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大学生の食品表示に関する意識調査

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Academic year: 2021

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(1)Title. 大学生の食品表示に関する意識調査. Author(s). 芝木, 美沙子; 尾越, 美緒. Citation. 北海道教育大学紀要. 教育科学編, 64(1): 281-294. Issue Date. 2013-09. URL. http://s-ir.sap.hokkyodai.ac.jp/dspace/handle/123456789/6959. Rights. Hokkaido University of Education.

(2) 平 成 25{ I 8月. 北海道教育大学紀要(教育科学編)第 6 4巻 第 1号 J o u r n a lo fHokkaidoU n i v e r s i t yo fE d u c a t i o n( E d u c a t i o n ) Vo . l6 4,No. l. ご. August,2 0 1 3. 大学生の食品表示に関する意識調査 芝木美沙子・尾越美緒 北海道教育大学旭川校. 家庭看護学研究室. TheSurveyonC o n s c i o u s n e s so fFoodL a b e l sbyU n i v e r s i t yS t u d e n t s SHIBAKIMisako,OGOSHIMio Departmento fHomeNursing,AsahikawaCampus,HokkaidoU n i v e r s i t yo fE d u c a t i o n. 要旨 食品の安全・安心が社会の大きな関心事になり,それを担保する食品表示の意義は大きなものとなってい る。そして,消費者は正しい知識を持って選択して購入することが求められている。そこで,食生活や食品. 1 9 8名を対象に 2 0 1 1年 1 1月に質問紙調査を実施した。回収数は 7 4 2名であり,回収率 表示について,大学生 1 は61.9%であった。 朝食を「ほぼ毎日食べる」者は 39.9%, 3食ともに「ほぼ毎日食べる」者は 35.6%と少なかった。 消費期限と賞味期限の違いを「知っている」とする者は 89.2%と多かったが,詳しい内容では「初めて聞 いた」とする者もおり,知ったつもりになっている者もいると思われる。 食品を購入する時の基準では,生鮮食品,加工食品共に「価格」を挙げる者が80%以上と最も多く,購入 理由も「安いものを買いたい」とする者が最も多く,半数以上を占めていた。「鮮度J,I原産地(国)J,I食 品添加物」などの表示を見る者も多く,これらについても気にかけているが,自由に使えるお金が少ない学 生は,「価格」を最も重視していた。. しはじめに 私たちの食生活は,選択の幅もかなり広く,様々. 話題に上るようになり,消費者を欺く偽装表示や 虚偽表示,農薬の問題まで騒がれるようになった。 そのような背景には流通システムの変化がある。. なものを食べ,好きなものを好きなときに好きな. 昔は近くで採れたものを家庭で調理・加工してい. だけ食べることが出来ている。これは,輸入によ. たが,現在は生産・加工・販売,そしてその聞の. り今の食生活が維持されている事が一つの要因と. 輸送など多くの段階を経て消費者のもとに届くシ. なっているが,その結果日本の食料自給率は約. ステムとなっている。その結果,生産者や製造加. 40%と落ちているのである。各国から多くの様々. 工業者と消費者は遠い存在となり,消費者のため. な食材・食品が比較的安価な値段でスーパーなど. に大事に扱ってきた「食べ物」が「物」となり,. に並ぶようになった。反面,食品に関する問題も. つい不正を犯すという状況になりがちで,消費者. 281.

(3) 芝木美沙[-.尾越. 美緒. も日頃接することのない生産者や製造加工業者は. 別では, 1年生 29.0%( 2 1 5名 ) , 2年生 26.5%( 1 9 7. 遠い存在となってしまい,信頼感が低下する結果. 名人 3年生 25.7% ( 1 9 1名 ) , 4年生 18.7% ( 1 3 9. をもたらしている 1)。. 名)であり,. これらの事ーから,食品の安全・安心が社会の大. 1 .2年生 55.5% ( 4 1 2名人 3 ・4. 年生 44.5% ( 3 3 0名)であった。居住形態では,. きな関心事になり,それを担保する食品表示の意. 1 7 6名 人 下 宿 11.3% ( 8 4名), 実家暮らし 23.7% (. 義は大きなものとなっている。安全は客観的な事. I人暮らし 53.4% ( 3 9 6名 人 寮 10.1% ( 7 5名),. 実をもって,安心は主観的な判断から求められる. その他1.5%(11名)であった。その他の回答には,. ものであるが,この二つを両立させることがすべ. 兄弟・姉妹と暮らしているという者が多かった。. ての当事者にとって実現されなければならない課. 実家,下宿を『食事提供群」とすると 35.0% ( 2 6 0. 題である Z)。. 名 ) , 1人暮らし,寮,その他を「非食事提供群』. そして,消費者は正しい知識を持って選択して. とすると 65.0% ( 4 8 2名)であった。. 購入するすることが求められており,消費者も食 品表示を理解しなくては供給側の努力も無駄にな. 2 . 食生活について. るのである。. 1)食事摂取状況. このような現状の中で,大学生は食品表示につ. 朝食,昼食,夕食,間食について,「ほぼ毎日. いてどのように感じているのか,また,食品を選. 食べる J, I週. ぶ際に何を基準にして選択しているのかについ. るJ,Iほとんとマ食べない」で聞いたところ,表 1. て,食生活や健康への意識との関係を知ることを. のような結果であった。朝食・昼食・夕食ともに. 目的に調査を行った。. 4~5 日食べる J ,. I週 2~3 日食べ. 2 6 4名)であり, 「ほぼ毎日食べる」は 35.6% (. 多くの者が欠食していた。「ほぽ毎日食べる J,I週. I I . 研究対象および方法. 4~5 日食べる」者を「食べる方』とし,「週 2 ~3 日食べる J ,. Iほとんと守食べない」を「食べな. 2 0 1 1年 1 1月,北海道内の A国立大学の教育学部. い方」として性別,学年別(1 .2年生と 3 ・4. 1 9 8名を対象にアンケート調査を実施した。調 生1. 年生:以下学年別は同様である),食事提供別で. 査方法は,無記名自己記入式の質問紙を各ゼミ. みた。. ナールに配布し,記入後直接回収した。 主な調査内容は,食生活,健康への意識,食品 表示,食品購入基準等についてである。. 性別でみると,「食べる方』は,朝食が男子 46.8%. ( 16 6名)に対し,女子 62.0% ( 2 4 0名)と女子の 方が有意に多かった (p<O.OOl)。また,間食も. 調査結果の解析は χ2検 定 (5以下のセルがあ る場合は Y a t e sの補正値を用いた)を行い,有. 表. 1 食事摂取状況 名(%). 意水準 5 %をもって差があるとした。集計および 統計解析には M i c r o s o f tE x c e lおよび E x c e lアン. e r. 4. 0 5を使用した。 ケート太閤 V ほほ毎 H. m .結 果. .ì!I 4~5 l::l. 1.調査対象の概要. 週 2~3 l::l. 4 2部(男子 3 5 5名,女子 3 8 7 名)であり, 回収数は 7. 回収率は 61.9%であった。性別では,男性47.8% ) , y . 性 52.2% ( 3 8 7名)で、あった。学年 ( 3 5 5名. 2 8 2. ほとんど 食べない. 朝食. 昼食. 夕食. 間食. 2 9 6 ( 3 9 . 9 ) 1 1 0 ( 14 . 8 ) 1 1 0 ( 1 4 . 8 ) 2 2 5 ( 3 0 . 3 ). 6 7 7 ( 9l .2 ) 4 7 (6 . 3 ) 1 1 (l .5 ) 7 (0 . 9 ). 6 5 9 ( 8 8 . 8 ) 5 9 (8 . 0 ) 1 5 (2 . 0 ) 9 (1 . 2 ). 2 0 2 ( 2 7 . 2 ) 8 2 ( 1 1 . 1 ) 1 8 7 ( 2 5 . 2 ) 2 6 8 ( 3 6 . 1 ) n= 742.

