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はじめに 排気ガス浄化触媒や電動車両に使われる電池 軽量化のための新規材料など 自動車の主要課題には化学系材料の研究開発が欠かせない そこで本セミナーでは 自動車メーカー各社における化学系材料の研究開発動向を技術文献のクラスター解析により明らかにした結果を紹介する 具体的には ジー サーチ社の科学技

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(1)

自動車メーカーにおける化学系材料の研究開発動向

(2)

(C) 2014 VALUENEX Consulting Inc.

はじめに

1

分析の特徴

 俯瞰解析ツール「DocRadar」を用い、数万件オーダーの文献情報を、

解析に耐えうる精度で可視化。

 DocRadarを用いて検証可能。

速度と量と精度に裏打ちされたVALUENEXの俯瞰解析

速度 精度

俯瞰解析

具体的には、ジー・サーチ社の科学技術文献情報データベースサービス「JDreamⅢ」、

及びレクシスネクシス社の特許データベース「Total Patent」を用いて論文・特許を収集し

た上で、当社の俯瞰解析ツール「DocRadar」により主に次の4項目を明らかにします。

 これまでの主な研究開発領域

 近年活発化している研究開発領域

 各社のこれまでの研究開発領域と近年の注力領域

 成長の兆しのある萌芽的な領域

排気ガス浄化触媒や電動車両に使われる電池、軽量化のための新規材

料など、自動車の主要課題には化学系材料の研究開発が欠かせない。

そこで本セミナーでは、自動車メーカー各社における化学系材料の研究開

発動向を技術文献のクラスター解析により明らかにした結果を紹介する。

(3)

目次

1. 自動車メーカーにおける化学系研究

1.

自動車メーカーにおける化学系研究のマクロ動向

2.

化学系研究における自動車メーカー別注力分野

3.

萌芽的な研究領域

4.

総括

2. 自動車メーカーにおける化学系技術開発

1.

自動車メーカーにおける化学系技術のマクロ動向

2.

化学系技術における自動車メーカー別注力分野

3.

萌芽的な技術領域

4.

総括

3. 論文と特許の比較

(4)

(C) 2014 VALUENEX Consulting Inc.

自動車メーカーにおける化学系研究

(5)

日米独の自動車メーカーによる化学系論文は約5,000件

企業

別名

全体件数

化学系件数

トヨタ自動車

Toyota Motor+豊田中央研究所+豊田中研+Toyota Central R&D+Toyota Central

RandD+Toyota Central Lab+Toyota Central Research+Toyota Research

Institute+Toyota Technical Center+トヨタテクニカルディベロップメント+Toyota Technical

Development

日本

6,796

1,854

日産自動車

Nissan Motor+Nissan Res+日産車体+Nissan Shatai+日産テクノ+Nissan Techno

日本

2,860

502

三菱自動車

Mitsubishi Motors+Mitsubishi Automotive Engineering+Mitsubishi Automotive Engrg

日本

633

72

本田技研工業

Honda Motor+本田技術研究所+Honda R&D+Honda R and D+ホンダ

日本

1,900

243

マツダ

MAZDA Motor+Mazda Co

日本

1,119

119

富士重工業

Fuji Heavy Industries+スバル+Subaru Research Center

日本

1,043

100

スズキ

SUZUKI MOTOR

日本

645

54

ダイハツ工業

Daihatsu Motor

日本

365

95

Volkswagen

ドイツ

303

44

Audi AG

Audi Electronics Venture

ドイツ

1,385

316

Bayerische Motoren Werke

Bayerische Motorenwerke+BMW

ドイツ

434

83

Adam Opel

ドイツ

86

22

Porsche

ドイツ

27

1

Daimler

ドイツ

780

130

Mercedes Benz

ドイツ

57

6

WIESMANN

ドイツ

1

0

General Motors

GM Research Lab+GM RandD+GM Technical Centre

米国

2,381

709

NUMMI

New United Motor Manufacturing

米国

16

0

Ford Motor

Ford Research Laboratory

米国

1,266

390

Chrysler

米国

587

80

Freightliner

米国

3

0

Paccar

米国

4

0

KENWORTH

米国

3

1

DAF Trucks

米国

14

1

分類:基礎化学、化学工学、化学工業

発行日:2001/1/1~2015/5/31

JDreamⅢで検索した日米独の自動車メーカーによる化学系論文は4,696件である。

(6)

(C) 2014 VALUENEX Consulting Inc.

