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塚 原 仁

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Academic year: 2021

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(1)

一五二

生 死 現 象 に 於 け る 季 節 的 變 動 に 就 て

塚 原 仁

季節的欒動とは云ふ迄もなく︑四季の交替によって生起せしめらる1自然的︑社食的事象に規則的に看取さ

る1回蹄的︑周期的欒動である︒季節其ものは地球の公樽に基て所の自然的︑物理的事象に外ならないが︑季節

の交替其ものに開聯し・て︑吾々人間生活が粒々なる影響を蒙る事は今立に事新しく詮明する迄もなく︑極めて

明白なる事である︒此自然的な季節の推移とは直接関係は持たぬが︑社食的慣習に基く諸種の社食的行事も亦

年々歳力繰返へされ︑之に依っても自然的︑社合的諸粒の事象に於ける季節的な回田的遺動が生起せしめらる1

のである︒.本稿に於て取扱ほんとする人間の生死現象も亦季節の推移交替に因る自然的︑社食的影響下に在る

ものである︒グローントは﹁⁝⁝⁝不健康なる季節は秋である︒﹂と述べてゐるし︑叉ジュースト︑ルヒも﹁人が

死亡する季節に於ても美しき秩序﹂が存在する事を指摘してゐる︒更に現代統計革の父とも云ふべきケトレー

は一際明白に又一際詳細に季節の我々の生命に及ぼす影響に就て論じてゐる︒日く﹁季節は人類に紺する総て

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Jo hn Graun t, Na tura l an d Po lit ica l Observa tions u pon t he Bills o f Mor ta lity, p.

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P., Die Gott lic he Or dnung in den Veriin derun gen de s me nschlic hen Gesc hlechts, a u s der Ge burt, dem To de un d der Fortp flanz un g de sselben er wiesen, 1 761, II T he il.

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(2)

のととに著しい影響を有する︒それは人間の肉践にも︑叉精紳にも作用する︒かくて︑人間の感情の烈しさと犯

罪傾向の強さとは︑気温及び気伎に従って愛化ずる︒生殖力や死亡率に関しても同様である︒生理撃者は一成に人

間の出生及び死亡に及ぼす季節の影響を観察した︒然し概して彼等の結論は飴り一致してゐない︒何故かと一試ふ

に悠一寸の結論は取扱った地方と時と人民の慣習とによって多少凶変更されるからである

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如斯にして季節の生

死現象に及ぼす影響に就ては古くより多くの皐者に依って論説されたる所である︒

然らば此生死現象に者らるL季節の影響は之を如何にして測定すべきか︒季節的鑓勤の測定方法と七て統計問中

者の砦げてゐるものには諸種の方法がある︒

l

此等の諸方法聯環比率法等之である︒

の説明に就ては専門の統計書に一議らねばたらないが︑就中聯環比率法はパlソンズ教授の苦心の創案に成る甚

だ複雑なる方法であるが︑之は経済事象に於ける時的系列の分析を目的とせるものであるが︑之を生一死現象に応

4 5  

用する事は些一かも不都合ある事なく︑現にヘックスlターやトlマス等の著述に於て試みられてゐる所である︒

印ち彼等は何れも月別の出生卒︑死亡率︑熔姻率を計算して︑之に基いて前記︒ハlソンズ法を活用してゐる︒然る

に月別の出生率や死亡率を計算する事は詐算的に甚だ煩雑なるのみなら宇困難た事である︒かLる計算を行ふ事

の便益を認めない語ではないが︑果してそれだけの計算の煩雑を敢てして得たる結果が絡封的正確であるか否か

に就ては可成疑問の存ずる所である︒克に又か

‑ Lる煩演なる手法によって得たる結果が他のより︑簡単なる方法に

よって件られたるものと略主同様たりとする・ならば︑簡便の易きに就く事も亦許され得る事と忠ふ︒市して今日普

生死現象に於ける季節的箆動に就て

Quetelet, A. Physique Sociale, Tome 1, p.  203. 