(4) 大学生の食品表示に関する意識調査. 「食べる方」が男子 32.4% ( 11 5名)に対し,女 1 6 9名)と女子の方が有意に多かった 子 43.7% ( (p<O.Ol)。昼食・夕食では有意差はなかった。. 食事提供別でみると,『食べる方」は,朝食が「食. の方が有意に多かった (p<O .0 0 1 )。性別・学年 別で有意差は無かった。 間食を摂取している 471名では,「コンビニ」が 72.8% ( 3 4 3名)と最も多く,次いで「自炊J9.1%. 事提供群~ 74.6% ( 194名)に対し,『非食事提供. ( 4 3名)などであった。性別を見ると,「自炊」. 群~ 44.0% ( 2 1 2名)と「食事提供群」の方が有. は男子 13.4% ( 2 7名)に対し,女子では 5.9% ( 16. 意に多かった (p<O.OOl)。昼食・夕食・間食で. 名)と男子の方が有意に多かった。. は有意差はなかった。学年別では有意差があるも のはなかった。. 朝食,昼食,夕食の食事の用意が把握できた 437 名について,. 3食の中で一回でも自炊をしている. 2 4 2名人 者を「自炊する方』としたところ 55.4%(. 2)食事の用意. それ以外を「自炊しない方』としたところ 44.6%. それぞれの食事を摂取している者(ほとんど食. ( 195名)であった。「自炊する方」は,「食事提. べない者を除く)に,どのように用意しているか. 供群~ 1 8 .7%(38名)に対し,『非食事提供群 ~87.2%. 一番多いものを聞いたところ,表 2のような結果. ( 2 0 4名)と「非食事提供群』の方が有意に多かっ た (p<O.OO 1 ) 。. であった。 朝食を摂取している 516名では,「自炊」が44.0%. 表 2 食事の用意. ( 2 2 7名)と最も多く,次いで「家族なとマが作っ. 名(%). てくれる J33.5%(173名 ) , 1"コンビニ J11.4%( 5 9. 朝食 昼食 間食 夕食 n=5 1 6 n=7 3 5 n=733 n=471. 名)などであった。食事提供の有無を「自炊」と 「自炊以外」でみると(以下「自炊」の検定につ 2 4 いては同様), 1"自炊」は「食事提供群~ 10.7% ( 名)に対し,「非食事提供群~ 69.8% ( 2 0 3名)と. 「非食事提供群」の方が有意に多かった (p< 0 . 0 0 1 )。性別・学年別で有意差は無かった。. 昼食を摂取している 735名では,「学食」が42.7% ( 3 1 4名)と最も多く,次いで「コンビニ J17.0% ( 1 2 5名人「自炊J15.8% ( 1 1 6名)などであった。. 白炊. 2 2 7 1 1 6 2 9 3 4 3 ( 4 4 . 0 ) ( 1 5 . 8 ) ( 4 0 . 0 ) (9 . 1 ). 家族などが 作ってくれる. 1 7 3 8 2 1 8 2 6 ( 3 3 . 5 ) ( 11 .2 ) ( 2 4 . 8 ) (1 .3 ). コンビニ 飲食庖 ファースト フード. 4 7 学年別でみると,「自炊」は 1 ・2年生 11.4%(. 名)に対し,. 3 .4年生 21 .3% ( 6 9名)と 3 ・4. 年の方が有意に多かった (p<O.OOl)。食事提供 の有無でみると,「自炊」は「食事提供群~ 8.9%. 学食 その他. 5 9. 1 2 5. 8 8. ( 17 . 0 ). ( 12 . 0 ). 。 。. ( 1 1 .4 ). 3 4 3 ( 7 2 . 8 ). 2 5 4 2 4 . 7 ) (0 . 8 ) (3 . 4 ) (5. 4 1 2 6 .6 ) (1 .3 ) (0 . 5 ) (1. /. 3 1 4 ( 4 2 . 7 ). //. 2 3 5 3 7 1 5 ( 0 . 7 ) (4 . 5 ) (5 . 0 ) (3 . 2 ). (23名)に対し,「非食事提供群~ 19.5% ( 9 3名). と『非食事提供群』の方が有意に多かった (p< 0 . 0 0 1 )。性別で、は有意差は無かった。. 夕食を摂取している 733名では,「自炊」が40.0%. 3 . 健康と生活習慣ついて 健康に関心があるか聞いたところ,「関心があ 3 0 9名 ) , 1"まあまあ関心がある J4 2 .9% るJ41.6%(. ( 2 9 3名)と最も多く,次いで、「家族なとマが作っ. ( 3 1 8 名 ) , 1"あまり関心がない J12.3%(91名人「関. てくれる J24.8%(182名人「コンビニ J12.0%( 8 8. 心がない J3.0%( 2 2名)であった。「関心がある J,. 名)などであった。食事提供の有無でみると,「自. 「まあまあ関心がある」を「関心がある方』とし. 16名)に対し,「非 炊」は「食事提供群」は 6.2% (. 6 2 7名),1"あまり関心がない J, I " 関 たところ 84.5%(. 2 7 7名)と「非食事提供群』 食事提供群」は 58.4%(. 心がない」を「関心がない方」としたところ 15.2%. 2 8 3.

(5) 芝木美沙[-.尾越. ( 11 3名)であった。性別でみると「関心がある方」. 2 8 4 名)に対し,女子 88.6% ( 3 4 3 は男子 80.0% ( 名)と. k子の方が有意に多かった (p<0.01)。. 学年別・食事提供の有無で、は有意差は無かった。. 美緒. 51.2% ( 3 8 0名)であった。 I "r 賞味期限』は品質が落ちるのが比較的穏や. かな食品に表示されている」という事を知ってい るか聞いてみたところ,「初めて聞いた J18.7%. 自身の生活習慣をどう思うか聞いてみたとこ. ( 13 9名 ) , 1"聞いたことはある J28.4% ( 2 1 1名人. 4 6名人「まあまあ良い ろ,「良いと思う J6.2% (. .6%( 3 8 3名)であった。 「以前から知っていた J51. と思う J28.2%( 2 0 9名 ) , 1"あまり良くないと思う」. I "r 消費期限」は安全に食べられる期間であり,. 46.0% ( 3 4 1名 ) , 1"良くないと思う J19.5% ( 1 4 5. 期限を過ぎたものは食中毒のおそれがあるので食. 名)であった。「良いと思う J,1"まあまあ良いと. べない方が良い」という事を知っているか聞いた. 2 5 5 思う」を「生活良好群』としたところ 34.4% (. 5 7名人「聞いた ところ,「初めて聞いた J7.7% (. 名 ) , 1"あまり良くないと思う J,1"良くないと思う」. ことはある J26.5% ( 1 9 7名人「以前から知って. 4 8 6名) を「生活不良群」としたところ 65.5% (. 4 8 0名)であった。 いた J64.7% (. r. であった。 性別でみると,「生活良好群』は,男. I " 賞味期限』はおいしく食べられる期限であり,. 1 0 9名)に対し,!;;.子 37.7% ( 1 4 6名) 子 30.7% (. 期限を過ぎたらすぐに食べられないわけではな. .0 5 )。食事 と k子の方が有意に多かった (p<o. い」という事知っているか聞いたところ,「初め. 提供の有無でみると,「生活良好群」は,「食事提. 2 8名人「聞いたことはある」 て聞いた J3.8% (. 5. 4% (118名)に対し,「非食事提供群」 供群 J4. 19.8%( 1 4 7名),1以前から知っていたJ75 .2%( 5 5 8. 2 8. 4% ( 13 7名)と『食事提供群」の方が有意に. 名)であった。消費期限と賞味期限についてはす. 多かった (p<O.OOl)。学年別では有意差は無かっ. べての項目で,性別,学年別,食事提供の有無で. た 。. 有意差は無かった。. 健康への関心と生活習慣についての関連をみる. これら知識の関係についてみたところ,消費期. と,健康に「関心がある方」は,「生活良好群 J92.2%. 限と賞味期限の違いを「知っている」と答えてい. ( 2 3 5名)に対し,「生活不良群 J80.7% ( 3 9 2名). 6 2名でも,以下のように,詳しい内容につい た6. と『生活良好群』の方が有意に多かった (p<. 0 . 0 0 1 )。. ては,「初めて聞いた」としている者もいた。 「消費期限」は品質が落ちるのが早い食品につ. 8 4名 ) 。 いていることを「初めて聞いた J12.7%(. 4 . 賞味期限と消費期限について 賞味期限と消費期限の違いについて聞いたとこ. 6 6 2名人「知らない」 ろ,「知っている J89.2% ( 9.8% ( 7 3名)であった。 性別・学年別・食事提 供の有無で、は有意差はなかった。 健康への関心との関連をみたところ,「矢口って. 5 6 8名) いる」は健康に『関心がある方J90.6% (. 「賞味期限」は品質がおちるのが比較的穏やか な食品に表示されていることを「初めて聞いた」. 13.7% ( 9 1名 ) 。 「消費期限」は安全に食べられる期間であり, 期限を過ぎたものは中毒性のおそれがあるので 食べない方が良いという事を「初めて聞いた」. 4.2% ( 2 8 名 ) 。. 9 3名)と「関 に対し,『関心がない方J82.3% (. 「賞味期限」はおいしく食べられる期限であり. 心がある方」が有意に多かった (p<O.Ol)。生. 期限を過ぎたからすぐに食べられなくなるわけ. 活習慣をどう思うかでは有意差はなかった。. .2% (8 ではないという事を「初めて聞いた J 1. I "r 消費期限」は品質が落ちるのが早い食品に. 名 ) 。. 表示される」という事を知っているか聞いたとこ 13 1名 ) , 1"聞いたこ ろ,「初めて聞いた J17.7% (. 2 2 3名 ) , 1"以前から知っていた」 とはある J30.1%(. 2 8 4. 5 . 食品表示信頼度 食品表示を信頼しているかと聞いてみたとこ.

