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Microsoft PowerPoint 長野県コンクリート診断士会(THC田中)

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(1)

モニタリングを含めた

コンクリート構造物の診断について

2016.6.11

株式会社 太平洋コンサルタント

長野県コンクリート診断士会

Ⅰ.アルカリ骨材反応の診断と評価技術

Ⅱ.センサ付RFIDを用いた構造物診断技術

積雪寒冷地域における複合劣化のトライアングル 凍害 積雪寒冷地コンクリート複合劣化要因研究委員会報告書 (社)日本コンクリート工学協会 北海道支部 (平成22年3月) 塩害 アルカリシ リカ反応 中性化 RC床版の 疲労 水分の移動 ひび割れ発生による塩化物イオンの侵入(相乗) アルカリ濃度の増加(相乗) 塩化物イオンの濃縮(相乗) 塩化物侵入に よる浸透圧の 増加(相乗) ひび割れ発生 による水分の 侵入(相乗) スケーリングに よる塩分浸透 の促進 ひび割れ発生に よる水分の侵入 (相乗) ひび割れ発生による水 分の侵入(相乗)

Ⅰ.アルカリ骨材反応の診断と評価技術

4 コンクリート中のアルカリ成分と骨材中のシリカ質成分との反応 であり、生成したアルカリシリカゲルの膨張により、コンクリートに ひび割れを発生させる。重篤な場合には膨張圧によって鉄筋が破 断し、コンクリートの性能を低下させる反応である。

アルカリ骨材反応

ASR

)とは?

アルカリ骨材反応 アルカリシリカ反応(ASR) (アルカリ炭酸塩反応) (アルカリシリケート反応) 反応性鉱物 (特定のシリカ) を含む骨材 ゲルが生成・膨張 Na,K + ( OH) H2O

(2)

55 1940年代に米カリフォルニアで初めて報告 日本においては、1980年代にASRによる早期劣化が顕在化し、建 設省において対策(通称:総プロ)が検討され、1986年に以下の抑制 対策が適用されることとなった。 ①アルカリ総量規制 ②混合材の使用 ③無害な骨材の使用 その後、これらの抑制対策は、JIS A 5308 「レディーミクストコン クリート」 に反映され現在に至っている。

ASR(アルカリ骨材反応)の歴史

対策は完全ではない ①維持管理の時代を迎え構造物の状態をしっかり把握する要求が高まっている ②ASR対策以前の構造物にも、何十年にも渡って未だにASRによる劣化が生じ ている場合がある ③ASR対策以後の構造物にも、ASRによる劣化が生じている場合がある ④構造物の計画供用期間が100年と長くなる場合があり、長期耐久性への要求 が高まっている ⑤原子力施設など重要な構造物に対する安全性確保の要求が厳しくなった ⑥ASRに対する研究が進み、ASRに対して維持管理者の意識が高まった ⑦RILEM(AAR0~9)など、国際的にもASR抑制対策/調査診断の手法が 検討・確立され、ASRに関する環境が整いつつある

ASRを取巻く我が国の環境

日本コンクリート工学会

「ASR診断の現状とあるべき姿

研究委員会」(2014.7)

• ASR診断と抑制対策に関する現状 の課題を整理 • 構造物の重大性に応じた抑制対 策・診断フローを提示 • 最新の研究成果を踏まえた岩石学 的診断方法、促進膨張試験方法を 提案

(3)

構造物の重大性レベル

レベ ル ASRの受容性 構造物への影響度 抑制対策 (新設構造物) 診断フロー (既設構造物) S1 ASRによるいく らかの劣化は 許容できる ASRが構造物の性能や経済 性、環境に与える影響度は小 さい、もしくは、無視できる 一般的な抑制 対策 一般レベルの 診断フロー S2 中程度のASR のリスクは許 容できる ASRが主要な劣化であれば、 構造物の性能や経済性、環境 に影響がある S3 小規模のASR のリスクは許 容できる ASRが小規模でも、構造物の 性能や経済性、環境に大きな 影響がある S4 ASRは許容で きない ASRが小規模でも、構造物の 性能や経済性、環境に深刻な 影響がある 厳しい抑制対 策 高レベルの診 断フロー

抑制対策(新設構造物)