平貞蔵,山村喬謬ケlνー人間に就て 上 巻 p.98.

Hexter, M. B. Social  Consequences of Business Cycles.  Thomas, D. S.  Sωial Aspects of the Business Cycle.  4) 

5) 

(3)

還に生死現象に於ける季節的愛動の類型を確定せんとして行はるL方法は月別千均法の一種とも見るべきもので

あって︑相営古くより行はれたる所である︒此方法は次の如を手続に依るものである︒印ち先づ第一一に各月の出

生数又は死亡敢に就て︑月の大小により日教の相遼を除去する震に各月の一日平均の出生数又は死亡数を計算し

之を一ヶ年の総出生数又は死亡敬一の一日平均を以て除し︑之に百を乗じたるものを以て︑主(月の出生又は死亡を

一不ナ月別指数とする方法である︒此方法は我図の内閣統計局に於ても採用せる所である︒

次の如くである︒ 先づ我図に於ける最近十五ヶ年間の死亡の季節的鑓勤を明かにする震に︑前述の方法による月別指数を示せば

第一表

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前表に就て仔細に死亡に於ける季節的縫動を示す各月の数字に就て見るに︑士︑数字は年に依って相官の受動の

ある事が認めらるLのである︒此十五ヶ年間に於いて︑一年中死亡の最大なる月を見るに︑或は二月たる事あり

三月たる事あり︑又八月である事があった︒叉主(最少なる月に就て見るも︑或は十一月︑或は五月︑或は十二月

と云ふ様に年に依って動指が可成り甚だしい事が判る︒更に最大死亡と最少死亡との開きに於ても︑大正十二年

の如く一日換算最高一五四・五に封して︑最低八二・九と一式ふ様な其裁の甚だ大なる年もあれば︑又昭和元年の如

O七・八︑最低九一・八と云ふ様な士(差が甚だ小なる年もある︒如斯にして四季の規則的な推移によって

生苑現象に於ける季節的箆勤に就て

(5)

直に預想さるLが如き死亡の季節的分布の正確なる意味に於ける規則性は存在しないのである︒即ち死亡の季節

的愛動は年々による特殊的︑撹持的︑偶後的事情の影響を受くる事が大である︒例へば大五十二年九月の異常な

る死亡教は関東大震災に因由するが如きである︒震災は一例に過ぎないが︑戦争︑火災︑洪水等の偶後的事故や

倖染病の大流行︑更に士(年の自然的気象現象に於ける異常性が死亡の季節的分布に影響を興へる事は明である︒

更に又此僅か十五ヶ年間に於ける数字に就て見るも︑昭和五年頃迄は大限八月と云ふ様夏期に死亡が最大であっ

たのに封し︑六年以降に於ては二月︑三月に代表さるL冬期比死亡が最高となってゐるかに見へる︒勿論吾人は

此僅少なる資料に依って直に死亡に於ける季節的構成型の愛化を結論せんとするものではないが︑兎も角も如斯

傾向の存在は季節的援動が単なる四季の自然的推移のみに依つては説明し能はざる事を示すものである︒λ

節的愛動の型士(ものが援換する事震を者過しではならぬ︒例へばグロlントは既述の如く倫敦に於ては秋が最も

不健康なる季節なりとしてゐるが︑それより一世牛後ホlキンズの云ふ所に依れば︑倫敦に於て秋は最も健康な

る時期であった︒事賓グロ1ントの時代に於てはベストや問欲的熱病及び天然痘の流行期は此時期であった︒即

1キンズの時代に於ける秋が健康なる季節と変化したのは︑後病の時期が縫化した魚ではなく︑墜事の後建

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や衛生施設の完備によってかLる疾病が克服されたる魚である︒ケトレlも亦ずィヱルメの研究を利用して死亡

率の最大なる季節が鰍鈍化せる事を述べてゐる︒プリンチングも亦濁逸に就て死亡の季節的援動の型が鑓化する事

質を指摘してゐ泊︒如斯にして長年月に渉って見る場合︑死亡の季節的援動其ものは常に規則的な恒同的結果を

商業と経済,第十六年第一加,拙稿「ホーキシメ密事統計諭Jpp. 598, 599. 

