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医療保険と介護保険の給付調整等について 1 医療保険と介護保険の給付調整について 要介護 要支援認定者に対する調剤を行う場合 医療保険と介護保険とで同様のサービスがある事項については 介護保険が優先するため医療保険での算定はできません (1) 医療保険 在宅患者訪問薬剤管理指導料 1 単一建物診療患

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(1)

医療保険と介護保険の給付調整等について

1 医療保険と介護保険の給付調整について

要介護・要支援認定者に対する調剤を行う場合、医療保険と介護保険とで同様の

サービスがある事項については、

介護保険が優先するため医療保険での算定はできません。

(1)医療保険‥在宅患者訪問薬剤管理指導料

1 単一建物診療患者が1人

2 単一建物診療患者が2~9人

3 1及び2以外

介護保険‥ (介護予防)居宅療養管理指導費(*薬剤師が行う場合)

1 単一建物居住者が1人

2 単一建物居住者が2~9人

3 単一建物居住者が10人以上

*単一建物居住者 ア)養護老人ホーム、軽費老人ホーム、有料老人ホーム、サービス付き高齢者向け住宅、マンショ ンなどの集合住宅等に入居又は入所している複数の利用者 イ)小規模多機能型居宅介護、認知症対応型共同生活介護、複合型サービス、介護予防小規模多機 能型居宅介護、介護予防認知症対応型共同生活介護などのサービスを受けている複数の利用者

どちらも患者の居宅等を訪問して、薬歴管理、服薬指導、薬剤服用状況及び薬剤保管状

況の確認等の薬学的管理指導を行いますが、要介護・要支援認定者につきましては、医療

保険を算定できず、介護保険を算定します。

医療保険の在宅患者訪問薬剤管理指導料を算定する際には、患者の介護保険被保険者証

により要介護・要支援認定を受けているかどうかを必ず確認してください。

(注)介護老人福祉施設(特別養護老人ホーム)に入所している患者であって、末期の悪性腫瘍の患者に対 し薬学的管理指導を行った場合に限り在宅患者訪問薬剤管理指導料を算定できます。

(2)医療保険・・ 在宅患者緊急時等共同指導料

(介護予防)居宅療養管理指導費と 同一日算定不可

薬剤服用歴管理指導料

※1

かかりつけ薬剤師指導料

※1

(介護予防)居宅療養管理指導費と

かかりつけ薬剤師包括管理料

※1

同一月算定不可

外来服薬支援料

服薬情報等提供料

介護保険・・(介護予防)居宅療養管理指導費

(注)※1 当該患者の薬学的管理指導計画に係る疾病と別の疾病又は負傷に係る臨時の投薬が行われ た場合には、薬剤服用歴管理指導料、かかりつけ薬剤師指導料、かかりつけ薬剤師包括管理 料を算定できます。

2 施設入所者のレセプト記載について

「特別養護老人ホーム等における療養の給付の取扱いについて」平成 18 年 3 月 31 日保

医発第 0331002 号に規定する特別養護老人ホーム、養護老人ホーム、指定短期入所生活介

護事業所等の施設入所者については、医科の請求に準じてレセプトの特記事項欄に「09

施」を記載してください。

3 居宅療養管理指導費の算定に当たって

居宅療養管理指導費の算定に当たっては、ケアマネジャーに対するケアプランの作成

等に必要な情報提供がない場合には、介護報酬が算定できないので、留意してください。

1

(2)

