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Vol.47 , No.1(1998)052柴崎 照和「明恵と普賢行願」

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Academic year: 2021

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印 度 學 佛 教 學 研 究 第 四 十 七 巻 第 一 号 平 成 十 年 十 二 月

一 、 明 恵 の 仏 道 に お け る 入 法 界 品 の 意 義 明 恵 の 仏 道 実 践 の 根 底 に は 、 入 法 界 品 に 説 か れ る 善 財 童 子 の 求 法 諏 、 す な わ ち 善 財 童 子 が 諸 善 知 識 を 尋 ね 、 問 法 を 通 し て 悟 り の 境 界 に 至 る と い う 修 証 の 方 軌 が あ る 。 入 法 界 品 の 別 訳 で あ る 貞 元 経 ( 四 十 巻 本 ) で は 、 そ の 副 題 が ﹁入 不 思 議 解 脱 境 界 普 賢 行 願 品 ﹂ と な っ て い て 、 本 経 が 普 賢 行 願 を 内 容 と す る も の で あ る こ と を 示 し て い る 。 明 恵 が 貞 元 経 に 注 目 し た 時 期 は 、 か な り 早 い 頃 か と 思 わ れ る 。 明 確 な 形 で は 、 建 久 九 年 ( 一 一 九 八 ) に 撰 述 さ れ た ﹃ 大 方 広 仏 華 厳 経 中 唯 心 観 行 式 ﹄ に お い て 、 同 経 巻 第 四 十 の 偈 頒 を ﹁普 賢 行 願 ﹂ と し て 引 い て い る 。 こ の こ と か ら 建 久 九 年 以 前 に お い て 、 貞 元 経 の 内 容 に 通 暁 し て い た こ と が 知 ら れ る 。 ﹃自 行 三 時 礼 功 徳 義 ﹄ (曰 蔵 華 厳 宗 章 疏 下 、 二 一 五 下 ) や ﹃ 光 明 真 言 土 砂 勧 信 記 ﹄ (同 二 二 〇 下 ) で は 、 貞 元 経 を ﹁普 賢 行 願 経 ﹂ と 呼 ん で い る 。 中 国 の 華 厳 宗 祖 師 の 貞 元 経 に 対 す る 注 釈 書 、 澄 観 ﹃ 華 厳 経 行 願 品 疏 ﹄ 十 巻 及 び 宗 密 ﹃ 華 厳 経 行 願 品 疏 紗 ﹄ 六 巻 に つ い て は 、 こ れ ら の 講 義 及 び 明 恵 の 著 作 へ の 引 用 が 認 め ら れ る 。 従 っ て 明 恵 の 貞 元 経 に 対 す る 理 解 は 、 こ れ ら の 注 釈 書 を 含 め た も の で あ っ た と 言 え る 。 明 恵 が 貞 元 経 の 中 で 特 に 重 要 視 し た の が 、 巻 第 四 十 の 所 説 、 す な わ ち 普 賢 十 大 願 で あ っ た 。 故 に 明 恵 の 仏 道 の 実 践 理 念 に は 、 入 法 界 品 を 根 櫨 に 持 つ 二 つ の 実 践 的 要 素 が 存 在 し た 。 一 つ は 善 財 童 子 の 求 法 課 に 象 徴 さ れ る 修 証 方 軌 に よ っ て 華 厳 一 乗 の 普 法 を 悟 り た い と す る 、 い わ ゆ る 善 財 善 知 識 観 で あ り 、 二 つ に は 菩 薩 道 の 精 髄 で あ る 普 賢 行 願 、 特 に 普 賢 十 大 願 の 実 践 で あ る 。 