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第 3 部 ショット基礎アプローチ練習はじめに 皆さんこんにちは 大森睦弘です 今回はショット作りのベースとなる非常に良い練習方法を紹介します 一見 単なるアプローチの練習に見えますが この練習でショットに必要な多くの要素を身につけてしまうことを狙っています 使うクラブはSW ボールを 10~20

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第3部

■ショット基礎アプローチ練習

はじめに

皆さんこんにちは、大森睦弘です。 今回はショット作りのベースとなる非常に良い練習方法を紹介します。 一見、単なるアプローチの練習に見えますが、この練習でショットに必要な多くの要素を 身につけてしまうことを狙っています。 使うクラブはSW、ボールを 10~20 ヤードキャリーさせる振り幅とします。 では、さっそく練習してみましょう。

絶対やっていただきたい6箇条

ヘッドが見えたまま

後ろから見ていて、フォローでクラブヘッドが体に隠れないで、ずっと見えているように します。 隠れる例 隠れない例 キャリーで 20 ヤード以内では、クラブヘッドを徹底的にリリースさせないようにしてみま しょう。 自分では振りに行かないで、下半身の動きにまかせてクラブヘッドを動かす感覚をまずは 完璧に身につけてください。 クラブを手でリリースすると、腕がローテーションして、それに連動してクラブヘッドも ターンすることで、体に隠れて見えなくなります。 クラブを捻らないでボールヒットすることが、まず基本中の基本として、体に染み付くよ

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うにしてほしいものです。 このクラブヘッドが隠れないということは簡単なチェックポイントなのですが、やってみ ると意外と難しく、なんでできないの?と思うぐらい、どなたも無駄に手を使ってクラブ を振ってスイングを難しくしていることが実感出来ます。 うまくできるためのコツを言いますと、グリップをソフトに握って、テークバックででき た手首のヒンジを、ダウンスイングからフォローにかけて維持するようにします。 あたかも、右手の平を打ち出し方向に向けておくようにしてフィニッシュする感じにする と、うまく出来ます。 手首のヒンジを維持してクラブフェース面を保持しながらボールをクラブフェースに乗せ て運ぶことを強く意識してもいいですね。 いずれにしても、下半身をしっかり使う感覚を手に入れるための、最高のチェックポイン トになりますので、練習場などでのウォーミングアップで必ずチェックするようにしてみ てください。 確認方法ですが、右足のつま先あたりに、打ち出し方向に平行にクラブシャフトなどで直 線のラインを設定して、フィニッシュでクラブヘッドがそのラインを左に超えないように するということでも確認出来ます。 ラインを超える例 ラインを超えない例 これなら、いつでもどこでもひとりでも、しっかり練習できます。 フォローを低く トップよりフォローが低いことを確認する事も、クラブヘッドが隠れない事の確認同様に、 体をしっかり使うための大切な点となります。 手が自ら動かなければ、テークバックでできた手首のヒンジ分だけクラブはトップよりも フィニッシュで低くなります。

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フィニッシュでクラブ左手 フィニッシュではクラブを左手に持つようにしてくださ い。 右手を使ってスイングすると、ほぼ確実に右手で握ってフ ィニッシュしてしまいます。まずは、右手の悪い動きを封 じるために、フィニッシュでクラブを左手に持っているこ とを練習してみます。 長くゴルフをやって来た人ほど右手の悪い動きというも のが身についてしまっています。例えば、クラブを捻った り、押し出したり、振り回したりする動きです。 たったこれだけのことなのですが、このチェックポイント はしっかり行うことで絶大な効果がありますので、かなり 重要です。 フィニッシュで静止 フィニッシュではしっかり静止しましょう。 フィニッシュはスイングの結果を反映しています。 悪いスイングをしたら、フィニッシュも悪くなります。 ですので、フィニッシュをじっくり味わうことで、次のショットへの反省になります。 また、静止しようとすることで、余計な動きをしなくなりますので、意外と効果的です。 それと、フィニッシュで止まっていようとするとスイングの緩みがなくなってくるのです。 実際やってみるとわかりますが、緩みがなくなることで、ダフる事が激減すること間違い なしです。 セットアップで足踏み セットアップでは足踏みをしましょう。 当然、しっくり来る下半身の体勢を作るためにも大変役立ちますし、体が固まりにくくな ってリラックスしてスイングできますから、しっかり意識して足踏みしてみてください。 更に自然な体勢を作るためにも、足場の微調整は大変有効です。 勿論このアプローチでのショット練習だけではなく、普通のショットの時でも、必ず足踏 みをしてボールに向かうようにしてください。 きっと良いリズムでスイングできる自分を発見できます。 腰はフルターン フィニッシュで腰をフルターンさせて静止してください。