H30.4.1~ うち、小規模 多機能型居宅 介護又は複合 型サービスを 受けている患 者(宿泊サー ビスに限る) うち、外部サービス利用型指定特 定施設入居者生活介護又は外 部サービス利用型指定介護予防 特定施設入居者生活介護を受 ける者が入居する施設 介護療養施設 サービス費のう ち、他科受診 時費用(362単 位)を算定しな い日の場合 介護療養施設 サービス費のう ち、他科受診 時費用(362単 位)を算定した 日の場合 介護療養施設 サービス費のう ち、他科受診 時費用(362単 位)を算定しな い日の場合 介護療養施設 サービス費のう ち、他科受診 時費用(362単 位)を算定した 日の場合 併設保険医療 機関 併設保険医療 機関以外の保 険医療機関 ○ (末期の悪性腫瘍の患者に限る) ○ (末期の悪性腫瘍の患者に限る) ○ (末期の悪性腫瘍の患者に限る) 退院時共同指導料 ○ - かかりつけ薬剤師指導料 かかりつけ薬剤師包括管理料 × 外来服薬支援料 服薬情報等提供料 ○ (同一月において、居宅療養管理指導費又は介護予防居宅療養管理指導費が算定されてい る場合を除く) ○ × × × × × × - × × × 1 入院中の患者以外の患者 (次の施設に入居又は入所する者を含み、3の患者を除く) × ○ (同一月において、居宅療養管理指導費又は介護予防居宅療養管理指導費が算定されてい る場合を除く。ただし、当該患者の薬学的管理指導計画に係る疾病と別の疾病又は負傷に係 る臨時の投薬が行われた場合には算定可) ○ ○ (同一日において、居宅療養管理指導費又は介護予防居宅療養管理指導費が算定されてい る場合を除く) × × × × × × (同一月において、居宅療養管理指導費又は介護予防居宅療養管理指導費が算定されてい る場合を除く。ただし、当該患者の薬学的管理指導計画に係る疾病と別の疾病又は負傷に係 る臨時の投薬が行われた場合には算定可) ○ 在宅患者緊急訪問薬剤管理指導料 在宅患者緊急時等共同指導料 × 区分 認知症対応型 グループホーム (認知症対応型共同 生活介護又は介護予 防認知症対応型共同 生活介護) 特定施設 (指定特定施設、指定地域密着型特定施 設及び指定介護予防特定施設に限る) 薬剤服用歴管理指導料 ア 介護療養型医療施設(認 知症病棟の病床を除く) イ 短期入所療養介護又は介 護予防短期入所療養介護(介 護老人保健施設の療養室又 は認知症病棟の病床を除く)を 受けている患者 ア 介護療養型医療施設(認 知症病棟の病床に限る) イ 短期入所療養介護又は介 護予防短期入所療養介護(認 知症病棟の病床に限る)を受 けている患者 ア 介護老人保健施設 イ 短期入所療養介護又は 介護予防短期入所療養介護 (介護老人保健施設の療養室 に限る)を受けている患者 2 入院中の患者 × × ×

要介護被保険者等である患者(介護医療院に入所中の患者を除く)に対し算定できる調剤報酬点数表に掲げる療養

× × × × ○ 3 入所中の患者 ア 介護老人福祉施設又は地域密 着型介護老人福祉施設 イ 短期入所生活介護又は介護予 防短期入所生活介護を受けている 患者 在宅患者訪問薬剤管理指導料 自宅、 社会福祉施設、 身体障害者施設等 (短期入所生活介護、介 護予防短期入所生活介 護、短期入所療養介護 又は介護予防短期入所 療養介護を受けている 者を除く) ※1 × × × × 介護療養型医療施設 の病床以外の病床 (短期入所療養介護 又は介護予防短期入 所療養介護を受けて いる患者を除く) 2

(3)

H30.4.1~ 併設保険医療機関 併設保険医療機関以外の 保険医療機関 併設保険医療機関 併設保険医療機関以外の 保険医療機関 薬剤総合評価調整管理料 退院時共同指導料1 在宅患者訪問薬剤管理指導料 在宅患者連携指導料 在宅患者緊急時等カンファレンス料 上記以外