こ の 二 つ の 実 践 的 規 範 は 明 恵 の 実 践 理 念 に あ っ て は 一 体 的 な も の で あ っ た 。 二 、 明 恵 の 著 作 に 見 ら れ る 普 賢 十 大 願 明 恵 の 普 賢 行 願 に 対 す る 理 解 は 、 普 賢 十 大 願 に 集 約 さ れ る 。 普 賢 十 大 願 に つ い て 言 及 し て い る 著 作 と し て は 、 建 保 三 年 ( 一 二 一 五 ) 十 一 月 二 十 五 曰 撰 述 の ﹃ 三 時 礼 釈 ﹄ 、 同 四 年 ( 一 236

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明 恵 と 普 賢 行 願 (柴 崎 ) 二 一 六 ) 十 月 五 曰 撰 述 の ﹃自 行 三 時 礼 功 徳 義 ﹄ 、 安 貞 二 年 ( 一 二 二 八 ) 十 一 月 九 日 撰 述 の ﹃ 光 明 真 言 土 砂 勧 信 記 ﹄ が あ る 。 こ の う ち ﹃ 光 明 真 言 土 砂 勧 信 記 ﹄ に お け る 普 賢 十 大 願 の 解 釈 は 、 仏 教 は 縁 起 の 義 を 宗 と す る こ と を 明 か す 段 に 見 ら れ る 。 そ れ は 華 厳 宗 で は 縁 起 の 義 を 六 相 円 融 ・ 十 玄 縁 起 の 義 理 を も っ て 明 か す の で あ る と し 、 次 に こ れ を 普 賢 十 大 願 の う ち の 第 一 礼 敬 諸 仏 と 第 二 称 讃 如 来 と を あ げ て 、 こ れ ら の 重 々 無 尽 な る こ と を 示 し て 、 そ の 説 明 に 当 て て い る ( 日 蔵 二 二 〇 下 ∼ 二 二 一 上 ) 。 ﹃ 三 時 礼 釈 ﹄ と ﹃ 自 行 三 時 礼 功 徳 義 ﹄ は 、 法 然 の 称 名 念 仏 を 論 駁 し た ﹃催 邪 輪 ﹄ 及 び ﹃ 同 荘 厳 記 ﹄ の 後 に 撰 述 さ れ た も の で あ る 。 そ の 内 容 は 、 前 者 は 三 宝 の 名 字 本 尊 の 語 句 に つ い て の 解 釈 で あ り 、 後 者 は 三 宝 礼 敬 の 功 徳 を 述 べ た も の で あ る 。 従 来 の 研 究 で は 、 ﹃ 三 時 礼 釈 ﹄ 等 の 著 作 は 法 然 の 称 名 念 仏 を 論 難 し 、 こ の 称 名 念 仏 に 対 し て 明 恵 自 ら の 行 を 示 す 為 に 三 宝 の 礼 拝 が 主 張 さ れ た と す る の み で 、 こ れ ら の 内 容 に 迄 言 及 し て は い な い 。 ま し て こ の 三 宝 礼 敬 を 明 恵 の 実 践 観 と の 関 係 か ら 論 じ た も の は 皆 無 で あ る 。 以 下 の 論 攷 は 、 こ の 観 点 に 立 っ て ﹃ 三 時 礼 釈 ﹄ 等 の 所 説 を 検 討 し よ う と す る も の で あ る 。 三 、 普 賢 十 大 願 の 解 釈 ( 一 ) ﹃ 三 時 礼 釈 ﹄ に お け る 普 賢 十 大 願 の 解 釈 本 書 に お け る 普 賢 十 大 願 の 解 釈 は 、 菩 提 心 の 四 名 に つ い て の 論 述 に 見 ら れ る 。 菩 提 心 の 四 名 と は 、 八 十 巻 華 厳 経 巻 第 二 十 七 、 十 廻 向 品 、 第 六 随 順 堅 固 一 切 善 根 廻 向 の 段 に お け る 、 心 を 布 施 す る 時 の 善 根 の 廻 向 と し て 説 か れ る 二 十 心 の う ち の 四 心 で あ る 。 