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第3章 枚方市の交通の現状と課題 (pdf サイズ:17.20MB)

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Ⅲ 枚方市の交通の現状と課題

1.枚方市の概況

(1)枚方市の位置

枚方市は、大阪府の北東部に位置し、2 府県(京都 府、奈良県)、7 市町(寝屋川市、交野市、高槻市、 島本町、京都府京田辺市、京都府八幡市、奈良県生 駒市)と隣接しています。 市域は、東西約 12 ㎞、南北約 8.7 ㎞であり、総面 積は約 65.12 ㎢となっています。

(2)地形

枚方市の西には淀川が流れており、東西に船橋川、穂谷川、天野川が流れています。また、 東に山地、北と南に丘陵があり、起伏のある地域となっています。 【枚方市の位置】 国土数値情報 標高・傾斜度 5 次メッシュより 【枚方市の地形】

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2.枚方市における交通の変遷

1900 明 治 ・ 明治 31(1898)年 関西鉄道(現 JR 片町線)開通 津田駅・菅原駅(現長尾駅) 設置 ・ 明治 40(1907)年 関西鉄道が国有化 1905 ・ 明治 42(1909)年 国鉄片町駅から木津駅間は片町線と呼ばれる 1910 ・ 明治 43(1910)年 京阪電気鉄道京阪本線開通 樟葉駅、牧野駅、枚方東口駅(現枚方市駅) 枚方駅(現枚方公園駅)、光善寺駅 設置 1915 大 正 1920 1925 昭 和 ・ 昭和 4(1929)年 京阪電気鉄道京阪本線 御殿山駅 設置 信貴生駒電鉄枚方線(現京阪交野線)開通 村野駅 設置 1930 ・ 昭和 5(1930)年 (旧)枚方大橋開通 1935 ・ 昭和 8(1933)年 (旧)京阪国道(現府道京都守口線)開通 ・ 昭和 13(1938)年 信貴生駒電鉄枚方線 星ケ丘駅 設置 ・ 昭和 15(1940)年 交野電気鉄道 中宮駅(現宮之阪駅) 設置 1945 ・ 昭和 22(1947)年 市制施行(面積 40.62km²、人口 41,041 人) 1950 1955 ・ 昭和 29(1954)年 京阪特急テレビカー運行(平成 25(2013)年まで) 1960 ・ 昭和 41(1966)年 国道 1 号枚方バイパス全面開通 1965 ・ 昭和 43(1968)年 (新)枚方大橋開通 1970 ・ 昭和 46(1971)年 京阪電気鉄道京阪本線 樟葉駅の移転(300m 大阪寄りに) 京阪初自動改札機使用開始 1975 1980 ・ 昭和 54(1979)年 国鉄片町線 藤阪駅 設置 ・ 昭和 62(1987)年 国鉄民営化 西日本旅客鉄道株式会社(JR西日本)が発足 1985 ・ 昭和 63(1988)年 JR片町線の愛称名として「学研都市線」が使用される 1990 平 成 ・ 平成 5(1993)年 京阪電気鉄道京阪本線 枚方市駅高架化 ・ 平成 9(1997)年 JR東西線開通 192000 ・ 平成 15(2003)年 京阪電気鉄道京阪本線 枚方市駅、樟葉駅に全ての特急が 停車 ・ 平成 20(2008)年 京阪電気鉄道中之島線開業 2005 ・ 平成 22(2010)年 第二京阪道路開通 2010 ・ 平成 29(2017)年 京阪特急プレミアムカー、ライナー運行開始

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3.交通まちづくりにおける現状と課題

(1)人口減少・少子高齢化の進展

①人口の推移 本計画では、都市計画マスタープラン*や枚方市立地適正化計画*と同様に、国立社会保障・ 人口問題研究所が行った「日本の地域別将来推計人口(平成 25(2013)年 3 月)」や、本市が 行った「枚方市人口推計調査報告書(平成 26(2014)年 1 月)」の推計値を参酌しました。 国立社会保障・人口問題研究所の推計によると、枚方市の人口は、約 41 万人(平成 22(2010) 年)から約 34 万人(平成 52(2040)年)になり、30 年で約 7 万人が減少すると予測されてい ます。 国立社会保障・人口問題研究所 推計値(平成 25(2013)年 3 月)より 【国立社会保障・人口問題研究所 推計値】 枚方市 人口予測の推計結果(平成 26(2014)年 1 月)より 【枚方市 推計値】

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40.17 40.26 40.33 40.42 40.47 40.41 40.49 40.62 40.63 40.74 40.71 40.67 41.00 40.86 40.75 40.61 40.61 40.50 40.40 -0.08 0.21 0.18 0.23 0.12 -0.13 0.19 0.32 0.02 0.27 -0.07 -0.10 0.79 -0.33 -0.26 -0.34 0.00 -0.29 -0.24 -2 -1.5 -1 -0.5 0 0.5 1 35 40 45 50 H12 (2000)(2001)H13 (2002)H14 (2003)H15 (2004)H16 (2005)H17 (2006)H18 (2007)H19 (2008)H20 (2009)H21 (2010)H22 (2011)H23 (2012)H24 (2013)H25 (2014)H26 (2015)H27 (2016)H28 (2017)H29 (2018)H30 人口 増加率 (%) 人口 (万人) 人口(万人) 人口増加率(%) ※参考:住民基本台帳による近年の人口推移 枚方市の人口は、これまで緩やかな増加傾向にあったものの、平成 24(2012)年をピークとして、 それ以後は緩やかな減少に転じ、平成 30(2018)年においては、約 40.4 万人となっています。 (平成 27(2015)年以前は 12 月末日現在、平成 28(2016)年以降は 1 月 1 日現在) 1)市制実施以降における本市人口の推移で、住民基本台帳による。 2)平成 14(2002)年 4 月 1 日 境界修正 3)住民基本台帳法改正(平成 24(2012)年 7 月 9 日施行)にともない、外国人登録制度が廃止になった ため平成 24(2012)年以降の数値には外国人が含まれる。 第 47 回枚方市統計書(平成 29(2017)年版) (平成 27(2015)年以前は 12 月末日現在、平成 28(2016)年以降は 1 月 1 日現在)

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注)人口は、国立社会保障・人口問題研究所の推計値による。DID*は、国勢調査の結果に基づき国が設定した「人口集中地区」。 枚方市立地適正化計画*(平成 29(2017)年 3 月) ②人口密度の変化(町丁目区別集計) 人口密度は、約 62.7 人/ha(平成 22(2010)年)から約 52.7 人/ha(平成 52(2040)年)に減 少すると予測されています。 【人口密度の変化】 ③高齢化率の推移 高齢化率は、市域全域の平均で約 21.7%(平成 22(2010)年:約 9 万人)から約 40.4%(平成 52(2040)年:約 14 万人)に増加し、多くの地区では 50%以上になると予測されています。 【高齢化率の推移】 注)人口は、国立社会保障・人口問題研究所の推計値による。 枚方市立地適正化計画(平成 29(2017)年 3 月) 将来の高齢化率(平成 52(2040)年) 将来の人口密度(平成 52(2040)年) 現在の人口密度(平成 22(2010)年) 現在の高齢化率(平成 22(2010)年)

