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< 施策の方向 > 子どもの人権と自主性を尊重し 豊かな人間性 確かな学力 及び 健康と体力 を育み 知 徳 体の調和の取れた人間形成をめざします 義務教育学校においては 楽しくわかる授業 心が通い合う人間関係 及び 豊かな学びの場 がある 魅力ある学校 の実現をめざします 具体的には 子どもの学習

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Academic year: 2021

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(1)

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さがみはら教育のめざす姿を明らかにし、その姿を実現していくための具体的施策を 示します。

1 学校教育の����

�1�生きる力の育�

<さがみはら教育のめざす姿>

○子どもたちは、「よりよく生きたい」との意欲を持ちながら、夢や希望に満ちた 学校生活を送っています。 ○子どもたちには、「もっと学びたい」、「もっと知りたい」という気持ちが 溢れています。

<現状と課題>

本市では、これまで子どもの生きる力の育成に向けて、教育課程の編成や実施に関 わる工夫、改善、校内研究の推進、少人数指導等の導入、教育委員会による授業づく りへの支援、課外活動や校外活動等の推進、野外体験教室の活用など、学校教育を推 進してきました。 こうした中で、近年、子どもの学習意欲の低下や、学習習慣が十分に身に付いてい ないなどの指摘があるとともに、生活面においても、基本的な生活習慣や社会のルー ルを守る意識が十分に身に付いていない子どもが増えているとの指摘がなされていま す。 また、少子化により兄弟姉妹や近所の子どもたちとの遊びが減少していることや、 核家族化等を背景に保護者以外の大人とのふれあい不足などから、人間関係づくりが 苦手な子どもが多くなっており、心の成長の糧となる生活体験や自然体験などが求め られています。 健康・体力については、子どもの体格は大きくなり、早熟傾向が見られ、このこと に伴い、性的な意識の芽生えが早まるとともに、性に関する諸課題が生じてきていま す。 さらに、近年、社会問題化している、ニートやフリーターの増加について、教育面 からも対処していく必要があります。 ─ 8 ─

(2)

<施策の方向>

子どもの人権と自主性を尊重し、「豊かな人間性」、「確かな学力」及び「健康と体力」 を育み、知・徳・体の調和の取れた人間形成をめざします。 義務教育学校においては、「楽しくわかる授業」、「心が通い合う人間関係」及び「豊 かな学びの場」がある『魅力ある学校』の実現をめざします。 具体的には、子どもの学習意欲の向上と学習習慣の定着に向けた取組みを進めると ともに、伝統文化に関する教育、体験的な学習、国際教育などを推進していきます。 さらに、教科等を横断して改善すべき内容として、情報教育やものづくり、キャリ ア教育∗、社会性と規範意識の醸成、心身の成長発達についての正しい理解の促進など に取り組みます。

<主な施策>

施策名 施策の概要 ①幼稚園教育の促進 幼児期の特性を踏まえた幼稚園教育を促進し、保護 者負担の軽減を図り、幼稚園への就園を奨励するた め、助成制度の充実に努めます。 また、認定こども園∗の開設を促進します。 (主な事業) ◇私立幼稚園就園奨励補助 ◇認定こども園運営費等補助 ②就学前教育と小学校の 連携 子どもたちの連続した発達を踏まえ、幼稚園・保育 所と小学校との連携の強化を進めます。 (主な事業) ◇幼保小連携推進研究事業 ③少人数指導・少人数学級等 の推進 一人ひとりに応じた、きめ細かな教育を実施するた め、少人数指導・少人数学級等を推進し、指導方法の 改善を図ります。 (主な事業) ◇少人数指導等支援事業 ◇指導方法の改善研修 ④確かな学力の向上への 取組み 基礎・基本の習得、自ら学ぶ意欲や思考力・表現力 を高めるなど、確かな学力の向上に向けた取組みを進 めます。 (主な事業) ◇学校教育研究事業 ◇教育課程研究会の実施 ◇指導主事による学校訪問 ⑤子どもを主体にした 教育活動の推進 子どもの主体性や個性を伸ばす部活動の充実・活性 化を図ります。 (主な事業) ◇中学校部活動技術指導者派遣事業 ◇中学校課外活動助成事業 ◇部活動技術指導者研修会 ─ 9 ─

