有限要素シミュレーションによる運動時のアキレス腱局所変形の推定:―スポーツ障害予防を目指して―
2
0
0
全文
(2) きな個人差を示した。最大主ひずみとアキレス腱の長. を示していた。これらには、アキレス腱外部腱の長さ. さとの間には正相関が観察された(図3r=O.7217. と正相関する傾向が観察された(r=O.7217)。一方,. pく0.01)。. 最小横断面積,幅の上端・下端,厚さの上端・下端や 筋力とも,相関が観察されなかった。. したがって,一般的には,臓形状やひずみの集中 する部位は,横断面積の最小部位であるが,その詳 細な分布には腱の形状,物性値,ならびに筋力に由. 従来の測定法. O∼10% 「昨20%. 来し,個人茎が存在すると考えられるため,個別の障. 2炉30%. 害発生予防等に関して検討を加える際には,解析に 必要な個人値を実測する必要が示唆された。. 30}40%. アキレス健全長を基準長としてひずみを算出する 従来の方法と本研究のひずみの算出方法を比較した. 40阯50% 50∼60%. ところ,本研究での、近位20∼30%(O.0126±. 60H了O%. OO051),30−40%(00129+OO056)部位が、従来. 70∼80%. の算出する方法よりも有意に大きかった。近位. 80}90%. 20∼30%と従来の方法はp<O.05,近位30∼40%と. O∼100% 0 0.㎜ 0,01 0.Oユヨ 0.02. 従来の方法とはpくO.01であった。特に,近位 30−40%部位の最大主ひずみは、従来の方法の約 1.7倍(範囲:1.26−2.18)になった。. 量大主ひずみ. But1er et a1(1978)ば,アキレス腱のひずみが3% 図2アキレス腱外部腱の長さを基準に10%毎に部位分 けし1それぞれの平均の最大主ひずみ量と従来の 方法で測定された最大主ひずみ量。. で微細な損傷が始まると報告している。本研究1こお いては,シミュレーション計算の収束性と安定性を向 上させるため1こあまり大きな負荷を使用することがで きず、等尺性の最大筋力の伸長条件として使用した。. o.oヨ. しかし,運動の種類や強度によっては,本研究の随 意収縮カの最大値よりも大きなカがアキレス腱に負. O.02ヨ1 位. 荷されることが予想された。. 10.02一. 本研究では,有限要素シミュレーションを用い,等. % 罰. 缶。仙1. 尺性収縮時にアキレス腱に生じるひずみ分布を解析. 審. した。その結果,運動時に大きなひずみが観測される. 部位において組織損傷の発生頻度が高いことが示さ れ、組織の微細損傷が生じると考えられている3%に 近<,運動の条件次第でこの部分にひずみの集中が. ㈹ ◆. ◆ ◆ o.ooヨ ◆. o −. 生じる可能性が示唆された。. 0ユ0406080100 図3アキレス腱外部膣と近位3ト40%部分のひずみ量 アキレス6外劇鵬=一,. 【まとめ】 本研究の,アキレス腱の近位30−40%部位は,最. との相関. 大主ひずみが最大(O.012畦O.0056)となり,先行研 究で報告されている障害多発部位と一致し.もしくは. 【考察】 本研究において、最大主ひずみは、近位30∼40%. の部位で最大となっており,その大きさは. 近接した.組織変形が近位30−40%部位において集 中し.微細な損傷が蓄積されることにより,アキレス. アキレス腱断裂が好発すると知られている部位. 腱断裂や炎症が引き起こる,ひずみ集中と組織損傷 の関連の高さが示唆されたIしかし,ひずみ分布,ア キレス臓形状,筋力は非常に個人差が大きいので,. (Jozas,1989.:Ga皿。way,1992)と一致,もしくは 近接していた。つまり,本研究によりこれまで推測の. アキレス腱組織損傷のリスクを低下させるためには,. 形状だけでなく,物性値も個人計測を行う必要があ. 域を出なかったひずみの集中を数値解析することが でき,運動時に大きなひずみが実際に観察される部 位において組織損傷の発生頻度が高いことが示され. る。. O O12畦O 0056であった。一の近位30H40%部位は,. 疫学調査によって,踵骨の停止部から上方3∼6cmに. た。. また,この近位30−40%部位においての最大主ひ ずみは,非常に大きな個人差(範囲:0.0015∼O.0238). 一415一. (主任指導教員後藤幸弘) (指導教員小田俊明).
(3)
関連したドキュメント
の変化は空間的に滑らかである」という仮定に基づいて おり,任意の画素と隣接する画素のフローの差分が小さ くなるまで推定を何回も繰り返す必要がある
筋障害が問題となる.常温下での冠状動脈遮断に
私たちの行動には 5W1H
修正 Taylor-Wiles 系を適用する際, Galois 表現を局所体の Galois 群に 制限すると絶対既約でないことも起こり, その時には普遍変形環は存在しないので普遍枠
Wach 加群のモジュライを考えることでクリスタリン表現の局所普遍変形環を構 成し, 最後に一章の計算結果を用いて, 中間重みクリスタリン表現の局所普遍変形
Maurer )は,ゴルダンと私が以前 に証明した不変式論の有限性定理を,普通の不変式論
Maurer )は,ゴルダンと私が以前 に証明した不変式論の有限性定理を,普通の不変式論
行列の標準形に関する研究は、既に多数発表されているが、行列の標準形と標準形への変 換行列の構成的算法に関しては、 Jordan