四 心 す な わ ち 四 種 菩 提 心 の 解 釈 は 、 e 菩 提 心 の 名 字 に つ い て の 義 理 を 釈 す る 、 口 四 心 を 四 智 に 配 釈 す る 、 と の 二 つ に 分 か れ て い る 。 普 賢 十 大 願 は e に お い て 述 べ ら れ て い る 。 そ こ で は 四 心 を 次 の 様 に 解 釈 し て い る 。 〇 萬 相 荘 厳 金 剛 界 心 無 上 菩 提 心 〇 大 勇 猛 瞳 智 慧 蔵 心 智 慧 力 〇 如 那 羅 延 堅 固 橦 心 精 進 力 〇 如 衆 生 界 不 可 盤 心 願 心 以 上 示 し た 四 種 菩 提 心 の 解 釈 に お い て 、 如 衆 生 界 不 可 壷 心 を 願 心 に 配 釈 し て い る の で あ る が 、 こ の 願 心 が 普 賢 十 大 願 に 相 当 す る 。 明 恵 は こ の 願 心 を 次 の 文 を も っ て 説 明 し て い る 。 普 賢 願 二 云 。ガ 如 シ 、 衆 生 界 . ツ キ バ 、 我 ガ 願 モ ツ キ ナ ム 、 衆 生 . ツ ク ベ カ ラ ザ ル ガ 故 二 、 大 願 モ 又 壷 ク ベ カ ラ ズ (仏 全 一 三 ・ 二 二 六 下 ) 右 に 示 し た ﹁普 賢 願 二 云 ﹂ の 文 に つ い て 、 こ れ は 貞 元 経 巻 第 四 十 の 普 賢 十 大 願 の 文 に 相 当 せ ず 、 か え っ て 十 地 品 初 歓 喜 地 の 十 壼 句 の 文 ﹁ 若 シ 衆 生 界 . 壷 キ . バ 。 我 ガ 願 モ 乃 チ 書 キ シ (中 略 ) 而 モ 衆 生 界 ハ不 レ 可 レ カ ..書 ク . 。 我 ガ 此 ノ 大 願 ノ 善 根 モ 。 無 シ レ 有 ル 。 ト ニ 窮 壷 ノ こ (大 正 一 〇 ・ 一 八 二 中 ) に ︼ 致 す る 。 前 掲 の 文 は 、 衆 生 界 237

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明 恵 と 普 賢 行 願 (柴 崎 ) の 窮 盡 を も っ て 十 盡 句 を 説 明 し て い る も の で あ る が 、 こ れ は 前 記 の 如 衆 生 界 不 可 盡 心 を 願 心 に 配 す る 解 釈 か ら す れ ば 、 当 然 の 帰 結 と 言 え る 。 こ の 十 盡 句 を も っ て 普 賢 十 大 願 の 内 容 と す る 考 え は 、 そ の 背 景 に 次 の 二 つ の 理 由 が 有 っ た と 考 え ら れ る 。 一 つ は 、 明 恵 は 華 厳 経 巻 第 一 や 十 地 品 初 地 文 、 ま た 心 地 観 経 巻 第 一 序 品 を 持 経 と し て い る (仮 名 行 状 巻 上 ・ 二 五 頁 ) 。 こ の こ と か ら 常 に 十 地 品 初 地 文 を 読 諦 し て い て 、 当 然 の こ と な が ら 十 盡 句 の 内 容 に つ い て は 熟 知 し て い た 。 二 つ は 、 澄 観 ﹃ 華 厳 経 行 願 品 疏 ﹄ 巻 十 で の 、 経 巻 第 四 十 の 文 の 解 釈 ﹁文 二有 リ ニ 十 願 一。 全 ク 同 ジ ニ 初 地 二 こ (続 蔵 一 ー 七 ︱ 四 ・ 三 八 三 左 下 ) で あ る 。 お そ ら く 上 記 澄 観 の 解 釈 が ヒ ン ト と な っ て 、 前 述 の 如 き 解 釈 を 行 な っ た も の で あ ろ う 。 ( 二 ) ﹃自 行 三 時 礼 功 徳 義 ﹄ に お け る 普 賢 十 大 願 の 解 釈 本 書 は 、 序 文 と 六 つ の 問 答 に よ っ て 構 成 さ れ て い る 。 こ の う ち の 第 一 及 び 第 二 問 答 に お い て 普 賢 十 大 願 の 解 釈 が 展 開 さ れ て い る 。 ︹第 一 問 答 ︺ 問 い 。 菩 提 心 を 願 う を 、 何 故 に 菩 提 心 と い う の か 。 答 え 。 先 ず 中 央 の 三 宝 は 長 く 邪 悪 を 禦 す 増 上 縁 で あ り 、 左 右 の 四 心 は 深 く 正 理 を 顕 わ す 因 縁 で あ る 。 そ し て こ れ ら に よ っ て 仏 果 に 至 る と す る 。 こ の 様 な 深 い 意 義 が あ る 故 に 、 三 宝 の 礼 敬 は 普 賢 十 大 願 の 修 行 で あ る と 言 う (曰 蔵 二 一 二 下 ) 。 こ れ と 同 一 の 趣 旨 の 言 葉 は 、 第 三 問 答 の 中 に も 見 ら れ る ( 同 一 二 五 上 ) 。 次 に 、 普 賢 行 願 及 び 普 賢 十 大 願 を 三 宝 礼 敬 と の 関 係 に お い て 解 釈 し て い る 。 ① 普 賢 行 願 を 三 宝 礼 敬 に 約 し て 釈 す る 。 ② 普 賢 十 大 願 を 三 宝 礼 敬 に 約 し て 釈 す る 。 こ の う ち 後 者 で は 、 解 釈 の 最 後 で ﹁是 レ ハ 普 賢 十 願 ノ 修 行 ナ リ 。 一 返 二 返 ノ 礼 敬 ハ 即 チ 十 願 ヲ 成 就 シ 、 十 盡 句 ヲ 究 寛 セ ン ﹂ (曰 蔵 二 一 三 上 ) と 帰 結 し て い る 。 ︹第 二 問 答 ︺ 問 い 。 普 賢 十 大 願 は 一 切 の 菩 薩 の 用 心 で あ り 、 究 寛 甚 深 の 願 王 で あ る 。 若 し 三 宝 礼 敬 の 一 行 に 普 賢 十 大 願 の 功 徳 が 具 わ っ て い る と す る な ら ば 、 一 切 の 礼 拝 に も 普 賢 十 大 願 は 具 わ っ て い る と 言 い 得 る の か と 。 答 え 。 普 賢 十 大 願 を 具 せ ん が 為 に 、 こ の 三 宝 ・ 四 心 を 礼 敬 す る の で あ る と 。 つ ま り 四 心 が 普 賢 十 大 願 の 義 を 具 す る こ と で あ り 、 こ れ に よ っ て 四 心 は 普 賢 十 大 願 に な る と い う 。 次 い で そ の 理 由 を 、 総 釈 と 別 釈 と の 二 に 分 け て 述 べ て い る 。 先 ず 総 釈 で は 、 四 心 は 普 賢 菩 提 心 で あ る 。 そ し て こ の 普 賢 菩 提 心 に 相 順 し て 礼 拝 を な す が 故 に 、 そ の 功 徳 は 甚 深 で あ る と す る 。 上 記 の 普 賢 菩 提 心 と は 、 龍 猛 ﹃菩 提 心 論 ﹄ 三 摩 地 段 に 説 か れ て い る も の で 、 衆 生 が 本 来 的 に 具 有 す る 浄 菩 提 心 を 238

