-1- 平成 30 年度札幌市 COOL CHOICE 普及啓発企画運営業務 仕様書 Ⅰ 一般事項 1 適用範囲 ⑴ この仕様書は、「平成 30 年度札幌市 COOL CHOICE 普及啓発企画運営業務」(以下「本 業務」という)に適用する。 ⑵ この仕様書に定めのない事項については、契約書によるものとする。 ⑶ 契約書に記載された事項は、この仕様書に優先するものとする。 2 用語の定義 この仕様書において「指示」「協議」及び「承諾」とは次の定義による。 ⑴ 「指示」とは、委託者が受託者に対して指導助言することをいう。 ⑵ 「協議」とは、委託者と受託者の間に業務に関して疑義等が生じた場合に、委託者 と受託者が話し合い、疑義等を解決することをいう。 ⑶ 「承諾」とは、受託者が委託者の承諾を得ることをいう。 3 受託者の業務 受託者は、契約の履行に当たって、次の事項に留意のうえ、本業務を行なわなければ ならない。 ⑴ 関係法規、規則等諸法令を遵守すること。 ⑵ 本業務の処理に関し、得た秘密について他に漏らさないこと。 ⑶ 定められた期間内に業務を完了するよう、進捗の管理に努めること。 ⑷ 業務の実施に当たり、契約書及び委託者の指示等に従い、本業務の意図、目的を十 分理解したうえで、最高の成果を得るように努力すること。 4 疑義の解釈 この仕様書に定める事項について、疑義を生じた場合の当該業務の細目については、 委託者と協議を行い、その指示を受けなければならない。 5 提出書類 ⑴ 受託者は、契約後、所定の様式により関係書類を委託者に遅延なく提出しなければ ならない。 ⑵ 承諾及び協議は、原則として書面により行なうものとする。 6 打合せ 打合せは本業務着手時及び本業務の主要な区切りにおいて行うものとする。 7 業務の完了 受託者は、本業務を完了したときは、すみやかに当該委託業務の完了届及びその成果
-2- 品を委託者に提出しなければならない。 8 その他 ⑴ この業務に関して生じる問題点については、委託者・受託者の双方が協議してこれ を処理する。 ⑵ 受託者は、この契約による業務を処理するに当たって知り得た個人情報を他に漏ら し、又は目的外に使用してはならない。この契約が終了、又は解除された後において も、同様とする(別記「個人情報取扱注意事項」)。 ⑶ 本業務の履行においては、委託者である札幌市の環境マネジメントシステムに準じ、 環境負荷の低減に努めること。 ⑷ 本業務の履行において使用する材料等は環境に配慮したものであること。 ⑸ 受託者は、本業務の実施にあたり、第三者委託をすることができない。ただし、委 託者が必要と認めたときはこの限りではない。 ⑹ 本業務に係る著作権、印刷物及び提出された原稿・データに関する権利は札幌市に 帰属する。
-3- Ⅱ 業務内容 1 業務名 平成 30 年度札幌市 COOL CHOICE 普及啓発企画運営業務 2 背景 札幌市では、平成 20 年6月に世界に誇れる環境都市を目指す「環境首都・札幌」を宣 言し、平成 30 年6月にちょうど 10 周年を迎える。また、平成 30 年 3 月には、環境保全 に関する施策を総合的に推進する新たな計画「第 2 次札幌市環境基本計画」を策定し、 この中で「次世代の子どもたちが笑顔で暮らせる持続可能な都市」を、本市が目指す将 来像として掲げた。このように、平成 30 年は本市の環境施策の節目に当たる年であり、 より多くの市民の皆さまにこの豊かな札幌の環境について今一度考えていただく機会を 創出する必要がある。 「札幌市温暖化対策推進計画」においては、市内から排出される温室効果ガス排出量 を 2030 年に 1990 年比で 25%削減することを目指しており、中でも家庭部門は札幌市に おける二酸化炭素排出量の約4割を占めていることから、家庭における省エネ・節電の 取組は大変重要である。国では「COOL CHOICE」(賢い選択)を掲げ、省エネ・低炭素型 の製品、サービス、行動など、温暖化対策に資するあらゆる「賢い選択」を促す国民運 動を展開しており、札幌市としてもこの取組に賛同している。 3 目的 市民に家庭における環境配慮行動の必要性や重要性を啓発し、その実践を促すこと。 また、国民運動として国が展開している COOL CHOICE の取組を普及啓発すること。 4 業務内容 上記目的を達成するため、①北海道コンサドーレ札幌(以下「コンサドーレ」という。) と連携した COOL CHOICE 普及啓発、②COOL CHOICE イベントの開催、③札幌市関連施設 における啓発、④札幌市全域におけるポスター展開の4事業について、企画運営を行う もの。 事業1 コンサドーレと連携した COOL CHOICE 普及啓発 ⑴ 概要 コンサドーレの主催試合などを通して、多くの市民に対して COOL CHOICE の取組を 普及啓発するもの。 ⑵ 企画内容 ア マッチデープログラムへの広告掲載 コンサドーレホームゲームで入場者に配布されるマッチデープログラムの広告デ ザインを作成し、掲載すること。
