Feb. 15 2007 Speecys Corp. 1
報道資料
SP07-0215 2007年 2月15日 スピーシーズ株式会社 代表取締役 春日知昭 スピーシーズ株式会社(東京都渋谷区、代表取締役春日知昭)は、MI・RAI-RT用の各種アプリケー ションソフトウェアの開発を容易にするため、コンテンツサーバやコントロールシステムなどの開発を 可能にするロボットアプリケーション開発環境の販売を開始いたしました。 すでに、その開発環境を用いて国内外で「MI・RAI-RT」アプリケーションの開発が始まっています。 <他社・大学での開発内容の紹介(一部)> ●株式会社セック インターネットロボット用コンテンツサーバ 「RT-next」(開発コード) ●株式会社ACCESS DLNA(*)用クライアント *Digital Living Network Alliance ●ペンタックス株式会社 ネットワーク型対応・音声合成システム ●立命館大学 PC(Java)との協調動作によるプレゼンテーションロボット ●株式会社シークス MI・RAI-RT用コンテンツ「ロボットライブ」 この開発環境は、以下のような機能で構成されています。 (1)LAN接続されたPCやインターネットサーバからMI・RAI-RTの操作やコンテンツのダウンロー ドを容易に可能とするネットワークインターフェース (2)「MI・RAI-RT」に内蔵されるアプリケーションソフトウェアを開発するためのソフトウェア開発環境 (3)「MI・RAI-RT」のコンテンツを制作するモーションエディターや「MI・RAI-RT」を操作するPCプレ イヤの実行環境とソースコードの開示 (4)簡易に「MI・RAI-RT」用コンテンツを制作し楽しむための3Dメッセージクリエータ (5)「MI・RAI-RT」の形状変更へ対応するためのソフトウェア開発環境 これらにより、MI・RAI-RTのアプリケーション開発エンジニアは、簡易なコンテンツの制作から複雑 なロボット内部の制御プログラムの開発まで、各エンジニアの設計意図に応じてソフトウェア開発に 取り組むことが可能となりました。 従来のロボットエンジニアのみならずIT系のソフトウェアエンジニアが、「MI・RAI-RT」のアプリケー ションソフトウェアの開発を容易に行えるようになります。スピーシーズではこれにより、ロボットテク ノロジーとIT技術が融合し、ロボットの利用領域が広がるものと考えています。 その他にサーボなどキーパーツ提供で双葉電子工業株式会社、3DCAD提供でソリッドワークス・ ジャパン株式会社にご協力をいただいております。 インターネットと融合させた新しいロボット「MI・RAI-RT」のアプリケーションの可能性 が国内外で注目を集めています。スピーシーズではそれに対応したロボットアプリケーション開発環境 「MI・RAI-RT Software Developer‘s Studio」 を販売開始いたしました。 またその技術普及の推進のため
「MI・RAI-RT Internet Robot Forum 」を設立いたしました。
Feb. 15 2007 Speecys Corp. 2
<
MI・RAI-RT Software Developer‘s Studioの構成>
<MI・RAI-RTの仕様 > ・身長 約 33cm ・体重 約 1.5kg ・自由度 22自由度+LED表示 ・スピーカ 2個 ・LED表示器 合計105個 (両手部、胸部) ・電源 リチウムポリマ電池7.4V 780mA または ACアダプタ (本体に充電機能) ・CPU RPU-50(双葉電子工業製) SH3 133MHz RAM: 64MB, Flash: 64MB, miniSDSlot, RS485, USB, シリアル, Audio ・サーボ RS301CR(双葉電子工業製) ・OS SpeecysOS Rev.2.0
(NetBSDベース、ロボット制御機能付き) ・無線LAN.IEEE802.11G (USB接続) *使用条件
家庭内に無線LANアクセス ポイントが必要 *初期設定にPCが必要
「MI・RAI-RT Internet Robot Forum」では、2007年をインターネットロボットの進化の始まりと位置 づけ、スピーシーズの開発いたしましたロボットアプリケーション開発環境「 MI・RAI-RT Software
Developer‘s Studio 」と、株式会社セックが開発していますインターネットロボット用コンテンツサ ーバ「RT-next」(開発コード)を、研究開発・ビジネス創出のためのプラットフォームとして活用し、 関係各社での情報交換をおこなうことで、ロボット技術とIT技術の融合を目指し、より多くの企業様 や学校様での応用へと繋げていきたいと考えています。
Feb. 15 2007 Speecys Corp. 3
Feb. 15 2007 Speecys Corp. 4
1. 3Dメッセージクリエイタ
【概要】 専用サーバにある音声合成(TTS)機能と3種類のテンプレートの組み合わせでMI・RAI-RT用のコンテンツが簡単に作成できます。 ■販売価格:無償提供 *サポートは別途有償2. モーションエディタ
【概要】 PCを使用してMI・RAI-RT用のモーションやLEDパターンが制作できます。また、無線LAN を通じてMI・RAI-RTの操作が可能です。 ■付属:マニュアル、30サンプルモーション付き ■販売価格:無償提供 *サポートは別途有償 2-1. モーションエディタ用ライブラリー 【概要】 MI・RAI-RT用のモーションを100種類用意しました。 ■販売価格:210,000円(税込)3. PCプレイヤ