A. Quetelet, ibid., pp.  329, 330. 

Prinzing, F;' Handbuch der Mcdizinischen Statistik, S.  531. 

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(6)

示現するものではなく︑型北︿ものL愛化さへ起るものではあるが︑其援化たるや唐突に起るものでない︒従て突

設的な︑異常なる事故に図る季節的変動を例外視するならば︑吾人は比較的恒同なる季節的援動の類型を共庭に

確定し得るのである︒此際注意すべき事は︑如何なる統計的操作によるにもせよ︑其由胞に確定されたる季節的援

動の類型は所奥の資料に関する限りに於けるものであって︑之を無保件に将来に迄蹟延する事は︑季節的援動の

類型共もの

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鐙化性を無視する事となる事である︒

次に第一去に於ける千均は十五ヶ年聞に於ける各月の指数の千均であって︑それは云はど此期間に於ける代表

的な季節的指数と見る事が出来るJ而して此指数の細川和は偶然千二百となってゐるから︑季節指数として特陀調

節の必要もない︒命季節的愛勤の指数を算定するに営って︑趨勢的援動の甚だしき場合に於ては︑此翁に一月と

十二月とでは相官の相遣を来たす事となるから︑此賠より趨勢的受動を除去する必要が認めらるL

今五口人が問題としてゐる死亡の季節指数は死亡数を採ってゐるのであって︑死亡数は此期間に於て一上一下を繰

返へして別段著しき減少と云ふ様た傾向はない(慨は一昨比一誠一糊傾)︒来して然らば上記の季節指数を以て其佳此期

間の季節指数を考へる事は大なる過誤を犯かすものとは云へない︒依って此季節指数の示す死亡の季節的援動の

型に就て若干の考察を加へる事にする︒

季節指数の示す所に依れば我図の死亡は二つの峯と二つの谷とを有する曲線を書いてゐる(経国)︒詳言すれ

ば二月に向く︑四︑五月に底をつき︑再び上昇に縛じ︑八月再び峯を形成して︑十一月の谷底に向って下降して

生死現象に於ける季節的箆劫に就て

(7)

自 大E十二年平均月別死亡指数 (第一国〉

至昭和十二十

o二月と八月の峯は二月の方が柏高いが︑谷の方は十一月の方が五

月よりも僅かながら深い︒此一般的た死亡の季節的援動の類型は︑此類

型を算出する基礎となりたる過去十五ヶ年中︑大五十二年の例外を除い

ては毎年繰返へされたる所である︒

依って次にかLる類型を生起せしめたる事由に就て考察を加へるを要

o併しながら︑一式ふ迄もなく此死亡の季節的援助の類型なるものは

総死亡に就て計算されたるものであるが︑総死亡なる現象は極めて多数

の事象の複合に成るものにして︑之より簡単にして︑統一的たる説明を

導き出す事は六かしい︒査し死亡原因は多種多様であり︑市も或種の死

因は冬季に多く或ものは夏季に多いと云ふ様に︑季節の影響を受くる事

大たるものもあれば︑又一年を通じて左程其影響を受けざるものもある

し︑加之死亡の季節的分布は男女によって具り︑叉年齢に依つでも具る

し︑更に其居住地の如何に依っても具るからである︒如斯にして死亡を

季節に関聯せしめて考察する場合︑之に影響を興ふべき要因は甚だ多く

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市も其等要因の持つ影響力の強度を決する事は中々容易ならざる所であるo総て此等鈴多の要因の綜合に成る復

90  80 

(8)

