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平成 30 年度医薬品 医療機器等 GCP/GPSP 研修会 医薬品等の審査及び治験に関する最近の動向について 厚生労働省医薬 生活衛生局医薬品審査管理課

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(1)

医薬品等の審査及び治験に関する 最近の動向について

厚生労働省医薬・生活衛生局医薬品審査管理課

平成30年度 医薬品・医療機器等GCP/GPSP研修会

(2)

※第4回 厚生科学審議会 臨床研究部会 資料

(3)

⇒GCPに準拠した実施基準の整備

※第4回 厚生科学審議会 臨床研究部会 資料

(4)

⇒GCPに準拠した実施基準の整備

※第4回 厚生科学審議会 臨床研究部会 資料

(5)

本日のトピック

 最近の新医薬品審査の状況について

 最近の治験の動向について

 その他

(6)

本日のトピック

 最近の新医薬品審査の状況について

 最近の治験の動向について

 その他

(7)

医薬品を速やかに使⽤できるようにするため の取組み

• 医薬品の承認を⽬指す

⾰新的な治療薬を早期承認し、適正使⽤する

先駆け審査指定制度

条件付き早期承認制度

最適使⽤推進ガイドライン アンメットニーズを解消する

医療上の必要性の⾼い未承認薬・適応外薬検討会議

希少疾病⽤医薬品指定制度

• 医薬品の承認までの間、慎重に使⽤する

拡⼤治験

(8)

ドラッグ・ラグの解消について

開発ラグ : 当該年度に国内で新規承認申請された新薬について、米国における申請時期との差の中央値 審査ラグ : 当該年度(米国は暦年)における日米間の新薬の新規承認された総審査期間(中央値)の差 ドラッグ・ラグ : 開発ラグと審査ラグの和

【新有効成分含有医薬品】

平成24年度 平成25年度 平成26年度 平成27年度 平成28年度

開発ラグ 0.3 1.0 1.1 1.7 1.0

審査ラグ 0 0.1 0 0 0

ドラッグ・ラグ 0.3 1.1 1.1 1.7 1.0

平成28年度におけるドラッグ・ラグの実態把握のため、PMDAで企業にアンケート調査等を実施。

新有効成分含有医薬品の審査ラグは直近5年間で連続してほぼ0に近い値を維持している。一方、

開発ラグは年度により変動がみられた。

このため、PMDAにおいては、以下のような課題に引き続き取り組むこととしている。

・ 開発ラグ解消支援のため、相談業務の拡充を図る

・ 必要な体制強化を行い、審査の予見性の向上と質の向上を図る

※ 第3期中期計画期間においては、審査の予見性を高めるため、審査期間目標設定を従来の中央値から 80%タイル値での目標へと変更した。

(9)

先駆け審査指定制度

(10)

先駆けパッケージ戦略

「日本再興戦略」改訂2014-未来への挑戦-(平成26年6月24日)

第二 3つのアクションプラン 二.戦略市場創造プラン

テーマ1: 国民の「健康寿命」の延伸

(3)新たに講ずべき具体的施策 v)その他

②世界に先駆けた革新的医薬品・医療機器等の実用化の推進(「先駆け パッケージ戦 略」)

早期の治験段階で著明な有効性が見込まれるとして指定した医薬品等について、実 用化までの承認審査期間の半減(12か月から6か月へ短縮)を目指す「先駆け審査指定 制度」の創設など、各種施策をパッケージで推進することにより、世界に先駆けて、有効 な治療法がなく、命に関わる疾患(希少がん、難病等重篤な疾患)等の革新的な医薬 品・医療機器・再生医療等製品等について、日本発の早期実用化を目指す。

(11)

先駆けパッケージ戦略

~世界に先駆けて革新的医薬品・医療機器等の実用化を促進~

世界に先駆けて、有効な治療法がなく、命に関わる疾患等(希少がん、難病等重篤な疾患)に対し、革新的医薬品・医療機器・

再生医療等製品等を日本で早期に実用化すべく、基礎研究から臨床研究・治験、審査・安全対策、保険適用、国際展開までを 一環として支援する戦略パッケージを推進。

基礎・応用研究

非臨床試験 臨床研究・治験 審査・薬事承認 保険 適用

企業活動 の基盤・

環境整備

国際展開

レギュラトリーサイエンスの推進(最先端技術の評価手法の開発やガイドラインの作成等)

ヒトiPS細胞を用いた 安全性評価法の開 発・国際基準化

薬事戦略相談と創薬 支援ネットワークの

連携

ウルトラオーファンドラッ グの早期指定・支援拡

医療ICT化の推進による創 薬支援

・医療情報DBの構築

・治験の効率化・迅速化、

薬事承認審査への活用

難病・がん研究班の 臨床研究データの 製造販売後調査へ の活用

市販後安全対策の強化

・患者登録システム構築推進

・バイオマーカー研究 臨床研究中核病院・NCによ

る質の高い臨床研究の実施 難病研究班との連携

産業競争力の強化

・税制等の活用促進、

人材育成等の基盤・

環境整備 薬価制度の

予見可能性 の向上等

・新薬創出・

適応外薬解 消等促進加 算に係る検 討等

各ステージへの支援により開発を加速化

適応外使用開発・ド ラッグリポジショニング

(DR)の支援

輸出促 進を目指

し、開発 から承認 に至るプ ロセスの 相手国と の相互理 解推進 官民共同による医薬

品開発等の促進

PMDAの体制強化(相談・審査・安全対策等の体制強化と質の向上)

