月刊基金
September 2019
Monthly KIKIN 第60巻 第9号9
看護の未来を考える
~2040年を展望して~
座談会
医療サービスの向上を求めて
おたずねに答えて-Q&A-審査委員長に伺いました。
大鳴門橋(徳島県・兵庫県) 表紙イラスト 永吉 秀司 鳴門市と淡路島を結ぶ吊橋、大鳴門 橋は本州四国連絡橋の 1つ。 車道下に設置された海上遊歩道から は、渦潮を約 45mの高さから眼下 に眺めることができます。 渦潮の大きさは春と秋の大潮時、直 径 20mにも達します。
26
28
30
32
33
33
月刊基金
Monthly KIKIN 第 60 巻 第 9 号
CONTENTS
2
9
社会保険診療報酬支払基金
基本理念
私たちの使命
私たちは、国民の皆様に信頼
される専門機関として、
診療報酬の「適正な審査」と
「迅速な支払」を通じ、
国民の皆様にとって大切な医
療保険制度を支えます。
今月の表紙
SEPTEMBER 2019
ר҉Ӑվ
Monthly KIKIN 第60巻 第9号 社会保険診療報酬支払基金 https://www.ssk.or.jp/9
September 2019 看護の未来を考える∼2040年を展望して∼ 座談会 医療サービスの向上を求めて おたずねに答えて-Q&A-審査委員長に伺いました。15
10
18
医療保険等の動き マンスリーノート
支払基金における審査状況(令和元年5月審査分)
医療費の動向 診療報酬等確定状況(令和元年5月診療分)
支払基金が受託している医療費助成に係る事業内容の更新
インフォメーション
新任支部長の紹介
20
審査委員長に伺いました。
「チーム審査」をモットーに審査の
信頼性向上のため職務に精励していきたい
岡山県社会保険診療報酬請求書審査委員会 審査委員長
平松 信
保険請求の基礎知識
医学のはなし 知っておきたい病気の豆知識 連載122回
加齢黄斑変性症とは?
~中高年に多い目の病気~
おかざき眼科(北海道)院長
岡崎 裕子
クローズアップ 〜支払基金の職員を紹介します〜
進むべき道を着実に歩み、皆さまから
信頼される基金職員でありたい
沖縄支部 管理課庶務係長
上原 奈々子
14
おたずねに
答
えて
−Q&A−
22
医療サービスの向上を求めて
地域の基幹病院として、医学、医療技術の進歩、
地域住民の医療ニーズに応え、時代の変化に
対応した専門性のある最新の医療を提供
川口市立医療センター
25
平成30年度診療報酬改定
の
解説
座談会
看護
の
未来
を
考
える
∼ 2040年
を
展望
して
∼
大慈学苑 代表
玉置 妙憂
氏
菜桜助産所 院長
堀田 久美
氏
埼玉県若年性認知症支援コーディネーター
松本 由美子
氏
宮城大学 教授
石原 美和
氏(兼司会)
おたずねに
答えて
このQ&Aは支払基金に寄せられた「お問い合わせ」の中から紹介しています。
A
Q
Q1
診療報酬の振込方法・消費税に伴う手数料
振込請求書(機械様式第 51号)を使わずに、ATMやインターネットバンキング等でお
振込みいただくことができます。
なお、その際は払込請求書(機械様式第 51号)に記載された、請求額及び振込先をご確
認の上、納入期日までにお振込みいただきますようお願いします。
支払基金への診療報酬の振込みにあたり、支払基金から送付された払込請求書(機
械様式第51号)を使わずに、ATMやインターネットバンキング等での振込はできます
か。
A1
※かっこ内は、公費負担医療の実施機関が紙媒体のみならず電子媒体でも連名簿の受取りを希望する場合に係るものである。Q2
月遅れ再請求分を含め、令和元年 9月審査分(10月の請求分)をもって変更となり、消
費税率引上げ後の手数料となります。
令和元年10月からの消費税率引上げに伴う対応として、2段階の手数料単価を設
定していますが、10月以降(税率10%)というのは、令和元年10月審査分からでし
ょうか。
A2
保険者がレセプトまたは連名簿を受け取る形態
オンライン分
電子媒体分
紙媒体分
紙レセプト
レセプトの種類
