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─複数の学科に焦点を当てて─

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【教育報告】

長崎純心大学における情報教育に関する一報告

─複数の学科に焦点を当てて─

奥 村 あすか・吉 田 麻 衣・潮 谷 有 二

A Report on Information Education at Nagasaki Junshin Catholic University

­A Focus on Multiple Departments­

Asuka OKUMURA, Mai YOSHIDA, Yuji SHIOTANI

本報告では筆者が担当した「情報処理リテラシー」の受講生を対象に、ICT の利用状況と本 講義の効果を把握するための調査を実施し、その調査から得られた基礎的データを記述的に明ら かにすることを目的とした。

分析を行った結果、パソコンよりもスマートフォンと iPhone が受講生にとって身近な情報端 末ツールになっていること、また、Word 以外のソフトやアプリの利用率が低いこと、さらに、

ウイルス対策に課題を持つ学生が一定数見られることが明らかになった。これらのことから、今 後は、受講生の ICT 端末やアプリケーションソフトの使用状況に合わせて、本講義の中で GoogleSuite をはじめとする様々なソフトに触れさせる機会を確保するとともに、情報セキュリ ティーに関する事項を多く取り入れるなどの授業内容の更なる検討が必要になってくると考えら れた。

キーワード:ICT、情報処理リテラシー、情報教育

Ⅰ.研究の背景と目的

長崎純心大学では、本学人文学部の一年生を対象とした「基礎科目」の一つとして「情報処理 リテラシー」を実施してきた。

「情報処理リテラシー」では、Windows 環境における情報収集、情報発信、文書作成などの 習得を通じて適切な情報処理に係る基礎知識を学ぶことが講義のねらいとして定められ、受講生 はパソコンやネットワークなどの基本的な知識を理解するとともに、Word を用いた演習を通し て、様々な目的や状況に応じた文章作成方法を実践的に学んでいる。

ところで、本学人文学部の複数の学科を対象とした情報処理リテラシーの成果について言及し

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ている先行研究は、筆者が把握している限りでは十分な数が蓄積されているとはいえない状況で ある。

そこで、筆者が担当した「情報処理リテラシー」の受講生である 年度入学の本学比較文化 学科生(平成 年度 月から比較文化学科と英語情報学科が統合し、文化コミュニケーション学 科が新設されたことを付記しておく)とこども教育保育学科生(平成 年度 月に名称変更し、

旧称は「児童保育学科」である)、 年度入学の地域包括支援学科生を対象に ICT の利用状況 と本講義の効果を把握するための調査(以下、実態調査という。)を実施した。また、同様の調 査を吉田ら( )が、 年度入学及び 年度入学の本学こども教育保育学科生( 年度

人、 年度 人)を対象に行っている

本報告では、筆者が担当した情報処理リテラシー受講生から得られた実態調査の回答をもとに、

大学入学前後の ICT 利用状況と本講義の教育効果に関する基礎的データを記述的に明らかにす ることを通して、筆者が担当する情報処理リテラシーの授業内容について考察することを目的と した。

Ⅱ.方

.調査対象者及び調査方法と倫理的配慮

調査対象は、筆者が担当した 年度入学と 年度入学の「情報処理リテラシー」の履修者 を対象とし、 年度は比較文化学科 年生の 人とこども教育保育学科 年生の 人、 度は地域包括支援学科 年生の 人、計 人を対象とした。

Google フォームを用いた自計式の調査を実施し、 年度及び 年度いずれも情報処理リ テラシーの 講義目と 講義目に調査を実施した。調査実施日は、 年度入学の比較文化学科 生は 講義目を 年 月 日に、 講義目を 年 月 日に、 年度入学のこども教育保 育学科生は 講義目を 年 月 日に、 講義目を 年 月 日とした。また、 年度入 学の地域包括支援学科生は 講義目を 年 月 日と同年 月 日と同年 月 日にそれぞれ 実施し、 講義目も同年 月 日と同年 月 日と同年 月 日にそれぞれ分けて実施した。倫 理的配慮は、データクリーニングの際に個人が特定されることができないように個人情報の取り 扱いには留意し、統計処理を行った。

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で学習した内容」を無制限複数選択法として測定し、 講義目に使用したその他の変数について は「大学の Gmail の使用状況」「大学の Wi­Fi の使用状況」「大学の Gmail の通知」「MOS Word 資格関係について」「MOS の練習について」を多肢選択法として測定を行った。