大量の論文をDocRadarにより俯瞰

5

論文俯瞰図作成

・類似度計算対象範囲:タイトル・抄録

・クラスタリング強度:中

・ストップワード指定:なし

・シソーラス指定:なし

論文俯瞰図

日米独の自動車メーカーによる

化学系論文4,696件

JDreamⅢにより収集した論文4,696件を対象に、DocRadarを用いて論文俯瞰図を作成した。

膨大な量の論文があるため、その全体

像を素早く把握することは容易ではない。

そこで、DocRadarを利用して俯瞰する。

(7)

論文俯瞰図から主な研究領域を把握

中心付近を拡大

クラスターサイズ(円の大きさ)は含まれ る文献数に比例。 クラスター間距離は相互の類似性を表現。 座標には意味が無く、クラスター相互の 類似性が正しく表現されるように配置。

排ガス浄化触媒、次世代二次電池、塗装などが自動車メーカーにおける主な化学系研究

領域として挙げられる。

(8)

(C) 2014 VALUENEX Consulting Inc.

コンターマップから活発に研究が行われてきた領域を把握

7

低密度 高密度 集計の範囲:1 平準化範囲:5 距離による減衰:2 最大値:23 最小値:1

排ガス浄化触媒、塗装、大気化学、光触媒などにおいて特に研究の蓄積が多い。

(9)

自動車メーカーによる化学系論文数は増加傾向

2001年には200件程度だった論文数は、2014年には400件程度まで増加しており、自動車

メーカーによる化学系研究が活発化してきていることが示唆される。

0

100

200

300

400

500

2001

2002

2003

2004

2005

2006

2007

2008

2009

2010

2011

2012

2013

2014

論文

件数

(件

)

発表年

(10)

(C) 2014 VALUENEX Consulting Inc.

塗装と排ガス浄化触媒が特に活発(2001~2003年)

9

低密度 高密度 集計の範囲:1 平準化範囲:5 距離による減衰:2 最大値:7 最小値:1

塗装と排ガス浄化触媒が特に活発に研究されているほか、光触媒や大気化学、樹脂など

も比較的活発である。

(11)

水素吸蔵材料、DLCが急激に活発化(2004~2006年)

高密度

水素吸蔵材料、DLCが急激に活発化している。また、引き続き排ガス浄化触媒と塗装が特

に活発である。

(12)

(C) 2014 VALUENEX Consulting Inc.

燃料電池が活発化(2007~2009年)

11

低密度 高密度 集計の範囲:1 平準化範囲:5 距離による減衰:2 最大値:7 最小値:1

燃料電池が活発化した一方で、セラミックや塗装は衰退している。引き続き排ガス浄化触媒

は最も活発である。

(13)

次世代二次電池が急激に活発化(2010~2012年)

高密度

次世代二次電池、リチウムイオン電池が急激に活発化した。一方で、樹脂、塗装、大気化学

など多くの領域がやや衰退化している。

(14)

(C) 2014 VALUENEX Consulting Inc.

