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目 次 概 要 3 パターン ダンス 課 題 の 発 表 4 パターン ダンスの 音 楽 5 必 須 のシークェンス/セクション 7 パターン ダンス 全 般 の 要 求 事 項 8 シークェンス/セクションのコール(キー ポイント 判 定 なし) 10 シークェンス/セクションのコール(キー ポイ

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(1)

Judging System

Handbook

for Officials

Pattern Dances

競技役員用ハンドブック

パターン・ダンス

アイス・ダンス

(2)

概要 3 パターン・ダンス課題の発表 4 パターン・ダンスの音楽 5 必須のシークェンス/セクション 7 パターン・ダンス全般の要求事項 8 シークェンス/セクションのコール(キー・ポイント判定なし) 10 シークェンス/セクションのコール(キー・ポイント判定あり) 11 全般 11 追加のコール原則 11 定義 12 追加の定義,定義の詳細,注記 15 キー・ポイント 16 レベルの特徴 18 レベルの調整 18 質問と回答(コールの仕様) 19 シークェンス/セクションの GOE 採点基準 24 定義 24 GOE の特徴 25 GOE の調整 26 構成要素(コンポーネンツ)の採点基準 27 定義 27 構成要素の特徴 29 衣装 31 減点―責任者は誰か 32 パターン・ダンスの説明,表,ダイアグラム(ノービス国際競技会) 33 フォーティーンステップ 33 フォックストロット 35 ロッカー・フォックストロット 37 ヨーロピアン・ワルツ 39 アメリカン・ワルツ 41 スターライト・ワルツ 43 キリアン 46 タンゴ 48 ブルース 50 質問と回答 52 音楽 52 衣装 54 その他 55 日本語訳改訂履歴  2015 年版第 1 版 2015 年 9 月 9 日

(3)

出典

1. パターン・ダンスは音楽、すなわちリズムとテンポに合わせて規定のパターンを滑走しなくてはならない. 2. 競技部分にパターン・ダンスを含む国際競技会では、滑走されるパターン・ダンスは以下の中から選ばれる.

1.

フォーティーンステップ

13.

ヤンキー・ポルカ

2.

フォックストロット

14.

クイックステップ

3.

ロッカー・フォックストロット

15.

フィンステップ

4.

ヨーロピアン・ワルツ

16.

パソ・ドブレ

5.

アメリカン・ワルツ

17.

ルンバ

6.

ウェストミンスター・ワルツ

18.

チャ・チャ・コンゲラード

7.

ヴィニーズ・ワルツ

19.

シルバー・サンバ

8.

オーストリアン・ワルツ

20.

タンゴ

9.

スターライト・ワルツ

21.

アルゼンチン・タンゴ

10.

ラベンスバーガー・ワルツ

22.

タンゴ・ロマンチカ

11.

ゴールデン・ワルツ

23.

ブルース

12.

キリアン

24.

ミッドナイト・ブルース

国際競技会のためのパターン・ダンスのステップ系列の説明,表およびダイアグラムは「ISU ハンドブック-アイ ス・ダンス 2003」に記載されている.男性は男性のステップを,女性は女性のステップを滑走しなければならな い. Rule 707,§ 1 & 2

(4)

File name: Handbook for Officials - Pattern Dances 2015 Ja.docx Page 4 of 56

Version: 2015(日本語版第1版 2015 年 9 月 9 日)

D – Announcement of Pattern Dances

Date: 27.7.15

出典

共通事項 国際ノービス競技会のためのパターン・ダンス課題はアイス・ダンス技術委員会から ISU コミュニケーションによっ て毎年 6 月 1 日以前に発表され,発表の翌年の 7 月 1 日から発効する.競技部分にパターン・ダンスを含む他 の国際競技会では,パターン・ダンス課題(1 つまたは複数)は主催者が決定し要項で発表してよい. 抽選が必要な場合,最初の公式練習の前に,滑走されるパターン・ダンスが抽選され発表される.この抽選は,レ フェリーによって,もし可能ならば 1 組の参加選手の立会いの下で行われる. Rule 711, § 1 国際ノービス競技会 ベーシック・ノービス: グループ1: # 1 フォーティーンステップおよび # 4 ヨーロピアン・ワルツ グループ2: # 2 フォックストロットおよび# 5 アメリカン・ワルツ  シーズン2014/15以降2年ごとに:グループ2  シーズン2015/16以降2年ごとに:グループ1 Communication 1886, 1947 アドバンスト・ノービス: グループ1: # 4 ヨーロピアン・ワルツおよび# 20 タンゴ グループ2: # 3 ロッカー・フォックストロット および# 9 スターライト・ワルツ グループ3: # 12 キリアンおよび # 23 ブルース 競技会の最初の公式練習より前に,そのシーズンの課題として発表された2グループの中から1グループ2課題を 抽選する.  シーズン2014/15以降3年ごとに:グループ1および2  シーズン2015/16以降3年ごとに:グループ2および3  シーズン2016/17以降3年ごとに:グループ3および1 パターン・ダンスの順番 パターン・ダンスは規程第 707 条第 2 項に記載の順番で滑走されなくてはならない. Rule 707, §2

(5)

出典

共通事項 国際競技会のパターン・ダンス競技には現行の ISU 公式アイス・ダンス音楽を使用するものとする.ただし,アイス・ ダンス技術委員会が 1 つまたは複数のパターン・ダンスについて,ISU コミュニケーションで発表された要件を満た す音楽をカップルが提出すると決定した場合を除く.この場合,要件に従わないパターン・ダンス音楽は減点により 罰せられる(第 353 条第 1 項 n)を参照). 現行の ISU 公式アイス・ダンス音楽を使用する場合は,国際競技会においては,ISU コミュニケーションによる別段 の指示が無いかぎり,各パターン・ダンスに対して ISU 課題曲 1 番から 5 番までの 5 曲が用いられる.音楽は滑走 グループ毎に上記の番号順で演奏される.各ダンスに用意されている 6 番の曲は,滑走グループごとのウォームア ップ中にのみ使用する. Rule 707, § 5 シーズン 2015/16 2015/16 シーズンにおいては,カップルは以下のパターン・ダンスの音楽を各自で用意するものとする.  国際ノービス競技会 - ベーシック・ノービス:#4 ヨーロピアン・ワルツ - アドバンスト・ノービス:#9 スターライト・ワルツ、#23 ブルース  他の国際競技会および国際アダルト競技会:大会の要項での組織委員会の発表に従う. 音楽はそのパターン・ダンスのリズムに沿ったものを選ばなければならず、ボーカル入りでもかまわない。必要なシー クェンス中のテンポは一定でなければならず,またそのパターン・ダンスに要求されたテンポ(ISU アイス・ダンス・ハ ンドブック 2003 を参照のこと)±2拍/分に従わなければならない. 注: ISU アイス・ダンス音楽から 1 曲を選ぶのでもよい.この場合,選んでよい曲は 1 番から 5 番の曲のみであり,カッ プルは規程第 343 条第 1 項に従って競技会用の音楽を用意するものとする. 上記の音楽要件やテンポ指定の違反は、規定 353 条第 1 項 n)に従って罰せられる。 カップルが用意した音楽に対して規程 708 条第 1 項 d)を適用する際は,そのダンスの最初のステップが 1 小節 内の第 1 拍で開始しなければならないと定める(ただしダンスの説明において別途指定されている場合を除く). ベーシック・ノービス Communication 1932, 1947

(6)

File name: Handbook for Officials - Pattern Dances 2015 Ja.docx Page 6 of 56

Version: 2015(日本語版第1版 2015 年 9 月 9 日)

