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Academic year: 2021

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(1)

爽樹インターネット句会 選句選評 2021年3⽉

樹俳句会 顧問半⽥卓郎

月末 目標 爽樹俳句会 句会 再構築 実施中

新 形 月 計画 準備中 期待下

当句会 上 通信句会 検討会 希望者 行

当句会 幸 全員 利用者 全員 可能 環境

禍 自粛生活 今 人 顔 合 話 出来 状況

検討会 会話 貴重 日時 後 幹事 案内 奮 参加

使用 登録 参加出来

操作法 難 未 方 幹事 問 合

特選 句

蛤 篝火揺 緋毛氈

山水

緋毛氈 敷 篝火 宴席 景 非日常 景 中 膳 蛤 香

懐 数年前 明治神宮 姪 神前結婚 宴 思 出 卓

雛祭りの⼣餉を料亭の庭で祝ったのであろうか。緋⽑氈に座し、篝⽕の灯りを浴びる家族の楽 しそうな横顔が⾒える。もちろん主役は⼀番⼩さな⼥の⼦。潮汁に穏やかな夜の海が⼝いっぱ いに広がる。 (写) 詩的な情景が浮かぶ魅⼒的な作品で、⼤好きです。 (三)

意志 牡丹雪

一陽

春 雪 溶 多少積 直 消 物 上 積

意志 解 方 姿 消 卓

牡丹雪が微⾵に吹かれてそれぞれ舞っています。それぞれに意志がありましたか・・・。(悠) 牡丹雪の淡い感じが良く出ている。 (霧)

三椏 花遠近 和紙 里

葫蘆

淡黄色 三椏 花 黄瑞香 趣 花 早春 里 心 和

三椏 高級和紙 原料 埼玉 小川町 和紙 里 著名 風情

町 卓

其⽅此⽅に三椏の花が咲き競っても静謐な和紙の⾥は紙を漉く⾳ばかり。 (夜)

梅 香 杣 庵 遠浅間

山水

浅間山 望 場所 木材 切 出 仕事 人 家 景 庭 梅 花

香 大 景 卓

早春の信濃の情景であろうか。⼀幅の⼭⽔画のようだ、 (夜) 苛酷な職業である⼭⼈も⼩屋に戻ってほのかな梅の⾹りに包まれて遠くに浅間⼭を眺めると、

(2)

ほっとするのです。⼀仕事終えた安堵感が滲み出てきます。 (酒) 遠浅間ののぞめる杣の庵に、梅の⾹が微かに漂う。そんな景が⾒えます。 (歩)

《秀逸選句

三椏 三度訪 人 留守

泡沫

三度訪 不在 三椏 三 面白 散策 途中 友

家 用事 無 顔 見 立 話 楽 諧謔味 卓

三椏の花と三回の留守宅訪問を結び付けられました。3回も訪問されるとはどんな事情があるの でしょうか。 (悠) 三国志にある三顧の礼を思わせる。留守だったお⽅は、訪問者にとってどういう⼈であったのか またその関係をいろいろ想像させる。三椏の穏やかな⻩が句意全体に効いている。 (写) 三回とも留守というのが、下を向いている三椏の花と合う。 (霧)

蛤 笑窪 晴着 子

三里

美味 蛤 笑 晴 着 女 子 可愛 詠 一句 卓

お孫さんのお⾷い初めでしょうか。家族の喜びの溢れた⼀句。 (夜) 晴着の⼥の⼦の、お⽇様の様な笑顔が⾒えます。笑窪のしるきの表現に惹かれました。(歩) 桃の節句で晴れ着を着た⼥の⼦の表情が可愛いです。 (陽)

句 花 描 手作 貝合

写心

貝合 手書 絵 描 子供 喜 作者 優 伺 一句 卓

何と⾼雅な趣味⼈! (夜) 平安時代から今も伝わる遊戯。もともとの相⽅とのみぴったりと合う。⾙の内側に描かれる絵柄にも 両⾯合わせて⼀つの物語を紡ぐ。雛の⽇に⼿作りの⾙合わせなんて、どんな思いを込めたのでしょう。 (歩)

三椏 杣 明

一歩

杣道沿 三椏 花 咲 道 黄色 明 写生 効 一句

盤上 蛤石 強

一陽

蛤 殻 作 碁石 碁 好 人 良 石 良 碁盤 凝 人 多 勝負 勝

気持 道具自慢 卓

兼題「蛤」から蛤⽯の発想が⾯⽩い。 (霧)

誰 彼 三椏 黄 仄灯

写心

三椏 花 黄色 早春 自然 中 目立 先 歩 人 知人 似

誰 思案 散策 一時 卓

たそがれ時、三椏の花の⾊が、うっすら⾏くてを照らしている。 (歩)

陽春 目覚 四方 雑木林

葫蘆

春 雑木林 一斉 芽立 始 素直 春 息吹 詠 卓

(3)

⾕⼾や⾥⼭の春の⾵情を濃く感じます。 (陽)

