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大学の歴史教育におけるeラーニングとアクティブラーニング

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(1)

I

はじめに

 筆者は以前、本誌第

392

号において、自身が滋 賀大学で行った

e

ラーニングを活用した歴史教育 の取組を紹介した1)  本稿はその続編として、

2012

年度から

2013

年 度春学期までの

e

ラーニング教材の開発・利用状 況を概説するとともに、それを踏まえたアクティブ ラーニングの試行について述べることとしたい。

II

滋賀大学における

e

ラーニングの現状

 先稿と一部重複するが、はじめに本学における

e

ラーニングの現状について触れておきたい。  本学では、オープンソースの

e

ラーニングプラッ トフォームである

Moodle

をベースとした学習管理 システム(

Learning Management System

、以下 「

LMS

」とする)を運用している。  この

LMS

は、

2006

年度に教育学部で先行導入 され、

2010

年度からは経済学部も含めて全学で 本格利用が開始された。原則、利用を希望する教 員が、講義科目ごとにコースを設置することになっ ている。

2012

年度は計

32

コース、

2013

年度は計

70

コース(

2013

11

月現在)が設置されている。  

LMS

は学生が履修登録を行う教務システムと 連動しており、講義科目のコースが開設されると、 その講義科目を履修登録している学生の情報が、 自動的に当該コースの学生ロールに追加されるよ うになっている。正規の講義科目以外(たとえば講 習会など)の場合は、コース設置や履修学生の登 録は事務職員が手動で行っている。

大学

歴史教育

における

ラーニングと

アクティブラーニング

鈴木正信 Masanobu Suzuki 滋賀大学経済学部 / 特任准教授 論文 1)拙稿「eラーニングを活用した歴史教育の実践」 (『彦根論叢』第392,2012年)。なお、2011年度の 調査結果については、以下全て同論文による。 2)その成果は、宮田仁・鈴木正信「eラーニング教材の開発・

(2)

2011

年度には、この

LMS

を利用した教育改革・ 学習支援に取り組む主体として、

e

ラーニング推進 ワーキンググループが発足した。この組織は、教 育担当理事を中心に、経済・教育両学部の教員 で構成されており、筆者も経済学部の担当教員と して参加している。

LMS

の管理については、この ワーキンググループのほかに、システム面は学務 課教育改革室が、運用面は学習ポートフォリオ推 進室が分担している。  また、

2011

2012

年度には、教育改革助成制度 プロジェクト「

e

ラーニング教材の開発・導入によ る教育の充実に向けたプロジェクト」(取組担当 者:宮田仁・鈴木正信〈

2011

年度〉、岩井憲一・鈴 木正信〈

2012

年度〉)が採択された。このプロジェ クトでは、学内の

e

ラーニング推進体制の整備や、 教養教育科目、災害ボランティア事前研修会、大 学オープンキャンパス模擬講義などの

e

ラーニン グ教材化、

e

ラーニング教材の導入による初年次 教育(リメディアル教育)などが実施された2)  さらに、こうした取組と並行して、講義での

LMS

利用率の向上を目的として、

FD

講習会なども行っ ている3)。この

FD

講習自体も

e

ラーニング教材化し、 必要に応じて

LMS

上で教員が自由に視聴できる ようにしている。  このように本学では、全学的な

e

ラーニング推 進体制は一通り整備されている。以下で紹介する 筆者の取組は、こうした学内の支援体制のもとで 実施したものである。

III

e

ラーニングの実践

 筆者は

2011

年度に引き続き、

2012

年度・

2013

年度も「日本の歴史」を担当した。この科目は、全 学を対象とする教養教育科目として開講され、経 済・教育両学部の学生が履修した。また、滋賀県 内の計

14

大学で構成される環びわ湖大学・地域 コンソーシアムにも、単位互換科目として提供され た。まず、この科目における

e

ラーニングの活用に ついて紹介したい。  これより以前に筆者は、

2011

年度の「日本の歴 史」(対面形式で実施)を撮影・編集して、

90

分×

14

本の

e

ラーニング教材を開発した。  教材開発に当たっては、学生アルバイト

2

名を 雇用した。講義の際は、この

2

名がメインカメラと セカンドカメラを担当し、教室の後方から講義の 様子を撮影した。撮影機材は、経済学部で実施さ れている別のプロジェクトで導入したものを有効 利用した。映 像 の 編集 は、編集ソフト

Adobe

Premiere Elements

を用いて筆者が行った。  

2012

年度以降は、学期ごとに部分的な改修・ 改良を加えた。具体的には、テロップの追加、スラ イドの修正・差し替え、動画の追加、教材内容の 組み替えなどを行った。  このうちテロップの追加については、

2011

年度 秋学期に実施したアンケート調査(履修学生

82

名 を対象に実施、有効回答数

79

件)で、「板書が見に くかった」という回答が多数見られたことを受けた ものである。画素数を上げると、データの容量も大 きくなり、教材の配信・再生に負荷がかかってしま うため、画素数は現状維持とし、新たにテロップを 追加する方法を選択した。  また、最も大きく変化したのは、教材のテンプ レートである。