介護医療院に入所中の患者に対し専門的な診療が必要となった場合に保険医療機関において算定できる費用

○ 区  分 ア.介護医療院に入所中の患者 イ.短期入所療養介護又は介護予防短期入所療養介護(介護医療院の療養床に限る。)を受けている患者 介護医療院サービス費のうち、他科受診時費用(362 単位)を算定しない日の場合 介護医療院サービス費のうち、他科受診時費用(362 単位)を算定した日の場合 × × × × × 3

(4)

事 務 連 絡 平 成 2 4 年 1 0 月 9 日 地 方 厚 生 ( 支 ) 局 医 療 課 都道府県民生主管部(局) 国民健康保険主管課(部) 御中 都道府県後期高齢者医療主管部(局) 後期高齢者医療主管課(部) 厚 生 労 働 省 保 険 局 医 療 課 在宅患者訪問薬剤管理指導料と居宅療養管理指導費の給付調整に係る留意事項について 在宅療養を行っている患者に係る薬剤管理指導については、診療報酬上の在宅患者訪問薬 剤管理指導料を算定している患者について、要介護認定等を受けた後も、誤って、介護報酬 上の薬剤師による居宅療養管理指導費でなく、在宅患者訪問薬剤管理指導料を継続して算定 する事例等が見受けられているところです。 こうした診療報酬と介護報酬の算定上の過誤に対応するため、下記のとおり取り扱われる よう、その実施及び管下市町村、関係団体、関係機関等に対する周知についてご協力いただ くようお願い申し上げます。 なお、3及び4については、介護保険担当部局から、別途、周知する予定です。 記 1 保険薬局においては、診療報酬上の在宅患者訪問薬剤管理指導料を算定している患者に 対して、介護保険の被保険者証の提示を求めること等により当該患者が要介護被保険者等 であるか否かの確認を行うほか、要介護認定等を申請した場合には当該保険薬局に連絡す るよう求めること。 2 保険薬局に対し在宅患者訪問薬剤管理指導料に係る指示を行う医師においては、当該指 示に係る患者が要介護認定等を申請したことを把握した場合には、当該保険薬局に対して その旨を情報提供するよう努めること。 3 介護支援専門員(ケアマネジャー)においては、利用者が保険薬局から在宅患者訪問薬 剤管理指導料の算定に係る薬剤管理指導を受けていることを把握した場合には、当該利用 者が要介護被保険者であること等を当該指導料を算定する保険薬局に情報提供するよう努 めること。また、要介護等認定の申請手続きを代行する際にも、当該患者が在宅患者訪問 薬剤管理指導を受けているかを確認し、受けている場合には、その旨を保険薬局へ情報提 供するよう努めること。

(5)

平成 29 年度介護保険サービス事業者集団指導資料(抜粋)

居宅療養管理指導・介護予防居宅療養管理指導について

平成30年6月12日 1 概要 居宅療養管理指導及び介護予防居宅療養管理指導とは、事業を行う指定を受けた 病院、診療所、薬局の医師、歯科医師、薬剤師、歯科衛生士、管理栄養士が、通院困 難な要介護者、要支援者の居宅を訪問して、その心身の状況、置かれている環境等を 把握し、それらを踏まえて療養上の管理、指導等を行うものです。 2 サービスの実施に当たっての留意事項について 「指定居宅サービスに要する費用の額の算定に関する基準及び指定居宅介護支援に 要する費用の額の算定に関する基準の制定に伴う実施上の留意事項について」 (平成 12 年 3 月 1 日老企第 36 号厚生省老人保健福祉局企画課長通知)を参照。 ○薬剤師による居宅療養管理指導〔第2の6(3)〕 医師又は歯科医師の指示に基づき、利用者を訪問し、薬歴管理、服薬指導、薬剤 服用状況、薬剤保管状況の確認等の薬学的管理指導を行い、利用者・家族等へ指導 内容を文書等で交付するよう努め、関係職種への必要な報告及び情報提供を行うこ と。 なお、ケアマネジャーへの情報提供がない場合には、算定できないので留意する こと。 ①薬局薬剤師による場合 処方医からの情報提供等に基づき、利用者の居宅を訪問する前に、薬剤の管理 方法、処方薬剤の副作用、相互作用等を確認した上で、「薬学的管理指導計画」 (実施すべき指導の内容、訪問回数・間隔等を記載)を策定し、薬剤服用歴の記 録に添付する等により保存すること。 新たに得られた利用者の情報、処方薬剤の変更、他職種からの情報提供等があ った場合には、「薬学的管理指導計画」を適宜見直すこと。 提供した居宅療養管理指導の内容について、居宅療養管理指導の指示を行った 医師又は歯科医師に文書で報告し、その文書の写しを薬剤服用歴の記録に添付す る等により保存すること。 必要に応じて、処方医以外の医療関係職種に対しても情報提供をすること。 ②医療機関の薬剤師による場合 提供した居宅療養管理指導の内容について、薬剤管理指導記録を作成し、居宅 療養管理指導の指示を行った医師又は歯科医師に報告すること。 5