電子レセプト・連名簿 電子レセプト・連名簿電子レセプト
連名簿
医科・
歯科分
9 月まで(税率 8%)
72.80
74.10
84.80
(77.20)※
75.90
72.80
10月以降(税率 10%)
74.20
75.50
86.40
(78.70)※
77.40
74.20
調剤分
9 月まで(税率 8%)
36.40
37.70
48.40
39.50
36.40
(40.80)※
10月以降(税率 10%)
37.10
38.40
49.30
(41.60)※
40.30
37.10
(単位:円)(税込)
保険者からの質問
被保険者資格・オンライン請求・基本マスター
Q1
支払基金で被保険者の資格の有無を確認することはできません。
保険者において資格の有無を確認し、資格喪失後の受診である場合は保険者から支払基
金に対してレセプトの再審査等請求が行われます。支
払基金では、受診が保険者から連絡された資格喪失年
月日および被保険者証の回収年月日以降であることが
明らかな場合と、証回収前の受診だが、医療機関等に
ご了解が得られた場合に、医療機関等へレセプトを返
戻しています。
「資格喪失後の受診」としてレセプトが返戻されることがありますが、支払基金では
どのように資格の確認をしているのでしょうか。
A1
Q2
オンライン請求開始予定の 2か月前の20日までに申込みいただいた分について、1か月
前の 12日から15日の間に申込者あてにユーザ設定情報、送信用ソフト(セットアップCD-
ROM)等を送付いたします。届きました送信用ソフト(セットアップCD-ROM)をオンラ
イン請求用のパソコンにインストールし、電子証明書をダウンロードした後に、導通試験
を経てオンライン請求を開始することとなります。
オンライン請求の届出から開始までのスケジュールを教えてほしい。
A2
よくある質問
オンライン請求接続可能回線・
事業者一覧(2019年2月1日現
在)
スケジュール 医療機関・薬局 支払基金支部 認証局 受付 電子証明書 発行 受付・確認 電子証明書発行依頼 ○発行通知書(ユーザ設定情 報)送付 ・ID /パスワード等 ○操作手順書送付 ○送信用ソフト(セットアッ プ CD-ROM)送付 (n ー 2)月 (n ー 1)月 n 月 20 日 12 日~ 15 日 15 日~ 25 日 5 日~ 10 日 オンライン届出参加 (「電子証明書(発行・失効)依頼書」 等の提出) ネットワーク回線接続申し込み 通信事業者 回線開通 ○発行通知書(ユーザ設定情 報)受領 ○操作手順書受領 ○送信用ソフト受領 設定作業 ○送信用ソフト(セットアップ CD-ROM)インストール ○電子証明書ダウンロード ○導通試験 確認試験 オンライン請求開始 注:オンライン請求の届出から電子証明書の発行・送付までは、最短 3 週間程度を要する。 注オンライン請求の参加手続きの流れ(医療機関・薬局)
医療機関からの質問
オンライン請求用パソコン動
作環境(OS)【令和元年7
月】
電 話 番 号
受 付 時 間
広報課 サービス推進係
(支払基金本部)
0120-328973
(フリーダイヤル)
お問い合わせの
内 容
お問い合わせ先
支払基金では、保険者・医療機関をはじめとする国民の皆さまの声を
直接お受けする「サービス推進係」を設置しています。
●
支払基金に対するご意見、ご要望
・事業運営についてのご意見
・業務対応への苦情 など
※診療報酬の算定や、審査結果(査定・返戻)に関する内容、支払基金支
部から送付した文書等については、直接、該当支部あてに照会願います。
※患者さん個人が医療機関等で受けられた診療内容についての照会や相
談については、お答えいたしかねます。あらかじめご了承ください。
月曜日から金曜日
9 時から 12 時 13 時から 17 時 30 分
(国民の休日、年末年始を除く。)※ 支払基金支部へのお問い合わせは、各支部の代表電話番号へお願いし
ます。
なお、各支部の代表電話番号は、支払基金ホームページ(https://www.
