5.4 7.7 55.8 27.6 26.3 19.9 12.2 9.0 4.5 3.2 10.9 56.2 35.9 20.3 20.9 10.5 13.7 3.9 5.2 8.5 58.9 39.1 23.3 19.8 7.9 7.4 5.0 5.0 6.4 59.7 41.7 16.5 18.0 7.2 6.5 8.6 5.8 6.5 51.7 17.2 25.0 27.2 10.0 14.4 3.3 6.7 12.2 68.6 33.1 8.7 15.7 33.1 7.0 7.4 5.4 3.7 61.3 37.5 22.7 20.8 8.6 5.3 4.2 5.8 7.6 53.3 28.4 46.7 17.8 7.1 4.6 2.0 4.6 5.1 60.4 30.2 30.2 3.8 20.8 28.3 3.8 3.8 1.9 76.2 32.3 14.2 13.7 11.0 12.6 2.2 6.6 6.8 62.6 30.0 22.2 12.6 12.3 15.0 2.9 5.8 8.0 78.0 28.8 22.0 22.0 6.8 3.4 5.1 10.2 1.7 61.5 41.3 13.9 39.7 7.1 2.8 7.5 3.6 2.4 77.6 11.2 30.4 28.8 0.8 25.6 2.4 4.0 0.8 58.2 52.2 41.0 9.6 2.0 10.8 2.8 2.4 3.6業 種
Ⅳ.
特徴的な業況判断理由(業種・地域別)
【今期】 今期の業況に対する判断理由について、特徴的なものを取りまとめると次のとおりです。 不 変 好 転 飲食業 宮城県 弁当の注文が既存大口先の企業からも増加し、業況は順調に推移。ホー ムページからの注文も徐々に伸びている。 飲食業 兵庫県 甲子園球場の近くに立地していることから、今年は天候にも恵まれて夏 の高校野球に加え阪神タイガースの優勝モードの高まりもあり、一見客 が増加して好調に推移した。 飲食業 鳥取県 今期は、女性客をターゲットにメニューの変更をしたことが好評となり、 売上が上向きになり好調であった。 食肉販売業 鹿児島県 輸入制限等もあり高値が続いているが、夏場は焼き肉やバーベキューな どでの牛肉需要が旺盛。さらに景気回復を反映し、中元ギフトが好調で 特に地場の鹿児島黒牛、黒豚への需要が強かった。 食鳥肉販売業 東京都 全国の地鶏を扱っているが、月に数回、その地鶏の中より特に消費者に 人気のあるものを、インターネットを通じて販売したところ好評。全国 より注文が入り、前期比で売上は20%ほど増加した。 氷雪販売業 愛知県 今期は年間で一番需要の多い時期に好天が続いたうえ、万博等のイベン ト行事の間接的な影響もあって需要は伸びた。また、併業のダイエット 食品がテレビで放映されたことから売れ行き好調で業況はいくらか好転 した。 理容業 奈良県 女性客向けのレディースシェービングサービスのポスターを貼ったとこ ろ女性客が増え、また子供の散髪の来店にもつながり、売上が増加した。 美容業 愛媛県 完全予約制を導入して待ち時間を解消したところ、予約時間に安心して 来店できると好評である。店頭には電光掲示板を設置して、料金、休業 日、店の電話番号、完全予約制であることを表示したところ、新規の予 約が増え、売上増加につながった。 映画館 千葉県 今期は『スターウォーズ・エピソード3』、『宇宙戦争』などの力作が早 めに公開され、夏興行の業績を上げることができた。 ホテル・旅館業 千葉県 旅行会社に毎日2室予約済であったことや、天候に恵まれキャンセルも 少なく、フリー客も多かった。空室がある時はインターネット予約サイ トに低価格で案内し、顧客の予約を確保出来た。 公衆浴場業 岡山県 今期は、思ったより台風の影響も小さく、夏場に入り利用者の入浴回数 が増えたため、若干ながら好転している。 飲食業 北海道 居酒屋とビアホールを併営。居酒屋は競合が激しく、店の特色も明確に 打ち出せず売上は伸び悩みだが、ビアホールの方は猛暑に加え、ジンギ スカンブームが続き好調。居酒屋とジンギスカンのトータルで見ると前 期並み。 食肉販売業 京都府 牛肉は相変わらず売れ行きは芳しくない状況だが、豚肉の方は売れてい る。しかし、最近は核家族化で購入グラム数が減っている。 食鳥肉販売業 神奈川県 鳥インフルエンザの影響で、昨年の売上は冴えなかったが、今年の売上 は、牛肉が未だ少量で高価ということもあり、少しずつ回復をみせてい る。しかし、問屋・小売・サービス(輸送、飲食)部門の販売競争は一 層激化しており、収益面の向上はみられない。 