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腰の正面が完全に打ち出し方向に向くまでしっかりターンさせます。 なかなかうまくできない場合は、左股関節の可動域が足りない可能性があります。 そんな場合は左足のつま先を少し多めに開いたセットアップにしてみてください。 スタンス幅を決めたらその中で目一杯下半身を動かすようにします。 距離の調整はスタンスの幅で行い、それによって楽に振れる振り幅が決まり、あとは下半 身を目一杯使ってスイングします。 打とうとしている距離に対して、スタンスが広すぎて、自分で下半身の動きをゆるめてし まうと、ダフリの原因となります。 下半身の働きが悪いと、手で打ちに行くことで、クラブのリリースが早まって、クラブヘ ッドがボールの手前に落ちてしまうことになります。 ですから、下半身の動きで調整しようとしないで、腰から下はしっかり動かす様にしまし ょう。

セットアップ

スタンスはオープン スタンスは少しオープンにします。 理由としては、左サイドにスペースができることで、下半身を使って体をターンさせやく するためです。 また、左サイドを少しストレッチさせたセットアップになるので、スイング中左サイドが 緩みにくくなり、下半身のエネルギーを上半身に伝えやすくなります。 肩はターゲット方向 スタンスはオープンでも、肩の向きはターゲット方向に向けてください。 胸の正面でボールを捕らえているので、セットアップからボールに当たった形を取ります。 それが、肩のラインをターゲット方向に向けることになります。 セットアップで正しい体勢をつくることで、あとは体を揺らすだけで簡単にボールを打ち ぬくことができます。 すねを立てる セットアップでは膝を体の前側(正面)にあまり出さないようにします。 股関節を動かすためのお尻に付いている大きな筋肉である大殿筋がパ ワーの源であり、その他の筋肉はその働きを補佐していると考えてくだ さい。

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そして、この股関節をしっかり動かすためには、膝をなるだけ曲げないようにします。 膝は曲がれば曲がるほど、股関節よりもパワーの出せない膝の周りの筋肉を使うことにな るばかりか、いろいろな複雑な動きを行いやすくなります。 そのため、頑張った割にパワーが出せないし、再現性も悪い動きとなってしまいます。 右肘は体に添える セットアップでは右肘を体に添えるようにしましょう。 右肘が突っ張って体の前に出ていると、スイング中に右腕を使いすぎてしまいます。 左腕は方向とボールの距離を守る命綱、右手はパワーです。 ですが、今回の練習では飛ばしたいわけではないので、右手に溜まったエネルギーは最後 まで開放させないようにします。 右手で上から押さえる 通常のショットよりも右手の平でグリップを上からかぶせるようなイメージでセットアッ プします。 このようにグリップをしてあげると、スイング中に手でクラブヘッドをすくい上げる動作 が激減しますので、ダウンブロー軌道でボールを ヒットしやすくなります。 セットアップで、両腕を左に捻る動きができない ところまで、と言ってもウィークグリップの許容 範囲ギリギリまでですが、左に捻るようにしてセ ットアップすることで、スイング中に腕を捻る動 きができなくなるため、手の動きを使わないスイ ングの感じがつかめます。 グリップは左股関節前 セットアップでのグリップの位置は、左股関節の 前になります。 少しハンドファーストで、シャフトがターゲット 方向に対し倒れ、ダウンブローでボールヒットし て低くクラブヘッドが出て行ってターフをとるス イングをイメージさせるセットアップです。 この形ができれば、あとは体を揺らすようにする だけでスイングができてしまいます。 少し余談になりますが、自分のイメージのみなら ず、誰が見ていても、どんなボールを打とうとしているのかが、感じられるようなセット

