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第5学年 国語科学習指導案

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Academic year: 2021

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第5学年 国語科学習指導案

児 童 5年2組 男子14名 女子17名 計31名 指導者 門 屋 健 司 高 橋 涼 子

1 単元名 「地球環境について考えよう」 11月 16時間(話す・聞く2 書く7 読む7)

(教材名 子ども環境会議を開こう)

2 単元について (1) 教材について

第5学年及び第6学年の「書くこと」における目標は,「目的や意図に応じ,考えた事などを筋 道を立てて文章に書くことができるようにするとともに,効果的に表現しようとする態度を育て る。」である。

本単元は,第1教材「一秒が一年をこわす」と第2教材「ホタルのすむ水辺」と第3教材「『子 ども環境会議』を開こう」の3教材から構成する複合単元である。本教材の「一秒が一年をこわ す」では,事実を明確な数量によって押さえながら,現在の地球規模での環境に関する問題につ いて述べている。「ホタルのすむ水辺」では,より身近な問題を分かりやすく取り上げて述べてい る。この二つの説明文をもとにして,「子ども環境会議」を開くために,自らも環境問題について 調べ,発表原稿にまとめて発表することにより,資料を整理し,構成的な原稿を書く力をつける ことができる。

(2) 児童の実態

児童は5年生になってから,説明文「海にねむる未来」で文章を的確に読みながら筆者の考え をとらえて自分の考えをもつ学習をした。また「言葉の研究レポート」では,身の回りの言葉に ついて調べたことを整理して分かりやすくレポートを書くことを学んだ。さらに「わたしたちの 学校生活」では,体験したことを分かりやすく書き,それをもとに相手や目的を考えてスピーチ をする学習をしてきている。これらの学習を通して,児童は要旨をとらえたり,文章全体の構成 を考えて書いたりすること,また,相手意識・目的意識を明確にもち組み立てを工夫して話す力 が育ってきている。

学級の傾向としては,全体的には意欲的に書く活動に取り組むが,「何を書くのか思いつかない」

「面倒くさい」等,書くこと全般に抵抗を感じている児童も数名いる。また,文章をまとめる力 にはかなり個人差がある。

(3) 指導に当たって

本単元の学習は,相手意識・目的意識をもちながら,環境問題の深刻性や自分達にできる解決 策を考えて意見文を書くことが学習の中心になる。分かりやすい発表原稿が書けるようにするこ とが大きな目標である。そこで,書くことを苦手としている児童も意欲的に学習活動に取り組む ことを考慮しながら,個に応じた指導の工夫を行っていきたい。

(4) 研究仮説との関わり ア 教材の工夫

児童が書く題材は,身近で問題を意識しやすく,自分達が行動できそうなものを選択させ る。実際に書く過程では相手や目的を意識させながら,構成の段階では,多様な文章構成の 中から自分の主張したいこと,収集した事例に一番あうと思われる文章構成を各自選び構成 表にまとめさせる。また,記述の段階では,ワークシートや掲示資料を活用し,資料からの 引用部分と自分の考えを明確に分けて,自分の言いたいことをしっかり伝えて書けるように する。推敲の段階では,例文により書き直す観点を提示したり,自己評価,相互評価,教師 による評価を意図的に位置付けたりして,さらに効果的な表現になるような工夫をさせる。

(2)

イ グループ学習,T・T指導

記述の場面では,どの児童も意欲を持って書けるようにつまずきの見られる児童に対して は教材文の書き方を参考にさせたり,対話によって思い出させたりしながら支援していく。

特にT2はつまずきの予想される児童を中心に支援を行っていくが,T1と同様に他の児童 一人一人にもきめ細かな支援を心がけていく。

また,構成の場面ではグループ学習を取り入れ,組み立てに注意して考えたり工夫したり しているかを話し合う場を設定する。そこでよりよい構成になるように支援していく。

ウ 座席表の活用

個々のテーマを確認し,児童の様子やつまずきの状況を座席表に書き込んでいくことによ り,児童の変容を見取っていく。そして個々のつまずきや行き詰まりに対して支援し,解決 への手がかりを指導していくことができるようにする。

