平成 25 年度新潟薬科大学薬学部卒業研究Ⅱ
論文題目
新規医薬品の情報収集と学習のシステムの構築
~ Information gathering of new medical supplies, and construction of a learning system~
臨床薬学研究室 6 年 08P141 杉原 麻美
(指導教員:青木 定夫)
要旨
現在、新薬の情報は様々な形で提供されている。しかし、これらはいずれも 文章によるものがほとんどであり、情報を問題形式で演習できるものは少ない。
文章を読むことで医薬品について詳細に知ることは大切だが、そのすべてを記 憶することは難しく、医薬品の適正使用のためには概要を覚えておくことが望 ましい。また、最近の新薬の動向について知ることは薬物治療に役立つと考え られる。
そこで本研究では、新薬の情報を整理すること、過去10年の新薬の分類を統 計的に調べること、問題演習によって理解することの3点を目的とし、2000年 から2011年の間に承認された新薬の情報を加工・形成してデータベース化する とともに、問題演習形式で学習するシステムを作成した。作成したシステムは 誰でも簡単に使用できるため、薬学生や薬剤師などが生涯学習を行っていく支 援をすることが可能になる。
データベースには効能や用法が簡潔に記載されているので、医薬品について の概要を知るのに役立つ。検索機能を使って、目的の医薬品を調べることもで きる。webページで添付文書とインタビューフォームを閲覧することもでき、
さらに理解を深めることもできる。このように、個人の目的によって、様々な 使い方が可能である。個人の目的に応じた使い方をすることで、自分自身も医 薬品について理解し、患者や他の医療従事者にも情報を伝えることができると 考えられる。
キーワード
1. 新規医薬品 2. 情報のデータベース化 3. 情報の閲覧
4. 問題演習 5. 薬価基準収載医薬品コード 6. 生涯学習
7. 日本薬剤師会
目 次
1. はじめに ・・・・・・・・・・・・4
2. 方法 ・・・・・・・・・・・・5
2.1. 情報の検索 ・・・・・・5
2.2. 情報の収集 ・・・・・・7
2.3. 新薬の分類 ・・・・・・12
2.4. 問題の作成 ・・・・・・14
2.5. 電子媒体における暗記カードの作成 ・・・・・・20
3. 結果 ・・・・・・・・・・・・21
4. 考察 ・・・・・・・・・・・・32
5. おわりに ・・・・・・・・・・・・34
謝辞 ・・・・・・・・・・・・34
引用文献 ・・・・・・・・・・・・26
論文
1.はじめに
現在、わたしたちの周りには多くの医薬品があり、毎年次々と新薬が承認さ れて医療現場で使われている。薬剤師は医療従事者の一員として患者や他の医 療従事者に医薬品の情報を正確に伝え、医療に貢献することが求められていて、
「薬剤師はその業務が人の生命健康にかかわることに深く思いを致し、絶えず 薬学・医学の成果を吸収して、人類の福祉に貢献するよう努める。」と、薬剤師 綱領にも記載されている。医薬品の適正使用のためには絶えず生涯学習を行う ことにより高い知識と技能の維持に努めることが必要である。
新薬の情報は様々な形で提供されている。例えば、添付文書集、今日の治療 薬、治療薬マニュアル、最近の新薬などがある。添付文書やインタビューフォ ームもある。添付文書は医薬品の箱の中に入っておりインタビューフォームは 各製薬会社のWebページより入手が可能である。また、インターネットでも「新 薬」と検索すれば、製薬会社のホームページや日本薬剤師会のホームページ1)、 独立行政法人医薬品医療機器総合機構のホームページ2)、病院や薬局が書いてい るブログ、一般財団法人日本医薬情報センター(JAPIC)3)、GenomeNet4)など 様々なホームページが表示され、添付文書やインタビューフォームなどの情報 を閲覧できる。MR(Medical reprentative)から説明を聞くこともある。しか し、これらはいずれも文章によるものがほとんどであり、情報を問題形式で演 習できるものは少ない。文章を読むことで医薬品について詳細に知ることは大 切だが、そのすべてを記憶することは難しく、医薬品の適正使用のためには概 要を覚えておくことが望ましい。また、最近の新薬の動向について書かれてい る論文や著書はほとんどないが、それを知ることは薬物治療に役立つ。
