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はじめに都立町田の丘学園では 保護者や関係者へ十分な説明責任を果たすとともに 情報の発信を地域の特別支援教育のセンター校として取り組んでいます しかし 特別支援教育に関しては 公立の小 中 高等学校で使われている教育に関する用語と比較して 日頃から聞きなれない用語も数多く出てきます 保護者会及び本校

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Academic year: 2021

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(1)

都立町田の丘学園

特別支援教育に関する

(2)

○ はじめに

都立町田の丘学園では、保護者や関係者へ十分な説明責任を果たすととも

に、情報の発信を地域の特別支援教育のセンター校として取り組んでいます。

しかし、特別支援教育に関しては、公立の小・中・高等学校で使われてい

る教育に関する用語と比較して、日頃から聞きなれない用語も数多く出てき

ます。保護者会及び本校が実施する各種研修会では、なるべく分かりやすく

説明することを心がけていますが、「聞きなれない言葉が多く使われていて、

分かりづらい。

「事前に用語の意味を教えてもらいたい。」という意見を伺う

ことも多々あります。

そこで、主に特別支援教育に関わる30の用語について説明した「用語集」

を作成しました。

今後も都立町田の丘学園では、保護者及び地域の関係機関の方々に分かり

やすい説明を行い、特別支援教育の推進・充実に努めてまいります。

ぜひ、本用語集を一読していただくとともに、ご丌明な点については、教

員が、ていねいに説明させていただきますので、お問い合わせください。

今後とも、都立町田の丘学園の教育活動等に関して、ご理解・ご協力よろ

しくお願いいたします。

平成 24年9月

都立町田の丘学園校長

(3)

目 次

1 教育課程 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ P1 2 学級編制 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ P1 3 個別の教育支援計画 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ P1 4 個別移行支援計画 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ P2 5 個別指導計画 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ P2 6 年間指導計画 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ P2 7 学習指導要領 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ P2 8 指導要録 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ P3 9 各教科等を合わせた指導 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ P3 10 日常生活の指導 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ P3 11 遊びの指導 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ P4 12 生活単元学習 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ P4 13 作業学習 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ P4 14 社会性の学習 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ P5 15 自閉症学級と構造化 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ P5 16 自立活動 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ P5 17 キャリア教育 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ P6 18 人権教育 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ P6 19 道徳教育 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ P6 20 副籍制度 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ P7 21 交流及び共同学習 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ P7 22 就学相談 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ P7 23 入学相談 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ P8 24 特別支援学校 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ P8 25 特別支援学級 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ P8 26 センター校 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ P9 27 特別支援教育コーディネーター ・・・・・・・・・・・・・・・・・ P9 28 学校経営計画 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ P9 29 学校運営連絡協議会 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ P10 30 学校評価 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ P10

(4)

1 教育課程

2 学級編制

3 個別の教育支援計画

教育課程とは、教育目標の達成に向けて、子供たちの学習活動を進めていくための内 容を、地域や学校の実態及び児童・生徒の発達段階や特性を十分に考慮して計画的・組 織的に各学校で編成される教育計画です。 教育課程の項目としては、「教育目標・指導の重点・教育目標達成のための特色ある 教育活動・授業日数及び授業時数の配当、年間行事計画等」が挙げられます。 各学校においては、各学校の教育課程に基づき、児童・生徒に生きる力をはぐくむこ とを目指し、自ら学び自ら考える力の育成を図るとともに、個性を生かす教育の充実に 努めなければなりません。 都立町田の丘学園では、年度初めに、「教育課程説明会」を保護者向けに開催してい ます。 学校の各学級で学習を行うために、児童・生徒の一定数を基準(1 学級の児童・生徒 数)として、児童・生徒の集団を組織することを言います。学級編制については、法令 や規則で基準等が定められています。 特別支援学校及び特別支援学級(通級指導学級を含む)における 1 学級の児童・生徒 数の基準は、以下のとおりです。 特別支援学校 (小・中学部) 特別支援学校 (高等部) 特別支援学級 (小・中学校) 情緒障害等 通級指導学級 (小・中学校) 通級指導学級 (弱視・難聴・言語) 通常の学級 (小・中学校) 普通学級 6 名 8 名 8 名 10名 20名 40名 重度重複学級 3 名 3 名 個別の教育支援計画とは、障害のある児童・生徒等に対して、就学前から卒業後までも 視野に入れ、教育・福祉・医療・労働等の各関係機関が連携して作成する支援計画です。 基本的に、本人・保護者・学校を含む関係機関の話し合いを基に作成されます。 個別の教育支援計画については、「本人・保護者のニーズ」「支援の目標」「必要と思わ れる支援」「学校の支援」「支援機関の支援」「支援会議の記録」等が示されます。 都立町田の丘学園では、本人・保護者と学校との個別の教育支援計画を作成し、定期的 (小学部第 1 学年、第 4 学年、中学部第 1 学年)に支援会議を実施する取組みを行って います。