D – Required Sequences and Sections

Date: 27.7.15 パターン・ダンスの構成要素はすべて採点する. 構成要素の係数は 0.7 である. 2つのパターン・ダンスを滑走する競技会では,規定 353 条第 1 項 b)により各ダンスの合計点に係数 0.5 をかけるも のとする. フリー・ダンス レベルの説明 ベーシック・ノービスのフリー・ダンスでは全ての必須要素において、レベル2までの特徴だけ数えられる.追加の特 徴はレベル要件として数えることはなく,テクニカル・パネルによって無視される. 演技構成要素はすべて採点する. 演技構成要素の係数は 1.0 である. アドバンス・ノービス パターン・ダンス レベルの説明 2つのキー・ポイントが定められ,レベル3まで評価される.2015-16 シーズンのキー・ポイントおよびキー・ポイントの 特徴はコミュニケーション第 1937 号にて定められている. ジャッジは GOE でパターン・ダンスを評価する. パターン・ダンスの構成要素はすべて採点する. 構成要素の係数は 0.7 である. 2つのパターン・ダンスを滑走する競技会では,規定 353 条第 1 項 b)により各ダンスの合計点に係数 0.5 をかけるも のとする. フリー・ダンス レベルの説明 ベーシック・ノービスのフリー・ダンスでは全ての必須要素において、レベル3までの特徴だけ数えられる.追加の特 徴はレベル要件として数えることはなく,テクニカル・パネルによって無視される. 演技構成要素はすべて採点する. 演技構成要素の係数は 1.0 である. ウォーム・アップ音楽 4分間,音楽無しで1分間の後,ISUアイス・ダンス音楽の最後(6番目)の曲を3分間流す. Rule 514, §2.c)

(7)

出典

シークェンス

順序と内容が定められた複数のステップ/ターンのことで,パターン・ダンスの1パターン(シークェンス)を構成する

Rule 703, § 3 セクション パターン・ダンスのシークェンスの一部 Rule 703, § 5 必須の シークェンス および セクション 採点とビデオ・リプレイのために,各パターン・ダンスのパターンは複数のセクションに分割されうる.各ダンスのセクションの数は, そのダンスの長さ(ステップの数)とシークェンスの回数によって異なる.各パターン・ダンスのセクションとその配点はISUコミュニ ケーションにより発表される. Rule 708, § 2 Fourteenstep 4 シークェンス Foxtrot 4 シークェンス Rocker Foxtrot 4 シークェンス European Waltz 2 シークェンス Rule 707, § 3 American Waltz 2 シークェンス Westminster Waltz 2 シークェンス 第1セクション – ステップ 1-12 第2セクション – ステップ 13-22 Viennese Waltz 3 シークェンス Austrian Waltz 2 シークェンス 第1セクション – ステップ 1-16 第2セクション – ステップ 17-36 Starlight Waltz 2 シークェンス 第1セクション – ステップ 1-17 第2セクション – ステップ 18-32 Ravensburger Waltz 2 シークェンス 第1セクション – ステップ 1-19 第2セクション – ステップ 20-41 Golden Waltz 2 シークェンス 第1セクション – ステップ 1-22 第2セクション – ステップ 23-47 Kilian 6 シークェンス Yankee Polka 2 シークェンス with 第1セクション – ステップ 1-25 第2セクション – ステップ 26-52 Quickstep 4 シークェンス Finnstep 2 シークェンス 第1セクション – ステップ 1-33 第2セクション – ステップ 34-70 Paso Doble 3 シークェンス Rhumba 4 シークェンス

Cha Cha Congelado

2 シークェンス Silver Samba 2 シークェンス 第1セクション – ステップ 1-27 第2セクション – ステップ 28-49 Tango 2 シークェンス

(8)

File name: Handbook for Officials - Pattern Dances 2015 Ja.docx Page 8 of 56 Version: 2015(日本語版第1版 2015 年 9 月 9 日)

D – General requirements

Date: 27.7.15

出典

スタートの位置 レフェリーはパターン・ダンスをスタートすべき大体の位置を発表する.レフェリーからの別の指定やアイス・ダンス技 術委員会からの ISU コミュニケーションによる別の指示がない限りは,全てのパターン・ダンスは,パターンの前半部 分のステップをジャッジ席側で滑走するようにスタートされなければならない.レフェリーがスタートのサイドを変更す る場合には,最初の滑走順抽選の際に発表しなければならない. Rule 707, § 4 中断 パターン・ダンスで中断が起こった場合,ステップ・シークェンス中の技術的に実行可能な最も近い場所から続ける ものとし,かつその再開地点は中断の起こった地点よりも後ろでなければならない.カップルは中断によって行ない 損ねたステップを滑走してはならず,滑走した場合にはジャッジは当該セクションの GOE で減点を行なう. Rule 707, § 6 パターン・ダンス全般 の要求事項 パターン・ダンスの滑走中に従うべき事項は次の通り. a) 正確さ - ステップ,エッジ,要素/動作,およびダンス・ホールドは,各ダンスの説明と規程に従わなければな らない.全体として最低限の要件に従っているならば,その範囲内でカップル独自のスタイルを示すことは許さ れる.これは通常腕や脚の動作に変化を使うことによって行われる.要求されているダンス・ホールドの説明と 異なる腕や手の動作や位置も,男性のリードする手が定められた位置にあるならば許される. b) 配置(プレースメント) - 各ダンスのパターンは規程に従わなければならない.氷面を最大限有効に利用する ことが望ましい.そのためにはディープ・エッジと十分な流れが必要である.フラット・エッジや浅い(シャロウ)エッ ジによる滑走で大きなパターンを滑走してはならない.正規のサイズのリンク(第 342 条)では,リンクのロング・ アクシスを横切ってはならない.正規のサイズより小さいリンクでは,小さくなったリンクの幅の分だけ横切っても よい. c) スケーティング技術(スケーティング・スキル) - 基本的なスケーティングの質がよいことが要求される.ディー プ・エッジで滑走すべきで,その際にスピードや流れ,滑らかさを失ってはならず,また無駄な力なく楽々と行わ れなければならない.ステップ,エッジ,およびローブの移り変わりははっきりとわかるくらいに正確かつ確実でな ければならない.フットワークは乱れることなく,かつ正確でなければならない.両足滑走は要求されない限り行 ってはならない.両パートナーには等しく高い技術力が求められる.スケーティング・レッグの膝の動きはリズミカ ルな屈伸運動を伴った柔軟なものでなければならない.シャッセやプログレッシブにおいては,フリー・フットをで きるだけ低く氷面から上げるべきである. d) タイミング - 各ダンスは厳密に音楽に合わせて滑走しなければならない.また(別途パターン・ダンスの説明で 指定されない限り,またはアイス・ダンス技術委員会によって別途指定され ISU コミュニケーションで発表され Rule 708, § 1

(9)

ない限り)第 1 歩はその曲の第 9 小節の第 1 拍に踏み出さなければならない.各ステップ/動作にあてる拍 数は規程に定められたとおりに従わなければならない.すべてのステップが流れを中断せず行えるように,あら ゆる動作は音楽のリズムに合っていなければならない. e) スタイル - 姿勢はまっすぐで,硬直しておらず,頭を上げていなければならない.すべての動作は無理なく流 れのあるもので,かつ優雅に行われるべきである.ダンス・ホールド(第 605 条参照)はしっかりとしているべきで あり,指を広げたり,握りしめたりするべきではない.スピードを得るために努力しているのが明らかにわかるのは 避けるべきで,よいスタイルを犠牲にしてスピードを得るべきではない.フリー・レッグは伸ばし,フリー・フットは外 転させ,つま先は下に向けるべきである. f) ユニゾン - カップルは出来るだけ互いに接近して滑走し,互いの距離を一定に保つべきである.脚のスウィン グ,膝の曲げ,および体の傾け具合などのすべての動作は等しくかつよく調和しているべきで,またその出来映 えもバランスが取れているべきである.パートナー同士は一体となって動作すべきである.男性はリードする能 力を,女性はフォロウする能力を示すべきである. g) 解釈(表現,インタープリテーション) - 各ダンスはその音楽の正確を正しく解釈した上で,スムーズかつリズミ カルに滑走しなくてはならない.解釈はダンス動作に変化を付けることによって示される.音楽のリズム・パター ンはダンス動作に反映されるからである.各コンパルソリー・ダンスがはっきりと違う特色を持つように演技しなく てはならない.パートナー同士は互いに理解し合うべきである.