ssk.or.jp/)の「本部・支部情報」に掲載しています。
「お客様の声」受付窓口のご案内
「お客様の声」受付窓口のご案内
Q3
オンライン請求システムの利用者が安全にレセプトデータを送受信するためには、電子
証明書が必要です。この電子証明書の発行には、郵送料および事務的コスト等がかかるた
め、発行料を頂戴しています。
電子証明書の発行料が発生するのはなぜでしょうか。
A3
Q4
医薬品マスターの「新又は現金額」は、整数部 7桁、小数点1桁及び小数部2桁の組み合
わせで設定する仕様となっています。(最大 9,999,999.99円)
薬価 1,000万円超えの医薬品については、仕様上の桁数を超えることから、
【金額種別】
「5:
乗算金額(金額を 10で乗ずる)」を使用するため、乗算する前の価格で設定しています。
【金額種別】「5:乗算金額(金額を10で乗ず
る)」の詳細については、支払基金ホームページ
>電子点数表・基本マスター>基本マスター>
レセプト電算処理システムマスターファイル仕
様説明書/別紙関係(別紙4-2)をご参照願います。
情報公開されている医薬品マスターについて、薬価1,000万円超えの医薬品が薬
価基準に規定する医薬品の価格と異なっているのはなぜでしょうか。
(例)キムリア点滴静注
※令和元年5月22日適用時点
薬 価 基 準:33,493,407円
医 薬 品マスター: 3,349,340.70円
A4
レセプト電算処理シス
テムマスターファイル
仕様説明書 別紙関係
15歳
未
満
の
患
者
に
対
す
る
グ
ロ
ブ
リ
ン
ク
ラ
ス
別
ウ
イ
ル
ス
抗
体
価
︵
ヒ
ト
パ
ル
ボ
ウ
イ
ル
ス
B
19︶
の
算
定
について
事例❶
医科
基礎 知識
今回は①「15歳未満の患者に対するグロブリンクラス別ウイルス抗体価(ヒトパルボウイルスB19)の算定に
ついて」②「浸潤麻酔の算定について」を掲載します。
保険請求の
基礎 知識
グロブリンクラス
別
ウイルス
抗体価(
ヒトパルボウイルス
B19)
については
、平成30年3月5日付
け
厚生労働省通
知保医発0305第1号「診療報酬
の
算定方法
の
一部改正
に
伴
う
実施上
の
留意事項
について
」
において
、紅斑
が
出現
して
いる
15歳以上
の
成人
について
、
このウイルスによる
感染症
が
強
く
疑
われ
、IgM型
ウイルス
抗体価
を
測定
した
場合
に
算定
すると
示
されています
。
本事例については、8歳の患者に対してグロブリンクラス別ウイルス抗体価(ヒトパルボウイルスB19)を
算定しています。
「診療報酬の算定方法の一部改正に伴う実施上の留意事項について」(平成30年3月5日付け保医発0305第1
号)の通知に「「38」のグロブリンクラス別ウイルス抗体価は、下記の項目のウイルスのIgG型ウイルス抗体
価又はIgM型ウイルス抗体価を測定した場合に算定する。ただし、「(ト)」のヒトパルボウイルスB19 は、紅
斑が出現している15 歳以上の成人について、このウイルスによる感染症が強く疑われ、IgM型ウイルス抗体
価を測定した場合に算定する。」と示されていることから、15歳未満の患者にグロブリンクラス別ウイルス抗体
価(ヒトパルボウイルスB19)は算定できませんので、ご留意ください。
【通知 平成30年3月5日付け厚生労働省通知保医発0305第1号】
別添1
医科診療報酬点数表に関する事項
第2章 特掲診療料
第3部 検査
D012 感染症免疫学的検査
38 グロブリンクラス別ウイルス抗体価(1項目当たり)
(1)~(39)(略)
(40)
グロブリンクラス
別
ウイルス
抗体価
ア 「38」のグロブリンクラス別ウイルス抗体価は、下記の項目のウイルスのIgG型ウイルス抗体価又はIgM型ウイルス
抗体価を測定した場合に算定する。ただし、「(ト)」のヒトパルボウイルスB19 は、紅斑が出現している15 歳以上
の成人について、このウイルスによる感染症が強く疑われ、IgM型ウイルス抗体価を測定した場合に算定する。
(
イ
)
ヘルペスウイルス
(
ロ
) 風疹
ウイルス
(
ハ
)
サイトメガロウイルス
(
ニ
