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熱設計の最新動向と課題

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Academic year: 2021

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(1)

(株)サーマル デザイン ラボ

国峯尚樹

[email protected]

熱設計の最新動向と課題

~深刻化する熱問題と業界で取り組むべき課題~

Copyright (C) Thermal Design Laboratory Co.,Ltd. All rights reserved.

. 部品の小型化と基板の多層化が熱設計を変えた

. 機器の小型化が放熱ルートを変えた

. 部品の小型化は温度測定や熱流体解析を難しくした

4.まとめ

(2)

. 部品の小型化と基板の多層化が

熱設計を変えた

(3)

1.最近の電子機器は「放熱限界ぎりぎり」で戦っている

3 0.1 1 10 100 1000 0.01 0.1 1 10 100 1000 消費電力W 容積mm3 スマートフォン ノートパソコン デスクトップパソコン プリンタ スキャナ 電話機 デジタルカメラ ビデオカメラ テレビ オーディオ BD・DVDプレーヤー 自然空冷限界 ライン (通風口10%) モバイル系機器の領域 ※バッテリー持続時間から算出した平均 電力であり、最大電力ではありません ■機器の容積と消費電力をプロットすると越えられない「自然空冷の壁」が見える。 最近の機器は限界に近い領域に集中している ノートPC/ウルトラブック 小型機器にも ファンを実装 容積 [リットル] 消費電力(発熱量) [W] 2012年集計 20年前の機器 の領域

(4)

4 0 20 40 60 80 100 120 140 0 5 10 15 20 25 30 35 40 45 50 部品の一辺の長さ(mm) 表面 温度 上昇 (℃ ) ◆部品のみ 正方形で厚みは、一辺長の1/10 放射率=0.9 発熱量=0.5、1、2W 周囲温度25℃ 温度均一 自然対流、水平置き

. 最近の部品は自分で自分を冷やせない!

2W 0.5W 1W 部品の大きさと温度上昇の関係 2W 0.5W 1W ◆搭載基板 外形:100×100mm 4層板、各層18μm、銅箔残存率50% 銅熱伝導率:370W/mK、基材0.3W/mK 基板表面放射率0.85 ◆部品-基板間接触熱抵抗 1K/(W・cm2) 100 100 L L/10 ε=0.9 L 破線:部品単体 実線:基板実装 ■熱は表面からしか逃げられないため、部品は小型化に伴い、急激に放熱能力を失う ■最近の小型部品は、発熱量に対して放熱能力(表面積)が不足している ■部品は基板や筐体の表面積を借りて放熱し、冷却が成り立っている

(5)

3.小型部品は基板放熱の熱特性に左右される

5 ■小型部品では基板への放熱が大きいため、面方向の等価熱伝導率を増大させると 温度が下がる。逆に大型部品は基板への放熱量の割合が小さいため、基板の放熱 性能の影響は比較的少ない。⇒基板放熱に関しては、JPCA規格を制定(付録参照) 50 50 発熱量=1W 部品-基板間熱抵抗=0℃/W 基板板厚=1.5mm 各部放射率=0.8 周囲温度25℃ 自然対流、垂直置き ★小さい部品は「基板放熱」、 大きい部品は「表面放熱」 3.5×3.5 ×0.8mm 0 10 20 30 40 50 60 70 80 90 100 0 20 40 60 80 100 基板の面方向等価熱伝導率 W/(mK) ガラエポ 0.35W/mK 温度上昇 ℃ 50×50mmの基板での試算 大型部品27×27㎜3W 小型部品3.5×3.5㎜1W チップ抵抗のサイズと基板への伝導割合 ※KOA(株)様ご提供 対流/放射 伝導 大きい部品は基板の影響が少ない 小さい部品は基板の放熱能力で 温度が大きく変わる

(6)