(10)

File name: Handbook for Officials - Pattern Dances 2015 Ja.docx Page 10 of 56

Version: 2015(日本語版第1版 2015 年 9 月 9 日)

D – Calling Sequences/Sections without Key Point procedure

Date: 27.7.15

コールの仕様

出典

(11)

全般

出典

何らかのレベルを与えるためには、シークェンス/セクションはレベル1の要件をすべて満たさなければならない。 Communication 1937

追加のコール原則

出典

1. テクニカル・パネルがキー・ポイントそのものとそれらが正確に実施されたかを認定する際のプロセスは,必須要素とそのレベルを認定 する際のプロセスと全く同じである(例:多数決).キー・ポイントの実行が正しいか正しくないかは「競技組ごとのジャッジズ・ディテイル」 に以下のように示される:  “Yes”: キー・ポイントの特徴がすべて満たされ,全エッジ/ステップが要求された拍数の間保たれた,または  “Timing”: キー・ポイントの特徴がすべて満たされたが,1つまたは複数のエッジ/ステップが要求された拍数の間保たれなかっ た,または  “No”: キー・ポイントの特徴が満たされなかった,エッジ/ステップが要求された拍数の間保たれたかどうかに依らない 2. パターン・ダンス要素の入りや最中に転倒や中断が生じたが直ちに復帰した場合,転倒または中断の前後に満たされた要件に従って その要素は認定され,レベルが与えられる.レベル1の要件が満たされない場合はノーレベルとされる. 注:ステップの最後の拍でのチェンジ・エッジは、次のステップへのプッシュ/移行の準備動作であれば許される。 Communication 1937

(12)

File name: Handbook for Officials - Pattern Dances 2015 Ja.docx Page 12 of 56

Version: 2015(日本語版第1版 2015 年 9 月 9 日)

D – Calling Sequences/Sections with Key Point procedure

Date: 27.7.15

定義

出典

アメリカン・ワルツ, AW1Sq, AW2Sq セクションの図を参照  AW1Sq,AW2Sq: アメリカン・ワルツの第1,第2シークェンス

ISU Handbook Ice Dance 2003, § I-5 Communication 1936 ブルース, BL1Sq~BL3Sq セクションの図を参照  BL1Sq, BL2Sq, BL3Sq: ブルースの第1,第2,第3シークェンス

ISU Handbook Ice Dance 2003, § I-24 Communication 1936 チェンジ・オブ・エッジ 片足のブレードの目に見える軌跡で,ある1つのカーブとエッジから別のカーブとエッジに変わるもの. Rule 704, § 1.b) チョクトー 一方の足から他方の足へ行われるターンで,出のエッジは,入りのエッジとは反対の方向になる.足換えは,ア ウトサイド・エッジからインサイド・エッジあるいはインサイド・エッジからアウトサイド・エッジへと行われる.特にダンス の説明にない限りは,フリー・フットはスケーティング・フットのすぐそばで氷におかれる.入りのエッジと出のエッジ の深さは等しくなる. Rule 704, § 11.b) (ii) クローズド・チョクトー フリー・フットの甲がスケーティング・フットの踵に寄せられ,スケーティング・フットの踵の後ろでフリー・フットが氷 におかれるチョクトー.体重の移動の後,新しいフリー・フットの最初の位置は,新しいスケーティング・フットの前 になる(例:ブルースのステップ 12 と 13). Rule 704, § 11.b) (ii) クローズド・モホーク フリー・フットの甲がスケーティング・フットの踵へ寄せられ,スケーティング・フットの踵の後ろでフリー・フットが氷 におかれるモホーク.体重移動の後,新しいフリー・フットの最初の位置は,新しいスケーティング・フットの前に なる(例:ロッカー・フォックストロットのステップ 11 と 12). Rule 704, § 11.b) (ii) クロス・ビハインド フリー・レッグがスケーティング・レッグの後ろでクロスして,スケーティング・フットのアウトサイド・エッジ側の氷上に フリー・フットが置かれるステップ.(注-脚は膝よりも下でクロスする) Rule 704, § 5 クロス・フォーワード フリー・レッグがスケーティング・レッグの前でクロスして,スケーティング・フットのアウトサイド・エッジ側の氷上にフ リー・フットが置かれるステップ.(注-脚は膝よりも下でクロスする) Rule 704, § 4 クロスト・ オープン・チョクトー フリー・フットのアウトサイドがスケーティング・フットの前方に直角に構えるチョクトー.ターンの後のヒップはオープ ンなポジションとなる.ワイド・ステップで行うこともある.(例:ルンバのステップ 11 と 12) Rule 704, § 11.b) (ii) エッジ 片足のブレードの目に見える軌跡で1つのカーブをなすもの. Rule 704, § 1.a)

(13)

定義

出典

ヨーロピアン・ワルツ,

EW1Sq, EW2Sq

セクションの図を参照

 EW1Sq, EW2Sq: ヨーロピアン・ワルツの第1,第2シークェンス

ISU Handbook Ice Dance 2003, § I-4 Communication 1936 フォーティーンステップ, FO1Sq~FO4Sq セクションの図を参照  FO1Sq~FO4Sq: フォーティーンステップの第1~第4シークェンス

ISU Handbook Ice Dance 2003, § I-1 Communication 1936 フォックストロット, FT1Sq~FT4Sq セクションの図を参照  FT1Sq~FT4Sq: フォックストロットの第1~第4シークェンス

ISU Handbook Ice Dance 2003, § I-2 Communication 1936 キリアン, KI1Sq~KI6Sq セクションの図を参照 KI1Sq~KI6Sq: キリアンの第1~第6シークェンス

ISU Handbook Ice Dance 2003, § I-12 Communication 1936 モホーク 一方の足から他方の足へ行われるターンで,入りのカーブと出のカーブは一続きの同じ深さのカーブである.足 換えは,アウトサイド・エッジからアウトサイド・エッジあるいはインサイド・エッジからインサイド・エッジへと行われる. Rule 704, § 11.b) (i) オープン・モホーク フリー・フットの踵がスケーティング・フットの内側で氷におかれるモホーク.両足の角度は自由である.体重の移 動の後,新しいフリー・フットの最初の位置は,新しいスケーティング・フットの踵の後ろになる(例:フォーティーン ステップの男性のステップ 8 と 9 および女性のステップ 12 と 13). Rule 704, §11.b) (i) プログレッシブ フリー・フットが氷に下ろされる前にスケーティング・フットを通り越すステップまたはステップの連続.これによって 新しいフリー・フットは新しいスケーティング・フットのトレース上で氷から離れる. Rule 704, §7 ロッカー アウトサイド・エッジからアウトサイド・エッジ,またはインサイド・エッジからインサイド・エッジへ片足で行なうターン で,入りのカーブと出のカーブは異なるローブとなる.スケーターは入りのカーブの方向にターンする. Rule 704, § 11.a) (viii)

(14)

File name: Handbook for Officials - Pattern Dances 2015 Ja.docx Page 14 of 56

Version: 2015(日本語版第1版 2015 年 9 月 9 日)

D – Calling Sequences/Sections with Key Point procedure

Date: 27.7.15

定義

出典

スターライト・ワルツ, SW1Sq1Se, SW1Sq2Se, SW2Sq1Se, SW2Sq2Se セクションの図を参照  SW1Sq1Se: スターライト・ワルツの第1シークェンス第1セクション  SW1Sq2Se: スターライト・ワルツの第1シークェンス第2セクション  SW2Sq1Se: スターライト・ワルツの第2シークェンス第1セクション  SW2Sq2Se: スターライト・ワルツの第2シークェンス第2セクション