次世代二次電池以外の多くが衰退(2013~2015年5月)

13

低密度 高密度 集計の範囲:1 平準化範囲:5 距離による減衰:2 最大値:7 最小値:1

次世代二次電池が更に活発化しているが、その他の領域の多くは軒並み衰退。自動車メー

カーは化学系分野において、次世代二次電池研究に集中し始めていることが示唆される。

(15)

研究領域の中心は排ガス浄化から次世代二次電池へ

2010年以降、次世代二次電池研究が急速に活発化している一方で、2000年代前半に特に

活発だった塗装は近年衰退した。排ガス浄化触媒は一貫して比較的活発に研究されている。

2007~2009年

2001~2003年

2010~2012年

2004~2006年

2013年~2015年5月

0

100

200

300

400

500

2001

2002

2003

2004

2005

2006

2007

2008

2009

2010

2011

2012

2013

2014

論文

件数

(件

)

発表年

(16)

(C) 2014 VALUENEX Consulting Inc.

論文数ではトヨタ自動車が圧倒的首位

15

トヨタ自動車が圧倒的に多く、2位GMの2倍以上の論文数がある。

各社はそれぞれどのような研究を行ってきたのか?

0

500

1000

1500

2000

トヨタ自動車

General Motors

日産自動車

Ford Motor

本田技研工業

マツダ

富士重工業

ダイハツ工業

BMW

三菱自動車

論文件数(件)

属機関

(17)

網羅的に研究を行うトヨタ自動車

高密度

排ガス浄化触媒、メソポーラスシリカ、次世代二次電池をはじめとし、ほとんどの主要な領

域において研究を行っている。

論文例「トヨタにおける燃料

電池自動車の開発」

論文例「材料開発における異方性工学 ペロ

ブスカイト材料の配向組織制御技術」

(18)

(C) 2014 VALUENEX Consulting Inc.

GMは排ガス浄化触媒や電池関連に集中

17

低密度 高密度 集計の範囲:1 平準化範囲:5 距離による減衰:2 最大値:9 最小値:1

排ガス浄化触媒、リチウムイオン電池、燃料電池に比較的集中している。

形状記憶重合体

(19)

燃料電池、樹脂、塗装、次世代二次電池が中心の日産

高密度

燃料電池、樹脂、塗装、次世代二次電池などが活発な一方で、排ガス浄化触媒はトヨタ自

動車、GMと比較すると少ない。

(20)

(C) 2014 VALUENEX Consulting Inc.

大気化学関連研究と排ガス浄化触媒に集中するFord

19

低密度 高密度 集計の範囲:1 平準化範囲:5 距離による減衰:2 最大値:9 最小値:1

大気化学関連と排ガス浄化触媒に集中している。

最新の論文タイトル

「(CF3)2CFOCH3の

大気化学」

(21)

比較的網羅的なトヨタ、日産と集中型のGM、Ford

トヨタ自動車は網羅的、日産自動車も排ガス浄化、電池、樹脂、塗装など比較的広く研究を

行っている。一方、GMは排ガス浄化と電池、Fordも大気化学と排ガス浄化にそれぞれ集中。

トヨタ自動車

日産自動車

GM

Ford

高密度 0 500 1000 1500 2000 トヨタ自動車 General Motors 日産自動車 Ford Motor 本田技研工業 マツダ 富士重工業 ダイハツ工業 BMW 三菱自動車 論文件数(件) 著 者 所 属機関

(22)

(C) 2014 VALUENEX Consulting Inc.

論文数が急増してきたGM

21

一貫してトヨタ自動車が最も論文数が多い。GMは2006年以降急増し、3位以下を大きく引

き離している。

各社はそれぞれどのような研究を活発化させてきているのか?

0

20

40

60

80

100

120

140

160

180

200

2001

2002

2003

2004

2005

2006

2007

2008

2009

2010

2011

2012

2013

2014

論文

件数

(件

)

発表年

トヨタ自動車

General Motors

日産自動車

Ford Motor

(23)

次世代二次電池研究に集中し始めたトヨタ自動車

高密度

それまで活発だった排ガス浄化触媒は2013年以降縮小。一方で2010~2012年にかけて

次世代二次電池が急激に活発化し、2013年以降は次世代二次電池に集中している。

2007~2009年

2001~2003年

2010~2012年

2004~2006年

2013年~2015年5月

0 20 40 60 80 100 120 140 160 180 200 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014 論文 件数 (件 ) 発表年 トヨタ自動車 General Motors 日産自動車 Ford Motor

(24)

(C) 2014 VALUENEX Consulting Inc.