(5)

5 個別指導計画

4 個別移行支援計画

7 学習指導要領

6 年間指導計画

個別移行支援計画とは、高等部卒業後の職業生活や地域生活への円滑な移行を見通し て、在学中から関係機関と連携して一人一人のニーズに応じた支援を行うための計画で す。その性栺上、「個別の教育支援計画」の一部として位置づけられており、卒業後の移 行時期に作成されます。したがって、高等部で作成・活用してきた「個別の教育支援計画」 を、卒業後の進路先や地域生活等の見通しがもてた段階において、卒業後の移行に視点を おいて内容を見直したものとなります。 東京都では、概ね卒業後 3 年間、「個別移行支援計画」に基づいて、卒業後の支援を学 校が行うことをすすめています。 個別指導計画は、児童・生徒の障害に応じたきめ細やかな指導を行うために、一人一 人の障害の状態や発達段階等の把握に基づき、指導目標や内容、方法等の手だてを各教 科等全体にわたって作成されるものです。「個別の教育支援計画」を踏まえて「個別指導 計画」をきめ細やかに作成することが重要になります。 都立町田の丘学園では、評価の 2 期制を実施しています。5 月に前期の個別指導計画 を保護者とともに作成し、9 月から10月にかけて評価を行うとともに、あらためて後 期の個別指導計画を作成し、3 月に年間の評価を行っています。 年間指導計画は、教育課程の編成の枠組みを踏まえて、各教科等のそれぞれについて、 具体的な指導目標や内容、単元の配列(指導時期)等を示した計画です。 年間指導計画を踏まえ、指導目標を達成するために、各教科等の指導内容の重点化を 図り、児童・生徒の主体的な学習が展開されることが大切になります。 都立町田の丘学園では、各教育部門及び学部ごとに、「まちだの教育」において学級経 営計画とともに年間指導計画を示しています。 学習指導要領とは、文部科学省が告示する小学校、中学校、中等教育学校、高等学校、 特別支援学校(小学部・中学部・高等部)の教育課程の基準のことです。各学校におけ る教育の目標や教科等の内容などについて法令(学校教育法施行規則)を根拠に定めて います。 1 2

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8 指導要録

9 各教科等を合わせた指導

10 日常生活の指導

指導要録とは、日本の学校において児童・生徒の学籍並びに指導の過程及び結果を記 録し、その後の指導及び外部に対する証明等に役立たせるための原簿となるものです。 指導要録は学籍に関する記録と指導に関する記録からなり、作成や保存などの取り扱 いについては、学校教育法施行規則第 24 条、第 28 条により定められています。(保 存期間は、学籍に関する記録は20年間、指導に関する記録は 5 年間です。) 児童等が進学、転校した際にはその写しを進学及び転校先の校長に送付することとな っています。 各教科等を合わせた指導とは、各教科、道徳、特別活動、自立活動の全部又は一部 を合わせた指導のことです。特別支援学校学習指導要領では、「日常生活の指導」「遊 びの指導」「生活単元学習」「作業学習」が示されています。 これらは、教科名ではなく、各教科や領域の目標・内容を含む総合的な指導の形態 の名称です。 なお、東京都では、知的障害を伴う自閉症の児童・生徒のための「社会性の学習」 を研究・開発し、各教科等を合わせた指導に加えています。 日常生活の指導は、児童・生徒の日常生活が充実し、高まるように日常生活の諸活 動を適切に指導するものです。生活の内容だけでなく、いろいろな領域や教科にかか わる広範囲で多様な内容が扱われます。例えば、衣服の着脱、洗面、手洗い、排泄、 食事、清潔などの基本的生活習慣の内容や、あいさつ、言葉使い、礼儀作法、時間を 守ること、きまりを守ることなどの集団生活をする上で必要な内容が挙げられます。 学校生活で、児童・生徒が、毎日ほぼ同じように繰り返す日常生活の活動には、登校、 朝の支度、係りの仕事、朝の会、給食、掃除、帰りの支度、下校等の諸活動がありま す。 3

(7)