(6) 大学生の食品表示に関する意識調査. ろ,「信頼している J21.2% ( 15 7名 ) , 1"概ね信頼. 有意に多かった。「価格」は「食事提供群J8 J 4.2%. 4 8 0名人「あまり信頼してい している J64.7% (. J 2.7% ( 4 4 7 名) ( 2 1 9名)に対し,「非食事提供群J9. 8 1名 ) , 1"全く信頼していない J2.6% ない J10.9%(. (p<O.OOl), 1"内容量」は『食事提供群J J40.8%. ( 1 9名)であり,「信頼しているお「概ね信頼し. ( 10 6名)に対し,「非食事提供群J4 J 8.5% ( 2 3 4 名). ている」を「信頼している方』としたところ 85.8%. (p<0.05) と「非食事提供群』が有意に多かった。. ) , 1"あまり信頼していない J,1"全く信頼 ( 6 3 7名. 食品表示信頼度との関係をみると,「価格」は『信. していない」を『信頼していない方」としたとこ. J 91 .1% ( 5 8 0 名)に対し,『信頼し 頼している方J. 1 0 0 名)であった。性別でみると,「信 ろ13.5% (. J84.0% ( 8 4 名) (p<0.05),1 " 日 付 」 ていない方J. 2 8 7名)に対し, 頼している方』は,男子80.8% (. J 8.4% ( 3 7 2名)に対し,『信 は「信頼している方J5. 3 5 0名)と女子の方が有意に多かっ 女子 90.4% (. J 6.0% ( 3 6名) (p<0 . 0 0 1 ),1 " 内 頼していない方J3. .0 0 1 )。学年別,食事提供の有無で有意 た (p<O. 容量」は「信頼している方J J 47.6% ( 3 0 3名)に. 差は無かった。. J 37.0% ( 3 7名) (p< 対し,「信頼していない方J. 健康への関心との関連をみると,「信頼してい. 0 . 0 5 ) と『信頼している方』が有意に多かった。. J 88.0% ( 5 5 2名)に対 る方」は,「関心がある方J. 健康への関心との関連をみると,「鮮度」は,『関. J 75.2% ( 8 5名)と「関心が し,『関心がない方J. J 42.3% ( 2 6 5名)に対し「関心がな 心がある方J. ある方』が有意に多かった (p<O.OOl)。. J 1.0% ( 3 5名) (p<0.05),1"原産地(国 ) J い方J3. 賞味期限と消費期限の違いについての知識との. は「関心がある方J J 36.2% ( 2 2 7名)に対し,『関. 関連をみると,「信頼している方」は,「生日ってい. J 18.6% ( 2 1名) (p<0 . 0 0 1 ), 1 " 安 全 心がない方J. 5 8 1名)に対し,「知らない J75.3% るJ87.8% (. J 17.9% ( 1 1 2名)に対し, さ」は「関心がある方J. ( 5 5名 ) と 「 知 っ て い る 」 が 有 意 に 多 か っ た (p<O.Ol)。. J9.7% ( 1 1名) (p<0.05) と『関 「関心がない方J. 心がある方』が有意に多かった。 生活習慣をどう思うかとの関連を見ると,「鮮. 6 . 食品の購入基準について(表 3). J 7.5% ( 12 1名)に対し,『生 度」は「生活良好群J4. 1)生鮮食品購入基準. J 6.8%( 1 7 9 名 ) , 1"原産地(国 ) Jは,『生 活不良群J3. 生鮮食品を購入する際に何を基準にしているか. 活良好群J4 J 0. 4 %(103名)に対し,「生活不良群』. 複数回答で聞いたところ,「価格」が89.8% ( 6 6 6. 29.8% ( 145名)と「生活良好群」が有意に多かっ. 名)と最も多く,次いで「製造年月日・賞味期限・. た(共に p<O.Ol)。. 消費期限(以下日付と略す)J5 5 .0%( 4 0 8名人「内. 賞味期限と消費期限の違いについての知識との. 3 4 0名)などであった。性別でみ 容量 J45.8% (. 関連をみたところ,「日付」は「知っている J57.1%. " 鮮 度J(p<O.Ol), ると,女子は,「日付J(p<O.01),1 J (p<O.OO1)が有意に多かった。 「原産地(国) J は 1・ 学年別では,「認証マーク(トクホ等 ) 2年生 2.7%( 1 1名)に対し, 3 ・4年生 0.3%(1. 名)と 1 ・2年生の方が有意に多かった (p< 0 . 0 5 )。. .1% ( 3 0名) ( 3 7 8名)に対し,「知らない J 41 (p<O.Ol),1"鮮度」は「知っている J42.3% ( 2 8 0. 名)に対し,「知らない J27.4%( 2 0 名) (p<0.05) と「知っている」が有意に多かった。 自炊の状況との関連をみたところ,「価格」は『自 J 93.0% ( 2 2 5名)に対し,「自炊しない 炊する方J. 食事提供の有無でみると,「原産地(国 ) Jは「食. J8 6 .7%( 1 6 9名 ) , 1"日付」は「自炊する方JJ63.2% 方J. 事提供群J J40.8% ( 10 6名)に対し,『非食事提供. ( 15 3名)に対し,「自炊しない方J5 J 3.8%( 105名),. J 9.5% ( 1 4 2名) (p<O.Ol),1"安全さ」は「食 群J2. J 48.3% ( 1 1 7名)に対 「鮮度」は,『自炊する方J. 事提供群 JJ20.4%(53名)に対し,「非食事提供群』. J 37.9% ( 7 4名)と「自炊す し,『自炊しない方J. 14.5% ( 7 0名) (p<o .05) と「食事提供群」が. る方」が有意に多かった(全て p<0.05)。. 2 8 5.