(6)

「指定居宅サービスに要する費用の額の算定に関する基準及び指定居宅介護支援に要

する費用の額の算定に関する基準の制定に伴う実施上の留意事項について」

(平成12年3月1日老企第36号厚生省老人保健福祉局企画課長通知・抜粋) 薬剤師が行う居宅療養管理指導について〔第2の6(3)〕 ① 薬局薬剤師が行う居宅療養管理指導については、医師又は歯科医師の指示に基 づき、薬剤師が薬学的管理指導計画を策定し、また、医療機関の薬剤師が行う場 合にあっては、医師又は歯科医師の指示に基づき、利用者の居宅を訪問して、薬 歴管理、服薬指導、薬剤服用状況及び薬剤保管状況の確認等の薬学的管理指導を 行い、提供した居宅療養管理指導の内容について、利用者又はその家族等に対し て積極的に文書等にて提出するよう努め、速やかに記録(薬局薬剤師にあっては、 薬剤服用歴の記録、医療機関の薬剤師にあっては、薬剤管理指導記録)を作成す るとともに、医師又は歯科医師に報告した上で、ケアマネジャーに対するケアプ ランの作成等に必要な情報提供を行うこととする。ケアマネジャーへの情報提供 がない場合には、算定できないこととなるため留意すること。ただし、ケアマネ ジャーによるケアプランの作成が行われていない場合の取扱いについては、⑵③ を準用する。 併せて、利用者の服薬状況や薬剤の保管状況に問題がある場合等、その改善の ため訪問介護員等の援助が必要と判断される場合には、関連事業者等に対して情 報提供及び必要な助言を行うこととする。薬局薬剤師にあっては当該居宅療養管 理指導の指示を行った医師又は歯科医師に対し訪問結果について必要な情報提供 を文書で行うこととする。また、提供した文書等の写しがある場合は、記録に添 付する等により保存することとする。 なお、請求明細書の摘要欄に訪問日を記入することとする。 ② 薬局薬剤師の策定する「薬学的管理指導計画」は処方医から提供された医師・ 歯科医師の居宅療養管理指導における情報提供等に基づき、又は必要に応じ処方 医と相談するとともに、他の医療関係職種(歯科訪問診療を実施している保険医 療機関の保険医である歯科医師等及び訪問看護ステーションの看護師等)との間 で情報を共有しながら、利用者の心身の特性及び処方薬剤を踏まえ策定されるも のであり、薬剤の管理方法、処方薬剤の副作用、相互作用等を確認した上、実施 すべき指導の内容、利用者宅への訪問回数、訪問間隔等を記載する。 策定した薬学的管理指導計画書は、薬剤服用歴の記録に添付する等の方法によ り保存する。 薬学的管理指導計画は、原則として、利用者の居宅を訪問する前に策定する。 訪問後、必要に応じ新たに得られた利用者の情報を踏まえ計画の見直しを行う。 また、必要に応じ見直しを行うほか、処方薬剤の変更があった場合及び他職種か ら情報提供を受けた場合にも適宜見直しを行う。 ③ 薬局薬剤師にあっては、必要に応じて、処方医以外の医療関係職種に対しても、 居宅療養管理指導の結果及び当該医療関係職種による当該患者に対する療養上の 指導に関する留意点について情報提供することとする。 ④ 薬局薬剤師が行う居宅療養管理指導費を月2回以上算定する場合(がん末期患 者及び中心静脈栄養を受けている者に対するものを除く。)にあっては、算定す る日の間隔は6日以上とする。がん末期患者及び中心静脈栄養を受けている者に ついては、週2回かつ月8回に限り算定できる。医療機関の薬剤師が行う居宅療 養管理指導を月2回算定する場合にあっては、算定する日の間隔は6日以上とす る。 ⑤ 居宅療養管理指導を行った場合には、薬局薬剤師にあっては、薬剤服用歴の記 録に、少なくとも以下のア~ツについて記載しなければならない。 ア 利用者の氏名、生年月日、性別、介護保険の被保険者証の番号、住所、必要

