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Use of Shigyaku-san to Improve Liver Function and Regeneration After Hepatectomy in Rats.

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Academic year: 2021

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Title

Use of Shigyaku-san to Improve Liver Function and Regeneration

After Hepatectomy in Rats.( 内容と審査の要旨(Summary) )

Author(s)

WU, Hada

Report No.(Doctoral

Degree)

博士(医学) 甲第937号

Issue Date

2014-02-19

Type

博士論文

Version

none

URL

http://hdl.handle.net/20.500.12099/48135

※この資料の著作権は、各資料の著者・学協会・出版社等に帰属します。

(2)

氏名(本籍) 学 位 の 種 類 学位授与番号 学位授与日付 学位授与要件 学位論文題目 審 査 委 員 WU HADA(中国) 博 士(医学) 甲第 937 号 平成 26 年 2 月 19 日 学位規則第4条第1項該当

Use of Shigyaku-san to Improve Liver Function and Regeneration After Hepatectomy in Rats (主査)教授 原 明 (副査)教授 森 脇 久 隆 教授 惠 良 聖 一 論 文 内 容 の 要 旨 肝切除後の術後肝障害を制御し肝再生を促進することは臨床上重要である。本研究では薬剤性肝 障害モデルにおいて肝機能異常を軽減する四逆散が,肝切除後においても肝障害を軽減し肝再生を 促進できるか否かを,ラット 70%肝切除モデルを用いて検討した。 【対象と方法】 動物:Wistar 系雄性ラット(120~140 g)を用いた。ラット 70%肝切除:左外側区域及び中央区 域を切除することにより施行した。四逆散の投与:肝切除 3 週間前から術後犠死させるまで固形混 餌飼料(3.0%四逆散+ CE-2,クレア,東京,日本)(1.5 g/kg 体重)を経口投与した。術後 2,6, 24,72 時間に犠死させ,肝障害の指標として血液生化学検査を検討した。また肝再生の指標として PCNA,Ki67 および術後 24,72 時間の残肝重量,残肝体重比を検討した。加えて肝再生に関与する サイトカインである血清 IL-6,TNF-αを術後 2,6 時間に ELIZA 法を用いて測定した。 【結果】

肝障害の検討:術後 24,72 時間の血清 ALT は,四逆散群(1177 261 IU/L,167 40 IU/L) がコントロール群(1649 310 IU/L,227 26 IU/L)と比べて有意に低かった(p<0.05)。T-Chol は,四逆散群(34.5 2.8 mg/dL,57.2 3.4 mg/dL)がコントロール群(47.0 7.0 mg/dL,69.7 5.0 mg/dL)と比べて有意に低かった(p<0.01)。血清 LDH は術後 6 時間では四逆散群(4675 832 IU/L),コントロール群(6848 1386 IU/L)に比べて有意に低かった(p<0.05)。 肝再生の検討:残肝重量は術後 24 時間では四逆散群(5.9 0.4 g)がコントロール群(5.9 0.9 g)に比べ高値であったが,有意差は認めなかった。術後 72 時間では四逆散群(8.9 0.4 g)がコ ントロール群(8.1 0.6 g)に比べ有意に高値であった(p<0.05)。一方,残肝体重比は術後 24, 72 時間では四逆散群(2.5 0.1%,3.6 0.1%)がコントロール群(2.2 0.2%,3.1 0.3%)に 比べ有意に高値であった(p<0.05,p<0.01)。PCNA 陽性細胞は術後 24,72 時間ではコントロール 群(22.8% 7.9%,35.9% 4.3%)より四逆散群(32.6% 1.2%,49.8% 5.1%)で有意に高かっ た(p<0.05,p<0.001)。Ki67 は術後 72 時間ではコントロール群(1.9% 1.0%)より四逆散群(8.5% 3.4%)で有意に高かった(p<0.01)。血清 IL-6 は術後 2 時間では,四逆散群(1404.1 110.0 pg/ml) がコントロール群(403.8 142.7 pg/ml)より有意に増加した(p<0.0001)が,術後 6 時間では 四逆散群(56.7 60.1 pg/ml)がコントロール群(614.1 72.9 pg/ml)より有意に減少した(p [ ]

(3)

<0.0001)。 【考察】 四逆散は,マクロファージから産生される一酸化窒素(NO)の発生を促進し,肝細胞膜を保護する 作用があると報告されている。加えて,免疫細胞活性化抑制により薬剤肝障害モデル等の各種実験 的な肝障害モデルにおいて肝障害を抑制すると報告されている。しかし,肝切除における術後肝障 害と肝再生に関する四逆散の効果については検討されていない。四逆散に含まれている芍薬が肝障 害を抑制し,甘草が肝機能を改善するため肝再生を促進する作用を持つことから,肝切除後の肝再 生および肝機能を改善できると考えられた。一方,四逆散に含まれている柴胡や甘草が抗炎症作用 を有するため,これも肝切除後の炎症の制御に寄与できるものと推測した。本研究ではラット肝切 除モデルにおいて,四逆散による肝逸脱酵素の減少を指標とする肝機能の改善が認められた。加え て,残肝重量,残肝体重比においてin vivoの肝再生が確認された。免疫組織学的検索において,PCNA, Ki67の四逆散投与群における陽性率増加により,肝細胞増殖が促進していることが示された。その 機序として,血清IL-6が四逆散投与群において術後早期から上昇していることにより,四逆散がIL-6 の経路を介して術後肝再生を早期に促進していることが示唆された。一方,四逆散投与による体重 減少等の副作用は認められなかった。以上より,術後肝障害の軽減および肝再生を促進するために は,副作用が少なく,かつ多種の作用機序をもちながらそれぞれの作用バランスが調整された漢方 薬の周術期投与が効果的で,四逆散は臨床上これらの効果が期待できるものと考えられた。 【結論】 ラット70%部分肝切除モデルにおいて,四逆散の投与が術後の肝障害を軽減し,周術期早期に血清 IL-6を上昇させ肝再生を促進することが示唆された。 論 文 審 査 の 結 果 の 要 旨 申請者 WU HADA は,ラット 70%部分肝切除モデルにおいて四逆散投与による術後肝障害を制御 でき,肝再生が促進することを明らかにした。本研究は,肝臓外科学の発展に少なからず寄与する ものと認める。 [主論文公表誌]

Hada Wu, Hisashi Iwata, Masaki Kimura, Takafumi Sekino, Takuya Yamada, Hirofumi Takemura : Use of Shigyaku-san to Improve Liver Function and Regeneration After Hepatectomy in Rats. Chirurgia (in press).

参照

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