(7) 芝木美沙[-.尾越. 美緒. 表 3 食品購入基準(性別) 名(%) 生鮮食品. t ' 士. 全体. リ 日. 女子 n=742 男 子 検定 n=355 n=387 価格 製造年月日・賞味 期限・消費期限 おいしそうだと忠 うもの 内容量 原産地(同) 安全さ 名称 販売・製造者等の メーカー. 保存方法 パッケージ 認証マーク (トクホ等) 鮮度. 6 6 6 ( 8 9 . 8 ) 4 0 8 ( 5 5 . 0 ) 2 9 4 ( 3 9 . 6 ) 3 4 0 ( 4 5 . 8 ) 2 4 8 ( 3 3 . 4 ) 1 2 3 ( 1 6 . 6 ) 4 9 (6 . 6 ) 3 8 (5 . 1 ) 3 1 (4 . 2 ) 1 7 (2 . 3 ) 1 2 (1 .6 ) 3 0 0 ( 4 0 . 4 ). 3 1 2 ( 8 7 . 9 ) 1 7 3 ( 4 8 . 7 ) 1 4 5 ( 4 0 . 8 ) 1 6 8 ( 4 7 . 3 ) 9 2 ( 2 5 . 9 ) 4 9 ( 1 3 . 8 ) 2 9 (8 . 2 ) 2 0 (5 . 6 ) 1 5 (4 . 2 ) 7 (2 . 0 ) 9 (2 . 5 ) 1 2 3 ( 3 4 . 6 ). 3 5 4 ( 91 .5 ) 2 3 5 ( 6 0 . 7 ) 1 4 9 ( 3 8 . 5 ) 1 7 2 ( 4 4. 4 ) 1 5 6 ( 4 0 . 3 ) 7 4 ( 1 9 . 1 ) 2 0 (5 . 2 ) 1 8 (4 . 7 ) 1 6 ) (4 .1 1 0 (2 . 6 ) 3 (0 . 8 ) 1 7 7 ( 4 5 . 7 ). 加工食品(豆腐・納豆・苅弱類) d 性 別 全体 女子 n=742 男 子 検定. n . s. * * n.s n.s. * * * n . s n.s n.s n . s n.s n . s. 食品添加物 原材料名 遺伝子組換え表示 アレルギー去示. 1 4 1 1 3 . 1 ) (0 . 8 ) (1 .9 ) (3. 6 2 8 ( 8 4 . 6 ) 3 7 5 ( 5 0 . 5 ) 2 2 4 ( 3 0 . 2 ) 2 1 3 ( 2 8 . 7 ) 1 4 9 ( 2 0 . 1 ) 7 5 ( 1 0 . 1 ) 6 2 (8. 4 ) 5 0 (6 . 7 ) 4 9 (6 . 6 ) 2 9 (3 . 9 ) 7 (0 . 9 ). * *. 栄養成分 (カロリーなど). そのイ也. n=355 n=387. *. 2 9 3 ( 8 2 . 5 ) 1 5 6 ( 4 3 . 9 ) 1 1 4 ( 3 2 . 1 ) 1 0 3 ( 2 9 . 0 ) 6 3 ( 17 . 7 ) 4 0 ( 11 .3 ) 3 0 (8 . 5 ) 2 1 (5 . 9 ) 2 5 (7 . 0 ) 1 7 (4 . 8 ) 5 (1 . 4 ). 一一 7 3 (9 . 8 ) 7 6 ( 10 . 2 ) 5 0 (6 . 7 ) 4 3 (5 . 8 ) 2 2 (3 . 0 ) 1 3 (1 .8 ). 3 3 5 ( 8 6 . 6 ) 2 1 9 ( 5 6 . 6 ) 1 1 0 ( 2 8 . 4 ) 1 1 0 ( 2 8 . 4 ) 8 6 ( 2 2 . 2 ) 3 5 (9 . 0 ) 3 2 (8 . 3 ) 2 9 (7 . 5 ) 2 4 (6 . 2 ) 1 2 (3 . 1 ) 2 (0 . 5 ). n.s. * * * n.s n.s n.s n.s n.s n.s n.s n.s n.s. 加工食品(弁当・菓子・惣菜). 5 2 ( 1 3. 4 ) 5 1 ( 1 3 . 2 ) 2 4 (6 . 2 ) 2 4 (6 . 2 ) 1 3 (3 . 4 ) 1 (0 . 3 ). 別. 女子 n=7 4 2 男子 検定 n=355 n=387. 6 1 4 ( 8 2 . 7 ) 2 4 6 ( 3 3 . 2 ) 3 9 8 ( 5 3 . 6 ) 2 2 0 ( 2 9 . 6 ) 6 5 (8 . 8 ) 7 1 (9 . 6 ) 84 ( 1 1 . 3 ) 3 4 (4 . 6 ) 2 8 (3 . 8 ) 5 8 (7 . 8 ) 4 (0 . 5 ). 2 9 9 ( 8 4 . 2 ) 9 4 ( 2 6 . 5 ) 1 7 3 ( 4 8 . 7 ) 1 0 9 ( 3 0 . 7 ) 3 2 (9 . 0 ) 3 4 (9 . 6 ) 4 0 ( 1 1 . 3 ) 1 4 (3 . 9 ) 1 3 (3 . 7 ) 2 1 (5 . 9 ) 3 (0 . 8 ). 3 1 5 ( 81 .4 ) 1 5 2 ( 3 9 . 3 ) 2 2 5 ( 5 8 . 1 ) 1 1 1 ( 2 8 . 7 ) 3 3 (8 . 5 ) 3 7 (9 . 6 ) 44 ( 1 1. 4 ) 2 0 (5 . 2 ) 1 5 (3 . 9 ) 3 7 (9 . 6 ) 1 (0 . 3 ). 一. 一 2 1 (5 . 9 ) 2 5 (7 . 0 ) 2 6 (7 . 3 ) 1 9 (5 . 4 ) 9 (2 . 5 ) 1 2 (3 . 4 ). t ' 企. 全体. * * * * * n.s n.s n.s. * *. 1 5 2 ( 2 0 . 5 ) 7 5 ( 1 0 . 1 ) 3 8 (5 . 1 ) 1 3 (1 .8 ) 1 9 (2 . 6 ) 3 (0 . 4 ). 3 9 ( 1 1 .0 ) 1 9 (5 . 4 ) 1 8 (5 . 1 ) 8 (2 . 3 ) 1 0 (2 . 8 ) 3 (0 . 8 ). n.s. * * * * n.s n.s n.s n.s n.s n.s n.s n.s. 一. J. 1 1 3 ( 2 9 . 2 ) 5 6 ( 14 . 5 ) 2 0 (5 . 2 ) 5 (1 .3 ) 9 (2 . 3 ). * * * * * * n.s n.s n.s. 。. (0 . 0 ). n.s. ( n . s非有志、キp<0.05、仲p<O.Ol、料、 <0.001). 2)加工食品(納亘や豆腐,茜藷類) 加工食品(納豆や豆腐,高菊類)を購入する際 何を基準にしているか複数回答で聞いたところ,. 6 2 8名)と最も多く,次いで「日 「価格」が84.6%(. 寸 イJ 50.5% ( 3 7 5名人「おいしそうだと思うもの」. が有意に多かった。 学年別では,「栄養成分」は 1 ・2年生 12.6%(52 名)に対し,. 3 ・4年生 6.4% ( 2 1名)と 1 ・2. 年生の方が有意に多かった (p<O.Ol)。 食事提供の有蕪でみると,「食品添加物」は『食. 30.2% ( 2 2 4名)などであった。その他には,自. 事提供群J 15.8%( 4 1名)に対し,「非食事提供群」. 分では買わないなどがあった。. 7.3% ( 3 5名)と「食事提供群」が有意に多かっ. 0 1 ), 性別でみると,女子では,「日付J (p<O.0 「栄養成分J(p<O.OOl),I食品添加物 J(p<O.Ol). 2 8 6. た (p<O.OOl)o I価格」は『食事提供群J 79.2%. ( 2 0 6名)に対し,「非食事提供群J 87.6% ( 4 2 2名).

(8) 大学生の食品表示に関する意識調査. (p<O.Ol),i日付」は『食事提供群 d 45.0% ( 1 1 7. 名)に対し,『非食事提供群J J 53.5% ( 2 5 8名). 炊する方J3 J 1.8%( 7 7名)に対し,「自炊しない方」 23.1% ( 4 5名) (p<0 . 0 5 ) と『自炊する方』が. (p<0.05), i内容量」は「食事提供群J J 23.8%. 有意に多かった。「食品添加物」は「自炊する方』. J 1.3% ( 1 5 1名) ( 6 2名)に対し,「非食事提供群J3. 9.1% ( 2 2名)に対し,『自炊しない方J1 J 6.4% ( 3 2. (p<0.05) と『非食事提供群』が有意に多かっ. 名) (p<0.05),i安全さ」は「自炊する方J7 J .0%. た 。 食品表示信頼度との関連をみたところ,「価格」 J 6.8% ( 5 5 3名)に対し,「信 は『信頼している方J8. ( 17 名)に対し,「自炊しない方J J 15.4% ( 3 0名) (p<O.Ol) と『自炊しない方」が有意に多かっ. た 。. J 75.0% ( 7 5名) (p<O.01),i日 頼していない方J J 3.5% ( 3 4 1名)に対し, イ寸」は『信頼している方J5. 3)加工食品(市販のお弁当,菓子類,惣菜). J 4.0% ( 3 4名) (p<O.OOl) 「信頼していない方J3. 加工食品(市販のお弁当,菓子類,惣菜)を購. と「信頼している方」が有意に多かった。「原料. 入する際何を基準にしているか複数回答で聞いた. J 7.2% ( 4 6名)に 原産地」は『信頼している方J. 6 1 4 名)と最も多く, ところ,「価格」が82.7% (. J13.0% ( 1 3名)と「信 対し,「信頼していない方J. 5 3 .6%( 3 9 8名), 次いで「おいしそうだと思うもの J. 頼していない方」が有意に多かった (p<0.05)。. 2 4 6名)などであった。その他 「日付 J33.2% (. 健康への関心との関連をみると,「日付」は「関. には,その時の気分や食べたいものを買うがあっ. J 52.2% ( 3 2 7名)に対し,「関心がな 心がある方J J41 .6% ( 4 7名人「栄養表示」は「関心があ い方J. た 。 性別で見ると,女子では「日付 J (p<O.OOl),. J 1.0%( 6 9名)に対し,『関心がない方 JJ3.5% る方J1. 「おいしそうだと思うもの J (p<0.05),栄養成. (4名 ) , i保存方法」は『関心がある方JJ7.5%(47. . 0 0 1 ), i食品添加物 J (p<0 . 0 0 1 )が 分J (p<0. 名)に対し,『関心がない方J J1 .8% (2名)と「関. 有意に多かった。. 心がある方」が有意に多かった(全て p<0.05)。. 学年別では,「おいしそうだと思うもの」は, 1 ・. 生活習慣をどう思うかとの関連を見ると,「栄. 2年生 57.3%( 2 3 6名)に対し, 3 ・ 4年生 49.1%. J12.9% ( 3 3名)に対し, 養表示」は『生活良好群J. ( 1 6 2名 ) , i栄養成分」は 1 ・2年生 23.8%( 9 8名). J .2% ( 4 0名人「アレルギー表示」 「生活不良群J8. に対し, 3 ・4年生 1 6. 4% (54名 ) ,. J4.7% ( 1 2名)に対し,「生活不 は「生活良好群J. 2 7名)に対し, は 1 ・2年生 6.6% (. J 2.1% ( 10名)と「生活良好群』の方が有 良群J. 3.3% ( 11名)と 1 ・2年生の方が有意に多かっ. 意に多かった(共に p<0.05)。. た(全て p<0.05)。. 賞味期限と消費期限の違いについての知識との 関連をみたところ,「日付」は「知っている J53.0%. i原材料名」. 3 ・4年生. 食事提供の有無でみると,「食品添加物」は『食 J 4.6%( 3 8 名)に対し,『非食事提供群』 事提供群J1. 2 4名) ( 3 5 1名)に対し,「知らない J 32.9% (. 7.7% ( 3 7名人「安全さ」は「食事提供群J J13.5%. (p<O.Ol),i原料原産地」は「知っている J8.8%. J 7.5% ( 3 6名), ( 3 5名)に対し,「非食事提供群J. .4% (1 名) ( 5 8名 ) に 対 し , 「 知 ら な い J 1. J 4.6% ( 1 2名) 「アレルギー」は『食事提供群J. (p<0.05) と「知っている」方が有意に多かっ. J1 .5% (7名)と「食事 に対し,『非食事提供群J. た 。. 提供群』が有意に多かった(全て p<O.Ol)o i価. 自炊の状況との関連をみたところ,「価格」は「自. J 8.8% ( 2 0 5名)に対し,『非 格」は「食事提供群J7. J 89.7% ( 2 1 7名)に対し,『自炊しない 炊する方J. J 84.9% ( 4 0 9名人「内容量」は『食 食事提供群J. J 80.5% ( 1 5 7名) (p<O.Ol), i日付」は「自 方J. J 5.0%( 6 5 名)に対し,『非食事提供群』 事提供群J2. J 60.7% ( 147名)に対し,『自炊しない 炊する方J. 32.2%( 1 5 5名)と「非食事提供群』が有意に多かっ. J45.6% ( 8 9名) (p<O.0 1 ), i内容量」は「白 方J. た(共に p<0.05)。. 2 8 7.

