戦後北海道の教育現場における教育研究の展開と現況 : 「文部省特定研究経費」による調査研究(第1報)
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(2) . 戦後北海道の教育現場における教育研究の展開と現況 -- 「文部省特定研究経費」 による調査研究第1報 --. 浦. 東 洋 一. 野. 1. は. じ. め. に. 本学札幌分校の安藤忠吉教授(教育学)を代表とし, 奈良部理 (社会科教育学) 小林和彦(国語 ,. 科教育学) , 桜田邦範(数学) , 三上勝夫 (教育学) , 浦野東洋一 (教育学) で構成される グルー プは, 「戦後北海道の教育現場における教育研究の展開と現況についての調査研究」の3ヶ年計画をたて , いわゆる文部省特定研究経費の交付を申請したところ,さいわい昭和 55年度に交付をうけること が でき た,. 本研究は, 北海道内におけ る小中学校とその教師及び教育研究団体を対象に アンケート調査 , , 面接聞き取り調査, 現地調査, 文献研究により, 戦後における教育現場での教育研究活動の展開過 程と現況, 教育研究推進の基盤や背景, 問題点を明らかにするとともに 今後の課題や方向を示唆 , しようとするもの である. そのさいわれわれは, 次の諸点において本研究を意義あらしめたいと考 え て い る.. 1, 戦後30数年間に視点をおき, 教育の理論, 政策 課題との関連において 教師個人及び現場 , , の教育研究活動がいかに展開したかを, 縦断的, 実証的に明らかにするもの であること . 2. 学校経営における教育研 究体制との関連において, 教育研究活動 の展開と現況を把握するも の であ る こ と.. 3. 個別的事例的調査 を加えることによって, 教育研究活動の実態と問題点とを きめこまかに , 追求するもの であること. 4, 以上の観点で調査研 究を行うことによって, 教師及び現場の教育研究を支えている基盤 こ , れを動かしている諸要因をとらえ, すぐれた教育研究を生み出すための諸条件を明らかにしよ うとするもの であること. 5. 教員養成を主と .する本学に おいて学生の教育研究能力を育成することは極めて重要 であり, 本研究はこのための貴重な資料を提供するもの であること . さ て, 3 ヶ年計画の初年度である昭和5 5年度においては, 北海道内の小中学校に対するアンケー ト調査 (郵送方式, 悉皆調査) 790 , 北海道内の小中学校 教師に対するアンケート調査 (郵送方式, 1 名無作為抽出) およ び若干の面接聞き 取り調査, 現地調査を実施した ただし本稿執 筆時は アン . , ケート調査の回答の回収時期にあたっている . そこ で本稿においては, 筆者が面接聞き取り調査 およ びアンケー ト調査票の作成にかかわるなか で考察したことを述べ, かつアンケート調査票を掲載し, も って本研究の第1報 (初年度報告) と した い. 41.
(3) . 浦 野 東洋一. 1 1 0市での面接聞き取り調査 981年3月 8 日に北海道0市において, 同市内の小学校教師8名に面接聞き取り調査を 筆者は, 1 実施した. その8名 は, 本学札幌分校の卒業者で筆者と面識の ある者2名と彼等の紹 介による者6 名 であっ た.. 筆者が今回の調査を0市において 実施したのには, 以下のよう な事情がある, 1 ) かつて筆者は, 0市における 現地調査等により次の事 実を確かめ, 報告した{ . 0市内の小学校においては, 1971年頃から, 『わかる算数』という図書を教 材として使用する学 j ・学校のうち, 『わかる算数』 を教 977年度においては, 市内23ノ 校・学年が徐々に 増えてきた. 1 0校, 1~5学年のみ採 全学年採択が1 その内訳は 材として採択した学校は18校におよんだ, , 択が4校, 以下同様に1~4 学年1校, 1~3学年1校, 1~2学年1校, 1学年1校であっ た. 当該学校もしくは学年の 全児童購入で, 費用は私費負担 であっ た. 使用方法は,「年間を通じて教 科書を使用せずに 『わかる算数』 のみを教材として指導している」 学校・学年はなく, 「年間を通. 6校 じて 『わかる算数』 を主教材として使用 し, 教科書は補助的に使用 している」 学校・学年は1 70学年あり, 「一定の期間教科書を使用せ ずに 『わかる算数』 のみを 主教材として指導している」 7学年で, 「年間を通じて教科書を主教材として使用し, 『わかる算数』 は年間 学校・学年は9校1 を通じて, その全内容について補助的に使用している」 学校・学年が2校3学年であった. なお, 『わかる算数』を教材として 採択した学校・学年で, 「年間を通じて教科書を主教材として使用 し, 『わかる算数』 は特定の一部単元 (内容) について補助的に使用 している」 学校・学年は なかっ た.. 