そこで本研究では、新薬の情報を整理すること、過去10年の新薬の分類を統 計的に調べること、問題演習によって理解することの3点を目的とし、2000年 から2011年の間に承認された新薬の情報を加工・形成してデータベース化する とともに、問題演習形式で学習するシステムを作成した。本研究では、新有効 成分医薬品、新投与経路医薬品、新剤型医薬品、新用量医薬品、新効能医薬品、
データベースは日本薬剤師会1)の新医薬品の薬価収載のページを参考にした。
添付文書とインタビューフォームはwebページにもリンクしているので、情報 が足りない場合は確認することでさらに理解を深めることができる。2011年以 降に開発された新薬も、情報をデータベースに加えることによって情報の閲覧 および問題演習ができるようになる。
誰でも簡単に使用できるシステムであるため、薬学生や薬剤師などが生涯学 習を行っていく支援をすることが可能になる。
1. 方法
FileMakerで2000年から2011年までに承認された新薬のデータをまとめ、
それをもとに問題演習ができるシステムを作成した。
2.1情報の検索
新薬のデータを集めるため、新薬が記載されているホームページを探した。
インターネットで「新薬」「一覧」と検索し、参考としたものを次に示す。
・薬局薬剤師 薬の説明5)
・メディカルプラネット6)
・日本製薬工業7)
・徳山医師会8)
・山之内製薬株式会社9)
・ゼリア新薬工業10)
また、「新薬」「12桁コード」と検索し、参考としたものを次に示す。
・日本薬剤師会1)
・DATAINDEX11)
・医療情報システム開発センター12)
この中で、承認済みの試薬が記載されている薬局薬剤師 薬の説明、メディ カルプラネット、日本薬剤師会、DATA INDEX、医療情報システム開発センタ ーのホームページを表1のように比較した。
表1 webページの比較
・薬局薬剤師 薬の説明5)
記載項目数 適切な改行 全角半角の統一 表の作りやすさ
4 半角のみ ○
記載項目:商品名、成分名、会社名、収載年月日 長所:収載年月日ごとに記載されている。
短所:新薬の表示が統一されていないため、表にするのが難しい。
・メディカルプラネット6)
記載項目数 適切な改行 全角半角の統一 表の作りやすさ
2 ○ 半角のみ ○
記載項目:商品名、会社名
長所:項目が並べて記載されてあるので表にするのが容易。
短所:注目の新薬だけ記載されているのですべての新薬の情報がない。
記載項目が少ない。
・日本薬剤師会1)
記載項目数 適切な改行 全角半角の統一 表の作りやすさ
13 ○ 半角のみ ○
記載項目:薬効分類、区分、商品名、規格単位、薬価(円)、包装単位、
製造販売、成分名、効能効果、用法用量、規制等、
承認年月日、備考
長所:記載項目が比較した中で1番多い。
短所:コードがない。
・DATA INDEX11)
記載項目数 適切な改行 全角半角の統一 表の作りやすさ
6 全角・半角
記載項目:商品名、成分名、会社名、12桁コード、区分、薬価 長所:記載されている項目が比較的多い。
短所:文字の全角と半角が統一されていない。
医薬品ごとに記載が1列になっていないので表にするのが難しい。
記載項目:12桁コード、商品名、規格、会社名,薬価
長所:Excelのファイルがあるため、表にまとめやすい。
短所:新有効成分・新用量などの新薬の分類がわからない。
適切な改行 必要な部分をコピーしてExcelに貼付けたときにきれいに表にな るか
表の作りやすさ 全角半角の記載がそろっていて適切な改行がされているか
【引用する情報源の選択基準】
記載項目が多いこと。
収載年月日ごとにすべての新薬が記載されていること。
適切な改行がされていて、表にしやすいこと。
以上より、日本薬剤師会ホームページの情報を引用した。
2.2 情報の収集
日本薬剤師会ホームページ1)の新医薬品の薬価収載のページで、2000年から 2011年までで新薬と表示されている日付の項目をコピーしてExcelに貼付けた。
(図1)(図2)
図1 日本薬剤師会の新医薬品薬価収載のページをコピーしている画面