40 50 60 70 80 90 100 110 120 0 20 40 60 80 ■基板の等価熱伝導率が大きくなるほど部品温度は均一化され、ほとんど発熱のない 部品も温度が上昇する。 ■基板は高発熱部品には放熱板として、低発熱部品にはヒータとして作用する。 ■このため、高熱伝導基板では耐熱温度の異なる部品を近接して同一基板に実装 すべきではない。 基板の等価熱伝導率(W/mK) 部品の温度上昇( ℃ ) 0.8W 0.05W 最高部品温度 最低部品温度 等価熱伝導率=0.8 等価熱伝導率=60 等価熱伝導率=30 等価熱伝導率=10

4.高熱伝導基板では部品間の熱カップリングが大きい

6

(7)

7 ■昔の部品 表面積が大きく90% 以上の熱が表面から 空気に逃げる

.基板放熱が大きい部品は「周囲温度」で規定できない

Tc Ta Tb 隣接部品には空気経 由で熱が伝わる 周囲空気温度が低け れば安心

Tc >

Ta

Tb

■今の部品 表面積が小さく90% 以上の熱が基板に 逃げる Tb

Tc >

Tb

Ta

隣接部品には基板 経由で熱が伝わる 周囲温度が低くても 部品は熱くなる Ta ■大半の熱が表面から空気に逃げていた時代は、部品間の熱移動は空気経由であった ⇒ 部品の温度は空気温度を管理すればよかった(周囲温度による定格温度定義) ■大半の熱が基板に逃げるようになると、空気温度と部品温度の関係が薄れ管理不能 ⇒ 部品の温度は、端子、ケース、基板などの固体温度で管理すべき状況にある 発熱の大きい部品 熱に弱い部品 熱に弱い部品 発熱の大きい部品

(8)

※基板サイズ50×50×1mm、 部品サイズ10×10×1mm、 高発熱部品1W、低発熱部品0.1W 低熱伝導基板等価熱伝導率0.4W/mK 高熱伝導基板等価熱伝導率63W/mK、 風上に高温部品を置くと 高発熱部品153℃ 低発熱部品62.5℃ 風下に高温部品を置くと 高発熱部品153℃ 低発熱部品39.7℃ 周囲35℃

6. 高熱伝導基板と低熱伝導基板の設計方法は異なる

8 高発熱 部品 低発熱 部品 低熱伝導基板 風上に高温部品を置くと 高発熱部品53.8℃ 低発熱部品49.8℃ 風下に高温部品を置くと 高発熱部品53.8℃ 低発熱部品49.4℃ 高熱伝導基板 ■低熱伝導基板では 空気に熱が逃げるため 風上風下の配置で部 品の温度が大きく変わる ■高熱伝導基板では基板 を経由して熱が伝わる ため、風上風下の配置の 影響は受けにくい

(9)

9 ジャンクション温度Tj (Junction Temp) ケース温度Tc (Case Temp) 部品周囲温度Ta (Local Ambient) Tj Tc Ta 部品

7.基板放熱が主体の部品ではθjcの使用は不適切

T∞ 機器周囲温度T∞ (Room Ambient) θJC θCA θJA ■パッケージ熱抵抗θJCは部品の熱が上面から放熱する場合に有効である。 大半の熱が基板側から逃げる場合に、θJCを用いて下式でTjを計算すると誤差が大きい Tj=Tc+θJc×W ・・・ Tjを高めに予測してしまう ■もちろん周囲温度Taから下式でTjを予測するのは論外である Tj=Ta+θja×W ・・・Tjを低めに予測すること多い Taが場所によって異なること、θjaが基板の放熱性能によって異なるためである 筺体の熱抵抗 筐体 ★TaはT∞よりも 高く、測定 場所で変わる ★Tcは測定誤差 を生じる ★θjc、θjaは使用 条件が限定される

(10)

JEDEC基板実装での測定 ψjt

JEDEC:Joint Electron Device Engineering Council(EIA下部組織、半導体部品業界標準化団体)