• 一般的な抑制対策 →JIS A 5308レベルの対策 • 厳しい抑制対策 →より厳しいアルカリ総量と混和材量の対策

骨材の反応性と環境条件に応じ、以下の対策

骨材の反応性評価

• 化学法(JIS A 1145)、モルタルバー法(JIS A 1146) ・・・遅延膨張性骨材、ペシマム現象が検出できない 促進モルタルバー法 、コンクリートプリズム試験を提案 JIS A 1145(化学法) 反応容器 恒温水槽 80℃, 24h JIS A 1145:2007(解説)より Rc

JIS A 1146(モルタルバー法)

(4)

ペシマム現象のイメージ

無害判定になる 膨張率 (%) 安山岩混入率(%) 0.10 0.05 0.15 0.20 アルカリ骨材反応の基礎シリーズ (骨材資源 通巻No.172 2012)より • モルタルバー法(JIS A 1146) アルカリ量C×1.2%、40℃95%RH以上(26週間) 0.10%以上膨張→「無害でない」 • 促進モルタルバー法(RILEM AAR-2、ASTM C 1260) アルカリ添加せず、80℃の1N-NaOH溶液に浸漬(14日間) 0.20%以上膨張→「潜在的有害」、0.10以下→「無害」 • コンクリートプリズム試験(RILEM AAR-4.1改良) アルカリ量5.5kg/m3、実配合のコンクリート 60℃の1.5N-NaOH溶液を含む不織布で被覆(26週間) (判定基準は明示されていない) 従来の試験法 提案された試験法 →(一部を除き)遅延膨張性骨材も検出可能 →実配合であり、促進条件も十分厳しい

原子力分野で提案される骨材評価フロー

促進モルタルバー法 コンクリートプリズム 試験 中野眞木郎:原子力用コンクリートの反応性骨材の評価方法の提案、JNES-REレポート、2014.2 岩石学的試験

既設構造物の

ASR診断

• 一般的な診断フロー

構造物の重大性に応じた診断フロー

通常点検 目視調査・コア採取 ASR有無 有 無 不明 対策要否の検討 必要に応じ材料・ 構造面の評価 対策選定・実施

• 高レベルな診断フロー

材料試験によるASRの検出 • 骨材種類と構成比率の推定 • 劣化状況の評価 • ペシマム状況の確認 • 反応鉱物の同定、ゲルの同定 • ASR進行段階の把握 • 必要に応じ、膨張試験による 膨張性評価 ASR抑制対策へのフィードバック • アルカリ収支の検証 • 混和材の抑制対策の検証 発生原因 の特定

(5)

コンクリートコアの促進膨張試験

実構造物のコンクリートの残存膨張性・潜在膨張性の評価 標準養生 促進養生 解放膨張率 促進膨張率 約250mm φ100mm JCI-DD2法の長さ測定状況 (用語定義は「ASR診断の現状とあるべき姿研究委員会」報告書より) コア採取後のコンクリートの膨張 時間 膨張量 JCI-DD2法 • コア寸法は原則としてφ100mm×250mm • コア採取後、標準養生(20±2℃、RH95%以上)、その後促進養生 (40±2℃、RH95%以上) • 促進養生中の測定は、供試体を20±2℃に24時間以上置いてから行う アルカリ溶液浸漬法(カナダ法) • コア寸法は原則としてφ50mm×130mm • コアを80℃、1mol/Lの水酸化ナトリウム溶液中に浸漬 • 長さ測定は80℃溶液から取り出した直後に行う • 原則として浸漬後4週まで測定を行う 飽和NaCl溶液浸漬法(デンマーク法) • コア寸法は原則としてφ50mm×130mm • コアを50℃の飽和塩化ナトリウム溶液中に浸漬 • 長さ測定は50℃溶液から取り出した直後に行う • 原則として浸漬後13週まで測定を行う。 (試験方法は「ASR診断の現状とあるべき姿研究委員会」報告書より) 試験方法 JCI-DD2法 カナダ法 デンマーク法 CSA A 864-00 阪神高速 道路公団 建設省総合技術 開発プロジェクト 日本道路公 団北陸支社 日本道路公団 北陸支社 コア径 75mm 規定なし 55mm 55mm 100mm コア長 150mm 直径の1.5倍 150mm 150mm 200mm 開放 膨張 養生方法 温度20℃ の RH100% 温度20℃の RH95%以上 規定なし 規定なし 温度38℃ のRH100% 養生期間 5週 規定なし 規定なし 規定なし 8週 残存 膨張 養生方法 温度40℃ の RH100% 温度40℃の RH95%以上 温度80℃の1N・NaOH溶 液浸漬 温度50℃の飽 和NaCl溶液浸 漬 温度38℃ のRH100% 養生期間 10週 13週 規定なし 規定なし 52~104週 残存膨張の判定 0.1%以上 を「有害」 (15週) 0.05%以上を 「有害」または 「潜在的有害」 (13週) 0.1%以上を 「残存膨張性 あり」(3週) 0.1%以上を 「残存膨張性あ り」(13週) 0.03%以上 を「有害」 (規定なし) 判定基準の例 鳥居ら(「セメント・コンクリート」2006.9)に加筆 コアの促進膨張試験と岩石学的評価を組み合わせることに より、ASRの的確な診断が可能となる 岩石学的評価方法の導入 ①外観観察、実体顕微鏡観察 ②偏光顕微鏡観察、分析 ③SEM/EDS分析 ④X線回折分析(粉末、研磨面等) 様々な骨材・配合・履歴のコア 残存膨張性・潜在膨張性の評価 的確なASR診断