(9) 芝木美沙[-.尾越. 美緒. 健康への関心との関連をみると,「内容量」は「関. 31 .1% ( 2 0 6名)に対し,「知らない J 19.2% ( 14. .3% ( 1 9 6 名)に対し,「関心がな 心がある方J 31. 名)と「知っている」方が有意に多かった (p<. .2% ( 2 4名人「栄養表示」は「関心があ い方 J 21. 0 . 0 5 )。. 1 3 8名)に対し,「関心がない方」 る方 J 22.0% (. 自炊の状況との関連をみたところ,「価格」は『自. 1 2. 4%( 14 名人「食品添加物」は「関心がある方』. 炊する方 J 86.4% ( 2 0 9名)に対し,「自炊しない. 1 1 .2%( 7 0名)に対し,「関心がない方J 4. 4%(5. 15 2名)と「自炊する方」が有意に 方J 77.9% (. 名)と『関心がある方」が有意に多かった(全て. 多かった (p<0.05)。. p<0.05)。 生活習慣をどう思うかとの関連をみると,「内. 6 2名)に対して, 容量」は「生活良好群 J 24.3% (. 7 . 食品の購入基準理由(表 4). 1)生鮮食品. 1 5 8名)と「生活不良群」 「生活不良群 J 32.5% (. 生鮮食品を購入する際にどんな理由で表示を見. の方が有意に多かった (p<0.05)o1"食品添加物」. ているのか聞いてみたところ,「安い物を買いた. 3 4名)に対し,「生活 は『生活良好群 J 13.3% (. 4 2 9名)と最も多く,次いで「長 い」が 57.8% (. 4 1名 ) , 1"アレルギー表示」は「生 不良群J 8.4% (. 1 1 5名人「安 持ちするものを買いたい J 15.5% (. 1 1名)に対し,「生活不良群」 活良好群 J 4.3% (. 8 5名)などであっ 全かどうか確かめたい J11.5%(. 1 .6%( 8名)と「生活良好群』の方が有意に多かっ. た。その他では,価格と品質が合致しているか確. た(共に p<0.05)。. 認するため,その時の気分でなんとなく見てしま. 賞味期限と消費期限の違いについての知識との 関連をみたところ,「内容量」は「知っている」. う等があった。 性別では,「安い物を買いたい」は,男子の方. 表 4 購入理由(性別). 名(%) 生鮮食品 全体. t ' 士. リ 日. n=742 男子. 女子. 4 2 9 ( 5 7 . 8 ) 1 1 5 ( 15 . 5 ) 8 5 ( 1 1 .5 ) 8 3 ( 11 .2 ) 7 4 ( 10 . 0 ) 5 4 (7 . 3 ) 6 4 (8 . 6 ) 2 (0 . 3 ). 2 0 5 ( 5 3 . 0 ) 7 2 ( 1 8 . 6 ) 5 2 ( 1 3 . 4 ) 5 1 ( 1 3 . 2 ) 3 5 (9 . 0 ) 3 0 (7 . 8 ) 4 3 ( 1 1 . 1 ) 1 (0 . 3 ). n=355 n=387. 安い物を買いたい 長持ちするものを 買いたい 安全かどうか確か めたい 健康のため 見比べて購入した し 、. 信頼性がある 意識している ブランドを意識し ている. 2 2 4 ( 6 3 . 1 ) 4 3 ( 12 . 1 ) 3 3 (9 . 3 ) 3 2 (9 . 0 ) 3 9 ( 1 1 . 0 ) 2 4 (6 . 8 ) 2 1 (5 . 9 ) 1 (0 . 3 ). 検定. * * * n.s n . s n.s n.s. * n . s. 太りたくない アレルギーがある その他. 4 0 1 8 2 2 . 1 ) (5 . 7 ) (5. 4 ) (5. n.s. 加工食品(豆腐・納豆・苅弱類) d 性 別 全体 女子 男子 n=742 検定. n=355 n=387. 4 3 0 ( 5 8 . 0 ) 1 1 5 ( 15 . 5 ) 8 2 ( 1 1 .1 ) 5 5 (7 . 4 ) 4 3 (5 . 8 ) 5 9 (8 . 0 ) 3 9 (5 . 3 ) 1 1 (1 . 5 ) 2 0 (2 . 7 ) 1 8 (2 . 4 ) 2 9 (3 . 9 ). 2 2 4 ( 6 3 . 1 ) 4 0 ( 1 1 .3 ) 3 0 (8 . 5 ) 2 3 (6 . 5 ) 2 0 (5 . 6 ) 2 3 (6 . 5 ) 1 5 (4 . 2 ) 6 (1 . 7 ) 6 (1 . 7 ) 4 (1 . 1 ) 1 7 (4 . 8 ). 2 0 6 ( 5 3 . 2 ) 7 5 ( 1 9. 4 ) 5 2 4 ) ( 1 3. 3 2 (8 . 3 ) 2 3 (5 . 9 ) 3 6 (9 . 3 ) 2 4 (6 . 2 ) 5 (1 .3 ) 1 4 (3 . 6 ) 1 4 (3 . 6 ) 1 2 (3 . 1 ). * * * * * n.s n.s n.s n.s n . s n.s. * n.s. 加工食品(弁当・菓子・惣菜) 全体. t ' 企. n=7 4 2 男子. 別. 女子. n=355 n=387. 3 9 2 ( 5 2 . 8 ) 6 0 (8 . 1 ) 5 7 (7 . 7 ) 6 5 (8 . 8 ) 8 1 ( 10 . 9 ) 3 4 (4 . 6 ) 1 7 (2 . 3 ) 1 5 (2 . 0 ) 6 5 (8 . 8 ) 1 1 (1 . 5 ) 7 6 ( 10 . 2 ). 2 1 6 ( 6 0 . 8 ) 2 3 (6 . 5 ) 2 1 (5 . 9 ) 2 1 (5 . 9 ) 3 8 ( 10 . 7 ) 1 8 (5 . 1 ) 8 (2 . 3 ) 9 (2 . 5 ) 1 5 (4 . 2 ) 4 (1 . 1 ) 3 7 4 ) ( 10.. 1 7 6 ( 4 5 . 5 ) 3 7 (9 . 6 ) 3 6 (9 . 3 ) 4 4 ( 11 .4 ) 4 3 ( 1 1 . 1 ) 1 6 (4 . 1 ) 9 (2 . 3 ) 6 (1 .6 ) 5 0 ( 1 2 . 9 ) 7 (1 .8 ) 3 9 ( 1 0 . 1 ). 検定. * * * n.s n.s. * * n.s n.s n.s n . s. * * * n.s n.s. ( n . s非右意、当 <0.05、**p<O.Ol、料、 <0.001). 2 8 8.