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④高齢化に伴う交通に関する状況の変化 自動車に関しては、運転免許証返納件数は年々増加しており、平成 19(2007)年から平成 29(2017)年までの 10 年間で約 20 倍となっています。特に 65 歳以上の高齢者が運転免許証返 納件数の 8 割以上を占めるなど、高齢者の運転免許証返納が全国的に多くなっています。 運転免許統計(平成 29(2017)年版)より 【高齢者(65 歳以上)の運転免許証返納件数の推移(全国)】 運転免許統計(平成 29(2017)年版)より 【高齢者(65 歳以上)の運転免許証返納件数の割合(全国)】 注)運転免許証の自主返納制度は、平成 10(1998)年 4 月施行の改正道路交通法により制度化。 人口減少・少子高齢化の進展に関する将来の見通し ・公共交通需要が減少し、今ある公共交通を維持することが困難になると予想されます。 ・高齢者などの運転免許証返納に伴い自動車を運転しない人が増加し、公共交通の必要性が 高まると予想されます。 ・税収の減少や社会保障関係経費の増加が見込まれるため、将来の人口規模・構成に応じた 施策展開が求められます。 6.7% 3.6% 3.6% 3.7% 4.0% 4.9% 4.6% 5.2% 5.4% 5.1% 4.5% 10.8% 6.1% 9.4% 11.6% 10.9% 9.2% 7.5% 11.9% 13.6% 14.8% 11.5% 34.3% 22.2% 32.1% 35.1% 33.9% 30.5% 24.8% 36.5% 37.6% 33.1% 24.1% 26.5% 32.0% 22.9% 20.9% 19.4% 25.3% 27.7% 18.1% 17.1% 17.1% 23.1% 14.2% 26.1% 23.2% 20.5% 20.1% 18.6% 24.0% 18.2% 16.6% 18.4% 21.4% 7.5% 10.0% 8.8% 8.2% 11.6% 11.5% 11.4% 10.0% 9.7% 11.6% 15.5% 0% 20% 40% 60% 80% 100% H19 H20 H21 H22 H23 H24 H25 H26 H27 H28 H29 65歳未満 65~69歳 70~74歳 75~79歳 80~84歳 85歳以上 19,457 29,150 51,086 65,605 72,735 117,613 137,937 208,414 285,514 345,313 423,800 0 50,000 100,000 150,000 200,000 250,000 300,000 350,000 400,000 450,000 H19 H20 H21 H22 H23 H24 H25 H26 H27 H28 H29 65歳未満 65~69歳 70~74歳 75~79歳 80~84歳 85歳以上 件

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(2)移動量の減少

①総トリップ数の推移 市民の移動の量(総トリップ数)は、約 98.7 万トリップ/日(平成 2(1990)年)から約 85.3 万 トリップ/日(平成 22(2010)年)と夜間人口が増加しているにもかかわらず、総トリップ数の減 少が見られ、今後も人口構造により移動量も減少することが予想されます。 近畿圏パーソントリップ調査*(平成 22(2010)年)より 【総トリップ数の推移】 ② 1 人当たりの移動の量の推移(性別・年代別 1 人当たりトリップ数の推移) 平成 2(1990)年からの性別・年代別の 1 人当たりの移動の量は、75 歳以上で見られるよう に高齢者の移動量は微増傾向にあるものの、30~35 歳男性で約 3.5 トリップ/人・日から約 2.0 トリップ/人・日へ、30~35 歳女性で約 3.5 トリップ/人・日から約 2.1 トリップ/人・日 へ減少するなど、特に若年層の移動量の減少幅が大きくなっており、今後の交通に与える影 響は大きいと予想されます。 近畿圏パーソントリップ調査(平成 22(2010)年)より 【性別年齢別 1 人当たりトリップ数の推移】 注)トリップ:ある目的(例えば、出勤や買物など)を持って起点から終点へ移動する際の、一方向の移動を表す 概念であり、同時にその移動を定量的に表現する際の単位。 98.7 96.5 85.3 37.0 38.2 38.3 35 37 39 41 43 45 0 20 40 60 80 100 120 H2 H12 H22 夜間人口 (万人) 枚方市民の総ト リ ッ プ 数 (万トリップ/日) 枚方市民のトリップ数 夜間人口 0.00 0.50 1.00 1.50 2.00 2.50 3.00 3.50 4.00 5 歳~ 10 歳~ 15 歳~ 20 歳~ 25 歳~ 30 歳~ 35 歳~ 40 歳~ 45 歳~ 50 歳~ 55 歳~ 60 歳~ 65 歳~ 70 歳~ 75 歳~ 1人あたりトリップ数の推移(男性・夜間人口) (トリップ/人・日) 一人当たりトリップ数の推移(男性・夜間人口) 0.00 0.50 1.00 1.50 2.00 2.50 3.00 3.50 4.00 5 歳~ 10 歳~ 15 歳~ 20 歳~ 25 歳~ 30 歳~ 35 歳~ 40 歳~ 45 歳~ 50 歳~ 55 歳~ 60 歳~ 65 歳~ 70 歳~ 75 歳~ 1人あたりトリップ数の推移(女性・夜間人口) H2 H12 H22 (トリップ/人・日) 一人当たりトリップ数の推移(女性・夜間人口)

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③外出による効果 外出すると、基本的な運動である「歩く」機会が増え、それだけで健康に良い効果がありま す。例えば、心肺機能や骨の強化、体脂肪の低下、メタボ予防効果、リラックス効果など、 多様な健康増進効果があり、ひいては医療費の抑制にも資することが期待されています。 国土交通省では、歩行量(歩数)調査のガイドラインにおいて、歩行による医療費抑制効果 の原単位を整理しており、特定の集団の経年的な調査から 1 人当たりの医療費の経年的な上 昇傾向で補正した医療費抑制効果を 0.065~0.072 円/歩/日としています。 平成 29(2017)年国民健康栄養調査結果で、平均歩数は男性で 6,846 歩、女性で 5,867 歩で すが、その歩数を「健康日本 21(第 2 次)」の目標値を目指して、1 日 1,500 歩多く歩くこと で、医療費抑制効果が年間約 3 万 5 千円と試算されています。 また、大阪府高石市で実施されている「健康ポイント」の参加者では、2013 年から 2015 年 の総医療費の増加額が、比較対象者と比べて 1 人当たり 7.7 万円低かったことが報告されて います。 加えて、外出は、人と接する機会が増え、社会的なつながりが発生するなど、健康増進だけ でなく社会的効果としても期待できます。 移動量の減少に関する将来の見通し ・若年層の移動量減少傾向が高く、将来の移動量もさらに減少すると予想され、公共交通 需要に与える影響が大きいと予想されます。 ・市民の外出機会の減少により、地域経済へのマイナスの影響が予想されるとともに、ま ちの賑わいや活性化の低下にもつながり、さらなる外出の減少が懸念されます。 ・高齢化の進展だけでなく、外出が減ると歩く機会も減り、健康への影響も懸念され、こ れらは、福祉、医療などに要する経費の増大をもたらすと予想されます。

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(3)枚方市の交通網の整備状況

①交通網の現状 枚方市には鉄道が 3 路線、その路線には駅が 12 駅あり 1 日に約 34 万人が乗降しています。 枚方市駅、樟葉駅には特急が停車し、大阪、京都方面への通勤・通学、買物などに多くの人 が利用しています。また、路線バスは枚方市駅、樟葉駅、長尾駅などの市内の主要な鉄道駅及 び市外の香里園駅や淀川を挟んだ高槻市、茨木市方面などを結んでおり、枚方市駅では 1 日当たり約 4 万人がバスを利用しています。 市内の主要幹線道路は、第二京阪道路、国道 1 号、府道京都守口線が南北に整備され、さらに、 新名神高速道路の整備や淀川を渡る都市計画道路*牧野高槻線の計画も進められており、市内 だけでなく広域的な結びつきが、今後、さらに強くなると考えられます。