子どもが算数の教科書を家庭においたままで, 学校には全然持っ て行かないということが部分 的にせよ生じ, そのことに対する親の不安, 不満が, 地元紙の投書欄に載っ たこともあった, 1977 年 11月 19 日, 0市議会総務文教委員会で, 一部委員が, 「ほとんどの小 学校で『わかる算 数』 だけが使われ教科 書を全く使 っていない. これは学校教育 法21条に違反する.」 として, 市 教育委員 会に報告を求めた. ただちに地元紙 が 「教科書問題」 としてキャン ペーンをはじめるな ど, 一挙に 「政治問題化」 した. 2月 5 日, 市教育委員会は, 市内各小学校長に対 し, 「学校における補助教材の取り扱い 同年1 について」 と題する通達を発した. それは下記事項を内容とするものであっ た.. 記 当面の是正措置について. 1. 「わかる算数」 を主教材としたり, 又は, 「教科書と同等に使 用 して指導してきた学校」に おいては, ただちに, 主教材である教科書を使用 すること, イ アの変更に 当たっては, 学習指導要領 「算数」 の目標, 内容に照らして 学年の指導内容に 欠落が生じないよう, 指導計画を作成し, 適正な移行に努 めること. 2年12月 20 日までに当 ウ アによる本年度の年間指導計画を, 別紙様式(略)により, 昭和5 職あてに提出すること. ア. 2 ア 42. 今後の 「わかる算数」 の採択について 「わかる算数」 は, その内容が教科書の ごとく系統的に主教材と して扱うようになっ てい.
(4) . 教育現場における教育研究の展開. るので, 通年これを教科書と併用して補助教材として使用することは, 教科書の内容に照ら して非常に困難なことであり, ともすれば主教材的扱 いになりかねないので, 「わかる算数」 イ. を採択することは望ましくない. 高額な 「わかる算数」 を児童に購入させることは, 父母の経済的負担軽減のためにも望ま しく な い.. ウ. 昭和53年度の「算数」の指導計画は, 年度内に教科書を主教材としたものに改善すること .. 0市教育委員会の上記通達により, 0市内の小学校に おける算数教育の実践はどのような影響を 受け, 現状は どうなっ ているか. また, このこととかかわっ て、 0市内の教師の教育研 究はどのよ うな影響を受けたのか. 今回○市内の小学校教師に面接聞き取り調査 を試みた眼目の一つは これ , らの点を知ることにあっ た. 以下は, 面接聞き取り調査のさいの教師の主な発言の大要 である, (メモと録音テー プにより, 重 複をさけて, 筆者において要約 したものである.) A「保守系議員が議会で問題にする以前から, 『わかる算数』と教科書との関係などに ついての 疑問の声が地元紙に載っ たり, NHKのローカル番組でとりあげられるなど, 問題とされる土壌 はあった. 私もその頃 『わかる算数』 を使 って実践していたが, 今から反省してみると, 父母の 理解を得るなどの点で非常に安易だったと思う. 市教委の通達のあと, 昭和5 3年度の指導計画の市教委への提出に際しては, 『わかる算数』 を 補助教材とする場合には朱書きにせよ, など色々 なチェックが市教委によってなされた. 昭和53 年2月から3月にかけて, 私どもの学校でも組合の分会でも何回も会議 を開き, ずいぶん時間と エネルギーをとられた. 保守系議員 が議会 で問題にした当時, われわれ教師や組合がこの問題を どうおさえたのかとい うと, 当時は市長選挙をひかえた時期 でしかも市の前教育長が革新無所属候補として出馬す るこ とになっていたの で, 前教育長の時代から法律違反の教育がおこなわれていたとしてキャン ペー ンをはりその出鼻をく じくこと, あわせてその支持母体 である北教組をたたくこと, この点に本 質的なねらいがあるのだという政治的な分析, おさえが非常に強かっ た, したがっ て, へたに挑 発にのって動くのはまずいとかもう少し事態を静観すべき だという意見が多かっ たように思え る.. 保守系議員 がそう した政治的ねらいをもっていたことは確かだが, 子どもの側に立っ て, 落ち こぼれを出さないわかる授業を創る自主的な活動に対する攻撃 であるということをおさえること が弱かっ たと思う. 