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10 ⑥情報教育の推進 児童・生徒の情報モラルの意識向上をめざすととも に、情報活用能力の育成を図ります。 (主な事業) ◇マイICT∗ブックの改訂 ◇イントラネット教材の充実 ⑦体験学習の推進 自然体験、農業体験や芸術とのふれあいなどを通し て、個性を大切にし、豊かな人間性や社会性などを育 成する体験学習を取り入れた教育を推進します。 (主な事業) ◇体験学習推進事業 ◇音楽、演劇鑑賞会の開催 ⑧体系的なキャリア教育の 充実 社会の仕組みを知り、自らの生き方を考え、自己実 現をめざすための体系的な取組みを充実します。 (主な事業) ◇中学生職場体験の実施 ⑨学校体育や保健指導、食育 の推進 健康や体力を育むための学校体育や保健指導、食育 ∗を推進します。 (主な事業) ◇体育科準教科書の発行 ◇性教育の手引きの改訂 ◇食育推進事業 ⑩伝統文化の学習・継承の 推進 郷土の伝統文化やその精神を理解し、実際に体験す ることで伝統文化の継承を推進します。 (主な事業) ◇伝統文化の体験学習 ⑪郷土を学ぶ活動の推進 郷土相模原の自然、歴史、文化などに触れ、学ぶ活 動を推進します。 (主な事業) ◇市内めぐりの実施 ◇小・中学校社会科副読本の発行 ⑫国際教育の推進 英語教育や小学校における英語外国語活動の充実 を図るとともに、外国や異文化を理解し、異なる文化 を持つ人々と協調して生きる態度や表現力・コミュニ ケーション能力の育成を図る教育を推進します。 (主な事業) ◇外国人英語指導助手活用事業 ◇国際教育活動展 ◇生徒海外派遣事業 ─ 10 ─

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11 ⑬人権教育の推進 自分を大切に思うとともに、他の人の大切さを認 め、それが子どもたちの具体的な態度や行動に現れる ような教育を推進します。 (主な事業) ◇人権・福祉教育推進事業 ◇学校安全教育推進事業 ⑭児童・生徒指導の充実 学校生活の各場面において、社会性や道徳に関わる 指導を充実することにより、規範意識の醸成を図りま す。 (主な事業) ◇小・中連携教育推進事業 ◇児童・生徒指導の手引の改訂 ◇児童・生徒指導担当教員研修講座 ⑮学びの連続性を大切にした 教育の推進 小・中連携教育∗、幼稚園・小学校・中学校・高等学 校等の校種間の連携等、子どもの学びの連続性を大切 にした教育を推進します。 (主な事業) ◇小・中連携教育推進事業 ◇小中一貫教育∗研究事業 ◇幼保小連携推進研究事業

<成果指標>

指 標 単位 現状値 (H20) 目 標 (H31) 指 標 の 説 明 等

学校を楽しいと 感じる児童・生徒 の割合 % 90 92 義務教育において、いきいきと学 校に通っているかを見る指標 「全国学力・学習状況調査」(文部 科学省実施)で「学校で友達と会う のが楽しい」と回答した児童・生徒 数の伸び率(全国平均)を参考に目 標設定

授業が わかりやすいと 感じている児童・ 生徒の割合 % 80.5 82.5 義務教育において、学習内容を習 得しているか、その方向にあるかを 見る指標 「全国学力・学習状況調査」(文部 科学省実施)で「理解しやすい」と 回答した児童・生徒数の伸び率(全 国平均)を参考に目標設定

体験学習をして 良かったと感じる 児童・生徒の割合 % 70 80 体験学習の効果を見る指標 活動内容の充実等により、10% の増加を見込み目標設定 ─ 11 ─