2011

年度春学期には、筆者の以前 の職場で開発したものを使用していたが、秋学期 には動画とスライドを別個に配信し、さらに

2012

(3)

年度 からは

e

ラ ー ニング教材作成ソフト

smart

PREO

4)利用するようにした。  このソフトは、スタンダード表示(図

1

)、ビデオ メイン表示(図

2

)、プレゼンテーションエリアメイ ン表示(図

3

5))、これら

3

種類のレイアウトを学生 の側で選択することができ、様々な講義形式に対 応が可能である。また、教材の製作手順が比較的 簡易であり、文系・理系問わず多くの教員が使用 しやすいと思われる。これらの点を考慮して採用 した。  さて、このようにして製作した教材は、

LMS

上に 「日本の歴史」のコースを開設し(図

4

)、履修学生 に限定配信した。学生の集中力と、配信する際の ファイルの容量を考慮して、

90

分の講義を

15

20

分、計

3

5

本程度に分割した。講義の構成と教材 の内容は、以下の通りである。 第

01

回 日本古代史を学ぶ(

1

) 第

02

06

回 ヤマト王権の形成過程(

1

)∼(

5

) 第

07

回 日本古代史を学ぶ(

2

) 第

08

10

回 古事記・日本書紀を読む(

1

)∼(

3

) 第

11

13

回 古代地域社会の成り立ち(

1

)∼(

3

) 第

14

回 

ICT

を活用した歴史研究 第

15

回 まとめ  このうち第

02

06

08

13

の計

11

回は

e

ラーニ ング形式で実施した。  当該科目の時間割は月曜

4

限となっていたので、 毎週月曜日の

00:00

に新しい教材を

1

回分公開し た。公開期間は原則

15

日間(公開日の翌々週の月 曜

23:59

まで)とした。したがって、

1

つの週には基 本的に

2

つの教材が公開されていることになる。シ ステムや教材に不具合があった場合や、長期休暇、 連休、教育実習などが入る場合は、公開期間を適 宜延長した。 4)SATT株式会社。現在は新機能を追加した smart Preo2がリリースされている。 5)スライドの画像は、横山伊徳・石川徹也編著 『歴史知識学ことはじめ(勉誠出版,』 2009年)、 図1 eラーニング教材画面(スタンダード表示) 図2 eラーニング教材画面(ビデオメイン表示) 図3 eラーニング教材画面(プレゼンテーションエリア拡大表示)

(4)

e

ラーニング形式で実施した回のうち、第

03

回 ∼第

06

回、第

08

回∼第

13

回は、小テストを実施し た(図

5

)。小テストは、

Moodle

の機能を使用して 「多肢選択」問題を作成し、毎回計

5

問を課した。 講義内容を理解しているかどうかの確認を目的と し、教材をきちんと視聴していないと解けない(資 料を見ただけでは解けない)程度の難易度とした。

PC

のトラブルが発生する可能性を考慮して、受験 は

2

回までとした。  出席確認は、学生の学習履歴を

Moodle

の「活 動レポート」機能によって確認し(図

6

)、公開期間 内にその回の全ての動画教材を視聴していること、 資料をダウンロードしていること、小テストを受験 していること、これらの項目が全てそろっている場 合に出席点を与えた。  定期試験の前には、復習用に全教材の再公開 を行った。ただし、この期間中に教材を視聴しても、 図4 コース画面 図5 小テスト画面 図6 活動レポート画面

(5)

出席点はつけないこととした。また、各回(トピック) に配置した教材をそのまま再公開すると、履修学 生の「活動レポート」が最新アクセス日時に更新さ れてしまい、出席状況を把握するのに「すべてのロ グ」を確認する必要が生じてしまうため、再公開用 の教材は第

16

週(トピック)に改めて配置した。  コースにはフォーラムを開設し、これを通して、 教材の公開、教材公開期間の終了、対面講義の連 絡、レポートの提出期限など、科目履修に関する 連絡を行った(一部の連絡は、教務システムのメッ セージ機能も併用した)。フォーラムに投稿した内 容は、履修学生のメールアドレスに自動転送され るように設定した。学生からの質問は、対面講義 の前後に受け付け、それ以外は原則としてメール で対応した。  なお、学期によっては履修学生が

200

名近いこ ともあったため、

LMS

運用担当の事務職員をメン ターとして配置した。出席確認、フォーラム投稿、 質問受付については、メンターと協力して行った。 動画教材の公開・非公開の切り替え作業は、全て 手動で行った。小テスト・アンケートなどの公開・ 非公開は、

Moodle

の公開・終了日時設定(予約) 機能を使用した。

IV

アンケート調査の結果と分析

 各学期には、

Moodle

の「投票」機能を利用して アンケート調査を実施した。その結果をまとめたも のが、表

1

・図

7

である。前者は、学期ごとの回答結 果を集計したものである(右下の数字が、各項目 の有効回答数である)。後者は、各項目について全 学期の合計の割合を算出し、円グラフ化したもの である。  このうち(