理容業 愛知県 年齢によるカットの提案、毛髪等に優しい器材を使用するなどキメ細か な対応で独自性を打ち出してきたことが実を結び、低料金店との違いが 顧客に理解されるようになり、安定的に推移している。 美容業 新潟県 例年であれば夏場はパーマや、カットのお客が増加したものであったが、 新規店舗の近隣出店や、家計費の厳しさは個店の売上の伸び悩みとなっ ている。 映画館 富山県 学生、一般共に休暇の多い時期にもかかわらず、予想を覆して客数は伸 び悩み、前期と大差なく終始した。シネコンの存在が大きく影響してお り、単館の経営は、ますます苦しくなってきている。 ホテル・旅館業 鹿児島県 新幹線効果が一巡し、夏休み利用の家族連れに期待していたが愛知万博 の影響、大手チェーン店の参入等で競争が激化。既存店は店舗のリニュ ーアルや飲食部門の充実などで対抗しているが、業況維持が精一杯で あった。 地 域 判 断 理 由不 変 悪 化 公衆浴場業 岩手県 重油の値上げに不安材料はあるものの、廃材を燃料に利用したことにより、思った程の影響はなく現状維持ができた。 クリーニング業 熊本県 接遇等従業員教育を徹底、休日も返上するなど営業時間を延長した結果、 売上は維持できた。しかし、石油(溶剤)の値上がりで、収益面は相変わ らず厳しい状態が続いている。 飲食業 石川県 客数が低下しているため、売上が減少しており、業績は悪化している。 地元の学会やイベントも少なく、会社関係の接待も減少している。また、 常連客の高齢化により利用回数も減っている。 飲食業 愛知県 万博をはじめ、駅前、港等でのイベント行事が目白押しであったため、 人の流れが変わり、土・日の客入りは期待外れで、苦戦を強いられた。 各種イベントも終わり、これからは通常に戻ると思われる。 食肉販売業 埼玉県 鳥インフルエンザによる鶏の大量処分等の影響を受け、国産牛肉・豚肉 相場に高止まりが生じ、一般家庭の肉類の消費手控えが響き、売上が減 少した。 食鳥肉販売業 京都府 先代から選挙の年は宴会が減り、売上が減少すると聞いていたが、実際 に今期もその通りとなり、売上が減少してしまった。 理容業 神奈川県 低料金店の増加、固定客の減少(定年者の増加、マンションからの転居、 事務所・店舗の閉鎖等による通勤人口・居住人口の減少)、顧客の少子 高齢化、顧客ニーズの多様化(美容店志向や低料金店志向)等により、 経営環境が一段と厳しくなってきている。 美容業 静岡県 狭い商圏の中で新規店舗ができたため来客数が減少した。また、カラー、 パーマ、カットのサイクルが長期化したことにより売上も減少した。 映画館 茨城県 本来ならば、夏休み興行により売上げアップが図られるところだが、シ ネコン進出の影響により、単独館は前期に引き続き、客数の減少が目立っ ている。廃館の危機に追い込まれる等厳しい経営環境となっている。 ホテル・旅館業 宮崎県 7月、8月はスポーツ大会などのイベントが多く前年同月比を上回った が、9月の大型台風14号による影響で、飛行機・JR・バス・高速道路 や主要道路の不通・市内浸水・断水などで、予約客の宿泊、会議、宴会 のキャンセルが相次ぎ、売上は大きく落ち込んだ。 公衆浴場業 香川県 水不足の為減圧給水、夜間断水の広報などで客の流れが止まり、スーパ ー銭湯や温泉、スポーツセンターに客が流れたので業績が悪化した。ま た、原油の高騰が続き、燃料費用増大で採算が悪化している。 【来期見通し】 来期の業況見通しに対する判断理由について、特徴的なものを取りまとめると次のとおりです。 クリーニング業 山口県 家庭内洗濯やコインランドリー利用増加等の影響でクリーニング需要が 減少している中、猛暑やクールビズ浸透の影響も重なり、今夏売上は例 年以上に落込んだ。原油高騰による材料費の上昇もあり、採算面の悪化 を余儀なくされている。 業 種 地 域 判 断 理 由 好 転 飲食業 大阪府 小学校を対象にしたそばの花観察運動や、そば作り体験などを通じて地 域住民のコミュニケーションを図っているため、効果に期待している。 飲食業 熊本県 忘年会等の年末需用を迎えて生簀をつくり、新メニューをお客様にアピ ールし、売上の回復に期待している。 氷雪販売業 神奈川県 梅雨時期に雨が少なく晴天が続き、多くのイベント等で「純氷」をPR したので、今期の売上は若干増加した。日本経済の景況数値も好転して きており、今後の需要増加に格別の期待を寄せている。 理容業 千葉県 スタッフ教育の中で消費者の年齢、生活状況など調査し外から感じる自 店、どうして自店が選ばれているのか消費者の立場に立って、さらに検 索し対策を考えて実行する予定である。 美容業 栃木県 人口増加周辺地域に3店営業。共通サービス券を発行し顧客カード作成。 今後は美顔術、毛染めを含め付加価値を高めていく。店主自らから第一 線に立ち積極的に顧客と接触。来期の売上は20%増を見込む。 映画館 島根県 10∼11月にかけては特に好材料は見当たらないが、12月は正月前という こともあり『ハリーポッターと炎のゴブレット』、『男たちの大和/YA MATO』ほか好作品が準備され期待できそうである。
