学校における情報機器の活用と課題について
北 島 信 子
On the Utilization of Information Processing at Schools and Its Problems
Nobuko K
ITAJIMA はじめに 学校に情報機器が導入されるようになってすでに久しい。1970年代以降の情報教育の変遷 については、赤堀(2015)によると、1970年代では映像、ビデオ、OHP などの視聴覚機器、 1980年代では、コンピュータが教育に導入、1990年代では、インターネットが教育に導入、 2000年代では、教室にプロジェクターと電子黒板が導入され、効率的に情報を伝達するよりも、 教師と子どもたちの対話を実現することが求められた。そして、2010年代では、デジタル教 科書が盛んに議論されるようになり、そこにおいて、分かる授業から学びを創る授業が求めら れているといえる(1)。 赤堀(2015)が指摘するように、「分かる」授業から「学びを創る」授業へと変容していく にあたって、新しいメディアを活用することで「本心でぶつかるような授業づくり」を目指し ていきたい(2)。ただ、新しい教育情報機器が学校に導入されることによって、劇的に授業が変 わるということではないということを今一度考えなければならない。 これまでも日本の教師たちは、熱心に授業づくりを行ってきた。新しい情報機器が学校現場 に普及する前には、今日のような情報機器がなかった状態においても、子どもたちの学習への 理解を支援するために、教科書以外の補助教材を利用してきた。それには教材会社が作成した ものもあれば、教師自身が自作してきたものもある。また、教師は子どもたちのノートなどを まとめ、板書や模造紙、実物投影機などを使って、クラス全体で共有してきた。 そこにおいても、教育メディアによって突然授業が改善されるということではなく、適切な 利用が子どもの授業理解のために、協働学習を進めていくために、子どもたちの学習理解や学 びの協働性の一助となってきたのである。授業づくりにおいて重要なことは、教育メディアが 主体になってしまうということではなく、教師の授業観や評価観であることは言うまでもない。 教師の授業づくりを具現化する一手段が、教育メディアであるといえる。 本稿において、そのような授業づくりの一助となり得る現代の情報機器の活用方法とその課 題について考察する。現代の学校における情報機器として、電子黒板、デジタル教科書を取り 上げる。そして、その情報機器を使用した授業事例を考察し、活用方法とその課題を明らかにすることを本稿の目的とする。 1 今日の学校における情報機器の活用について ここでは、近年の学校教育における情報機器の活用方法について、具体的にどのようなもの があるのかについて整理したい。電子黒板、タブレット教材、デジタル教科書を中心に取り上 げる。 ⑴ 電子黒板とは 電子黒板は、『大辞林』によると、以下のようなものを示す(3)。 電子技術を導入した黒板やホワイトボードの総称。字や絵の書き込み、その電子的な記録、 事前に記録しておいた字や絵の表示、情報機器と連動した複雑な操作や表示などが可能。電子 情報ボード。電子ホワイトボード。 電子黒板の種類として、文科省による「学校における教育の情報化の実態等に関数調査」で は、電子黒板の種類は以下のように分類している(4)。 〈一体型電子黒板〉 デジタルテレビまたはモニターに電子黒板機能が付加された一体型のタイプ。 〈ボード型電子黒板〉 タッチ機能の付いた専用ボードにプロジェクターから投影するタイプの電子黒板。専用ボー ドと超短焦点プロジェクターが一体となったタイプもある。 〈ユニット型電子黒板〉 ⑴ 黒板、ホワイトボード等のスクリーンに専用のユニットを設置し、プロジェクターから投 射するタイプ。 ⑵ テレビモニターに専用のユニットを設置するタイプ。学校で持っているデジタルテレビを 有効に活用することができる。 〈その他の電子黒板〉 ⑴ プロジェクター側に専用ユニットを付けて電子黒板機能を実現するもの。プロジェクター を壁に設置して左右に移動できるようにしたものもある。 ⑵ 電子ペンで位置が検出できるような特殊なスクリーンを持ったもの。 このように、定義とその種類を見ると、「電子」機器をともなったボードということで、従 来の黒板とは異なる機能をもつことがわかる。文科省は黒板との役割の違いを以下のように述 べている(下線部は引用者が付した)。 「電子黒板は黒板の代わりではありません。電子黒板が導入されても、黒板は今までのよう