組合 でも弱かったし, 私の知 っ ている多くの教師もやはり弱かっ た. 行政側のチェックがどんどん入るようになり, 社会科などの学習指導要領に準拠している副読 本などは, 教科書がわりに2~3ヶ月使用しても文句を言われないが, 学習指導要領に準拠して いない 『わかる算数』 はダメという形で, 結局授業が学習指導要領に従っているかいないかを選 り 分 け る チ ェ ッ ク と な っ て い る.. 結果として残っ たことは, 『もじの本』 だとか 『わかる算数』 を補助教材として使用することが 極めて困難になっ たということである. 使用するに してもごく部分的にしか使用 できないという 実 態 に な っ て い る.. 昨年の典型的な例を話せば, 0市教育研究会の算数部会の公開授業研究会で, ふだんはタイ ル を用いて指導しているのに, 指導主事も来るからまずいの ではないかということで, 公開授業で はタイ ルを使わなかっ たということがおこっている. 子どもにとってどうかという観点が, そこ 43.
(5) . 浦 野 東洋一. では欠落している, 勿論, 『わかる算数』 の考え方そのものが現場から無くなっ てしまっ たわけ ではなく, 『わかる 算数』 を部分的に用いたり, タイ ルを用いて, わかる授業創りに努力している教師も多い.」 B「昨年4月からの指導計画に, 『わかる算数』を補助教材として使用 すると朱書して提出した 小学校は, 0市内 でたっ た2校 であっ た.」 C 「わたしの学校 では朱書して提出してはいないが, 数と計算の体 系は 『わかる算数』 の方が 子どもにわかり易いことは 全教師が認識している. 『わかる算数』の冊子そのものは使用 していな いが, 数と計算の体系だけは 全校的に色々工夫して 『わかる算数』 の方法で教えている. タイ ル も新1年生には毎年教材費 で購入し, 2年時のかけ算ま で使用 している. これがいいの だと皆信 じている様な感じで, 当たり前のこととして疑問は持っ ていない.」 D 「私の学校では朱書き で出したが, 教育委員会と学校との間で, 書き直せ, 書き直さない, で7月頃ま でゴタ ゴタが続いた. 間にはいっ た校長は, 『わかる算数』は補助教材だから, 1授業 時に5分程度使用するの ならよいなどと言い出した. 私たちは, PTAで数と計算の体 系は 『わ かる算数』 の方がよいことを 説明し, 理解してもらっ た.」 B 「私の学校では, 『わかる算数』 の冊子は使用 しないが, 数と計算の領域は 『わかる算数』 の 方法で教えようと意 思統一している. 父母か ら誤解されると困るの で, 子 どもには必ず算数の 教科書を持ってこさせ, 教科書の問題は 必ずやるように している.」 F 「私の学校 では, 教師集団の間で 『わかる算数』 についての見解がバラバラで, 学校として は意思統一していない. 低学年の グルー プだけが 『わかる算数』 の方法で教えている.」 G「私の学校 では, 補助教材の使用は各学年にまかされている. 3年生以上の学年では, 『わか る算数』 もそのプリントも使わなく なっ た. 1~2年生の学年 では 『わかる算数』 の プリントを 使用 している, その プリントを系統的に集めていた親が, まだ教科書が使われてい ないと問題に したケースも起きている. 『わかる算数』を使用していた時には市販テストは利用しようにも出来 なかっ たが,.『わかる算数』を使わなくなっ てから, 教科書べっ たりの市販テストを使い出すとい う 風潮も 一部に生じている.」 H 「数教協 (数学教育協議会) に入っ て十分研究してきた人は別として, 0市教育研究会や北 教組教研などで 『わかる算数』 の方がよいと言われ, 多くの教師はその背後にある数学教育理論 を研究しわがものとすることもなく, みんながよいと言うからということで, 『わかる算数』を使 いはじめたのではないか. 市教委の通達 一本 でこれだけ大きく変わっ てしまっ た根本的な理由は その辺に ありそう な気がする.」 『わかる算数』 この面接聞き取り調査では他の事項についての質疑応答も なされているが,いわば章 問題その後″ ということにしぼっ て要約整理すれば上記のとおり であっ た. この0市における事例 は, 算数教育論, 教科書・教材論か ら教育行政論, 教育法制論に至るま で, 教育学研究に豊富な素 材を提供しているが, 今回の面接 聞き取り調査から何らかの結論を出すことは早計であり, 今後さ らに調査研究を深めていきたいと考える.. 44.
