• 検索結果がありません。

生物の体内環境とその維持

N/A
N/A
Protected

Academic year: 2021

シェア "生物の体内環境とその維持"

Copied!
6
0
0

読み込み中.... (全文を見る)

全文

(1)

理科(生物基礎) 学習指導案 1 単元名 2章 生物の体内環境とその維持 2 単元設定の理由 ○単元(題材)観 私たちのからだには、外界の気温などが変化しても体内環境(体液)を一定の範囲内に保とうとする しくみがあり、その性質のことを恒常性(ホメオスタシス)という。恒常性は、すべての生物に共通す る特徴の一つである。 本単元は、生物には体内環境を維持する仕組みがあること及び免疫の仕組みを理解することを主なね らいとしている。本単元に関わる内容として、中学校第 2 分野「(3)動物の生活と生物の変遷」で、循 環系とその働き、血液の成分とその働き及び腎臓と肝臓の働きについての概要を学習している。高等学 校生物基礎では、これらをさらに詳しく扱うとともに、体内環境の維持に自律神経とホルモンが関わっ ていること、病原菌などの異物を認識、排除し体内環境を保つ仕組みについて発展的に学習する。 さらに、本単元は主に「ヒト」を対象として体内環境を維持する仕組みを扱うため、実感を伴いやす い単元ともいえる。自分の身体のことを理解し、身体に備わる仕組みと病気や健康について様々な情報 を正確に判断できるようにするには、この単元の内容はきわめて重要である。 ○生徒観 本クラスは普通科の理系生物選択クラスである。授業中の雰囲気は明るく、授業中や実験におけるペ アワークやグループワークの際にも意欲的に取り組むことができている。本クラスで4月に実施したア ンケートでは「理科の授業でなぜだろうと疑問に思うことがありますか」という質問に対して、「よく思 う」、「少し思う」と答えた生徒は76%と多かった。一方、「なぜだろうと疑問に思うことを自分から進ん で調べていますか」という質問に対して、「する」、「少しする」と答えた生徒は35%と少なく、「課題に 対して自分なりの考えを持って学習していますか」という質問に対しても「する」、「少しする」と答え た生徒は35%と少なかった。これらの結果から、授業の内容で疑問に思うことがあっても、自分なりの 考えや意見をもち、それをもとに調べたり解決しようとすることなく授業をそのまま受けている傾向に あると考えられる。また、同アンケートにおいて「理解が最も深まると思う授業形態はどれですか」と いう質問に対して「個人で取り組む学習」または「ペアで取り組む学習」と答えた生徒はそれぞれ12% であったのに対し、「グループで取り組む学習」と答えた生徒は76%と圧倒的に多かった。これらの結果 を受け、問題演習や実験を行う際に随時グループワークを取り入れてきたが、最近では難しい考察問題 にも積極的に意見を出し合い、協働して解決する能力が少しずつ身に付いてきていると感じている。 ○指導観 本単元の指導に当たっては、体内環境を一定に保つための様々な仕組みを理解し、それらの仕組みを 自分の言葉で説明できるようになることを目標としている。そのためにも、学習内容について実感を伴 った理解となるよう、生物事象や疾患など健康に関する具体的な事例を挙げつつ、関連する実験を実施 したり、ICT 教材を効果的な活用を積極的に行っていきたい。また、この単元ではグラフや表を読み取 り考察する機会が多いため、生徒一人ひとりがじっくり個人で考える時間を設定した上で、他者と意見 交換して自らの疑問点や考察などを再構築し、深められるよう授業展開を工夫していきたい。また、普 段の授業から生徒が発言しやすい雰囲気づくりに努め、グループワークやペアワークを行う際には生徒 間の活動が活発となるよう机間指導をしながら適宜助言を行うようにする。 3 単元指導目標 ・グループ学習やペアワークに積極的に参加し、意見交換を行うことができると同時に、他者の発言 に耳を傾け理解しようとする。【関心・意欲・態度】 ・体液濃度の調節における自律神経系とホルモンの作用について理解している。【知識・理解】

(2)