に授業全体を振り返ったり、子供たちの話し合いをまとめたりするために使います。電子黒板 は、写真や資料を瞬時に拡大表示したり、映像、アニメーションなど動きのあるものを表現し たりするときに有効に使えます。黒板がどちらかというと静的な表示に向いているのに対して、 電子黒板は動的な表示ができるという特性を持っています。黒板と電子黒板のそれぞれの特長 を生かして使いわけましょう」(5) このように、電子黒板が教室に設置されたことによって、従来の「黒板」自体がなくなった わけではなく、また、黒板が電子黒板に代わったわけではない。電子黒板と黒板のそれぞれの 特長をいかし、併用していくことが重要であると理解される。 電子黒板の機能の特長として、「電子黒板は児童生徒からよく見えるように教材を大きく表 示できることが最も基本の機能」(6)としている。そのような機能の特長を理解した上で、「電子 黒板活用の効果を高めるために」として、文科省は以下のように述べる(下線は引用者が付し た)。 「コンピュータや実物投影機(書画カメラ)等の映像を電子黒板などに大きく映すだけで、 学力が向上すると単純に考えることはできません。例えば、児童生徒の興味・関心を高めるた めであるならば、単に映像を見せるだけではなく、指導のねらいや児童生徒の実態に応じた題 材や素材を教員が十分吟味して選ぶことが重要です。また、その映像をタイミングよく教員が 大きく映して提示したり、提示した映像などを指し示しながら発問、指示や説明をしたりする ことで、電子黒板活用による効果が期待できます。 より高い教育効果に結び付けるためには、電子黒板活用に加えて、日頃からの児童生徒の実 態把握、授業における ICT 活用のタイミング、発問、指示や説明といった従来からの授業の 展開との融合も重要となります。この観点から考えれば、上述のように電子黒板による情報の 開示は、板書の代わりになるものではありません。提示した情報について説明などをした上で、 従来どおり重要な点は板書をし、児童生徒にノートをとらせる指導も重要となります。そこで、 電子黒板と黒板が連携しやすいようにコンピュータや実物投影機等他の ICT 機器等の配置を 考える必要があります。」(7) このように、授業において電子黒板を活用することは、拡大表示や動的な動きから、児童の 学習理解を助けるためのものであることがわかる。単に映像や実物を提示することであれば、 これまでも投影機が利用されてきた。電子黒板は、単体で利用されるということではなく、他 の機器と連動して利用されうるものであることも特長といえる。文部科学省は電子黒板と一緒 に使う ICT 環境として、黒板、電子黒板、実物投影機、高速インターネット/無線 LAN、ノー ト PC/デジタル教材を挙げている(8)。 そして、何よりもっとも重要な点は、「指導のねらいや児童生徒の実態に応じた題材や素材 を教員が十分吟味して選ぶことが重要で」あるという点にある。このことは、情報機器が普及
していなかった時代から、授業において教師による教材開発や工夫が重要な位置づけをなして きたことを再認識すべきであるといえる。 そのことが、「より高い教育効果に結び付けるためには、電子黒板活用に加えて、日頃から の児童生徒の実態把握、授業における ICT 活用のタイミング、発問、指示や説明といった従 来からの授業の展開との融合も重要」となるという指摘であると考えられる。 電子黒板活用によって、子どもたちの学習理解がより深まるような授業づくりにおいて、こ れまでの授業研究、授業づくりで大切にされてきた日頃の児童生徒の実態把握、教材活用、発 問、指示、説明などと併せて検討していくことが求められているといえる。 ⑵ デジタル教科書 先述したように、電子黒板は、電子黒板単体で使用されるものではなく、多くの場合は実物 投影機、高速インターネット/無線 LAN、ノート PC/デジタル教材と接続して授業展開が行 われる。そのなかでも、昨今の教育情報機器として、「デジタル教科書」について取り上げる。 文部科学省の定義をもとに述べる。そこでは、2011年4月に提案された「教育の情報化ビジョ ン」をもとに述べられている。 「いわゆるデジタル教科書は、『デジタル機器や情報端末向けの教材のうち、既存の教科書の 内容と、それを閲覧するためのソフトウェアに加え、編集、移動、追加、削除などの基本機能 を備えるもの』であり、主に教員が電子黒板等により子供たちに提示して指導するためのデジ タル教科書(以下『指導者用デジタル教科書』という。)と、主に子供たちが個々の情報端末 で学習するためのデジタル教科書 (以下『学習者用デジタル教科書』という。)に大別される。 現在、教科書発行者から発行されているのは、いずれも指導者用デジタル教科書である。また、 これは教科書に準拠しているものの、法令上は、教科書とは別の教材に位置付けられる。」(9) このように「デジタル教科書」は、従来学校教育において使用されてきた「教科書(教科用 図書)」であることに変わりはなく、「教科書」の「デジタル版」ということである。そして、 従来の教科書においても、児童・生徒用の教科書、教師用指導書があるため、「デジタル版」 においても、2型あるということである。法令上は、「教科書とは別の教材に位置付けられる」 としつつも、教師用と児童・生徒用のデジタル版教科書、デジタル版教師用指導書といえる。 では、そのような「デジタル教科書」には、どのような機能があるのであろうか。先に示さ れた学習者用デジタル教科書・教材の主な機能について、以下のように示されている。
