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消費者行動モデルとブランド戦略:最近の展開

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(1)

消費者行動モデノレとプランド戦略:

最近の展開

小川孔輔

|川川11川川11川川11川11川11川11川11川川11川川11川川11川川11川11川川11川川11川11川川11川川11川川11川川11川川11川川11川川11川川11川川11川11川11川111川川11川川11川川11川11川11川11川11川11川11川11川11川11川11川川11川川11川川11川川11川川11川川11川11川川11川11川川11川川11川川11川川11川川11川川11川川11川川11川川11川川11川川11川川11川川11川川11川川11川11川川11川11川11川川11川11川川11川川11川川11川川11川111川川11州川11川|川川11川川11川川11川111川11川川11川川11川川11川11川川11川川11川川11川川11川11川11川川11川川11川川11川川11川川11川川11川11川11川11川11川川11川11川11川川11川11川11川川11川11川11川川|日川11川11川川11川11川川11川11川11川11川川11川川11川11川11川川11川111川11川11川11川11川11川11川11川11附11川川11川11川111川11川11川川11川11川11附川11川11川川11川川11川川11川111川川11川川11川川11川川11川11川11川11川11川11川11川11川11川川11川川11川川11川川11川川11川11川11川11川11川11川11川川11川11川川11川川11川11川川11川川11川11川川11川1111川11川111川11川11川11川11川11川11川11川111川川11川11川11川川11川11川11附111附川11則111川川11川川11川川11川川11川1111川11附川11川11川11川川11川11川川11川川11川11川川11川川11川川11川11川川11川111川川11川11川11川11川1111川11川111川1111川111川11川11川111川11川1111削111川11川11川11川11川川11川11川11川11川11川11l

1

.

はじめに

シャンプーのボトルの形状,車のスタイルやボディ ー・カラーには十数年周期の流行が観察される.しか し,一定のパターンを伴った流行のサイクルが認められ るのは,何も製品やプランドに限られるわけではない. マーケティングやマーケティング・リサーチの研究にも 3-5 年区切りで研究テーマの“流行り廃り"があり, しばしば 15-20年後に同じテーマのリサイグル波が到来 する. 1960年代後半から 1970年代の前半にかけて OR 学 会やマネジメント・サイエンス学会で一世を風腐した 「確率的プランド選択モデル J 注1)もその 1 つである.

2

.

確率的プランド選択宅デル再訪

2.1 Colombo/Morrison モデル

Marketing

Science 誌の最新号に,

New

York 大学 の Colombo 教授と UCLA の Morrison 教授(以下 C/M

と略記)が共同で“ A

Brand Switching Model with

I

m

p

l

i

c

a

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n

s

f

o

r

Marketing

Strategies" というタイ トルの論文を発表した [5 ].この論文は,確率的ブラン ド選択モデルをプランド戦略策定にさいしての合意が得 られるように位置づけし直したものである.彼らは,い わゆるマルコフ型のプランド遷移行列を対数線形モデノレ で分解し,消費者を各プランドにロイヤルなセグメント

(HCL :

Hard-Core

Loyals) と,プランド聞をスイッ チするセグメント (PS:

P

o

t

e

n

t

i

a

l

Switchers) の 2 層 に分割し,各セグメントの構成を時系列的に比較するこ とで,当該プランドと競合プランドのシェア変化の源泉 を明らかにしている. 表 1 -表 3 は C/M 論文で例として取り上げられた自 動車のデータを再録したものである.表 1 は 1960年から 1963年にかけての米国 3 大自動車メーカーの市場シェア おがわこうすけ法政大学経営学部 干 102 千代田区富士見 2 ー 17-1 1989 年 9 月号 表 T マーケットシェアの変化: 1960ー 1963 年 G M フォード その他 クライスヲー 1960 1961 1962 1963 43% 44 51 51 ヲtnU7aqJ

2

3

2

2

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i

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1

1

1

1

1985( 参考 )40 21 27 12 表 2 乗用車のスイッチング行列: 1960ー 1963 新車 1960 G M フォードその他 スラークライ nm 》・ 1RJ 《u zoq4 ・ 1q4 M ド他一

一}好

「{イ -フ G フそク 下取り車 .14 .60 .18 .17 .12 .06 .12 .07 .62 .05 .16

.

4

6

1961 G M

_ G

取フォード .23

E その他 .26

• クライスヲー .28

M

.70 新車 フォードその他 .18 .10 .64 .10 .18 .49 .17 .14 クライ スラー .05 .05 .07

.

4

6

1962 新車 クライ G M フォードその他 司 Z~ -,ー

_ G

M .