・病原菌などの異物を認識、排除するしくみと、それに関わる細胞の働きを正しく説明することがで きる。【知識・理解】 ・グラフや表を正確に読み取り、結果や考察を自分の言葉で述べることができる。【思考・判断・表現】 ・実験において、安全かつ適切な器具の操作を行うことができる。【技能】 4 単元指導計画(単元の配当時間 19 時間) 第一次 1 節 体内環境(全 9 時間) 1. 生物は外部環境が変化しても、体内環境を一定に保つはたらきをもつことを理解し、体液の組 成と働きについて学習する。 2 時間 2. 体液循環について理解する。 1 時間 3. ヘモグロビンによる酸素の運搬について酸素解離曲線をもとに考察する。 1 時間 4. 血液凝固とそのしくみについて実験を行いながら理解する。 2 時間 5. 腎臓の構造と尿生成の過程について理解する。 2 時間 6. 肝臓の構造とそのはたらきについて理解する。 1 時間 第二次 2 節 体内環境の維持のしくみ(全 5 時間) 1. 自律神経系について、交感神経と副交感神経の働きの違いを理解する。 1 時間 2. ホルモンの種類とその働きについて理解する。 1 時間 3. 自律神経とホルモンによる調節(血糖量、体温、体液濃度)のしくみについて学習する。 3 時間 第三次 3 節 免疫(全 5 時間) 1. 物理的・化学的防御の概要について学習する。 1 時間 2. 体液性免疫と細胞性免疫のしくみについて、図式化して免疫に関わる細胞の相互関係を明確に しながら理解する。 2 時間(本時 2/2) 3. 免疫反応を利用した病気の治療法や、免疫に関する疾患など身近な例について、今まで学習し たことをもとに考察する。 2 時間 5 本時 (1)本時の指導目標 免疫反応における二次応答のグラフや実験結果に関する問いに対して、前時までの内容をもとに根 拠をもって考察することができ、それを自らの言葉で説明することができる。【思考・判断・表現】 (2)本時の手立て ・授業内容についてパワーポイントを用いた説明を行い、適宜発問を加えながら前時の内容を踏まえ 段階的に考えられるようにする。 ・考察を行う場面では、個人で考える時間、グループで意見を交わす時間、全体で共有する時間をそ れぞれ設ける。 (3)本時の授業仮説 免疫反応における二次応答について、今まで学習した内容をもとに理解し、グループワークを通し て自らの意見を表現したり、他者の意見を聞いたりすることで、根拠をもって自らの言葉で説明する ことができる。 (4)教材 ○教員 教科書、問題集、学習プリント3種類、パソコン ○生徒 教科書、問題集、ノート、学習プリント

(3)

(5)学習の展開 学習内容・活動 教師の支援 指導上の留意点 教材 時間 学習形 態 評価 導 入 〇前時の内容の確認 黒板に書かれた問いに対す る答えをプリントに文章で 記述する。 指名された一名は、答えを黒 板に書く。 ペアで交換して評価する。 ・本時の目標について理解す る。 ・適宜追加説明を求めたり質 問を行い、生徒が書いた文章 をもとに模範解答を示す。 ・評価およびその理由までき ち ん と記 入 する よう 指導 す る。 ・本時の目標を書いた紙を黒 板に貼る。 ・授業プリントを配布する。 プリン ト 7分 個人 一斉 展 開 〇二次応答の説明 ・二次応答とは何かを理解す る。 ①体液性免疫の二次応答に おける抗体の産生量を、一次 応答と比較して考え、グラフ で表す。 ・二次応答とは、同じ抗原が 再び侵入したときに起こる免 疫 反 応で あ るこ とを 説明 す る。 ・本時の学習内容の流れをパ ワーポイントを用いて説明す る。 今回は、二次応答について、 一次応答と比べて「抗体の産 生量」および「皮膚移植の拒 絶反応が起こる日数」がどの ように異なるのかを考えると いうことを強調する。 ・授業プリントに記載してい る内容をプロジェクターで黒 板投映し、それを用いて説明 する。 プリン ト 7分 15分 一斉 一斉 本時の目標: 二次応答について理解し、なぜ、同一の抗原が侵入した場合には発症しにくく、症状が軽くすむこ とが多いのか説明することができる。