図2 日本薬剤師会のホームページからコピーしたものをExcelに貼付けた画 面
貼付けたものをすべてコピーしてmi(Mac OS X 用のテキストエディタ)に 貼付けた。
miで文章の中からタブ(スペース)を1つコピーし、連続したタブをなくす ために置換を行った。「検索・置換」を選択し、「検索文字列」にタブを2つ、「置 換文字列」にタブを1つ貼付けた。連続したタブがあるとExcelで表にしたと きにずれてしまうので、置換できるものがゼロになるまで「すべてを置換」を 繰り返した。(図3)
図3 miで検索置換を行っている画面
置換できるものがゼロになったら、行を並び替え、必要な部分をコピーして
Excelに貼付けた。日本薬剤師会の新医薬品の薬価収載のページで1番左に番号
が記載されている行を必要な部分とし、番号が記載されていない行や注意書き と表以外の文章は削除した。同じようにして2000年から2011年までのすべて
の新薬を1つのExcelにまとめ、表にした。薬価収載のページの表の番号、薬
効分類、区分、商品名などの項目は1行だけコピーし、Excelの1番上に貼付け た。(図4)(図5)
図4 miで必要な部分を選択している画面
図5 コピーしたものをExcelに貼付けた画面
表がずれているところは手作業で直した。このExcelファイルを「2000-2011」 というファイル名で保存した。FileMakerを開き、「既存のデータベースからデ ータベースを作成」から「2000-2011」のファイルを選択し、1行目はフィール ド名とした。Excelの列とFileMakerのフィールドは次のようにインポートさ れた。(表2)
表2 フィールド名と対応項目
f1 番号 f2 薬効分類 f3 区分 f4 商品名
f5 規格単位 f6 薬価 f7 包装単位 f8 製造販売※
f9 成分名 f10 効能効果 f11 用法用量 f12 規制等
f13 承認年月日 f14 備考 f15 薬価基準収載医薬品コード
※製造販売会社名は、医薬品承認時のものとした。
新薬の一覧に12桁コードを入れるため、厚生労働省のホームページ13)を参考 にした。「使用薬剤の薬価(薬価基準)」に収載されている医薬品について(平 成24年1月16日現在)、内服薬、注射薬、外用薬、歯科用薬剤それぞれのExcel の表をダウンロードして保存した。FileMakerで「レコードのインポート」か ら「ファイル」を選択し、厚生労働省からダウンロードした内服薬のファイル を選択した。「対象レコードで一致するレコードを更新」を選択し、成分名フィ ールドと成分名を照合フィールドとした。「データベースの管理」で新しく薬価 基準収載医薬品コードのフィールドを作成し、インポートした。外用薬、注射 薬、歯科用薬も同じようにインポートした。(図6)
図6 薬価基準収載医薬品コードをインポートしている画面
インターネットで「薬価基準収載医薬品コード」「検索」と調べると独立行政 法人医薬品医療機器総合機構の医薬品医療機器情報提供ホームページの医療用 医薬品の添付文書情報検索ページが表示された。薬価基準収載医薬品コードが インポートされなかったものについて、販売名コード(YJコード)を一般名・
販売名から検索し手作業で入力した。(図7)
図7 完成したFileMakerの新薬データベース
現在使用されている医薬品と新薬の分類にどのような違いがあるか比較する ため、3桁コードの分類別にそれぞれ数を数えた。
新薬は、新薬情報のデータベースの薬効分類フィールドをExcelにインポー トし、並べ替えのキーを値、順序を最小から最大として並べ替え、行番号を参 考にして数えた。(図8)
図8 Excelにコードをインポートして並び替えた画面
2.3 新薬の分類
現在使用されているすべての薬については、医事連絡協議会で用いられてい るレセプト(診療報酬明細書)を作成するコンピュータで用いられているデー タの「薬の19000」を使用した。Excelで開くとAの列には12桁コード、Bの 列には成分名、Cの列には規格が表示された。列Aから7桁コードを抜き取っ たあと重複するレコードを削除し、と3桁コードを抜き取って並べ替え、分類 別に数を数えた。