1

)・(

2

)は全学期の講義の第

02

回、 (

4

)∼(

7

)は全学期の講義の第

14

回、(

3

)は

2012

年秋学期と

2013

年春学期の第

14

回に、それぞれ 実施した。以下、順に見ていきたい。  (

1

)「高校で日本史を学習しましたか?」という 問いに対しては、「全ての時代を学習した」が

208

件(

51

%)、「前近代のみ学習した」が

23

件(

6

%)、 「近現代のみ学習した」が

26

件(

6

%)、「選択しな かった」が

132

件(

33

%)、「そのほか」が

16

件(

4

%) であった。  ここから、本講義を履修した学生のうち

33

%は、 高校で日本史を全く学習しておらず(中学校の社 会以来、授業で日本史を学習していない)、これに 高校で近現代しか学習していない

6

%を加えるな らば、計

39

%もの学生が高校で古代史を学習して いないことが明らかとなった。  そこで、こうした学生への対応として、各学期で は資料を初学者向けに改良し、教材に専門用語 の解説を付すなどの対応を行った。また、基礎知 識を復習・確認するための初年次教材を開発して、 試験的な導入を行った(これについては、別稿で 紹介する予定である)。その結果、アンケートの自 由記述欄6)では 「自分は高校でほとんど歴史に触れていなかっ たため、この授業に対して不安が大きかったが、 普通に授業を受けることができ、また毎回テス トがあり、大体の復習ができてよかった。」 「私は高校のときに日本史をとっていなかったが、 興味をもって聞くことができた。通史を大まかに ざっと学習するよりも、テーマに沿って学習する 方が理解しやすかった。」 「高校まで日本史を学んでいたが、日本の古代 史に着目して深く勉強することはなかったので、 6)自由記述欄の回答を引用する際には、 もとの文意・主旨を変えずに、漢字表記や助詞(てにをは)の 誤りなどを適宜修正した。文章は常体に統一した。

(6)

いままで知らなかったことも学べ、新たに興味を 持つこともできて、とてもよかった。」 などの回答が見られ、一定の効果があったことが 確認できた。ただし、現状では必ずしも十分とは言 えない。今後は、対面・

e

ラーニングいずれの形式 で実施するにしても、体系的な日本史の初年次教 育・リメディアル教育が重要であると考えている。  (

2

)「これまで、

e

ラーニングの授業を受けたこと がありますか?」という問いに対しては、「この講義 が初めて」が

306

件(

76

%)、「塾・予備校で受けた」 が

55

件(

14

%)、「大学の他の講義で受けた」が

34

件(

8

%)、「高校で受けた」が

6

件(

2

%)、「そのほか」 が

0

件(

0

%)であった。  よって、履修学生の

4

分の

3

に当たる

76

%が、

e

ラーニング形式による学習が初めてであることが 分かった。これを受けて、各学期の第

01

回では、

LMS

の利用方法について以前より多くの時間を かけて説明を行った。また、第

01

回は履修登録期 (1)高校で日本史を学習しましたか? 2012春 2012秋 2013春 計 全ての時代を学習した 84 66 58 208 前近代のみ学習した 8 11 4 23 近現代のみ学習した 8 11 7 26 選択しなかった 38 51 43 132 そのほか 5 5 6 16 計 143 144 118 405 (2)これまで、eラーニングの授業を受けたことがありますか? 2012春 2012秋 2013春 計 この講義が初めて 109 108 89 306 塾・予備校で受けた 16 19 20 55 大学の他の講義で受けた 15 13 6 34 高校で受けた 2 3 1 6 そのほか 0 0 0 0 計 142 143 116 401 (3)毎週、いつ視聴しましたか? 2012春 2012秋 2013春 計 月曜 ̶ 29 34 63 月曜以外の平日 ̶ 15 10 25 週末・祝日 ̶ 24 28 52 不定期 ̶ 33 33 66 計 ̶ 101 105 206 (4)eラーニングでの学習で、改善してほしい点はありましたか? 2012春 2012秋 2013春 計 再生での不具合があった 47 64 51 162 音声が聞き取りづらかった 23 11 23 57 板書が見にくかった 17 11 18 46 視聴期間が短かった 14 7 4 25 操作方法が難しかった 2 3 3 8 そのほか 18 7 8 33 計 121 103 107 331 1 「日本の歴史」アンケート集計結果(単位:人) (5)eラーニングでの学習で、よかった点はありましたか? 2012春 2012秋 2013春 計 好きな時間に視聴できる 92 80 86 258 好きな場所で視聴できる 16 15 7 38 繰り返し視聴できる 10 5 11 26 特にない 2 1 3 6 計 120 101 107 328 (6)eラーニングの授業を、今後もまた受講したいですか? 2012春 2012秋 2013春 計 受講したい 107 87 87 281 どちらともいえない 10 12 18 40 受講したくない 2 2 1 5 計 119 101 106 326 (7)どのような科目でeラーニングを取り入れてほしいですか? 2012春 2012秋 2013春 計 教養科目 33 36 33 102 単位互換科目 31 45 25 101 資格関連科目 30 24 22 76 語学科目 21 20 18 59 必修科目 26 15 16 57 そのほか 2 3 4 9 計 143 143 118 404 (8)受講後、日本古代史への興味に変化はありましたか? 2012春 2012秋 2013春 計 興味を持つようになった 100 65 69 234 あまり変わらない 19 36 34 89 興味がなくなった 1 0 2 3 計 120 101 105 326