7

7

取フォード .27

旦その他 .28

E クライスラー .32 .13 .62 .18 .18 .07 .03 .08 .03 .49 .05 .11 .39 1963 G M 。 onyooq4 得 rη4n493 M ド他一

一〉一~

オ t イ・ ラ G フそク 下取り車 新車 フォードその他 .11 .06 .59 .06 .14 .48 .11 .09 イ一 ララ一回凶 ω 信 クス一 詮: 1960年の第 1 行は, GM車を下取りに出したすべて の人々のうち, 68%が GM寧を, 14%がフォード寧 を, 12%がその他のメーカー車を, 6%がクライス ラー車を新たに購入したと読める. (41)

4

8

9

(2)

表 3 乗用車のロイヤル・ユーザーとスイッチャー の割合 スイッチャー (PS セグメント) 年 G 恥f フォード その他 クライスラー

1

9

6

0

35%

3

0

2

4

1

2

1

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8

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1

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5

7

1

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6

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5

3

2

3

1

3

1

1

ロイヤル・ユーザー (HCP セグメント) 年

G M

フォード その他 クライスラー

1

9

6

0

50%

4

4

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0

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1

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1

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2

5

6

4

6

4

0

3

4

1

9

6

3

5

4

4

7

4

1

4

2

の変化を示したものである.また,表 2 は乗用車のスイ ッチング行列であり,各年の表頭と表側はそれぞれ新車 と下取り車のメーカーを表わしている.この間 GMがシ ェアを上げたのに対してフォードとクライスヲーのシェ アは低下したが,スイッチング行列の対角要素と非対角 要素を仔細に読み取ることで,シェア変化の源泉に関し ておおよその見当をつけることができる. 表 2 を行列と見なして左下 4 つのセルを比較すると, 他社シェアの奪取に関して GM とフォードは 1960年では ほぼ同等であったが, 1963年には GM がフォードの 2 倍 の成果を上げていることがわかる.また,対角要素の比 較からは, GMは自社ユーザーの再購入に関しでもフォ ードを凌駕していることが見てとれる.表31'1 各年の推 移行列に含まれている情報を対数線形モデルで、縮約した ものである.上段は特定のメーカーに対してロイヤルテ ィーのない消費者 (P S) のメーカー別割合であり,下 段は同ーメーカーの車にロイヤルな消費者 (HCL) の 割合である.時系列で比較すると, GM とフォードの差 は PS セグメントからの吸引力の差であり,マルコフ行 列の対角要素を比較したときとは違って, HCL セグメ ントに関しては相対的に差のないことがわかる.フォー ドは他社(車)ブランド吸引のための戦略を考えるべき であったことになる.

2

.

2

C/Mの長所と潜在構造分析 上の例j では対象がわずか 4 つの企業であり,推移行列 の情報だけからでも消費者の購入行動の変化を把握する ことができるが, C/M モデルのようなアプローチは対 象(ブランド)の数が多くなる時に大いに威力を発侮す

4

9

0

(

4

2

)

るであろう.たとえば 10 プランドの市場で, 10年間分の 10X 10 のスイッチング・マトリックスを比較分析するの はかなり骨が折れるが(大抵のデータ分析者はギプ・ア ップするだろう),スイッチング・セグメント (P S) と ロイヤル・セグメント (HCL) を対照させながら,\0プ ランドに関する\0年分の時系列データを解釈することは それほど困難ではなかろう. C/M 論文では PS セグメントが l つであると想定さ れていた.

Grover

,

S

r

i

n

i

v

a

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a

n

[

6

J は潜在構造モデル

(Latent Structure

Model) をスイッチング行列に適用

して,複数のスイッチング・セグメントを取り出す方法 を提示している.さらに,

Grover

,

S

r

i

n

i

v

a

s

a

n

[

7

J は 取り出された各々の PS セグメントのプランド選択シェ アを,ロジット・モデルによって,価格やプロモーショ ンなどのマーケティング・ミックス変数への効果に関連 づけている.注2)

3

.

競争的市場構造の分析

3

.

1

強制スイ・7 チ・データ GM とフォードの例は,乗用車の買い換えデータから, 潜在的な 2 つの消費者セグメント(ロイヤル層と非ロイ ヤル層)を推測したものであった. ところで,下取り率/新規購入車とは別に,買い換え 時に実際に購入された車と比較検討された車(あるいは 第 2 位にランクされた車)が調査データとして得られる ことがある.たとえば「マーク E 購入のさいにスカイラ インが検討された J , あるいは「もしマー夕立がなけれ ばチェーサーを買った J 等などである.こうして収集さ れたデータは,乗用車に関する消費者選好の近さを表現 したものであり,強制スイッチ・データ (Forced

Swiュ

t

c

h

i

n

g

Data) と呼ばれている.

Urban

,

Johnson

,

Hauser

[IIJ は強制スイッチ・データからブランド(製 品)をグルーピングし市場構造を探る統計的仮説検定法

を工夫し PRODEGY

(Product

Strategy) と命名し

た.注3)

3

.