3 単元の目標

○ 地球環境について考えながら,文章を読んで要旨をとらえ,自分の課題を持つ。

○ 課題について調べたことを整理して資料を作り,「子ども環境会議」を開いて,考えを深める。

[関 心 ・ 意 欲 ・ 態 度] ・環境問題について関心を持ち,自分の課題について調べたり,発表し 合ったりしようとしている。

[話すこと・聞くこと] ・資料を示しながら,自分の考えを発表することができる。

・環境に関して自分たちができることという議題に関して,自分の立場 を明確にし,積極的に意見を出し合うことができる。

[書 く こ と] ・調べたことの中から,必要な事柄や資料を選び,文章の組み立てに気 をつけながら,発表原稿を書くことができる。

[読 む こ と] ・地球環境について調べ,話し合うという目的を持って読み,文章の内 容を的確に押さえながら要旨をとらえることができる。

・書かれている内容について,事例と感想・意見の関係を押さえ,自分 の考えを持ちながら読むことができる。

[言 語 事 項] ・文と文の意味のつながりを考えながら,指示語や接続語を適切に使う ことができる。

4 単元の評価規準

概 ね 満 足

関心・意欲・態度 ① 地球規模や身近な環境問題に関心をもち,自分たちの課題につい て意欲的に考えたり話し合ったりしようとしている。

話すこと・聞くこと

① 意図が伝わるように組立てを考えて,資料を活用しながら自分の 考えを発表している。

② 自分の立場や意図をはっきりさせながら,計画的に話し合ってい る。

書くこと

① 調べたことの中から,必要な事柄や資料を選び整理し,組み立て を工夫して書いている。

② 目的や意図に応じて自分の考えを効果的に書いている。

読むこと

① 地球環境について調べ,話し合う目的をもって教材文を読み,文 章の内容を的確に押さえながら要旨をとらえている。

② 書かれている内容について,事例と感想・意見の関係を押さえ,

環境について自分の考えをもちながら読んでいる。

③ 環境に関して自分に必要な情報を得るために学校図書館を利用す るなどして必要な本を探して読んでいる。

言語についての知識・

理解

① 文と文,段落と段落の連接関係を考えて,指示語や接続語を適切 に使っている。

② 必要な情報の内容を理解したりするための語句について,辞書を

(3)

5 指 導 計 画

評 価 規 準

次 時 目 標

概 ね 満 足

単 元 の 評 価 規 準 と の 関 連

指 導 体 制 1 単 元 の ね ら い を 知 り , 学 習 の

見 通 し を も つ こ と が で き る 。

・「 地 球 環 境 に つ い て 考 え る 」 と い う 話 題 に 興 味 を も っ て 文 章 を 読 も う と し て い る 。

話 ① 一 斉

・人 類 の 科 学 技 術 の 発 達 と は 何 か ,そ れ が 地 球 環 境 に 及 ぼ す 影 響 は ど ん な こ と か に つ い て ワ ー ク シ ー ト に 書 い て い る 。

読 ① 一 斉

・地 球 が 誕 生 し て か ら ,人 類 が 便 利 な 社 会 を 作 り 上 げ る ま で の 流 れ を ,年 数 と 合 わ せ て 書 い て い る 。

読 ① 一 斉

4 ・「 地 球 の 歴 史 」 と 「 人 類 の 歴 史 」 を 比 較 し

て 読 み 取 り , 筆 者 の 主 張 も 書 い て い る 。 読 ① 一 斉 1

ま と ま り ご と の 要 旨 を 的 確 に と ら え , 文 章 に 書 か れ て い る 事 例 と 筆 者 の 考 え の 関 係 を 押 さ え た り , 自 分 の 考 え と 課 題 を ま と め た り す る こ と が で き る 。

・ 要 旨( 人 類 の 知 恵 と 技 術 で の 繁 栄 ,地 球 環 境 の わ ず か な 期 間 で の 破 壊 ,地 球 か ら の し っ ぺ 返 し )を と ら え ,自 分 な り に 地 球 環 境 に 対 す る 考 え を 書 い て い る 。