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注 1)道路の主要路線は一般国道及び府道(改良済)、都市計画道路*、主要な市道(2 車線以上)を抽出。 注 2)主要なバス路線はバス運行本数が 30 本/日・片道以上、かつ、都市機能が集積している拠点などと直結する路線を抽出。 注 3)医療施設は二次・三次救急医療施設のうち、内科又は外科診療のない病院を除いたものを抽出。 枚方市立地適正化計画* 【市内の主要な公共交通、道路(2 車線以上)】 307 1 168 170 1 7 13 13 17 17 18 18 20 21 71 139 144 144 148 735 736 736 307 13 18 1 穂谷 関西外大 枚方市役所 香里ヶ丘支所 津田支所 北部支所 関西外大 大阪歯科大 大阪歯科大 大阪工大 摂南大 大阪国際大 (H28.4市外へ移転) 関西医科大 中宮団地 香里団地 氷室尊延寺 地区 樟葉駅 牧野駅 枚方市駅 枚方公園駅 御殿山駅 光善寺駅 香里園駅 長尾駅 藤阪駅 津田駅 宮之阪駅 星ヶ丘駅 村野駅 主要な公共交通 鉄道 主要なバス路線 主要な道路(2車線以上) 主要な道路 都市計画道路未整備区間 主要な都市機能施設 行政施設(市役所、支所、サービスセンター) 医療施設(二次・三次救急医療機関) 文教施設(大学・短期大学) 主要渋滞箇所 主要渋滞箇所 路線バス運行区間

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②主要な公共交通 一定の人口密度がある市街地において、基幹的公共交通(鉄道駅又は平日 1 日当たりの運 行本数の平均値が 30 本以上のバス停)からの徒歩圏域内(鉄道駅から概ね 800m 又はバス停か ら概ね 300m)における人口カバー率は約 73.3%となっています。 また、基幹的公共交通沿線の地域における人口密度については約 79.9 人/ha であり、三大都 市圏のそれぞれの平均値(人口カバー率:約 66.7%、人口密度:約 53.6%/ha)に比較して高 い状況です。 枚方市立地適正化計画 【現在の基幹的公共交通の人口カバー率(平成 22(2010)年)】 基幹的公共交通 の人口カバー率 約 73.3% 基幹的公共交通 の人口密度 約 79.9 人/ha

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③最寄りの公共交通(鉄道駅、バス停)に乗車するまでの時間(アクセシビリティ) 最寄り駅の公共交通(鉄道駅、バス停)へのアクセシビリティは、公共交通の利用のしや すさを表します。 現在、アクセシビリティが 20 分以内の圏域に居住する人口は約 34 万 2 千人で、総人口(約 40 万 9 千人)に対する比率は約 84%となっており、多くの居住者が短時間で公共交通を利用で きる状況です。 一定間以内の区域に 居住する人口 総人口に対す る比率 最寄りの公共交通への アクセシビリティ (公共交通の利用しやすさ) 10 分以内 約 16 万 9 千人 約 41% 15 分以内 約 28 万 4 千人 約 70% 20 分以内 約 34 万 2 千人 約 84% 枚方市立地適正化計画*(平成 29(2017)年 3 月) <アクセシビリティとは…> アクセシビリティとは、一般的には人々があるサービスを利用するに当たり、そのサー ビスへの到達のしやすさを定量的に表したものです。ここでは、ある地点の居住者が、任 意の時刻に家を出て公共交通に乗車するまでの期待時間です。 アクセシビリティの算出にあたっては、徒歩及び公共交通の移動そのものに要する時間 だけでなく、公共交通サービスの利便性の程度を反映した指標とすることとし、運行頻度 の多少による待ち時間の期待値を加えた所要時間を用いています。 このアクセシビリティが低下すると、公共交通が利用しにくくなり、日常生活における 移動が困難化している状況を示すこととなります。 【アクセシビリティ(最寄りの公共交通の利用しやすさ)】

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④公共交通不便地域の状況 枚方市には、下図に示すように鉄道、バスといった公共交通サービスまでのアクセスが不便 な公共交通不便地域*となっているところがあります。本計画における公共交通不便地域は、 市街化区域*のうち、鉄道駅から半径 800m、バス停から半径 300m の圏域外としています。 注)路線図は平成 30(2018)年 1 月 1 日時点 【公共交通不便地域】

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⑤枚方市の交通施設整備の状況  都市計画道路の整備状況 都市計画道路*の整備率は平成 30 年 3 月末現在、60.64%となっています。 枚方市ホームページ 【都市計画道路の整備状況(平成 27 年(2015)3 月現在)】

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 歩道の環境整備 枚方市の歩道については、幹線道路で歩道整備率が 80%を超えている路線も多くありますが、 歩道が未整備で危険な箇所もまだ多く残っています。 道路交通センサス*(平成 22(2010)年度)より 【幹線道路の歩道整備状況】  自転車通行空間の整備 平成 29(2017)年度に「枚方市主要鉄道駅周辺自転車ネットワーク計画」を策定しました。 また、市内には牧野長尾線、枚方藤阪線、京都守口線の 3 か所に自転車通行空間が整備さ れています。 【自転車通行空間の整備場所(平成 29(2017)年度時点)】 京都守口線:自転車通行空間を整備 牧野長尾線:歩道上に 自転車通行空間を整備 枚方藤阪線:車道上に 自転車通行空間を整備 枚方茨木線:自転車通行空間を整備 枚方交野寝屋川線:自転車通行空間を整備

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 淀川に架かる橋の状況 市の西を流れている淀川には、枚方大橋から上流にかけて 12km に及び渡河する橋が無い 状況です。 【淀川に架かる橋の状況】 ⑥駅及び駅周辺のバリアフリー化の状況 平成 26(2014)年度には、市内の全ての鉄道駅において一定のバリアフリー*化が完了しました が、駅及び公共施設周辺の道路などのバリアフリー化は一部未整備です。 【鉄道駅及び周辺地区のバリアフリー化整備状況】 H24(2012)年度:橋上駅舎 H25(2013)年度:駅前広場整備 H18(2006)年度:鉄道駅バリアフリー化 H25(2013)~H29(2017) 年度: 道路バリアフリー化 H22(2010)年度:鉄道駅バリアフリー化 H13(2001)年度:鉄道駅バリア フリー化 H26(2014)年度:鉄道駅バリアフリー化 H22(2010)年度:鉄道駅バリアフリー化 H22(2010)年度:鉄道駅バリアフリー化 H17(2005)年度:鉄道駅バリアフリー化 H18(2006)年度:鉄道駅バリアフリー化 H18(2006)~H20(2008)年度:道路バリアフリー化 H23(2011)年度:駅前広場整備 H18(2006)年度:鉄道駅バリアフリー化 H21(2009)年度:鉄道駅バリアフリー化 H29(2018)年度~:道路バリアフリー化 (事業中)

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⑦自転車・歩行者空間整備に関する市民意見  過去からの変化 平成 9(1997)年の「枚方市総合都市交通体系」のアンケート結果と平成 28(2016)年の 枚方市の交通に関するアンケート結果を比較すると、「人が快適で安全に移動しやすい環境 を整備する」の項目の重要率が 2 倍以上になっています。 アンケート調査(平成 29(2017)年 3 月)  「枚方市の交通に関するアンケート」で交通対策について重要としている項目 ・自転車通行空間の確保 ・歩行空間の確保(道路) ・バリアフリー化 ・安全快適な歩行空間の確保(駅及び駅前の空間) ・横断歩道やカーブミラーの設置など交通安全対策の強化 ・周辺道路の改善、混雑緩和 ・幹線道路の交通渋滞解消 ・交通マナーの啓発やルールづくり アンケート調査(平成 29(2017)年 3 月)  安全で魅力的な歩行者空間の整備(車道と歩道の分離など)に対する満足度、重要度 都市計画マスタープラン*のアンケートにおいて、安全で魅力的な歩行者空間の整備(車 道と歩道の分離など)に対する不満度と重要度が高くなっています。 「枚方市都市計画マスタープラン」の見直し及び「枚方市立地適正化計画*」 の作成に関する市民アンケート調査(平成 28(2016)年 3 月) 【現状の満足度】 【将来の重要度】