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アップを目指してください。

テークバック

テークバックの右膝 テークバックでは右のお尻の後ろポケットを引き上げるように右膝を伸ばすようにします。 ショートゲームではあまり外見上には見えない動きですが、大切なイメージです。 前傾された腰が軸を変えないでターンする様子を思い浮かべてください。 そうすると、右腰は右後ろポケットの上をつまんで引き上げるようにポケットの上側に移 動します。 そのための動きが、右膝を伸ばすようにして、右後ろポケットの上方向に右股関節を押し 込む動きとなります。 この動きによって、スイング全体が足の主導で動くようになります。 足を縦方向に使うことで、地面をしっかり踏みしめることができるようになり、パワーの 伝達率がアップして大きなパワーと正確性を得ることができます。 右腰が一旦高くなって、ダウンスイングでそれが下に落ちることで、右股関節には捻転と 屈曲のダブルで最高にエネルギーが蓄積された形となります。 また、テークバックで、クラブが腰の高さまでは、手を全く動かさなくても、右腰の動き だけで、非常に良い動きができることを実感してください。 どこに上げようとか意識しなくても、下半身が正しく動けることで、テークバックのクラ ブの収まる場所も、自然で理想的なものとなります。 そして、スイング全体において、手の無駄な動きが激減します。

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テークバックの右腿 テークバックでは右の腿の向きを変えないようにしましょう。 右の腿の向きが変わるということは、右股関節が動いていない証拠です。 例えば、膝が不用意に捻れたり、シフトしたりすると、右の股関節の動きが悪くなります。 パワーの源はお尻の筋肉であり、股関節を動かすことでお尻のパワーが発揮できます。 トップに向かって、右股関節は膝の伸展にともなって腰が右にターンした分、セットアッ プよりも内側に捻転されて、そこにパワーが蓄積されます。

ダウンスイング

ダウンスイングの右膝 ダウンスイングで右膝をセットアップよりも体の正面に出さ ないようにしてください。 膝が前に出ると言うことは、クラブの通るスペースが狭くな り、気持よく動けなくて、手で何らかの操作をしてしまうこ とにつながります。 そうすると、クラブフェースの面の向きなどのコントロール も難しくなり、やっとの思いでクラブヘッドをボールに当て るということになります。 当然、ダフリやトップにつながります。 通常のショットでは曲がりやパワー不足にもなります。 ですので、この簡単な状況での練習で、しっかり正しく動けるようにしておかなければ、 フルショットの時にはとんでもなく複雑な動きをしてしまう事になります。 また、右膝の動きは、パワー蓄積にも大きな影響があります。 ダウンスイング開始で右膝が前に出れば出るだけ、右の股関節が伸びてエネルギーが溜ま りません。 右膝をできるだけ前に出さないで、右股関節を曲げることで右腰を重力で下に落として行 きます。 そうすると、右股関節には体重の落下分のパワーが蓄積され、それがボールヒットに向か って開放されます。 左腰と左肩の間を伸展 ダウン開始で、左腰をしっかりターンさせますが、肩はトップの向きにできるだけ長く向 けたままにします。 感じとしては左の腰と左肩の間が長く伸ばされるような感じです。

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必ず下半身から動いて、左腰と左肩の間がゴムのように引き伸ばされて、あたかも弓を引 いて狙いを付けて弦をパーンと開放させるような動きですね。 これが、コンパクトな動きの中でパワーと正確性を獲得するためには、必須となります。 ですので、フルショットでも同じ動きができるように、このやさしい状況でしっかり体に 染み込ませたいものです。 トップからは下半身はいきなり強くターンさせるのではなく、一旦両足ジャンプするとき のように、両足で地面を踏みしめるタイミングを作ります。 実際には体の硬さの違いで、下半身のターンにある程度連動して、肩もターンを始めてし まいますが、このタイミングまでは肩をトップのところに静かに置いておくことを強くイ メージします。 この肩を静かに置いておくと言うのは、重心を地面の思ったところに落とすことを強くイ メージしているタイミングと考えてください。 このタイミングを感じてスイングするかどうかが本物のスイングかどうかの境目となりま す。 左腰がしっかりターン ボールヒットの時には左腰がしっかりターンしているようにし ましょう。 後ろから見ていて、セットアップの時よりもお尻の後ろのライ ンがボール方向に移動していることのないようにします。 このことをチェックすることは、動画を撮影して見ないとなか なかわかりにくいのですが、うまくできるためのコツがありま す。 ダウンスイングで左サイドを先行させます。 感じとしては、左後ろポケットの上方向に左腰を押し込む感じ です。 極端にやってみるためには、ボールヒットに向かって左足で地面をしっかり踏みしめなが ら、それと同時に左膝を伸ばして、左サイドをしっかりターンさせてみることもいいです ね。 左サイドの動きが悪いと、腰全体が体の前に押し出され、クラブが気持よく通過できるた めのスペースがなくなり、やはり手でいろいろな動きを行うことになってしまいます。 また、ボールヒットに向かって、上半身が自由落下して、下を向いてボールヒットできる 感覚があれば、動画でチェックしなくても、だいたいうまくできていることになります。 重心を意識 ちょっと難しいチェックポイントになりますが、ダウンスイングにおいて、自分の重心が