) EB
ウイルス
(
ホ
) 麻疹
ウイルス
(
ヘ
)
ムンプスウイルス
(
ト
)
ヒトパルボウイルス
B19
(
チ
) 水痘・帯状疱疹
ウイルス
イ
~
ウ
(略)
(41)~(47)(略)
本事例については、う蝕歯即時充填形成時に浸潤麻酔が算定されています。平成30年3月5日付け保医発
0305第1号の通知に、「第9部手術、所定点数が120点以上の処置、特に規定する処置、区分番号M001に掲げ
る歯冠形成、区分番号M001-2に掲げるう蝕歯即時充填形成及び区分番号M001-3に掲げるう蝕歯インレー修
復形成は、浸潤麻酔が含まれ別に算定できない。」と示されていますので、ご留意ください。
【通知 平成30年3月5日付け厚生労働省通知保医発0305第1号】
別添2
歯科診療報酬点数表に関する事項
第2章 特掲診療料
第10部 麻酔
第1節 麻酔料
K001 浸潤麻酔
⑴ 第9部手術、所定点数
が
120点以上
の
処置、特
に
規定
する
処置、区分番号M001
に
掲
げる
歯冠形成、区分番号
M001-2
に
掲
げるう
蝕歯即時充填形成及
び
区分番号M001-3
に
掲
げるう
蝕歯
インレー
修復形成
は
、浸潤麻酔
が
含
まれ
別
に
算定
できない
。
浸潤麻酔
の
算定
については
、平成30年3月5日付
け
厚生労働省通知保医発0305第1号「診療報酬
の
算定方法
の
一部
改正
に
伴
う
実施上
の
留意事項
について
」
において
、次
のように
示
されています
。
浸潤麻酔
の
算定
に
つ
い
て
事例❷
歯科
〜支払基金の職員を紹介します〜
クローズアップ
る
レ
セ
プ
ト
か
ら
得
ら
れ
る
ビ
ッ
グ
デ
ー
タ
を
、
国
民
の
健
康
増
進
に
活
用
す
る
取
組
や
災
害
が
発
生
し
た
場
合
の
医
療
サ
ー
ビ
ス
等
へ
の
活
用
と
い
っ
た
お
話
が
あ
り
ま
し
た
。
こ
の
フ
ォ
ー
ラ
ム
を
通
じ
、
支
払
基
金
の
こ
れ
か
ら
の
可
能
性
に
つ
い
て
多
く
の
方
へ
お
伝
え
す
る
こ
と
が
で
き
た
と
感
じ
て
い
ま
す
。
私
自
身
も
フ
ォ
ー
ラ
ム
の
開
催
に
関
わ
っ
た
こ
と
で
貴
重
な
経
験
を
し
ま
し
た
。
司
会
と
い
う
大
役
を
任
さ
れ
何
度
も
練
習
を
し
た
も
の
の
、
当
日
は
最
後
ま
で
緊
張
し
っ
ぱ
な
し
で
笑
顔
を
つ
く
る
こ
と
が
で
き
な
か
っ
た
こ
と
は
反
省
点
で
す
。
そ
れ
で
も
、
な
ん
と
か
役
目
を
終
え
る
こ
と
が
で
き
ま
し
た
。
フ
ォ
ー
ラ
ム
の
開
催
に
あ
た
っ
て
は
、
そ
の
当
時
の
支
部
長
や
医
療
顧
問
、
審
査
委
員
の
先
生
方
、
関
係
団
体
の
皆
さ
ま
、
そ
し
て
、
管
理
課
長
を
は
じ
め
と
し
た
沖
縄
支
部
職
員
の
チ
ー
ム
ワ
ー
ク
が
大
き
な
力
に
な
っ
た
と
と
も
に
、
無
事
に
終
え
た
こ
と
に
よ
っ
て
大
き
な
達
成
感
を
味
わ
う
こ
と
が
で
き
ま
し
た
。
人
生
に
お
け
る
仕
事
と
の
関
わ
り
支
払
基
金
へ
入
所
し
て
29年
が
経
ち
、
そ
の
間
に
転
勤
や
配
置
換
え
、
レ
セ
プ
ト
請
求
が
紙
か
ら
電
子
へ
変
わ
る
な
ど
の
大
き
な
変
化
が
あ
仕
事
上
で
心
が
け
て
い
る
こ
と
所
属
し
て
い
る
管
理
課
庶
務
係
は
沖
縄
支
部
の
1
階
に
あ
り
、
そ
の
業
務
は
多
岐
に
わ
た
り
ま
す
。
外
来
者
の
対
応
や
郵
便
物
等
の
受
取
り
、
電
話
の
応
対
、
職
員
や
審
査
委
員
お
よ
び
臨
時
職
員
に
関
わ
る
庶
務
・
給
与
・
人
事
・
文
書
・
労
務
・
厚
生
関
係
業
務
な
ど
の
一
般
的
な
事
務
、
そ
の
他
に
も
