教育の情報化に係る教員の情報モラル指導力についての考察 : 新しい情報手段とその対応
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(2) 常に進化し続け,次々に現れる新しい情報手. ■. 3 研究の成果. 段に対し,より柔軟に対応できるような特性. 作成したパンフレットを実際に現職教員に見 てもらい,聞き取り調査を行った。パンフレット. 理解と応用をする力を養えるようにする。 ■. 情報手段の危険性に捕らわれ,消極的な活用. に端的にまとめてあると,少ない時間でも目を通. になるのではなく,より便利に活用するため. すことができるため,効率良く状況把握と対応策. の実践例を提示する。. を知れるという効果があった。しかし,「知らな かったことが知れた。」というだけでは進化し続. これらの課題を基に,より多くの事例を分析し,. ける情報手段には到底追いつかない。今現在は新. 情報手段の科学的な特性の理解を図り,子ども連. しい情報手段についての知識を得て,活用できる. の実態に即した情報教育を行っていけるよう研. だろうが,その性質がさらに変化したときに対応. 究を深めていき,情報モラル教育の最終的な目標. できるかどうかが疑問である。事実,SNSは従来. であるr公共的なネットワークの構築」のために. から電子掲示板やプログといった形でも存在し. も,教員1人1人が積極的に情報手段を活用し,. ていた。その基本的な定義は変わらないままに仕. 楽しく便利な情報社会を築けるような教育を目. 様が変わり,機能が増えたことで大きく性質が変. 指したい。. わるところが出てきた。これに対応するべく,本 研究において対応策を講じたが,これではいつま. 5 引用・参考文献. でも本質的な解決に至らない。. 1)社団法人目本教育工学振興会『(文部科学省. 現状としてトラブルが起き,子どもが被害にあ. 委託事業)すべての先生のための“情報モラル”. っているため,こうしたトラブル事例集も一定の. 指導実践キックオフガイド』文部科学省,2007.. 効果はあるはずだが,本質的な情報モラルの育成. 2)財団法人コンピューター教育開発センター. のために,まだまだ改善の余地があると考える。. 『(文部科学省委託事業)ここからはじめる情報. また,スマートフォンについては情報モラルに配. モラル指導者研修ハンドブック』文部科学省,. 慮した上で,より便利で具体的な活用法を知りた. 2010。. いという意見もあった。情報化に伴う危険性に重. ○文部科学省『教育の情報化に関する手引』文部. 点を置きすぎた点は反省点として挙げられる。本. 科学省,2010。. 研究では情報モラルに焦点を絞ったこともあり, 具体的な活用例を示せなかったが,スマートフォ. ンなどの新しい情報手段の教育における有効活 用法についても考えていきたい。. 4 今後の課題. i ICT(Information and Communication. TechnoIogyの略)とは情報通信技術のことである。 ii SNS(Socia1NetworkingService)とは社会ネッ トワークをインターネット上で構築するサービ ス。気軽に情報発信を行い,友人と共有し,不特 定多数の人と交流事ができる。. パンフレット作成を通して,これからの情報教 育に関わる上で次の2つの課題が見えてきた。. 修学指導教員 初田 隆.
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