(7)

ウ 調剤日、処方内容に関する照会の要点等の調剤についての記録 エ 利用者の体質、アレルギー歴、副作用歴等の利用者についての情報の記録 オ 利用者又はその家族等からの相談事項の要点 カ 服薬状況 キ 利用者の服薬中の体調の変化 ク 併用薬等(一般用医薬品、医薬部外品及びいわゆる健康食品を含む。)の情 報 ケ 合併症の情報 コ 他科受診の有無 サ 副作用が疑われる症状の有無 シ 飲食物(現に利用者が服用している薬剤との相互作用が認められているもの に限る。)の摂取状況等 ス 服薬指導の要点 セ 訪問の実施日、訪問した薬剤師の氏名 ソ 処方医から提供された情報の要点 タ 訪問に際して実施した薬学的管理の内容(薬剤の保管状況、服薬状況、残薬 の状況、投薬後の併用薬剤、投薬後の併診、副作用、重複服用、相互作用等に 関する確認、実施した服薬支援措置等) チ 処方医に対して提供した訪問結果に関する情報の要点 ツ 処方医以外の医療関係職種との間で情報を共有している場合にあっては、当 該医療関係職種から提供された情報の要点及び当該医療関係職種に提供した訪 問結果に関する情報の要点 ⑥ 居宅療養管理指導を行った場合には、医療機関の薬剤師にあっては薬剤管理指 導記録に、少なくとも以下のア~カについて記載しなければならないこととし、 最後の記入の日から最低3年間保存すること。 ア 利用者の氏名、生年月日、性別、住所、診療録の番号 イ 利用者の投薬歴、副作用歴、アレルギー歴 ウ 薬学的管理指導の内容(医薬品の保管状況、服薬状況、残薬の状況、重複投 薬、配合禁忌等に関する確認及び実施した服薬支援措置を含む。) エ 利用者への指導及び利用者からの相談の要点 オ 訪問指導等の実施日、訪問指導を行った薬剤師の氏名 カ その他の事項 ⑦ 居宅療養管理指導を算定している利用者に投薬された医薬品について、医療機 関又は薬局の薬剤師が以下の情報を知ったときは、原則として当該薬剤師は、速 やかに当該利用者の主治医に対し、当該情報を文書により提供するとともに、当 該主治医に相談の上、必要に応じ、利用者に対する薬学的管理指導を行うものと する。 ア 医薬品緊急安全性情報 イ 医薬品・医療機器等安全性情報 ⑧ 現に他の医療機関又は薬局の薬剤師が居宅療養管理指導を行っている場合は、 居宅療養管理指導費は、算定しない。 ⑨ ⑧にかかわらず、居宅療養管理指導を行っている保険薬局(以下「在宅基幹薬 局」という。)が連携する他の保険薬局(以下「サポート薬局」という。)と薬 学的管理指導計画の内容を共有していること及び緊急その他やむを得ない事由が ある場合には在宅基幹薬局の薬剤師に代わって当該利用者又はその家族等に居宅 療養管理指導を行うことについて、あらかじめ当該利用者又はその家族等の同意 を得ている場合には、在宅基幹薬局に代わってサポート薬局が居宅療養管理指導 を行った場合は居宅療養管理指導費を算定できること。なお、居宅療養管理指導 費の算定は在宅基幹薬局が行うこと。 ⑩ サポート薬局の薬剤師が在宅基幹薬局の薬剤師に代わって居宅療養管理指導を 行った場合には次のとおり、薬剤服用歴の記録等を行うこととする。 ア サポート薬局は、薬剤服用歴の記録を記載し、在宅基幹薬局と当該記録の内 容を共有すること。 イ アを踏まえ、在宅基幹薬局は、居宅療養管理指導の指示を行った医師又は歯 科医師に対する訪問結果についての報告やケアマネジャーに対する必要な情報 7