46%

30%

25%

22%

19%

60%

0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 1. 道路交通を 円滑にする 2. 鉄道やバスなどの 公共交通機関を便利にする 3. 人が快適で安全に 移動しやすい環境を整備する

□:H8

:H28

【交通対策の重要率】

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交通網の整備状況に関する将来の見通し <公共交通> ・公共交通の維持が困難になると、路線の撤退などから、最寄りの公共交通(鉄道駅、 バス停)に乗車するまでの時間であるアクセシビリティが悪化し、公共交通不便地域* の拡大が懸念されます。 <広域交通ネットワーク> ・自動車交通量の減少が予想されるものの、局所的な渋滞や、新名神高速道路、淀川を 渡る都市計画道路*牧野高槻線の整備により、交通の流れの変化が予想されます。 ・渋滞は、交流人口の拡大や、経済活動の妨げとなるだけでなく、生活道路に通過交通 が流入するなど、様々な問題を生じさせます。 ・都市間交流などを通じて社会活動の活性化や他都市との連携強化、災害時の緊急交通 路の確保が必要となります。 ・道路の適正な維持管理により、効率的、効果的に安全性と機能性を維持することが必 要となります。 <市内交通ネットワーク> ・渋滞は、交流人口の拡大や、経済活動の妨げとなるだけでなく、生活道路に通過交通 が流入するなど、様々な問題を生じさせます。(再掲) ・駅周辺、生活道路などにおいて、歩行者や自転車の通行空間の安全性・快適性の向上 に対する市民意識が強まっています。 <バリアフリー化など> ・鉄道駅、公共施設周辺の道路などのバリアフリー*化未整備箇所が、スムーズな移動、 高齢者などの外出に支障となることが危惧されます。

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(4)枚方市の交通の利用状況

①地域間の移動状況 市内の移動を見ると「北部地域⇔中部地域」、「中部地域⇔南西部地域」、「南西部地域⇔南部 地域」など、枚方市駅、樟葉駅を中心とした京阪沿線の南北間移動が多い傾向です。しかし、 自由目的については、「中南部地域⇔東部地域」、「北部地域⇔中東部地域」など、東西間移動 も多く見られます。 市内外移動を見ると「全目的」では大阪市内方面の移動の割合が多く、「自由目的」に限定 すると八幡市や寝屋川市への移動の割合が多くなっています。 鉄道に沿った動きとともに、市内移動では東西方向の需要もあり、鉄道とともにバス交通な どの公共交通が移動の大きな役割を担っていることが分かります。 近畿圏パーソントリップ調査*(平成 22(2010)年)より 【地域間の移動状況】 注)トリップの目的は大きく「出勤」、「登校」、「自由」、「業務」、「帰宅」に分けられる。このうち、「自由」は買物、食事、 レクリエーションなど、生活関連のトリップのこと。(京阪神都市圏交通計画協議会より)

(20)

34

②交通手段分担率 市域における交通手段の分担率*については、平成 12(2000)年から平成 22(2010)年かけ て、鉄道、バス、自動車、二輪、徒歩ともに、大きな変化は見られません。また、近隣市 に比べ、鉄道とバスなどの公共交通の分担率は比較的高くなっています。 近畿圏パーソントリップ調査*(平成 22(2010)年)より 【代表交通手段*分担率の推移(平日)】 近畿圏パーソントリップ調査(平成 22(2010)年)より 【代表交通手段分担率の近隣市との比較】 15.5% 23.6% 12.8% 16.0% 17.9% 17.3% 18.4% 20.6% 18.2% 1.6% 1.8% 2.2% 1.7% 3.0% 4.4% 2.0% 3.6% 3.8% 36.7% 39.9% 42.6% 31.9% 23.1% 25.0% 21.8% 22.0% 28.8% 6.7% 4.5% 7.5% 6.9% 4.9% 5.2% 4.9% 4.3% 6.4% 14.0% 10.8% 12.1% 17.2% 26.1% 22.8% 25.7% 19.4% 17.1% 25.2% 19.4% 22.5% 25.8% 24.8% 25.1% 27.0% 29.7% 25.5% 0.2% 0.1% 0.2% 0.5% 0.2% 0.1% 0.2% 0.2% 0.2% 0% 20% 40% 60% 80% 100% 宇治市 京田辺市 八幡市 交野市 茨木市 高槻市 寝屋川市 豊中市 枚方市 ※不明を除く 鉄道 バス 自動車 自動二輪・原付 自転車 徒歩 その他 18.2% 18.1% 19.0% 18.2% 3.8% 3.9% 4.3% 5.8% 28.8% 29.1% 23.1% 17.4% 23.5% 23.5% 23.3% 19.5% 25.5% 25.4% 30.3% 39.1% 0.2% 0.1% 0.1% 0% 20% 40% 60% 80% 100% H22 H12 H2 S55 鉄道 バス 自動車 二輪 徒歩 その他

(21)

35

近畿圏パーソントリップ調査(平成 22(2010)年)より 【通勤・通学目的の代表交通手段分担率の近隣市との比較】 27.7% 40.8% 22.9% 28.3% 30.3% 30.6% 33.3% 35.7% 31.7% 1.5% 1.3% 2.3% 2.4% 3.6% 2.9% 1.1% 3.3% 3.9% 26.1% 24.3% 31.2% 18.7% 16.3% 16.0% 15.0% 14.4% 17.6% 8.7% 6.1% 10.6% 8.0% 6.4% 7.2% 6.4% 6.2% 8.0% 11.8% 7.6% 9.8% 13.6% 19.1% 17.5% 19.5% 15.6% 13.3% 24.0% 19.8% 22.9% 28.7% 24.0% 25.6% 24.6% 24.7% 25.4% 0.2% 0.1% 0.2% 0.2% 0.3% 0.1% 0.1% 0.1% 0.1% 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% 宇治市 京田辺市 八幡市 交野市 茨木市 高槻市 寝屋川市 豊中市 枚方市 鉄道 バス 自動車 自動二輪・原付 自転車 徒歩 その他

(22)

36

0.5 0.6 0.7 0.8 0.9 1.0 1.1 1.2 1.3 1.4 1.5 H17 H18 H19 H20 H21 H22 H23 H24 H25 H26 H27 H28 樟葉 牧野 御殿山 枚方市 枚方公園 0.5 0.6 0.7 0.8 0.9 1.0 1.1 1.2 1.3 1.4 1.5 H17 H18 H19 H20 H21 H22 H23 H24 H25 H26 H27 H28 光善寺 香里園 宮之阪 星ケ丘 村野 0.5 0.6 0.7 0.8 0.9 1.0 1.1 1.2 1.3 1.4 1.5 H17 H18 H19 H20 H21 H22 H23 H24 H25 H26 H27 H28 津田 藤阪 長尾 ③公共交通などの利用状況  鉄道 枚方市には鉄道が 3 路線、それに伴う駅が 12 駅あり、1 日に約 34 万人が利用しています。 1 日の鉄道利用者数(1 日平均乗降人員)は、枚方市駅(約 9.2 万人)、樟葉駅(約 5.9 万 人)の順に多く、乗降人員の推移については、微増している駅があるものの、全体的には 減少傾向です。 注:JR 片町線(学研都市線)については、乗車人員の 2 倍の人数を乗降人員とする。 枚方市統計書(平成 29(2017)年度)より 【駅別乗降人員(平成 28(2016)年)】 【駅別乗降人員の推移(平成 17(2005)年との増減比)】 枚方市統計書(平成 22(2010)年度~平成 29(2017)年度)より 57,453 21,213 18,506 91,782 13,817 22,535 59,160 5,800 5,086 5,994 10,888 6,602 23,614 0 20,000 40,000 60,000 80,000 100,000 香里園 光善寺 枚方公園 枚方市 御殿山 牧野 樟葉 宮之阪 星ケ丘 村野 津田 藤阪 長尾 京阪電鉄 JR (人/日)

(23)