の拡充

オーファンドラッグ等開発支 援のパッケージ化

ウルトラオーファンドラッグ等 の早期指定・研究開発支援 の拡充

PMDA自らによ るモデリング&

シミュレーショ ン(MS)解析

事前評価相談 制度の活用

中小企業・ベン チャー企業支援

・審査手数料の助 成・融資制度につい て、在り方の検討

先駆け審査指定制度 未承認薬迅速実用化スキーム

(未承認薬等会議の対象範囲の拡大)

重点施策Ⅰ 重点施策Ⅱ

先駆け審査指定制度

重点施策Ⅰ

(12)

先駆け審査指定制度

1.治療⽅法/診断⽅法の画期性︓原則として、医療機器では新規原理、体外診断⽤医薬品では新規原理/新規 測定項⽬、再⽣医療等製品では新規作⽤機序を有するもの(新医療機器等)

2.対象疾患の重篤性︓⽣命に重⼤な影響がある重篤な疾患⼜は根治療法がなく症状(社会⽣活が困難な状態)

が継続している疾患。

3.対象疾患に係る極めて⾼い有効性︓既存の治療法/診断法がない⼜は既存の治療法/診断法に⽐べて⼤幅な 改善が⾒込まれること(著しい安全性の向上が⾒込まれる場合も含む)

4.世界に先駆けて⽇本で早期開発・申請する意思(同時申請も含む。)

③優先審査

〔 12か⽉ → 6か⽉ 〕

○ 審査、 QMS/GCTP調査、信頼性調査の スケジュールを厳密に管理することで、総 審査期間の⽬標を6か⽉に。

②事前評価の充実

〔 実質的な審査の前倒し 〕

○ 事前の相談制度を活⽤。

①優先相談

〔 2か⽉ → 1か⽉ 〕

○ 優先対⾯助⾔。随時募集対応とするこ とで事実上1ヶ⽉で実施。

④審査パートナー制度

〔 PMDA版コンシェルジュ 〕

○ 専任の担当部⻑級職員をコンシェルジュとして指定。節⽬毎に 進捗確認の⾯会、督促指⽰等を⾏い、必要な部署との連絡調 整を⾏うことにより、円滑な開発を促進する。

︓承認取得までの期間の短縮に関するもの ︓その他開発促進に関する取組

⑤製造販売後の安全対策充実

〔 使⽤成績評価期間/再審査期間 〕

○ 法律の範囲内で合理的に設定。

「⽇本再興戦略」改訂2014(平成26年6⽉24⽇)に基づき、世界に先駆けて、⾰新的医薬品・医療機 器・再⽣医療等製品を⽇本で早期に実⽤化すべく、世界に先駆けて開発され、早期の治験段階で著明な 有効性が⾒込まれる医薬品等を指定し、各種⽀援による早期の実⽤化(例えば、医薬品・医療機器では 通常の半分の6ヶ⽉間で承認)を⽬指す「先駆け審査指定制度」を平成27年4⽉1⽇に創設。

指定基準

指定制度の内容

(13)

非臨床試験

/臨床研究 治験I/II

2か月 12か月

革新的医薬品等の 早期実用化

1か月

6か月

③優先審査

②事前評価

①優先相談

④審査パートナー制度

⑤製造販売後の安全対 策充実(再審査期間等)

【通常の承認審査の場合】

【先駆け指定を 受ける場合】

治験

相談 第Ⅲ相試験 承認審査 保険適用 市販

薬事戦略相談

非臨床試験

/臨床研究 治験I/II 治験

相談 第Ⅲ相試験

薬事戦略相談 先駆け

指定 事前評価 承認審査

保険

適用 市販

※場合によっては第Ⅲ相試 験の結果の承認申請後 の提出を認める

非臨床試験

/臨床研究 治験I/II

2か月 9か月

治験

相談 第Ⅲ相試験 承認審査 保険適用 市販

薬事戦略相談

【優先審査の場合】

(参考)

先駆け審査指定制度のイメージ

(14)

条件付き早期承認制度

(15)

医薬品の条件付き早期承認制度

臨床試験探索的※1 副作⽤報告

製造販売後調査 臨床試験検証的※2

臨床試験探索的※1 副作⽤報告

製造販売後調査 承認条件を付与

(例)・製販後の有効性・安全性の再確認

(リアルワールドデータ活⽤を含む)

・適正使⽤に必要な場合は施設等 要件の設定 等

承認申請 審査

重篤で有効な治療⽅法が乏しい疾患の医薬品で、患者数が少ない等の理由で検証的臨床試験の実 施が困難なものや、⻑期間を要するものについて、承認申請時に検証的臨床試験以外の臨床試験 等で⼀定程度の有効性及び安全性を確認した上で、製販後に有効性・安全性の再確認等のために 必要な調査等を実施すること等を承認条件により付与する取扱いを整理・明確化し、重篤な疾患 に対して医療上の有⽤性が⾼い医薬品を早期に実⽤化する。