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�2�支援を必要とする子どもの教育的ニーズの��

<さがみはら教育のめざす姿>

○子どもたちはみんな、楽しく、いきいきと学んでいます。

<現状と課題>

本市では、支援を必要とする子ども一人ひとりの教育的ニーズに応じた適切な支援 の実施をめざして、小・中学校に介助員等を配置し、校内支援体制の整備を進めてき ました。 子どもや家庭、教職員への支援としては、学校出張相談員の派遣、教育相談体制の 充実を図り、不登校等に関する相談や不登校児童・生徒に対する学習支援にも力を入 れてきました。 しかし、従来からの支援教育の対象とされていた障害のある子どもや外国人の子ど もだけでなく、発達障害∗のある子どもが増加する傾向にあり、様々な支援を必要とす る子どもへの対応の充実が求められています。 また、不登校、引きこもりといった状況にある子どもたちへの適切な対応が求めら れるとともに、いじめ、非行等の反社会的行動をとる子どもへの対応を充実させ、そ れらを未然に防止する対策が求められています。

<施策の方向>

一人ひとりが楽しく、充実した学校生活を送ることができるように、障害のある子 ども、外国人などの日本語の指導が必要な子どもの教育的ニーズへの対応を充実する とともに、いじめ、不登校、非行等の未然防止や早期解決を図るための施策を推進し ます。 支援を必要とする子どもの教育的ニーズに対応するため、支援体制の充実や教職員 の資質向上を図るとともに、関係機関等との連携を進めます。 また、いじめ、不登校等の未然防止に努め、その早期解決を図るための教育相談体制 や相談指導教室の充実を図るとともに、子どもたちの豊かな人間関係づくりをめざし た取組みを進めます。 ─ 12 ─

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<主な施策>

施策名 施策の概要 ①統合保育∗の促進 幼稚園・家庭などと連携を図りながら、園児一人ひ とりの発達に合わせた支援に努めます。 (主な事業) ◇私立幼稚園障害児教育補助 ②校内支援体制の構築 支援を必要とする子どもに対する支援体制の構築 を進めるとともに、小・中学校へ介助や学習指導等の ための教職員配置等の充実を図ります。 (主な事業) ◇特別支援教育∗推進事業 ◇介助員の配置 ◇支援教育ネットワークの整備 ③地域、専門機関等との 連携の推進 地域、専門機関、施設等と連携して、支援を必要と する子どもに対する適切な支援を進めます。 (主な事業) ◇支援教育ネットワークの整備 ◇青少年・教育相談事業 ④外国人の子ども等への対応 の充実 日本語指導が必要な外国人や海外から帰国した子 どもへの支援の充実を図ります。 (主な事業) ◇日本語巡回指導講師派遣 ◇日本語指導等協力者派遣 ⑤教職員研修の充実 支援を必要とする子どもへの理解を深め、適切な対 応を図るための教職員研修の充実を図ります。 (主な事業) ◇支援学級担任等研修講座 ⑥青少年・教育相談の充実 いじめ、不登校、養育不安等の教育や子育てに関す る悩みや問題等について、来所や電話等による相談体 制の充実を図ります。 (主な事業) ◇青少年・教育相談事業 ⑦相談指導教室の充実 不登校に関する相談と不登校児童・生徒の人間関係 づくりを行い、学校への復帰をめざす「相談指導教室」 の充実を図ります。 (主な事業) ◇相談指導教室事業 ─ 13 ─

(7)

14 ⑧支援を必要とする子どもの 安全への取組みの充実 地域における子どもを見守るための学校、地域、関 係機関のサポート体制を検討します。 (主な事業) ◇通学支援に関する情報提供 ⑨いじめ、不登校や非行等 への対応の充実 いじめ、不登校や非行等の未然防止に努め、その早 期解決を図るため、子どもが豊かな人間関係づくりな どを学べる取組みを進めます。 (主な事業) ◇児童・生徒指導担当教員研修講座 ⑩不登校児童・生徒等に 対する通学区域の弾力化等 の研究 自立した子どもを育成するため、市内留学制度∗等の 研究を進めます。 (主な事業) ◇市内留学制度の研究 ⑪学校間の交流・連携の推進 新入生の学校への適応を進めるために、地域間や異 校種間∗における子どもたちや保護者、教職員の交流や 連携等を推進します。 (主な事業) ◇小・中連携教育推進事業 ◇小中一貫教育研究事業 ◇幼保小連携推進研究事業