2

PRODEGY の検定手続き PRODEGY では,全体のマーケットが L 、くつかのサ フ.マーケットから構成されていることを前提とする. 手続きの第 1 段階は,製品属性や使用実態,本特集で も紹介されている知覚マップの手法(古川 [14J) ,あるい はグラスター分析などによりブランドのグルーピングに 関する仮説を立てることである.次に,そのサブマーケ ットの構成が妥当かどうかを無構造のマーケット(プラ オベレージョンズ・リサーチ © 日本オペレーションズ・リサーチ学会. 無断複写・複製・転載を禁ず.

(3)

ソフトドリンクの強制j スイッチング・データ 表 4 スイッチ先プラン ド 第 1 順位 実数{シェア) 第 l 位選択 プランド名 (1司 必噌《 U 必守 η , a 。 2 ヲ E4 旬。 4roa せ 4 ・‘ zJd せ nツ ・ 1 ・ 1nJhzo (14) zy ハ U'i ・iq ,ゐ戸、, nuq300 凋守 'ir コ F コ ー (13) 必 Tnuq4zon ツ rOE393 〆OA せ AUn ツ 。, an4 ・ 1 ・ 1 ・ lr コ (1訪 -inu--roqJqJ ・1RJF コ・ l 《U 1 守 f 戸、, F 。コ ) 1 1

1

'A 《 UAU 内 unuqLqL-A 守 t'i '且勾 4 内 unu'iη4 n y n u -0 0 8 6 a T o o q L n y n 4 9 -一 ω342MU

祖"

必 -.93Auroa 守 A 宅 ー

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9

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42 24 3 2

3 6

10 2

6 5

5 7

6 0

7 - 156 3 105 13 22

3

4 6 8 4 2 2 3 13 (8)

(

7

)

組"‘ d せ qJ ・ in4zo roq コ〆 O (6) 民 JqL 凋守 nu ヲ' ζJ 必守 'i nu 必守口 U マ snunu--aqJA せ ' l ' a ' i n 4 (5) qJqL ヲ sn ツ n y r o 93 《U 守 400n4nur コ nE'i 勿 t 'i 戸、,・ i ・1qJ qJqLd 守 zo'i'i'iA せ nY93 守, Ei'n4a “.・ 1 ・ 1

(

4

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67 147

3 5

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3

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6

12

9

28 、,, J - E a '

(

743 (25.7%) 46 ( 1. 6%) 67 ( 2.3%) 223 ( 7.7%) 221 ( 7.6%) 114 ( 4.0%) 168 ( 5.8%) 285 ( 9.9%) 214 ( 7.4%) 130 ( 4.5%) 24 ( 0.8%) 117 ( 4.1%) 169 ( 5.9%) 105 ( 3.6%) 264 ( 9.1%) コカコーラ ペプシコーラ コカコーラライト スプライト キリンレモン ファンタ ミツヤサイダー ポカリスエット アクエリアス オロナミン C リアルゴールド サンフィル キリンオレンジ ジョージア*

U

C

C*

0444 司ゆめめの前町的川川間同川町同 ( ( ( ( ( ( ( ( t t f f ( ( 4 19 154

(

4

)

ランドを実際に選んだ人の割合は, 円以 8)=n , (8)!ni ただし , n , (8)=~ni (j) j手 s jεS となる. もし,帰無仮説(無構造市場)が正しいとすると, ni(8) は,平均 niPi(8) , 分散問 P

i

(8) (I-Pi(8)) の二項分布をすることになる.十分大きなサンプル数 (n , >20) があれば,これは正規近似できて,正規化され た z 値

Zi=( ni(8) ー Pd8) )!vPd8)( 1-pJS百万i (5)

に,適当な有意水準(たとえば a=.05) を設定して仮説 検定ができる. もちろん,プランド a が十プマーケット S に属すれば 引 >0 であり,属さなければ Z, <O である.また,同様 な検定は,サプマーケットの各々に関して要約された z 値 (z(8)) を求めることで実行できる. はじめに想定したプランドのグルーピングによっては 十分満足のゆく z 値(正の有意な値)が得られない場合, z 債を参考にしながらプランドとサプマーケットの組み 変えを行ない再度仮説検定を行なう.このプロセスは試 行錯誤の過程である.仮説検定を通る複数のサプマーケ ットが存在することもあるし,適当な分害Ijが全く見つか らない場合もある. ンドをグルーピングしない時の単一のフラットな市場構 成)と比較する.この場合は,無構造のマーケットが帰 無仮説である. 仮説検定をするために,強制スイッチ・データを次の ように加工する. まず,市場が無構造の場合位にランクされたプラ ンドが手に入らない時は,消費者はプランドの現在シェ アに比例した確率でそれ以外のブランドを選ぶと考え る.したがって , mi をプランド i のマーケットシェア とすると,プランド i が選択できない場合のプランド j の選択確率は,

Pd

j) =mj!