通常の承認審査

承認申請 審査

条件付き早期承認制度

・検証的臨床試験以外の臨床試験等で⼀定程 度の有効性及び安全性を確認し、早期申請

・優先審査品⽬として総審査期間を短縮

※1 少数の患者に医薬品を投与し、医薬品の有効性、安全性を検討し、⽤法・⽤量等を設定するための試験

※2 多数の患者に医薬品を投与し、設定した⽤法・⽤量等での医薬品の有効性・安全性を検証する試験

平成29年10⽉20⽇付け通知発出

(16)

制度の対象と想定される医薬品

1.適応疾患の重篤性

⽣命に重⼤な影響がある疾患(致死的な疾患であること)であること 病気の進⾏が不可逆的で、⽇常⽣活に著しい影響を及ぼす疾患である

こと

その他

2.医療上の有⽤性

既存の治療法、予防法若しくは診断法がないこと

有効性、安全性、⾁体的・精神的な患者負担の観点から、医療上の有

⽤性が既存の治療法、予防法若しくは診断法より優れていること

3.検証的臨床試験の実施が困難であるか、実施可能であっても患者数が少 なく実施に相当の期間を要すると判断されるもの

4.検証的臨床試験以外の臨床試験等の成績により、⼀定の有効性・安全性 が⽰されると判断されるもの

以下の1.〜4.のいずれにも当てはまるもの 現⾏の優先審査の要件

「優先審査等の取扱いについて」(平成28122日付け薬生審査発012212号・薬生機発01222号)

(17)

最適使用推進ガイドライン

(18)

「最適使⽤推進ガイドライン」の概要

1 趣旨

新規作用機序医薬品は、有効性の発現の仕方や安全性プロファイルが既存の医薬品と大きく異なることが あり、最適な使用を進めていくためには、当該医薬品を真に必要とする患者や医薬品を使用する医師や医療 機関の要件等を示すことが重要である。そのため、新規作用機序医薬品を対象とする最適使用推進ガイドライ ンを個別医薬品毎に承認に併せて策定していくもの。

2 対象医薬品

当面、新規作用機序医薬品及びその類薬を想定

平成28年度は、試行的に、抗PD‐1抗体製剤「オプジーボ」及びその類薬、抗PCSK9抗体製剤「レパーサ」及びそ の類薬を対象に策定

3 ガイドラインに盛り込む内容

・対象医薬品の使用が最適だと考えられる患者の選択基準

・対象医薬品を適切に使用できる医師・医療機関等の要件

4 ガイドライン策定の流れ

・厚生労働省の依頼により、関係学会及びPMDAが科学的根拠に基づき策定

・ガイドラインは、策定後も、市販後に得られるデータに基づき、必要に応じて改訂

5 その他

・最適使用推進ガイドライン(最適使用推進GL)が作成される医薬品については、最適使用推進GLを踏まえた 内容を保険適用上の留意事項として医療課長が通知(留意事項通知)

<実績(平成29年4月以降の策定)>

平成294月:「オプジーボ」(腎細胞癌及び古典的ホジキンリンパ腫) の最適使用推進GL  平成299月:「オプジーボ」(胃癌) の最適使用推進GL 

平成2911月:「バベンチオ」(メルケル細胞癌) 、「キイトルーダ」(古典的ホジキンリンパ腫)の最適使用推進GL 平成2912月:「キイトルーダ」(尿路上皮癌) の最適使用推進GL

平成304月:「テセントリク」(非小細胞肺癌)の最適使用推進GL

平成308月:「オプジーボ」(悪性胸膜中皮腫) 、「イミフィンジ」(非小細胞肺癌)の最適使用推進GL

(19)

最適使用推進ガイドライン検討

承認審査

保険収載手続

PMDA、厚労省

厚労省

保険適用 薬事承認

承認申請

保険収載希望

/GL提出 厚労省、PMDA、関係学会等

策定されたGLの保険上の 取り扱いについて中医協で議論 製造販売業者が、

厚生労働省/PMDAに提出

GLに基づく 合理的使用

承認審査

PMDA、厚労省

承認申請

保険収載手続

厚労省

保険適用

通常ガイドラインを活用した手順

最適使用推進ガイドラインを活用した手順

薬事承認

保険収載希望

継続的に検討、必要に応じて 修正

※将来的にはMID‐NETも活用

参考情報提出 GL案策定 GL策定

(20)

人道的見地から実施される治験

(拡大治験)

(21)

「日本再興戦略」改訂2014(平成26年6月24日)に基づき、治験の参加基準に満たない患者 に対する人道的見地からの未承認薬等の提供の仕方を「人道的見地から実施される治験」

(拡大治験)として創設(平成28年1月)

対象範囲

◆ 欧米の類似の制度と同様に、生命に重大な影響がある重篤な疾患であって、既存の治療 法に有効なものが存在しない未承認又は適応外の治療薬

◆ 未承認薬の投与によるベネフィットの蓋然性が高いと考えられる新薬の国内開発の最終段 階である治験(以下「主たる治験」)の終了後あるいは実施中(ただし、組入れ終了後)に実 施。

