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角膜非接触型測定装置OA-1000による眼軸長測定の評価:視能訓練室 大瀨由紀乃 他(PDF)

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Academic year: 2021

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短報

角膜非接触型測定装置

OA-1000 による眼軸長測定の評価

大瀨由紀乃1) 北野香緒里1) 馬渡嘉郎2) 1)恵寿総合病院 視能訓練室 2)眼科 【要約】 白内障手術は水晶体混濁除去だけでなく,屈折矯正としての意味もある。眼内レンズの度数決定のための 屈折に関する検査として手術前に眼軸長測定が必須である。今回,角膜非接触型測定装置OA-1000 の評価を 行った。眼軸長測定値については,OA-1000 と従来の角膜接触型測定装置に高度の相関性を認め,OA-1000 の測定精度には問題がなかった。問題点として角膜に混濁を認めるような症例ではOA-1000 による測定は不 可能であり,50 眼中 6 眼(12%)で眼軸長の測定ができなかった。患者負担を軽減するため,最初に測定が簡 便で測定時間の短い角膜非接触型測定装置OA-1000 で測定を行い,測定不能例については角膜接触型測定装 置を使用することを今後の眼軸長測定の方針とした。 Key Words:眼軸長,角膜非接触型測定 【諸言】 白内障手術の目的は水晶体の混濁の除去であるが, 屈折矯正手術としての意味も併せ持つ。眼球の屈折 状態を決めるものとしては,眼軸長,角膜屈折力, 水晶体屈折力が重要な因子である。眼の全屈折力(角 膜と水晶体の合成系)によって集光された光線は網 膜面に達するが,網膜面に結像するか否かは眼軸の 長さにも影響をうける 1)。白内障手術前検査におい ては,眼内レンズ度数計算の基になる角膜曲率半径 と眼軸長を測定する必要がある。 当院では眼軸長測定を従来の接触型超音波眼軸長 測定装置(UD-6000® (トーメーコーポレーション, 名古屋市))のみで行ってきた。UD-6000 の欠点とし て①検者間における測定値のばらつき,②角膜圧迫 による測定誤差,③点眼麻酔の必要性,が挙げられ る2) 当院では新たに角膜非接触型の光干渉式眼軸長測 定装置(OA-1000® (トーメーコーポレーション,名古 屋市))を導入した。0A-1000 の利点として①自動ア ライメントとオートショット機能により測定が簡便, ②非接触型で感染や角膜圧迫の心配がない,③点眼 麻酔不要,などが挙げられる2) 今回OA-1000 と UD-6000 で眼軸長を測定し,測 定方法が簡便である角膜非接触型 OA-1000 の精度 を評価し,今後の眼軸長の測定方針を検討したので 報告する。 【対象および方法】 対象は,平成26 年 1 月から 2 月の間に白内障手 術を施行した患者25 名 50 眼(男性 13 名,女性 12 名), 年齢 73.2±5.13 歳(平均値±標準偏差)である。 OA-1000 および UD-6000 にて眼軸長と測定に要す る平均時間を比較し検討した。また,0A-1000 の測 定不能症例についても検討した。統計学的検討は Mann-Whitney の U 検定を用いた。 【結果】 OA-1000 では 50 眼中 6 眼(12%)で眼軸長が測定 不能であった。UD-6000 では全例で眼軸長が測定可 能であった。両眼測定時間の中央値は0A-1000 では 1.1 分(範囲 1.0~2.0),UD-6000 では 2.4 分(範囲 1.0 ~5.0)であり,両者間に有意差(p<0.0001)が認めら 恵寿総合病院医学雑誌 第3巻(2015) - 82 -

(2)

図1 OA-1000 と UD-6000 の両眼測定時間 横線は各機器での測定時間の中央値を示す 図2 OA-1000 と UD-6000 の眼軸長測定結果の相関性

0.00

1.00

2.00

3.00

4.00

5.00

6.00

OA‐1000

UD‐6000

(分)

*p<0.0001 (Mann‐Whitneyの U検定)

横線は中央値を

示す

y = 1.0186x - 0.3982 r² = 0.9908 20 22 24 26 28 30 32 20 22 24 26 28 30 32 34 OA -100 0( m m ) UD-6000(mm) p<0.05 恵寿総合病院医学雑誌 第3巻(2015) - 83 -

(3)

れた(図 1)。OA-1000 は自動測定であり測定時間は 1 分:21 名,1 分 30 秒:3 名,2 分:1 名であった。 OA-1000 と UD-6000 における眼軸長測定値に高い 相関性を認めた(r2=0.99 ,p<0.05) (図 2)。 【考察】 角膜接触型で超音波を用いる UD-6000 の利点と して,角膜や中間透光体に混濁があっても検査の障 害にならないという点が挙げられる。今回OA-1000 で12%に眼軸長が測定不能であり,角膜や中間透光 体に混濁のある症例では UD-6000 での測定が必要 であった。現時点では,自動オートアライメントと オートショット機能により測定が簡便で測定時間の 短い OA-1000 を初めに使用して,水晶体の混濁部 位や程度により OA-1000 で測定不能な症例では UD-6000 で測定することで効率的で正確な測定が 可能であると考えた。 【結語】 OA-1000 は 非 接 触 型 の 眼 軸 長 測 定 機 器 で UD-6000 と比較し測定が簡便であり測定時間も短 いが,眼軸長の測定精度に問題はなかった。角膜混 濁のある症例や OA-1000 測定部位に水晶体の混濁 がある症例では OA-1000 では測定不能であり, UD-6000 での接触型眼軸長測定が必要になること が問題点であった。 【参考文献】 1)所敬:屈折異常とその矯正,改訂第 4 版,2004, 13-21,金原出版,東京 2)都村豊弘:光干渉式眼軸長測定装置 OA-1000 の有 用性と白内障術後予測屈折値の精度評価.眼科手術 24:345-350,2011 恵寿総合病院医学雑誌 第3巻(2015) - 84 -

図 1  OA-1000 と UD-6000 の両眼測定時間  横線は各機器での測定時間の中央値を示す 図 2  OA-1000 と UD-6000 の眼軸長測定結果の相関性 0.001.002.003.004.005.006.00OA‐1000 UD‐6000(分)* *p<0.0001 (Mann‐Whitney の U検定)横線は中央値を示す y = 1.0186x - 0.3982 r² = 0.9908 20222426283032 20 22 24 26 28 30 32 34OA-1000(m

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隙間部から抜けてく る放射線を測定する ため、測定装置 を垂 直方向から60度傾け て測定 (オペフロ表 面から検出器までの 距離は約80cm). b

(1)  研究課題に関して、 資料を収集し、 実験、 測定、 調査、 実践を行い、 分析する能力を身につけて いる.

②復旧班員,発電班員 良 特になし 今後も継続的に訓練を行い,能力の 向上を図る。.