-4- ・サイズ:A4 1頁 ・刷 色:4色 ・校 正:5回以上 イ スタジアム内ブースプロモーション コンサドーレホームゲーム会場内コンコースなどで COOL CHOICE の普及啓発及び 賛同獲得のためのブース出展を行うこと。 ブースサイズ:5~10m×2m ウ コンサドーレ選手出演動画によるプロモーション (ア) コンサドーレ選手出演動画の作成 コンサドーレ所属の札幌出身選手1名及びマスコットキャラクタードーレ君が 出演し、家庭における環境配慮行動の推進や COOL CHOICE の普及啓発を目的とす る 15 秒動画を2本、15 秒動画2本をつなげた 30 秒動画を1本作成すること。 ・サイズ:15 秒動画 ・形 式:mp4 及び wmv (イ) 動画の放映 コンサドーレホームゲーム時に札幌ドームの大型ビジョンで作成した動画を放 映すること。また、コンサドーレオフィシャルサイトやオフィシャル SNS 等にお いてホームゲーム告知のために作成する動画内で告知を行うこと。 エ ドーレくんを活用したプロモーション (ア) イベント出演 事業2及び事業3で展開するイベント時に、コンサドーレのクラブマスコッ トであるドーレくん(着ぐるみ)を出演させ、啓発効果を高めること。 (イ) ポスター出演 事業4で展開するポスターについて、ドーレくんを活用し啓発効果を高める こと。 ⑶ 留意事項 ア COOL CHOICE の取組の中でも、特に①省エネ機器(冷蔵庫)の買い替え促進と② 省エネ住宅の普及促進のテーマを啓発すること。 イ コンサドーレホームゲームは9月1日(土)(又は2日(日))及び9月 22 日(土) (又は 23 日(日))の2試合を見込むこと。 ウ 「マッチデープログラム広告掲載料」、「スタジアム内 ブース出展料」、「CM 出演 料」、「札幌ドームビジョン CM 放映料」、「コンサドーレオフィシャルサイト等での CM 放送料」、「ドーレくんポスター使用肖像権」、「ドーレくんイベント出演料」につ いては、受託者が負担することとし、最大 1,830 千円(税別)を見込むこと。
-5- エ 企画の内容については、株式会社コンサドーレの内諾を得ている。実際の事業の 実施に当たっては、受託者が株式会社コンサドーレとの調整を行うこと。 事業2 COOL CHOICE 市民啓発イベントの開催 ⑴ 概要 幅広い市民に対し、直接 COOL CHOICE を啓発するイベントを開催するもの。平成 30 年 12 月 22 日(土)、23 日(日)に札幌駅前地下歩行空間北3条広場において開催す るものとする。 ⑵ 企画内容 ア 「COOL CHOICE」PR プログラム CO2 などの温室効果ガスの排出量削減のために、低炭素型の製品・サービス・ラ イフスタイルを賢く選択していこうという「COOL CHOICE」の趣旨について十分伝わ るようなプログラムを実施すること。 イ 参加・体験プログラム 来場者が参加・体験することで「COOL CHOICE」の趣旨を学ぶことのできるような プログラムを実施すること。子ども向けの効果的なプログラムを用意すること。 【ア・イ参考】 <エコプロダクツ 2015 環境省「COOL CHOICE」ブース> http://funtoshare.env.go.jp/coolchoice/news/20151221b.html ウ 「COOL CHOICE」賛同登録者の獲得 来場者から「COOL CHOICE」賛同票を集める方策を提案すること。 エ 子ども向け広告の作成 イベントの開催について、市民(特に子ども)に対する告知を行うこと。 ⑶ 留意事項 ア COOL CHOICE の取組の中でも、特に①省エネ機器の買い替え促進、②省エネ住宅 の普及促進、③エコカーの普及促進、④ウォームビズ実施の推進のテーマを啓発す ること。 イ 参加者へのノベルティ購入費は見込まないこと。ただし、札幌市よりノベルティ (エコバックなどのエコグッズ 1000 個程度)提供は可能であり、それを見込んだ提 案でも構わない。 ウ 会場使用料などイベントに係る費用の一切は受託者の負担とすること。 エ 札幌駅前地下歩行空間北3条広場は、準備期間を含め平成 30 年 12 月 21 日(金) から 23 日(日)の期間を札幌市で仮押さえしている。使用料については正規料金の