<成果指標>

指 標 単位 現状値 (H20) 目 標 (H31) 指 標 の 説 明 等

相談指導教室の 通級により、 学校復帰、進学、 就職等をした 児童・生徒の割合 % 82.4 87 支援を必要とする児童・生徒のニ ーズに対応できているかを測る指標 活動内容の充実等により、5%の 増加を見込み目標設定

学校を楽しいと 感じる児童・生徒 の割合 % 90 92 義務教育において、いきいきと学 校に通っているかを見る指標 「全国学力・学習状況調査」(文部 科学省実施)で「学校で友達と会う のが楽しい」と回答した児童・生徒 数の伸び率(全国平均)を参考に目 標設定 ─ 14 ─

(8)

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�3�教��の��の��と向�

<さがみはら教育のめざす姿>

○優れた資質を持った教職員が、子どもたちを育んでいます。 ○教職員は、保護者や市民から信頼されています。

<現状と課題>

本市では、教育内容の充実と質の向上をめざし、各校の実態に即した実践研究や独 自の教職員研修を実施してきました。 「確かな学力」や「豊かな人間性」、「健康・体力」を子どもたちに身に付けさせる ためには、教師の学級経営、授業づくりなどの教育活動に対する意識改革が大変重要 になってきます。 また、教育の質には、教職員の経験や能力が深く関わっています。したがって、一 人ひとりの教職員が常に課題意識を持ち、積極的に課題解決を図るなど、自己研鑽に 努めることが求められています。 構造的側面からは、本市では教職員の年齢構成に偏りがあり、世代交代が急激に進 むこの10年間に、時代に即応した教育力を持つ人材をいかに確保・育成していくか も大きな課題です。 さらに、教員が行わなければならない業務が多様化、繁雑化するとともに、その量 も増加しており、多忙感が増している状況にあります。教員が授業づくりに専念する 時間や、子どもと接する時間を確保し、教育活動に力を発揮することができるように、 制度や体制の整備を進めるとともに、学校、行政、地域、家庭が共通理解のもと、総 合的な取組みを進めていくことが求められています。

<施策の方向>

さがみはら教育の培ってきた成果や実績を生かし、さらに学校教育を発展させてい くために、より実践的な研修を実施するとともに、授業支援のための人員の配置など、 教職員一人ひとりがその能力を発揮できるような仕組みづくりを推進します。具体的 には、校内研究の支援の充実、優れた授業記録や教材等の収集とその活用、学校事務 の効率化や軽減、教科指導、児童・生徒指導や保護者対応等に関する教育委員会の相 談支援体制の充実を図ります。 さらに、近隣の大学と連携し、人材の確保・育成を図るとともに、さがみはら教育 の魅力を知り、教育への情熱と使命感を持った教員の育成を目的とした施策を進めま す。 ─ 15 ─

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<主な施策>

施策名 施策の概要 ①人材確保・育成の推進 教員志望者を対象にした人材確保・育成施策の推進 や、大学との連携強化による人材の確保と育成を進め ます。 (主な事業) ◇さがみ風っ子教師塾の運営 ◇人材確保のための大学訪問 ②教職員研究・研修の充実 教育課題を先取りした研究を進め、教師力向上のた めの研修体系を整備し、より実践的な研修や体験学習 研修を充実します。 (主な事業) ◇教職員研修の実施 ◇教育研究発表大会の開催 ◇「さがみはら教育」の発行 ◇研究員研究の推進 ◇教育実践研究論文の募集と公表 ③校内研究・研修の充実 幼稚園教育における教員研修や体験学習研修を促 進します。 また、学校での研究・研修のサポート体制を充実し ます。 (主な事業) ◇私立幼稚園幼児教育調査・研究補助 ◇学校教育研究事業 ◇校内研究支援研修講座の実施 ④授業支援のための人員の 配置 教員に対する授業の指導や授業準備の支援を行う ため、人員を配置し、教育条件を整え、教員が授業に 力を発揮することのできる体制を整えます。 (主な事業) ◇外国人英語指導助手活用事業 ◇図書整理員の配置 ⑤学校や教職員への支援の 充実 教職員の研究・研修・相談のあり方を検討し、それ らの機能を併せ持つ新たな機関の創設を検討するな ど、学校の支援や教職員の育成に努めます。 (主な事業) ◇教育実践相談・学校経営相談の実施 ◇(仮称)多機能支援センターの検討 ─ 16 ─