※主たる治験:通常、効能・効果及び用法・用量が一連の開発を通じて設定された後に実施される有効性や 安全性の検証を目的とした治験

※医薬品の開発・承認が遅れ結果的に多くの患者への有効な新薬の提供が阻害されることがないように、

欧米の類似の制度と同様に、主たる治験の実施(医薬品の実用化)に悪影響を及ぼさないことを前提。

法的位置づけ

◆ 未承認の医薬品を患者に適用するため、被験者の安全性確保等の観点から、治験の枠内 で実施。

取扱い

◆ 主たる治験のプロトコールを基に、安全性に主眼を置いた、実薬単群非盲検試験を基本と する。

人道的見地から実施される治験(拡大治験) 日本版コンパッショネートユース

(22)

主たる治験 実施企業 主たる治験

実施企業 主たる治験情

報をHPに掲載 患者・主治医

主たる治験実 施医療機関

既存治療 継続

主たる治験

に参加 拡大治験

要望 拡大治験

拡大治験 実施 実施せず

厚生労働省 未承認薬等検討

会議又はニーズ 検討会(公開)

拡大治験非該当

拡大治験 実施 拡大治験 実施計画

② 主たる治験への参加打診

主治医と主たる 治験実施施設 で個別症例ごと

に治験参加の 可能性を検討

⑦検討打診・企業の事前見解

※拡大治験は医師主導治験で実施することを妨げない

※拡大治験は医師主導治験で実施することを妨げない

欧米と類似の 枠組み

日本独自の 付加的枠組み

※実施の判断は欧米 の類似の制度と同 様に企業が行う

※実施の判断は欧米の類似 の制度と同様に企業が行う

制度該当性(生命に重大な影響が ある重篤な疾患か、既存の治療法 に有効なものが存在しないか)を 検討

実施の検討を要請 拡大治験該当

実施の全体的な流れ

(23)

「人道的見地から実施される治験」の実施状況(H30.8末公表データ)

・主たる治験の届書(承認又は開発中止届が提出された場合等を除く。成分:治験成分記号で集計)

98企業等 460成分 927の治験

・現在実施中の治験は5つ。11治験は承認等で現在実施中ではない(灰色)。

治験成分記号 対象疾患 治験届出者名 実施予定期間 備考

1 BI 655075

ダビガトランエテキシラートが投与された患者で,

・止血困難な出血の徴候及び症状を呈し,緊急の内科的治療又は外科 的処置を必要とする患者

・緊急の手術又はその他の医学的処置を必要とし,手術又は処置の実 施前にダビガトランの抗凝固作用の速やかな中和を必要とする患者

日本ベーリンガー

インゲルハイム株式会社 2016/06/01 2016/09/28

【プリズバインド】

2 PF-02341066 ROS1陽性の非小細胞肺癌 ファイザー株式会社 2016/07/11 2017/5/18【ザーコリ】

3 BMS-901608 多発性骨髄腫 ブリストル・マイヤーズ

スクイブ株式会社 2016/09/01 2016/09/28

【エムプリシティ】

4 MPDL3280A 尿路上皮膀胱癌 中外製薬株式会社 2016/10/06

5 ONO-4538 プラチナ製剤抵抗性の

再発又は転移性頭頸部扁平上皮がん 小野薬品工業株式会社 2016/10/06 2017/3/24【オプジーボ】

6 RO4876646 悪性胸膜中皮腫 中外製薬株式会社 2016/11/16

7 AZD2281 BRCA遺伝子変異を有する

進行又は再発卵巣癌 アストラゼネカ株式会社 2017/02/15 2018/1/19【リムパーザ】

8 BAY73-4506 肝細胞癌 バイエル薬品株式会社 2017/03/01 2017/06/26【スチバー ガ】

9 ONO-4538 標準治療が不応又は不耐の切除不能な進行又は

再発胃がん(食道胃接合部がんを含む) 小野薬品工業株式会社 2017/03/03 2017/9/22【オプジーボ】

10 JNJ-54767414 再発又は難治性の多発性骨髄腫 ヤンセンファーマ株式会社 2017/06/07 2017/09/27

【ダラザレックス】

11 DSP-1958 小児固形腫瘍・小児脳腫瘍及び悪性リンパ腫 大日本住友製薬株式会社 2017/09/01 実施中【未承認】

12 E7080 肝細胞癌 エーザイ株式会社 2017/09/01 2018/3/23【レンビマ】

13 AMG 103 B前駆細胞性急性リンパ性白血病 アステラス・アムジェン・バイオ

ファーマ株式会社 2017/10/01 実施中【未承認】

14 AZD2281 BRCA変異を有する転移性乳癌 パレクセル・インターナショナ

ル株式会社 2017/11/23 実施中【リムパーザ】

15 ONO-4538 ペメトレキセドとプラチナ製剤の併用療法に不応又は不耐で,前治療歴

が2レジメンを超えない進行又は転移性の悪性胸膜中皮腫患者 小野薬品工業株式会社 2018/02/23 実施中【オプジーボ】

16 ASP2215 FLT3遺伝子変異陽性急性骨髄性白血病 アステラス製薬株式会社 2018/03/31 実施中【未承認】

(24)