(7)

図7 「日本の歴史」アンケート集計結果 51% 6% 6% 33% 4% 76% 14% 8% 2% 49% 17% 14% 8% 2% 10% 31% 12% 25% 32% 79% 11% 8% 2% 72% 27% 1% 25% 25% 19% 15% 14% 2% 86% 12% 2% (1)高校で日本史を学習しましたか? (2)これまで、eラーニングの授業を受けたことがありますか? (3)毎週、いつ視聴しましたか? (4)eラーニングでの学習で、改善してほしい点はありましたか? (5)eラーニングでの学習で、よかった点はありましたか? (6)eラーニングの授業を、今後もまた受講したいですか? (7)どのような科目でeラーニングを取り入れてほしいですか? (8)受講後、日本古代史への興味に変化はありましたか? 全ての時代を学習した 前近代のみ学習した 近現代のみ学習した 選択しなかった そのほか 教養科目 単位互換科目 資格関連科目 語学科目 必修科目 そのほか 月曜 月曜以外の平日 週末・祝日 不定期 受講したい どちらともいえない 受講したくない 興味を持つようになった あまり変わらない 興味がなくなった 好きな時間に視聴できる 好きな場所で視聴できる 繰り返し視聴できる 特にない この講義が初めて 塾・予備校で受けた 大学の他の講義で受けた 高校で受けた 再生での不具合があった 音声が聞き取りづらかった 板書が見にくかった 視聴期間が短かった 操作方法が難しかった そのほか

(8)

間中であり、第

02

回から受講する学生もいるため、 そうした学生には事務を通じて

LMS

の利用方法 を示した資料を配付するようにした。その結果、自 由記述欄では、 「最初、

e

ラーニング形式で授業をすると言われ た時は、経験したことが無くて戸惑ったが、想像 していたよりもすごく便利でよかった。」 などの回答が寄せられた。なお、

2013

年度秋学期 からは、第

01

回の資料を

LMS

上のみならず、教務 システム上でも閲覧できるようにする予定である。  (

3

「毎週、いつ視聴しましたか?」という問いに) 対しては、「月曜」が

63

件(

31

%)、「月曜以外の平 日」が

25

件(

12

%)、「週末・祝日」が

52

件(

25

%)、 「不定期」が

66

件(

32

%)であった。  このうち月曜に視聴した学生が

31

%を占めてい ることは、本講義の時間割が月曜

4

限であり、この 時間に情報処理教育センターのコンピュータ演 習室(

PC

ルーム)で視聴していた学生が多かった ことを示している。  ただし、不定期に視聴していた学生も

32

%を占 めている。この場合は、時間に余裕がある日に自 分のペースで視聴していた可能性もあるが、逆に 教材の視聴が滞ってしまう危険性もある。自由記 述欄でも、 「たまに見忘れていたりして、公開期間を過ぎて しまったということがあった。」 「いつでも見ることができるため、忘れてしまうこ とがあった。」 「まとまった時間があまり取れずに、

2

3

週間分 の教材がたまってしまった時は、視聴するのに 時間がかかって大変だった。」 「毎回気づいたら月曜日で、全然計画通りに学習 できなかった。」 「自由度の高さのあまり、忘れることがしばしば あった。もっと気を付けていなければいけないと 思った。」 などの回答が見られた。  これまで第

01

回のガイダンスにおいて、できるだ け

1

週間のスケジュールの中で日時を決めて視聴 するよう薦めてきたが、今後はそれを徹底したい。 また、メンターと協力して定期的に履修学生人一 人の学習履歴を確認し、学習が滞っている場合に はメッセージを送るなどの措置を検討したい。  (

4

)「

e

ラーニングでの学習で、改善してほしい 点はありましたか?」という問いに対しては、「再生 での不具合があった」が

162

件(

49

%)、「音声が聞 き取りづらかった」が

57

件(

17

%)、「板書が見にく かった」が

46

件(

14

%)、「視聴期間が短かった」が

25

件(

8

%)、「操作方法が難しかった」が

8

件(

2

%)、 「そのほか」が

33

件(

10

%)であった。  

2011

年度の調査では「板書が見にくかった」とい う回答が最多(

32

%)であり、その改善をはかるた めテロップを挿入したことは、前述の通りである。 今回の調査で、板書に関する回答が大きく減少し たことは、その成果と見てよいであろう。  ただし一方で、今回は再生での不具合や音声の 問題など、教材の配信に関する回答が計

