微分の応用 説明と練習・基本問題
はじめに:この解答は において入力すること。
基本問題:授業時間内に解答をレポートとして提出すること。
はじめに 解答は で
今回の問題で使われる公式
関数 が極値をとる点
ならば増加関数 ならば停留点 ならば減少関数 変曲点
ならば下に凸 ならば変曲点 ならば上に凸 の定理
を満たす が少なくとも一つ存在する。ここで、最後の項は剰余項と呼ばれる。
付近の 級数
グラフの概略図
級数についての説明
関数 の性質がよく分からない時、よく知っている関数で表すできれば、例えば近 似計算をする時など、非常に便利である。ここでは、厳密な証明は微積分Ⅰの講義に任せ、
級数のように書けることを思わせる説明にとどめる。そこで、べき関数
で展開できるとする 勿論、厳密な証明では、何故展開できる証明が必要だ か、それは微積分Ⅰの講義譲り、ここでは省略する);
無限和なので、この和が収束するかどうか調べる必要があるが、まず、係数 を決定す ることに専念しよう。微分を利用する。
であるから、 階微分は、
となる事を使って、上の展開式を微分し、 での値を計算すると、
となり、この式から、
となる。これを展開式 を 級数と呼ぶ。
練習問題
練
関数 のグラフの概略図を書け。
解答
上の関数 の一階、二階の導関数を求めると、
となり、各導関数が零となる の値や、 での関数の極限値に注意し、
となり、この表から、求める概略図は、下の あ ~ お の内、 である。
あ い う
え お
図 練 の概略図の選択肢 練
次の関数の の周りの 級数を求めよ。
指数関数の微分の公式から、 であり、 級数は、
となる。
三角関数の微分の公式より、 の高次の導関数を計算でき、それらの の 値は、偶数 、奇数 に分けて、
となる。これを 級数に代入し、
を得る。さらに、三角関数の公式を使い、 と の 級数は、
となる。
これらの関数の 級数の結果を使い、実数 で定義された指数関数 の を複 素数に拡張することを考えた時、複素数は実数と同じ四則演算を満たすので、実関数で 求められた 級数の変数 複素数に置き換えたものとして定義できる。これに従え ば、 であることを使い
となる。
基本問題
基 関数 の 付近の 級数を以下の方法で求めよ。
の 階微分の の値を とするとき、
が成立することを示せ。
図 関数の 展開による近似
の値を求めよ。
を求め、 付近の 級数を求めよ。
基 のグラフを求め、それを利用し、不等式、
を証明せよ。
基 である時、不等式
を、以下の順序で証明せよ。
関数 を
定義したとき、
であることを示せ。
の場合、三角関数の性質、各関数の での値に注意し、
であることを示せ。
数学的帰納法を使い、
を証明し、その結果から、証明すべき不等式を示せ。