(8)

提供等を行うこと。 ウ 在宅基幹薬局は、薬剤服用歴に当該居宅療養管理指導を行ったサポート薬局 名及びやむを得ない事由等を記載するとともに、請求明細書の摘要欄にサポー ト薬局が当該業務を行った日付等を記載すること。 ⑪ 居宅において疼痛緩和のために厚生労働大臣が別に定める特別な薬剤(以下「麻 薬」という。)は、「麻薬及び向精神薬取締法(昭和28年法律第14号)第2条 第1号に規定する麻薬」のうち、使用薬剤の購入価格(薬価基準)(平成14年 厚生労働省告示第87号)に収載されている医薬品であり、以降、改定が な された際には、改定後の最新の薬価基準に収載されているものを意味する。 ⑫ 麻薬管理指導加算は、麻薬の投薬が行われている利用者に対して、定期的に、 投与される麻薬の服用状況、残薬の状況及び保管状況について確認し、残薬の適 切な取扱方法も含めた保管取扱い上の注意事項等に関し必要な指導を行うととも に、麻薬による鎮痛効果や副作用の有無の確認を行った場合に算定する。なお、 薬局薬剤師にあっては、処方せん発行医に対して必要な情報提供を行うことが必 要である。 ⑬ 麻薬管理指導加算を算定する場合にあっては、薬局薬剤師にあっては薬剤服用 歴の記録に⑤の記載事項に加えて、少なくとも次の事項について記載されていな ければならない。 ア 訪問に際して実施した麻薬に係る薬学的管理指導の内容(麻薬の保管管理状 況、服薬状況、残薬の状況、麻薬注射剤等の併用薬剤、疼痛緩和の状況、麻薬 の継続又は増量投与による副作用の有無などの確認等) イ 訪問に際して行った患者及び家族への指導の要点(麻薬に係る服薬指導、残 薬の適切な取扱方法も含めた保管管理の指導等) ウ 処方医に対して提供した訪問結果に関する情報(麻薬の服薬状況、疼痛緩和 及び副作用の状況、服薬指導の内容等に関する事項を含む。)の要点 エ 利用者又は家族から返納された麻薬の廃棄に関する事項(都道府県知事に届 け出た麻薬廃棄届の写しを薬剤服用歴の記録に添付することで差し支えない。) ⑭ 麻薬管理指導加算を算定する場合にあっては、医療機関の薬剤師にあっては薬 剤管理指導記録に⑥の記載事項に加えて、少なくとも次の事項について記載され ていなければならない。 ア 麻薬に係る薬学的管理指導の内容(麻薬の保管管理状況、服薬状況、残薬の 状況、疼痛緩和の状況、副作用の有無の確認等) イ 麻薬に係る利用者及び家族への指導・相談事項(麻薬に係る服薬指導、残薬 の適切な取扱方法も含めた保管管理の指導等) ウ 利用者又は家族から返納された麻薬の廃棄に関する事項 エ その他の麻薬に係る事項 ⑮ 医師又は歯科医師は、薬剤師への指示事項及び実施後の薬剤師からの報告によ る留意事項を記載する。なお、当該記載については、医療保険の診療録に記載す ることとしてもよいが、下線又は枠で囲う等により、他の記載と区別できるよう にすることとする。また、薬局薬剤師による訪問結果についての必要な情報提供 についての文書は、診療録に添付する等により保存することとする。