.分析方法

分析方法について、各種変数の分布と記述統計量の算出を行った。

分析にあたっては、各変数に欠損値を有しないケースを分析対象とした。また、度数分布(該 当者数)の算出については、IMB SPSS Statistics を用いた。

なお、四捨五入しているため必ずしも比率が %にならないことがあることを付記しておく。

加えて、M.A.とは、Multiple Answer の略語であり、複数回答のことを指している。

表Ⅱ− 分析に用いた変数と測定方法

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Ⅲ.結

.ICT 端末の使用状況

各種 ICT 端末の使用状況については、図Ⅲ− に示す通りであった。

「毎日使用している」の指摘率に着目すると、こども教育保育学科の 講義目 iPhone が .%

と最も高く、次にこども教育保育学科の 講義目 iPhone が .%、比較文化学科の 講義目 iPhone が .%という順に高いという結果が得られ、全学科とも iPhone の「毎日使用している」

の指摘率は 講義目、 講義目いずれも約 %程度から約 %程度であることが明らかになった。

また、スマートフォンの「毎日使用している」の指摘率は、 講義目及び 講義目の指摘率は約

%程度から約 %程度であった。

また、「Windows パソコン」の使用状況について、「毎日使用している」と「時々使用してい る」を合わせた指摘率は、 講義目では比較文化学科が .%、こども教育保育学科では .%、

地域包括支援学科では .%であったが、 講義目は比較文化学科が .%、こども教育保育学 科が .%、地域包括支援学科が .%と各学科とも上昇していたことが明らかになった。また、

「Mac パソコン」では、 講義目は比較文化学科は .%、こども教育保育学科は .%、地域 包括支援学科は .%の指摘率であり、 講義目は比較文化学科は .%、こども教育保育学科 は .%、地域包括支援学科は .%と 講義目の方がわずかに高かった.これらのことから、

どの学科もパソコン使用の指摘率は、 講義目より 講義目の方が指摘率が高いということが明 らかになった。

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図Ⅲ− 各学科別にみた ICT 端末の使用状況

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.ソフトやアプリの使用状況

次に、ソフトやアプリの使用状況についてみてみると、図Ⅲ− の通り、Word に関しては 講義目では比較文化学科が .%、こども教育保育学科が .%、地域包括支援学科が .%で あったが、 講義目では 学科とも .%となった。また、文章作成に係るアプリケーション ソフトである Excel や PowerPoint について、Excel は 講義目では比較文化学科が .%、こ ども教育保育学科が .%、地域包括支援学科が .%であったが、 講義目は比較文化学科が

.%、こども教育保育学科が .%、地域包括支援学科が .%の指摘率が見られ、PowerPoint でも 講義目は比較文化学科が .%、こども教育保育学科が .%、地域包括支援学科が .%

であったが、 講義目は比較文化学科が .%、こども教育保育学科が .%、地域包括支援学 科が .%の指摘率であった。これらから、Excel と PowerPoint については、情報処理リテラ シー講義後、指摘率の僅かな低下、もしくは指摘率に大きな変化が見られないことが明らかになっ た。また、クラウドについて、 講義目は比較文化学科が .%、こども教育保育学科が .%、

地域包括支援学科が .%であったが、 講義目は比較文化学科が .%、こども教育保育学科 が .%、地域包括支援学科が .%の指摘率であったことから、クラウドも大きな変化が見ら れないことが観察された。

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図Ⅲ− 各学科別にみたソフトやアプリの使用状況(M.A.)

(8)

94.1%

83.3%

78.7%

97.1%

93.3%

86.5%

91.2%

96.7%

93.3%

0.0%

0.0%

1.1%

0.0%

0.0%

0.0%

0.0% 10.0% 20.0% 30.0% 40.0% 50.0% 60.0% 70.0% 80.0% 90.0% 100.0%

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図Ⅲ− 各学科別にみた ICT 教育の経験の有無(M.A.)