11 遊びの指導

12 生活単元学習

13 作業学習

遊びの指導は、遊びを学習活動の中心に据えて、身体活動を活発にし、仲間との関 わりを促し、意欲的な活動を育てていくものです。遊びの指導には、各教科の内容を はじめ、道徳、特別活動及び自立活動の内容が含まれています。遊びの指導は、自由 遊びと課題遊びに分けることができます。自由遊びは、一定の条件の場や遊具等が限 定されることなく、児童が自由に取り組む遊びです。課題遊びは、砂・水・紙・粘土・ 段ボール・積み木・ボール等で設定した一定の場や遊具等で、一定の課題に沿って取 り組む遊びです。これらの課題が、生活単元学習や音楽、図画工作、体育等の課題へ 移行していきます。 生活単元学習は、児童・生徒が生活上の課題処理や問題解決のための一連の目的活 動を組織的に経験することによって、自立的な生活に必要な事柄を実際的・総合的に 学習するものです。 生活単元学習で設定される単元には、行事単元(遠足、運動会、宿泊学習に関する こと)、季節単元(お楽しみ会、餅つき等)、課題単元(私たちの体、新しい友達等)、 制作活動や作業中心の単元(収穫祭等)、遊びを中心とした単元、特定の教科と関連し た単元(町の様子等)、偶発単元(台風が来た・流行っている病気等)が挙げられます。 作業学習は、作業活動を学習の中心にすえ総合的に学習するものであり、児童・生 徒の働く意欲を培い、将来の職業生活や社会自立を目指し、生活する力を高めること を意図するものです。 作業学習で取り扱われる作業種目は、農耕、園芸、紙工、木工、縫製、織物、印刷、 調理など多種多様です。 最近では、事務系作業やサービス関係(ビルクリーニング)の作業も取り入れられ てきています。 4

(8)

15 自閉症学級と構造化

14 社会性の学習

16 自立活動

社会性の学習では、自閉症の児童・生徒一人一人が、社会性の障害を有することを 前提に、対人関係や社会生活にかかわる行動について対応できるように必要な知識、 技能及び習慣を養い、支援を受けながら行動できる力を培うことを目的に指導を行い ます。 東京都教育委員会では、各教科等を合わせた指導の一つとして位置付けています。 自閉症学級とは、現行の学級編成基準に基づき、自閉症の児童・生徒で編成した普 通学級のことを指します。 なお、構造化には、自閉症の障害特性に配慮して、黒板に1週間、1日のスケジュ ールを書きだしたりする「時間の構造化」、学習する場所と食事をする場所を分けたり する「物理的な構造化」、一人で作業できるような机の配置や作業手順を示す「活動の 構造化」があります。 自立活動は、特別支援学校の教育課程において特別に設けられた指導領域です。障害 のある児童・生徒の場合は,その障害によって、日常生活や学習場面において様々なつ まずきや困難が生じることから小・中学校等の児童・生徒と同じように心身の発達の段 階等を考慮して教育するだけでは十分とは言えません。そこで、個々の障害による学習 上又は生活上の困難を改善・克服するための指導が必要となります。このため、特別支 援学校においては、小・中学校等と同様の各教科等のほかに、特に「自立活動」の領域 を設定し、その指導を行うことによって、児童・生徒の人間として調和のとれた育成を 目指しています。内容(区分)としては、「健康の保持」「心理的な安定」「人間関係 の形成」「環境の把握」「身体の動き」「コミュニケーション」が学習指導要領に示さ れています。 5

(9)