66

%に 上った。自由記述欄でも、 「再生が途中で止まりやすく、先生の話が聞きに くいことがあった。」 「バッファ中になることが多く、音声がプツプツと 途切れてしまう時があった。」 「講義の映像が途中で止まるのが気になった。 しっかり再生できるようにしてほしい。」 「回線が混雑していて全然進まないことが多く、 時間が倍以上かかる時もあった。」

(9)

などの回答が多く寄せられた。  この点については、

2011

年度の調査結果を踏ま えて、事務職員の協力を得て動作確認の徹底を 行い、不具合の件数自体は減少している。また、

LMS

のトップページにトラブル時の問い合わせ先 (学部ごとにメーリングリストを作成し、

e

ラーニン グ担当教員と事務職員を登録)を掲載して、迅速 な対応を取ることができるようにした。  しかしながら、サーバへのアクセスが集中した 場合や、学内のインターネット環境が不安定な時 もあり、十分な対応が取れたとは言い難い。さらに は学生の自宅のインターネット環境や、学生がそ れぞれ使用している

PC

やブラウザの種類・バー ジョンの問題もあり、再生の不具合を完全になく すことは難しい側面がある。今後も引き続き学内 の各部署と連携して、対応策を検討したい。  なお、上記以外で改善を望む内容としては、自 由記述欄に以下の回答が見られた。まず、スライド に関して、 「動画だと、先生が資料のどこを指して説明して いるのか分かりづらかったので、史料を説明し ているときはその部分をアップにするとか、矢印 などを付け足すとかするといいと思った。」 「先生が話しているところがポインターで示され るようになっていると、話しているところを見失わ なくなると思う。」 との回答があった。  説明している箇所を示す(ポインタで指す、拡大 する)機能は、使用している教材作成ソフトには備 えられていないため、これまでは説明している箇所 を口頭で細かく指示するか、教壇だけでなくスク リーンまで含めて撮影し、スクリーンの該当箇所 を指示棒で指し示すなどの方法を取ってきた。当 面は現状維持とせざるを得ないが、今後は教材作 成ソフトの選定も含めて、見直しをはかりたい。  また、別の内容としては、教材の視聴履歴に関 して、 「公開期間が終わってしまうと、自分が何回視聴 したかがわからなくなってしまう点が不便だっ た。」 「どの教材を視聴し終わったのか、分かるように してほしい。」 「視聴した回には何か印が付くようになっていれ ば、途中で中断しなければならなくなった場合 にも、次回視聴するところが分かりやすいと思っ た。」 などの回答が多く見られた。  

Moodle

では、学生は自分のプロパティの「活動 レポート」で、教材の視聴履歴(最終アクセス日時) を確認することが可能である。ただし、「活動レ ポート」に表示されるのは、学生に公開している教 材の履歴だけであり、公開期間が終了して教材を 非公開にしてしまうと、学生側からは履歴が見られ なくなってしまう。上記の回答は、この点の改善を 要望するものであった。  そこで本学では、

2013

年度中の夏期休暇中に 保守業者に依頼して

Moodle

のカスタマイズを実 施し、教材を非公開にしても「活動レポート」に視 聴履歴が表示されるようにした。これにより

2013

年度秋学期以降、上記の不便さは解消されると思 われる。  次に、(

5

)「

e

ラーニングでの学習で、よかった点 はありましたか?」という問いに対しては、「好きな 時間に視聴できる」が

258

件(

79

%)、「好きな場所 で視聴できる」が

38

件(

11

%)、「繰り返し視聴でき

(10)

る」が

26

件(

8

%)、「特にない」が

6

件(

2

%)であっ た7)。自由記述欄でも、 「自分の空いている時間に、自由に講義を受講 することができたので、非常に有意義だった。ま た、分からなかったり、聞きづらい時には巻き戻 しをし、何度も聞き直すことができたので、その 点は対面形式の講義と比較して、

e

ラーニングの メリットだと思った。」 「

e

ラーニング形式の学習は、自分の空いている 時間に、好きな場所で講義を受けることができ るので、無理なく続けることができ、非常に有意 義なものであると思った。」 「何度も再生できるので、板書が取りやすく、授 業内容をより理解することができた。」 「イヤホンで自分ひとりで聞きながら見ることが できるので、集中できた。」 などの回答が、非常に多く寄せられた。  一般的に

e

ラーニングのメリットは、「いつでも、 どこでも、何度でも」という標語で表現されるよう に、時間と場所を選ばず、自分の好きな時間に、好 きな場所で、内容を理解するまで何回でも学習す ることができる点にあるが、上記の結果からは、特 に「いつでも」の部分が学生にとって有益であった ようである。そして、この点は次の(