排ガス浄化触媒とリチウムイオン電池に注力中のGM

23

低密度 高密度 集計の範囲:1 平準化範囲:5 距離による減衰:2 最大値:3 最小値:1

2004年以降排ガス浄化触媒が活発化し始め、2007年以降は燃料電池、2010年以降には

リチウムイオン電池も活発化した。近年は排ガス浄化とリチウムイオン電池に注力中。

2007~2009年

2001~2003年

2010~2012年

2004~2006年

2013年~2015年5月

0 20 40 60 80 100 120 140 160 180 200 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014 論文 件数 (件 ) 発表年 トヨタ自動車 General Motors 日産自動車 Ford Motor

(25)

近年はDLC関連研究が比較的活発な日産自動車

高密度

2001~2006年頃は塗装や樹脂、2007~2012年頃は燃料電池と注力している研究領域が

シフトしてきた。2013年以降はDLC関連研究が比較的活発。

2007~2009年

2001~2003年

2010~2012年

2004~2006年

2013年~2015年5月

0 20 40 60 80 100 120 140 160 180 200 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014 論文 件数 (件 ) 発表年 トヨタ自動車 General Motors 日産自動車 Ford Motor

(26)

(C) 2014 VALUENEX Consulting Inc.

活発な研究領域がみられなくなったFord

25

低密度 高密度 集計の範囲:1 平準化範囲:5 距離による減衰:2 最大値:3 最小値:1

2001~2009年頃まで大気化学が特に活発だったが、2010年以降急速に縮小した。2004

年頃から活発化した排ガス浄化触媒関連研究も近年はあまりみられない。

2007~2009年

2001~2003年

2010~2012年

2004~2006年

2013年~2015年5月

0 20 40 60 80 100 120 140 160 180 200 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014 論文 件数 (件 ) 発表年 トヨタ自動車 General Motors 日産自動車 Ford Motor

(27)

萌芽的な研究領域の抽出手法

①クラスタマップをメッシュ分割

②メッシュ別に文献数を集計

0 10 20 30 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014 公 開 件 数 (件 )

萌芽

近年文献数が急増している萌芽的な研究領域を抽出するため、クラスタマップをメッシュ状

に分割し、メッシュ別に文献数を集計した。

(28)

(C) 2014 VALUENEX Consulting Inc.

萌芽的な研究領域

27

・リチウム空気電池

・ナトリウムイオン電池

・全固体電池

・リチウム硫黄電池など

次世代二次電池関連領域が急激に活発化しているほか、Au系触媒、Cu系触媒などにも活

発化の兆しがある。

・・・萌芽的な研究領域候補

・メッシュサイズ:3 ・メッシュ内文献数:10以上 ・2010~2014年の割合:50%以上 ・2010~2014年の傾き:0以上

0

5

10

15

20

25

2001

2002

2003

2004

2005

2006

2007

2008

2009

2010

2011

2012

2013

2014

論文件数

(件

発表年

①次世代二次電池

②人工光合成

③Au系触媒等

④Cu系触媒等

⑤カーボンナノチューブ応用

論文例「カーボンナノチューブ

分散による絶縁樹脂の新規

高熱伝導化技術」

(29)

総括(研究動向)

排ガス浄化が最も活発だった

トヨタ自動車が論文数最多であり、複数の研究領域を網羅

研究の中心は二次電池へ

人工光合成等にも活発化の兆し

2001~2012年

2013年以降

トヨタ自動車

0 500 1000 1500 2000 トヨタ自動車 General Motors 日産自動車 Ford Motor 本田技研工業 マツダ 富士重工業 ダイハツ工業 BMW 論文件数(件) 著 者 所 属機関

(30)

(C) 2014 VALUENEX Consulting Inc.