本日のトピック

 最近の新医薬品審査の状況について

 最近の治験の動向について

 その他

(25)

初回治験届出数(新有効成分のみ抜粋)

治験届出数

初回治験届出数 治験届出数

GCP公布 新たな治験活性化

5か年計画 全国治験活性

化3か年計画(1 GCP完全施行 年延長)

外国臨床データ受入れ拡大

活性化5か年 計画2012

95 71

54 52 63

43 52 57 63

101 101

118 109 114

130 138

117 111 135

104

121 117 722

500

406 391 463

424 422

382 406

534

499 508 524

560

632 689

556

601 601

657 645

693

0 100 200 300 400 500 600 700 800

0 50 100 150 200 250 300

薬物の治験計画届出数の推移

(26)

※「国際共同治験」とは、新薬の世界的規模での開発・承認を目指して企画される治験であって、1つの治験に複数の国 の医療機関が参加し、共通の治験実施計画書に基づき、同時並行的に進行する治験をいう。

国際共同 治験届出件数

国際共同割合%)

3 9 15 28 24 29 23 33 41 42 53

35

73

98

106 100 109 150 148

235

198

270

7.4

15.6

20.2 21.2

18

24.8

28.8 30.1

42

37.2

46.6

0 5 10 15 20 25 30 35 40 45 50

0 50 100 150 200 250 300 350

19年度 20年度 21年度 22年度 23年度 24年度 25年度 26年度 27年度 28年度 29年度

初回治験計画届出件数のうち国際共同治験の件数 n回治験計画届出件数のうち国際共同治験の件数 合計件数に占める国際共同治験の割合

19年度 20年度 21年度 22年度 23年度 24年度 25年度 26年度 27年度 28年度 29年度

初回 3件 9件 15件 28件 24件 29件 23件 33件 41件 42件 53件 N回 35件 73件 98件 106件 100件 109件 150件 148件 235件 198件 270件 合計 38件 82件 113件 134件 124件 138件 173件 181件 276件 240件 323件 割合 7.4% 15.6% 20.2% 21.2% 18.0% 24.8% 28.8% 30.1% 42.0% 37.2% 46.6%

薬物の国際共同治験の届出推移

(27)

通知

「治験の実施状況の登録について」

(28)

通知「治験の実施状況の登録について」

平成30年3⽉26⽇通知発出

治験届けについて規定する「治 験の依頼をしようとする者によ る薬物に係る治験の計画の届出 等に関する取扱について」通知

(H25.5.31)の部分改定

治験情報の適切な公開が以下に資 することを⽰す

治験の透明性の確保 被験者の保護

国⺠からの治験情報アクセス確保、

治験の質の担保、活性化等

登録すべき治験情報やその時期な どについてより具体的に⽰す

内容

(29)

治験情報登録の新旧相違点

旧通知 新通知

⽬的規定 記載無し 情報公開の意義を⽰す

登録対象 記載無し 臨床試験(ただし健常⼈を対象とする第Ⅰ相試 験及び⽣物学的同等試験は例外)

⾔語 記載無し 英語・⽇本語での登録

登録項⽬ 記載無し WHO国際臨床試験登録プラットフォームで定め られた24項⽬を原則。特に、

・治験薬 ・対照疾患

・主要な組⼊れ/除外基準

・治験の状況(実施中、終了等)

・問い合わせ先 は登録する。

更新 記載無し 最初の患者が参加する前に登録し、患者の募集 状況が変化したら更新

結果の登録 記載無し 治験の終了後1年以内(例外規定有り)

(30)

「治験審査委員会に関する情報の登

録について」の一部改正について

(31)

一部改正について

https://www.pmda.go.jp/review‐

services/trials/0008.html

しをお願いします。

・法人番号をまだ登録されていないIRBに おかれましては、登録をお願いします。

・IRBの名称に法人名が含まれている場 合、その法人名と法人番号を登録してくださ い。

(例 県立病院・市立病院のIRBであれば 県・市の法人番号を、大学病院のIRBであ れば大学の法人番号をご登録ください。詳 細は登録用フォーマットをご参照ください。)

・登録情報に変更がないか、定期的に見直 しをお願いします。

(32)

治験届出、副作用等報告において

留意すべき点について

(33)

治験届出書類の作成にあたっての留意点

電子媒体について

以下のような複数から構成される資料については、枝番ではなく1つ の pdf ファイルにまとめてください。

・同意説明文書に「代諾者用」や「小児用」等を用意する場合

・国際共同治験で治験実施計画書に日本語版・英語版がある場合 等

届出に不備があると受付ができず又は差換え等が発生し、

結果として予定通りに治験が開始できないことも想定されます。

届出前に、上記を含めて十分な点検をお願いします。

https://www.pmda.go.jp/review‐services/trials/0004.html

届出書について

・届出年月日、届出回数に誤りはないか

・届出書添付資料欄の記載内容と実際の添付資料に齟齬はないか

・添付資料無しの変更届において、届出書添付資料欄が空欄になっ ているか(治験計画届時の記載が残ったままになっていないか)

(34)