(6)

 肉眼あるいは実体顕微鏡観察

破断面、切断面、側面でのASRの

発生状態を観察

粗骨材の構成割合の算出

 偏光顕微鏡観察

ASRの発生状態

ASR反応性鉱物の同定

細骨材の観察

セメントペーストの観察(混和材など)

岩石学的診断方法

ASRの進行状態の分類 構造物の外観目視による劣化状況とも,よく一致する。 ASR進行段階 軽微 中程度 顕著 i ii iii iv v 骨材 セメントペースト 骨材 セメントペースト セメントペースト 反応リム ゲルの滲み 取り巻き ひび割れ ゲル充填 ひび割れ ゲル充填 気泡 ゲル充填 偏光顕微鏡下でASRの進行程度を確認する。 4 骨材 ゲル(ひび割れ) ゲルの気泡浸入 セメントペースト 1 軽微 2 3 顕著 セメントペースト 骨材 中程度 反応性鉱物 含有する代表的な岩石 オパール (水を含んだ非晶質) 変質を受けた岩石 (火山岩類を含む) クリストバライト トリディマイト 火山岩類(安山岩,流紋岩など) ガラス 火山岩類(安山岩,流紋岩など) 隠微晶質石英 カルセドニー 微晶質石英 さまざまな岩石 (チャート,珪質頁岩, 泥質片岩,ホルンフェルス,断層岩 類・・・) 遅延膨張性 急速膨張性 微細な 石英

ASR反応性鉱物:SiO

のみの鉱物

0.1mm クリストバライト ※ 常願寺川産川砂利

安山岩に含まれる反応性鉱物(クリストバライト)

偏光顕微鏡写真(単ニコル)

(7)

安山岩の気孔(空隙)内に生成したクリストバライト

電子顕微鏡による像

クリストバライト 反応性鉱物 含有する代表的な岩石 オパール (水を含んだ非晶質) 変質を受けた岩石 (火山岩類を含む) クリストバライト トリディマイト 火山岩類(安山岩,流紋岩など) ガラス 火山岩類(安山岩,流紋岩など) 隠微晶質石英 カルセドニー 微晶質石英 さまざまな岩石 (チャート,珪質頁岩,泥 質片岩,ホルンフェルス,断層岩類・・・) 遅延膨張性 急速膨張性 微細な 石英

ASR反応性鉱物

チャート=大部分が隠微晶質石英からなる岩石

0.1mm

偏光顕微鏡写真(直交ニコル)

隠微晶質石英

粗粒石英の脈

粗粒石英の脈

隠微晶質石英 ASR gel ASR gel ASR gel 隠微晶質石英

(8)