ISU Handbook Ice Dance 2003, § I-9 Communication 1736 スウィング・モホーク フリー・レッグがスケーティング・レッグのすぐそばを通って前方にスウィングされ,ターンを行うためにスケーティ ング・フットのそばに戻ってくる,オープンまたはクローズド・モホーク(例:タンゴのステップ 20 と 21). Rule 704, § 11.b) (i) スウィング・ロッカー またはカウンター ターンの前にフリー・フットがスケーティング・フットのすぐそばをスムーズにスウィングされて通り,ターン後のフリ ー・フットは,スケーティング・フットを通り越してトレースの上の後方に保たれるか,前方にスウィングされるような ロッカーまたはカウンター. Rule 704, § 11.a) (x) スウィング・ロール 音楽の数ビートにわたる長いロール.バックワード滑走の場合には,フリー・レッグを揚げ,初め前方,続いてスケ ーティング・フットを通り越して後方にスウィングし,次のステップのためにスケーティング・フットの横に戻す.フォ ワード滑走の場合にはフリー・レッグは初め後方に,それから前方にスウィングする.脚のスウィングによって「ロー リングする動き」が感じられる. Rule 704, § 8.a) スウィング・ スリー・ターン アウトサイド・エッジで始まり,その際フリー・レッグは伸ばされ,つま先と腰がよく回外されてトレースの上に保たれ る.フリー・フットの甲をスケーティング・フットの踵まで引き寄せてターンを行う.続いてターンの後インサイド・エッ ジに乗り,フリー・フットは伸ばし,トレース上に保っておき,次のステップに踏み出す際にスケーティング・フットの そばまで引き寄せる.

Rule 704, § 11.a) (ii)

タンゴ,

TA1Sq, TA2Sq

セクションの図を参照

 TA1Sq, TA2Sq: タンゴの第1, 第2シークェンス

ISU Handbook Ice Dance 2003 § I-21 Communication 1936 スリー・ターン アウトサイド・エッジからインサイド・エッジあるいはインサイド・エッジからアウトサイド・エッジへと,片足で行うターン

で,入りのカーブと同じローブで出のカーブへと続く.スケーターはカーブと同じ回転方向へターンする.

Rule 704, § 11.a) (i)

(15)

追加の定義,定義の詳細,注記

出典

キー・ポイントおよび キー・ポイントの特徴 ベーシック・ノービス-テクニカルパネルは、パターン・ダンスの名称を決め、シークェンス/セクションがレベ ル B の要件を満たすことを確認する。ジャッジはGOEでパターン・ダンスを評価する。 アドバンスド・ノービス-各パターン・ダンスに対し2つのキー・ポイントが定められ、キー・ポイントはレベル3 まで認定される。ジャッジはGOEでパターン・ダンスを評価する。 関連するキー・ポイントの特徴がすべて満たされ,かつそのすべてのエッジ/ステップが要求された拍数の 間保たれている場合,キー・ポイントが正しく行なわれたものとする. 注:ステップの最後の拍でのチェンジエッジは、次のステップへのプッシュ/移行の準備動作であれば許さ れる。 注:ステップおよびステップの追加の説明は、規程 704 条およびISUハンドブック・アイスダンス2003の I-1 (フォーティーンステップ)、I-3(ロッカー・フォックストロット)、I-4(ヨーロピアン・ワルツ)、I-9(スターライト・ワル ツ)、I-12(キリアン)、I-24(ブルース)で定義/掲載されている。パターン・ダンスの教育 DVD(注文番号 ID5)はISU事務局から入手できる。 Communication 1937, 1947

(16)

File name: Handbook for Officials - Pattern Dances 2015 Ja.docx Page 16 of 56

Version: 2015(日本語版第1版 2015 年 9 月 9 日)

D – Calling Sequences/Sections with Key Point procedure

Date: 27.7.15

ロッカー・フォックストロットのキー・ポイント

(出典: Communication 1937)

各シークェンス

(RF1Sq, RF2Sq, RF3Sq, RF4Sq)

キー・ポイント1

女性のステップ 11-14 (LFO ClMo, RBO, XF-LBI, RFI)

キー・ポイント2

男性のステップ 11-14 (LFO ClMo, RBO, XF-LBI, RFI) キー・ポイントの特徴 1. 正確なエッジ 2. ClMo(#11): 正確なターン 3. ClMo(#11): フリー・フットの正確な配置 1. 正確なエッジ 2. ClMo(#11): 正確なターン 3. ClMo(#11): フリー・フットの正確な配置

スターライト・ワルツのキー・ポイント

(出典: Communication 1937)

各セクション1:ステップ 1-17 (SW1Sq1Se, SW2Sq1Se) キー・ポイント1 男性のステップ 9-10 (LFOI, RFO-SwR) キー・ポイント2

女性のステップ 16-17 (LFO ClMo, RBO) キー・ポイントの特徴 1. 正確なエッジ 2. 正確なチェンジ・エッジ(#9) 1. 正確なエッジ 2. ClMo: 正確なターン 3. ClMo: フリー・フットの正確な配置 各セクション2:ステップ 18-32 (SW1Sq2Se, SW2Sq2Se) キー・ポイント1

女性のステップ 21-22 (LFI, OpMo, RBI)

キー・ポイント2 男性のステップ 27-28 (CR-RFO, CR-LFO3) キー・ポイントの特徴 1. 正確なエッジ 2. 正確なターン 3. フリー・フットの正確な配置 1. 正確なエッジ 2. 正確なターン

(17)

キリアンのキー・ポイント

(出典: Communication 1937)

各シークェンス

(KI1Sq, KI3Sq, KI5Sq)

キー・ポイント1

女性と男性のステップ 3-4 (LFO, RFO)

キー・ポイント2

男性のステップ 9-11 (XB-LFI XF-OpCho, RBO, XB-LBI)

キー・ポイントの特徴 1. 正確なエッジ 1. 正確なエッジ

2. XF-OpCho(#9): 正確なターン

3. XF-OpCho(#9): フリー・フットの正確な配置 各シークェンス

(KI2Sq, KI4Sq, KI6Sq)

キー・ポイント1

女性と男性のステップ 3-4 (LFO, RFO)

キー・ポイント2

女性のステップ 9-11 (XB-LFI XF-OpCho, RBO, XB-LBI)

キー・ポイントの特徴 1. 正確なエッジ 1. 正確なエッジ 2. XF-OpCho(#9): 正確なターン 3. XF-OpCho(#9): フリー・フットの正確な配置

ブルースのキー・ポイント

(出典: Communication 1937)

各シークェンス (BL1Sq, BL2Sq, BL3Sq) キー・ポイント1

女性のステップ 12-13 (LFI ClCho, RBO)

キー・ポイント2

男性のステップ 12-13 (LFI ClCho, RBO) キー・ポイントの特徴 1. 正確なエッジ 2. ClCho(#12): 正確なターン 3. ClCho(#12): フリー・フットの正確な配置 1. 正確なエッジ 2. ClCho(#12): 正確なターン 3. ClCho(#12): フリー・フットの正確な配置

(18)

File name: Handbook for Officials - Pattern Dances 2015 Ja.docx Page 18 of 56

Version: 2015(日本語版第1版 2015 年 9 月 9 日)

D – Calling Sequences/Sections with Key Point procedure

Date: 27.7.15

レベルの特徴

(出典: Communication 1937)

レベル1 レベル2 レベル3 レベル4 シークェンス/セクションの 75%を両パートナーが滑走 シークェンス/セクション内で, 躓き,転倒または他の理由による中断が 合わせて 4 拍以下 かつ 1 つのキー・ポイントを正しく行なう シークェンス/セクション内で, 躓き,転倒または他の理由による中断が 合わせて 4 拍以下 かつ 2 つのキー・ポイントを正しく行なう シークェンス/セクション内で, 躓き,転倒または他の理由による中断が 全くない かつ 3 つのキー・ポイントを正しく行なう