自動車メーカーにおける化学系技術開発

(31)

日米独自動車メーカーによる化学系特許出願は7,800件

US、EP、JP、WOにおける2001年以降公開の化学系特許出願は7,800件である。

企業

別名

公報件数(件)

トヨタ自動車

TOYOTA JIDOSHA OR TOYOTA MOTOR OR TOYOTA

CENTRAL RES! OR TOYOTA CHUO KENKYUSHO

日本

5,758

日産自動車

NISSAN MOTOR OR NISSAN JIDOSHA OR NISSAN SHATAI

OR NISSAN TECHNO

日本

1,708

三菱自動車

MITSUBISHI MOTOR! OR MITSUBISHI JIDOSHA OR

MITSUBISHI AUTOMOB ENG OR MITSUBISHI AUTO ENG

日本

38

本田技研工業

HONDA GIKEN KOGYO OR HONDA MOTOR OR HONDA RES! 日本

2,145

マツダ

MAZDA MOTOR

日本

194

富士重工業

FUJI HEAVY INDUSTRIES OR FUJI JUKOGYO

日本

184

スズキ

SUZUKI MOTOR OR SUZUKI JIDOSHA

日本

72

ダイハツ工業

DAIHATSU MOTOR OR DAIHATSU KOGYO

日本

148

Volkswagen

VOLKSWAGEN

ドイツ

38

Audi AG

AUDI AG

ドイツ

111

Bayerische Motoren Werke

BAYERISCHE MOTOREN WERKE

ドイツ

44

Adam Opel

ADAM OPEL

ドイツ

1

Porsche

PORSCHE

ドイツ

19

Daimler

DAIMLER BENZ OR Daimler AG

ドイツ

83

Mercedes Benz

MERCEDES BENZ

ドイツ

0

WIESMANN

Wiesmann GmbH

ドイツ

0

General Motors

GENERAL MOTORS OR GM GLOBAL TECH!

米国

477

NUMMI

New United Motor Manufacturing

米国

0

Ford Motor

FORD MOTOR OR FORD GLOBAL TECH!

米国

138

Chrysler

CHRYSLER CORP OR CHRYSLER MOTORS

米国

0

Freightliner

Freightliner Corp OR Freightliner LLC

米国

0

Paccar

PACCAR INC!

米国

0

PublicationDate:2001/1/1~2015/5/31

Authorities:US、EP、JP、WO

DocumentKind:Application

(32)

(C) 2014 VALUENEX Consulting Inc.

大量の特許をDocRadarにより俯瞰

31

特許俯瞰図作成

・類似度計算対象範囲:タイトル・要約・請求項

・クラスタリング強度:中

・ストップワード指定:なし

・シソーラス指定:なし

特許俯瞰図

日米独の自動車メーカーによる

化学系特許出願7,800件

収集した特許7,800件を対象に、DocRadarを用いて特許俯瞰図を作成した。

膨大な量の特許があるため、その全体

像を素早く把握することは容易ではない。

そこで、DocRadarを利用して俯瞰する。

(33)

特許俯瞰図から主な技術領域を把握

中心付近を拡大

クラスターサイズ(円の大きさ)は含まれ る文献数に比例。 クラスター間距離は相互の類似性を表現。 座標には意味が無く、クラスター相互の 類似性が正しく表現されるように配置。

燃料改質、水素貯蔵、高分子電解質などの燃料電池関連の領域や、リチウムイオン電池、

塗装、樹脂などが自動車メーカーにおける化学系の技術領域として挙げられる。

(34)

(C) 2014 VALUENEX Consulting Inc.