37

 バス 鉄道駅周辺における主要なバス停の日平均における乗降人員は、枚方市駅が最も多く 約 4 万人、樟葉駅が約 1.9 万人となっています。枚方市域を通るバス系統が多くある京阪 香里園駅(寝屋川市)は、樟葉駅に次ぐ乗降車人員となっています。 また、JR 片町線(学研都市線)の長尾駅では約 4 千人となっており、乗降人員は、平成 17(2005) 年から比較して約 1.7 倍に増加している状況です。その他の駅については大きな変化は見ら れません。 枚方市統計書(平成 29(2017)年度)より 【主要なバス停の乗降人員(平成 28(2016)年)】 枚方市統計書(平成 22(2010)年度~平成 29(2017)年度)より 【主要なバス停の乗降人員の推移(平成 17(2005)年との増減比)】 0.4 0.6 0.8 1.0 1.2 1.4 1.6 1.8 H17 H18 H19 H20 H21 H22 H23 H24 H25 H26 H27 H28 枚方市駅 枚方公園駅前 京阪香里園 枚方公園口 京阪牧野駅前 樟葉駅 長尾駅 長尾駅 枚方市駅 京阪香里園 樟葉駅 枚方公園口 京阪牧野駅前 枚方公園駅前 40,910 2,585 11,842 863 461 19,013 4,190 0 10,000 20,000 30,000 40,000 枚方市駅 枚方公園駅前 京阪香里園 枚方公園口 京阪牧野駅前 樟葉駅 長尾駅 (人/日)

(24)

38

 タクシー 大阪府における車両数の推移は、近年微減傾向です。枚方市が含まれる河北交通圏における タクシー車両数は、平成 13(2001)年から平成 20(2008)年の 7 年間で 2 倍近く増え、その後は 横ばいの状況にあります。 注)河北交通圏とは、大阪府下におけるタクシーの営業圏の 1 つであり、枚方・寝屋川・交野・大東・四条畷の各市のエリアを示す。 大阪におけるタクシー事業の現況(平成 29(2017)年 1 月)より 【車両数の推移】 アンケート調査によると、タクシーの利用については、「全く利用していない」に次いで 「2~3 ヶ月に 1 回以下」の利用が多くなっています。 【タクシーの利用頻度】 アンケート調査(平成 29(2017)年 3 月) 21,111 21,754 22,561 23,401 23,847 24,021 24,084 24,087 23,526 21,254 20,988 20,861 20,642 20,527 20,462 18,000 19,000 20,000 21,000 22,000 23,000 24,000 25,000 H13 H14 H15 H16 H17 H18 H19 H20 H21 H22 H23 H24 H25 H26 H27 大阪府 (台) 大阪府合計 533 633 660 753 818 879 943 1,019 1,010 958 961 974 974 973 969 0 200 400 600 800 1,000 1,200 H13 H14 H15 H16 H17 H18 H19 H20 H21 H22 H23 H24 H25 H26 H27 河北 (台) 河北交通圏

(25)

39

9.6% 4.3% 7.2% 10.6% 15.7% 3.8% 1.5% 3.2% 3.7% 5.2% 12.8% 8.9% 5.6% 21.2% 0.3% 0.7% 21.2% 25.2% 24.7% 24.0% 29.8% 36.2% 30.8% 6.1% 3.6% 1.2% 4.9% 9.9% 14.9% 6.8% 1.9% 0.8% 1.8% 0.2% 0.2% 1.5% 5.2% 1.9% 3.4% 3.9% 2.9% 5.0% 4.5% 26.4% 24.1% 20.9% 11.0% 11.2% 23.9% 7.6% 18.0% 24.7% 28.9% 13.1% 7.2% 21.4% 0.4% 0.6% 0.3% 0.4% 1.2% 0.4% 36.4% 8.4% 13.0% 4.1% 6.0% 1.7% 2.2% 0% 20% 40% 60% 80% 100% 福祉施設 図書館 自治会館 医院 総合病院 デパート 食料品 鉄道 バス 施設送迎バス 自動車(自分で運転) 自動車(他者が運転) タクシー 自動二輪・原付 自転車 徒歩 その他 不明  よく利用する施設及び施設までの交通手段 生活に密着しているスーパーや飲食店、医院・診療所の利用が多くなっています。 施設までの交通手段は、デパート、総合病院のように広域からの利用が多い施設については 自動車(自分で運転、他者が運転)が最も多く、スーパーや医療、自治会館など、近くにある 施設は徒歩や自転車が多く利用されています。 アンケート調査(平成 29(2017)年 3 月) 【よく利用する施設】 アンケート調査(平成 29(2017)年 3 月) 【施設までの交通手段】 7件 8件 4件 5件 4件 25件 18件 15件 67件 410件 16件 28件 25件 34件 32件 33件 78件 61件 184件 80件 27件 20件 41件 39件 68件 58件 73件 110件 90件 28件 0件 100件 200件 300件 400件 500件 博物館・美術館 文化施設 福祉施設 市役所・支所 幼稚園・保育園・認定こども園 自治会館・生涯学習市民センター スポーツ施設 総合病院 図書館 電気製品・家具や趣味用品等の専門店 不明 医院(クリニック)・診療所 飲食店 大型ショッピングセンター・デパート スーパー 一番目に利用 二番目に利用 三番目に利用 ……■2件 ■2件 ■14件 ……■4件 ■6件 ■8件 ……■1件 ■2件 ■3件 ……■1件 ■1件 ……■18件■8件 ■9件

(26)

40

 大学生の通学手段 平成 29(2017)年現在、市内には 5 大学(関西外国語大学、大阪工業大学、摂南大学、大阪 歯科大学、関西医科大学)が位置しており、約 1.8 万人の大学生が在籍しています。 そのうちの 4 大学の大学生を対象に実施したアンケートでは、通学時の交通手段として、 公共交通の利用が約 64%(鉄道やバスの利用比率)を占めており、鉄道とバスの組合せが最 も多くなっています。 注)上記グラフの集計では、鉄道とバスを両方利用した場合、代表交通手段*である鉄道に分類される。 アンケート調査(平成 29(2017)年 3 月) 【通学時の交通手段】 アンケート調査(平成 29(2017)年 3 月) 【通学時の交通手段(関西外国語大学の場合)】

(27)

41

※参考:市内に位置する大学の学生数(平成 29(2017)年) ④道路の利用状況  市内道路の交通量 国道 1 号のバイパス機能を有する第二京阪道路が平成 22(2010)年に全区間開通し、国道 1 号 及びその他一般道路において自動車交通量が減少傾向にあり、一部で渋滞が緩和されましたが、 局所的にはまだ渋滞が見られます。 注)枚方市内の一般道路の自動車交通量の平均値。平成 17 年に調査対象となっている区間を対象。 道路交通センサス*(平成 17(2005)年、平成 22(2010)年、平成 27(2015)年)より 【枚方市内一般道路の自動車交通量の変化】 枚方市統計書(平成 29(2017)年版)より 830 715 7,702 3,327 1,901 1,765 1,679 0 2,000 4,000 6,000 8,000 大阪歯科 大学 関西医科 大学 関西外国語 大学(中宮) 関西外国語 大学 (学研都市) 関西外国語 大学短期 大学部 摂南 大学 大阪工業 大学 学生数(人) 0.00 0.10 0.20 0.30 0.40 0.50 0.60 0.70 0.80 0.90 1.00 0 5,000 10,000 15,000 20,000 25,000 H17 H22 H27 増減率 交通量( 台)

年次別枚方市関連自動車交通量の推移

平日12h交通量(台) 平日24h交通量(台) 増減率 12時間交通量 増減率 24時間交通量 24h交通量 12h交通量

(28)