(

1

-m;) (1) となる.最初に想定されたサブマーケットの分割をプラ ンドの番号の集合で表わし , T= {1, 2 , …, 8,…}とする と,サブマーケット S のシェアは, Pi(8)=(~mj)!( 1-mi) J'手 z 1<8 *缶コーヒー (43)

4

9

1

(2) となる. これに対して,表 4 のような実誤Ijの強制遷移行列の (i , j)セル度数を ni (j), ブランド i を第 11順位で選択し た消費者の数を引とすると,プランド i がない場合にブ ランド j を選択した人の実際の比率は, ni(j)=ndj)!ni (3) である.したがって,サプマーケット S のいずれかのプ 1989 年 9 月号

(4)

表 S 代替的市場構造仮説に対する正規検定統計量 Zi 市場構造仮説 プランド名

Hl

Hz

Ha

H

,

(1) コカコーヲ

1

7

.

6

1

9

.

0

2

3

.

8

2

3

.

8

(2) ペプシコーラ

4

.

1

4

.

8

4

.

9

4

.

9

(3) コカコーラライト

2

.

6

3

.

2

2

.

8

2

.

8

(4) スプライ ト

9

.

4

1

0

.

0

1

6

.

8

1

6

.

8

(5) キリンレモン

6

.

2

6

.

8

1

5

.

5

1

5

.

5

(6) フ ア ユノ タ 0.5命

0

.

5

*

3

.

6

3

.

6

(7) ミツヤサイダー

7

.

1

6

.

9

1

3

.

3

1

3

.

3

(8) ポカリスエット

1

7

.

9

2

3

.

6

2

3

.

6

2

8

.

6

(9) アタエリアス

1

1.

7 1

5

.

9

1

5

.

9

1

8

.

2

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5

.

0

5

.

0

1

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.

7

(11) リアルゴールド -0.6ホ

5

.

3

5

.

3

8

.

7

(12) サンフィル

1

0

.

1

1

0

.

8

1

0

.

8

2

0

.

0

(13) キリンオレンジ 1. 6ホ

7

.

2

7

.

2

1

1.

3

(14) ジョージア*

1

9

.

7

1

4

.

0

1

4

.

0

1

9

.

7

(

1

5

)

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C

C*

4

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.

1

2

4

.

0

2

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.

0

4

5

.

1

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3

6

.

5

4

1.

5 5

1.

9 6

1.

2

註*印はプランドのザ 7' マーケットへの帰属が 5% 水 準で有意でないことを意味している. なお,サ 7'7 ーケットに関する z(8) はすべて 15 を超えている.

3

.

3

ソフトドリンクの市場構造 表 4 は 2 , 890 人の消費者から得られた清涼飲料の強制 スイッチング・データである.この表は,まず (A)15 プ ランドの中から 1 番好きな商品を 1 つ選んでもらし、,次 に (B) お店や自動販売機に一番好きな商品がない場合に どの商品を買うか,を質問することによって得られたも 2 1.5 車由

n

IIR 円 J

I

l

t

1 1 。

2-0.5

〆 η -1'~ï +コークライト

+

ベプシ +コカコーラ

+

+

ツ矢サイダ ス+ ブキ

+

ラリ フ イン ア トレ ヨ〆 モ タ ~

-

0

.

6

-

0

.

2

のである.注4) たとえば,炭酸を含んだ清涼飲料かどうかと,缶コー ヒーであるかどうかを基準にして,商品を分類すると, 市場構造 (H1)= {(コカコーラ,ベプジコーラ,コカコーヲライト, スプライト,キリンレモン,ファンタ, ミツヤザ イダー,オロナミン C , リアルゴールド), (ポカ リスエット,アクエリアス,サンフィル,キリン オレンジ), (ジョージア,

UCC)}

というグルーピングが得られる. 前節の手続きを利用して,理論スイッチ確率と実際の スイッチ比率から統計検定量引を求めると,表 E の第

1

:列n (Htl のような値が得られる.サプマーケットに関 する正規検定統計量 %(8) は,いずれの+プマーケット についても 1% で有意であるが,ファンタ,オロナミン

C

, リアルゴールド,キリンオレンジの z 値が 5% で有 意でない.したがって,適当なグループの組み換えが必 要になる. しばしば, グループを組み換える補助的な手段として 知覚マップが利用できる.清涼飲料の調査では, (C) 2 番目に好きな商品がない場合に 3 番目の候補としてどの プランドを選ぶかも尋ねているので,回答者の答えたブ ランド (1- 3 番目まで)をダミー・コーディングして, これをコレスポンデンス分析(あるいは数量化国類)に かけることができる.注5) 図 1 は,そうして得られた 2 次元のプランド知覚マップである.ちょうど 4 つの象限 にプランドが間まっているので,それぞれの象限が 1 つ のサフ'マーケットを構成するものとする. +リアルゴールド

ポカリスエソト千fオアロタナエミリンアCス

+UCC

+

キリンオレンジ :;ョーン可‘'7

+

+サンフィル

0

.