コンターマップから活発に開発が行われてきた領域を把握

33

低密度 高密度 集計の範囲:1 平準化範囲:5 距離による減衰:2 最大値:64 最小値:1

燃料改質、水素貯蔵、高分子電解質などの燃料電池関連領域をはじめ、リチウムイオン電

池、塗装、樹脂が特に活発に技術開発されてきた。

(35)

自動車メーカーによる化学系特許出願は減少傾向

2004年をピークに、自動車メーカーによる化学系公開特許件数は減少傾向にある。

0

200

400

600

800

1000

2001

2002

2003

2004

2005

2006

2007

2008

2009

2010

2011

2012

2013

2014

件数(

件)

公開年

(36)

(C) 2014 VALUENEX Consulting Inc.

燃料電池関連や塗装などが活発(2001~2003年)

35

低密度 高密度 集計の範囲:1 平準化範囲:5 距離による減衰:2 最大値:23 最小値:1

燃料改質や水素貯蔵などの燃料電池関連領域や、リチウムイオン電池、塗装などが特に

活発である。そのほか、有機EL素子も比較的活発。

(37)

高分子電解質、樹脂も活発化(2004~2006年)

高密度

燃料改質、水素貯蔵、塗装が引き続き活発な中、高分子電解質や樹脂、CNT、摺動部材・

潤滑油なども活発化した。一方、リチウムイオン電池や有機EL素子はやや縮小している。

(38)

(C) 2014 VALUENEX Consulting Inc.

多孔質材料、接着剤などが活発化(2007~2009年)

37

低密度 高密度 集計の範囲:1 平準化範囲:5 距離による減衰:2 最大値:23 最小値:1

多孔質材料、接着剤、繊維強化材料などが活発化した。一方で、燃料改質がやや縮小して

いるほか、CNT、摺動部材・潤滑油なども縮小がみられる。

(39)

リチウムイオン電池が再度活発化(2010~2012年)

高密度

リチウムイオン電池が再度活発化したほか、バイオ燃料も活発化している。一方で、燃料改

質、水素貯蔵、高分子電解質などの燃料電池関連領域は軒並み縮小している。

(40)

(C) 2014 VALUENEX Consulting Inc.

リチウムイオン電池が更に活発化(2013~2015年5月)

39

低密度 高密度 集計の範囲:1 平準化範囲:5 距離による減衰:2 最大値:23 最小値:1

リチウムイオン電池が更に活発化している。

(41)

技術開発の中心は燃料改質からリチウムイオン電池へ

2000年代半ばまで特に活発であった燃料改質、水素貯蔵などは後半以降縮小している。

一方、2010年以降はリチウムイオン電池が活発化している。

2007~2009年

2001~2003年

2010~2012年

2004~2006年

2013~2015年

5月

0

200

400

600

800

1000

2001

2002

2003

2004

2005

2006

2007

2008

2009

2010

2011

2012

2013

2014

件数(

件)

公開年

(42)

(C) 2014 VALUENEX Consulting Inc.

特許出願数でもトヨタ自動車が圧倒的首位

41

トヨタ自動車が圧倒的に多く、2位ホンダ、3位日産の約3倍以上の出願数がある。

各社はそれぞれどのような技術開発を行ってきたのか?

0

1000

2000

3000

4000

TOYOTA

HONDA

NISSAN

GENERAL MOTORS

AISIN SEIKI

MAZDA

FORD

NIPPON PAINT

FUJI HEAVY IND

DAIMLER AG

公開件数(件)

(43)

網羅的に技術開発を行うトヨタ自動車

高密度

燃料改質、水素貯蔵、リチウムイオン電池をはじめとし、バイオマス、バイオ燃料なども含め

ほとんどすべての主要な技術領域に分布がみられる。

(44)

(C) 2014 VALUENEX Consulting Inc.