副作用等報告(紙報告・CD等報告)の留意点

提出ファイルの命名及びファイル形式の誤り

提出形式の不備

例1)別紙様式1、3、5、7、9、11の押印漏れ

(届出代表者印+社印、又は届出代表者印を押す)

例2)再提出されたファイル名が前回報告から変更されていない

例3)ファイル中に文字化け(使用不可文字)が含まれる、又はファイ ル名に不要な文字が含まれる(例:E-送信者識別子-報告日-症 例固有番号.zip.zip)

例4)提出されたCDにデータが格納されていない

例5)ファイル名のうち、「報告日」とすべきところを「作成日」として作 成している

以下のように受付等ができない報告書が見受けられます。

株式会社医薬品医療機器合機構印

代表者印 株式

機構

代表者印 株式

機構

or

<正しい押印>

受付等ができないことで報告遅延となる場合もありますので、

提出前に十分な点検をお願いします。

(35)

SKWサイトをご活用ください!

副作用等報告の留意点

https://skw.info.pmda.go.jp/index.html

PMDAからのお願い 事項が掲載されてい ます。

(36)

最近の治験の不適切な事例について

(37)

治験実施計画書で規定されている検査の欠測を補うため、担当 CRCが単独で、規定日以外の日に検体採取を依頼し、規定日 に採取されたものとして測定を依頼した。

不適切行為

治験に関わるWEBトレーニングの実施について、CRAによって

「代理受講やe-learningの回答の提供が行われた」や、「治験責 任・分担医師のIDやパスワードを共有していた」といった不適切 な事案が報告されている。

治験実施医療機関においても、治験責任・分担医師に代わり、

治験依頼者やCROがWEBトレーニングを受講することや、IDや パスワードをCRO等と共有することは不適切な治験実施である ことを、あらためて御認識いただきたい。

ID/パスワードの共有

CRCによる不適切行為

(38)

治験、使用成績調査等において、治験依頼者や実施医療機 関(又はSMO)の不適切な行為から、申請資料の信頼性が疑 われる事案が報告されることがある。

厚労省・PMDAでは、報告後、事実関係を確認するとともに、

申請資料の信頼性について、依頼者、委託企業(CROSMO 等)に対して確認を求め、調査結果によっては、申請資料の差 し替えを求めることがある。

このため、円滑な審査が行われないケースが発生。

各社には、治験、使用成績調査等に対する関係者の適切な 対応をお願いしたい。

治験、使用成績調査等でのお願い

(39)

ICH‐E6 改訂

(40)

臨床開発環境の変化と主な変更点

開発拠点・規模の拡大とコストの増加

品質に関する考え方の変化(新たな概念)

技術革新(特にIT発展による電磁的記録の活用)

業務分担の細分化・複雑化(組織内、外部委託)

効率化の必要性

品質マネジメント(特にリスクベース)の考え方の整理

中央モニタリングに関する考え方の整理

技術革新・複雑化への対応

要件の明確化(電子システム、必須文書、委託業務の監督 等)

GCPガイダンス改訂、その他事務連絡発出を予定

ICHにおける検討(E6)

(41)

① 品質マネジメント

② モニタリング

③ データの信頼性

(電子システム含む)

④ 責任の所在明確化

⑤ 必須文書

追補項目の概要(内容毎のまとめ)

新たな概念の導入

(リスクに基づく実施の適用)

要件の明確化

(42)

①品質マネジメント〔追記事項〕

 Section 5.0: Quality Management

試験の質を管理するために

Quality Management 

System

が必要であること

被験者の保護及び治験結果の信頼性の確保に重 要な事項へ重点を置くこと。(関連:§

2.13

への追記)

以下の

Risk Based Approach

を利用すること

ICH‐Q9

に準じた内容)

5.0.1 Critical Process and Data Identification 5.0.2 Risk identification, 5.0.3 Risk Evaluation,  5.0.4 Risk Control, 5.0.5 Risk Communication, 5.0.6 Risk Review, 5.0.7 Risk Reporting

(43)

①品質マネジメント〔補遺のイメージ〕

Quality  Control

Quality Management

現行

E6 

R2

Quality Assurance

Risk based approach

• QMQA/QCを包含した考え方

• ICH-E6(R1)には明確な記載無し。

(国内ガイダンスには関連記載が 散在)

Quality  Control

Quality Management

Quality Assurance

信頼性保証を品質マネジメント として整理

リスクベースアプローチを導入 し、これをQA/QCにも適用

(44)

 5.18.3: Extent and Nature of Monitoring

モニタリング方法の柔軟性につき言及、以下のアプ ローチの推奨

リスクベースモニタリングの導入

中央モニタリングの併用

(モニター以外(DM, Stat. 等)による補助)

選択したモニタリング戦略とその根拠の文書化

 5.18.6 (e) : (Monitoring Report)

提出はレビュー及びフォローアップのため適切な時 期にすべき

遵守状況の検証に十分な詳細度で記載すべき

中央モニタリングの報告は定期的に行うことで可

②モニタリング〔追記事項(1)〕

(45)