【概要】 モーションエディターで作成したモーションと音を組合わせ、PCで再生することができます。 また、3台までのロボットでの同期動作が可能です。 ■付属:マニュアル付き ■販売価格:105,000円(税込)< コンテンツ作成ツール >
2.モーションエディタ 3.PCプレイヤFeb. 15 2007 Speecys Corp. 5
4. LANモデルライセンス
【概要】 LAN内にあるPCなどクライアントによって、MI・RAI-RTのモーション(サーボ動作 LED表示、音再生)の制御をすることができます。 *BSD socketインタフェース仕様書 *パスワード利用ライセンス ■サポート:3回(*有効期間6ヶ月) ■法人・学校・団体用販売価格:210,000円(税込) *課金使用の場合、別途ビジネスライセンスが必要 ■個人用販売価格:105,000円(税込)5. インターネットモデルライセンス
【概要】 インターネット上にあるSOAPサーバよりMI・RAI-RTのモーション(サーボ動作、LED 表示、音再生)の制御をすることができます。 *SOAPサーバーインタフェース仕様書 *パスワード利用ライセンス ■サポート:3回(*有効期間6ヶ月) ■法人・学校・団体用販売価格:315,000円(税込) *課金使用の場合、別途ビジネスライセンスが必要 ■個人用販売価格:126,000(税込)< ネットワークインターフェイス >
Feb. 15 2007 Speecys Corp. 6
6. RPU-50アプリケーション開発ライセンス
【概要】 RPU-50を使用して、Net BSDのアプリケーション開発するための Net BSDルートアカウントの利用ライセンス。 ■外部 I/F:LAN、RS485、audio ■サポート:別途有償 ■販売価格:105,000円(税込)7. ロボットプログラミングモデル(SDK)*高難易度
【概要】MI・RAI-RT Control System と同様なアプリケーションを 開発することが出来ます。 ■付属:ルートアカウント付き ■サポート:5回(*有効期間6ヶ月) ■販売価格:735,000円(税込) 7-1. RPU-50アプリケーション開発用PC(オプション) 【概要】 Net BSDインストール済みPC(本体及びキーボード) ■クロスコンパイル環境 コンパイラ、リンカ、Make fileサンプルなど ■サポート:別途有償 ■販売価格:315,000円(税込)
< サポート >
8. MI・RAI-RT Internet Robot Forum
【概要】 MI・RAI-RTに関する各種情報の提供と会員間での情報交換やサポートを行うため の団体です。 ■開発会員(年会費あり:各種情報開示) ■ダウンロード会員(無償:ダウンロードのみ可能) 無償ソフトウェアやコンテンツの提供のみ、サポートなし9. 有償サポート
【概要】 現在検討中<
Net BSD プログラミング >
Feb. 15 2007 Speecys Corp. 7
モーションエディタ / PCプレーヤソースコード開示
【概要】 MI・RAI-RT用のモーションを制作するソフト(モーションエディタ)と再生できる ソフト(PCプレーヤ)のソースコードを開示いたします。 両ソフトの機能追加などが可能になります。 (*但し、インターネットロボットフォーラムへの加入者に限らせていただきます) ■販売価格:無償提供*サポートは別途有償RPU-50(Speecys Version)発売予定
【特徴】 RPU-50は、小型・軽量で電池駆動も可能なネットワークOS(Net BSD)を搭載した 高性能CPUです。RPU-50を使い、別形状のロボットや制御機器などへの応用が 可能です。 【仕様】 ■サイズ:約W57mm×約D67mm×約H12mm ■重さ:約35g ■CPU:SH3 133MHz ■RAM:64MB ■Flash:64MB■MiniSD Slot ■USB ■シリアル通信ポート ■Audio ■OS:Speecys OS(Net BSD)
■サーボ I/F:
Multi Drop Half Duplex RS485 System
■ネットワーク I/F:Wireless 802.11G(USB接続) ■プロトコル:TCP/IP,FTP,HTTP,SOAP ■コンソール:Available (RS232C準拠) ■サポート:別途有償 ■販売価格:126,000円(税込)
< その他の開発環境 >
*RPU-50外観 ■本件に対する問い合わせ■ スピーシーズ株式会社 担当:高橋 所在地:〒150-0032 東京都渋谷区鶯谷町17-2 オークヒルズ202 TEL:03-5784-0757 FAX:03-5784-0758URL:http://speecys.com E-mail :f-annai@speecys.com ダウンロードURL:http://speecys.com/download-forum.html スピーシーズ株式会社について スピーシーズ株式会社(Speecys Corp.)は、大学・企業での研究用途、業務用などに多くの導入実績を 持つロボットならびにロボット開発プラットフォームを提供するロボット開発企業。 ロボットは“歩くPC”という基本理念に基づき、オープンなOSやネットワーク環境、アプリ開発環境の提供 はロボット利用者にとって必要不可欠なものであるとの考えで他に類を見ないユニークなロボット製品の 開発をおこなっている。 2005年6月には、世界に先駆けて燃料電池を搭載した2足歩行ロボットSpeecys-FCを発売、また昨年 4月には、今までのロボットの概念を打ち破るインターネットロボットMI・RAI-RTを発表し世界のロボット 業界およびメディアの注目を集めた。