ホンダは燃料改質、水素貯蔵が特に活発

43

低密度 高密度 集計の範囲:1 平準化範囲:5 距離による減衰:2 最大値:22 最小値:1

燃料改質や水素貯蔵、高分子電解質などが特に活発である。一方、出願数でトヨタ自動車

の3分の1程度であり、技術領域の網羅性は劣る。

(45)

日産は燃料改質、塗装が活発

高密度

ホンダと出願数が同規模の日産も、燃料改質が特に活発である。一方、水素貯蔵や高分子

電解質はホンダほど活発でなく、ホンダと比較すると塗装やリチウムイオン電池が特徴的。

(46)

(C) 2014 VALUENEX Consulting Inc.

燃料改質が特に活発なGM

45

低密度 高密度 集計の範囲:1 平準化範囲:5 距離による減衰:2 最大値:11 最小値:1

上位3社より圧倒的に出願数の少ないGMは、燃料改質や水素貯蔵などが比較的活発であ

る。また、論文にもみられた形状記憶材料関連技術が特許出願もされている。

※最大値はトヨタ自動車、ホンダ、日産の2分の1とした。

形状記憶ポリマー

複合材料

(47)

形状記憶ポリマー 複合材料

論文俯瞰図における主要企業の分布比較

各社ともに燃料改質が最も活発な領域の1つである点が共通している。一方、トヨタのバイ

オ燃料や、日産自動車の塗装など、他社より特徴的に技術の集積がみられる領域もある。

トヨタ自動車

日産自動車

ホンダ

GM

高密度 0 1000 2000 3000 4000 TOYOTA HONDA NISSAN GENERAL MOTORS AISIN SEIKI MAZDA FORD NIPPON PAINT FUJI HEAVY IND DAIMLER AG

公開件数(件)

(48)

(C) 2014 VALUENEX Consulting Inc.

各社ともに概ね減少傾向にある特許出願数

47

各社ともに2000年代半ばをピークに特許出願数は概ね減少傾向にある。論文数は増加傾

向であったGMも減少している。

各社の注力していた技術領域はどのように遷り変り、何に注力しつつあるのか?

0

50

100

150

200

250

300

2001

2002

2003

2004

2005

2006

2007

2008

2009

2010

2011

2012

2013

2014

件数

(件

)

公開年

TOYOTA

HONDA

NISSAN

GENERAL MOTORS

(49)

リチウムイオン電池開発に集中し始めたトヨタ自動車

高密度

それまで活発だった燃料改質、水素貯蔵は2010年以降縮小。一方で2010~2012年にか

けてリチウムイオン電池が急激に活発化し、2013年以降は当該領域に集中している。

2007~2009年

2001~2003年

2010~2012年

2004~2006年

2013~2015年

5月

0 50 100 150 200 250 300 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014 公 開 件数 (件 ) 公開年 TOYOTA HONDA NISSAN GENERAL MOTORS

(50)

(C) 2014 VALUENEX Consulting Inc.

近年のホンダは燃料改質及びCNTが比較的活発

49

低密度 高密度 集計の範囲:1 平準化範囲:5 距離による減衰:2 最大値:9 最小値:1

2000年代半ばまでは燃料改質、水素貯蔵、高分子電解質などが活発だったが、2000年代

後半以降いずれも縮小した。2013年以降は燃料改質、CNTが比較的活発である。

2007~2009年

2001~2003年

2010~2012年

2004~2006年

2013~2015年

5月

0 50 100 150 200 250 300 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014 公 開 件数 (件 ) 公開年 TOYOTA HONDA NISSAN GENERAL MOTORS

(51)

リチウムイオン電池開発を活発化させ始めた日産自動車

高密度

2000年代半ばまでは燃料改質が圧倒的に活発であったが、2000年代後半以降は急速に

縮小した。2013年以降も比較的活発ではあるが、リチウムイオン電池の活発化も目立つ。

2007~2009年

2001~2003年

2010~2012年

2004~2006年

2013~2015年

5月

0 50 100 150 200 250 300 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014 公 開 件数 (件 ) 公開年 TOYOTA HONDA NISSAN GENERAL MOTORS

(52)

(C) 2014 VALUENEX Consulting Inc.