ASR事例 A橋橋脚コア 0.20 0.10 0.10 0.10 ASR事例 A橋橋脚コア切断面

骨材の構成割合 A橋橋脚コアの例

岩石名 構成割合 (%) ASR反応性鉱物 花崗斑岩 37 砂岩 24 隠微晶質石英 安山岩 16 ガラス、クリストバライト チャート 8 隠微晶質石英 頁岩 7 斑れい岩 3 花崗岩 3 かんらん岩 1 蛇紋岩 1 100 実体および偏光顕微鏡観察に基づくA橋橋脚コアのASRの進行状況 (Katayama et al.2008, Katayama 2012を参考)

ASRの程度 : ◎ 顕著; ○ あり; + 痕跡程度 劣化度 軽微 中程度 顕著 劣化度 評価 ASR進行段階 i ii iii iv v 骨材 セメントペースト 骨材 セメントペースト セメントペースト 反応リム ゲルの滲み 取り巻き ひび割れ ゲル充填 ひび割れ ゲル充填 気泡 ゲル充填 粗骨材 安山岩 ◎ ◎ ◎ ◎ ○ 中程度~顕著 チャート ◎ ◎ ◎ ○ 中程度 砂岩 ○ ○ ○ + 軽微 総合評価 中程度 ~顕著

(9)

まとめ :

ASRに対するニーズへの対応

<新設構造物> ニーズ:JIS対策の限界、重要構造物に対する耐久性確保 対応 :国際的な試験方法による評価(ASTM, RILEM, 岩石学的スクリーニング) <既設構造物> ニーズ:従来はASR有無 → より効率的な構造物維持管理(補修対策・点検) 対応 :コアの促進養生による潜在膨張性の評価/将来予測 岩石学的評価による反応鉱物の特定、劣化進行段階評価による ASR反応特性の把握 ASR研究の進展 ペシマム現象(少ない反応性鉱物でより大きく膨張。低アルカリ総量で も生じる) 遅延膨張性(何十年もかけて、ゆっくり膨張)

Ⅱ.センサ付RFIDを用いた構造物診断技術

RFID腐食環境検知システム :KT-110059 RFIDひずみ計測システム : KT-100044 を用いた構造物情報管理 36

主な非破壊検査技術の適用性

非破壊 検査技術 ← コンクリート表面 コンクリート内部 → コンクリート表 面の欠損 亀裂 深さ 鉄筋 配置 鉄筋 腐食状況 グラウト 充填状況 ケーブル 腐食状況 赤外線法 ○ - - × × × 超音波法 ○ ○ - × × × 電磁波法 ○ - ○ × × × インパクトエコー法 ○ ○ - × ○ × X線透過法 ○ ○ ○ × ○ × 衝撃弾性波法 - - - × ○ × 自然電位法 - - - △ × × 鋼材腐食への適用技術は皆無⇒求められる新しい診断技術 国土交通省 北陸地方整備局資料より

(10)

センサ機能付RFID(ICタグ)とは?

一般的なRFID 「ひずみ」「温度」「腐食」を対象としたセンサ情報 リーダーライター RFIDひずみセンサ ID:0002 ID:0001の腐食センサは 健全です IDと同時にセンサ情報を読取る センサ機能付RFID

RFID・・・Suica、Edyに代表される情報媒体 ICチップにより無線で固有IDの通信を行うもの ID:0002のひずみ量は 200μ 温度は25℃です RFID腐食環境センサ ID:0001 WirelessMonitoring System 簡単 非破壊 電池レス

コンクリートに埋設し、構造物の

各種状態を無線で把握するシステム

ケーブルレス RFID構造物診断技術

RFID腐食環境検知システムの概要

RFIDタグ 腐食環境センサ 内部鉄筋 専用ソフトウェアで 腐食度合いを評価 鉄筋を模擬した腐食 環境センサを設置 腐食因子が 構造物に侵入 センサの腐食現象 により電気特性が変化 無線通信で計測 水分 塩分 炭酸ガス 材 齢 腐食環境センサの状態 健全 変化 腐食

《RFID腐食環境検知システム》

RFID腐食環境センサ

90mm 厚さ15mm 腐食因子が浸透 ▼ 模擬鉄筋(鉄センサ)が腐食 ▼ 鉄センサの電気抵抗が上昇 塩分 水分 炭酸ガス

《RFID腐食環境検知システム》

腐食因子に敏感に 反応する鉄センサ (模擬鉄筋) 埋設対象の躯体の耐力を 低下させないセラミックス外装 腐食因子の浸透を 妨げない被覆モルタル

(11)