レベルの調整

出典

なし

(19)

質問(コールの仕様)

回答

備考

キー・ポイントのコールの仕方について,テ クニカル・スペシャリストとアシスタント・テク ニカル・スペシャリストの間でどのように分 担すればよいか.  男性と女性のキー・ポイントが別々に行なわれる場合: テクニカル・スペシャリストがコールする  男性と女性のキー・ポイントが同時に行なわれる場合: 女性のキー・ポイントをテクニカル・スペシャリストがコー ルし,男性のキー・ポイントをアシスタント・テクニカル・ スペシャリストがコールする  男性と女性両方によるキー・ポイントの場合:テクニカ ル・スペシャリストがコールする.アシスタント・テクニカ ル・スペシャリストがパートナーの一方をダブルチェック し,テクニカル・コントローラーがもう一方をダブルチェッ クするというようにテクニカル・パネルで分担する. 男性のキー・ポイントで,女性のキー・ポイントと同時に行なわ れ,アシスタント・テクニカル・スペシャリストがコールするもの は以下の通り:  ブルースのキー・ポイント1と2  ロッカー・フォックストロットのキー・ポイント1と2 キー・ポイントはどのようにコールすればよ いか. キー・ポイントが正しく行なわれたかどうかはそのキー・ポ イント完了後ただちに“イエス”か“タイミング”か“ノー”とコー ルされ,データ・オペレーターにより参考情報としてシス テムに入力される. キー・ポイントのレビューも要求してよい. キー・ポイントの特徴における“正しいエッ ジ”とはどういう意味か. ステップの間中ずっとエッジがクリーンでなければならな いという意味である.

(20)

File name: Handbook for Officials - Pattern Dances 2015 Ja.docx Page 20 of 56

Version: 2015(日本語版第1版 2015 年 9 月 9 日)

D – Calling Sequences/Sections with Key Point procedure

Date: 27.7.15

質問(コールの仕様)

回答

備考

キー・ポイントの特徴における“フリー・レッ グの正しいスウィング動作”とはどういう意 味か. 以下の意味である:  フリー・レッグが途切れずに動かされる,  フリー・フットが,前(前向き滑走時)または後ろに(後ろ 向き滑走時),スケーティング・フットからブレード一個 分以上離れたところへ,スイングする,  さらにスウィング・スリー・ターンにおいては,ターンがな される際にフリー・フットの甲がスケーティング・フットの 踵のすぐ近くに引き寄せられる(足同士が触れていなく てもよいが,できる限り近くになくてはならない). “ステップ/エッジが要求された拍数の間保たれること”は, フリーレッグのスウィング動作の基準とは無関係である. 2015/2016 シーズンのノービスでは、”フリー・レッグの正しい スウィング動作”が含まれるキー・ポイントの特徴はない. エッジの定義は,“片足のブレードの目に 見える軌跡(トレース)で 1 つのカーブをな すもの”である.もしキー・ポイントの特徴が 短いステップ上の“正しいエッジ“とされて いる場合,カーブがはっきり見えない場合 はどうなるのか. 短いステップでは氷上に描かれたカーブはほとんど見え ないだろう.スケーティング・フットが正しい方向に傾いて いるならば,ステップの始めから終わりまで明らかな強い トレースがなくとも,テクニカル・パネルは明確なカーブが 描かれたものとして扱う. キー・ポイントの特徴における“正しいター ン”とはどういう意味か. ターンの入りと出のエッジがクリーンでなければならず(た だしこれらのエッジはステップの間中ずっと保たれている 必要はない),ジャンプやスリップしてはならない,という 意味である. クローズド・モホーク/チョクトーの定義 に,“フリー・フットがスケーティング・フット の踵の後ろで氷上に置かれる”とある.テ クニカル・パネルは,この要件に対してど れほど厳密でなければならないのか. テクニカル・パネルは,もし足が甲とつま先の間のどこか で氷上に置かれるならば,この要件を満たすものと考え ることができる.両足が互いに触れている必要はないが できる限り近くになければならない. クローズド・モホーク/チョクトーが含まれるキー・ポイント: フォックストロット:キー・ポイント 2  ロッカー・フォックストロット:キー・ポイント1と2  スターライト・ワルツのセクション1:キー・ポイント2  ブルース:キー・ポイント1と2

(21)

質問(コールの仕様)

回答

備考

オープン・モホーク/チョクトーの定義に, “フリー・フットがスケーティング・フットの内 側で,氷上に置かれる”とある.テクニカ ル・パネルは,この要件に対してどれほど 厳密でなければならないのか. テクニカル・パネルは,もし足が甲とかかとの間のどこか で氷上に置かれるならば,この要件を満たすものと考え ることができる.両足が互いに触れている必要はないが できる限り近くになければならない. オープン・チョクトーが含まれるキー・ポイント:  キリアン:キー・ポイント2 XF(クロス・フォーワード)やXB(クロス・ビ ハインド)を含むキー・ポイントの特徴にお いて,フリー・フットがスケーティング・フット のトレースを横切って氷上に置かれるが, スケーティング・フットから離れている場 合,できたものとしていいのか. いいえ.クロス・フォーワード(第 604 条第 4 項)とクロス・ ビハインド(第 604 条第 5 項)の定義は,“フリー・フットが スケーティング・フットの外側のエッジ側の氷上に置か れ”,“脚は膝より下でクロスする”となっている.両足は 互いに触れている必要はないができる限り近くになけれ ばならない.両脚とも曲げていても伸ばしていてもどちらで もよい. 2015/2016 シーズンでは、クロス・イン・フロントやクロス・ビハ インドが含まれるキー・ポイントの特徴はない. “スケーティング・フットのすぐそばから滑り 始める”というキー・ポイントの特徴につい て,両足が互いに触れていなくても認めら れるか. はい.ただし,両足がブレード 1 個分より離れている場合 は認められない. キー・ポイントの間,カップルがキー・ポイ ントの特徴に記載されてない点で失敗し た.テクニカル・パネルは,キー・ポイント の認定の上でこの失敗をどう考慮すれば よいか. テクニカル・パネルはこの失敗を無視し,キー・ポイントが できているかどうかを決めるために,キー・ポイントの特徴 だけを考慮する. ジャッジは採点の中でこの失敗を考慮に入れうる. ターンの定義で「フリー・フットが近づく」と 「フリー・フットが近づく」とは氷から離れているときのフリ

(22)

File name: Handbook for Officials - Pattern Dances 2015 Ja.docx Page 22 of 56

Version: 2015(日本語版第1版 2015 年 9 月 9 日)

D – Calling Sequences/Sections with Key Point procedure

Date: 27.7.15

質問(コールの仕様)

回答

備考

1つのステップで部分ごとにそれぞれ拍数 が指定されているもの(例:片足でのター ン,チェンジ・オブ・エッジ)を含むキー・ポ イントがある.そのようなキー・ポイントにつ いて,キー・ポイントの特徴がすべて満た され,そのステップについても全体で要求 されている拍数の間保たれた.テクニカ ル・パネルはこのキー・ポイントをどうコー ルすればよいか.  “イエス” ー そのステップのすべての部分についても その要求された拍数の間保たれた場合  “タイミング” ー そのステップの1つ以上の部分につい て保たれた時間が要求された拍数よりも短いか長い 場合. 例:  スターライト・ワルツ セクション 1 のキー・ポイント1 (拍数の指定は 3+3)  スターライト・ワルツ セクション 2 のキー・ポイント 2 (拍数の指定は 2+1) キー・ポイントにおいて,アウトサイド・エッジ が要求されているステップ(またはステッ プの一部)で,片方または両方のパートナ ーがステップ(またはステップの一部)の 終わる前にインサイド・エッジに変わってし まった場合,どうすればよいか.  ステップの最後の拍でのチェンジ・エッジは,次のステ ップへのプッシュ/移行の準備動作であれば許される.  もしステップ(またはステップの一部)の終わる前に,他 の理由または1拍を超えてエッジが変わった場合,テ クニカルパネルは“正しいエッジ”というキーポイントの 特徴ができたものとしない. 例: キリアンのキー・ポイント 1:ステップ3と4 スターライト・ワルツ セクション1のキー・ポイント2(RBO) キー・ポイントのステップ/エッジが要求さ れた拍数の間保たれたかどうかについて テクニカル・パネルはどのようにレビューを 行なえばよいか. もしキー・ポイントの特徴を満たしているが,要求されたビ ート数の間エッジ/ステップを保つことに明らかに失敗し ているかどうかをテクニカル・パネルがレビューする必要 がある場合,リプレイ機能を使ってキー・ポイントの前後の ステップを含めてビート数を数えることができる.これは, 要求されたビート数の間エッジ/ステップを保つことに明 らかに失敗しているかどうかをテクニカル・パネルが決め るのに十分な情報と言える. 音楽のレビューはできない.