表1 文部科学省「学習者用デジタル教科書・教材の主な機能」(10) 機能 機能 拡大機能 画面を大きく拡大して見ることができる 音声再生機能 詩の朗読や英語の読み上げや発音などを聞くことができる アニメーション機能 アニメーションや動画を見ることができる 参考資料機能 教科書紙面にはない画像や資料を見ることができる 書き込み機能 画面上に線や文字を書くことができる 画面上で、ノート、カード、マップ、ふせんなどに考えを書くことができる 作図、描画機能 画面上で、図を動かしたり数を変えて調べることができる 文具機能 画面上で、分度器やコンパスなどを使うことができる 保存機能 画面への書き込みなどを保存し、また、見ることができる 正答比較機能 正解を画面に出して自分の答えと比べたり、発音を音声認識して自動チェッ クしたりすることができる 表1のように、「デジタル教科書」には、9つの機能がある。デジタル版ならではの、「拡大 機能」、「音声再生機能」、「アニメーション機能」、「参考資料機能」は、授業時において、学習 者の理解の一助となるだろう。また、「作図、描画機能」や「文具機能」のように、教科の特 質を反映した機能を有し学習活動を支援するもの、「保存機能」のように、デジタルと紙ベー ス時代の学習者自身のノートに代わる役割を果たす機能があるといえる。「正答比較機能」は 学習者の自学自習にも有効であると考えられる。 次に、「学びのイノベーション事業」における「学習者用デジタル教科書・教材等に求めら れる機能・内容等に関する調査」結果を取り上げ、検討する。 初年度である2011年度末(2012年3月∼4月)に学習者用デジタル教科書・教材等に求め られる機能や内容に関し調査が実施された。その結果を踏まえ、以降の学習者用デジタル教科 書・教材等の開発を進めた。調査内容、実施対象・方法及び調査結果の概要は以下のようであ る(11)。 調査内容は学習者用デジタル教科書・教材、学習者用デジタルツール(学習者用デジタル教 科書・教材以外のアプリケーション等)について、役立った機能(具体的活用例)、改善・追 加して欲しい機能、その他意見である。 実施対象は、小学校7校、対象人数(教員)は18名、実施時期は2012年3月∼4月、対象 とした学習者用デジタル教科書・教科等の教科については、国語科、算数科、外国語活動であ る。 実施方法については、インタビューによる調査した結果を、児童の学習活動の観点から整理 されている。児童の学習活動の分類として、⑴詳しく見る・聞く学習活動、⑵いっしょに行う 学習活動、⑶メモを書(描)きながら考える学習活動、⑷操作して試してみる学習活動、⑸書 きながら考え、整理する学習活動、⑹マルチメディアで表現する学習活動、⑺友達と学び合う 学習活動、⑻学習の成果を振り返る学習活動の8点が挙げられている。
ここでは、児童の振り返り学習や協働学習の⑺∼⑼を①「学習成果を蓄積して活かす学習活 動」②「友達と学び合う学習活動」③「学習の成果を振り返る学習活動」とし、そこにおいて 有効な点について引用する。 ①「学習成果を蓄積して活かす学習活動」において、有効である点を「マークした画面やグ ラフ・表を保存したり、カメラで実験結果などを記録して、友達に送って比較したり、自分で 見直したり、足跡を残すノートを作れるのがよい」とし、機能、仕様、性能が改善されれば、 有効と考えられる点として、「記録したものを再利用しやすいように、必要な部分を 拡大印刷 したり学習者用デジタル教科書・教材の情報とリンクさせたり、家庭から見られるようにして ほしい」(12)とされている。 ②「友達と学び合う学習活動」において、有効である点を2点、「協働的な学びを作りたい。 そのためには児童同士のデータのやり取りが重要であり、作業を保存して、送るという電子ノー トの機能が役立っている。」「ワークシートに記述㱺発表㱺電子黒板上で整理㱺印刷の流れで活 用している。」としている。機能等が改善されれば有効と考えられる点として、2点が挙げら れており、それは「ぴったりの機能がないので、学習者用デジタル教科書・教材、電子ノート などを組み合わせたり、画面転送機能を利用している。」「修正できる文字データとしてやり取 りできるとよい。今は画像なので修正できない。」(13)である。 ③「学習の成果を振り返る学習活動」において、有効である点として、「正解が提示されて 自分で判定する機能、英語の発音が診断される機能・保存された画面、教員に転送された画面 等は履歴となり評価に役立つ。」としている。機能等が改善されれば有効と考えられる点として、 3点が挙げられており、それは「履歴を見るのに大変な操作が必要である。簡単に見られるよ うにしてほしい。」「練習問題では、自動判定により、発展問題や補充に進み、なぜ間違ったの か等を考えながらやれるとよい。」「進行状況や思考の過程が教員に分かるとよい。」(14)が挙げ られている。 