鉄センサの変化とセンサ抵抗値の挙動

セ ン サ 抵抗値 健全状態 腐食状態 健全なセンサは抵抗値が極めて 低い。 センサが腐食して断線することに より、抵抗値が急峻に上昇する。 鉄センサ

《RFID腐食環境検知システム》

42

自然電位法との検知性能の比較

自然電位法の結果とほぼ同時期に腐食を検知 -700 -600 -500 -400 -300 -200 -100 0 0 2 4 6 8 10 12 14 16 18 20 サイクル数 自然電位(m v sC u) F20-1 F20-2 F20-3 F20-4 F20-5 F20-6 1.E+00 1.E+01 1.E+02 1.E+03 1.E+04 1.E+05 1.E+06 0 2 4 6 8 10 12 14 16 18 20 サイクル数 抵抗( Ω)

《RFID腐食環境検知システム》

RFID腐食環境検知センサ外観

検知部 通信部 延長用中間ケーブル 標準仕様:付属ケーブル1m 延長用中間ケーブル(1,2,4,6,9,14m)

《RFID腐食環境検知システム》

取付イメージ

専用治具で簡単な取付が可能

多種の鉄筋径に対応

RFID部はモルタルスペーサを用いて、通信距離

を調整可能

RFID部取付状態(背面より) 腐食環境センサ取付状態(背面より)

《RFID腐食環境検知システム》

アンカーによる取付け方法

(12)

専用リーダーライタ(HF帯)

据置型リーダーライタ ハンディリーダーライタ パソコンで制御(RS232C,TCP/IP接続) 長距離・広範囲通信 パソコン不要 ワンタッチ操作 読取りアンテナ リーダーライタ本体

《RFID腐食環境検知システム》

高出力型リーダーライタ ハンディリーダーライタ

腐食環境を“色”で知らせます

《RFID腐食環境検知システム》

E0081200008C4547 E0081200008C4550 25.6℃ 10.5 0.1 1500 15.1

計測履歴の保存・参照

計測結果と計測日時を6回分RFIDタグに保存可能

点検者が変わり、計測記録の紛失リスクを低減

計測記録は上書き保存が可能

《RFID腐食環境検知システム》

使用実績(PC箱桁下部)

PC橋梁下部の予防保全

プレテンション方式のPC橋梁

PC鋼線の健全度確認

《RFID腐食環境検知システム》

(13)

使用実績(ケーソン躯体)

塩害環境下における構造物の予防保全

《RFID腐食環境検知システム》

使用実績(橋脚補修)

橋脚のコンクリート補修

補修効果の検証

既設面と補修部の境界面にセンサを設置

自然電位計測が困難な樹脂系補修でも計測可能

《RFID腐食環境検知システム》

使用実績(補修・補強)

超高強度繊維補強コンクリートパネルによる河川護岸の補修工事への適用 現場環境:衝撃による破損、厳しい塩害 補修工法として超高強度繊維補強コンクリート(UFC)パネルを施工 充填材料として太平洋マテリアル社の無収縮グラウトを適用 UFCパネルの補修効果の確認、維持管理に腐食センサを適用

リフリート工法による桟橋補修

使用実績(補修・補強)

大分工場粘土水切桟橋健康度回復工事

厳しい塩害環境

リフリート工法による補修工事(太平洋テクノ)

他工場への展開を検討

(14)

RFID腐食カードセンサ(新製品)

鋼構造向け

ICカードと同等のサイズ

表面は高耐久ゴム外装

金属影響を緩和する電磁シールド一体型

塗装内部における鋼材の腐食環境の評価

RFID腐食カードセンサの適用事例

鋼製航路標識(灯標)の維持管理

塗装被膜の内部腐食環境の評価

どの構造物で 腐食環境となり やすいか? どの構造物で 腐食環境となり やすいか? 今後の点検強化、予防保全策な どの対策に活用 危険部位に対するコア採取・化 学分析などの詳細点検への活用

《RFID腐食環境検知システムの

利用イメージ》

【センサの設置】 構造物に複数個の 腐食環境センサを設置 【センサの設置】 構造物に複数個の 腐食環境センサを設置 腐食の可能 性あり 【計測】 点検時に併せて計測の実施 【計測】 点検時に併せて計測の実施 【状態把握】 腐食環境度合いの進展を把握 【状態把握】 腐食環境度合いの進展を把握 どの部位で腐 食発生の可能 性が高いか? どの部位で腐 食発生の可能 性が高いか? RFID腐食環境検知システム 維持管理 構造物を破壊しないで、 内部環境がわかる! 点検がラクにできる!