、
広
報
関
係
業
務
や
実
施
機
関
等
と
の
契
約
事
務
な
ど
を
行
っ
て
い
ま
す
。
庶
務
係
は
外
部
か
ら
も
内
部
か
ら
も
い
ろ
い
ろ
な
声
が
集
ま
る
部
署
で
す
。
た
と
え
ば
﹁
年
金
の
相
談
を
し
た
い
﹂
と
誤
っ
て
外
来
者
が
訪
れ
る
こ
と
も
あ
れ
ば
、﹁
廊
下
の
電
灯
が
切
れ
て
い
る
﹂﹁
ト
イ
レ
の
水
が
流
れ
な
い
﹂
な
ど
と
、
職
員
か
ら
の
連
絡
も
あ
り
ま
す
。
ち
ょ
っ
と
し
た
小
さ
な
声
で
も
、
て
い
ね
い
に
余
裕
を
も
っ
て
対
応
す
る
こ
と
を
心
が
け
て
い
ま
す
。
こ
の
部
署
に
配
属
さ
れ
て
3年
目
と
な
り
、
前
例
や
慣
例
を
手
本
と
し
て
ス
ム
ー
ズ
に
仕
事
は
で
き
る
よ
う
に
な
り
ま
し
た
。
し
か
し
、
こ
の
﹁
当
た
り
前
﹂
が
本
当
に
ベ
ス
ト
な
の
か
?
と
視
点
を
変
え
て
み
る
な
ど
、
意
識
し
て
立
ち
止
ま
っ
て
考
え
る
よ
う
に
し
て
い
ま
す
。
仕
事
で
印
象
に
残
っ
た
出
来
事
昨
年
1月
に
﹁
保
険
診
療
と
審
査
を
考
え
る
フ
ォ
ー
ラ
ム
in沖
縄
﹂
を
沖
縄
県
看
護
研
修
セ
ン
タ
ー
に
お
い
て
開
催
し
、
多
く
の
方
に
ご
来
場
い
た
だ
き
ま
し
た
。
﹁
今
後
の
支
払
基
金
に
期
待
す
る
こ
と
﹂
を
テ
ー
マ
と
し
た
講
演
や
パ
ネ
ル
デ
ィ
ス
カ
ッ
シ
ョ
ン
が
あ
り
、
支
払
基
金
が
取
り
扱
っ
て
い
り
、
プ
ラ
イ
ベ
ー
ト
で
は
結
婚
、
出
産
、
育
児
休
業
取
得
と
、
い
ろ
い
ろ
な
ラ
イ
フ
イ
ベ
ン
ト
が
あ
り
ま
し
た
。
4人
の
子
育
て
に
追
わ
れ
な
が
ら
も
今
こ
う
し
て
仕
事
と
家
庭
の
両
立
が
で
き
て
い
る
の
は
、
周
り
の
職
員
の
方
々
と
家
族
の
支
え
が
あ
っ
た
か
ら
だ
と
思
っ
て
い
ま
す
。
今
後
、
支
払
基
金
の
業
務
効
率
化
・
高
度
化
計
画
に
よ
り
審
査
委
員
会
の
補
助
等
業
務
は
47
都
道
府
県
の
審
査
事
務
局
に
て
行
い
、
職
員
に
よ
る
レ
セ
プ
ト
点
検
業
務
は
、
そ
の
実
施
場
所
が
全
国
10か
所
程
度
の
審
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加
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る
こ
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め
し
ま
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。
進むべき道を着実に歩み、皆さまから
信頼される基金職員でありたい
沖縄支部 管理課庶務係長
平成2年4月1日入所
上原 奈々子
令和元年5月審査分の審査状況(医科歯科計)
令和元年5月審査分の原審査および再審査の状況と、それぞれの時系列推移の概要です。
原審査の査定件数は72万件(対前年増減率▲18.9%)、査定点数は3億1,020万点(同+0.2%)となってい
ます。
一方、保険者からの申出による再審査の査定件数は19万件(同▲9.4%)、査定点数は6,318万点(同▲9.9%)
となっています。
支払基金における審査状況の詳細は、支払基金ホームページ(https://www.ssk.or.jp/)からご覧いただけます。