2

0

.

6

1.4 x 軸(貢献度 13.30'ó) 図 1 ソフトドリングの製品マップ(+ :プランド)

4

9

2

(44) © 日本オペレーションズ・リサーチ学会. 無断複写・複製・転載を禁ず. オベレージョンズ・リサーチ

(5)

(

1

)コカコーラ ーー一一ï

28.6%

( 2) ペプシコーラ ーー--1・ー司---ー,

(

3

)

コカコーラライト一一一...J :

54.7%

(4 )スプーライト 一一一「 ト一一一九

(

5

)キリンレモン

ー--1 25.1%

( 6 )ファンタ 一一一-l一一一_.J ( 7) ミツヘ'サイダ一 一一一...J (邑)向リスエ y ト一一、 17.3% ( 9 ) アクエリアス

(

1

0

)

オロナミン C

一一一一-1226%!

二コ竺 j-Em--1

(11) リアルゴー l レド

(

1

2

)

サンフィル 一一一, 10.0% (1

3

)

キリンオレンジ一一一」一一一 -ì2~.7?0 (1

4

)

ジョージア*

一一寸 12.7%

ト一一-J

(1

5

)

UCC*

一一一一」ー白ー一ー __J 関 2 ソフトドリンクの市場構造 市場構造 (Hs)= { (コカコーラ,ペプシコーラ,コカコーラライト), (スプライト, キリンレモン, ファンタ, ミツヤ 十イダー), (オロナミン C , リアルゴールド,ポ カリスエット,アクエリアス), (サンフィル,キ リンオレンジ,ジョ}ジア,

UCC)}

また,ここで,第 2 象限と 3 象限にある比較的まとま でいるように見える 7 プランドを 1 つのサプ市場と考え たのが仮説的な市場構造 (H2) である, 仮説 H2と Hslìt 、ずれも , H

1

より改善されている. しかし,ファンタ行についてのz値比較から, Hs の方 が市場構造としてより妥当と考えられる.実際 Ha の 下ではすべての検定統計量が 1% で有意である. 市場構造 (H.) は , Ha での第 3 ,第 4 サフーマーケット をさらに 2 分割し, (オロナミン C , リアルゴールド), (ポカリスエット, アクエリアス), (サンフィル,キリ ンオレンジ), (ジョージア, UCC) のベアからなるサ ブ市場を想定したものである.この分割が最も良いプラ ンドのグルーヒ・ングを与えている.最終的には図 2 のよ うな市場構造が推定されよう.

3

.

4

製品ラインの決定と PRODEGY の拡張 以上のようにして推論された市場構造は,マーケティ ング・マネジャーの製品ライン決定やプランド戦略立案 に利用できる. もし売上げやシェアの高いサブマーケットに自社製品 がなければ,それは新しい市場機会が存在することを意 味している.また,同じサ 7' マーケットに複数のプラン ドがあれば,類似ブランドの重複による自社製品問のカ 1989 年 9 月号 ニパリゼーション(共喰 L 、)を示唆する.注6) たとえば, トヨタ自動車にとって,マーク n ,チェーサー,クレス タの 3 つ子車は同じサプマーケットにあるのかどうか? キリンにとって,スポーツドリンク製品の発売は可能 か? いずれにしても,新プランド導入や既存製品の整 理統合に当ってこうしたカテゴリーゼーション・ツール の意義はかなり大きいと考えられる. ただし, PRODEGY には 3 つの欠点が指摘できる. まず,統計上の性質から単一プランドで構成されるサ ブマーケットが検定できないことである.この欠点は, ソフトドリンクの例では, (B) の質問に「それ以外のプ ランドは買わない J と L 、う選択肢を設けることで解決で きょう.また,プランドに対するロイヤルティーの尺度 (たとえば,プランドの再購入比率)から,単ープランド のサプマーケットが検定できるかもしれない. 第 2 には,無構造と L 、う帰無仮説が対立仮説としては 緩すぎることである.事実,清涼飲料の例(図 2 )では, 4 つのサフe マーケットからなる大きな括り(波線)でも, より細かな 6 つのサプマーケット構成(実線)でも検定 は有意であった.図 2 のように構造が入れ子 (Nested Structure) になっている場合は連続的な検定がたまた ま可能であるが,一般的には代替的な市場仮説を相互に 比較できる基準が求められる.注7) 第 3 番目の問題点としては, Urban らの方法は基本 的には l 次元的なプランド分類法であることが指摘でき る.すなわち, PRODEGY から作ることができるのは 平板な一階層の市場構造である.

Grover

,

D

i

l

l

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[

2

0

J

はこれを多段階の階層を扱える一般的なプレームに鉱張 している.また,

Urban e

t

.

a

l

[18J は,階層的な市場 に,主成分分析,多次元尺度法,コレスポンデンス分析 などで得られた製品(知覚)マップを組み合せる可能性 を示唆している.