.ICT 教育関係について

ICT 教育経験の有無について、図Ⅲ− に示す通り、高校における ICT 教育経験がある者は 比較文化学科が .%、こども教育保育学科が .%、地域包括支援学科が .%となっており、

学科とも 割を超えていた。また、中学校での ICT 教育経験の指摘率について、比較文化学 科が .%、こども教育保育学科が .%、地域包括支援学科が .%、そして小学校では比較 文化学科が .%、こども教育保育学科が .%、地域包括支援学科が .%という指摘率が得 られた。また、学習した内容としては、図Ⅲ− をみると、Word について、比較文化学科が .%、

こども教育保育学科が .%、地域包括支援学科が .%と、 学科とも Word の指摘率が最も 高く、次いで、Excel では比較文化学科が .%、こども教育保育学科が .%、地域包括支援 学科が .%と多く、そして HP 閲覧が比較文化学科が .%、こども教育保育学科が .%、

地域包括支援学科が .%という指摘率が得られた.これらから、Excel と HP 閲覧については、

学科の約 割から約 割程度の学生が大学入学前に学習したことがあるということが明らかに なった。

(9)

94.1%

83.3%

79.1%

88.2%

76.7%

77.9%

76.5%

73.3%

73.3%

88.2%

80.0%

72.1%

5.9%

10.0%

5.8%

0.0% 10.0% 20.0% 30.0% 40.0% 50.0% 60.0% 70.0% 80.0% 90.0% 100.0%

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.本学設備利用関係

講義外における本学発行の Gmail の使用状況について、図Ⅲ− をみてみると、「毎日」「週 に 回程度」「週に 回程度」を合わせた指摘率は、比較文化学科が .%と最も高く、次いで 地域包括支援学科が .%、こども教育保育学科が .%と高いことが明らかになった。また、

本学発行の Gmail の通知については、図Ⅲ− に示す通り、 学科とも 割以上が通知設定を しているということが確認できた。

次に、講義外での学内 Wi­Fi の使用率については、図Ⅲ− の通り、「毎日」「週に 回程度」

「週に 回程度」を合わせた指摘率は、地域包括支援学科が .%と最も高く、次にこども教育 保育学科が .%、比較文化学科が .%と高く、どの学科も全体の約 割程度が学内 Wi­Fi を週に 回程度以上使用していることが明らかになった。

図Ⅲ− 各学科別にみた ICT 教育の中で学習した内容(M.A.)

(10)

25.0%

13.3%

8.0%

12.5%

3.3%

18.7%

37.5%

36.7%

44.0%

18.8%

16.7%

14.7%

6.3%

30.0%

14.7%

0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100%

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ᆅᇦໟᣓᨭ᥼Ꮫ⛉(n=75)

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87.5%

86.7%

77.3%

59.4%

66.7%

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10.0%

9.4% 15.6%

20.0%

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ẚ㍑ᩥ໬Ꮫ⛉(n=32)

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図Ⅲ− 各学科別にみた講義外の本学発行 Gmail の使用状況

図Ⅲ− 各学科別にみた本学発行 Gmail の通知設定

(11)

76.5%

36.7%

37.1%

81.3%

56.7%

68.0%

8.8%

16.7%

22.5%

6.3%

6.7%

8.0%

14.7%

46.7%

40.4%

12.5%

36.7%

24.0%

0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100%

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ẚ㍑ᩥ໬Ꮫ⛉(n=32)

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ẚ㍑ᩥ໬Ꮫ⛉(n=32)

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16ㅮ⩏┠PCᡤᣢ

ᆅᇦໟᣓᨭ᥼Ꮫ⛉(n=75)

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図Ⅲ− 各学科別にみたパソコンの所有について

.パソコンの所有とウイルス対策について

自分用パソコンの所有について、図Ⅲ− をみてみると、 講義目における自分のパソコンを

「持っている」の指摘率は比較文化学科が .%であり、こども教育保育学科が .%、地域包 括支援学科が .%となっていることが明らかになった。 講義目では、比較文化学科が .%、

こども教育保育学科では .%、地域包括支援学科が .%、自分のパソコンを所持しているこ とが明らかになり、どの学科も 講義目の方が指摘率が高いことが明らかになった。また、自分 用パソコンを「持っていない」と「持っていないが、自宅のパソコンを自由に使える」を合わせ た指摘率は、 講義目では比較文化学科が .%、こども教育保育学科が .%、地域包括支援 学科は .%と一定数存在することが示唆された。

ウイルス対策については、図Ⅲ− に示す通り、ウイルス対策を「している」の指摘率は、

講義目は比較文化学科が .%、こども教育保育学科が .%、地域包括支援学科が .%、

講義目では比較文化学科が .%、こども教育保育学科が .%、地域包括支援学科が .%と、

講義目の方が上昇が見られる一方で、ウイルス対策を「していない」の指摘率は 講義目では 比較文化学科が .%、こども教育保育学科は .%、地域包括支援学科では .%確認されると ともに、「分からない」の指摘率は比較文化学科では .%、こども教育保育学科では .%、