(6) . 教育現場における教育研究の展開. 1 1 1 教師の教育研究の根拠 2日にかけて, 同市内の小・中学校教師全員を 帯広市教育研究所が, 19 77年9月 30 日から10月1 対象としておこなっ た調査の結果(小学校=教員数493名, 回収率86.0%, 中学校=教員数313名, 回収率72 .8%) によれば, 研究の重要性は自覚しているが, 「分掌の仕事」 と 「会議」 に追われて, ( 2 ) 教材研究ができない教師像が浮き彫りにされている. . ところで, 教師の教育研究は教材研究に限定されるわけではない. そこ でわれわれが 「教育現場 における教育研究」 というとき, どういうイメージをもっ ているかに ついて, 私見を述べておく必 要があるように思える. 大学も教育現場であり, われわれが小・中学校を指して 「教育現場」 と表現するのに筆者自身心 理的な抵抗があるが, 今回の調査研究において, 「北海道の教育現場」とは, 主として「北海道内の 小・中学校」 を指している. さて, 現代における学校教育の任務は, 教科教育と教科外教育とを通して, 究極的には子どもの 人格の完成に奉仕することである. そして, 歴史的にみれば, 教会から分離された近代学校の特質 は, 子どもに対し, 労働を中心とした実生活からは隔離された学校という施設で, 科学などの人類 の文化遺産の成果とその 基礎を計画的に教授するところにあるといっ てよい. 学校教育の, 他に譲 り渡すことのできない 固有の領域は, 教科教育 にほかならないのである.(現代の学校において, 生 活指導などの教科外教育が軽視されてよいということを意味するものではない.) 科学, 学問, 芸術, 体育などのすぐれた人類の文化遺産を 「文化的価値」 と呼ぶとすれば, 学校 教育で「文化的価値」のすべてを子どもに教えることは不可能であるし, その必要もない. そこ で, 「文化的価値」 のなかから, 国民的教養として必要でかつ子どもの発達段階に即 した教育的価値の ある内容を選択して教えることになるわけで, そこで選び出された内容が 「教育内容」 にほかなら 云 まし、 .. しばしば 「教材研究」 という用語が, 「教師の教育研究」 と言うに近い響きで語られることがある ので, 「教育内容」 と 「教材」 との区別と関連についても, 私見を述べ ておきたい. 学校における 「教育内容」 は, 子どもの発達についての認識と様々 な要因による子どもへの教育 要求 (教育目標) とをよりどころに, 教育者が, 伝達可能な人類の文化遺産のなかから選択し, 整 理し, 系統だてたものにほかならない. そのようにして選択された結果としての 「教育内容」 は, 伝達可能な (法則的) 知識や技能であって, 算数を例にとれば 「入門期の数, 十・百・千」 「位取り 記数法」「加減の素過程」 「多位数の加減」 などのごとくに記述されるものである. これに対し 「教 材」は, ある教育内容を教授し学習させるときに用いる材料にほかならない. 例えば, 「理科におい て『溶解』の概 念や原理 という 教育内容を学習させるとき,食塩水や石けん水などが教材として用い られる. そしてビーカーその他の実験器具が教具として用いられる, あるいは社会科歴史分野の授 業で 『明治維新』 を教える場合, その基本的史実や性格, 歴史的意義といっ たことが教育内容とさ 3 } 」 れるとき, それを把握し理解するために必要なさま ざまな史 (資) 料や記述が教材 とされる( . 授業において, 「教育内容」 と 「教材」 とを判然と区別することが困離な場合もありうるが, 両者 の区別と関連は, 原理的には叙上のとおりである. ちなみに, 教科書にはしばしば 「教育内容」 に 4 ) 相当する記述があるが, 教科書の実質はあくまでも 「教材」 である( . 以上のように考えるならば, 「文化的価値」 のなかから何を 「教育内容」 として選択しどう配列す るか, またその教育内容に最もふさわしい 「教材」 として何を選びあるいは自ら創造してどう配列 45.