処理区分 全管掌 件数 請求1万件当たり件数 対前年増減率(%) 件数 請求1万件当たり件数 請求 63,558,426 - 7.4 - 査定 715,453 112.6 ▲ 18.9 ▲ 24.5 単月点検分 491,834 77.4 ▲ 26.2 ▲ 31.3 突合点検分 121,499 19.1 5.8 ▲ 1.5 縦覧点検分 102,120 16.1 0.7 ▲ 6.2 全管掌 点数 当たり点数請求1万点 対前年増減率(%) 点数 請求1万点当たり点数 117,423,736,796 - 7.2 - 310,204,377 26.4 0.2 ▲ 6.5 248,139,956 21.1 ▲ 0.8 ▲ 7.5 34,145,459 2.9 5.7 ▲ 1.4 27,918,962 2.4 2.8 ▲ 4.1●
原審査
●
再審査
処理区分 全管掌 件数 請求1万件当たり件数 対前年増減率(%) 件数 請求1万件当たり件数 保険者 原審どおり 515,451 81.2 ▲ 13.5 ▲ 17.2 査定 188,213 29.6 ▲ 9.4 ▲ 13.3 単月点検分 87,182 13.7 ▲ 9.4 ▲ 13.3 突合点検分 46,147 7.3 ▲ 9.4 ▲ 13.2 縦覧点検分 54,884 8.6 ▲ 9.4 ▲ 13.3 審査返戻 2,800 0.4 ▲ 15.9 ▲ 19.5 医療機関 原審どおり 15,512 2.4 ▲ 16.1 ▲ 19.7 査定 7,397 1.2 ▲ 16.9 ▲ 20.4 資格返戻等 資格返戻 89,107 14.0 ▲ 6.3 ▲ 12.8 事務返戻 14,597 2.3 ▲ 16.5 ▲ 22.2 その他 48,171 7.6 12.8 5.1 全管掌 点数 当たり点数請求1万点 対前年増減率(%) 点数 請求1万点当たり点数 - - - - 63,182,529 5.2 ▲ 9.9 ▲ 14.1 29,299,938 2.4 ▲ 10.1 ▲ 14.3 13,744,777 1.1 ▲ 12.3 ▲ 16.4 20,137,814 1.7 ▲ 8.0 ▲ 12.3 47,157,427 3.9 ▲ 30.6 ▲ 33.8 - - - - ▲ 11,947,207 ▲ 1.0 ▲ 11.0 ▲ 15.1 254,192,022 21.6 ▲ 5.2 ▲ 11.6 62,077,888 5.3 ▲ 18.5 ▲ 24.0 662,389,336 56.4 ▲ 0.1 ▲ 6.9用語の説明
請 求 医療機関から請求があったレセプトのうち、保険者等へ請求したもの 原 審 査 医療機関から請求があったレセプトに対する審査 再 審 査 原審査後のレセプトに、保険者又は医療機関が再度の審査を申し出たものに対する審査 査 定 原審査 原審査において査定したもの 再審査 再審査の結果、診療内容について保険者又は医療機関からの申出により査定したもの 単月点検 明細書1件単位の審査 突合点検 (医科・歯科レセプトと調剤レセプトを照合した結果、査定となった調剤レセプトの件数・点数を含む)医科・歯科レセプトと調剤レセプトを照合した審査 縦覧点検 複数月単位の審査(入院レセプトと外来レセプトを照合した審査=入外点検を含む) 資格返戻 保険者から受給資格がないとの申出があり、医療機関に返戻照会したもの 事務返戻 保険者からの申出のうち、事務内容について医療機関に返戻照会したもの そ の 他 医療機関からの取り下げ依頼等によるもの 請求1万件(点)当たり件数(点数) 原審査 原審査請求件数(点数)に対する原審査査定件数(点数) のもの 再審査 4 ~ 6か月前平均原審査請求件数(点数)に対する再審査査定件数(点数) のもの ※記号の説明 「-」は掲げる計数がないもの、「▲」は負数のもの (件) (件) (点) (点)支払基金における審査状況
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支払基金
検 索
原審査請求件数・点数の推移(医科歯科計)
原審査査定件数・点数の推移(医科歯科計)
請求件数
請求1万件当たり原審査査定件数
請求点数
請求1万点当たり原審査査定点数
5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月 4月 審査月 7,100 5,300 5,600 5,900 6,200 6,500 6,800 (万件) 5,920 6,356 6,764 5,730 対前年増減率 +7.4%