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どこにあるのかをしっかり意識します。 ボールをクリーンにヒットするためには、ボールの先にクラブヘッドの最下点を持ってく ることです。 また、最も自然なスイングを行うと、クラブヘッドの最下点は、自分の重心ラインとなり ます。 ですので、ボールの少し先に重心を置くようにセット アップしておいて、ダウンスイングの時にはその位置 に重心を落としていくようにします。 手でクラブを振り回すと、自分の重心がどこにあるの かもわからなくなってしまいます。 右腰が高くなった姿勢のトップから、からだ全体が自 由落下することで、両股関節が最も深く入って、エネ ルギーが溜まります。 このポジジョンは、両足でジャンプする直前のようなニュートラルポジションとも言えま す。 この瞬間を感じることができれば、すべてのショットで余分な力が抜けた「脱・力み」を 実践できて、さまざまなコントロールショットが打てる基礎ができたことになります。 また、セットアップでは左足寄りに体重を乗せて大体7:3ぐらいにします。 そうすると、ボールの先に体重を落としやすくなります。

その他

ドローイン 体の動きを安定させるために是非ともやっていただきたいことがあります。 それは、お腹を凹ませてスイングする事です。 このお腹を凹ませるということは、いったいどういうことなのか、説明します。 お腹の後ろ側になる腰椎は、あまりねじったりしない構造になっています。 下半身の動きを正確に無駄なく上半身に伝えることで、パフォーマンスを発揮できるので すが、そのためにはこの腰椎の部分がぐらつかないようにしてあげます。 そこで、お腹の周りの筋肉である、腹斜筋、腹横筋などを収縮させて、あたかもコルセッ トをやっているようにします。 そうすると、お腹が安定して、下半身の動きがダイレクトに肩甲骨に伝わって、腕とクラ ブが振られる感じです。 そうすると、ゆるみがなく正確で、パワフルな動きができます。 パターからドライバーまで、すべてお腹をへこませるようにしてみましょう。

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この動作が習慣になってくれば、姿勢も良くなってパワーを出しやすくなるばかりか、基 礎代謝が上がるので、なんと、ダイエットにも効果があります。 セットアップの最後の方で、テークバックを行う直前ぐらいに、ぐっとお腹を凹ませます。 そしてリズム良くテークバックします。 セットアップルーティンの中に入れてしまえばいいですね。 ボールの高さを揃える 打ったボールの上がる高さを一定に合わせます。 同じショットをしたつもりなのに、ボールの飛んでいく高さがバラバラということは、ク ラブの入り方にバラつきがあるということになります。 ということは、体の使い方の何処かに再現性の低い動きがあるという証拠です。 このチェックポイントは、その他のチェックポイントをだいたいクリアしてきて、最終確 認のようなものです。 ですので、高さが安定しない場合は、これまでのチェックポイントをもう一度見見直して 見てください。 例えば、重心の落ちてくる位置がバラついていて、その原因は自分からクラブを振ってい るためで、クラブが隠れないことがどれだけ確実にできているかを確認するなど。 また、すくい打ちなど、クラブのロフトを信じることができ ないで、手で打ち上げることでボールを空中にあげようとし ている限り、安定したクラブの動きを行うことはできません。 重心をボールの先に設定して、そのポイントに狙いを付けて ダウンスイングしてボールを打ちぬく。 そして低く長くクラブヘッドを走らせます。 そういったイメージを持つことで、ボールにヒットしてから 芝のターフをとるような、安定したダウンブローが手に入り ます。そうすれば、ボールの高さも安定してきます。 左右片手アプローチ 右手片手、左手片手でのアプローチショットをやります。 両手、右手片手、左手片手で同じようにボールが飛んで行くことを目指します。 手を使って無駄な動きを行なっていると、片手でのアプローチがうまく打てません。 それは、それぞれの手の悪い動きが増幅されるからなのです。 要するに手打ちだと片手アプローチはうまく打てないのです。 いかに体をしっかり使ってショットしているかが、この練習ではっきり見えてくるという ことになります。