17 キャリア教育

18 道徳教育

19 人権教育

近年、健常の青年達にニートやフリーターが増加し、勤労の意識や社会参加のあり方 が社会問題となりました。こうした中で、小学生段階から発達段階に応じて自己理解や 自己決定の力、勤労観・職業観など育み、社会で生きる力を育成するために考えられま した。 特別支援学校の児童・生徒達の実態は非常に幅広く、在籍時そして高等部卒業後の社 会参加の形も多様です。特別支援学校におけるキャリア教育とは、現在の生活及び将来 の生活を豊かにするため、児童・生徒の障害の特性や発達段階に応じて、心身の健康や 自律、他者とのコミュニケーションや社会性、意欲や主体性といった「生きる力」を育 成することと言えます。キャリア教育は進路学習や職業の時間のみで行うのではなく、 日常生活の指導や国語・音楽といった各教科など、全ての教育活動で行います。 現在本校では小学部から高等部までの一貫したキャリア教育の充実を図っています。 人間尊重の精神と生命に対する畏敬の念を家庭、学校、その他社会における具体的な 生活の中に生かし、豊かな心をもち、伝統文化を尊重し、それらをはぐくんできた我が 国と郷土を愛し、個性豊かな文化を図るとともに、公共の精神を尊び、民主的な社会及 び国家の発展に努め、他国を尊重し、国際社会の平和と発展や環境の保全に貢献し未来 を拓く主体性のある日本人を育成するため、その基盤としての道徳性を養うことを目標 とする教育です。 本校においても、道徳教育の全体計画を作成し、全教育活動の中で取組を進めていま す。 人権教育とは、人権尊重の精神のかん養を目的とする教育のことです。 人権教育の目標は、一人一人の児童・生徒等の発達段階に応じ、人権の意義・内容や 重要性について理解し、「自分の大切さとともに他の人の大切さを認める」ことができる ようになり、それが様々な場面や状況下での具体的な態度や行動に現れるとともに、人 権が尊重される社会づくりに向けた行動につながるようにすることにあります。 なお、東京都における人権課題として、「女性」「子供」「高齢者」「障害者」「同 和問題」「アイヌの人々」「外国人」「HIV感染者等」「犯罪被害者やその家族」「そ の他の人権問題」が、東京都人権施策推進指針に示されています。 本校においても、人権教育の全体計画を作成し、全教育活動の中で取組を進めていま す。 6

(10)

20 副籍制度

21 交流及び共同学習

22 就学相談

平成16年6月に改正された障害者基本法において「国及び地方公共団体は障害のあ る児童及び生徒と障害のない児童及び生徒との交流及び共同学習を積極的に進めること によって、その相互理解を促進しなければならない」と定められました。 同様に平成18年6月に改正された学校教育法の附帯決議においても「交流及び共同学 習を更に積極的に進めること」と定められております。「交流及び共同学習」とは、障 害のある子どもと障害のない子どもが一緒に参加する活動において、相互の触れ合いを 通じて豊かな人間性をはぐくむことを目的とする交流の側面と各教科等のねらいの達成 を目的とする共同学習の側面の両方の側面が一体としてあることをより明確に表したも のです。 副籍制度とは、都立特別支援学校の小・中学部に在籍する児童・生徒が居住する地域 の区市町村立小・中学校に、副次的な籍(副籍)をもち、直接的な交流(小・中学校の 学校行事や地域行事等における交流、小・中学校の学習活動への参加等)や間接的な交 流(学級・学校便りの交換等)を通じて、居住する地域とのつながりの維持・継続を図 る制度です。 この制度により、居住する地域の中で、障害のある児童・生徒と障害のない児童・生 徒の相互理解が進み、「豊かな心の育成」につながっていくことが期待されています。 副籍制度では、すべての児童・生徒が行う交流として「学校便りの交換(間接交流)」 が、児童・生徒の実態に応じて交流として「作品や手紙の交換(間接交流)」「教科等に おける交流及び共同学習(直接交流)」が示されています。 就学相談とは、障害のある児童・生徒が、その障害の状態や程度に応じた最も適切な 就学先を決めていくために教育委員会と保護者が行う相談のことです。 義務教育段階の相談の実施主体は区市町村教育委員会です。そのため、都立特別支援 学校に就学する場合も区市町村教育委員会における就学相談を経由して東京都教育委員 会に通知されます。 各区市町村教育委員会には、児童・生徒一人一人に最もふさわしい就学先をはんだん するために、教育学、医学、心理学等の専門家で構成する「就学支援委員会」が設置さ れています。 7

(11)