■従来よりθjcRjc、Rth-jcなどとも表記される)が半導体の熱抵抗を表すものとして利用 されているが、発熱を全て上面側から放熱させて測定するため、実装環境と異なる。 このため、Tj=Tc+θjc×W として測定温度TcからTjを予測すると誤差が出る ■そこで、JEDECで基板実装時の熱抵抗測定方法としてΨjtが制定されている。 従来のθjc測定 熱流 水冷ジャケット θJC ジャンクション温度Tj ケース温度Tc 周囲空気温度Ta Tj Tc Ta Ψjt Ψta θja (θjma) θjc θca W1 W2 発熱W W1=W、 W2≒0なので θjc=(Tj-Tc)/W が成り立つ W1 W2 発熱W 基板実装ではW1<W2なので θjc=(Tj-Tc)/W1 でなければならない W1=W とすると温度を高く見積る Tc

8.θjcを使うと誤差が出る理由

10 水冷ジャケットを 用いずに測る

(11)
(12)

1.電子機器は伝導・対流・放射・換気で放熱する

部品パッケージ リード

基板

部品表面

対流・放射

部品内部

伝導

通風孔

からの

換気

(物体移動による 熱移動)

筐体表面の

対流・放射

伝導

伝導

内部空気

から筐体

への

対流

機器内部で発生した熱は、伝導・対流・放射・換気(物体の移動による熱輸送) により、様々な経路を経て最終的にはすべて外気に放出される。 ★発生した熱は消せない、移動しかできない 12

(13)

2. 主たる放熱ルートは2つに分かれる

13 換気 対流 対流 対流 放射 伝導 伝導 熱源(チップ) 部品表面 内部空気 外気 Tc Ta ∞ Ts 筐体 基板 伝導 風速増大 表面積拡大 部品内部 熱伝導増大 部品の熱を基板 や筐体に伝導 換気量増大 高熱伝導率 素材の使用 筐体外表面 放射率増大 放射 伝導 ■発熱が大きく通風可能な筺体は、換気のベルトコンベアに熱を載せて運ぶ ■密閉ファンレス機器では部品の熱を熱伝導のリレーで固体間を移動させ放熱する 電子機器の放熱は大別すると2種類である 熱伝導リレー 換気ベルトコンベア 筐体内面/部品表 面の放射率増大 筐体表面 積拡大

(14)

3.自由空間比率が小さいと空気の流動は期待できない

0 10 20 30 40 発熱量が大きく自由空間比率が 高いものは空冷 (ヒートシンク+ファン) 発熱量が小さく自由空間が ないものは伝導 (接触+熱拡散) 60 密閉 熱拡散 スマホ/携帯 自然空冷 通風/密閉 大型ファン 空冷 20 40 80 発熱量( W) 自由空間比率(%) サーバー タッチPAD ノートPC 放熱シート グラファイト 放熱シート Mg合金 ヒートパイプ ファン ヒートシンク ブロア― 発熱量と機器の大きさ(自由空間)によって冷却方式が異なる。ハイパワーでは 冷媒(空気や水)を移動させて熱を拡散する。携帯/スマホなどの小電力では熱伝導 で筐体に熱拡散する。使用する冷却デバイス・材料は異なる。 14

(15)

4.密閉ファンレス機器が増加してきた

スマホ、デジカメ、ECUなどは典型的な伝導冷却機器である 伝導冷却においては、 ①部品-基板間の熱抵抗低減 ②基板の熱伝導性能向上 ③接触熱抵抗低減 ④ヒートスプレッダ活用 ⑤筐体の熱伝導性能向上 ⑥筐体表面積の確保 などがキーポイントとなる 部品 基板 筐体 ビア スプレッダ― TIM 内気放熱部品 接触 接触 接触 ④ヒートスプレッダ活用 筐体の面方向熱伝導 性能向上 ⑤筐体の熱伝導性能向上 高熱伝導、高放射率 ①部品-基板間の熱抵抗低減 銅箔接合面積増加 ⑥筐体表面積の確保 ヒートシンク形状の最適化 ②基板の熱伝導向上 高熱伝導率材料 銅箔の活用 サーマルビアの設置 ③接触熱抵抗低減 高熱伝導性と柔軟性 15