42

平成 17(2005)年 道路交通センサス*(平成 17(2005)年、平成 22(2010)年、平成 27(2015)年)より 【幹線道路の交通量と混雑状況】 平成 22(2010)年 平成 27(2015)年 <混雑度とは…> 道路の混雑を示す指標です。1.0 未満なら道路が混雑することなく円滑に走行でき、1.75 以上 なら慢性的混雑状態とされています。

(29)

43

 企業で働く人の通勤手段 アンケート調査を行った事業所において、働く人の通勤時の交通手段は、自動車が最も多 く、鉄道駅に近接した事業所では、鉄道利用が多くなっています。 アンケート調査(平成 29(2017)年 3 月) 【事業所別通勤時の交通手段】 注)円グラフは代表交通手段*の分担率*を表している。代表交通手段を決める優先順位は、鉄道、バス、自動車、二輪(自転車、 原付・自動二輪車)、徒歩の順となっている。例えば、鉄道とバスの組合せの場合、代表交通手段は鉄道となる。 一方、棒グラフは公共交通を利用した人を対象とし、代表交通手段のみならず、端末交通手段を含めた利用交通手段の組合せを 表す。 39.3% 26.2% 9.5% 4.8% 3.6% 2.4% 2.4% 2.4% 2.4% 2.4% 1.2% 1.2% 1.2% 1.2% 鉄道-路線バス 路線バス 路線バス-鉄道-路線バス 鉄道 自転車 自動車 自動二輪・原付 徒歩 路線バス-鉄道 自転車-鉄道-路線バス 鉄道-タクシー 路線バス-自転車 自転車-鉄道 自転車-自動車-自動二輪・原付 0% 10% 20% 30% 40% 50% 通勤ルート×小松製作所 28.3% 26.3% 21.2% 4.0% 3.0% 3.0% 3.0% 2.0% 2.0% 1.0% 1.0% 1.0% 1.0% 1.0% 1.0% 1.0% 鉄道-路線バス 路線バス 鉄道-企業送迎バス 鉄道 自転車 路線バス-鉄道-路線バス 自転車-鉄道-企業送迎バス 自動二輪・原付 鉄道-自転車 企業送迎バス 徒歩 鉄道-自動二輪・原付 路線バス-鉄道 路線バス-企業送迎バス 路線バス-自転車 自動二輪・原付-鉄道-企業送迎バス 0% 10% 20% 30% 通勤ルート×(株)クボタ 36.1% 11.1% 11.1% 11.1% 8.3% 5.6% 2.8% 2.8% 2.8% 2.8% 2.8% 2.8% 鉄道-路線バス 鉄道 自動車 路線バス-鉄道-路線バス 鉄道-企業送迎バス 路線バス 自動二輪・原付 鉄道-自動車 路線バス-鉄道 路線バス-自動二輪・原付-自転車 自転車-鉄道-路線バス 自転車-鉄道-企業送迎バス 0% 10% 20% 30% 40% 通勤ルート×津田サイエンスヒルズ 通勤ルート×理研ビタミン株式会社 66.7% 14.3% 9.5% 4.8% 4.8% 鉄道 路線バス-鉄道 路線バス 徒歩 自転車-路線バス-鉄道 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 回答N=84 無回答=116 回答N=99 無回答=90 回答N=36 無回答=33 回答N=21 無回答=12

(30)

44

 子育て世代の交通手段 子育て世代の交通手段については、買物時は自動車の利用が約 80%を占めており、子どもの 送迎時においても自動車が自転車より多く、自動車の利用が目立ちます。 アンケート調査(平成 29(2017)年 3 月) 【子育て世代の買物時の交通手段】 【子どもの送迎時の利用交通手段】  交通まちづくりワークショップ、アンケート調査、協議会からの意見 アンケートでは公共交通の「定時制の確保」、「バス停の屋根やベンチの設置」、「乗継割り引 き」などのサービス向上が重要という意見が多くあり、ワークショップでも「公共交通が比 較的充実しているが、主要なバス路線や公共施設などを結ぶバス網の充実が必要」という 意見がでました。 交通の利用状況に関する将来の見通し ・地域間の移動は、鉄道やバスなどの公共交通が大きな役割を担っており、公共交通 サービスの低下は、交流人口の拡大や経済・産業の持続的発展、外出促進にマイナ スの影響を及ぼすことが想定されます。 ・少子高齢化の進展だけでなく、大学や企業の市外移転などにより、公共交通の分担 率*が高い通勤、通学の利用者が減少すると、サービスの低下や路線の撤退が生じ、 公共交通不便地域*が拡大する懸念があります。 ・公共交通を維持するためには、公共交通需要の確保のため、公共交通の分担率を上 げることや利用環境の改善が必要となります。 ・市の拠点となる主要な駅周辺において、現在は公共交通利用者の減少は顕著でない ものの、将来は人口減少などによるマイナスの影響は避けられないと予想されます。 ・渋滞は、交流人口の拡大や、経済活動の妨げとなるだけでなく、生活道路に通過交 通が流入するなど、様々な問題を生じさせます。(再掲)

1件, 2%

4件, 8%

21件,

40%

19件,

37%

7件,

13%

路線バス 園の送迎バス 自動車 自転車 徒歩

1件, 1%

52件,

79%

10件,

15%

3件, 5%

バス 自動車 自転車 徒歩

(31)

45

2394 2457 2231 2109 2092 1856 1760 1601 1582 1500 19.8% 21.0% 22.3% 23.7% 25.3% 27.5% 27.7% 28.7% 29.8% 31.1% 0.0% 10.0% 20.0% 30.0% 40.0% 50.0% 60.0% 0 500 1000 1500 2000 2500 H20 H21 H22 H23 H24 H25 H26 H27 H28 H29 枚方市交通事故発生件数 高齢者の事故発生件数割合 (件/年) (高齢者事故の割合)

(5)その他

①交通事故の変化  高齢者が関連する交通事故発生状況 交通事故発生件数は減少傾向にありますが、高齢者が関連する事故件数は増加傾向です。 交通事故発生件数のうち高齢者が関連する事故の占める割合は約 31%です。 大阪の交通白書(平成 29(2017)年版)より 【交通事故発生件数及び高齢者の関連する事故発生件数割合の推移】  アンケートによる交通マナーへの市民の意識 アンケートやワークショップにおいて、自転車などの交通マナー啓発に関する意見が多く ありました。 アンケートの自由意見では、教育・マナーに関連する意見が多くあり、そのうち、特に自 転車(38 件)、徒歩(12 件)に対する意見が多くありました。 アンケート調査(平成 29(2017)年 3 月) 【自由意見に基づく交通マナーへの意見】 自転車通行空間 走行環境(自転車通行空間以外) マナー 歩道整備 歩行者安全(歩道整備以外) 交通安全対策(警察) 歩行環境(バリアフリー、歩道拡幅等) 教育・マナー 休憩スペースの設置(ベンチ等)

(32)

46

【ワークショップにおける意見(悪い点)】 ひらかた交通まちづくり*ワークショップ(平成 28(2016)年) ②都市環境への影響 平成 26(2014)年度の運輸部門の温室効果ガス排出量は、平成 2(1990)年度と比較し て約 20%減少しています。また、排出量合計は、2022 年に 11.8%の削減目標(対 2013 年比) が示されています。 枚方市地球温暖化対策実行計画(区域施策編)改定版平成(平成 30(2018)年 9 月) 【部門別温室効果ガス排出量の動向】 ① 自転車のマナー ② 交通マナーの周知 ●自転車の交通マナーが悪い ●全体的に交通マナーの周知に欠けている ●自転車の逆走 ●歩行者の信号無視 ●スマホを見ながらの車の運転 ●自動車からゴミを捨てる ●道路に物を置く ●バス車内で携帯電話 その他に関する将来の見通し ・高齢化の進展により、高齢者が関係する交通事故の割合の増加が懸念されます。 ・自転車利用の交通ルールやマナーを守らないことにより、自転車に関係する交通事 故の割合の増加が懸念されます。 ・自家用車の利用は、交通事故や交通渋滞の要因となるだけでなく、大気汚染などの 環境への負荷が懸念されます。 注)括弧内のパーセンテージは 1990 年度からの増減率を示す。