対前月増減率 ▲9.1%
6,995 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月 4月 審査月 110.0 117.0 124.0 131.0 138.0 145.0 (件) 152.0 103.0 123.8 149.1 113.0 対前年増減率 ▲24.5%
対前月増減率 +8.3%
112.6 103.9 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月 4月 29.0 32.0 33.0 34.0 35.0 36.0 (件) 34.2 34.5 29.6 34.1 31.6 31.0 30.0 対前年増減率 ▲13.3%
対前月増減率 ▲6.3%
5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月 4月 審査月 1,000 1,050 1,100 1,150 1,200 1,250 1,300 (億点) 1,174 1,065 1,095 1,280 1,240 対前年増減率 +7.2%
対前月増減率 ▲8.3%
5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月 4月 審査月 26.0 27.0 28.0 29.0 30.0 31.0 (点) 26.4 27.1 28.8 28.3 29.3 25.7 25.0 対前年増減率 ▲6.5%
対前月増減率 +2.6%
5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月 4月 5.5 5.7 5.9 6.1 6.3 6.5 (点) 5.3 5.1 対前年増減率 ▲14.1%
対前月増減率 ▲9.7%
5.2 6.4 5.9 6.1 5.8再審査査定(保険者)件数・点数の推移(医科歯科計)
請求1万点当たり再審査査定点数
請求1万件当たり再審査査定件数
令和元年度 平成30年度 平成29年度10,000 9,500 9,000 8,500 8,000 7,500 7,000 10,500 10,000 9,500 9,000 8,500 8,000 11,000 27年 28年 29年 5月 月 5月 6月 7月 8月 9月 月10 11月12月30年1月 2月 3月 4 月 5 月 6 月 7 月 5月 10,500 11,500 (万件) (億円) 8月 9月10月 5 11月12月 131年月 2月 3月 12,000 11,000 4月元年 合 計 医科 歯科 調剤 食事・生活療養費 訪問 金額 前月比 同月比前年 金額 同月比前年 金額 同月比前年 金額 同月比前年 金額 同月比前年 金額 同月比前年 百万円 % % 百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 % 協会けんぽ 456,885 96.5 103.6 326,054 103.7 44,501 100.7 83,328 105.1 1,583 98.3 1,419 115.7 船員保険 1,517 98.3 98.5 1,106 98.7 125 97.1 273 97.7 9 97.6 4 129.2 共済組合 80,150 99.0 100.0 55,953 99.4 8,187 98.9 15,506 102.5 231 93.5 273 111.5 健保組合 280,896 98.9 99.2 195,826 99.2 30,634 96.2 52,775 100.8 769 95.2 893 112.1 医療保険合計 819,448 97.5 101.7 578,939 101.7 83,448 98.8 151,881 103.3 2,591 96.9 2,589 114.0 各法合計 219,758 103.3 102.0 160,137 101.9 8,743 102.4 39,649 100.9 6,190 99.9 