(9)

岡山県保健福祉 部長寿社会課 資料(平成30年3月25日)

平 成 3 0 年 度 介 護 報 酬 改 定 (薬 剤 師 が 行 う 居 宅 療 養 管 理 指 導 )に つ い て

○ 訪問人数等に応じ た評価の見直し

*病院又は診療所 の薬剤師が行う場合

同一建物居住者以 外に対して 行う場 合

553単位/回

同一建物居住者に 対して行う 場合

387単位/回

単一建物居住者が 1人

558単位/回

単一建物居住者が 2~9人

414単位/回

単一建物居住者が 10人以上

378単位/回

*薬 局の薬剤師が行う 場合

同一 建物居住者以 外に 対して行う場合

503単位/回

同一 建物居住者に 対し て行う場合

352単位/回

単一 建物居住者が 1人

507単位/回

単一 建物居住者が 2~ 9人

376単位/回

単一 建物居住者が 10 人以上

344単位/回

同一 建物居住者

・ 当 該 利 用 者 と 同一 建物 に 居 住する 他の 利用者 に対し て指 定居 宅療養 管理指 導

事 業 所の 医師等 が同一 日に 訪 問 診 療 、 往診 又は指 定居宅 療養 管理指 導を行 う

場合の 当該 利用者

単一 建物居住者

・ 当 該 利 用 者 が 居住 する 建 築 物に居 住す る者の うち、 当該 指定 居宅療 養管理 指

導 事 業所 の医師 等が、 同一 月 に 訪 問 診 療、 往診又 は指定 居宅 療養管 理指導 を

行う場合の 当該利 用者

単一建物居住者の人数は、同一月における以下の利用者の人数をいう。

養 護 老 人 ホ ー ム 、 軽 費 老 人 ホ ー ム 、 有 料 老 人 ホ ー ム 、 サ ー ビ ス 付 き 高 齢

者 向 け 住 宅 、 マ ン シ ョ ン な ど の 集 合 住 宅 等 に 入 居 又 は 入 所 し て い る 利 用

小 規 模 多 機 能 型 居 宅 介 護

(宿 泊 サ ー ビ ス に 限 る )

、 認 知 症 対 応 型 共 同 生 活 介

護 、 複 合 型 サ ー ビ ス

(宿 泊 サ ー ビ ス に 限 る )

、 介 護 予 防 小 規 模 多 機 能 型 居 宅

介 護

(宿 泊 サ ー ビ ス に 限 る )

、 介 護 予 防 認 知 症 対 応 型 共 同 生 活 介 護 な ど の サ

ービ スを受 けている利用者

・ユニット数が3以下の認知症対応型共同生活介護事業所 →それぞれのユニットにおいて、居宅療養管理指導費を算定する人数を、単一建物 居住者の人数とみなすことができる ・1つの居宅に居宅療養管理指導費の対象となる同居する同一世帯の利用者が2人 以上 →利用者ごとに「単一建物居住者が1人の場合」を算定 ・当該建築物において当該居宅療養管理指導事業所が居宅療養管理指導を行う利用 者が、当該建築物の戸数の10%以下の場合 →それぞれ「単一建物居住者が1人の場合」を算定 ・当該建築物の戸数が20戸未満であって、当該居宅療養管理指導事業所が居宅 療養管理指導を行う利用者が2人以下の場合 →それぞれ「単一建物居住者が1人の場合」を算定 9