6

)・(

7

)とも関 連すると思われる。  (

6

)「

e

ラーニングの授業を、今後もまた受講し たいですか?」という問いに対しては、「受講した い」が

281

件(

86

%)、「どちらともいえない」が

40

件 (

12

%)、「受講したくない」が

5

件(

2

%)であった。 自由記述欄でも、 「

e

ラーニング形式で受けることのできる授業の 数が、今後増えていけばいいと感じた。」 「これからも

e

ラーニング授業があれば、積極的 に利用していきたい。」 「今後もこのような授業があれば受講したいと思 う。」 などの回答が多く見られた。  (

7

)「どのような科目で

e

ラーニングを取り入れて ほしいですか?」という問いに対しては、「教養科 目」が

102

件(

25

%)、「単位互換科目」が

101

件 (

25

%)、「資格関連科目」が

76

件(

19

%)、「語学科 目」が

59

件(

15

%)、「必修科目」が

57

件(

14

%)、 「そのほか」が

9

件(

2

%)であった。  このうち、まず(

6

)では、

86

%もの学生が

e

ラー ニング形式での授業をまた履修したいと回答して おり、

e

ラーニングに対する学生のニーズが、きわ めて高いものであることが分かる。その際、(

5

)で 見たように、好きな時間に学習できる点が評価さ れているのである。  また、(

7

)に関しては、反復学習が求められる資 格や語学の学習に、

e

ラーニングが有効であること は容易に納得できるが、調査結果ではこれらの科 目を若干上回る形で、教養科目や単位互換科目の 方が数値も高かった。この傾向は、

2011

年度も同 様であった。  その理由としては、時間割が固定されている必 修・語学科目を優先して履修計画を立てるため、 選択できる教養科目が限られてしまい、興味のあ る科目が履修しにくいという状況が想定される。ま た、単位互換科目についても、他大学キャンパス への移動手段や往復時間の問題が、履修の際に ネックになっているのであろう。  こうした状況ゆえに、自由な時間に学習できる

e

ラーニングが歓迎され、特に教養科目や単位互換 科目への導入が望まれているものと考えられる。今

(11)

後、学生が本当に興味のある科目を履修しやすく するためには、本講義のように

e

ラーニングを導入 した教養科目・単位互換科目の数を、さらに増や していく必要があるといえる。  もっとも、現状では本講義は時間割上で月曜

4

限に位置づけられているため、この曜日・時限に 必修科目などがある場合や、他の教養科目を選択 した場合には、本講義を履修することはできない。 逆も同じである。その意味において、本講義は

e

ラーニング形式で実施することの長所を活かし切 れていない。来年度以降は集中講義として開講す るなど、何らかの方法をとりたいと考えている。  (

8

)「受講後、日本古代史への興味に変化はあ りましたか?」という問いに対しては、「興味を持つ ようになった」が

234

件(

72

%)、「あまり変わらな い」が

89

件(

27

%)、「興味がなくなった」が

3

件 (

1

%)であった。自由記述欄でも、 「古代史をこんなに詳しく勉強することがなかっ たので新鮮だった。古代史に興味をもつことが できた。」 「最新の歴史研究も取り上げられていたので、古 代史にますます興味がわいた。」 「自分で考えられるような講義だったので面白 かった。日本の歴史に興味が持てて、受けてよ かった。」 「古代についてほとんど知識がなかったため、と ても勉強になった。もともと幕末が好きなのだが、 古代にも関心を持ち始めることができた。」 などの回答があった。  この結果が

e

ラーニング形式といかなる関係に あるのかは、一概に判断できないが、少なくとも約

3

分の

2

の学生には、本講義を通じて日本古代史 の魅力を何らかの形で伝えることができていると 思われる。と同時に、

e

ラーニング形式での講義の 実施が、日本古代史の魅力を損なうものではない ことも確認できるであろう。

V

アクティブラーニングの試行

 さて、「日本の歴史」で実施したアンケート調査 の自由記述欄では、上記の各項目に関係する内容 のほかに、以下の回答が見られた。 「

e

ラーニングは優れているが、学生同士の討論 や、質問ができないことが課題であると感じ た。」 「教師と学生が直接関わることができないという デメリットがあるので、

e

ラーニングの授業が普 及するのは大変だろうと思う。」 「あくまでも映像なので、生の先生の授業に比べ ると、先生が本当に伝えたかったことを受け取る ことができず、しっかりと学ぶことができない気 がした。」  本講義は、全ての学習をインターネット上で行う フル

e

ラーニングではなく、

e

ラーニングと対面講義 とを組み合わせたいわゆるブレンディッドラーニ ングであり、対面講義の回には学生から直接質問 を受ける時間を設けたほか、フォーラムを通じた 学生への連絡や、メールを利用した質問対応など によって、教員と学生との双方向性を確保した。  しかし、上記の回答はいずれもその点の不十分 さを指摘したものであり、一部の学生は

e

ラーニン グ形式の講義においても、対面講義と同質の教員 とのやりとりを望んでいることがうかがえた。

(12)