(10) 大学生の食品表示に関する意識調査. が有意に多く. (p<O .0 1 ), 1"長持ちするものを買. いたい J,1"国産・外国産を意識している」は,女 子の方が有意に多かった(共に p<0.05)。 学年では,「長持ちするものを買いたい」は, 1 ・ 2年生13.1% ( 5 4 名)に対し,. 3 ・4年生18.5%. ( 6 1名)と 3 ・4年 生 の 方 が 有 意 に 多 か っ た (p<0.05)。. 3)加工食品(市販のお弁当,菓子類,惣菜) 加工食品(市販のお弁当,菓子類,惣菜)を購 入する際にどんな理由で表示を見ているのか聞い たところ,「安い物を買いたい」が52.8%( 3 9 2名) と最も多く,次いで、「見比べて購入したいJ10.9% ( 8 1名 ) , 1"太りたくないから J8.8% ( 6 5名)な どあった。その他には,その時の気分で表示をみ. 食事提供の有無では,「安い物を買いたい」は, 「食事提供群j] 45.0% ( 1 1 7名)に対し,「非食事. る,食べたいものを食べたいので、ついで、に見る程 度等があった。. 提供群j] 64.7% ( 3 1 2名)と「非食事提供群』の. 性別では,男子は「安い物を買いたい」が有意. 方が有意に多かった (p<0 . 0 01 ) 1"安全かどう. に多かった (p<0 . 0 0 1 )。女子は,「健康のため」. か確かめたい」は,「食事提供群j] 18.1% ( 4 7名). (p<O.01 ) , 1"太りたくないJ (p<O.OOl) が有. 0. に対し,「非食事提供群j] 7.9% ( 3 8 名)と『食事 提供群』の方が有意に多かった (p<O.OOl)。. 意に多かった。 学年別では,「健康のため」は, 1・2年生10.7% ( 4 4名)に対し, 3 ・4年生6.4% ( 2 1名)と 1・. 2)加工食品(納豆や豆腐,商事類) 加工食品を購入する際にどんな理由で表示を見. 2年生の方が有意に多かった (p<O .0 5 )0 1 " 長 持. ちするものを買いたい」は, 1 .2年生6.3%( 2 6. ているのか聞いてみたところ,「安い物を買いた. 名)に対し,. い」が58.0% ( 4 3 0名)と最も多く,次いで「長. 年生の方が有意に多かった (p<0.05)。. 持ちするものを買いたいJ15.5% ( 1 1 5名人「安. 3 .4年生10.3% ( 3 4名)と 3 ・4. 食事提供の有無では,「健康のため」は「食事. 全かどうか確かめたいJ11.1%(82名)などであっ. 提供群j] 11.9% ( 3 1名)に対し,「非食事提供群』. た。その他には,価格と品質が合致しているか確. 3 4 名人「安全かどうか確かめたい」は『食 7 . 1% (. 認するため,おいしく食べたい,その時の気分で. 事提供群j]10.8%( 2 8名)に対し,「非食事提供群」. なんとなく見てしまう等があった。. 6.0% ( 2 9名)と「食事提供群」が有意に多かっ. 性別では,男子は,「安い物を買いたい」が有. た(共に p<0.05)o 1"安い物を買いたい」は『食. 意に多かった (p<O.Ol)o Y.子は,「長持ちする. 事提供群j] 44.6% ( 1 1 6名)に対し,「非食事提供. ものを買いたいJ (p<0 . 0 1 ), 1"安全かどうか確. 群 j ]57.3%( 2 7 6名)が有意に多かった (p<O.OOl)。. か め た いJ (p<0 . 0 5 ), 1"アレルギーがある」. 8 . 食品表示満足度. (p<0.05) が有意に多かった。 学年別では,「太りたくない」は 1・2年生4.1%. 現在の食品表示に満足しているか聞いたとこ. ( 17名)に対し, 3・4年生0.9% (3名)と 1 ・. ろ,「満足している J77.2% ( 5 7 3名人「満足して. 2年生の方が有意に多かった (p<0.05)。 食事提供の有無では,「安い物を買いたい」は, 「食事提供群j] 48.8% ( 1 2 7名)に対し,「非食事. 1 .4%( 15 9名)であった。性別,学年別, いない J2 食事提供の有無で、有意差は無かった。 現在の食品表示に「満足していないJ1 5 9名に. 提供群j] 62.9% ( 3 0 3名)と「非食事提供群』の. その理由を聞いたところ,「情報量が少ない」. 方が有意に多かった (p<0 . 0 01 ) 1"安全かどう. 32.7%( 5 2名 ) , 1"表示が物によりバラバラ J28.9%. か確かめたい」は,「食事提供群j] 16.5% ( 4 3名). ( 4 6名 ) , 1"言葉の意味が難しいJ26.4% ( 4 2名),. に対し,「非食事提供群j] 8.1% ( 3 9 名)と『食事. 「表示が小さいJ15.7% ( 2 5 名 ) , 1"表示項目が多. 0. 提供群』の方が有意に多かった (p<O.OOl)。. いJ4.4%(7名人「その他J10.1%( 1 6名)であっ た。その他には,放射線量の検定の有無,信用が. 2 8 9.

(11) 芝木美沙[-.尾越. 美緒. できるように工夫して欲しい等があった。性別,. ての遺伝子組み換え食品の表示」は「信頼してい. 学年別,食事提供の有無で,有意差は無かった。. る方~. 食品表示信頼度との関連をみると,食品表示を 『信頼している方」は,「満足している J89.7%(514. 5.5%( 3 5 名)に対し,『信頼していない方』. 14.0% ( 14名)と『信頼していない方」が有意に 多かった (p<O.Ol)。. 名)に対し,「満足していない J74.8% ( 1 1 9名) と「満足している」方が有意に多かった (p<. 0 . 0 0 1 )。健康への関心,生活習慣をどう思うかに ついてとの関連をみたが,有意差は無かった。. N .考 察 1.食事について 本調査では,朝食を「ほほ毎日食べる」と答え. 9 . 食品表示追加点. 2年国民健康・栄養調 たのは 39.9%であり,平成 2. 食品表示に追加して欲しいものがあるか聞いて. 査3) の同年代 (20~29 歳)では,「ほほ毎日食べる」. みたところ,「今のままで、十分J50.1% ( 3 7 2名). は64.7%であり,それと比較すると,非常に低い. であった。追加してほしいものとしては. 0 0 7年の同じ大学での調査 結果であった。また, 2. I生産. 5 .9%( 1 1 8 名 ) , I食品添加物の説明」 履歴の表示 J1. 4 )の,朝食を「毎日食べる J4 4.1%と比べても,. 14.7% ( 1 0 9名 ) ,. 低くなっていた。生活スタイルが夜型になり,就. I加工食品の主な原料の原産地」. 12.8%(95名 ) , I加工食品の製造年月日 J9.2%( 6 8. 寝時刻がjJIくなっていることが最大の要因と考え. 名人「全ての遺伝子組換え食品の表示 J6.6% ( 4 9. られる。朝食よりも睡眠時間を確保したいと思う. 名人「その他J 1 .1% (8名)であった。その他. 大学生の現状は理解できるが,朝食は午前中の活. には,放射性物質の調査結果,消費者の声,賞味. 動を支えるものであり,朝食を摂取しないことは. 期限と消費期限両方の記載,言葉を簡単にして欲. 健康を害するだけでなく,勉学にも影響を与える。. しい等があった。. 規則正しい生活を心がけ,何よりも就寝時刻を早. 1 9 8 性別では,「今のままで、十分」は男子 55.8%(. めることが効果的と思われる 「食事提供群』は『食 O. 名)に対し,女子 45.0% ( 17 4名)と,男子の方. べる方」が74.6%と多く,家族や同居人が朝食の. が有意に多かった (p<O.Ol)。学年別,食事提. 用意をしてくれるためと考えられる。また,朝食. 供の有無で、有意差は無かった。. の用意では,「自炊」が 44.0%と 3食の中では最. 健康への関心との関連をみたところ,「今のま まで、十分」は「関心がある方~. 46.9% ( 2 9 4名). も多く,朝食については自分で用意して食べてい る者が多かった。. 68.1% ( 7 7名)と「関. 昼食では,「学食」が 42.7%と多く,手軽に安. 1) o I生 心がない方」が有意に多かった (p<O.OO. く利用でき,多くの友人とのコミュニケーション. 1 1 2名) 産履歴」は『関心がある方』は 17.9% (. をとりながら楽しく食事をとる事が出来ることか. に対し,『関心がない方~. に対し『関心がない方~5.3%(6 名). (p<0 . 0 0 1 ),. 「力日工食品の主な原料の原産地の表示」は『関心 がある方~. 13.9%( 8 7名)に対し,『関心がない方』. ら利用が多いと考えられる。「食事提供群』に比 べ『非食事提供群」は,昼食を自炊している者が 多く,一度家に帰り自炊しており,節約志向が伺. 7.1% (8名) (p<O .0 5 ) と『関心がある方」が. える。また,. 有意に多かった。生活習慣をどう思うかでは有意. 炊している者が多かったのは, 1 ・2年生に比べ,. 差は無かった。. 3 ・4年生の方が時間に余裕があるためと思われ. 食品表示信頼度との関連をみると,「今のまま. 1 .2年生に比べ,. 3 ・4年生が自. る 。. 51.6% ( 3 2 9名). 夕食では「ほほ毎日食べる」が88.8%とほとん. 43.0%( 4 3名)と「信. どの学生が夕食を摂取していた。また「自炊」も. 頼している方』が有意に多かった (p<O.Ol)oI全. 40.0%と多かったが,「飲食庖」や「ファーストフー. で、十分」は『信頼している方~ に対し,「信頼していない方~. 2 9 0.