読 ① ② 一 斉

2 6

文 章 に 書 か れ て い る 事 例 と 筆 者 の 考 え の 関 係 を 押 さ え , 自 分 の 考 え と 課 題 を ま と め る こ と が で き る 。

・ホ タ ル が す め な い 理 由 ,そ れ が 減 っ た 理 由 , ま た ,筆 者 の 意 図 を と ら え て ワ ー ク シ ー ト に 書 い て い る 。さ ら に ,そ れ に つ い て 自 分 の 考 え を 書 い て い る 。

読 ① ② 一 斉

3 7

必 要 な 情 報 を 得 る た め に , 課 題 に 合 っ た 方 法 を 選 び , 調 べ る こ と が で き る 。

・自 分 が で き る 最 も よ い 方 法 で ,情 報 を 収 集 し て い る 。

読 ③ T・T 総 合 的 な 学 習 の 時 間 で , 自 分 達 の 課 題 に つ い て 調 べ 学 習 を し , 資 料 を 収 集 す る 。

8

・ 9

調 べ た こ と の 中 か ら 必 要 な 情 報 を 選 択 し , 発 表 原 稿 の 構 成 を 考 え る こ と が で き る 。

・集 め た 情 報 を 整 理 し て ,分 か り や す い 発 表 原 稿 の 構 成 を 考 え て い る 。

書 ①

言 ① ② 一 斉 10

・ 11

構 成 表 を も と に , 聞 き 手 に よ く 分 か る よ う な 発 表 原 稿 を 書 く こ と が で き る 。

・事 例 と 自 分 の 考 え を 明 確 に し た 分 か り や す い 発 表 原 稿 を 書 い て い る 。

書 ②

言 ① ② T・T

12 本 時

推 敲 の 観 点 に も と づ い た 例 文 の 提 示 や 自 己 評 価 , グ ル ー プ ご と の 相 互 評 価 に よ り , さ ら に よ く 分 か る 発 表 原 稿 に 書 き 直 し , 友 達 の 表 現 の 工 夫 に 気 づ く こ と が で き る 。

・ 観 点 に も と づ き ,地 域 の 人 々 に ,調 べ て 考 え た こ と を 印 象 づ け て 発 表 で き る 原 稿 に な る よ う 推 敲 し ,友 達 の 推 敲 の 感 想 も 書 い て い る 。

書 ②

言 ① ② 一 斉

13

推 敲 し た 原 稿 を 清 書 し , 子 ど も 環 境 会 議 の 準 備 を す る こ と が で き る 。

・観 点 に も と づ き 清 書 し 、必 要 な 資 料 と 合 わ せ て 発 表 の 準 備 を し て い る 。

書 ②

言 ① ② 一 斉 3

14

・ 15

話 の 組 み 立 て を 工 夫 し , 資 料 を 活 用 し な が ら 発 表 し た り , 環 境 問 題 に つ い て 自 分 の 立 場 を 明 確 に し て 意 見 を 出 し 合 っ た り す る こ と が で き る 。

・話 の 組 み 立 て を 工 夫 し ,資 料 を 活 用 し な が ら 発 表 し て い る 。

・ 環 境 問 題 に つ い て 自 分 の 立 場 を 明 確 に し て , 意 見 を 出 し て い る 。

話 ① ② 一 斉

4 16

「 よ り 確 か な 情 報 」 の と ら え 方 や 伝 え 方 を 読 み 取 る こ と が で き る 。

・「 い つ ・ ど こ で ・ だ れ が ・ ど ん な 方 法 で ・ ど ん な 目 的 で 」調 査 し た の か を 確 か め る こ と ,ま た ,自 分 が 調 査 報 告 す る 際 も ,そ れ ら を 意 識 す る こ と が 大 切 で あ る こ と を と ら え 書 い て い る 。

読 ③ 一 斉

総 合 的 な 学 習 の 時 間 で , 自 分 達 の 考 え た こ と に つ い て 行 動 し , 結 果 を ま と め る 。

(4)