(23)

質問(コールの仕様)

回答

備考

パターン・ダンスにおいて,カップルが独 創的なフリー・レッグの動かし方をした場 合どうなるか? キー・ポイントのステップの中に足の配置/動きが指定さ れたものがあり,独創的なフリー・レッグの動かし方によっ てその指定された足の配置/動きが満たされなくなった 場合,テクニカル・パネルはこのキー・ポイントを認めない ものとする. もしキー・ポイントのステップでの指定された足の配置/ 動きのいずれも,フリー・レッグの独創的な動かし方によ って影響を受けないならば,テクニカル・パネルはそれを 無視する.

(24)

File name: Handbook for Officials - Pattern Dances 2015 Ja.docx Page 24 of 56

Version: 2015(日本語版第1版 2015 年 9 月 9 日)

D – Marking guide for Grade of Execution of Sections

Date: 27.7.15

定義

出典

概要 すべてのジャッジは,パターン・ダンスのセクションごとに出来の質を採点する.採点は,出来のよい点とエラーに 応じて,7 段階すなわち+3,+2,+1,基礎値,-1,-2,-3 で採点する.+あるいは-の各段階には価値 尺度表(SOV 表)に示す固有の+あるいは-の点数がある.この点数が要素の基礎値に加点または減点され る.セクションの採点基準は ISU コミュニケーションにより発表および改定される. Rule 708, §3. a) (iii) 採点 シークェンス/セクションの GOE はグレードを選ぶことで決定され,グレードは GOE の特徴の平均値が適用さ れる.このグレードはその後必要に応じて GOE の調整に従って調整される. Communication 1937

(25)

GOE の特徴 (出典: Communication 1860)

観点 非常に劣る 劣る まずまず よい 非常に良い 傑出/優秀 パターン・ダンスの シークェンス/セクション -3 -2 -1 基礎値 +1 +2 +3 パターン・ダンス要素全体 を通してのエッジ/ステッ プ/ターンの質と正確さ クリーンなステップ/ ターンが 40%以下 エラーが多い クリーンなステップ/ ターンが 50% 重大なエラーが 2 つ クリーンなステップ/ ターンが 60% 重大なエラーが 1 つ クリーンなステップ /ターンが 75% 重大なエラーがない クリーンなステップ /ターンが 80% 重大なエラーがない クリーンなステップ /ターンが 90% 重大なエラーがない クリーンなステップ /ターンが 100% エッジの深さ 非常にフラット だいたいフラット いくらかフラット 浅い よいカーブ 深い 非常に深い 正しいホールド 40% 50% 60% 75% 80% 90% 100% 正しいパターン (正しいコース取り,および 2 シークェンス以上滑走す る際の正しい再スタートとコ ース取りの繰り返し) 40% 50% 60% 75% 80% 90% 100%

(26)

File name: Handbook for Officials - Pattern Dances 2015 Ja.docx Page 26 of 56

Version: 2015(日本語版第1版 2015 年 9 月 9 日)

D – Marking guide for Grade of Execution of Sections

Date: 27.7.15

GOE の調整 (出典: Communications 1860)

パターン・ダンスのセクション/シークェンス 最大 下げる 規定された拍で開始されない  ISU アイス・ダンス音楽が要求されるパターン・ダンスの場合: 助走が指定された音楽の序奏部で終わらない(短すぎる)または序奏部を越えてしまう(長すぎる) 最初に行われたシークェンス/セクションで 1 段階  カップルが音楽を用意しなければならないパターン・ダンスの場合: 最初のステップが小節内の指定された拍で行われない 最初に行われたシークェンス/セクションで 1 段階 パートナーの一方または両方が必要な拍数の間エッジ/ステップを保てていない  1 つのエッジ/ステップからパターン・ダンス要素のステップの 10%まで +1  パターン・ダンス要素のステップの 10%超 20%まで 0  パターン・ダンス要素のステップの 25%超で -1 パターン・ダンス要素が中断によって要素の 1/4 までが失われた -1 躓きや転倒により滑るべきステップが失われた -1 バランスの喪失,つまずき,転倒 最大 下げる 1 人がバランスを失う 1 段階 2 人ともバランスを失う 0 1 人がつまずく 0 2 人ともつまずく -1 1 人が転倒 -2 2 人とも転倒 -3

(27)

定義

出典

概要 各ジャッジは,技術点(テクニカル・スコア)に加えて,スケーターの演技全体を 4 つの構成要素に分けて採点 する.パターン・ダンスの 4 つの構成要素とは,スケーティング技術,パフォーマンス/エクセキューション,音楽 の解釈,タイミングのことである. Rule 708, §3.b) (i) スケーティング技術 定義: カップルがダンス・ステップを踏む際の技術,氷上での動き,ならびに十分なスピード,流れおよび氷面の利用. 評価項目:  全体的なスケーティングの質  流れと滑り  スピードと力強さ  技術とスケーティング能力のパートナー間でのバランス  氷面の十分な利用 Rule 708, §3.b) (i) パフォーマンス/ エクセキューション 定義: パターン・ダンスにおける,ユニゾン,体の向きの一致,身のこなし,スタイル,出来具合のバランスを示す両パ ートナーの能力.調和のとれた動作,体の使い方および表現を通じて好ましいアピールを行うためのもの. 評価項目:  ユニゾンと体の向きの一致  パートナー間の距離  身のこなしとスタイル  パートナー間でのパフォーマンスのバランス Rule 708, §3.b) (i)

(28)

File name: Handbook for Officials - Pattern Dances 2015 Ja.docx Page 28 of 56

Version: 2015(日本語版第1版 2015 年 9 月 9 日)

D – Marking guide for Components

Date: 27.7.15

定義

出典

音楽の解釈 定義: パターン・ダンスのリズムの雰囲気,感情および性格を表現する両パートナーの能力.各ダンスの体の動き,ス テップおよびホールドはその音楽の構造と性格を反映するので,これらを活用して表現する. 評価項目:  リズムの性格が表現できているか  パートナー同士の関係がダンスの性格を反映しているか Rule 708, §3.b) (i) タイミング 定義: 音楽に厳密に合わせて滑り,かつパターン・ダンスのリズム・パターンと定められた拍数を反映する両パートナー の能力. 評価項目:  音楽に合った滑走  強拍での滑走  各ステップで定められた拍数を滑走しているか  最初のステップの開始 Rule 708, §3.b) (i) 採点 構成要素はダンスの終了後,0.25 刻みで 0.25 から 10 までの点数でジャッジにより採点される.ジャッジにより 与えられる得点は,以下に示す構成要素の各段階に対応する.1 未満:極めて劣る,1:非常に劣る,2:劣る, 3:弱い,4:まあまあ,5:平均的,6:平均以上,7:よい,8:非常によい,9~10:傑出.0.25 の刻みは,ある特 徴は一つの段階にあり,他の特徴はその上の段階にあるというような演技を評価する際に用いる. 採点基準は ISU コミュニケーションにより発表および改訂される. Rule 708, §3.b) (ii) 構成要素それぞれの点数は,満たされた構成要素の特徴の過半数にしたがって決定される. Communication 1937