(12) 大学生の食品表示に関する意識調査. ド」の利用が 3食の中では最も多かった。時間に. し,更に消費期限と賞味期限について詳しく聞い. 余裕があるため「自炊」をする者が多いと考えら. てみたところ,「主日っている」と答えたにもかか. れる。また,夕食は飲食庖等で友人と一緒に食べ. わらず,内容を「初めて聞いた」とする者は,消. ている者が多いと思われる。アルバイト先のまか. 費期限については 12.7%,賞味期限は 13.7%で. ないを,夕食としている学生もおり,朝食に比べ,. あった。期限を過ぎた時の安全性については消費. 食べる機会や時間を確保する事が出来ていると思. 期限が4.2%,賞味期限が 1.2%であった。松倉 7). われる。. もf 旨摘しているように,知らないのに知ったつも. 2 0 0 7年の同じ大学での調査4)では, 3食ともに. りになっているという事があると思われる。. 「必ず摂取している」が41.2%であったが,本調. 健康に「関心がある方」が消費期限と賞味期限. 査では 3食ともに「ほほ毎日食べる」は 35.6%と. の違いを知っている者が多かった。健康に関心を. 減少している。わずか 4年という短い期間の間で. 持つことによって,食品表示についての興味関心. も生活時間の夜型化がさらに進んだことが考えら. が高くなる傾向があると考えられる。. れる。大学生の場合,夜のアルバイトなど生活時. これらの事から,家庭科の授業でも食品表示に. 間の乱れがその要因と思われるので,生活時間を. ついて取り上げることから,日常生活と関連付け,. 見直し,規則正しい生活を心がける必要がある。. 用途に応じた選択が出来るように指導する事が重. 間食では,「食べる方」が女子 43.7%と男子に. 要である。. 比べ多く摂取していた。女子は友人とお菓子を食 べながら会話を楽しむ傾向があるためと思われ る。また,間食では「コンビ、ニ」の利用が72.8%. 4 . 食晶表示信頼度について 食品表示の信頼度については,内閣府国民生活. と多く,最近の傾向と思われる。ブレスロー博士. 局が平成 2 0 年度に実施した「国民生活モニター調. の 7つの健康習慣では,「間食をしない」ことが. 以 査一食品表示に関する消費者の意識調査-8)J (. 3食の食事で必要な. 下国民生活モニター調査と略す)の「信頼できる. 栄養を摂取するようにすべきである。間食が 3食. と思う J ( 1そう思う」と「どちらかと言えばそう. 3. 思う」の合計)の 43.8%と比較すると,選択肢が. 挙げられていることからも,. の代替食になっている者もいると思われるが, 食を規則正しく摂取することが求められる。. 違うが,今回の調査結果は,『信頼している方』 が85.8%と高かった。. 2 . 健康と生活習慣について. 健康との関係では,食品表示を信頼している者. 健康への「関心がある方」は男子の 80.0%に対. が健康にも関心があり,消費期限と賞味期限の知. し,女子の方が88.6%と健康に関心がある者が多. 識もあった。これらのことから,健康に関心があ. く,自身の生活習慣をどう思うかについても,「生. る者は,食品表示に関しても興味関心があり,食. 活良好群」が男子 30.7%に対し , t . :子 37.7%とk. 品表示も信頼しているものと考える。. 子の方が生活も良好だと思っている者が多かっ た。一般に女子の方が健康に関心が高く,生活習. 5 . 購入基準と理由について. 慣も良好な者が多いことは,他の調査 5,6)でも指. 生鮮食品については,国民生活モニター調査8). 摘されていることであるが,本調査でも同様で. では,「鮮度」が最も多く,次いで「安全性J,1価. あった。. 格」の順であった。本調査では,「価格」が最も 多く,次いで「日付 J, 1内容量」であった。国民. 3 . 食品表示に関する知識と認識について 消費期限と賞味期限の違いを知っているか聞い たところ 89.2%が「矢口っている」と答えた。しか. 生活モニター調査 8)とは,選択項目や選択の方法 が違うが(国民生活モニター調査8)は 3項目選択, 本調査は複数回答),両調査に共通する選択肢で. 2 9 1.

(13) 芝木美沙[-.尾越. 美緒. みると,「価格」は国民生活モニター調査 8)では. の」で、あった。生鮮食品と同様に国民生活モニター. 58.2%であるのに対し,本調査では 89.8%と「価. )と比べると,「価格」は国民生活モニター 調査 8. 格」が特に重視されていた。「鮮度」については,. 調査8)では 5 4.0%に対し,本調査は豆腐・納豆・. 国民生活モニター調査8)では 8 1 .4%であるのに対. 茄弱類が8 4.6%,弁当・菓子・惣菜が82.7%と高. し,本調査では 4 0.4%, i安全さ(安全性 )J につ. く,「安全さ(安全性) J は国民生活モニター調査8). 1.5%に対 いては,国民生活モニター調査 8)では 6. では 7 6.8%であるのに対し,本調査では豆腐・納. し,本調査は 1 6.6%と低かった。これらは,学生. 0.1%,弁当・菓子・惣菜が9.6%, 豆・茄弱類が 1. で生活費を節約するため,「鮮度」や「安全さ(安. 「原産地(生産地) J は国民生活モニター調査 8). J よりも,「価格」や「内容量」を重視して 全性 ). では 5 0.9%であるのに対し,本調査は豆腐・納. いるものと考えられる。男子に比べ女子の方が「日. 0.1%,弁当・菓子・惣菜が 8.8% 豆・茄藷類が 2. f 寸」や「原産地(国 ) J など表示を見て購入して. と低かった。生鮮食品と同様に学生の節約志向が. いた。他の調査 9)でも指摘されているが,一般に. 伺える。. 女性の方が食事に気を配り,食の安全にも関心が. 表示を見る理由としては「安全かどうか確かめ. 高いため表示を見ていることが多いと考えられ. る」ためや「健康のため」等が比較的上位に挙が. る。「食事提供群」に比べ「非食事提供群』の方. る事から,「鮮度 J,i原産地(国)J,i食品添加物」. が「価格」や「内容量」を見ている者が多かった。. などを気にかけていないわけではない。しかし,. これは,自分で食材を買っているためと考えられ. 自由になるお金が少ない学生は,質より量,一人. る。『食事提供群」は「原産地(国)J, i安全さ」. 暮らしでは食べきれないこともあるので,「長持. を気にしているが,『非食事提供群」は決められ. ちするものを買いたい」という答えが多かったの. たお金の中でやりくりをしなくてはならいため. ではないかと考えられる。菓子類でも一番重視さ. か,質より量という思考があると考えられる。特. れるのは「価格」であった。しかし,「おいしそ. に男子の方が「価格」を一番に重視していること. うだと思うもの」が購入基準の二番に挙がる事か. や購入の理由として「安い物を買いたい」と答え. ら,それぞれの好みやその時の気分が大きく影響. ていることからこの傾向が強いと思われる。. していると考えられる。. 食品表示信頼度では『信頼している方』が,賞. 男子より. k子の方が表示をみて購入している. 味期限と消費期限の違いを「知っている」方が,. が,これも生鮮食品同様女子の方が食材に対する. 食品表示をよく見ており,食品表示を信頼し,知. 興味関心が高いことと,栄養表示を見ている者が. 識もある者の方が食品表示をよく見て購入してい. 多いのは,ダイエットするという考えが男子より. た。また,健康への関心も『関心がある方」が,. 強いためと考えられる 10)。また,菓子類は様々. 生活習慣も「生活良好群」の方が,食品表示をよ. な種類があるため見比べて買う際に栄養表示を利. く見ており,健康や普段の生活から食品にも気を. 用し,カロリーの低い物を選ぶようにしているの. 使い,食品表示を気にかけていることが伺えた。. ではないかと考えられる。. 自炊状況では,『自炊する方」が「価格J,i日付 J, 「鮮度」等表示を見ている者が多く,自分で食材 を用意し調理することから食品に対する意識が高. 食事提供の有無との関連は生鮮食品と同様であ り,節約志向の学生が多いと考えられ,中でも男 子はその傾向が強かった。. いと考えられる。 ) 加工食品については,国民生活モニター調査8. 6 . 食晶表示満足度. では,「安全性」が最も多く,次いで「価格 J,i生. 国民生活モニター調査 8)では,「不満を持った. 産地」の順であった。本研究では,「価格」が最. ことがない」が 3 3.9%であるのに対し,本調査で. も多く,次いで「日付 J, iおいしそうだと思うも. 7.2%と多かった。これは, は「満足している」が7. 2 9 2.