-6- 半額を見込むこと。 オ 来場者が参加・体験することで「COOL CHOICE」の趣旨を学ぶことができる企画と すること。 カ 来場者から多くの「COOL CHOICE 賛同登録」を獲得できる企画とすること。 事業3 札幌市関連施設イベントにおける市民啓発ブースの設置 ⑴ 概要 札幌市関連施設が主催するイベント(合計3日間)に、多くの来場者に対して COOL CHOICE の取組を普及啓発するもの。 ⑵ 企画内容 下記ア、イの2イベント(延べ3日間)に COOL CHOICE 普及啓発を目的としたブー スを出展すること。なお、出展にあたっては野外イベントであることを踏まえ、テン ト(3.6m×5.4m を2張り)の造作を見込むこと。 ア 円山動物園(札幌市中央区宮ケ丘3番地1) 時期:平成 30 年9月1日(土)又は2日(日)を予定 イ 下水道科学館フェスタ(札幌市北区麻生町8丁目) 時期:平成 30 年9月8日(土)~9日(日) ⑶ 留意事項 ア COOL CHOICE の取組の中でも、特に①省エネ機器の買い替え促進、②エコドライ ブの推進、③エコカーの普及促進のテーマを啓発すること。 イ 会場使用料については見込まなくてよい。 ウ 来場者から多くの「COOL CHOICE 賛同登録」を獲得できる企画とすること。 エ 札幌市が所有する燃料電池自動車 MIRAI の展示と、MIRAI からの給電によるうち エコ診断及びエコドライブシミュレーター体験(テント2張りのうち1張りを使用) を併せて実施予定であるので、それらとの連動性を考慮に入れること。 オ 来場者が子ども中心であるため、子どもへの訴求性の高い内容とすること。 事業4 札幌市全域におけるポスター展開 ⑴ 概要 COOL CHOICE を啓発するポスターを作成し、札幌市内各所に掲出するもの。 ⑵ 企画内容 ア ポスター作成 数量:2,000 部(約 350 梱包) 紙質:白色度 80%以上、再生コート紙、135 ㎏
-7- 刷色:片面4色 校正:5 回以上 イ ポスター配架・掲出 (ア) 市有施設 委託者が提供する封筒にポスターを4つ折りにして封入(約 250 梱包)し、委 託者が指定する場所に納品すること。 (イ) 民間企業・施設 100 企業・施設程度の掲出先を提案すること。納品方法については協力先企業・ 施設と調整の上決定すること。 (ウ) 地下鉄額面広告 札幌市営地下鉄額面広告への掲出(1週間)を行うこと。掲出料については 200 千円(税別)を見込むこと。 (エ) 地下鉄駅掲示板 地下鉄駅掲示板(24 駅・25 か所)へ掲示すること。掲示期間は札幌市で別途指 定する。掲示料については見込まなくてよい。 ⑶ 留意事項 ア COOL CHOICE の取組の中でも、特に省エネ機器の買い替え促進のテーマを啓発す ること。 イ ターゲットは、ライフステージの転換点にあり、家電の買い替えを検討すること が多い世代を対象とすること。 ウ 通行人の目を引くような、市民への訴求性の高いデザインとすること。 5 企画提案事項 ⑴ コンサドーレと連携した COOL CHOICE 普及啓発 マッチデープログラム広告デザイン、スタジアム内ブース内容、選手出演動画の内 容について提案すること。提案にあたっては、COOL CHOICE の目的が十分理解される ように留意し、ブースについては来場者の興味をひくようなデザイン及び企画とする こと。 ⑵ COOL CHOICE イベントの実施 イベント全体のデザイン、各種プログラムの内容及び開催告知の方法について提案 すること。 ⑶ 札幌市関連施設における啓発 来場者の興味をひくようなデザイン及びブース企画(ドーレくん出演イベント含む) とすること。 ⑷ 札幌市全域におけるポスター展開 COOL CHOICE の知名度が向上するようなデザインとすること。ポスターサイズにつ いては B3 横を基本とするが、より啓発効果が高まると考えられるものについて、縦