 こうした要望を踏まえて、

2013

年度春学期に担 当した「日本史概論Ⅰ」では、教員と学生との双方 向性を高め、学生の積極的・能動的な学習をうな がすため、試行的にアクティブラーニング8)要素 を取り入れることとし、その一つの実践として

LMS

を利用して事前課題を実施した。  この「日本史概論Ⅰ」は教職科目であり、対面形 式で実施した。と同時に、

LMS

を通じて講義資料 の配布を行い、また特に教育実習やそれにともな う所用で欠席した学生へのフォローとして、講義を 撮影・編集して

LMS

上で限定公開を行っており、 大半の学生は

LMS

の利用経験があった。そこで、 事前課題も

LMS

上で実施することとした。課題は

Moodle

の「課題(オンラインテキスト)」機能を使 用して作成した(図

8

9))。  その内容は、ヤマト王権の地方支配制度の一 つであるくにのみやつこ国造制度に関するものとした。問題文中 には、国造制度研究の基本となる『先代旧事本紀』 巻

10

「国造本紀」(卜部兼永本)という史料から、 近江国とその周辺地域に関係する部分(見開き

1

頁)の写真を掲載し、この史料が何について記し たものであるのか、自分の予想とその根拠を

100

文字程度で記述する形とした。  高校の日本史で国造制度について学習していた としても、「国造本紀」の写真を実見し、それを「解 読する」という作業は、おそらく初めてであると思 われる。よって、この課題では正解を求めるのでは なく、史料そのものに触れ、そこに書かれた内容を 自分なりに調べ、考えるということを目的とした。  課題は、第

13

回の講義中に口頭で説明した後、 その回の講義資料・映像とともに公開した。提出 期限は次回の講義まで(翌週の講義日が祝日で あったため

2

週間後)とし、第

14

回の講義前に解 答を集計した。そして、第

14

15

回の講義では、前 述の「国造本紀」を取り上げ、いくつかの模範的な 解答を紹介しながら、国造制度について解説を 行った。講義中に触れた解答の一部は、以下の通 りである。 「史料を見ると、様々な国の「国造」が書かれて おり、その次から一文字下げて説明のようなも のが書かれて、

2

行目の最後に必ず「賜国造」と いう文字が見えている。これは「国造を賜る」と 読めるのではないかと思うので、天皇から国造 に任命された人について記した史料だと思う。」 「史料中に「定賜国造」とあることから、これは 国造名を挙げた史料であると考える。また、「御 世」という文字からその任命時期、「孫」「祖」 「子」という文字からその系譜までも記されてい ると考える。」 「この史料は、文章の中に「国造」や「御代(御 世)」、「賜」の文字が見えており、また各文章ご 図8 事前課題(問題)画面

(13)

10)溝上慎一「アクティブラーニングからの総合的展開」 (河合塾編著『アクティブラーニングでなぜ学生が 成長するのか』東信堂、2011年)。 11)友野伸一郎「大学のアクティブラーニング、現状と課題」 とに「○○国造」と見出しのようなものが付いて いる。そのため、各国の国造に、いつ、だれを任 命したことを示す史料ではないかと思われる。」  これらの解答は、史料中のどの部分に注目して、 そこから何を考えたのかが明確に示されており、 その点が高く評価できる。このほかにも「淡海」「志 賀」などの語句と近江国・滋賀県との関係性を指 摘したものや、中には「国造本紀」について自分で 辞書などを調べ、簡潔にまとめたものもあった。ま た、講義終了後に実施したアンケート調査では、以 下のような回答が多く寄せられた。 「授業で答え合わせがされるので、答えが気に なって、いつもよりも意欲的に授業に参加できた と思う。」 「課題を設定することは、授業に臨むモチベー ションが上がるので続けてほしい。」 「前の時間に課題が出されることで、その史料に ついて、予習のような形である程度調べてから 講義を受けられ、理解が深まるため、このような 取り組みは素晴らしいと思う。」 「授業中に考えるよりも、一人でじっくり考えられ るので、史料に対する興味や理解が深まったと 思う。」 「授業に主体的に参加している感じが出て、やる 気が起こった。」 「自分の意見が授業に活かされているのが、大 変よいと感じた。」  これらの回答からは、上記の学習形態が、学生 のモチベーション向上に役立ったことが確認でき る。特に、次回の講義までに予習すべき内容が明 確となり、しかも自分のペースで調べ、考えを深め ることができる点や、自分の解答が取り上げられる ことで、講義に参加している印象が強くなる点が、 学生からは好評を得たものと思われる。また、少 数ではあるが、 「他の人がどのような解答をしたのか、もっと見 たいと思った。」 などの回答も見られた。課題の内容や設定方法に もよるが、今後は学生の解答の紹介方法を工夫す るとともに、