(10)

17 ⑥地域人材活用の推進 学校等で活動できる地域住民や学生等の人材バン クの整備を進め、そのコーディネート機能の充実を図 ります。 (主な事業) ◇学校支援ボランティアの研修・育成 ◇学校と地域の協働推進事業 ◇地域教育力活用事業

<成果指標>

指 標 単位 現状値 (H20) 目 標 (H31) 指 標 の 説 明 等

研修の成果を 教育活動に 生かそうとする 教師の割合 % 95.7 100 研修の成果が教育実践に生かされ るかを測る指標 高水準の維持と、さらなる研修の 質の向上をめざす観点から増加目標 を設定

教職員1人当たり の研修参加回数 回 3.5 4 教職員としての自己研鑽の意欲を 推し測り、また研修の有効性を示す 指標 全教職員が各学期及び夏休み期間 に1回ずつの研修に参加することを 理想とし、目標値を設定 ─ 17 ─

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�4�学校教育環境の充実

<さがみはら教育のめざす姿>

○子どもたちは、快適な学校でのびのびと学び、運動しています。 ○安全で安心な給食を食べ、子どもたちは健やかに成長しています。 ○子どもたちは、充実した教育環境のなかで、豊かな体験学習をしています。

<現状と課題>

本市では、地域によっては現在も児童・生徒が増加しており、きめ細やかな指導の ための教室等を新たに確保することが必要な学校があります。 また、人口急増期に建設された小・中学校の多数の校舎が老朽化し、改修の時期を 迎えています。 さらに、航空機騒音などの教育環境への影響、生活水準や市民意識の変化などに伴 い、教育機関に対して求められる施設や設備は、時代とともに変化してきています。 そうした中、全ての児童・生徒が学校生活を不自由なく過ごせるように、学校のバリ アフリー∗化を推進する必要もあります。 子どもたちを取り巻く環境においては、近年、全国各地で児童・生徒の安全が脅か される事件や事故が発生し、また、インターネットや携帯電話に関わる子どもの人権 侵害事例が問題となるなど、学校内外における子どもたちの安全の確保が重要な課題 となっています。 これらのことから、子どもたちの安全や適切な学習環境を確保するため、地域等と の連携を図りつつ、長期的な視野に立った計画的な教育環境の整備が課題となってい ます。

<施策の方向>

子どもたちが学校において、安全で安心して充実した学校生活を送ることができる ように、計画的な学校教育環境の整備を推進するとともに、地域等と連携して子ども の安全の確保に努めます。 また、社会の変化に応じた教育内容の変化に対応するために、情報教育に関する設 備や機器の整備、体験学習施設の整備充実などに努めるとともに、学校給食の充実を 図ります。 ─ 18 ─

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<主な施策>

施策名 施策の概要 ① 安全で快適な施設・設備の 整備 安全性や快適性の向上に向けて、校舎、屋内運動場、 トイレ等の改修、施設・設備のバリアフリー化を進め ます。 (主な事業) ◇学校施設の整備・改修 ◇学校のバリアフリー化の推進 ②多様な教育への対応 小・中学校における少人数指導・少人数学級、特別 支援学級などの多様な教育に対応する教室の整備・確 保を推進します。 (主な事業) ◇少人数指導等支援事業 ◇特別支援教育推進事業 ◇教室の整備・確保 ③子どもの安全対策の充実 子どもたちが安心して学校生活を過ごすことがで きるよう、通学路や学校内における安全対策の向上に 努めます。 また、インターネットや携帯電話に関わる人権侵害 事例などの課題への対応を進めます。 (主な事業) ◇学校安全活動団体支援事業 ◇学童通学安全指導員の配置 ◇情報安全モラル教育の啓発 ④情報活用環境及び機器の 整備 小・中学校の校内LAN∗や情報セキュリティポリシ ー∗等の情報活用環境の整備及びそれを有効に活用で きる情報機器の整備を推進します。 (主な事業) ◇校内ネットワーク環境の整備 ◇学校間ネットワークの管理・運用 ◇小・中学校コンピュータ教室の再整備 ⑤学校給食の充実 小学校給食の充実と、すべての中学校で完全給食∗ の実施をめざします。 (主な事業) ◇小学校給食室の整備 ◇中学校完全給食推進事業 ⑥体験学習施設の整備・充実 子どもたちが仲間とともに自然にふれあい、様々な 体験活動ができる学習施設の整備・充実を図ります。 (主な事業) ◇体験学習推進事業 ─ 19 ─