「児童の学習活動」の他には、「全般に関する指摘事項」において、機能等が改善されれば有 効と考えられる点として2点挙げられており、それは「学習者用デジタル教科書・教材、ツー ル及びネットワーク等に関連するシステム全体をコーディネートでき、学校という環境をよく 知った立場の人がいてほしい。」「学習者用デジタル教科書・教材、ツール等のコンセプトが十 分には教員に知らされていない。」(15)である。 調査結果から、デジタル教科書・教材を使用して、児童の振り返り学習や協働学習に有益と 考えられる部分、そして使用時の課題などが明らかになった。何よりも「児童の学習活動」を 支えるものとしてのツールとしてとらえるということが重要である。 そこにおいても、教師が児童の学習過程をとらえ指導していくことは、デジタル教材が開発 される以前からの課題である。そして、それは「協働学習」の指導においても同様であるとい える。
また、「自学自習」についても、有効な手立てとして考えることができる。例えば「(学習) 履歴」を見返しやすくしていくことは、児童、教師の双方にとって重要であるといえる。 児童にとっては、「なぜ間違ったか」を考えながら問題にあたることが可能になれば、「自学 自習」の際に、学習が深まるといえよう。教師にとっては、授業づくりはもちろん、児童の思 考の過程が「履歴」を通じてわかれば、評価の際に有益であるといえる。 「児童の学習活動」の他に、機能等が改善されれば有効と考えられる点としては、やはり、 1点目に挙げられているように、システム全体をコーディネートできる人が必要であるといえ るが、その人は学校という環境をよく知った立場の人であってほしいということである。情報 システムは社会において、重要な役割を果たすといえるが、学校における情報システムは、児 童の学習活動を円滑にすすめるためのシステムである。そのことを理解した人によって、学校 における情報システムをサポートがほしいということである。このことは、デジタル教科書が 学校教育に入ってくることになっても、学びの主役は子どもたちであって、その授業を子ども たちとともに創るのは教師であることを改めて理解することであるといえる。 課題の2点目のように、ツール等のコンセプトを教師自身が評価活動も含んだ授業づくりに おいて、どのように教材をとらえるのか、どのように授業を設計するのかということに関わっ て、非常に大きな課題であるといえる。 デジタル教科書や教材が授業に入ってくることになっても、何よりも重要なことは、授業づ くりの根本である、教師が子どもたちとどのような授業を創っていくのかを探求するというこ とにつきるといえる。 2 活用事例の考察 文部科学省による「電子黒板を活用した授業実践に関する調査研究」電子黒板活用場面集に よると、電子黒板の活用のねらいとして、8つのカテゴリーにわけている。それは、1.授業 内容を振り返る、2.わかりやすく説明する、3.明確に伝える、4.興味・関心を高める、5. 実演でやり方を示す、6.児童生徒に考えさせる、7.児童生徒が発表する、8.知識・スキ ルを定着させる、である(16)。小学校と中学校の事例の引用にあたって、学習内容、利用機能、 教師のねらい等、活用ポイント、実践で使用した機器等として、筆者が表作成で再構成し、考 察をした(17)。 〈活用例〉 1.授業内容を振り返る 学習内容(学年・教科名) 器械運動(跳び箱運動)小学4年 体育 (18) デジタルカメラで撮影した動きを振り返る 利用機能 拡大、タッチ
教師のねらい等 技のポイントを意識させ、視点を明確にして技の振り返りができるよう にしたい。 活用ポイント ・ 実際に自分の動きを見ることで動きのイメージをつかませ、より課題 を意識しながら学習を行わせる。 ・ 撮影の際は、後に振り返りで活用できるよう、着目したいポイントに 絞ったり角度に気をつけたりする。 ・ 他の実技を伴う教科等の活用も考えられる。 ・ デジタルカメラの代わりに、タブレット PC などの活用も考えられる。 実践で使用した機器等 デジタルカメラ 〈考察〉 実技を伴う教科において、「技」のポイントを撮影し、再生することによって、児童の学習 の振り返りの一助となるといえる。 2.わかりやすく説明する 学習内容(学年・教科名) 星や月 小学4年 理科 (19) 星座の動きを書き込みながら説明する 利用機能 書き込み、拡大 教師のねらい等 星が移動した方向や距離を矢印で書き込み視覚的に理解させたい。 活用ポイント ・ 提示した写真と併せて書き込みをすることで、星の並び方が変わらな いことを視覚的に理解させる。 ・ 観察結果を言葉で説明させるのは難しいが、電子黒板で共有すること で、星座の位置関係の規則性を見い出しやすくさせる。 ・ 考えを書き込んだワークシートを表示させる活用も考えられる。 実践で使用した機器等 デジタル教科書 学習内容(学年・教科名) 天気とその変化 中学2年 理科 (20) 天気図を提示し、気圧配置と天気の関係を説明する 利用機能 タッチ、拡大、書き込み 教師のねらい等 天気図を並べたり、重ねたりして、気象要素の変化をつかみやすくした い。 活用ポイント ・ 4日間の天気図を一つ一つ拡大して移すことによって低気圧・高気圧 などの位置を見やすくし、気象要素の変化を考えやすくする。 ・ 電子黒板に参考資料を大きく映し、板書にまとめを書くなど、適切に 使い分けるようにする。 実践で使用した機器等 実物投影機 〈考察〉 書き込み機能や拡大機能から、視覚的な理解によって、教師は児童生徒によりわかりやすく 説明することが可能となるといえる。