LMS

上ではオンラインテキスト機能に 加えて、フォーラム機能を活用するなどして、教員 と学生の双方向性のみならず、学生同士の双方向 性も高めていきたいと考えている。

VI

おわりに

 本稿では、筆者の担当講義科目における

e

ラー ニングとアクティブラーニングの導入事例を紹介 した。また、事後に実施したアンケート調査を集 計・分析し、それぞれの教育効果を検証するとと もに、今後の課題を整理した。  

e

ラーニング形式を取り入れた講義は、

2011

年 度から実施していることもあり、学内の運用・支援 体制が一通り整えられ、運用・システム両面での 様々なノウハウも蓄積されてきている。動画教材 の安定した配信と、不具合に迅速に対応できる体 制の整備、時間割上の位置づけなど、個別具体的 な課題も見えてきている。今後はこれらの諸点に ついて、対応策を検討するとともに、

FD

活動など を通じて学内・学外への情報発信に努めたい。  一方、アクティブラーニングは、あくまでも試行 の段階にあり、これから検討していかなければな らない課題は多い。その際、次の指摘は大いに参 考になると思われる。  溝上慎一氏は、「学問知を用いて精一杯考える、 議論をする、といった汎用的技術の育成」が求め

(14)

られているとし、「従来の知識習得にアクティブ ラーニングを通した知識活用を重ねていく」こと の重要性を指摘する10)  また、友野伸一郎氏は「イベント型のアクティブ ラーニングを行えば、大抵の場合、学生は盛り上 がる」が、「それだけでは単に「面白かった」という 域を出ない。それだけで終わらせないためには、専 門知識をアクティブラーニングの中で活用させ、高 いハードルを越えさせることが必要」であると述べ ている11)  これらを踏まえるならば、筆者の講義におけるア クティブラーニングは、専門知識の習得・汎用的 活用という点に、現段階では結びついてはいない。 今後は、いかなる専門知識の習得を目指すのか、 そしてその活用能力を養うために、いかなる形でア クティブラーニングを導入するのかを、明確に意識 しながら進める必要があろう。  本学では、

2010

年に「アクティブ・ラーニング・ ラボ」(通称

ALL

)という学習スペースを設置して おり、学生の自主学習やグループ学習を支援する 取組が始まっている12)。また、アクティブラーニン グを取り入れた歴史教育の事例や13)

ICT

活用 したアクティブラーニングの事例などの報告も増 加している14)。これらの先行する取組を参考にし ながら、それぞれの講義の目的や学生のニーズに 合った形で、継続的にアクティブラーニングに取り 組んでいきたいと考えている。  なお、筆者は本稿で紹介した取組のほかに、特 に高校で古代史を学習しなかった学生に対する 初年次教育を目的として、滋賀県域の古代遺跡に 関する知識を問う「地域史テキスト」や、日本史の 講義に不可欠な旧国名と現在の都道府県名の対 応を問う「旧国名テスト」、史料の講読に不可欠な 異体字の解読能力を養う「異体字テスト」など、い くつかの

e

ラーニング教材も開発し、担当講義に 導入している。これらについては、別稿で取り上げ ることとしたい。 【付記】  本稿は、平成

25

年度滋賀大学経済学部学術後 援基金助成「古代近江関係史料の文献調査にも とづく

e

ラーニング教材の開発」の研究成果の一 部である。

(15)

E-Learning and Active-Learning in

History Education at the University

Masanobu Suzuki

Previously, in this magazine 392, I introduced

the history education using e-learning. This

ar-ticle is it’s sequel. In this arar-ticle, I introduced

the development and usage of e-learning

mate-rials from fiscal 2012 to 2013.

First, I explained about e-learning. I adopted

e-learning to “the history of Japan”. This course

was offered in 2012 Spring Semester, 2012 Fall

Semester, 2013 Spring Semester. In this course,

face-to-face lecturew were carried out three

times, e-learning were carried out 11 times. The

students learnd in the e-learning within two

weeks. Weekly, by conducting a small test, I

managed the learning situation.

After the lecture was over, I conducted a

sur-vey to students. Many students were evaluated

that anyone can learn at any time by e-learning.

On the other hand, they asked for

improve-ment of failure of delivery. In cooperation with

the Information Center, I’m going to improve

this problem as soon as possible.

Second, I explained about active-learning. I

adopted the active-learning to “the Japanese

history compendium”. This course was offered

in 2013 Spring semester. Before the lecture, I

imposed homeworks to students. They

submit-ted the assignment within two weeks. I

evaluated the challenges of them. And, in the

lecture, I took up some excellent answers. This

effort has greatly improved the motivation of

them.

In this way, in my lectures, active-learning has

just begun. By reference to other cases, I

con-tinuously intend to work on the

active-learning.

(16)

図 7  「日本 の 歴史」 アンケート 集計結果51% 6% 6% 33% 4%  76% 14% 8%  2%  49% 17% 14% 8% 2% 10% 31%12% 25% 32% 79% 11% 8%  2% 72%27% 1% 25% 19% 25% 15% 14% 2% 86% 12% 2% (1)高校で日本史を学習しましたか?(2)これまで、 eラーニングの授業を受けたことがありますか?(3)毎週、いつ視聴しましたか?(4) eラーニングでの学習で、改善してほしい点はありましたか?(5)e

参照

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