(7) . 浦 野 東洋一. するか, この 点に教育の専門家としての教師の力量の発揮のしどころがあり, 教師の教育研究の根 拠が存することが知られるであろう. したがっ て, 教材研究は, 例えば教科書に載っ ている教材の研究の ごとき所与の教材 それ自体の 研究だけ ではなく, 教師みずから教材を選択しもしくは創造しそれを配列するしごとを含むもので あり, 基本的には, 教師の 「教育内容」 (選択された諸科学等の成果) についての研究・理解と授業 を受け持つ子どもに対する研究・理解とに依存しており, しばしば価値観もからむ, す ぐれて学問 実践的な行為 である. 以上, 学校教育の固有の領域である教科教育を念頭において教師の教育研究の根拠について私見 を述べたが, 現代の学校は教科外教育も重要な任務としており, そこにも広大な教師の教育研究の 対象や課題が存在していることは言うま でもない. われわれが今回の調査研究で,「教育現場におけ る教育研究」 というとき, こうした広がりをも っ た教育研究を, 筆者はイメージしている次第であ .る,. IV. 調. 査. 票. われわれは数次にわたる検討を経て, 次に掲 げるアンケート調査票を作成し, 郵送した. 本稿執 筆時において, 回収中であるが, 回収率は4割を超えることが確実視されており, 郵送方式による アンケート調査としては, 回収率 でみる限り大きく成功している. アンケート調査結果の分析は, 次回報告でおこなう予定である.. 教師の教育研究活動に関する調査 〔お. ね. が. い 〕. ・別紙回答用紙 (略) にご記入のうえ、 回答用紙のみ ご返送下さい。 ・選択肢のある調査事項については、 回答用紙の該当する記号を○印でかこんで下さい。 ・選択肢のない調査事項については、 回答用紙の該当欄に自由にご記入下さい。 〔 調 査 事 項 〕 Q1, あなたの勤務校の概要をお知らせ下さい。 A 学校種別 (イ、 小学校 ロ、 中学校 B 児童生徒数 C 学級数 E 校区の特色 (イ、 都市 ロ、 農村 F 僻地指定があればその級数. ハ、 盲、 ろう、 養護学校) D 専任教員数 ハ、 漁村 ニ、 その他). Q2. あなたの性別をお知らせ下さい。 イ、 男. ロ、 女. Q3, あなたの教職経験年数をお知らせ下さい。 6か月以上をきりあげて、 年数でお答え下さい。 A 教職経験年数 B もし小学校と中学校の双方に勤務した経験のある方は、 それぞれの経験年数をお知らせ下さい。. 46.
(8) . 教育現場における教育研究の展開 ) Q4, に の質問には小学校・小学部の教師の方のみご回答下さい。 A あなたの最も得意とする教科名もしくは領域名を、 次の中から2つ選んで下さい。 ト、 家庭 イ、 国語 ハ、 算数 ニ、 理科 ホ、 音楽 へ、 図画工作 ロ、 社会 リ、 道徳 ヌ、 特別活動 ル、 学級経営 B あなたの不得意とする教科名もしくは領域名を 上記Aの選択肢の中から2つ選んで下さい。 、 ) Q5. (この質問には中学校・中学部の教師の方のみご回答下さい。 A あなたの取得しておられる教員免許状の教科名をお知らせ下さい。 ハ、 数学 へ、 美術 イ、 国語 ニ、 理科 ホ、 音楽 ト、 保健体育 ロ、 社会 ワ、 職業実習 ヲ、 職業指導 リ、 技術 ヌ、 家庭 ル、 職業 力、 英語 「道徳」 を含む) をお知らせ下さい。 