5,040 116.6 総計 1,039,206 98.7 101.8 739,075 101.7 92,190 99.2 191,530 102.8 8,781 99.0 7,629 115.7 合 計 医科 歯科 調剤 食事・生活療養費 訪問 件数 前月比 同月比前年 件数 同月比前年 件数 同月比前年 件数 同月比前年 件数 同月比前年 件数 同月比前年 千件 % % 千件 % 千件 % 千件 % 千件 % 千件 % 協会けんぽ 39,251 95.2 102.7 21,010 102.0 5,380 105.0 12,834 102.8 288 100.7 26 116.2 船員保険 111 97.2 97.8 60 97.5 14 98.8 37 97.8 1 97.0 0 122.8 共済組合 8,197 97.4 99.0 4,424 98.4 1,087 101.6 2,681 99.0 50 96.5 5 112.3 健保組合 27,616 98.0 97.7 14,701 97.2 3,910 99.4 8,988 97.8 166 96.5 18 113.4 医療保険合計 75,175 96.5 100.4 40,195 99.8 10,390 102.4 24,540 100.5 505 98.8 49 114.8 各法合計 18,292 98.8 110.5 9,862 110.3 1,599 114.5 6,734 109.7 180 99.7 97 116.5 総計 93,466 96.9 102.2 50,057 101.7 11,990 103.9 31,274 102.3 685 99.1 146 115.9 (注 1)数値は、突合点検による原審査結果を反映したものである。 (注 2)百万円未満四捨五入のため、合計および総計が一致しない場合がある。 (注 1)合計欄は、食事・生活療養費を除く件数とその対比である。 (注 2)千件未満四捨五入のため、合計および総計が一致しない場合がある。
令和元年5月診療分の確定件数は、総計で9,347万件
(前年同月比2.2%増)です。そのうち、医療保険合計は
7,517万件(同0.4%増)です。
確定金額は、総計で1兆392億円(同1.8%増)です。
そのうち、医療保険合計は8,194億円(同1.7%増)です。
診療報酬等確定件数・金額の月別推移
確定件数および金額の状況
診療報酬等確定状況
医療費
の
動向
件数 金額 種別 管掌別 管掌別 種別件数(令和元年5月診療分)
金額(令和元年5月診療分)
1,000 1,050 1,100 52,000 1,150 48,000 49,000 50,000 51,000 (点) 54,000 53,000 28年10月 29年4月 10月 30年4月 10月 31年4月元年5月 医科入院外 医科入院 28年10月 29年4月 10月 30年4月 4月 750 800 5,200 5,400 5,600 5,800 (点) 5,000 725 10月 31年 元年5月 医科入院 医科入院外 3 2 1 0 1 2 3 4 (%) 28年10月 29年4月 10月 30年4月 10月 31年4月元年5月 医科入院外 医科入院 1 0 1 2 3 4 5 (%) 28年10月 29年4月 10月 30年4月 10月 31年4月元年5月 医科入院 医科入院外 600 700 800 900 1,000 (点) 28年10月 29年4月 10月 30年4月 10月 31年4月元年5月 たり 1件当 点数 当た 1回 り点数 640 660 680 700 1,100 1,200 (点) 28年10月 29年4月 10月 30年4月 10月 31年4月元年5月 1日当たり点数 1件当たり点数 10 8 6 4 2 0 2 4 12 10 8 6 (%) 12 28年10月 29年4月 10月 30年4月 10月 31年4月元年5月 1回当たり 点数の伸び率 1件当たり 点数の伸び率 3 2 1 0 2 1 3 (%) 28年10月4 29年4月 10月 30年4月 10月 31年4月元年5月 1件当たり 1日当たり 点数の伸び率 点数の伸び率