不 変 好 転 悪 化 クリーニング業 香川県 来期は衣替えのシーズンであり、秋物は単価が高く注文が増えている。 外交、持込み等の工夫をして売上増に期待したい。 飲食業 青森県 景気回復は感じられず客数減少、客単価低下等お客様の飲み方も変わっ てきた。営業継続のためには、仕入の見直しによるコスト削減、サービ スデーの実施、値引き等を打ち出し取りあえず現状維持を図っていく。 飲食業 大阪府 会社関係の交際費が減少しており、単価に対して厳しい声が多く利益面 に反映し苦しい状況にあるが、全般的に上場会社の経営環境が好転して きており、明るい見通しをもっている。 食肉販売業 愛媛県 来期は、行楽シーズン、秋祭り、クリスマス、迎春準備など需要が大き く伸びる時期である。しかし、アメリカのBSE問題未解決、仕入価格 の高騰、石油製品値上がり等不安材料が多い。現状維持が精一杯か。 理容業 山口県 女性客をターゲットに専用コーナーを設置し、シェービングやエステ等 技術メニューの多様化を図っているが、低料金店の増加、来店間隔の長 期化傾向、若者の美容院志向など環境面の厳しさが続き、現状維持が精 一杯。 映画館 北海道 今期は猛暑の影響からか客足が伸びず厳しい状況が続いた。来期は映画 ソフトの質が充実する時期で夏期ほどではないものの、コンスタントに 売上が見込める。業況は今期並み程度は期待できると予想している。 公衆浴場業 埼玉県 公衆浴場健康入浴普及のため健康入浴推進委員の選定を検討し、業績向 上につながることを期待しているが、来期も利用客の増加は見込めない。 クリーニング業 広島県 来期は売上がやや好転すると思うが、原油の上昇を料金に転嫁できない ため、採算改善は見込めず、今後の原油上昇を懸念している。 飲食業 東京都 チェーン店とコンビニ等のランチ客の争奪戦は、今後もさらに拍車がか かってくることが予想され、今後の経営が危ぶまれる。 飲食業 大分県 夏休み・お盆等のレジャーにお金を使い過ぎたのか、盆過ぎ以降暇な状 態が続いており、来期もあまり変化がないと思う。 食肉販売業 群馬県 顧客の反応が上々であるトレーサビリティ表示に基づき、小売店の利 点を生かしたきめ細かいサービスを行っている。しかし、近隣に超大 型スーパーの開店を控え来客数の減少が予想され、業績面で先行き不 安を感じている。 理容業 鹿児島県 近年の顧客の流動化に対応した理容店・美容店併業の店舗が増えてい る。一方、特色のない理容店は顧客の来店回数が減少しており、店主 の高齢化等もあり、厳しい状況が続いている。 美容業 島根県 婚礼シーズンでも、最近は式場で着付とヘアセットする者や、洋服利 用者が多くなり着付収入が減少。さらに固定客層が高年齢化で、来店 回数も減りつつある。今後は新メニュー等を工夫し、新規の若い顧客 を確保していく。 映画館 千葉県 やや期待できる作品は『四月の雪』などの秋作品、『ハリーポッターと 炎のゴブレット』『キングコング』などの正月作品だが、10∼11月の落 ち込みが業績面の足を引く懸念がある。 ホテル・旅館業 岩手県 団体客の落ち込みをインターネットによる個人客や、小グループ客でカ バーしているため予約割合が増え、売上は期待できるが、経費増が負担 となり、収益面は悪化が予想される。 公衆浴場業 静岡県 本年4月に浴場料金を20円値上げし一息ついたが、最近の原油価格の高 騰で燃料費が値上りし、採算が合わない。気候が穏やかな秋は毎年客足 も減少するので、これ以上の原油高騰はさらに経営を圧迫することに なる。 クリーニング業 北海道 例年11∼12月は秋・冬物で客単価が上昇するが、原油価格高騰の影響で 乾燥用ボイラー、ドライクリーニング用溶剤、プラスチック製ハンガー、 ポリ袋、配送費等に一段のコスト上昇が見込まれ、業況悪化は避けられ ない。 公衆浴場業 愛媛県 今年は昨年と同様、真夏日がつづき、9月に入っても残暑が厳しかった ので利用客が増加した。来期は、入浴料金を10%引き上げたので、収益 面は多少好転するかと思われるが、引き上げ幅が低いので、依然、厳し い経営環境にあることに変わりはない。 ホテル・旅館業 兵庫県 カニのシーズンを迎え「カニ宿」としてインターネットを活用してPR に努めており、秋から年末にかけての予約は例年以上に入っており好転 が期待できる。