滋賀大の環境への取り組み

し が だ い

（ 2 ）

【表紙解説】

表表紙の鳥居の下方一帯の辻ツジという集落は、遊郭である。外国人対策と婦女子を守る目的で、琉球では1672 年に遊郭が 作られた。冊封使サッポウシの来琉の際には、数百人の中国人が出入りしたという。周辺に描かれた色鮮やかな衣装の女性たちは、遊 郭の女であろうか。表表紙から裏表紙に広がる広場は、安里川の河口域に広がる干潟で、潟原カタバルと総称された。17 世紀の末 に技術が伝えられ、この潟原で入浜式塩田による塩作りが行われるようになった。海水を撒く者、塩の結晶をかき集める者 など、働く人々の様子が生き生きと描かれている。 なお、創刊号から続いた表紙も本号で最後となり、6 分割した『琉球貿易図屏風』が完成することとなる。

展示されたパネル

滋賀環境ビジネスメッセ，全国生涯学習フェスティバルから

（詳細は18 ページ）