B あなたが昭和5 5年度に担当された教科名 ( へ、 美術 ト、 保健体育 ロ、 社会 ハ、 数学 ニ、 理科 ホ、 音楽 イ、 国語 チ、 技術・家庭 リ、 英語 ヌ、 道徳. チ、 体育. チ、 保健. Q6, A あなたの教師としての力量の向上にもっとも役にたったと思われる事項を、 次の中から2つだけ選んで下 さ い。. イ、 先輩教師や同僚との日常的な交流 ロ、 校内研修 ハ、 教育委員会、 教育研究所、 教育研修センター等の主催する研修への参加 ニ、 他校への参観 ホ、 指導主事の指導や助言 へ、 図書や教育雑誌による学習 ト、 教育研究団体やサークルへの参加 チ、 学会や研究大会への出席 リ、 教職員組合の教育文化活動への参加 ヌ、 その他 B 上の質問で 「ヌ、 その他」 を選択された方は、 その内容を具体的にご記入下さい。. Q7, あなたの教師としての力量の向上にほとんど役に立たなかった事項がございましたら、 上記Q6のAの選択肢 イ~リの中から2つだけ選んで下さい。. Q8. あなたが御自分で購読されている教育雑誌についておたずねいたします。 雑誌宅 と出版社名をご記入下さい。 該当するものがなければ、 「なし」 とご記入ください。 A 定期的に購読している教育雑誌 B 定期的ではないがしばしば購読している教育雑誌 C 購読していないが、 学校で購入しているので利用している教育雑誌 Q9. 昭和5 5年度におけるあなたの学校の校内教員組織での討議内容が、 事務的に済まされてしまうのではなくて、 どれほど実践に密着していて研究的であったかを、 次の教員組織について、 3(おおいに研究的である)、 2(普 通である) 、 1 (事務的であって研究的でない) の3段階で、 それぞれ評価してみて下さい。 ′・ 学年会 ホ 研究部会 イ 職員会議 口 運営委員会 二 教科部会 ト 進路指導部会 へ 生活指導部会・生徒指導部会. QIO . あなたがとりくんでいる研究課題がございましたら、 簡単にご記入下さい。 いくつでも結構です。 A 校内研究 (研修) の分担としての課題 B 個人的な関心による課題 I QI . 今日の教育状況や教育課題にてらして、研究すべきだと考えている研究課題がございましたらいくつでもご記 入下さい。 (QI Oの現在とりくんでいる課題と同一の場合でも再度ご記入下さい。). 47.
(9) . 浦. 野. 東洋一. Q12 5年度)において、 あなたが属していた教育研究団体、 サークルがございましたら、 例えば . 過去1年間(昭和5 北海道国語教育連盟、 北海道地区数学教育協議会というように、 その名,称をすべてご記入下さい。 Q13 . あなたが教職についてから参加したことのある研究会や研修で、 特に記憶に残っているものがござい ました ら、 会の名称、 開催年月日、 印象に残っていることがらをご記入下さい。 4年3月 7 ~ 9日、 カリキュラム研究大会、 於北海道第一師範学校、 梅根悟氏のコア・カリキュラ (例) 昭和2 ムについての講演を聞き、 新教育に関心をもつようになった。 Q14 . これまでに、 あなたの教育研究を導いてくれたとおもわれる図書あるいは論文がございましたら、 1冊なしい 1編だけ、 著者、 題名、 出版社、 発行年月日 (論文の場合には収録されている図書、 雑誌名 をくわえて) をご記 入下さい。 Q15 . あなたが教職についてから各種研究会や教育誌で研究発表をなさったことかがございましたら、 ご記入下さ い。 いくつでも結構です。 ・ ( 例)・「小学校低学年における文字の指導について」 昭和32年10月、 北教組函館支部教研、 於函館市 『北海道教育経営』 昭和5 0月号 ・「8 0年代教育の展望」 5年1 Q16 . 教師の教育研究の現状について、 あなたはどのようにお考えですか。 Aから1つ選んで下さい。 またその理由 として 「同感だ」 と思われるものがございましたら、 Bの1~9からいくつでも結構ですから選んで下さい。 A イ、 教師の教育研究はだんだん盛んになってきている。 ロ、 以前とくらべてあまり変りないか、 だんだん低調になってきている。 ハ、 な ん と もい え な い。. B 1, 教育に期待される課題が複雑化、高度化してきており、それに応えるべく、教師の教育研究は盛んになっ て い る。. 2. デモ・シカあるいはサラリーマン型教師が減る一方、 実践意欲、 研究意欲に富んだ教師が増えている。 3. 