3.明確に伝える 学習内容(学年・教科名) 音の重なりを感じ取って演奏しよう 小学4年 音楽 (21) ビデオを見せて、合わせ方のポイントを示す 利用機能 書き込み 教師のねらい等 自分の演奏の課題に気付かせ、よりよい合奏につなげたい。 活用ポイント ・ 児童が演奏しているようすを録画・再生し、模範の演奏の仕方と比較 するなどしながら、演奏の仕方やリズムなどの改善点や工夫点につい て気付かせるようにする。 ・ 体育などでタブレット PC やデジタルカメラで自分の動きを撮影し、 模範演技と比較して演技や運動での課題を見付けさせ、よりよい動き ができるように考えさせるなどの活用が考えられる。 実践で使用した機器等 デジタルビデオカメラ 〈考察〉 児童の演奏の様子を録画・再生することによって、模範の演奏の仕方と比較するなどしなが ら、演奏の仕方やリズムなどの改善点や工夫点について気付かせることができる。模範演技と の比較は、実技を伴う他教科でも可能であるといえる。 4.興味・関心を高める 学習内容(学年・教科名) 日本列島における農耕の広まりと生活の変化 中学1年 社会 (22) 縄文土器の実物を拡大して弥生土器と比べる 利用機能 拡大、書き込み 教師のねらい等 手に取って観察させる前に全員に見るポイントを示したい。 活用ポイント ・ 土器を拡大提示し、全員で確認しながら、縄文土器と弥生土器の違い について考えさせる。 ・ 注目させたいポイントに書き込み機能を使って印をつける。 ・ 美術作品(彫刻など)をみんなで鑑賞しあう活用などが考えられる。 実践で使用した機器等 デジタルビデオカメラ 〈考察〉 「手に取って観察させる前に全員に見るポイントを示す」ために、拡大機能、書き込み機能 があることで、「手に取る」前に、学習者の興味・関心を高めることができるといえる。 5.実演でやり方を示す 学習内容(学年・教科名) 拡大図と縮図 小学6年 算数 (23) 方眼を使わないで拡大図をかいてみよう 利用機能 書き込み、タッチ 教師のねらい等 コンパスで長さを測りとることができることも想起させたい。
活用ポイント ・ デジタル教科書の図形作成シミュレーションを活用し、コンパスなど の使い方を想起させる。 ・ 分度器やものさしなどを拡大提示し、正しい使い方を指し示しながら 説明するなどの活用も考えられる。 実践で使用した機器等 デジタル教科書 〈考察〉 教師の実演の動画保存をし、学習者が自身の技能のために活用できる。また、「図形作成シミュ レーション」を活用し、「デジタル文具」によって道具の使用について学習が可能になるとい える。 6.児童生徒に考えさせる 学習内容(学年・教科名) 面積の求め方を考えよう 小学6年 算数 (24) 児童が考えたいくつかの解き方を比較して見せる 利用機能 書き込み、拡大、比較 教師のねらい等 これまでに学習したことを使ったいろいろな解き方の工夫を比較させた い。 活用ポイント ・ 児童が考えた解き方を複数提示し、共通点や相違点などを比較させる。 ・ 児童の説明を受けて、さらにポイントとなる箇所に書き込みをする。 実践で使用した機器等 授業支援システム・タブレット PC 〈考察〉 授業支援システム・タブレット PC を使用し、比較機能、書き込み機能によって、児童たち の解き方を提示し、協働的な学びにつなげているといえる。 7.児童生徒が発表する 学習内容(学年・教科名) ひきざん 小学1年 算数 (25) 自分で考えた問題を出し合う 利用機能 拡大、書き込み 教師のねらい等 他者の考えた問題文を知ることで、自己の課題解決のヒントが得られや すくなる。 活用ポイント ・ 友達が作った問題文を共有化することにより減法になる言葉を明確に し、多くの児童が正しく課題に取り組めるようにする。 ・ 足し算・引き算だけでなく、掛け算・割り算等においても同様の活用 が考えられる。 実践で使用した機器等 実物投影機 学習内容(学年・教科名) あしたへジャンプ 小学2年 生活(26) 小さい頃の自分が作った作品や写真を提示し、成長した自分について発 表する