(4)

展 開 ・説明に従い、一次応答にお ける抗体の産生量を示すグ ラフを書く。 ・二次応答における抗体の産 生量を示すグラフを考え、記 入する。 ・個人で考える。(2分) ・班で話し合う。(5分) 話し合ったグラフを、配布し たプリントに書き込む。 ・1班指名し、グラフの説明 およびその根拠について前 で説明してもらう。 ・同じ意見の班があれば、黒 板にプリントを貼りに来る。 ・異なる意見の班があれば、 説明してもらう。 ・答えを確認する。 ②細胞性免疫の二次応答に おける「皮膚移植の拒絶反応 が起こる日数」について考え る。 ・班で話し合う。(5分) 話し合った答えを、配布した プリントに書き込み、完成し た班から黒板に貼る。 ・答えが出揃ったら、全班の 答えを見比べる。 ・指名された班の代表者が、 説明する。 ・グラフの横軸と縦軸の各項 目を意識させる。 ・班は4~5人構成とする。 ・答えを書き込むための A3 サイズの紙2枚、マジックペ ンを各班に配布する。 ・グラフを考える際のヒント を示す。着目すべきポイント が2点あることを伝える。(抗 体が産生されるまでの時間、 量) ・先になぜそのように考えた のか理由を説明してもらい、 それをどのようにグラフで表 し た のか を 説明 する よう 促 す。 ・体液性免疫のしくみと合わ せて答えられるようにする。 (記憶細胞の存在) ・適宜机間指導を行い、班活 動が円滑に進むよう助言を行 う。 ・①の活動時と異なる代表者 が発表する。 10分 個人 班 一斉 一斉 班 ・グループ学 習 に 積 極 的 に参加し、意 見 交 換 を 行 う こ と が で き る と 同 時 に、他者の発 言 に 耳 を 傾 け 理 解 し よ う と す る 。 【 関 心 ・ 意 欲・態度】

(5)

・答えを確認する。 ③「予防接種」および「血清 療法」について理解する。 ・プロジェクターで黒板投映 される内容をノートにまと める。 ・細胞性免疫のしくみと合わ せて答えられるようにする。 (記憶細胞の存在) ・予防接種に関して、二次応 答における免疫反応と関連付 けながら生徒に発問しつつ説 明する。 8分 一斉 一斉 ま と め 〇本時のまとめ ・プロジェクターで黒板投影 された問いに対する答えを ノートに書く。 ・マジックペンの回収 ・二次応答に関する問いを出 題する。 ・片づけ方法を指示する。 3分 一斉 ・二次応答に ついて、前時 ま で の 内 容 を も と に 根 拠 を も っ て 考察し、自分 の 言 葉 で 説 明 す る こ と が で き る 。 【 思 考 ・ 判 断・表現】

(6)

生徒用授業プリント

(3)免疫記憶

○ ( )

3.免疫反応の利用

(1) …

(2) …

予防接種

○ ( )

血清療法

一次応答に比べ、二次応答の方が で起こる。

参照

関連したドキュメント

○本時のねらい これまでの学習を基に、ユニットテーマについて話し合い、自分の考えをまとめる 学習活動 時間 主な発問、予想される生徒の姿

子どもの学習従事時間を Fig.1 に示した。BL 期には学習への注意喚起が 2 回あり,強 化子があっても学習従事時間が 30

学期 指導計画(学習内容) 小学校との連携 評価の観点 評価基準 主な評価方法 主な判定基準. (おおむね満足できる

支援級在籍、または学習への支援が必要な中学 1 年〜 3

具体的な取組の 状況とその効果 に対する評価.

「PTA聖書を学ぶ会」の通常例会の出席者数の平均は 2011 年度は 43 名だったのに対して、2012 年度は 61 名となり約 1.5

「PTA聖書を学ぶ会」の通常例会の出席者数の平均は 2011 年度は 43 名、2012 年度は 61 名、2013 年度は 79 名、そして 2014 年度は 84

「PTA聖書を学ぶ会」の通常例会の出席者数の平均は 2011 年度は 43 名、2012 年度は 61 名、そして 2013 年度は 79