(10)

○離島 や中山間地域等の 要支援・要 介護者 に対する居宅療養管理指導の 提供

* 特別 地 域 加算、 中 山間地 域 等にお け る 小 規模事 業所加算、 中 山 間地域 等に居

住 する者 へのサービ ス提 供加算の新設

特 別 地 域 加 算

所 定 単 位 数 の 1 0 0 分 の 1 5

中 山 間 地 域 等 に お け る 小 規 模 事 業 所 加 算

所 定 単 位 数 の 1 0 0 分 の 1 0

中山間地域等に居住する者へのサービス提供加算

所定単位数の100分の5

特 別 地 域 加 算 : 離 島 振 興 法 、 山 村 振 興 法 等 の 指 定 地 域 等 の 特 別 地 域 ( ※ 1 )

に 所在する事業所が 居宅サービ スを行 うことを評価するもの

※ 1 : 離 島 振 興 法 、 奄 美 群 島 振 興 開 発 特 別 措 置 法 、 山 村 振 興 法 、 小 笠 原 諸 島 振 興 開 発 特 別 措 置 法 、 沖 縄振興特別措 置法等に定め る地域

中 山 間 地 域 等 に お け る 小 規 模 事 業 所 加 算 : 特別 地域 の 対 象 地 域 を 除 く 豪 雪 地

帯、 過 疎地域等 の 中山間 地 域等( ※ 2 ) におけ る小規模事 業 所 (※3 )が居

宅 サービスを行うことを 評価す るもの

※ 2 : 特 別 地 域 加 算 対 象 地 域 以 外 の 地 域 で 、 愚 説 地 帯 対 策 特 別 措 置 法 、 辺 地 に 係 る 公 共 的 施 設 の 総 合 整 備 の た め の 財 政 上 の 特 別 措 置 等 に 関 す る 法 律 、 半 島 振 興 法 、 特 定 農 山 村 地 域 に お け る 農 林 業 等 の 活 性 化 の た め の 基 盤 整 備 の 促 進 に 関 す る 法 律 、 過 疎 地 域 自 立 促 進 特 別 措 置 法 に 定 め る 地域 ※ 3 : 1 月 当 た り 延 べ 訪 問 回 数 が 5 0 回 以 下 の 指 定 居 宅 療 養 管 理 指 導 事 業 所 、 5 回 以 下 の 指 定 介 護 予 防居宅療養管 理指導事業所

中 山 間 地 域 等 に 居 住 す る 者 へ の サ ー ビ ス 提 供 加 算 : 特 別 地 域 、 中 山 間 地 域 等

( ※ 4 ) に 居 住 し て い る 利 用 者 に 対 し 、 通 常 の 事 業 の 実 施 地 域 を 越 え て 居 宅

サ ービスを行うこと を評価する もの

※4:特 別地域加算、 中山間地域等 における小規 模事業所加算 の対象地域対 象地域

宅 療 養 管 理 指 導 に つ い て は 、 こ れ ま で 通 常 の 事 業 の 実 施 地 域 を 定 め る こ と

が 求 め られ ていな いが、「 中山間 地 域等 に居住 する者への サー ビス提 供加算 」

を 創 設 す る に あ た り 、 他 の 訪 問 系 サ ー ビ ス と 同 様 に 、 通 常 の 事 業 の 実 施 地 域

を 運営基準に基づく 運営規程に 定める ことが求められる。

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一方、介護保険法においては、各市町村に設置される地域包括支援センターにおけ

■施策を総動員し、「在宅医療・介護」を推進 ○予算での対応

平成22年度要保護及び準要保護児童生徒数について(学用品費等) 要保護及び準要保護児童生徒数 要保護児童生徒数 準要保護児童生徒数

医療保険制度では,医療の提供に関わる保険給