RFID腐食環境検知システムの特長

当社オリジナル開発のセンサを採用

鉄筋近傍の「腐食環境度合い」を事前に検知する。

非破壊で計測

樹脂系材料による保護塗装後も計測可能

電源不要のため、長期計測が可能。

点検履歴をRFID内蔵メモリに記憶できる。

国交省 新技術情報提供システム登録番号

KT-110059

《RFID腐食環境検知システム》

(15)

ひずみ計測の具体的ニーズ

 施工時の外圧(土圧、地山の移動・・)  供用時の加重  地中埋設物の健康度  地震後の構造物健全性 橋梁のたわみ、加重・応力 トンネルセグメント 原子炉格納容器 ケーソン躯体への応力 ダム堤体の健全性

《RFIDひずみ計測システム》

ケーブル、データロガ

×

パッシブRFIDによる非接触ひずみ計測システム

RFIDタグ RFIDひずみ計測システム リーダーライター 配線不要 長期計測可能 点検履歴の記憶 簡便で効率的な新しい診断技術を提供

《RFIDひずみ計測システム》

ひずみセンサ RFIDによる無線方式 パッシブ型(電池レス) メモリ機能を搭載 煩雑なケーブル処理 長期計測に不向き 記録データの紛失 従来技術 RFIDひずみ計測システム

RFIDひずみセンサ

ひずみ計測部

RFIDタグ

SSNタイプ(標準) SSDタイプ(高耐久) SSCタイプ (コンクリートひずみ計タイプ)

《RFIDひずみ計測システム》

専用リーダーライタ

読取りアンテナ リーダーライタ本体

《RFIDひずみ計測システム》

(16)

有線ひずみとRFIDひずみセンサの挙動比較

0 500 1000 1500 2000 2500 3000 0 100 200 300 400 荷重(KN) ひず み (× 10 -6) 主筋A(下面) RFIDひずみセンサ RFIDひずみセンサ 測定限界 ひび割れ発生 主鉄筋のひずみ挙動を把握できる 実構造物のひずみ挙動を把握する に十分な範囲の測定が可能

従来技術との性能比較

計測ソフト測定画面(計測モード)

ひずみ測定値 温度測定値

《RFIDひずみ計測システム》

計測ソフト測定画面(履歴の読書き)

点検履歴の記憶 ※初期値は一度記憶 すると変更できません

《RFIDひずみ計測システム》

使用実績

浄水場壁部材

(実構造物)

現場打ちコンクリート

水和発熱による初期ひずみ(マスコン温度応力)

長期の乾燥収縮管理

-400 -350 -300 -250 -200 -150 -100 -50 0 50 100 0 30 60 90 120 150 180 210 240 270 300 330 360 材齢(日) ひ ず み( ×1 0 -6) (コンクリート打込)

《RFIDひずみ計測システム》

(17)

使用実績(PCa製品、アンカー)

垂直壁補強土工法

(実構造物)

プレキャスト製品

TUSSパネルの内部鉄筋ひずみ把握

盛土土圧からの

タイバー軸応力

測定

補強土壁の長期的な維持管理

《RFIDひずみ計測システム》

使用実績(コンクリート舗装)

高耐久コンクリート舗装

(実構造物)

サービスステーション トラック駐車場

膨張コンクリート

コンクリートひずみ計タイプによる膨張量把握

乾燥収縮量の把握

《RFIDひずみ計測システム》

その他各種試験用途

トンネル覆工コンクリートの応力管理

PC構造物の緊張時に発生するひずみ管理

アルカリ骨材反応による長期的な膨張把握

国交省 新技術情報提供システム登録番号

KT-100044

首都高速道路(株)新技術情報システム登録技術

《RFIDひずみ計測システム》

による構造物情報管理

~新しい点検効率化技術のご紹介~

®

(18)