(14) 大学生の食品表示に関する意識調査. 大学生は購入基準の一番が「価格」であるために. や夕食に比べ摂取している者が少なかった。ま. その他の表示項目に対しては関心が低い者が多い. た ,. という事が考えられる。. であり,他の調査と比較しでも少なく,生活ス. 食品表示満足度と食品表示信頼度では,信頼し ている方』方が食品表示に「満足している」者が. 3食ともに「ほほ毎日食べる」者は 35.6%. タイルの夜型化が最大の要因と考えられる。. 2)間食は,「食べる方』は男子 32.4%に対し,. 多かった。国民生活モニター調査 8)によると「食. 女子 43.7%と女子の方が摂取している者が多. 品の表示への信頼度と食品表示への不満の有無」. く,「コンビ、ニ」の利用が 72.8%と多かった。. では,「信頼できない」者では「不満を持ったこ. 3)健康への関心は,男子 80.0%に対し,女子. とがある」者が60.9%と多く,本調査も同様の結. 88.6%と女子の方が健康に関心があり,生活習. 果であり,食品表示の信頼度が,食品表示の満足. 慣も良好と考えている「生活良好群」が男子. につながっていた。不満であると答えた者が多. 30.7%に対し,女子 37.7%と女子の方が多かっ. かった理由としては,日付の偽装や原材料肉の偽. た 。. 装,中国の農薬混入事件等で,事業者への信頼感. 4)消費期限と賞味期限の違いを 89.2%が「知っ. が低下していること等が考える。大学生は食品表. ている」としていたが,詳しく聞くと「知って. 示に満足し,信頼していることから,自身や身の. いる」と答えているにも関わらず,「初めて聞. 回りで食品表示に関する被害に遭った者がなく,. いた」と答えた者もおり,知ったつもりになっ. 身近な問題として捉えていない事も理由として考. ている事があると思われる。. えられる。 食品表示に対する不満で、は,「情報量が少ない」 が最も多く,次いで「物によりバラバラ」であり, 「項目が多い」を選ぶ者は少なかった。満足して. 5)食品表示信頼度については,信頼している者. は,健康に関心があり,消費期限と賞味期限の 違いを知っている者が多かった。 6)生鮮食品購入基準では,一番に重視されてい. いない者は,国民生活モニター調査8)の結果同様,. るのは「価格J 89.8%であった。女子に比べ,. 事件が報道された事を気にしていのではないかと. 男子の方が,安くて量の多い物を求めている傾. 考えられる。. 向が強かった。. 食品表示に追加して欲しい事を聞いたところ,. 7)生鮮食品購入基準と食品表示信頼度では,『信. 「今のままで、十分」という者が約半数であった。. 頼している方」が,賞味期限と消費期限の違い. 女子は,表示には満足はしているが追加して欲し. を「知っている」方が食品表示をよく見て購入. い事があり,表示に関して男子より意識が高いと. していた。. 考えられる。 健康に『関心がある方」が,「生産履歴」や「加. 8)健康への『関心がある方」が,生活習慣も『生 活良好群』の方が,食品表示をよく見ており,. 工食品の主な原料の原産地」等を追加して欲しい. 健康や普段の生活から食品にも気を使ってい. 項目として挙げている者が多く,食品表示に対す. た 。. る関心が高かった。. 9)加工食品購入基準(豆腐・納豆・茄謁類)も, 「価格」が84.6%と一番多く,学生の節約志向. v . まとめ. が伺えた。 1 0 ) 加工食品(市販の弁当・菓子類・惣菜)もー. 北海道内の A国立大学の教育学部生 7 4 2名を対. 番多かったのは「価格J 82.7%であったが,次. 象に,食生活や食品表示について調査したところ,. いで「おいしそうだと思うもの」が 53.6%であ. 次のような結果を得た。. り,その時の気分で購入している傾向が伺えた。. 1)朝食を「ほぼ毎日食べる」者は 39.9%と昼食. 1 1 )男子よりt:.子の方が表示を見て購入していた。. 2 9 3.

(15) 芝木美沙[-.尾越. 美緒 ,北海道教育大学紀要(教育科学編入 5 9:. 特に女子はダイエットへの関心が高いため「栄. 関連. 養表示」を見ている者が多かった。. 1 2 3 1 3 5,2 0 0 9. 1 2 ) 健康に関心がある者は栄養表示や食品添加物. の項目を見ている者が多く,日頃から食品に気 を西日っていることカt伺えた。 1 3 ) 購入理由としては,生鮮食品,加工食品共に. 「安い物を買いたい」が最も多く,半数以上が 挙げていた。特に男子にその傾向が強かった。 「鮮度J, I原産地(国)J, I食品添加物」など を気にかけているが,自由になるお金が少ない 学生は,質より量になっているものと考えられ る 。. 5)佐々木浩子:大学生における主観的健康観と生活習 慣および精神的健康度との関連,北刻大学『人間福祉 研1先~,. 1 5 :7 3 8 6,2 0 1 2. 6)善福正夫,川固有恵子:学生における健康宵慣と主 観的健康状態の関連性に関する研究,学校保健研究, 3 9. 9 9 7 :3 2 5 3 3 2,1 7)松倉ゆか子:食品表示の現状と課題,社会運動, 3 7 3 0 1 1 :2 0 3 3,2 8) 内閣府国民生活局:平成 2 0年度国民生活モニター調 査結果(概要)一食品表示:等に関する意識調査一. h t t p : / / w w w . c a a . g o . j p / s e i l 王a t s u /monit o r/syokuhin 0 9 0 7 2 8 01 .p d f 9)五島淑子:大学牛ーの食牛活満足度に関する調査, 1 1 1. 1 4 )食品表示満足度では,「満足している」が77.2% と多かった。学生は一番に重視しているのは価 格であるという事が影響していると考えられ. 4 :3 1 4 3,2 0 0 4 1 1大学研究論叢自然科学, 5 1 0 ) 芝木美沙子,橋本旦和:高校生の体型認識とダイエッ トについて,北海道教育大学紀要(教育科学編入 6 3:. 0 1 3 1 5 5 1 6 6,2. る 。 1 5 ) 食品表示満足度で「満足していない」者の理. 由では「情報量が少ない」が最も多かった。. 以上のことから,大学生は,食品の安全さに興 味関心が無いわけではないが,自由に使えるお金 が少ないため,どうしても価格が一番重視されて しまう傾向があった。しかし,様々な表示を見て いる者も多く,栄養表示等,それぞれのニーズに 合わせて食品表示を見ていることも伺えた。また, 表示に対しての知識では,全く知識がないわけで はないが,細かく聞かれると正確ではないことも 多く,家庭科で食品表示について教える時は,食 品選択が出来るような実践的指導が求められる。. 文献 1)池戸 E宣伝:食品表示の課題と方向, 2 0 1 0 h t t p : / / w w w . m a c . o r . j p / m a il /1 0 0 9 0 1 / 01 .s h t m l 2) 城 隆 :2 0 0 7年わが国の食品表示問題について,流通 4 :1 9,2 0 0 8 研究, 1 3) 厚生労働省:平成 2 2年同民健康・栄養調査 http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/eiyou/ h 2 2 h o u k o k u . h t m l 4) 芝木美沙子,岡健吾,竹下美奈子他:大学生の波労 自覚抗状について(第 1報). 2 9 4. 運動習慣・食生活との. (芝木美沙子旭川校教授) (尾越美緒旭川校大学生).

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表 3 食品購入基準(性別) 名(%) 生鮮食品 加工食品(豆腐・納豆・苅弱類) 加工食品(弁当・菓子・惣菜) 全 体 t ' 士 リ 日 全 体 d 性 別 全 体 t '企 別 男 子 女 子 男 子 女 子 男 子 女 子 n=742  n=355  n=387  検 定 n=742  n=355  n=387  検 定 n=  7 4 2  n=355  n=387  検 定 価 格 6 6 6  3 1 2  3 5 4  6 2 8  2 9 3  3 3 5  6 1 4  2 9 9  3

参照

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