4

.

マーケティング・ミックスの決定と

プロダクト・ポジショニング戦略

4

.

1

その他の市場構造分析アプローチ 強制スイッチ法以外にも,競争的な市場構造を探るた めの方法がこれまで開発されてきた.それらを分析に用 いられるデータの性質で分類すると, (1 ) プランドスイッチング・データによるもの (Kal­

wani

,

Morrison[21J

,

Rao

, Sabavala[22J出))

(

2

)

プランドの購入間隔に着目したもの (Fraser,

Bradford[24]

,

Grover

,

Rao[25])

(6)

(3) (交差)価格弾力性やマーケティング・ミックス変

数に対する反応、にもとづくもの (Cooper ,

Nakaniュ

shi[26J

,

Carpenter e

t

.

a

l

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2

7

J

.

Russell

,

Bolton

[28J ,中島 [29J)

(4 )

消費者の判断や使用状況によるもの (Day

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.

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[30J

,

Srivastava et

.

al[31J

,

Shocker e

t

.

a

l

[

3

2

J

)

がよく知られている.いずれも, 1980年代に入ってから 開発されたものであり,この方向での研究は今後もます ます盛んになるものと考えられるが,これらのアプロー チは,単なるプランド/製品のクラシィフィケーション に終る傾向があり,マーケティング意思決定に対しては 操作性が低いという批判を受けてきた.

4

.

2 DEFENDER

そこで,価格やプロモーション変数,あるいは製品属 性を明示的に分析にとり入れて,製品のポジショニング に関連づけた研究が市場構造分析と並行して同時期に開 発されてきた.代表的なものは DEFENDER (Hau一

切れ Simmie

[33J

,

Hauser

,

Shugan [34J

,

Hauser

,

Gaskin [35J

,

Hauser

[36J) の系列に属するモデルであ る.注9) そこでは,競合プランドの相対的なポジションが, (パーダラー・マップと呼ばれる)ドル単位当りで基準化 された属性の知覚空間に位置づけられる.広告(プロモ ーション)の効果は反応関数を通してプランドの知名に 影響し,価格と製品属性の変更はドル当りマップ上での ブランドの位置を変化させる.消費者の晴好に異質性を 導入し,知覚空間上で理想点(理想ベクトル)の分布を 与えると,各マーケティング変数の組合せに対してそれ ぞれのブランド・シェアが求められる.最適なマーケテ イング・ミックス水準は,以上のようなメカニズムから 利益関数を最大化することで決定される. 4.3 緩やかなプロダクトイノベーションのモデル ところで,知覚空間を属性で表現しようとする試みは, 経済学のランカスター・アプ戸ーチ (Lancaster[39J) に 始まる.注10) DEFENDER ではこれをドル当り属性水 準のマップで表現したが,同じく個人のブランド選択メ カニズムを基礎に,価格と属性の 2 次元空間表現でブラ ンド間の競争と技術革新の軌跡を分析しようとする研究 が進められている(新宅[41J ,新宅,小川 [42J ).注11) そこでは,緩やかな製品革新 (Incremental

Innova

tion) の過程が, R&D への投資(品質あるいは属性を 高める方向)と経験効果を利した価格競争(価格を引き

4

9

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(クオーツ式) 1970 ごろ (機械式) qunUFO ハ υ 14'I ヮ“

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0

誤差(土秒/月) 図 3 セイコー腕時計の機械式からクオーツ式への 移行 (1969年 -1982年) (a)国民総支出デフレ} タ(1 975=100) で修正した. [注J :新宅 [41J から許可を得て転載. 下げる方向)の 2 つのモメントのベクトルで示されてい る(セイコー腕時間の例を新宅[41J から再録:図 3

)

.

そして,製品進化のかなり初期の段階での革新に関する 方向の選択が,後の段階での企業(ブランド)の成功失 敗を決定づけることが示されている.また,

Ogawa

,

Shintaku[

45J で、は,いくつかの消費財市場を比較事例 研究することで,注12) 市場で支配的になる製品デザイン

(

Dominan

t

Design) が,消費者噌好の分布(通常は二 極分化)と上位メーカーの製品ライン政策によって条件 づけられることが示されている.注13) まだわが国でも何人かの研究者がこのテーマに取り組 み始めたばかりであるが,こうした消費者行動をベース にした製品戦略論の展開は,ともすると修辞と御題目と 精神論に支配されがちな「経営戦略論J や「戦略的マ} ケティング論j に新風を吹き込む可能性を秘めている.

5

.

バラエティー・シーキング行動

5

.

1

ブランドスイ・7 チのパラド '1 クス ところで,製品のポジショニング・マップ(図 1 )に しても,階層的な競争市場の分析(圏 2 )にしても, 「スイッチが頻繁に起こりやすいプランド同士は密接な 代替財である J ということが暗黙の前提で・あった.製品 オベレーションズ・リサーチ © 日本オペレーションズ・リサーチ学会. 無断複写・複製・転載を禁ず.