2014年7月

重要構造物の定期点検要領制定

⇒近接目視点検の義務化

⇒5年に1回、記録の管理

求められる

維持管理における点検業務の効率化

構造物に関わる諸情報の適切な管理

とは

一般的に使用されているモルタルスペーサと同一形態

 躯体の安全性確保、簡単な施工手順(スキル不要)

各種のアプリケーションを提供

 簡易的なかぶり厚検査システム  目視点検情報管理システム  コンクリートトレーサビリティシステム

ICタグを埋設したモルタルスペーサ

15mm

を用いたかぶり厚検査システム

かぶり厚はスペーサで確保・固定 施工後は電磁波レーダー 等の非破壊検査 施工前はスケールにて実測

ーサ

簡易的な検査手法

を検討

かぶり厚検査システム

鉄筋 型枠 コンクリート

かぶり厚検査システム

 かぶり⇒構造物の耐久性を 確保する重要な部位  スペーサを設置して確保 >>適切な設置を確認(OK)  施工ミスにより、スペーサが 設置されない、斜めに設置 >>かぶり厚不足(NG) かぶり 不足 かぶり厚 アイコン スペーサ

出荷時にICタグのメモリにスペーサ厚を記録

ICタグの読み込みを確認することで検査

スペーサの適切な設置状態を確認

読取りOK スペーササイズの表示 読取りOK スペーササイズの表示読取りNG読取りNG

(19)

の活⽤フロー

かぶり厚検査〜点検情報記録

点検省力化技術

かぶり厚(スペーサ長さ)の記録 iコンスペーサを構造物に設置 かぶり厚の検査(配筋検査) ICタグをスペーサに内蔵 かぶり厚の検査(竣工検査) 検査結果の記録・保存 15mm 目視点検結果の記録  目視の点検結果を構造物内に記録  以前の結果と比較、劣化の進行状況を把握  近接点検を実施した証拠  点検結果をPCやクラウドに転送し、一元管理も可能

点検情報管理システム

による点検情報管理システム

位置:2F-外壁2 方法:目視 結果:ひび割れ-0.2mm 日時:2014/12/15 16:50 点検者:太平洋太郎 点検結果

点検入力項目と記録容量

NDIS3418「コンクリート構造物の目視試験方

法、

JCI「コンクリート診断技術」を参考に決定

ひび割れ、浮き、はく落、錆汁、鉄筋露出、

エフロレッセンス、すりへり、漏水

6回分の実施記録が可能

⇒5年に1回の点検結果(30年分)

パソコンへデータ転送を行い帳票管理も可能

土木構造物における適用実績

国道道路改築工事(千葉県)上部工工事(2015,9月) 適用部位:床版下面、高欄下部地覆コン:計12箇所

(20)

建築構造物における適用実績

T社新社屋新築工事 適用部位:袖壁10箇所 脱型後の計測・確認、計測結果の書込み

の性能と仕様

通常のモルタルスペーサと同等の強度性能

簡易的なかぶり厚検査に活用が可能

35~140mmのスペーササイズに適用可能

供用時の目視点検結果を記録できる

その他の情報管理にも応用可能

今後、ニーズの高いアプリケーションソフトを提供

建設分野のIoT(Internet Of Things)技術として

広く応用が期待できる

調査

分析

計画

補修

モニタ

リング

コンクリート構造物の各種調査・診断 詳細調査、機器分析、配合推定 非破壊検査 速硬性混和材:Facet 超速硬ポリマーセメントモルタル :ゴムラテモルタル 躯体改修工法:リフリート®工法 一材型断面修復材:NEXSUSシリーズ クリートボックスP チチブベースタイト スーパージェットコンクリート スーパージェットSFコンクリート スーパージェットコンクリートセット (超速硬コンクリートプレミック製品) NETIS登録技術 RFID腐食環境検知システム【KT-110059】 RFIDひずみ計測システム【KT-100044】 キュアブリッド【KT-130047】 ハイパーネット60【SK-080003】 Facet【KT-120115】 RFID腐食環境検知システム RFIDひずみ計測システム

に関するお問合せは下記まで

株式会社太平洋コンサルタント

セメントコンクリート営業部 TEL:03-5820-5603

太平洋セメント株式会社

中央研究所 第2研究部 インフラ保全技術チーム TEL:043-498-3928

http://www.taiheiyo-cement.co.jp/rd/rfid/

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