利用機能 拡大、書き込み 教師のねらい等 児童の発表に合わせて言葉をかけ、伝えたいことをクラス全体に広める ようにしよう。 活用ポイント ・ 話す内容に合わせて映像を指し示しながら、ゆっくり話すようにする。 ・ 児童に矢印や文字を書き込ませながら、話をさせる。 ・ 発表の際には、線で囲んだり、矢印を引いたりしながら、話をするよ うにする。 実践で使用した機器等 実物投影機・児童自作の作品 〈考察〉 他者の発表から自己の課題解決のヒントを得ることができる。また教師は発表者が相手にわ かりやすく発表する指導にも留意し、学習者が相互で学びあうことができるといえる。 8.知識・スキルを定着させる 学習内容(学年・教科名) ホームステイの困りごと 中学2年 外国語 (27) マスク機能で隠された単語を補いながら音読させ知識を定着させる 利用機能 マスク、書き込み 教師のねらい等 隠れている単語を補って文を完成させましょう。 活用ポイント ・ 隠れている単語を考えさせることで知識の定着や表現の向上を図る。 ・ 英文上で、いろいろなパターンのマスクが可能なため、生徒の実態に 応じた提示ができる。 実践で使用した機器等 デジタル教科書 〈考察〉 知識・スキルの定着にあたって、書き込みやマスク機能は有効だと思われる。また、マスク の場所は個々に応じて対応できるところが、自学自習の一助になりうるといえる。 3 学校における情報機器活用の課題について 前章までに、学校における情報機器について、電子黒板、デジタル教科書を中心にそれがど のようなものであるのかということ、そしてその活用事例について考察してきた。 本章において、活用の課題について考察していく。その際に、授業において併用されている 紙メディアとタブレット教材、そして黒板・電子黒板のような「垂直」のメディアと紙・タブ レット教材のような「平板」教材のそれぞれの特徴を確認し、どのように授業づくりに情報機 器を活用していくかについて述べていきたい。 ⑴ 紙メディアとタブレット教材の違い 赤堀(2014)は、紙メディアとタブレット教材の違いを以下のように述べている(28)。
① 紙メディアは、教材内容を記憶したり理解したりすることに有効なメディアである。 ② タブレットは、自分で考えたり判断したりすることに有効なメディアである。 ③ 図形がイメージしやすい、図形を思い出しやすいなどの図形に関する項目は、各メディア の特徴はなく共通に見受けられる。 ④ 紙の特徴として、文章が思い出しやすい、下線が引きやすい、文章の概要がわかりやすい、 学習した実感がある、などが挙げられる。 ⑤ パソコンは、文章入力が速いことが挙げられるが、その他目立った特徴はない。 ⑥ タブレットの特徴として、写真でイメージしやすい、もう一度やってみたい、退屈しにく い、などの特徴がある。 ⑦ 人は、日常生活に見られる動作を中心としたイメージを持っており、それは先天的に備わっ ているが、これをイメージスキーマと呼ぶ。学習と動作は結びついており、何か動作をす る時に、イメージスキーマが働く。 ⑧ 自分が考えた内容を外部に出すには、手や指などで動作として表現する必要があるが、そ の時、自分のイメージスキーマにしたがって動作している。 ⑨ タブレットは、指タッチやペンで直接に画面に指示できるので、イメージスキーマにした がって、自分の考えた内容をメディアに表現しやすい。 ⑩ イメージを持つことは、文章力のみならず、思考にとって重要であり、この意味で、タブ レットの果たす役割は大きい。 ⑪ 文章や図表で重要だと感じた時に、人は、下線を引く、ハイライトする、コメントを書く などのアノテーションを行うが、これは学習にとって重要な活動である。 ⑫ アノテーションを簡単に行うには、直接に指やペンで指示するようなインターフェイスが 必要で、この点においても、紙やタブレットは、優れている。 ⑬ 道具を見ると、触れたくなるとか操作したくなることを、道具のアフォーダンスというが、 タブレットは、もう一度やってみたいという継続動機づけに優れているのは、そのアフォー ダンスがあるからと言える。紙は、継続動機が低いが、それはそのようなアフォーダンス が低いからだと言える。 ⑭ 以上から、それぞれのメディアには、それぞれの特徴と役割があるので、実用的には、紙 とタブレット、あるいは、紙とパソコンを併用して使うことが、望ましい。 赤堀が述べるように、教育メディアにはそれぞれの役割があることを改めて認識するべきで あるといえる。その上で、どちらかに偏ることではなく、子どもたちの理解の一助となりうる 積極的な側面を理解し、紙と情報機器、「垂直」と「平板」の併用が望ましいことであること が明らかであるといえる。そして、何よりも新しい教育メディアを導入する際に重要な点は、 学習者が積極的に参加していくためであるということである。情報機器が「何でも」やってし まうということではなく、学習者が主体的に関わることができるような手立てにならなければ ならない。