 5.18.7: Monitoring Plan

以下の点に注意し、治験固有のリスクに応じたモニ タリングプランを作成すべき

重要なデータ及びプロセス

日常的な診療業務で実施しない事項、追加トレーニ ングが必要な事項

モニタリング戦略、当事者の責務、使用するモニタ リング方法及びその使用根拠が説明されるべき

 5.20.1: Noncompliance

(モニタリングに限らず)

被験者の保護

/

試験結果の信頼性に重大な影響を 与える(可能性も含む)不遵守発生時、根本原因分 析と適切な是正措置・予防措置を講じるべき

②モニタリング〔追記事項(2)〕

(46)

③データの信頼性〔追記事項〕

原資料(原データ)関連

 4.9.0: (Records and Reports)

原資料に求められる要件を明記

帰属性、判読性、同時性、原本性、正確性及び完全性

修正経過・元データの確認が可能であるべき 電子データシステム関連

 1.65: Validation of Computerized Systems, 5.5.3 (a)

システムの用途や被験者保護

/

治験結果の信頼性へ の影響を考慮してリスクベースで実施すべき

 5.5.3 (b), 5.5.3 (h) : (

電子システム利用時の留意点

)

 SOP

に記載すべき範囲の明確化

電子データの完全性保持(システム変更時も)

(47)

④責任の所在明確化〔追記事項〕

 4.2.5: (Adequate Resources)

治験責任医師は、治験実施医療機関において実施さ れる治験業務を委託した個人又は団体について、こ れを監督する責任を有する

 4.2.6: (Adequate Resources)

治験責任医師/治験実施医療機関は、医療機関業 務を委託する場合、その実施可能性・データの完全 性を保証する手立てを講じるべき

 5.2.2: (Contract Research Organization)

治験依頼者は、受託者による再委託も含め委託した

全ての依頼者業務の監督を保証すべき

(48)

⑤必須文書〔追記事項〕

 8.1: Essential Documents for Conduct of Clinical Trial

文書の特定・検索等が実施できるシステム(媒体は問 わない)で保管すべき

治験の必須文書は試験毎の重要性・関連性に基づき 追加すべき。また、(治験開始前に)正当化される場 合には削減も可能

複写物を元の文書(原資料、

CRF

等)の代わりとして置 き換える場合、当該複写物は保証付き複写の要件を 満たすべき

症例報告書データにつき、治験責任医師が管理権限 を有し、常にアクセス可能であること

医療機関側の必須文書等の管理権限は医療機関側

が有すべき

(49)

本日のトピック

 最近の新医薬品審査の状況について

 最近の治験の動向について

 その他

(50)

クリニカル・イノベーション・ネットワーク

(CIN)について

(51)

※第4回 厚生科学審議会 臨床研究部会 資料

(52)

※第4回 厚生科学審議会 臨床研究部会 資料

(53)

ICH Reflection on “GCP Renovation”

Modernization of ICH E8 and subsequent Renovation of ICH E6

2017年1~3月にICH web siteでパブコメを実施 Real World Data Sources (electronic health

records, claim data, patient/disease registries, etc.)の活用について検討

E6 GCP

E8 臨床試験の一般指針

ICHにおける検討

(54)
(55)

効率的な創薬のための環境整備を進めるため、NCや学会等が構築する疾患登録システムなどのネッ トワーク化を⾏うCINを構築、拡充

関係機関のネットワークを構築し、産学連携による治験コンソーシアムを形成 疾患登録情報を活⽤した効率的な治験・市販後調査・臨床研究の体制構築を推進

これらの取組により、我が国発の医薬品・医療機器等の開発を促進するとともに、海外メーカーを 国内開発へ呼び込む

クリニカル・イノベーション・ネットワーク(CIN)について

○ 新薬、新医療機器等の開発コストが世界的に⾼騰 ※1新薬当たり約3千億円との試算あり

○ 開発の低コスト化、効率化を狙い、疾患登録システム(患者レジストリ)を活⽤する新たな臨床開発⼿法が登場

▶ 国⽴がん研究センターの取組「SCRUM-Japan」︓全国のネットワーク病院でがん患者のゲノムスクリーニング を⾏い、そのデータを集約し、疾患登録システムに登録。希少がん患者の治験組⼊れ等を効率化

▶ 各ナショナルセンター(NC)、⼤学病院等でも平成26年から疾患登録システムの構築を開始 医薬品・医療機器開発を取り巻く環境の変化

そこで

具体的には

CIN構想

CIN(構想)

のイメージ

レジストリ

NC

学会

⼤学病院 治験コンソーシアム

疾患登録情報を 活⽤し効率化

創薬のための 魅⼒的な環境

(56)

CIN

基本方針

目標

○ レギュラトリーサイエンスに基づき、疾患登録システムを活用した革新的な医薬品等の開発環境 を整備することにより、我が国の医薬品・医療機器等の開発競争力を強化する。

透明性及び個人情報に配慮した上で、診療で得られるリアルワールドデータを収集・解析する体 制・システムを整備し、創薬や医療の場で有効に活用する。

○ 以上により、新薬等を速やかに国民に提供することを通じて、健康寿命を延伸する。

基本方針

○ 疾患登録システムを活用した効率的な治験・市販後調査・臨床研究体制の構築を推進し、我が 国発の医薬品・医療機器等の開発を促進するため、以下の取組を行う。

1)我が国で整備が進む疾患登録システムに関する情報を整理するとともに、治験・市販後調査・臨 床研究を推進するための課題解決を行う体制を構築する。

2)レギュラトリーサイエンス研究に基づき、海外の規制当局の動向も踏まえて、疾患登録システムを 治験・市販後調査に活用するための国際連携等の環境整備を行う。疾患登録システムの要件