(33)

47

4.枚方市の交通課題の整理

「3.交通まちづくり*における現状と課題」の中でまとめた、将来交通の見通しから課題整 理を行い、以下の通り 5 つに分類しました。

(1)

持続可能な公共交通の実現

①公共交通の維持

●交通まちづくりの課題

・ひと・企業、行政、交通事業者

の連携により、公共交通を維持することで、

移動しやすく、活力ある都市を維持する。

・ひと・企業、行政、交通事業者それぞれが、身の回りの交通に関心を持ち、

協働による交通まちづくりを推進する。

<都市構造からの視点>

●持続可能な公共交通機能の確保

・周辺都市や都市拠点間の交流、各地域の生活圏域などからの移動については、過度 に自家用車に依存することなく多様な交通手段を選択することができるように、鉄 道、バス、タクシーなどの公共交通を持続可能なものとし、公共交通機能を確保。

●コンパクトシティ・プラス・ネットワーク

の推進

・公共交通により、利便性の高いエリアへ居住誘導を図るなど、計画的な都市づくり の促進とともに、持続可能な公共交通機能の確保などを図ることにより利便性が高 く暮らしやすい都市づくりを推進。

<将来交通からの視点>

・少子高齢化の進展により、公共交通需要が減少し、今ある公共交通を維持すること が困難になると予想されます。 ・大学や企業の市外移転などにより、公共交通の分担率*が高い通勤、通学の利用者 が減少すると、サービスの低下や路線の撤退が生じ、公共交通不便地域*が拡大す る懸念があります。 ・若年層の移動量減少傾向が高く、将来の移動量がさらに減少すると予想され、公共 交通需要に与える影響も大きいと予想されます。 ・高齢者などの運転免許証返納に伴い自動車を運転しない人が増加し、公共交通の必 要性が高まると予想されます。 ・公共交通需要の確保のため、公共交通の分担率を上げることや利用環境の改善が必 要となります。

(34)

48

②移動環境の整備

●交通まちづくりの課題

・誰もがおでかけしやすい移動環境を協働で整備することで、外出の機会を増や

し、健康増進や生活利便性の向上を図る。

<交通需要からの視点>

・公共交通の維持が困難になると、路線の撤退などから、最寄りの公共交通(鉄道駅、 バス停)に乗車するまでの時間であるアクセシビリティが悪化し、公共交通不便地 域*の拡大が懸念されます。 ・市民の外出機会の減少により、地域経済へのマイナスの影響が予想されるとともに、 まちの賑わいや活性化の低下にもつながり、さらなる外出の減少が懸念されます。 ・高齢化の進展だけでなく、外出が減ると歩く機会も減り、健康への影響も懸念され、 これらは、福祉、医療などに要する経費の増大をもたらすと予想されます。

<都市構造からの視点>

●利用しやすい交通環境の整備

・医療、福祉、商業などの生活サービス施設へのアクセスなど、日常的な生活におけ る移動を支える利用しやすい交通環境を整備。

●コンパクトシティ・プラス・ネットワーク

の推進(都市機能の適切な立地)

・都市機能を持続的に維持する人口、公共交通などによるアクセスを踏まえて、持続 的に生活サービスが提供されるように、適切に施設の立地を誘導。 ・「都市の魅力や活力を高める施設」の施設機能の維持、充実。

(35)

49

(2)交通が与える環境負荷の低減

●交通まちづくりの課題

・自家用車の利用抑制や公共交通・徒歩・自転車などの多様な交通手段の利用を

促進する施策を推進し、地球環境にやさしい低炭素社会を推進する。

<交通需要からの視点>

・自家用車の利用は、交通事故や交通渋滞の要因となるだけでなく、大気汚染などの 環境への負荷が懸念されます。

<都市構造からの視点>

●持続可能な公共交通機能の確保 (再掲)

・周辺都市や都市拠点間の交流、各地域の生活圏域などからの移動については、過度 に自家用車に依存することなく多様な交通手段を選択することができるように、鉄 道、バス、タクシーなどの公共交通を持続可能なものとし、公共交通機能を確保。

●地球環境への負荷が少ないまちづくり

・環境にやさしい都市基盤や交通体系が整備され、エネルギーの有効活用など地球温 暖化防止に向けた取組を積極的に推進。

(36)

50

(3)賑わいあふれる駅前空間の構築

●交通まちづくりの課題

・駅前広場や駅周辺においては、通過交通の流入を抑制し、賑わいとゆとりある

交通環境整備を推進する。

・鉄道駅や周辺地区においては、バリアフリー化を推進し、移動の円滑化や回遊性

の向上を図る。

<交通需要からの視点>

・市の拠点となる主要な駅周辺において、現在は公共交通利用者の減少は顕著でない ものの、将来は人口減少などによるマイナスの影響は避けられないと予想されます。 ・地域間の移動は、鉄道やバスなどの公共交通が大きな役割を担っており、公共交通 サービスの低下は、交流人口の拡大や経済・産業の持続的発展、外出促進にマイナ スの影響を及ぼすことが想定されます。 ・駅周辺地区、生活道路などにおいて、歩行者や自転車の通行空間の安全性・快適性 の向上に対する市民意識が強まっています。 ・鉄道駅、公共施設周辺の道路などのバリアフリー*化未整備箇所が、スムーズな移 動、高齢者などの外出に支障となることが危惧されます。

<都市構造からの視点>

●安全で快適な交通環境の整備

・安全を実感できるよう快適な歩行空間と自転車通行空間の確保。 ・駅前広場の整備などにより交通結節点*機能の強化を図るとともに、賑わいとゆと りの空間創出。 ・高齢者、障がい者などを含めた多様な利用者が、案内情報やサイン整備などにより 円滑に移動することができる利用しやすい環境整備。

●コンパクトシティ・プラス・ネットワーク

の推進(都市機能の適切な立地)

(再掲) ・都市機能を持続的に維持する人口、公共交通などによるアクセスを踏まえて、持続 的に生活サービスが提供されるように、適切に施設の立地を誘導(再掲)。 ・「都市の魅力や活力を高める施設」の施設機能の維持、充実(再掲)。

(37)

51

(4)快適な生活道路環境の実現

●交通まちづくりの課題

・誰もが安全・安心・快適に移動できる環境整備を推進する。

・地域に合った道路空間の使い方を実現するための施策を推進し、市内移動の

安全性、利便性の向上を図る。

・交通管理者

や市民の連携による取組を推進し、交通ルールを守る意識の向上

を図る。

<都市構造からの視点>

●安全で快適な交通環境の整備(再掲)

・安全を実感できるよう快適な歩行空間と自転車通行空間の確保(再掲)。 ・高齢者、障がい者などを含めた多様な利用者が、案内情報やサイン整備などにより、 円滑に移動することができる利用しやすい環境整備(再掲)。 ・交通事故の防止を図るため、自転車利用者や歩行者の交通安全意識の向上。

<交通需要からの視点>

・駅周辺地区、生活道路などにおいて、歩行者、自転車の通行空間の安全性・快適性 の向上に対する市民意識が強まっています。(再掲) ・鉄道駅、公共施設周辺の道路などのバリアフリー化未整備箇所が、スムーズな移動、 高齢者などの外出に支障となることが危惧されます。(再掲) ・渋滞は、交流人口の拡大や、経済活動の妨げとなるだけでなく、生活道路に通過交 通が流入するなど、様々な問題を生じさせます。 ・高齢化の進展により、高齢者が関係する交通事故の割合の増加が懸念されます。 ・自転車利用の交通ルールやマナーを守らないことにより、自転車に関係する交通事 故の割合の増加が懸念されます。