(29)

構成要素の特徴 (出典: Communication 1522 の第 7 章および 1738)

点数の範囲 スケーティング技術の特徴 パフォーマンス/エクセキューションの特徴 音楽の解釈の特徴 タイミングの特徴 10.0 - 9.00 傑出 - ローブの変わり目での正確な体重移行 - 膝の動きは深く滑らか - ステップ/ターンは優雅で正確 - 両方向への滑らかなターン能力 - かなりのスピードとパワー - 2人とも広範な技術範囲 - 2人とも秀逸 - 調和,ユニゾン,ホールド変更欠陥が無く一体 で動く - スタイルが優雅で洗練されている - 身体,手足の線が洗練されている - 2人とも魅惑的 - 2人とも比類ないほどの投射 - 広範な見事な動作/作り物で無い“心”か ら発した身振り - 全演技を通して2人の“借り物でない”“持 ち味が出て”いる - 2人が一致したニュアンス表現 - リズムの特徴を2人が一体として表す稀有 な能力 - タイミング:100%正しい - フットワークのタイミング傑出 - 強拍にのっている:100% - 全ての身体動作がリズムにシンクロ 8.75 - 8.00 非常によい - 深く柔軟な膝の動きと力強いストローク - 形良く精確できれいなステップ/ターン - 両方向へ無理なくターン - 2人とも広範な技術 - 調整のとれた動作と優れた調和 - 何の苦も無いホールド変更 - 非常によい身のこなしとライン - 2人とも強く投射 - スケーターと音楽が融合 ― 内的な動機 - 非常に広範な興味深い動作/身振り - 一体となって音楽のリズムを映し出す非常 によい能力 - タイミング:100%正しい - フットワークのタイミング秀逸 - 強拍にのっている:80% - 殆どの身体動作がリズムを反映 7.75 - 7.00 よい - 強く柔軟な膝の動き - 洗練されクリーンなステップ/ターン - ほどほどのスピードと力強いストローク - 2人とも幅広い技術 - カップルとして動く - 調和あり楽にホールド変更 - 良い身のこなし/ライン - 2人とも殆どの時間投射あり - 滑走/音楽は統合 – 動機付けに揺らぎ - 殆どの時間はリズム特性に合致 - ニュアンスを表現 - パートナー関係は良い - タイミング:70%正しい - フットワークのタイミングが非常に良い - 強拍にのっている:70% - 身体動作は大体リズムにのっている 6.75 - 6.00 平均以上 - 普通よりましな膝の動き - ステップ/ターンは,演技の 60% は大体良い - スピードとフローを良く保っている - 2人とも普通よりましな技術範囲 - 普通よりましなユニゾン ― 演技の 60% はカッ プルとして動く - 身体や手足の線,身のこなしは普通よりまし - 2人とも演技の 60% は投射できる - 演技の 60% はリズム特性に合う - ニュアンスを幾分反映している - 演技の 60% はパートナー関係有り - タイミング:60%正しい - フットワークのタイミング正確 - 強拍にのっている:60% - 身体動作にはリズムを反映しているものがある 5.75 - 5.00 平均的 - 幾らかの膝の動き - 両方向へのステップ/ターン,回転に幾らかの 能力あり - 全体に一様なスピードとフロー - 2人とも普通の技術範囲 - 時としてユニゾンが崩れる - 時として崩れるが普通の身のこなし/ライン - 一貫して心地良い身体および手足の線 - 投射能力はむらがあるが,2人とも認められる - 1 人には動機ある動きが見られる - アクセント/ニュアンスをそこそこ使っている - リズム表現,アクセント/ニュアンスの使用 は普通 - 音楽との情緒的結びつきが普通 - まずまずのパートナー関係 - タイミング:50%正しい - 時にタイミング・エラーが有るが殆ど合っている - 強拍にのっている:50% - 身体動作にリズムを反映していないものが幾ら かある

(30)

File name: Handbook for Officials - Pattern Dances 2015 Ja.docx Page 30 of 56

Version: 2015(日本語版第1版 2015 年 9 月 9 日)

D – Marking guide for Components

Date: 27.7.15

構成要素の特徴 (出典: Communication 1522 の第 7 章および 1738)

点数の範囲 スケーティング技術の特徴 パフォーマンス/エクセキューションの特徴 音楽の解釈の特徴 タイミングの特徴 4.75 - 4.00 まあまあ - 膝の動きにむら有り - ステップ,ターン技術はまあまあ - 技術のレベルは同等 - 演技の 40% のみスピード,フローに一貫性 - 時々ユニゾンに崩れ - 身のこなし/ラインはむら有るがほぼ心地良い 姿勢 - 身体,手足の線はまずまず - 1人投射,または2人が 40% の時間のみ投射 - 正しいリズム表現 - 動機有る動作も見られる - 演技の 40% はパートナー関係有り - タイミング少なくとも 40%正しい - 軽いタイミング・エラーが幾らかあるが殆どは合 っている - 強拍にのっている:40% - 身体動作の多くがリズムを反映していない 3.75 - 3.00 弱い - 確実性,フローにむら - 膝の動きに限度 – 時に硬い - ターン能力にむら - スピードとパワーにむら - 2 人とも技術にむらあり,時に2人に差 - ホールド一貫せずしばしば別々に動く – ユニゾ ンにむら - 身体や手足の線/身のこなしは時にまずまずだ が,むら有り - 演技の 30% しか投射無し - リズム利用,表現の適切,不適切な部分 が綾なしている - 動機ある動きが幾分見られる - 幾分かはパートナー関係あり - タイミングは高々30%正しい - 幾つかの部分はオフタイム - または強拍:30% のみ - 身体動作にオフタイムの箇所あり 2.75 - 2.00 劣る - 弱いパワー ― 80% 以上トウ・プッシュ,また はワイド・ステップ - 楽に出来るのは簡単なターンのみ - 技術にむら有りセクションによって2人に差 - ホールドの安定性が一貫せず,ユニゾンの崩れ もある - 身体手足の線/身のこなし/(FL 等の)伸ばしが 劣る - 投射能力に限界 ― 2人ともおよび腰 - 音楽に合わせたステップもあるがリズムと の関係が無い - アクセント,ニュアンスの使い方が劣る - 所々でパートナー関係みられる - タイミングは 20%のみ正しい - または弱拍:20%のみ - ほとんどの身体動作がオフタイム 1.75 -1.00 非常に劣る - スピード遅く,フローは小さい - しばしばトウ・プッシュまたはワイド・ステップ - 1方向へのストローキングが弱い - 基本の技術が非常に弱く1人が“運ばれる”セ クション有り - ホールド,ユニゾンで格闘 - ユニゾンに欠け調和無し - 身体手足の線/身のこなし/(FL 等の)伸ばし非 常に拙劣 - 非常に限られた投射能力 - 動きとリズム/曲想とが無関係にみえる - ニュアンスへの気遣いは極小 - パートナー関係は有っても極小 - タイミングは 20%のみ正しい - または強拍:20%のみ - ダンスの大部分がオフタイム - 身体動作のタイミングは制御されていない 0.75 - 0.25 極めて劣る - オフバランス - ステップ/ターンで苦闘 - スピードもフローも欠如 - 2人とも基本技術が極めて貧弱 - 不安定なホールド,制御の無いユニゾンや調和 - 身体手足の線/身のこなし/(FL 等の)伸ばしが 極めて拙劣 - 投射能力無し ― 2人とも苦闘 - 曲想/ニュアンス/アクセントに脈絡の無い 明らかに成り行き任せな身振り - パートナー関係無し ― “ソロ”2人 - 完全にオフタイム - 強拍にのっている:皆無 注:  転倒がダンスの残りの全部もしくはダンスの一部に影響した場合は,1つまたは複数の構成要素の特徴が影響を受けうる.