(7)

マップ上ではそれらの“競争的な"プランドは相対的に 近くに位置し,階層的な市場構造図ではそれらのブラン ドが i 本のツリーの同じ枝に属する.しかし,バラエテ ィー・シーキング (Variety-Seeking) が,消費者行動と りわけプランド選択を決定する重要な要因である場合, スイッチが起こりやすいブランド同士は競争的であると いうこの前提は誤りになる. 主婦が夕食のメニューを適当なサイクルでローテーシ ョンさせたり,どんなにコーラが好きな人でもたまに はサイダーやオレンジジュースを飲みたくなったり,ふ だん自分がドライブする車はシルピアやプレリュード といったスベシャリティー・カーでも,運転手つきで後 部座席に座るときはセドリックやクラウンを希望すると いった行動は,総称してバラエティー・シーキング行動

(Variety-Seeking

Behavior) と呼ばれている. カレ }ライスとハンパーグはメニューにパラエティーを与え ると L 、う意味では競合するとはし、えないし,コーラに含 まれていないピタミン C を摂取することがオレンジジュ }スを飲みたくなる主たる理由であるかもしれない. し たがって, r パラェテイ-(多様性)追求」と L 、う共通の ベネフィットを満たすという点からは,スイッチの起こ りやすいプランドは代替的ではなく,むしろ補完的であ ると解釈することもできる.注14) 実際,消費者が多様性を追求すると L 、う行動は,対象 (プランド)に対する“飽き"

(Boring o

r

Satiation)

, 属性をパランスさせるための複数プランド購入 (Attri­

bute Balancing

Behavior) ,製品/サービスの使用状

況の違い (Usage Situation) ,情報収集のための新製品 購買 (Information Search) などで解釈できる.注15)

5

.

2

プランド戦略上の意味 パラェティー・シーキングがブランド戦略上重要にな る場合がある. たとえば,キリンレモンや三ツ矢サイダーのような低 シェアのプランドが,コークに対して気分転換目的で購 入されているのか (Change-of-Pace Brand) ,それと も比較的少数ながらロイヤルティーの高いコア・ユーザ ーがL 、るのか (Niching Brand) でブランドのマネジメ ントが違ってくる場面である.もし, トップメーカーの ブランド,たとえばコークに対するスプライトが「気分 転換プランド J であれば,全国的な広告やチャネル政策 面でメイン・ブランド(コーク)とシナジー効果が期待 できる.しかし,下位メーカーにとっては,ターゲット が“広く薄く"なるぷん,プロモーション/チャネルと 1989 年 9 月号 もにマーケティング効率が落ちてしまう.注16) しかも, リーディング・プランドからの価格プロモーション攻撃 にさらされやすい. また,製品ラインの構成に関して,ライフサイクルの 成熟段階後期にコアプランドの、ンェアの浸食を防ぐため に, トップ企業は「気分転換ブランド」閥発でラインを 拡張する必要性が上げられる. しかし,パラェティー・シーキング行動を分析するた めには,これまでは利用可能なデータに制約があった. たとえば,ソフトドリンクの場合の選好データやコンジ ョイント分析でよく用いられるランキング・データでは 分析のために十分で、はなく年以上のかなり長い期間 にわたるダイアリーパネルが必要である. また補助的 に,なぜパラェティー・シーキングするかの理由を調べ る動機調査も併せて必要となる.しかしながら,スキャ ナー・パネルデータが入手できるようになり,実務的に もさらに詳細なさまざまな分析が可能となってきてい る.注17)

6

.

むすび 消費者行動モデルをベースにした製品/ブランド戦略 論はまだ緒についたばかりである.しかし,本稿でも紹 介したように,一方で理論的モデル研究の整理が進むと 同時に,他方で‘スキャナーパネルのようなデータの整備 も進んできている.また,企業の側からの期待と要請も 大きくなりつつある.したがって,プランド戦略とブラ ンド選択モデルの接点、であるこの分野でのマーケティン グ研究は今後ますます盛んになるものと考えられる. [注]

(1 )

いわゆる 3

M (Massy

,

Montgomery Morrison

[

1

J) の「購買者行動の確率モデル」がその l つの 集大成である.わが国では,大沢[2 J ,阿部 [3 J の 業績に代表される一連の研究があり,個人の選択行 動モデルとして整理されたものとしては中西 [3J を 参照されたい.

(

2

)

マーケティングでのロジット・モデルの応用は数 限りないが,マーケティング変数を消費者選択確率 やマーケティング・シェア変化の説明要因とした代 表例は Guadagni ,

L

i

t

t

l

e

[

8

J と Carpenter ,

Lehmann[ 9

J がよく引用される文献である.プラ ンド・スイッチ確率を直接マーケティング変数に関 連づけて,ロジットモデルを経由して最小自乗法に (47)

4

9

5

(8)

持ち込んだものとしては Zufryden [IOJ がある.