(38)

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(5)機能的な道路ネットワークの構築

●交通まちづくりの課題

・広域ネットワークを構築し、周辺都市や都市間拠点など相互の交流の拡大、

経済・産業の発展、防災機能強化による安全性の向上を図る。

・局所的な渋滞緩和対策や市内交通の連携強化を推進する。

・道路の適切な維持管理などにより、ネットワーク機能や安全性を維持する。

<都市構造からの視点>

●広域連携と都市の安全性の強化

・交通渋滞の緩和や安全な交通環境を確保するため、市内の幹線道路の整備や京阪本 線連続立体交差事業*を進めるとともに、生活道路を改善。 ・交通渋滞の緩和や都市間交流の活性化、防災面での広域連携を図るため、広域的な 幹線道路などを整備。

<交通需要からの視点>

・自動車交通量の減少が予想されるものの、局所的な渋滞や、新名神高速道路、淀川 を渡る都市計画道路*牧野高槻線の整備により、交通の流れの変化が予想されます。 ・都市間交流などを通じて社会活動の活性化や他都市との連携強化、災害時の緊急交 通路の確保が必要となります。 ・道路の適正な維持管理により、効率的、効果的に安全性と機能性を維持することが 必要となります。

(39)

53

◆課題整理と基本方針

<社会潮流、枚方市の状況>

●人口減少、生産年齢人口の減少

・30 年で約 7 万人が減少(H22→H52) ・市内全域で人口密度は低下するものの、基幹的公共交 通沿線の人口密度は比較的高い。

●高齢化の進展

・高齢化率が 21.7%から 40.4%に増加(H22→H52) ・医療費・介護保険費の増大 ・運転免許証返納者の増加

●大学の移転など

<交通利用・整備の状況>

●鉄道・バス

・市内の公共交通網は近郊都市の中でも比較的充実してお り、通勤・通学者による鉄道やバスの利用も多い。 ・公共交通網では、南北鉄道軸の主要駅を拠点とし、駅間 を結ぶバス路線網が主となっている。 ・市内外の移動は通勤目的で大阪、京都方面の移動が多く、 自由目的では隣接する八幡市、寝屋川市間の移動が多い。 ・大学生の公共交通利用が多く、学生による交通需要の変 動が公共交通サービスに与える影響が大きい。 ・バス事業者においては運転手不足が深刻となり、バスダ イヤの適正化が重要となっている。

●タクシー

タクシーの車両数は横ばいの傾向であるが、今後、高齢 者等によるタクシーの利用は増えると予想される。

●高齢者等の関連交通

・運転免許証返納に伴い、自動車を運転できない高齢者の 交通手段として、公共交通の必要性が増している。 ・高齢者、障がい者等の円滑な移動手段の確保が必要である。

●バリアフリー

・ユニバーサルデザイン

への対応

・市内の全駅では、一定のバリアフリー化が完了し、駅周 辺道路のバリアフリー化が進められている。

●道路交通

・第二京阪道路の供用などにより、一般道路の渋滞緩和が 見られたが、局所的な渋滞は依然として残っている。 ・一般道路の自動車交通は減少傾向にある。

●自転車・歩行者交通

・自転車、歩行者の交通分担率*は近年、横ばいであり、 近隣市と比較しても平均的なレベルである。 ・自転車、歩行者のための安全で魅力的な通行空間整備の 市民意向が強い。

<将来交通からの視点>

現状分析や市民視点

●公共交通サービス

・少子高齢化の進展により、公共交通需要が減少し、今あ る公共交通を維持することが困難になると予想される。 ・人口の減少、企業・大学の移転などにより、バス路線 のサービスの低下や路線の撤退が生じ、公共交通不便 地域*が拡大することが懸念される。 ・若年層の移動量減少傾向が高く、将来さらに移動量の減 少が予想され、公共交通需要に与える影響も大きいと予 想される。 ・交通需要の減少が見込まれる中、みんなが交通に関心を 持ち、維持・強化するための工夫をする必要が高まる。

●高齢化と移動環境

・高齢者などの運転免許証返納に伴い自動車を運転しない 人が増加し、公共交通の必要性が高まると予想される。 ・外出が減ることで、健康への影響も懸念され、これらは、福 祉、医療などに要する経費の増大をもたらすと予想される。

●環境、交通事故

・自家用車の利用は、大気汚染などの環境への負荷が懸念 される。 ・高齢者が関係する交通事故、自転車に関係する交通事故 の割合が増加することが懸念される。

●拠点形成

・都市拠点を相互に結ぶ公共交通サービスの低下が、拠 点機能や賑わい低下などに繋がると予測される。 ・鉄道駅や公共施設周辺の道路などのバリアフリー化未整 備個所が、スムーズな移動、高齢者などの外出に支障と なることが危惧される。

●安全・安心、快適な移動環境

・駅周辺、生活道路などにおいて、歩行者や自転車の通 行空間の安全性・快適性の向上に対する市民意識が強 まっている。 ・交流人口の減少による地域経済への影響が懸念される。

●地域交流・連携強化

・自動車交通量の減少が予測されるものの局所的な渋滞や、 新名神高速道路、淀川を渡る都市計画道路*牧野高槻線の 整備により、交通の流れの変化が予想される。 ・都市間交流などを通じて、社会活動の活性化や他都市と の連携強化、災害時の緊急交通路の確保が必要となる。 ・道路の適正な維持管理により、効率的、効果的に安全性 と機能性を維持することが必要となる。

<都市構造からの視点>

上位・関連計画からの視点

●持続可能な公共交通機能の確保

●コンパクトシティ・プラス・ネットワーク

の推進

●利用しやすい公共交通環境の整備

●安全で快適な交通環境の整備

●地球環境への負荷が少ないまちづくり

●広域連携と都市の安全性の強化

①持続可能な公共交通の実現

(1)公共交通の維持 ・ひと・企業、行政、交通事業者*の連携により、公 共交通を維持することで、移動しやすく、活力ある 都市を維持する。 ・ひと・企業、行政、交通事業者それぞれが、身の 回りの交通に関心を持ち、協働による交通まちづ くり*を推進する。 (2)移動環境の整備 ・誰もがおでかけしやすい移動環境を協働で整備する ことで、外出の機会を増やし、健康増進や生活利便 性の向上を図る。

②交通が与える環境負荷の低減

・自家用車の利用抑制や公共交通・徒歩・自転車など の多様な交通手段の利用を促進する施策を推進し、 地球環境にやさしい低炭素社会を推進する。

③賑わいあふれる駅前空間の構築

・駅前広場や駅周辺においては、通過交通の流入を抑 制し、賑わいとゆとりある交通環境整備を推進する。 ・鉄道駅や周辺地区においては、バリアフリー化を推 し、移動の円滑化や回遊性の向上を図る。

④快適な生活道路環境の実現

・誰もが安全・安心・快適に移動できる環境整備を推 進する。 ・地域に合った道路空間の使い方を実現するための施 策を推進し、市内移動の安全性、利便性の向上を図 る。 ・交通管理者*や市民の連携による取組を推進し、交 通ルールを守る意識の向上を図る。

基本方針1

みんなで考

えささえる

交通まちづ

くりの推進

基本方針2

誰もがお出

かけしたく

なる交通環

境の実現

⑤機能的な道路ネットワークの構築

・広域ネットワークを構築し、周辺都市や都市間拠点 など相互の交流の拡大、経済・産業の発展、防災機 能強化による安全性の向上を図る。 ・局所的な渋滞緩和対策や市内交通の連携強化を推進 する。 ・道路の適切な維持管理などにより、ネットワーク機 能や安全性を維持する。

基本方針3

未来へとつ

ながる交通

基盤と生活

環境の構築

<交通まちづくりの課題>

参照

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