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明 恵 と 普 賢 行 願 (柴 崎 ) 指 す 。 次 に 別 釈 で は 、 二 つ の 解 釈 を 示 す 。 e 四 心 を 普 賢 行 願 の 四 義 に 配 釈 す る 。 口 普 賢 行 願 の 四 義 を も つ 四 心 を 、 更 に 八 識 と 四 智 と に 配 釈 す る 。 こ こ で は 普 賢 十 大 願 の 解 釈 上 、 重 要 で あ る e の 解 釈 に つ い て 見 て み る こ と に す る 。 以 下 そ れ を 示 す と 次 の 如 く で あ る 。 (曰 蔵 二 一 三 下 ∼ 二 一 四 上 ) 。 〇 萬 相 荘 厳 金 剛 界 心 ︱ ﹁普 ﹂ の 義 ○ 大 勇 猛 橦 智 慧 蔵 心 1 ﹁賢 (吉 と の 義 ○ 如 那 羅 延 堅 固 橦 心 ー ﹁行 ﹂ の 義 ○ 如 衆 生 界 不 可 盡 心 i ﹁願 ﹂ の 義 右 に 示 し た 普 賢 行 願 に つ い て の 解 釈 の 中 で 注 意 す べ き も の は 、 如 衆 生 界 不 可 盡 心 を ﹁願 ﹂ の 義 と す る 解 釈 で あ る 。 こ の 解 釈 は す で に ﹃ 三 時 礼 釈 ﹄ の 四 心 の 解 釈 に 見 え る も の で 、 そ こ で は 如 衆 生 界 不 可 盡 心 を ﹁願 心 ﹂ に 配 釈 し て い る 。 本 書 で も 如 衆 生 界 不 可 盡 心 に つ い て 、 十 盡 句 を 究 寛 せ ん こ と を 願 う も の と 解 釈 し て い る (日 蔵 二 一 四 上 ) 。 こ れ か ら 次 の 様 な 図 式 を 立 て る こ と が 出 来 る 。 如 衆 生 界 不 可 盡 心 11 願 心 H 普 賢 十 大 願 H 十 盡 句 普 賢 行 願 の 四 義 の 解 釈 で 、 明 恵 が 最 も 重 要 視 し た の が 四 心 の 中 の 如 衆 生 界 不 可 盡 心 の 解 釈 で あ っ た 。 こ の 如 衆 生 界 不 可 盡 心 は 、 衆 生 の 救 護 を 願 う 心 、 す な わ ち 利 他 の 心 で あ る 。 こ の 利 他 の 義 を 含 む 普 賢 行 願 の 解 釈 は 、 明 恵 の 仏 道 の 新 た な 面 を 示 す も の で あ る 。 そ れ は 従 来 明 恵 の 仏 道 を 考 え る 場 合 、 そ の 求 道 的 な 面 に の み 目 が 行 っ て し ま っ て 、 利 他 の 面 に つ い て 顧 み る こ と は 無 か っ た 。 こ の 利 他 の 精 神 を 強 調 し た の が ﹃ 三 時 礼 釈 ﹄ 及 び ﹃自 行 三 時 礼 功 徳 義 ﹄ に 示 さ れ た 普 賢 行 願 の 解 釈 で あ る 。 何 故 に こ の 普 賢 行 願 の 解 釈 が 重 要 で あ る か と 言 え ば 、 菩 薩 道 の 根 本 で あ る 自 利 利 他 の 二 行 を 、 明 恵 の 自 己 の 修 道 理 念 で あ る 入 法 界 品 に お け る 善 財 童 子 の 求 法 調 、 内 容 的 に は 普 賢 行 願 と の 関 係 に お い て 主 張 し た こ と で あ る 。 こ の 点 を も 、っ て 普 賢 行 願 ( " 普 賢 十 大 願 ) は 、 明 恵 に と っ て 一 切 仏 法 の 根 本 な の で あ っ た (日 蔵 一 二 五 上 ) 。 ︿キ ー ワ ー ド ﹀ 普 賢 行 願 、 普 賢 十 大 願 、 十 盡 句 (高 野 山 大 学 非 常 勤 講 師 、 博 士 (仏 教 学 )) 239

参照

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