(用途別)及び信頼性基準の確立とそれに基づいて、薬事承認・再審査に疾患登録システムを 用いるためのガイドラインを策定する。

3)検証結果を踏まえ、受益者負担による疾患登録システムの維持管理体制を構築する。

平成29年3⽉22⽇

臨床開発環境整備推進会議 了承

(57)

各年次 重点項目

2016 連携体制の整備

横串研究班(武田班、林班)の設置、NC-WGPMDA-WGAMEDシンポジウムの開催 2017 レギュラトリーサイエンスに基づいた疾患登録システムの構築

市販後調査及び治験対照群としての活用を目指した新たなレジストリの構築(2016年度に医薬 品3課題、医療機器1課題を採択)

承認審査に資する疾患登録システムの評価基準の検討 ワンストップサービス拠点の整備を開始

2018 臨床研究・治験の推進

ガイドライン作成等に資する検証的臨床研究・治験を実施

2019 疾患登録システムの自立化に向けた検討 疾患登録システムの自立化に向けた検討

ターゲット年度に向け疾患登録システムのデータ登録等を加速

2020 ガイドライン等の作成

疾患登録情報を活用した治験・臨床研究に関するガイドライン等の作成

(58)

GPSP 省令について

(59)

※第4回 厚生科学審議会 臨床研究部会 資料

(60)

※第4回 厚生科学審議会 臨床研究部会 資料

(61)

再審査申請 等

製造販売後 調査等

安全性定期報告

(半年ごと、1年ごと)

副作用、不具合報告・研究報 告・海外措置報告等

審 査

GPSP省令

結 果 通 知

製造販売

企業が実施する製造販売後調査等は、一定の信頼性基準

(GPSP省令:製造販売後の調査及び試験の実施の基準に関する省令)

を満たさなければならない

承 認 申

(62)

GPSP 省令改正省令

医薬品の製造販売後の調査及び試験の実施 の基準に関する省令等の⼀部を改正する省令

(平成29年厚⽣労働省令第116号)

平成29年10⽉26⽇官報号外第234号

【改正の趣旨】

近年、医薬品の製造販売後の安全性等の情報 の収集に医療情報データベースを利⽤できる環 境が整いつつある。これを踏まえ、医薬品の製造 販売後の調査に医療情報データベースを利⽤し た際の再審査及び再評価の申請書に添付する 資料の信頼性を確保するため、GPSP省令の⼀

部を改正するものであること。

(平成29年10⽉26⽇薬⽣発1026第1号)

(63)

※オレンジ色のセルが新たに 規定した調査

製造販売後データベース調査:新たに医療情報データベースを用いた調査を規定するもの。

一般使用成績調査:医薬品等を使用する者の条件を定めることなく行う「使用成績調査」に名称を 付すもの。

使用成績比較調査:特定の医薬品を使用する者の情報と当該医薬品を使用しない者の情報とを 比較することによって行う「使用成績調査」に名称を付すもの。

○ MID-NETなど医療情報データベースを活用した調査を再審 査等の申請資料とする際の信頼性を確保するため、GPSP省 令の改正を行った。

平成29年10月26日 改正省令公布 平成30年 4月 1日 改正省令施行

※関連通知は順次発出

GPSP省令の改正の概要

使用成績調査 製造販売後臨床試験

製造販売後調査等

特定使用成績調査 一般使用成績調査

使用成績比較調査

製造販売後 データベース調査

(64)

製造販売後調査等の実施計画の策定 に関する検討の進め方について

https://www.pmda.go.jp/review‐services/outline/0002.html

PMDAは、製造販売後調査等 の実施計画の策定に関し、基 本的な検討の進め方を取りま とめて公表した。

(65)

リサーチ・クエスチョン

• 製造販売後調査等を計画する際に、明確にすべ きもの。

• リサーチ・クエスチョンとは、具体的な調査の課題 であり、以下の要素から成る。

PICOT template

Patient: 対象集団

Intervention: 当該薬剤(調査の対象となる曝露)

Comparison: 比較対照

Outcome: 対象とする有効性・安全性検討事項

Timing: 対象期間(データ期間)

https://www.pharmacoepi.org/resources/policies/guidelines‐08027/

(66)

製販後の有効性の検討

• 評価すべき具体的な検討事項が存在しない場合 は、製造販売後の有効性評価については、文献 の分析等の製造販売後調査等によらない方法で 検討することでよい。

• 具体的な検討事項が生じた場合は、当該事項を

科学的に確認することが可能となる製造販売後

調査等を実施する必要がある。

(67)

安全性監視計画策定の 検討の進め方

科学的な観点及び現行の承認審査の過程を考慮し、検討の進め方を 4つのステップに分類した。

承認時ま

3まで PMDA と申

で合

される。

参照

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