(16)

.部品の小型化は温度測定や

熱流体解析を難しくした

(17)

60 65 70 75 80 85 90 95 100 105 K 型熱電 対 φ0 .1 アル ミ K 型熱 電対 φ0 .1 カプ ト ン K 型熱 電 対 φ0 .3 2 アル ミ K 型熱 電対 φ 0. 32 カプ ト ン T 型熱 電対 φ0 .3 2 アル ミ T 型熱 電対 φ 0.32 カプ ト ン サー モ ビ ュ ア (黒 体 テー プ 付 ) サー モ ビ ュ ア (黒 体 テー プ 無 ) T [℃] アルミテープはばらつきが少ないが 樹脂テープではばらつき大 計測された温度 ℃ 棒グラフの左右は測定グループの違い 同じものを同じ方法で測っている 10×20㎜のセラミックヒータを1W 発熱させ、水平置き自然対流

1.小型部品の温度は測り方で大きく異なる

■金属テープで固定すると温度は高めに、樹脂テープだと温度は低めに計測される 熱伝導率の大きい熱電対、太い熱電対を使うと温度は低めに計測される 17

(18)

2.熱電対の測定誤差を抑えるポイントは2つ

-18-■「熱電対の先端の温度を物体の温度を一致させること」 素線からの放熱と先端の接触熱抵抗が誤差要因

②熱が素線から逃げないこと

・素線の放熱によって熱電対先端の温度が下がる ・素線の放熱によって発熱体の温度が下がる ⇒素線は細く熱伝導率の小さいものを使用する

①熱電対先端に確実に熱が伝わること

・接触を点接触から面接触にする ⇒グリースや接着剤、ペーストの利用 ・熱伝導率のよいテープを使う ⇒ 金属テープの使用など

測定対象

熱電対の測定誤差を抑えるには、

18 例えば、K型φ0.1㎜熱電対を接着 はんだ付けすると温度予測精度 は向上する 詳細は、JEITAテクニカル レポート(RCR-2114)を 参照下さい

(19)

放射温度計が受ける全放射エネルギーWは 、次式で表される 放射率εの設定が違うと誤差が大きくなる。設定が正しくてもεが小さいと測定できない

3.放射温度計の誤差とその対策

  

   

4 4

(

1

)

a

T

T

W

ε:対象物の分光放射率、 T:対象物の絶対温度[K]、 Ta:環境温度[K] 対象物の放射 対象物表面の環境反射 測定対象物 測定器 対象物表面の環境反射 対象物の放射 対象物の放射率εが低いと周囲からの環境 反射の影響が大きくなる 対象物の絶対温度が高く、放射率も大きい 場合には誤差は少ない 特に温度の絶対値を重視する場合には放 射率の特定が必須である 以下の方法で対策する ・表面を放射率の分かっている塗料や テープで覆う ・放射率を測定する T Ta 19 熱湯を入れた鍋の温度をサーモで見るとまるで温度を違って表示する 樹脂シール 熱湯入り鍋

(20)

‐0.2 0 0.2 0.4 0.6 0.8 1 1.2 -0.15 -0.1 -0.05 0 0.05 0.1 0.15 正規化した温度 位置[mm] 原形 20μmレンズ 25μmレンズ 50μmレンズ 100μmレンズ

4.分解能の低い放射温度計では小さい部品の温度は測れない

ホットスポット部分のピーク温度を捉えるためには、スポットの直径の1/4~1/5の分解 能を持つサーモグラフィー(またはレンズ)を使用しなければならない。 温度0 温度1 赤外線サーモグラフ 拡大レンズ 0.1mmφ円内 ※資料提供 KOA様 例えば160×120ピクセルのサーモグラフで、160×120㎜の領域を観測した場合、 1ピクセル1㎜なので4㎜程度の大きさのホットスポットしかピーク温度の検出はできない。 20

(21)