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20 ⑦学校の通学区域等の検討 学校規模の適正化を図るため、小・中学校の通学区 域の見直しや統廃合の検討を進めます。 (主な事業) ◇通学区域の見直し、統廃合の検討

<成果指標>

指 標 単位 現状値 (H20) 目 標 (H31) 指 標 の 説 明 等

学校トイレの 改修箇所 箇所 351 779 学校教育環境の充実を図っていく 指標 児童・生徒が快適な学校生活を過 ごせるよう、トイレの改修を推進す るため目標を設定

中学校における 完全給食実施校の 割合 % 18.9 100 学校教育環境の充実を図っていく 指標 中学校(37 校)のうち、完全給食 を実施している学校の割合 中学校完全給食の全校での実施を 目標に設定

ふるさと自然体験 教室の活動協力者 の数 人 30 (H21) 45 体験活動内容の充実を図っていく ための指標 地域での協力者による活動内容の 充実を図るため目標を設定 ─ 20 ─

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�5�学校運営�の向�

<さがみはら教育のめざす姿>

○学校と家庭、地域が一体となった教育活動が展開されています。

<現状と課題>

本市では、地域のボランティアの学校行事や教育活動への参加、学校評議員の配置 など、地域住民の学校教育への参画を進めてきました。 学校の抱えている諸課題を解決し、特色ある学校づくりを推進していくためには、 学校が地域に開かれ、信頼され、さらに地域で育まれる存在であることが大切である と考えています。 そのため、地域住民が学校を知り、その活動を理解し、運営に参加するために、学 校運営の透明性を高め、保護者や地域住民に対し説明責任を果たし、保護者や地域住 民の意見を反映した学校運営を行うことが求められています。

<施策の方向>

地域に開かれ、地域で育まれる学校をめざして、学校の情報公開を進め、情報を積 極的に発信するとともに、学校への地域からの支援、学校の自己改善につながる学校 評価の仕組みづくりを進めます。 また、地域や他の学校との交流や連携を深め、その信頼関係の上に、地域住民の学 校運営への参画を図り、地域性や自主性を尊重した学校運営体制の構築を進めます。

<主な施策>

施策名 施策の概要 ①開かれた学校づくりの推進 開かれた学校づくりを進めるため、ホームページ等 様々な手段を活用し、地域への情報発信や地域との交 流を推進します。 (主な事業) ◇学校ホームページの充実 ─ 21 ─

(15)

22 ②学校評価の推進 学校の透明性を高め、学校支援に役立て、学校の自 己改善を図るための学校評価等の取組みを進めます。 (主な事業) ◇学校評価システムの検証・改善 ◇公立学校要覧のホームページ掲示 ◇学校ホームページの充実 ③地域教育資源の活用 より多くの人材を学校運営に生かすために、地域の 教育資源の活用を図るとともに、地域住民との連携を 深めます。 (主な事業) ◇地域教育力活用事業 ◇学校評議員制度 ◇学校支援ボランティアの活用 ④施設開放と学社連携の推進 学校と地域との結びつきを強めるため、学校施設の 地域開放と学社連携を進めます。 (主な事業) ◇学校開放委員会の設置・運営 ⑤学校運営の弾力化等の研究 学校予算、柔軟な教育課程の編成等、学校運営の弾 力化や学校への権限委譲に関する研究を進めます。 (主な事業) ◇学校教育研究事業 ◇学校評価システムの検証・改善

<成果指標>

指 標 単位 現状値 (H20) 目 標 (H31) 指 標 の 説 明 等

地域、保護者 による学校支援 ボランティアを 活用している 小・中学校の割合 % 79 100 地域と一体になった教育活動が行 われているかを測る指標 全小・中学校での実施を目標に目 標設定 ─ 22 ─

参照

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