23 入学相談

24 特別支援学校

25 特別支援学級

東京都では、都立特別支援学校高等部の入学に関する相談を「入学相談」と表現して います。(高等学校においては「入学選抜」と表現されています。) 高等部における入学相談の対象要件としては、「東京都に在住していること」「該当す る障害があること」「中学校を卒業又は卒業見込みであること」が挙げられます。 特に、知的障害特別支援学校では、障害の有無に関して「愛の手帱」「医師診察記録」 により、障害確認を行っています。 義務教育とは異なり、この対象要件については、事前相談等を通じてきめ細かに確認 を行っています。なお、1月から2月に実施される入学相談に、事情により欠席し場合 でも、例年、3月に追加募集を行っています。 法律(学校教育法)の一部改により、これまでの盲・ろう・養護学校は、平成19年4 月から特別支援学校として位置付けられました。特別支援学校の対象となる障害は、こ れまでの盲・ろう・養護学校の対象であった5種類の障害種別(視覚障害・聴覚障害・ 知的障害・肢体丌自由・病弱)及びこれらの重複障害です。法律(学校教育法)の一部 改正により、都道府県等の判断で、これまでどおりの特定の障害に対応した教育を行う 特別支援学校に加え、複数の障害(2~5障害種別)に対応した教育を行う特別支援学 校の設置が可能となりました。 都立町田の丘学園は、肢体丌自由教育部門と知的障害教育部門が併設する学校ですが、 都内には他にも肢体丌自由教育部門と知的障害教育部門設置校が4校(永福学園・青峰 学園・あきる野学園・多摩桜の丘学園)あります。さらに、視覚障害教育部門と知的障 害教育部門設置校が1校(青光学園)設置されています。 特別支援学級は、学校教育法の規定に基づき、通常の学級における学習では十分にそ の効果を上げることが困難な児童・生徒ために特別に編成された学級です。東京都では、 「知的障害」「肢体丌自由」「自閉症・情緒障害等」「病虚弱」の特別支援学級を区市町村 の一部の小・中学校の中に拠点的に設置しています。 また、東京都では、通級による指導においても通級指導学級として学級として位置付 け教員を配置して指導しています。 通級指導学級には、「難聴」「弱視」「言語障害(小学校のみ)」「情緒障害等」の学級が あります。 8

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26 センター校

27 特別支援教育コーディネーター

28 学校経営計画

「東京徒特別支援教育推進計画」の第一次実施計画で構想されたエリア・ネットワー クの拠点となる特別支援学校を指します。 区・都立知的障害特別支援学校小・中学部設置校が、センター校となり、通学区域の 区市町村教育委員会や学校と連携し、地域における特別支援教育を推進する中核的な役 割を担うこととなっています。 都立町田の丘学園は、町田市を支援エリアとするセンター校となっています。 センター校としての取組として、都立町田の丘学園では、町田市教育委員会と連携し て、毎年「地域支援セミナー」を開催したり、町田市内の小・中学校から依頼を受けて 小・中学校の教員を対象とした研修会の講師を派遣したりしています。 特別支援学校や小・中学校において、学校内の関係者や福祉・医療等の関係機関との 連絡調整役や保護者に対する学校の窓口として、特別支援教育に関するコーディネータ ー的役割を担う者のことです。 また、特別支援学校の特別支援教育コーディネーターは、地域の幼稚園、小・中学校・ 高等学校へ巡回訪問等を行う中で、発達障害をはじめ通常の学級に在籍する障害のある 幼児・児童・生徒への支援について情報提供等を行っています。 さらに、本校では、特別支援学校に在籍する児童・生徒に対して、個別の教育支援計 画に基づいた定期的な支援会議を企画し、関係機関と連携して実施しています。 学校経営計画とは、校長が「めざす学校像」を明らかにし、中・長期目標を立て、各 年度における学習指導・生活指導・進路指導・学校運営等の教育活動の目標とこれを達 成するための具体的方策及び数値目標を示した経営計画のことです。 校長が都民に対して明らかにする「公約」の役割を持ちます。 各学校の学校経営計画は、ホームページに掲載されています。 また、この学校計経営計画の内容が、どの程度達成されたかを学校評価を実施し、毎 年検証しています。そして、その結果をもとに更なる組織的な学校運営の改善に努めて います。 9

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29 学校運営連絡協議会

30 学校評価

都立学校と地域社会とのパートナーシップを確立し、地域全体で教育活動の質的向上 を支援していくことを目的に、学校運営に保護者や地域の方々に参加をいただき、意見 交換を行う場として、全都立学校に「学校運営連絡協議会」を設置しています。 「学校運営連絡協議会」には、マネジメント・サイクルでの「評価・改善」の機能を 担い、都立学校の継続的改善に向けた支援を行っていくことが期待されています。 本校でも、年間3回「学校運営連絡協議会」を開催し、協議会委員の方々から、様々 な貴重な意見をいただいています。 また、学校評価の結果等をもとに、学校運営に関する提言等もいただいています。 学校評価については、平成19年6月の学校教育法の一部改正により、学校評価の実施 等に係る総合的な根拠規定が初めて法律に盛り込まれるとともに、同年10月の学校教育 法施行規則の一部改正により、自己評価・学校関係者評価の実施・公表、評価結果の設 置者への報告に関する規定が設けられました。 学校評価については、教員の評価だけではなく、保護者や地域関係者からの評価、さ らに生徒からの評価等、様々な視点から学校運営について評価をするようになっていま す。 本校でも、教員、保護者、地域関係者及び高等部生徒による評価を実施いています。 10

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平成22年9月

都立町田の丘学園

参照

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