21 -100% -50% 0% 50% 100% 150% 200% 250% 300% 0 1000 2000 3000 4000 5000 6000 解 析 誤 差( + は 高 め) 部品の表面積(mm2) ■部品の表面積 vs 解析誤差(例) 基板が放熱の要である小型部品 は解析誤差が出やすい

5.小型部品の解析精度を高めるには配線が重要

等価熱伝導率3.8W/mK 等価熱伝導率0.3W/mK (厚み方向も0.3W/mK) 等価熱伝導率3.8W/mK 等価熱伝導率0.3W/mK (厚み方向も0.3W/mK) 部品温度⇒105.5℃ 等価熱伝導率モデル 配線パターンモデル 部品温度⇒92.5℃ 部品□4㎜ 配線幅1㎜ 部品に20~30㎜程度の長さ の銅パターンをつなぐこと で、精度が改善される 20~30㎜ 等価熱伝導基板

(22)

周囲温度規定 部品サイズの 小型化 部品のリードレ ス化多ピン化 (BGA普及) 基板の多層化 残銅率増加 部品の熱が空気 に逃げないため周 囲温度で環境を規 定できない ★周囲温度による 定格温度規定の 限界 ⇒ 対策必要! 温度測定 熱流体解析 熱電対の放熱が相 対的に増加し、精度 悪化 ★温度測定誤差 が増大 ⇒測定方法規格 必要! サーモグラフィの分 解能の制限で精度 が悪化 補正方法の検討要 小型部品の解析精 度が悪化 解析モデル基準が 必要 PKG熱抵抗規定 (チップ温度予測) θjcではチップ温度 予測精度が悪い 部品内部熱抵抗 の見直し ⇒ JEDEC規格 (ΨJT)対応済 基板の放熱性能で 部品の温度が変わる 基板の放熱特性の 評価基準が必要 ⇒JPCA規格制定済 部品表面 から の放 熱 減 少 基板か ら の 放熱増加 定格温度規定 実装技術 トレンド 放熱 トレンド 試験基板によって 熱抵抗が異なる ⇒JEDEC基板の 規格推進中

まとめ

実装技術の進展によって実情に合わなくなってしまった「定格温度規定(定義)」の見直し、 重要になってきた「温度測定方法」の規格化が業界として取り組むべき優先課題である 熱設計SCで 推進中 JPCAで制定 (付録)

(23)

参考文献

無断複写・転載を禁ず

1)平沢浩一;“チップ抵抗器 高定格電力品の落とし穴”、CEATECセミナー資料2015 KOA株式会社 2)標準化専門委員会 受動部品標準化WG “表面実装用固定抵抗器の負荷軽減曲線に関する考察”

一般社団法人 電子情報技術産業協会,2014,JEITA RCR-2114

3) K. Hirasawa, H. Kojima, and T. Tomimura, “Proposal of Simple Measurement Method for Peak Detection Capability of Microscopic Area by Infrared Thermograph,” Transactions of The Japan

Institute of Electronics Pakaging, Vol. 8, No. 1, pp. 29-36, 2015.

4) 平沢浩一,”実装と放熱形態の変遷に合わせた表面実装抵抗器の新しい温度管理方法の提案” エレクトロニクス実装学会誌 Vol.18 No.2 2015,pp.113-117

5) KOICHI HIRASAWA, YOSHINORI ARUGA,YASUSHI OHHASHI,TOSHIO TOMIMURA ”Study on error factor in temperature measurement of resin printed circuit board by

thermocouples and its reduction medhod,”4th World Conference on Applied Sciences, Engineering & Technology,2015,pp.103-107

6) 平沢浩一,有賀善紀,大橋靖,国峯尚樹,富村寿夫“赤外線サーモグラフを用いた微小部品の 温度測定に関する検証~角度依存性および空間分解能に関する考察~” pp.181-186, 第20回エレクトロニクスにおけるマイクロ接合・実装技術シンポジウム予稿集,2014 7)一般社団法人日本電子回路工業会 “高輝度LED用電子回路基板放熱特性試験方法ガイドライン“, 8 )一般社団法人 日本電子回路工業会 “高輝度LED用電子回路基板試験方法 (JPCA-TMC-LED02T-2010)、 2015年 9)国峰尚樹編著;”電子機器の熱流体解析入門第2版”、日刊工業新聞社、2015年 10)国峰尚樹、中村篤;熱設計と数値シミュレーション、オーム社、2015年8月