-8- 横やサイズ(B3~A2)の変更は妨げない。 6 その他留意事項
ア COOL CHOICE ロゴマークの使用にあたっては「COOL CHOICE ロゴマーク使用ガイドラ イン」を順守すること。 イ 本業務は、札幌市が環境省事業である「平成 30 年度二酸化炭素排出抑制対策事業費 等補助金(地方と連携した CO2 排出削減促進事業)」を活用して実施するものであるた め、当該事業の交付規程や「環境省所管の補助金等に係る事務処理手引き」に基づい た提案を行うこと。特に、講師を呼ぶ場合には、謝礼額の上限が定められていること 及び来場者用のノベルティ購入費は経費として認められないことに留意すること。 7 企画検討にあたっての参考資料 ⑴ 参考資料1 COOL CHOICE について ⑵ 参考資料2 「COOL CHOICE」ロゴマーク使用ガイドライン ⑶ 参考資料3 「COOL CHOICE」賛同登録票 ⑷ 参考資料4 平成 30 年度二酸化炭素排出抑制対策事業費等補助金(地方と連携した CO2 排出削減促進事業)交付規程 ⑸ 参考資料5 環境省所管の補助金等に係る事務処理手引き 8 提出物 ⑴ 広報物及び記録写真 作成した広報物のデータ(ai 及び PDF)及びイベント期間中に記録した写真データ (JPEG)を提出すること。 ⑵ 業務実施報告書 業務実施報告書を3部提出すること ⑶ 経費関係書類 当該業務に係る経費の支出証憑書類の写し及び受託者の人件費内訳(従事日時の記 録、人件費単価及び人件費総額)を提出すること 9 履行期限 契約締結の日から平成 31 年1月 18 日(金)まで 10 その他の留意事項 ⑴ 事業の実施について 本事業の仕様書において定められた事項を実施する際には、必ず委託者との調整及 び承認を受けてから実施するものとし、本承諾を得ずに実施した事項については、実 施に係る責任や経費も含めて受託者で負担するものとする。 ⑵ 著作権等 本事業において制作した制作物の著作権等は札幌市に帰属する。また、制作物に関
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して使用した資料や素材等に著作権が含まれるものについては、その一切の使用許可 も含めて制作すること。併せて、本業務に係る著作者人格権を行使しないものとする。
-10- 別記 個人情報取扱注意事項 (個人情報を取り扱う際の基本的事項) 第1 受託者は、この契約による業務を処理するに当たって、個人情報を取り扱う際には、個人の 権利利益を侵害することのないように努めなければならない。 (秘密の保持) 第2 受託者は、この契約による業務を処理するに当たって知り得た個人情報を他に漏らしてはな らない。 2 受託者は、その使用する者がこの契約による業務を処理するに当たって知り得た個人情報を、 他に漏らさないようにしなければならない。 3 前2項の規定は、この契約が終了し、又は解除された後においても、また同様とする。 (再委託等の禁止) 第3 受託者は、この契約による業務を第三者に委託し、又は請け負わせてはならない。ただし、 あらかじめ、委託者が書面により承諾した場合は、この限りではない。 なお、本運営業務に補助的に付随する業務である印刷業務について、自社での作成が困難な場合 は、受託者の責により再委託を認める。 (複写、複製の禁止) 第4 受託者は、この契約による業務を処理するに当たって、委託者から提供された個人情報が記 録された資料等を、委託者の承諾を得ることなく複写し、又は複製をしてはならない。 (目的外使用の禁止) 第5 受託者は、この契約による業務を処理するに当たって、委託者から提供された個人情報を目 的外に使用し、又は第三者に提供してはならない。 (資料等の返還) 第6 受託者は、この契約による業務を処理するに当たって、委託者から提供された個人情報が記 録された資料等を、業務完了後速やかに委託者に返還するものとする。ただし、委託者が別に指示 したときは、その方法によるものとする。 (事故の場合の措置) 第7 受託者は、個人情報取扱注意事項に違反する事態が生じ、又は生ずるおそれのあることを知 ったときは、速やかに委託者に報告し、委託者の指示に従うものとする。 (契約解除及び損害賠償) 第8 委託者は、受託者が個人情報取扱注意事項に違反していると認めたときは、契約の解除及び 損害賠償の請求をすることができる。