雑なる一般的死亡の季節的援動に就きて︑比較的安定せる類型を確め得たとしても︑それは唯或事象が規則的に

回師する事買に就ての概括的説明を為すに止るものにして︑進んで其因って来たる原因を探究する魚には︑此複

A日現象を史に解剖し分析して︑主(構成的部分現象に就ての類型を求め︑而して符られたる類型の各主が有する霊

川女性を評定するを要するのであって︑之によって始めて総死亡に於ける季節的援動の原因が確めらるL事とな

る︒併しながら︑百を以て数へる多数の死亡原因に就きて︑主(総ての季節的援動の類型を見出す事に依って︑

れ程の光明が鷲らさるLか疑問である︒(勿論個々の死亡の季節的繁動を知る事は︑それ自身重要なる事であると

同時に興味ある事でもある︒)とは一式へ主なる死因の季節鑓動を確める事は極めて大切なる事ではあるが︑之に就

ては他日資料の入手を待って論及の機舎を得たいと芯ふ︒依って認には年齢と死亡季節とを先づ考察し︑次で都

部による其相誌に就て倒れる事にする︒

本節に於ては年齢と死亡季節との関係に就て述べる事にする︒此地"に於て我閣では乍遺憾充分なる資料が後表

(註ごされてゐない︒昭和十二年の﹁人口動態統計

L

K於て始めて此関係を明かにする資料が興へられてゐる︒依て悲

には昭和十二年一ヶ年の数字に依つてのみしか︑此問題に就ては述べる事が出来たいのであるが︑事情右の如く

であるから止むを得ざる所である︒比較の魚に外国の数字を利用する必要があるが︑官府統計に就ては我図に於

生死現象に於ける季節的躍動に就て

(9)

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て︑従来此種の統計が侠けてゐた様に︑外因も亦同様の

m m 態であって︑共利用が不可能であるから︑外図草者の

説明し︑引用する所を共佳借用せざるを得ない事を預め断って置きたい︒

‑年齢階級

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第二表

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昭和十二年に於ける年齢別月別死亡指数

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三三

前去に依って吾人は弐の対き事震を抽出する事が出来る︒先づ一歳未満の乳児に於ては十二月︑

三月と冬期中に立︿死亡は多く︑廿一︑他の時期には少い︒然るに一l四歳の幼児階級に於ては六月より七・八月と高

(10)

此十四歳の幼児階級に於ける死亡の季節的分布型は︑五

i

くなり︑九月と降ってゐるが︑夏期に於て高く︑冬期に低い事は︑乳児とは顕著なる封照を魚してゐる︒而して

l一九歳の少青年階級に於Ol

いても亦看取さるL

八月を中心とする夏期の高昇が特に目につく︒主︿後の成・駐年階級たる二

Oi

九歳に於ける死亡の季節分布の態様に就ては夏期並に初冬に其頂貼を認められぬではないが︑士︿受動の幅は乳児

幼少年階級のそれに比して著しく狭く︑従て一年を通じて左程著しい相遼は見られぬと一式ふも週一一一口ではたい︒向

此年齢階級に在るものも之を仔細に観察すれば︑共年齢階級の低きものは夏期の頂期が著しく程度とそ異なれ幼

少年階紋に於ける類型に)近似するに封して︑年齢階級の高きものは寧ろ冬期の頂期が著しく︑五O歳以上の老年階

級のそれに接近するは甚だ興味ある事賓である︒即ち五O歳以上の老年階級に於ては︑十二月︑一月︑二月と多

期の頂期が著しいが︑老年者後期に於いては夏期の頂貼も亦可成著しいものがある︒之に依って之を見れば︑我図

に於ける年齢階級による死亡季節の分布型は冬期に高き乳児階級に見らるふ型︑幼少年階級に見らるL夏期に高

き型︑成批年比見らるL冬期及び夏期に高きも主︿愛動の幅の少なる一式はど安定型と老年階級に見らる

ah

冬期及夏

期に高き双率型の四種に分つ事が出来る︒勿論以上は昭和十二年なる特定年一ヶ年のみに就て見たる結果であっ

て︑之を以て来して我園に於ける死亡縫動の分布型の標準型と魚し得るや疑ひか仏きを得ないが︑他に按るべき資料

一応之を以て我園に於ける死亡年齢と季節との関係を一示すものとするは止むを得ざる事である︒之

に関聯して外図の例を見んに︑

‑ 二

lズホルムは﹁温和たる冬︑冷涼なる夏は共に死亡率を減やるものであるが

生死現象に於ける季節的箆勤に就て

(11)