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バンカーアプローチ 総合的なチェックとして、難しい状況での練習をひとつ紹介します。 それは、バンカーアプローチです。 ボールをクリーンに拾ってボールの先に綺麗なターフがとれていることを目指します。 この練習で、特に注意していただきたい点があります。 それは、クラブヘッドのスコアラインの下から2本目ぐらいをボールの赤道にヒットさせ ることです。 このポイントでボールヒットできると、乾いた音が出ます。木琴のような音ですね。 そんな音を出せると、柔らかく上がってスピンがかかったボールを打てます。 クラブヘッドの重心の少し下でボールヒットすることで、ギア効果により、ボールのバッ クスピンが増加します。 そうすると、出だしは低めで柔らかく浮き上がるよう なコントロールされたショットが打てます。 すくい打ちになっていると、ボールの手前にダフリや すいばかりか、出だしが高めに出てスピンが少なく、 コントロール感のないボールとなります。 こんなボールを「ぽっこん」といいます。 ついでですが、ドライバーで飛距離を出したいときは、 重心の少し上のトゥ寄りにヒットさせます。 同じくギア効果で、こんどはバックスピンが減って少しドローして前に進みます。

練習で得られる効果やその理由

なぜ効果があるのか なぜ、すべてのショットの基礎作りになるかと言いますと、ドライバーとSWを比べた場 合、同じ振り幅でも、ドライバーの方が遠くまでボールが到達します。 それは、シャフトの長さとか、クラブヘッドの構造上、ドライバーの方がクラブの力を使 えるからです。 ところがSWの場合には、体の動きがダイレクトにボール伝わります。 ですので、しっかり体を動かさなければならないこのクラブで練習すると、かなり効率の いい練習ができるのです。 当然、ウォーミングアップとしても有効です。 練習する場所についても、工夫しだいで、家の中などでもできてしまいます。 また、かごに何個入れるとか、ノルマを設定するなどして、高い集中を必要とする状況も 簡単に作る事ができます。

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例えば、手首のリリースを使った高く上がるロブや、低く出てスピンで「キュキュキュッ」 と止まるロースピンなど、いろいろなバリエーションのためにも、ここでのベースが活き てきます。 また、様々な球質を打つアイアンや、遠くまで飛ばすドライバーにとっても、よいショッ トを再現性良く行うための土台となります。 やさしく効率的練習 また、振り幅が小さいと、スイングは易しくなります。 更に、クラブが腰から下にある『ビジネスゾーン』でのクラブの動きが良ければ、極言す れば他の部分では個性として考えてもいいとも言われています。 今回は、簡単な状況の中で、正しい動きの感覚を、効率よく体にしみ込ませることを狙っ ています。 そして、振り幅があまり大きくないので、疲れにくく、故障も起こしにくいため、集中力 を長く保ったまま練習することができます。 パターアプローチ練習 部屋の中などで、どうしても場所が取れない 場合には、パターを使ってまったくアプロー チと同じようにショットするような感じにし て、柔らかいターゲットにぶつけてもいいで すね。 ちょうどお布団などにターゲットのラインを 引いて、そのラインに当てていくという練習 も非常に有効です。 是非試してみてください。 体で覚える 一般の方からプロまで、この練習を日々坦々と行う事で、頭ではなく、体の感覚として、 動きが身に付きます。 そうすれば、緊張する場面や、難しい状況でも、自信を持って、いつもと同じように体を 動かす事ができます。 技術のことは考えなくても、打ち出すボールのイメージと、どんな心持ちで望むのかに集 中できるのです。

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おわりに

いろいろ見て頂いたチェックポイントや練習で得られる大きな成果は、下半身の動きの劇 的改善です。 そして、リズム良くスイングできるための要として、腰から下の使い方が重要です。 また、下が動いて上が付いてくるようなスイングができると、ダフり・トップの確率が劇 的に減ります。 ジャストミートできる確率がアップすれば、それだけゴルフも楽しくなります。 手でクラブを自分からリリースしようとすると、体の悪い動きが出てしまいます。 ここでご紹介したチェックポイントやドリルは、それを完全に封じる内容が満載でした。 見るだけではなく、実際に体を動かして練習していただき、飛んで曲がらない、楽しくて しょうがないゴルフを満喫してください。

参照

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