地域包括支援学科では .%存在することが明らかになった。

(12)

67.6%

36.7%

54.5%

81.3%

60.0%

66.7%

0.0%

0.0%

4.5%

3.1%

10.0%

5.3%

32.4%

63.3%

40.9%

15.6%

30.0%

28.0%

0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100%

1ㅮ⩏┠䜴䜲䝹䝇ᑐ⟇

ẚ㍑ᩥ໬Ꮫ⛉(n=32)

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1ㅮ⩏┠䜴䜲䝹䝇ᑐ⟇

ᆅᇦໟᣓᨭ᥼Ꮫ⛉(n=75)

16ㅮ⩏┠䜴䜲䝹䝇ᑐ⟇

ẚ㍑ᩥ໬Ꮫ⛉(n=32)

16ㅮ⩏┠䜴䜲䝹䝇ᑐ⟇

䛣䛹䜒ᩍ⫱ಖ⫱Ꮫ⛉(n=30)

16ㅮ⩏┠䜴䜲䝹䝇ᑐ⟇

ᆅᇦໟᣓᨭ᥼Ꮫ⛉(n=75)

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.ソフトやアプリのスキルの評価

ソフトやアプリの機能をどの程度使えるかという評価変数について、図Ⅲ− に示す通り、「大 変そう思う」と「そう思う」を合わせた指摘率は、 講義目の Word に関して、比較文化学科で は .%、こども教育保育学科では .%、地域包括支援学科では .%観察され、 講義目は 比較文化学科が .%、こども教育保育学科が .%、地域包括支援学科が .%と指摘率が上 昇していることが明らかになった。

また、PC メールについても 講義目では比較文化学科は .%、こども教育保育学科では

.%、地域包括支援学科では .%観察され、 講義目は比較文化学科が .%、こども教育 保育学科が .%、地域包括支援学科が .%と指摘率の上昇が観察された。

Excel と PowerPoint については、 講義目に着目すると「あまりそう思わない」「全くそう思 わない」を合わせた指摘率は、Excel は比較文化学科が .%、こども教育保育学科が .%、

地域包括支援学科が .%見られ、PowerPoint については、比較文化学科が .%、こども教 育保育学科が .%、地域包括支援学科が .%存在することが明らかになった。

図Ⅲ− 各学科別にみたパソコンのウイルス対策

(13)

14.7%

13.3%

10.1%

6.3%

16.7%

17.3%

8.8%

3.3%

2.2%

0.0%

0.0%

5.4%

5.9%

3.3%

6.7%

3.1%

3.3%

9.3%

26.5%

13.3%

9.0%

25.8%

13.3%

20.0%

52.9%

23.3%

31.5%

65.6%

43.3%

65.3%

26.5%

16.7%

21.3%

31.3%

20.0%

27.0%

41.2%

30.0%

23.6%

40.6%

26.7%

34.7%

32.4%

30.0%

31.5%

67.7%

56.7%

52.0%

20.6%

36.7%

39.3%

28.1%

40.0%

16.0%

50.0%

46.7%

52.8%

53.1%

43.3%

40.5%

23.5%

36.7%

41.6%

43.8%

33.3%

42.7%

32.4%

36.7%

40.4%

6.5%

26.7%

24.0%

11.8%

26.7%

19.1%

0.0%

0.0%

1.3%

14.7%

33.3%

23.6%

15.6%

36.7%

27.0%

29.4%

30.0%

28.1%

12.5%

36.7%

13.3%

8.8%

20.0%

19.1%

0.0%

3.3%

4.0%

0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100%

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図Ⅲ− 各学科別にみたソフトやアプリに関する評価

(14)

9.4%

0.0%

1.3%

65.6%

6.7%

26.7%

25.0%

93.3%

72.0%

0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100%

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15.6%

6.7%

9.4%

10.0%

25.0%

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40.6%

30.0%

9.4%

6.7%

0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100%

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.MOS 資格関係

MOS Word 資格試験の受験の意向について、図Ⅲ− に示す通り、「今年度以内に受験する予 定である」と「予定がないけど、いつか受験しようと思っている」を合わせた指摘率は比較文化 学科が .%と最も多く、次いで、地域包括支援学科が .%、そして、こども教育保育学科が

.%と高いということが明らかになった。また、MOS の練習回数については、図Ⅲ− の通り、

「 回以上」「 回〜 回」「 回〜 回」を合わせた指摘率は、地域包括支援学科が .%と最 も高く、次いで、こども教育保育学科が .%、そして比較文化学科が .%と高いということ が明らかになった。