(24)

12.0(30.48) 12.0 (30.48) 5.5 (13.97) 6.0 (15.24) 1.0 (2.54) 12.0(30.48) 7.75 (19.68) 3.75 (9.52) 2.25 (5.715) 0.5 (1.27) 2.0以上 (5.08) 熱電対先端 6.75 (17.145) 0.5 (1.27) 熱源 試料 測定用ボックス 支持体 水温一定(15~25℃) 100mm×100mm×厚み50mmの水冷ブロック (アルミニウムまたは銅製) サーマル グリース 熱電対 ブロック温度 測定用 流水 ねじ止め 試料 10mm以内 熱源 熱電対 水温測定用

【付録】

高輝度

LED用基板の放熱特性試験規格(1)

熱伝導パラメータ測定試験装置 熱伝達パラメータ測定試験装置 試験用標準基板 TEGチップを用いて電気的 に温度測定を行う ・従来、プリント基板の放熱性能試験方法についての規格がなかったため、2010年6月にJPCA規格 として基板の放熱特性試験規格を策定した。まず、LED基板を対象に規格を定めた。 ・規格では、面方向と厚み方向の2通りの試験を行い、熱伝導パラメータと熱伝達パラメータを算出 ・温度測定はTEGチップを使用し、測定誤差を抑える 24

(25)

【付録】

高輝度

LED用基板の放熱特性試験規格(2)

・試験用に作成した各種基板。 樹脂(FR-4/CEM-3)、セラミック、アルミ、FPCなど11種類の基板を作成し測定した。 FR-4 セラミック アルミ 熱伝導パラメータ測定試験装置 熱伝達パラメータ測定試験装置 25

(26)

【付録】

高輝度

LED用基板の放熱特性試験規格(3)

回路基板は、熱伝導と熱伝達パラメータの2軸のグラフ上にマッピングされる。このマップをベースに 放熱基板の等級(A,B,C)を定義した。高輝度LED用電子回路基板 IEC 62326-20 ならびに

高輝度LED用電子回路基板試験方法 IEC 61189-3-913 はIEC規格化済み

0.1 1 10 1 10 100 熱伝達パラメータ(W/(m2K) 熱伝導パラメータ( W / (m K )) FPC アルミ(t1.1) FR4ビアなし t1 セラミック(t0.65) B A C CEMビアあり t1.6 CEMビアなし t1 FR4ビアありt 1.6 FR4ビアあり t1 CEMビアあり t1 CEMビアなしt1.6 FR4ビアなし t1.6 Ⅲ Ⅱ 同上 1 ≦ 10 ≦ Ⅰ 高熱伝導性 基板 C Ⅲ Ⅱ 同上 1 ≦ <10 Ⅰ 熱伝導性基板 B 絶縁耐電圧1000V以上のもの Ⅲ 絶縁耐電圧1000V未満のもの Ⅱ < 1 <10 絶縁特性が必要ないもの Ⅰ 一般基板 A 熱伝達 パラメータ W/(m2K) 熱伝導 パラメータ 定義 小分類 等級 (絶縁性 ) 大分類 等級 (放熱性 ) ( ( 定義 W/(mK)

IEC61189-3-913 Test Methods for electrical materials, printed boards and other interconnection

structures and assemblies- Part 3-913 Test Methods for

interconnection structures(Printed boards)- Electronic circuit board for high-brightness LEDs

①熱伝達パラメータ(W/m2K) 0025 . 0 1   p e R h ②熱伝導パラメータ(W/mK)  2.5105 t e R t k 計測した熱抵抗の逆数を基板片面の表 面積で除す 計測した熱抵抗の逆数に板厚を かけ、チップ面積で除す 26

参照

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