6 本時の指導(11/16時間 T・T)

(1)目 標

構成表を手がかりにしながら,事例や自分の考えを明確にし,聞き手によく分かる発表原稿を 書くことができる。

(2)具体の評価規準

十分満足 概ね満足 努力を要する児童への支援 評価方法

段落と段落との続き方 や簡単に書いたり詳しく 書いたり書き方を工夫し ながら,分かりやすい発表 原稿を書いている。

段落と段落のつながり を考えて,事例と考えを明 確にし,調べた結果,何が 分かったのかがよく分か る発表原稿を書いている。

対話を中心にしながら,

段落を意識させ,そのつな がりが分かるような指示 語や接続語の使い方を理 解させた上で,書かせる。

発表原稿 振り返り カード

(3)授業研究の視点

視点1 分かりやすい原稿にするための観点を掲示資料や板書を通して示したり,字数を確認 しながら記述ができるようにワークシートを活用したりして,見通しをもって書かせ る。

視点2 一人一人の記述の状況に応じて支援を与え,つまずきの予想される児童には支援を行 う時間を十分にとり,どの児童も書くことができるようにさせる。

視点3 前時の様子を把握し,どの児童も目標が達成できるように手だてを考え,意図的な支 援を与えることにより,どの児童にも書くことに対する意欲を持たせる。

(4)展開

支援・留意点(○)と評価(◆) 個…個に応じた指導 段

階 学習活動

T1 T2

つ か む 5 分

1 本時の学習課題をつか む。

発表原稿の「中」「終 わり」の部分を分かり やすく書こう。

○前時の学習における「はじめ」

の部分の記述を想起させ,構 成表との照応の確認をさせ る。

○前時とのつながりから,本時 は原稿の完成をめざすことを 確認し,意欲化を図る。

○つまずきの予想される児童の 様子を観察しながら,必要に 応じて声がけしていく。

2 構成表をもとに,発表 原稿に必要な事柄を確認 する。

・構成表と対応した段落 構成にする。

・文末を敬体で書く。

・聞く人に分かりにくい と思うことは,説明を 加えて書く。

・段落のつながりが分か る接続語や指示語を使 って書く。

・事例や考えを示す文末 表現に注意して書く。

○構成表から発表原稿への膨ら ませ方を確認し,記述への見 通しを持たせる。

○聞き手を念頭に置いて記述さ せるようにする。

○つまずきの予想される児童の 様子を観察しながら,必要に 応じて声がけしていく。

(5)

35 分

3 構成表を手がかりに,

発表原稿の「中」「終わり」

の部分を記述する。

・原稿を書く。

4 分かりやすく原稿が書 けたか発表し合う。

・1名の原稿を発表する。

・分かりやすく書けている ところについて話し合 う。

・隣同士で読み合う。

○机間指導をしながら支援を与 えていく。

個…構成表の実態を把握してお き不足な部分のある児童や,

メモはできていてもうまく書 けないでいる児童に個別指導 を行っていく。

個…メモを見ても書き出せない 児童には対話によって支援し ていく。

個…早く書き終わった児童には 声に出して読ませながら,原 稿の見直しをさせる。

○発表原稿に必要な事柄に気を つけて記述しているかを全体 で確認させる。

○相互に読み合うことで,友達 や自分の表現のよさや不足に も気づかせたい。

◆構成表をもとに,事例と考え を明確にし,聞き手によく分 かる発表原稿を書くことがで きたか。(書 発表原稿)

○ 机間指導をしながら支援を 与えていく。

個…つまずきの予想される児童 を中心に個別指導を行ってい く。

○観点からそれないで読み合う ことができたか確認しなが ら,必要に応じて声がけして いく。

ま と め る 5 分

5 学習のまとめをし,次 時の学習内容を確認す る。

・振り返りカードに書く。

○本時学習内容を振り返らせな がら,成就感を持たせ,次へ の意欲づけを図る。

◆本時の学習を振り返ることが できたか。(書 カード)

○本時学習でつまずきの予想さ れた児童の様子を座席表に記 入しておく。

参照

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