次にタブレット教材の特徴として挙げられている「アフォーダンス」について、以下で述べ ていく。 ⑵ アフォーダンス アフォーダンスとは、認知科学や心理学でよく用いられる用語であるが、「誘発する、メッセー ジを送る」(29)というような意味である。 赤堀(2014)は、写真家などの専門家の例を上げ、「自分が決めるより、むしろ対象や場面 が決めるのであるから、対象がこうしなさいとアフォードしていることになる。そのアフォー ドしてくるメッセージを、専門家は聞き分けられるという。」(30)と述べている。 そして、このような専門家の状態を、「まさに対象を深く理解している状態とも呼べる」と 述べ、そして、専門家は「対象からのアフォーダンスを受け止めるという意図を暗黙に示唆し て」おり、「それは、対象や道具を最大限に生かす考え方につながって、効果的な使い方がで きることになる。」(31)と指摘している。このようなアフォーダンスの特性をもった平板のタブ レット教材と垂直の黒板等を併用して、学校現場の学習者(児童・生徒)に提示することとし て考えてみると、以下のように述べる。 「黒板やスクリーンは垂直であり、見る・聞くなどの動作を誘発する道具として有効である。 この意味で、学校で教師が説明したり、理解させたりする、つまり教える道具としてのアフォー ダンスをもっている。子ども達の見る・聞くなどをアフォードするには、大きな画面、きれい な映像や写真、大きな文字や表やグラフなどが有効であろう。これに対して、紙やタブレット は、平板の機能を持っているので、水平に置き、書くこと・メモすること・触れることに、有 効であろう。見るだけ聞くだけでは、効果は少ないであろう。タブレットを用いた子ども達の 学習風景は、絶えず触れている。指で示したり、画面を大きくしたり、表示したグラフを広げ たりという動作を伴っている。逆に、タブレットや紙は、そのような動作を誘発しているとも 言える。幼児に紙と鉛筆を渡すと、線や丸など、自由に書き込みを始める。自分で感じたこと、 自分が言いたいことを、紙の上で表現しているのは、そうしたくなるからであろう。平板には、 そのようなアフォーダンスがある。したがって、授業で1人1台のタブレットを子ども達に渡 す時には、十分な注意が必要になる。タブレットが、子ども達を誘発して、触れたくさせるか らである。」(32) 赤堀が述べるように、平板のタブレット教材と垂直の電子黒板・スクリーンを比較すると、 それぞれのアフォーダンスが異なっていることがわかる。「垂直」には、「見る、聞く」のアフォー ダンス、「平板」には「触れたくなる」のアフォーダンスがある。「平板」である、タブレット 教材には「触れたくさせる」アフォーダンスがあるとして、赤堀(2014)は(子どもがたえず 触れたくなるため)「そのためにいくつかの授業デザインが求められる」(33)としている。子ど もたちの「触ってみたい」というアフォーダンスをいかして、学習活動が展開するような授業
設計が必要になるということである。 ⑶ メタ認知 最後に、教育メディアの特徴を理解し、よりよい授業づくりのために活用していくにあたっ て、学習者自身がどのように学びを深めていくのかについて考えていきたい。 認知カウンセリングの研究で、小中学生を相手に、問題のわからない個所やつまずいている 個所を、認知カウンセラーが聞き役になって、相談する活動があるという(34)。先行研究から 赤堀(2014)は以下のように述べる。 「算数の問題で間違えた個所の理由を、子どもが自己判断して書いた内容と、カウンセラー が聞き役になって子どもが間違えた内容を比較した結果である。子どもは、何が間違えたかを 自己判断するが、正確な場合もあればそうでない場合もある。正確に理由を書けた場合は、そ の子どもは自分が何故間違えたか、どこでつまずいているかを、よく認識できていると言える。 つまり、客観的に自分を認知しているわけで、それはメタ認知ができていると言えよう。それ に対して、正確でない場合は、何が間違っているかを認知できていないので、メタ認知ができ ていないことになる。」(35) 「自分のどこが誤っているかを自分で判断できたら、問題が解決しているとは、素晴らしい ことである。教えてもらわなくても、自分で気づけば、すでに問題はなく、その次には同じ誤 りをしないという事実である。その自分で気づくことが大切で、それがメタ認知能力の発達に つながる。」(36) 「気づくとは、教えてもらうことではない。教えてもらっても、頭の中に入っていかない。 気づくことで、始めて自己とのつながりができる。」(37) 赤堀が述べるように、「メタ認知」の発達のため、「教えてもらう」ことではなく、自分で気 づくということが重要であるといえる。1章において、情報機器の活用課題において、学習者 が練習問題等で間違ったところを自身で考えられるような学習を教師たちが願っていることが 挙げられていた。また、2章における活用事例においても、他者の発表から自己の課題解決の ヒントを得ることができるとあった。これらは、直接「教えてもらう」によって「気づく」こ とではなく、学習者が自身で気づき、学習を深めていくことであった。 このような、「気づき」のためには、学習者が自己を客観的にとらえる視点をもつこと──「メ タ認知」の発達が望まれる。自己を客観的にとらえる視点とは、「自己とのつながり」をもっ た学習者であることを示している。そのような学習者は自立した学習者であるといえる。個々 が自立した学習者集団による協働学習によって、個々の、そして集団の学習が深まっていくと いえるのではないだろうか。