教育研究の理論的、 実践的な蓄積がふえ、 課題の設定や研究方法が科学的になってきているので、 研究 しや す い。. 4. 教育委員会あるいは教職員組合の教育研究への激励や、 実際的援助、 措置等が強まってきている。 5. サラリーマン型教師がふえてきて、 教師の研究意欲は低下している。 6, 「高学歴社会」 の傾向とともに受験体制が強まり、 創造的な教育実践や教育研究にとりくむ余裕がなく な っ て いる。. 7. 教職員の管理のしくみが整備され、 学校全体がシステム化されてきており、 自主的な教育実践や教育研 究のできる余地は狭まってきている。 8. 子どもや家庭、 地域の状況がすっかり変ってしまい、 日常の授業、 非行の防止や基本的なしつけにおわ れて教育研究にとりくむゆとりなどなくなってきている。 9. その他 C 「その他」 とお答えのかたは、 該当する欄に自由にお書き下さい。 ・ Q1 7 , ご多忙のおり、 長時間ご協力をいただきありがとうございました。 最後に、 教育研究を進めていくうえで、 現 在かかえている悩みや、 将来への希望、 あるいは要望などについてご自由にお書きください。. 学校における教育研究活動 に関する調査. 〔 お. ね. が. い 〕. ・この調査票にご記入のうえ、 そのままご返送下さい。 ・選択肢のある調査事項については、 該当する記号を○印でかこんで下さい。 ・選択肢のない調査事項については、 該当欄に自由にご記入下さい。. 48.
(10) . 教育現場における教育研究の展開. 〔 調査事項および回答欄 〕 QI. 貴校の概要をお知らせ下さい。 A. 学. 校. (僻 地. 名. 級). B 学校所在地 学級数 名、 C 記入日現在の児童生徒数 専任教員数 (休職者等をふくむ) 、 臨時なしい非常勤教員数 名 年 D 学校創立年 明、 大、 昭 E 貴校の伝統もしくは特色について、 特記すべきことがございましたら、 簡単にお書き下さい。. 名、. Q2. 貴校の昭和55年度学校経営の基本方針と教育研究活動の位置づけについてお知らせ下さい。 A 学校経営の基本方針について、 簡単で結構ですのでお書き下さい。. B 学校経営の基本方針の中で、 学校としての教育研究活動をどのように位置づけておられますか。 . . . . . . . . ・ ◆ . . . ’ . ・ . , . ・ . . ・ . . ・ . . ・ ・ , . ・ . , . ・ . . ・ . . ・ . . ・ . . ・ . . ・ ・ . ・ . . ・ . . ・ ・ ・ . ・ . . ・ . . ・ ・ . ・ . . ・ ・ . ・ . . ・ ・ . . . ・ ・ . . ・ . . ・ . . ・ . , . ・ . . ・ . . ・ . . ・ . . ・ . . ‐ . . ・ . . ・ . . ・ . . ・ . ・ ・ ・ . . ‐ . . ・ ’ . ,. C 学校としての教育研究活動を遂行するために、 特別に経費を計上しておられますか。 ア、 して いる。. イ、 して いな い。. D 〔上記Cで 「ア、 している。」 とお答えいただいた学校のみご記入下さい。〕 知らせ下さい。 費. 目. 名. 年間 予算 額. その費目名と年間予算額をお 円. 5年度における教育研究活動の実際についてお知らせ下さい。 Q3. 貴校の昭和5 A 全校体制で取り組んでいる研究主題をおもちですか。 ア、 も っ て いる。. イ、 も っ て い ない。. 〔以下のB~Fの質問については、 上記Aで「ア、 もっている。」とお答えいただいた学校のみご記入下さい。〕 B 研究主題名とその研究主題を設定した理由を簡単で結構ですのでお書き下さい。 (研究主題名) (研究主題設定の理由). C この研究主題は、 文部省、 教育委員会、 教育研究所等の研究指定を受けたものでしょうか。 受けている場合具 体的にお書き下さい。. 49.