昭和十二年に於ける年齢別月別死亡指数.(第二国)

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年(ー才一五オ)

年(三Oオー三九オ)

年(八0才以上)

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100  140 

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80 

前者は特に老年人口に︑後者は若年

特に乱幼児人口に就て然りである︒﹂

と述べてゐるし︑又ミュラーも乳児

老人に取り陀は酷

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窓が危険なる事を述べてゐるが︑何 に取りでは酷暑︑

れによるも夏は乳児に︑多は老人に

取りてより致命的たる季節なる事を

指摘せるものであるが︑我図に就て

云へば乳児に取りでは冬期が最も危

険である︒之に就ては乳児の死亡は

出生に泣きもの程多いと云ふ事震に

鑑み︑出生の多き月又は共翌月に於

て其死亡が多かるべきは想像に難か

らざる所にして︑此黙に於て出生の

季節的勢動の型に閥係ある事を忘れ

ewsholme, A. The Elements of Vitn.Stn.tistics, p.  269.  Muller, J. Deutsche Bcviilkcrungsstn.tistik.  S5.  182, 183.  9) 

10) 

(12)

ではならない︒幼少年階級に在りて︑﹁子供は風の子Lの事賓を詮明してゐる事は頗る興味ある事賓である︒欧米

に於て老人民取りて冬期が危険なるに封し︑我図に於ては多期のみならやノ︑夏期も亦危険なるは気温其他の自然

的環境の相遣を物語るものみ﹂考へらるL

此問題に就ては各年齢階級に於ける死因と死亡月との関係を明かにしなければならぬが︑之に就ては他日の考

K

( ) 昭和十二年の内閣統計局後行人口動態統計は従前のものに比し︑幾多の改善を行ひ︑人口統計に闘心&有する者に

促宜を奥へてゐる貼は特記に債ずる︒今其去なるものを翠﹁れば次の如︿である︒

(イ)出生統計に父又は母の職業に依って分類した表を加へたる事

(ロ)出生統計に母の年齢に依って分類せる表を加へたる事

( ρ )死亡統計中月別死亡数を更に年齢各歳別に細分せる事

(ニ)死亡統計に死亡者の生年に依ワて区分した数字を加へたる事

(ホ)死亡統計に職業に依って分類した表を加へたる事

(へ)附録に出生︑死亡の累年表を加へたる事︒

郡部に依って死亡の季節的鑓動が具る事は既にケトレlも亦認めたる所である︒印ち彼は白耳義の資料に基き

生死現象に於ける季節的艶勤に就て

昭和十二年人口動態統計,例言 pp.2‑3. 

(13)

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でも亦吾々は季節の影響は気温の不平等を防ぐ震により多くの手段を講じてゐる都合よりも田合の方が

一唐規則的た推移一府著しい事を認めるであらう︒都市に於け右死亡はそれ程敏感なるものではないとしても︑

o ‑

をしてゐるにと述べてゐる︒此事震は大控我図に於いても確認さる

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事は︑次表の示すが如くである︒

第三表昭和十一・十二年に於ける大都市

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及会図の月別死亡指数

昭和十一年

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此僅か二ヶ年の数字に依って一定の結論を導出する事は如何かと考へらるLが︑此二ヶ年に就て見るも嘗てケ

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い事が着取さるaAのである︒併し冬期に於て特に会図が大都合ょJ川町危険が大であるとは云はれないのに封して

円 ︒

夏期に於て全図が高い事はケトレーが掲げたる統計去の示せる結乳でメイヨ・スミスが都合人口に於ける死亡の

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Quetelet,ム.ibid.  p.  328.  Quetelet, A. ibid.  p.  328. 

参照