(3)

PRODEGY を使ってゴルフ・ボールの市場構造 を分析した例としては,中島ほか [1 2].歯磨きにつ いては上田口 3J を参照. (4 ) 質問崇には選択肢の l つとして「買わな L 、」とい う項目も含まれているがその場合のデータは除外し である.なお,このデータは, J.W ・トンプソンの 御好意により CDS 調査の一部を使用させていただ いた.

(

5

)

コレスポンデンス分析については,

Greenacre

[15J

,

Lebart e

t

.

a

l

[16J. あるいは小川口 7J を参 照.この知覚マップに関しては,各輸の寄与率のス グリー・プロットがきわめてなだらかであり 3 次 元までの累積寄与率も 35.3% と低いので,マップの 安定性にはやや問題がありそうである.しかし,こ こでの(補助手段としての)使用目的には十分耐え うるものと考えられる.

(6) Urban e

t

.

al[18J. 邦訳第 3 章 97-105 頁(市場 の定義と製品ラインの確立)参照.

(

7) Novak

,

Stangor

[19J の提唱した加重最小自乗 法 (WLS) は,カイ自乗検定を用いてこの問題に対 する 1 つの解決を与えている.

(8 )

八木 [23J の歯磨きの事例は.

Rao

,

Sabavala

[22J の方法を用い,ブランド・スイッチング行列を |溜層的クラスタリングして得たものである.

(

9)

DEFENDER のマップをスキャナー・データか ら作成する方法が Shugan [37J により閥発されて いる.また,わが国では,細見 [38J が想起プラン ト、集合を考慮した DEFENDER マップのアイテァ を鎌唱している.

(

1

0

)

ランカスター流の「消費者行動へのニュー・アプ ローチ J についてのサーベイと解説は池尾 [40J に 詳しい.

(

1

1

)

柴山,奥村[43J も同じプレームで,パソコン, 日本語ワープロと和文タイプを例にしてこの問題に 取り組んでいる.また,製品ライブサイクルとリサ イクルを市場進化論の立場から論じたものとしては アパナシーほか [44J を参照.

(

1

2

)

2 つの乗用車市場(スベシャリティー・カー市場 と RV 市場),電子レンジ,紙おむつ,電卓,時計.

(

1

3

)

日本の自動車メーカー(トヨタとホンダ)の製品 ライン戦略の特徴を榊原[ 46J はモザイク形,スベ クトル形と命名している(榊原清則「製品戦略の全

4

9

8

(

4

8

)

体性 J 110-114頁参照).

(

1

4

)

Lattin

,

McAlister [47J

,

p

.

3

3

0

.

(

1

5

)

McAlister

,

Pessimier[

48J は,なぜパラェティ 一・シーキング行動が起こるかの心理学的/行動論 的な分類を試みている,また,ブランド選択モデノレ のプレームで重要なのは Kahn

e

t

.

a

l

[49J の業績 である.彼女らは,それまでのブランド・スイッチ /ロイヤルティー・モデルを統合して,消費者パネ ルのブランド選択パターンを 7 つに分類している. パラエティー・シーキング行動はその特殊ケースに 該当する.

(

1

6

)

この議論は.

Kahn e

t

.

al[50J で詳細になされて いる.

(

1

7

)

本号掲載八木論文 [23J 参照. 参宏文献

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ー川崎 11m・州"

フェロー・元副会長

-会員近況・

後藤正夫氏(参議院議員)

平成元年 8 月 10 日,新内閣誕生に際し後藤先生は 法務大臣に就任されました. 後藤先生が OR にご造詣が深く,実践のご経験が 豊かなことは,本誌 2 月号の「トップの視点 J で皆 様にご覧いただ L 、た通りです.

1

今後,国政での先生によるますますの OR の実施 1

1 が期待されます~

-'l <l/lÞ rllfr#flrll・ オベレーションズ・リサーチ © 日本オペレーションズ・リサーチ学会. 無断複写・複製・転載を禁ず.

表 3 乗用車のロイヤル・ユーザーとスイッチャー の割合 スイッチャー (PS セグメント) 年 G 恥f フォード その他 クライスラー 1 9 6 0  35%  3 0  2 4  1 2  1 9 6 1  4 3  2 8  2 0  ¥ 0  1 9 6 2  4 9  2 9  1 5  7  1 9 6 3  5 3  2 3  1 3  1 1  ロイヤル・ユーザー (HCP セグメント) 年 G M   フォード その他 クライスラー 1 9 6 0  50%  4 4  5 0  3
表 S 代替的市場構造仮説に対する正規検定統計量 Zi  市場構造仮説 プランド名 Hl  Hz  Ha  H ,  (1) コカコーヲ 1 7 . 6  1 9 . 0   2 3

参照

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