活発な技術領域がみられなくなったGM

51

低密度 高密度 集計の範囲:1 平準化範囲:5 距離による減衰:2 最大値:3 最小値:1

2000年代半ば頃までは燃料改質、水素貯蔵が活発であったが、2007年以降は急速に縮小

した。2013年以降は特に活発な領域はみられない。

2007~2009年

2001~2003年

2010~2012年

2004~2006年

2013~2015年

5月

0 50 100 150 200 250 300 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014 公 開 件数 (件 ) 公開年 TOYOTA HONDA NISSAN GENERAL MOTORS

(53)

萌芽的な技術領域の抽出手法

①クラスタマップをメッシュ分割

②メッシュ別に公報数を集計

0 10 20 30 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014 公 開 件 数 (件 )

萌芽

近年公報数が急増している萌芽的な技術領域を抽出するため、クラスタマップをメッシュ状

に分割し、メッシュ別に公報数を集計した。

(54)

(C) 2014 VALUENEX Consulting Inc.

萌芽的な技術

53

リチウムイオン電池のほか、その周辺の電池用材料関連出願が近年急増している。特に②

の硫化物固体電解質材料は次世代二次電池の1つである全固体電池用であり、研究動向

との関連も想起される。また、⑤プリプレグも増加中であり、注目に値する。

0

5

10

15

20

25

30

35

2001

2002

2003

2004

2005

2006

2007

2008

2009

2010

2011

2012

2013

2014

件数(

公開年

①リチウムイオン電池 ②硫化物固体電解質材料 ③燃料改質 ④グリース ⑤プリプレグ ⑥半導体材料 ⑦ガーネット型イオン伝導性 酸化物 ⑧サトウキビ関連マーカー ⑨イオン液体

・・・萌芽的な技術領域候補

・メッシュサイズ:4 ・メッシュ内文献数:10以上 ・2010~2014年の割合:50%以上 ・2010~2014年の傾き:0以上

(55)

総括(技術開発動向)

燃料改質が最も活発だった

トヨタ自動車が出願数最多であり、複数の技術領域を網羅

技術開発の中心はリチウムイオン電池へ

繊維強化材料等も活発化の兆し

2001~2012年

2013年以降

トヨタ自動車

0 1000 2000 3000 4000 TOYOTA HONDA NISSAN GENERAL MOTORS AISIN SEIKI MAZDA FORD NIPPON PAINT FUJI HEAVY IND

公開件数(件)

(56)

(C) 2014 VALUENEX Consulting Inc.

論文と特許の比較

55

排ガス浄化触媒から

燃料改質から→

次世代二次電池へ

リチウムイオン電池へ

国内3社に加えGM,Ford

も上位に

トヨタ、ホンダ、日産が

上位を独占

人工光合成、CNTなど

が萌芽的

次世代二次電池や繊

維強化材料が萌芽的

論文

特許

2013年以降

0 1000 2000 3000 4000 TOYOTA HONDA NISSAN GENERAL MOTORS AISIN SEIKI MAZDA FORD NIPPON PAINT FUJI HEAVY IND DAIMLER AG 公開件数(件) 出願人名

2013年以降

2001~2015/5

2001~2015/5

研究/技術領域の内容や近年のトレンド、主要なプレーヤ、萌芽領域のいずれにおいても一定

の差異がある。動向把握のために、論文・特許の両方を活用する必要があると考えられる。

0 500 1000 1500 2000 トヨタ自動車 General Motors 日産自動車 Ford Motor 本田技研工業 マツダ 富士重工業 ダイハツ工業 BMW 三菱自動車 論文件数(件) 著 者 所 属機関

(57)

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