(31)

出典

制限 1. ISU 選手権大会および冬季オリンピックおよび国際競技会においては,競技者の衣装は節度と品位のある ものでスポーツ競技会に適するものでなければならない.芝居じみていたり,けばけばしいデザインのものは 許されない.しかしながら,衣装は選んだ音楽の特徴を反映するものであって良い.本競技種目にふさわし くないほどの,過剰に肌が露出している印象を与えるものであってはならない.男性はタイツではなく長ズボ ンを着用しなければならず,男性の衣装は袖なしであってはならない.加えて,アイス・ダンスにおいては女 性はスカートを着用しなければならない.アクセサリーや小道具は許されない. これらの規定に従わない衣装は減点により罰せられる(第 353 条第 1 項 n)を参照せよ). 2. 衣装の飾りは取り外せてはならない.衣装の一部または飾りが氷上に落ちた場合,減点により罰せられる (第 353 条第 1 項 n) を参照せよ). Rule 501 明確化 規程第 501 条で述べられている衣装の制限を下記の通り明確化する:  “女性のスカート” ― 腰回りの全周囲をくるんでいなくてはならない.ただしスリットがスカートの一箇所または 両側に腰まで入っていてもよい.  “過剰な肌の露出” ― 上半身の半分以上が覆われていなくてはならない.  “スポーツ競技会に適したもの” ― いずれのパートナーの衣装も身体の線が見えなくなるほどの生地や装飾 を付けてはならない.  “アクセサリーおよび小道具” ― 衣装の一部でダンス・リフトの補助に使うものも含む. Communication 1860

(32)

File name: Handbook for Officials - Pattern Dances 2015 Ja.docx Page 32 of 56

Version: 2015(日本語版第1版 2015 年 9 月 9 日)

D – Deductions – who is responsible

Date: 27.7.15 減点表 内容 罰則 責任者 1 衣装/小道具違反 ― 規程第 501 条第 1 項および ISU コミュニケーション第 1860 号 プログラムごとに -1.0 レフェリー+ジャッジ* 2 衣装の一部/飾りが氷上に落ちた ― 規程第 501 条第 2 項 プログラムごとに -1.0 レフェリー 3 転倒 パートナーの一方の転倒ごとに 両パートナーの転倒ごとに 転倒とは,“スケーターがコントロールを失い,その結果,体重の過半が身体のブレード以外の部分,例えば片 手または両手,片膝または両膝,片尻または両尻,腕の一部,によって氷上に支えられた状態″と定義され ている(規程第 503 条第 1 項). -0.5 -1.0 テクニカル・パネル** 4 演技開始の遅れ ― 規程第 350 条第 2 項―1 秒から 30 秒遅れて開始した場合 -1.0 レフェリー 5 10 秒を超える演技実施中の中断 中断とはスケーターがプログラムの演技を中止した瞬間からプログラムの演技を 再開した瞬間までに経過した時間と定義される(第 503 条第 2 項). 10 秒を超え 20 秒まで 20 秒を超え 30 秒まで 30 秒を超え 40 秒まで -0.5 -1.0 -1.5 レフェリー 中断が 40 秒を超えた場合、レフェリーによって 合図が発せられそのカップルは棄権となる. 6 中断地点から再滑走することが許された場合の演技の中断 ― 第 515 条第 3 項 b) -2.5 レフェリー 中断開始後 40 秒以内にパートナーの一方がレ フェリーに申告しない場合,あるいは与えられた 追加の 3 分間以内にカップルが演技を再開で きない場合,そのカップルは棄権とされる. これら減点の値は規程第 353 条第 1 項 n)および第 843 条第 1 項 n)で定められた標準の値とは異なるの で、レフェリーはシステム操作者に特別な指示を出さなければならず、かつ逐一入力値が正しいか確認しなけ ればならない. 7 音楽要件違反 プログラムごとに ― 規程第 707 条第 5 項および ISU コミュニケーション第 1860 号(リズム) 音楽は指定されたパターン・ダンスのリズムに沿ったものを選ばなければならない.音楽は ISU 公式アイス・ ダンス音楽から選んでもよい.この場合選んでよいのは 1 番から 5 番の曲のみである. -2.0 レフェリー+ジャッジ 8 テンポ指定違反 プログラムごとに ― 規程第 707 条第 5 項および ISU コミュニケーション第 1860 号(テンポ) 必要なシークェンス中のテンポは一定でなければならず,またそのパターン・ダンスに要求されたテンポ(ISU アイス・ダンス・ハンドブック 2003 を参照のこと)±2拍/分に従わなければならない. -1.0 レフェリー *レフェリー+ジャッジ:全ジャッジとレフェリーを含むパネルの多数意見により減点を適用する.意見が 50:50 に割れた際は減点されない.スクリーン上のボタンを押すことで 減点を適用する. **テクニカル・パネル:TS が特定し,TC が認定あるいは訂正し,減点を行う.ただし TC による訂正要求に両 TS が賛同しない場合は TS と ATS による当初の決定が維持 される.

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フォーティーンステップ (出典: ISU Handbook Ice Dance 2003, § I-1)

音楽 - マーチ 6/8 または 2/4 拍子 テンポ - 2 拍子 56 小節/分 - 4 拍子 28 小節/分 - 毎分 112 拍 パターン - セット 時間 - 4 シークェンスで 43 秒 ステップ 1 から 7 の間,女性が後ろ向きで男性が前向きのクローズド・ホールド を組む.ダンスの始まりは中心線に向かうカーブを描く 3 つのステップからなる プログレッシブのシークェンスである.ステップ 4 はフェンスに向かう 4 ビートの スイング・ロールである.このスイング・ロールで 2 人のフリー・レッグが調和して いることとパートナー同士が近い位置を保てていることが大切である.次にステ ップ 5 から 7 で両パートナーはもう 1 つプログレッシブのシークェンスを行う.ス テップ 7 はステップ 3 よりやや浅く滑り,その後ステップ 8 において女性はフォ アへ踏み出しターンし,男性がモホークをし終えるまでオープン・ホールドで男 性の傍に接近して滑る. ステップ 1 から 7 は氷面のコンティニュアス・アクシスに沿って滑り,ステップ 8 から 14 ではパターンの両端でカーブを描く.男性はステップ 9 のオープン・イン サイド・モホークの後,肩で体の回転を止め,両パートナーの肩がこの部分のト レースに対してだいたい平行になるようにしなくてはならない.ステップ 8 から 12 の間,両パートナーは女性の右のヒップが男性の右のヒップの脇にあるオフ セット(ずれた)・クローズド・ポジションで,女性は前向きに,男性は後ろ向きに 滑る.女性のステップ 9 はクロス・ビハインド・シャッセ,またステップ 11 はプロ おいて男性はステップ 14 のために前方に向きを変える.ステップ 14 で両パー トナーは元のクローズド・ポジションに戻る. 音楽のリズムに合わせた柔らかい膝の曲げ伸ばしと,優雅で楽々とした流れが 必要であるが,これはフォーティーンステップを歩いたり,走ったりするのではな く踊るためである.要求されたエッジに乗って速い滑走を行うためには,身体の 十分な傾斜が必要である. テストや競技会では,このダンスはルール指示されたとおりに滑らなければなら ないが,ダンスの集い等で同時に多数のカップルが氷上にいる時には,もし水 面が十分であるならば片側に 2 つのロールを行うことをすすめる. 考案者 フランツ・シュラー 初演公開 1889 年ウィーン テン・ステップまたはシュラー・マーチとして滑走された.

参照

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