(11) . 浦 野 東洋一 D この研究を遂行するための校内研究組織はどうなっていますか。 簡単で結構ですのでお書き下さい。. E この研究を遂行するために行ってきたことが次の中にございましたら、 該当する項目を○印でかこんで下さ し ) 。. イ、 校内研究授業 ア、 校内研修会 オ、 指導主事の助言 エ、 校外研修への参加 〕 力、 その他 〔次の欄に具体的にお書き下さい。. ウ、 公開研究発表会. F この研究主題についての研究成果はどのような方法で発表なさいましたか。 あるいは発表の予定ですか。 〕 次の該当する項目を○印でかこみ必要事項をご記入下さい。 〔予定の場合はその旨を明記して下さい。 部 ) 発行部数 ) ( の発行 ア、 研究紀要 (研究報告書 人) イ、 公開研究発表会の開催 (参加人数 ) 発行者 ウ、 教育雑誌や教育研究誌への寄稿 (誌名 ) 出版社名 エ、 著書の刊行 (書名 ) オ、 各種教育研究会への報告 (教育研究会名. Q4. 昭和55年度において、 貴校と地域研究組織とが共同で取り組んでいる研究主題がございましたらご記入下さ し、 。. A 研究主題名 B 地域の研究組織名 C この共同研究への学校としての参加の体制について、 簡単で結構ですのでお書き下さい。. D この共同研究の成果はどのような方法で発表なさいましたか。 あるいは発表の予定ですか。 次の該当する項目を0印でかこみ、 必要事項をご記入下さい。 〔予定の場合はその旨を明記して下さい。〕 部) ア、 研究紀要 (研究報告書) の発行 (発行部数 人) イ、 公開研究発表会の開催 (参加人数 発行者 ) ウ、 教育雑誌や教育研究誌への寄稿 (誌名 出版社名 ) エ、 著書の刊行 (書名 ) オ、 各種教育研究会への報告 (教育研究会名 Q5, 学校における研究活動にとって重要なことは何だとお考えですか。 次のなかから特に重要と思われる事項を2つ選んで○印でかこんで下さい。 イ、 教育についての課題意識 ア、 教師の研究意欲 エ、 時間的余裕 ウ、 研究の能力 力、 全校的協力体制 オ、 予算措置 ク、 その他 〔次の欄に具体的にお書き下さい。 〕 キ、 研究におけるリーダーシップ. 50.
(12) . 教育現場における教育研究の展開. . . . ・ . . ・ ’ . ◆ . ・ . . ・ . . ・ . . . . ‐ . . ・ . . ・ . . ・ . . ・ . . ・ . ・ ・ ’ ◆ . . . . ・ . . . . ・ . . ・ . . . . ・ . . . ・ . ・ . . ・ . . ・ . . ・ . . ・ ・ . ・ . . ・ . . ・ . . . . ・ . . ・ . . ・ . . ・ ・ . ・ ・ . . ’ . ・ . . ・ . . ・ ・ . ・ . . ・ . . ・ . . ・ . . ・ ・ . . . ・ . . ・. Q6. 戦後における貴校の主要な研究実績について、 研究年度、 研究主題、 研究発表の機会 (発表物 発表会等) を 、 お知らせ下さい。 〔記入欄がたりないときは、 別紙をつぎたしてご記入下さい。〕 研 究 年 度. 研 究 主 題. 研 究 発 表 物 ・ 研 究 発 表 会 等. Q7, ご多忙の折、 長時間ご協力をいただきありがとうございました。 最後にあなたの職名とご記入いただいた月日 をお知らせ下さい。 A あなたの職名 B. ご記 入い た だい た月 日. ア、 校長. イ、 教頭 1981年. ウ、 その他 ( 月. ). 日. (以上) 《註》 ( 1 ) 詳しくは, 浦野東洋一 「学校自治・教職員組織論と主任制」 『季刊教育法』 第28号 ( 197 8年夏季号, 総合労 働研究所) 所収, を参照されたい, ( 2 ) 詳しくは, 帯広市教育研究所 研究紀要第7 6号 『帯広市小・中学校教師の教育に関する意識調査について』 19 8年2月, を参照されたい, 7 ( 3 ) 室井力・鈴木英一編『教育法の基礎』 1 9 78年 青林書院新社, 16 8頁 (高沼秀正氏執筆) . ただし傍点は浦野. ( 4 ) したがって, 検定教科書の使用強制は教材統制の実質をもつ. それは教師の研究や教育方法を規制することに なり教育内容統制に劣らない問題を含むと思われる, ※ 今回の調査研究にあたり, お世話になりご協力をいただいた関係各位にあつくおん礼申し上げる次第である . ( 1 98 1年3月) (本学助教授・札幌分校). 51.
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