図Ⅲ− 各学科別にみた MOS Word 資格試験の意向について

(15)

本報告では、筆者が担当した情報処理リテラシーの受講生である 年入学の比較文化学科生 とこども教育保育学科生、 年度入学の地域包括支援学科生を対象に、ICT の利用状況と本 講義の効果に関する基礎的データについて記述的に明らかにすることを目的とした。

ICT の利用状況について、iPhone を毎日使用している受講生は 講義目及び 講義目、そし て各学科共通して %以上存在し、スマートフォンを使用している学生も講義回数や学科に関わ らず、全体で約 割程度存在していることから、 学科のほとんどの学生が iPhone もしくはス マートフォンを毎日使用していることが明らかになった。また、Windows パソコンや Mac パソ コンの 講義目と 講義目の利用率を比較してみると、 学科とも 講義目では上昇していると いう結果が得られたが、自分用のパソコンを所有する者は 講義目では 学科とも約 %から約

%程度と所有率が増加しているものの、パソコンを持っていない者や自宅のパソコンを使用し ている学生も一定数存在することが明らかになった。これらのことから、受講生にとってパソコ ンよりも iPhone やスマートフォンの方が使用する機会が多い情報端末ツールになっていること が示唆され、このような結果が生じた要因として、あくまでも推測の域をでるものではないが、

本報告の調査対象者を筆者が担当した「情報処理リテラシー」受講生の 年生としているため、

自分のパソコンを持っていない者が一定数存在していたのではないかと考えられた。

Word や Excel、PowerPoint、PC メールなどのアプリケーションの使用状況は、Word と PC メールの使用率が 講義目に上昇する一方で、クラウド、PowerPoint、Excel などの使用率はほ とんど変化が見られなかった。加えて、これらのアプリケーションスキルに関する意識変数の分 析結果からも、Word や PC メール以外のアプリケーションソフトに苦手意識を持つ学生が約 割程度存在していることが確認できた。本学が所有するアプリケーションソフトとして、本学は Google と法人契約を結び、本学学生と本学教職員は、Gmail、Google ドライブ、Google ドキュ メント、Google スプレッドシート、Google スライド、GoogleClassroom、Google フォーム等を 含む Google Suite を無償で利用することができる。Google Suite はモバイル端末でも使用可能で あるため、今回の調査から得られた情報端末ツールの使用状況やアプリケーションソフトの利用 率を踏まえると、今後 Google Suite をはじめとする様々なアプリケーションソフトを活用しなが ら受講生の情報処理能力を養成していく必要があると考えられた。

また、ウイルス対策については、対策をしていない者や対策をしているか分からないと答えて いる者が多数見られたため、今後の講義の中で情報セキュリティーに関する事項を多く取り入れ る必要があると考えられた。

以上の結果から、今後の講義に関して、受講生の ICT 端末の使用状況やアプリケーションソ フトの使用率に合わせて、Word に限らず GoogleSuite をはじめとする様々なソフトやアプリに 触れさせる機会を確保していくこと、加えてウイルス対策に関する課題を持つ学生が一定数存在 するため情報セキュリティーに関する事項を取り入れていくなどの授業内容の更なる検討が必要

(16)

になってくると考えられた。

また、自分用パソコンの所有、講義レポートを作成する際に使用する情報端末の種類等を質問 項目として設定し、これらの変数間の関係について明らかにするために全学年を対象とした調査 を繰り返し実施することを通して、本学学生の ICT 使用に係る新たな知見の把握やそれに基づ く教育内容を検討することが可能になるのではないかということを今後の課題として指摘してお く。

なお、当該報告は筆者の担当した「情報処理リテラシー」を受講した学生の特徴を示すもので あり、当該受講者以外の者にも妥当するとは限らないことを付記しておく。

謝辞:本調査実施にご協力をいただいた本学情報科目の関係者の皆様に心より感謝を申し上げた い。

)本報告で言及している 年度入学の子ども教育保育学科生の分析結果は筆者が担当してい る 人を対象としているため、その他の 年度入学の子ども教育保育学科生の分析結果は吉 田( )を参照されたい。

引用文献

吉田麻衣・奥村あすか・潮谷有二( )「長崎純心大学における情報教育に関する一報告−子ども教育保育学 科に焦点を当てて−」『純心人文研究第 号』、pp

年 月 日受理)

参照

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