まとめ 赤堀(2015)が指摘する「分かる」授業から「学びを創る」授業を目指す授業づくりのため、 今日における教育情報機器の活用と課題について考察してきた。 現代の学校における情報機器として、電子黒板、デジタル教科書を取り上げた。電子黒板は 従来の「黒板」とは異なり、単体で利用されるものではなく、デジタル教科書やデジタル教材 と連動して利用されるものであることが明らかとなった。「垂直」の黒板等と、「平板」の教材 (紙・デジタル)の特性、アフォーダンスの違いを理解して、情報機器のみではなく、「紙」も 併用していくということもわかった。 活用事例の考察によって明らかになったのは、「協働的な学びのために児童同士のデータの やり取りが重要であるが、現在は画像データのため、修正できるとよい」ということが挙げら れていたことである。また、学習活動の振り返りにあたって、履歴を見やすくすることが求め られていることがわかった。そして、内容についていえば、練習問題の機能での「自動判定」 の機能において、「なぜ間違ったのか」を児童が考えられること、児童の思考の過程がわかる とよい点も挙げられていた。 このように具体的な活用課題から、やはり授業を設計するのは授業者であるということ、そ して、その授業は教師や教師集団だけでなく、学習者とともに創るのだということが明らかに なった。多くの事例から、自学自習や協働性への学習者の生き生きとした取り組み、授業者の ねらいや願いを読み取ることができた。 そして、課題の最後で触れた「メタ認知」の発達から、学習者自身の学びが深まっていくと いうことがわかった。学習者が自分で「気づく」のは、直接「教えてもらう」ことではなく、 自己を客観的に見る視点をもつこと(「自己とつながる」)が学習活動においてとても重要であ ることが明らかになった。自己を客観的に見る目を学習者に育てることによって、子どもたち は学習において自立することができる。そのような自立した学習者たちの協働性によって、他 者から学び合う集団での学びがさらに深まっていくといえる。そのような授業づくりの一端を 担うものとしての情報機器活用を教師が授業デザインをしていくことが重要であるといえる。 注 ⑴ 赤堀侃司(2015)文部科学省『「電子黒板を活用した授業実践に関する調査研究」電子黒板活 用場面集 授業がもっとよくなる電子黒板活用』、「はじめに」。 ⑵ 同上。 ⑶ 『デジタル大辞林第三版』(https://kotobank.jp/word/%E9%9B%BB%E5%AD%90%E9%BB%92%E 6%9D%BF-188787)情報取得日 2017年8月16日 ⑷ 文部科学省(2015)前掲書、43頁。 ⑸ 文部科学省(2015)前掲書、4頁。 ⑹ 同上。 ⑺ 同上。
⑻ 文部科学省(2015)前掲書、44頁。 ⑼ 文部科学省(2014)『学びのイノベーション事業 実証研究報告書』、157頁。 ⑽ 文部科学省(2014)前掲書、159頁。 ⑾ 文部科学省(2014)前掲書、170∼171頁。 ⑿ 文部科学省(2014)前掲書、171頁。 ⒀ 同上。 ⒁ 同上。 ⒂ 同上。 ⒃ 文部科学省(2015)『「電子黒板を活用した授業実践に関する調査研究」電子黒板活用場面集 授業がもっとよくなる電子黒板活用』、5頁。 ⒄ 「教師のねらい」という表記はないが、「∼させたい」等で教師の吹き出し(思い)として表現 されていたため、筆者が「教師のねらい等」として引用した。 ⒅ 文部科学省(2015)前掲書、8頁。 ⒆ 文部科学省(2015)前掲書、11頁。 ⒇ 文部科学省(2015)前掲書、13頁。 文部科学省(2015)前掲書、19頁。 文部科学省(2015)前掲書、22頁。 文部科学省(2015)前掲書、27頁。 文部科学省(2015)前掲書、28頁。 文部科学省(2015)前掲書、31頁。 文部科学省(2015)前掲書、35頁。 文部科学省(2015)前掲書、42頁。 赤堀侃司(2014)『タブレットは紙に勝てるのか タブレット時代の教育』ジャムハウス、69 ∼71頁。 赤堀侃司(2014)前掲書、60頁。 赤堀侃司(2014)前掲書、62頁。 赤堀侃司(2014)前掲書、63頁。 赤堀侃司(2014)前掲書、66∼68頁。 赤堀侃司(2014)前掲書、68頁。 赤堀侃司(2014)前掲書、341頁。 赤堀侃司(2014)前掲書、342頁。 赤堀侃司(2014)前掲書、343頁。 赤堀侃司(2014)前掲書、344∼345頁。 参考文献 赤堀侃司、綾瀬市立綾瀬北小学校(2009)『授業デザインの方法と実際─教育方法論のテキスト─』 高陵社書店。 赤堀侃司編(2011)『電子黒板・デジタル教材 活用事例集』教育開発研究所。 赤堀侃司(2015)『授業の基礎としてのインストラクショナルデザイン 改訂版』日本視聴覚教育 協会。 赤堀侃司(2016)『デジタルで教育は変わるか』ジャムハウス。 (受理日 2017年8月22日)