汁物 蛤 食 初

生後百日 食 初 無事 育 感謝 祝 行事 目出度 汁物

蛤 良 香 親心 卓

投函 百歩 道 冱 返

夜来香

春先 三寒四温 寒 日 厳寒 郵便 投函 外

出 寒 身 日常 些事 俳句 詠 味 句

⾝に摘まされます。段々と暖かくなり、体調も良くなってきたので久しぶりにポストまで ならと外出しました。しかしながら室内と外では⼤きく違っていました・・。(悠) 通信句会の投句締切は明⽇。今朝は寒さがぶり返してきているが、午前中に郵便局のポスト に⼊れないと間に合わない。中七できつい寒さが⾝に浸みます。 (酒) なが〜い蟄居⽣活で外出も侭ならぬ毎⽇、しかし季節は無縁に過ぎて春もすでに半ば。明る い⽇射しにつられて郵便ポストへ出かけてみたものの、なんと冴返る⾵の寒いこと。 (写)

互選句

一湾 映 富士 嶺焼蛤

酒吞老人

情景が⽬に浮かびます。 (三) いろいろな⾵景を合成しているようなところがあるが、広重の東海道五⼗三次を思わせる⾵景が ⾯⽩い。 (陽)

花時計薄 隠 春 雪

春の雪が花時計の上にふんわりと積もりました。きれいな情景です。 (悠) 本来春を感じさせる花時計に春の雪が降ってしまって残念な⾵景。 (陽) 「薄く隠して」が淡く消えやすい春の雪に合う。 (霧) 春の雪の特性が良く表れている。積もった雪が今は花時計を薄く隠しているが1時間後にはすっ かり解けているだろう。降り始めたばかりだとすると降る雪が花時計をうっすらと隠すのかもし れない。 (泡)

蛤 含 海 拡

葫蘆

蛤のお吸い物を⼝に含むと、海に対する思いが拡がった。⿊潮、親潮等の豊饒の海、潮の⾹り、 潮騒・・・ 雰囲気の良き句と思いました。 (⼭) 蛤の澄まし汁を⼀⼝含んだ時の芳醇な味と⾹りが、「海の拡がりぬ」で増幅されます。⼀瞬の 幸せ感が伝わります。 (酒) 蛤の汁物(潮汁)を含めば、潮の⾹が⼝いっぱいに広がり穏やかな春の海、⾶び交う鴎、真綿 のような雲までが⾒え、明るい景がどこまでも広がってくる⼀句である。 (写) 含むという表現が、蛤つゆの上品な感じと調和しています。 (三) 味覚を刺激して海の記憶を引き出している。塩味と⾔うより海の⾹りと⾵味が⼼象の中に⼤きな 海をもたらしているのだろう。眼前には蛤つゆがおいしそうに湯気をたゆらせている。 (泡)

(4)

雪見 雪 土地 人 遊

写心

全くそのとおり。 (霧)

蛤 椀 御食 初

夜来香

⼥の⼦の御⾷い初めなのでしょう。ふっくらとした蛤が⽬出度さを感じさせます。 (三)

蛤提 年金日

霧島

年⾦⽇は辞書に⾒当たりませんが、年⾦⽀給⽇でしょう。 (⼭) 蛤の⽔揚げ量が減り、⽣きた蛤の値段は⾼くなりました。今⽇は年⾦の⽀払⽇、特別な記念⽇ ではないけれど、妻と⾷事を楽しみたい、という⾵情が感じられます。 (酒) 2か⽉に⼀回の年⾦の振り込み⽇。ずっしりと思えるほどの蛤を収穫した。年⾦の加算と⾔う かちょっと儲けた感じが本⼈の歓びとなって全⾝に表れている。これも蛤の⾼級感がそうさせて いるのだろう。 (泡)

水鏡 三椏 花

酒吞老人

慎ましやかな三椏の花は如何にもはにかんだように咲いている。 (夜)

三椏 花 尼僧 降 光

三里

春の⽇差しの中で尼僧が三椏の世話をしている様⼦が⾒え、ほのぼのとした清らかな感覚が 伝わってきます。 (酒)

蛤 泣 放心

泡沫

焼き蛤の様⼦が的確に描かれています。 (三)

三椏 花 進路 託

三椏はその名のとおり枝が三本の三俣になっている。選択肢が三つあるかのように。占いでは あるまいが進路を託すという。花の雰囲気は明るい未来を窺わせる。この年になっては進路と ⾔ってもたかが知れているか。 (泡)

月紙飛行機 彼方

一歩

童話か絵本に出てくるようなメルヘンを感じます。 (陽)

割箸 割 春寒

霧島

時として、割箸を割りそこないます。しみじみと箸を眺め、そのまま使う場合と廃棄する場合が あります。どちらにしても春と⾔えどもまだ寒し。 (悠) ⾯⽩い句。ユーモアと暖かさを感じさせられいただきました。 (葫)

美濃紙 野 三椏 花想

一陽

美濃紙から三椏の花を連想するという発想がいいと思いいただきました。 (葫)

結論 加齢 春愁

(5)

加齢をユーモアにしてしまうほのぼのとした句で、いただきました。 (葫) 集まれば会話は、どこが痛む、眠りが浅い、などなど。みんな同じ愚痴ばかり・・・。 (写) まさにその通り。痛いほど共感です。上五中七と季語が響きあってより⼀層頷けます。 (歩) 春愁ひの送り仮名「ひ」は要らないですね。「加齢ですね」は話し⾔葉そのもので⼝語。⼝語と ⽂語が混じるのはダメと教わってきたが、巷間満ち溢れている。鉤括弧つければよいというのも 何だか。私も医者に⾔われた。 (泡)

以上

参照

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