3桁コードと薬の19000、新薬をそれぞれ並べ、Excelで数をまとめた。Aの 列とBの列を選択した。優先されるキーを列B、並べ替えのキーを値、順序を 最大から最小にして並べ替えた。それぞれ数の多いもの上位21位までランキン グを付けた。(図9)
図9 3桁コードの分類で鵜薬品の数が多い順に並べ替えている画面
左から順に3桁コード、個数、%とし、Excelにランキングをまとめた。新薬
は428個、薬の19000は2965個のデータがあったので、%の計算は、新薬で
は「=3桁コードのセル番号/428*100」、薬の19000では「=3桁コードのセル 番号/2965*100」とした。 (図10)
図10 ランキングをつけた画面
2.4 問題の作成
演習問題の元となるテーブルを作成する。
FileMakerで[2000-2011]のファイルから問題演習のシステムを作成するため、
新しいテーブルを作成した。
データベースのデータを使用できるようにするため、問題のテーブルと元か らあったテーブルのリレーションを作成した。問題のテーブルのnoとテーブル のnoをつなぎ、リレーションシップを作成した。
問題となる医薬品の商品名を参照できるようにするため、問題のテーブルでQ のフィールドを作成した。 [オプション]を選択して[ルックアップ値]にチェック した。[開始するテーブル]は[問題]、[関連テーブルからルックアップする]は[テ ーブル]を選択し、[値のコピー元のフィールド]は商品名フィールドにした。
問題文を表示させるため、Monのフィールドを作成した。 [計算値]をクリッ クし、Mon=の下の記入欄に"「"&Q&"」"&"の効能は下記のどれか。"と書いた。
問題番号をつけるため、noのフィールドを作成した。[オプション]を選択し て[シリアル番号]にチェックした。[作成時]にチェック、次の値1、増分1にし た。
解答番号をランダムに決定させるため、ansのフィールドを作成した。 [オプ ション]を選択して[計算値]にチェックした。ans=の下の記入欄(図11)に
Int(Random*4.99999)+1と書いた。この式により、解答がランダムに決定され
る。
図11 計算式の指定画面
選択肢1番の解答となる医薬品の番号ををランダムに決定させるため、b1の フィールドを作成した。 [オプション]を選択して[計算値]にチェックした。ans=
の下の記入欄にIf(ans=1;no;If(no<Round(Get ( レコード総 数 )/2;0);Round(Get ( レコード総
数 )/7;0)+no+Middle(aaa;1;1)+3;no-Round(Get ( レコード総数 )/2;0)-
Middle(aaa;1;1)-3))と書いた。索引オプションで[計算結果を保存せず必要な再
計算する]にチェックした。この計算値により、選択肢となる番号が決定される。
同様に、b2、b3、b4、b5のフィールドを作成した。b2にはans
=If(ans=2;no;If(no<Round(Get ( レコード総数 )/2;0);Round(Get ( レコード総 数 )/5;0)+no+Middle(aaa;2;1)+3;no-Round(Get ( レコード総数 )/5;0)-
Middle(aaa;2;1)-3)) 、b3にはans
=If(ans=3;no;If(no<Round(Get ( レコード総数 )/2;0);Round(Get ( レコード総
数 )/4;0)+no+Middle(aaa;3;1)+3;no-Round(Get ( レコード総 数 )/4;0)-Middle(aaa;3;1)-3)) 、b4にはans
=If(ans=4;no;If(no<Round(Get ( レコード総数 )/2;0); Round(Get ( レコード 総数 )/3;0)+no+Middle(aaa;4;1)+3;no- Round(Get ( レコード総
数 )/3;0)-Middle(aaa;4;1)-3)) 、b5にはans
=IIf(ans=5;no;If(no<Round(Get ( レコード総数 )/2;0);Round(Get ( レコード 総数 )/2;0)+no+Middle(aaa;5;1)+3;no-Round(Get ( レコード総
数 )/2;0)-Middle(aaa;5;1)-3)) と入力した。
解答となる医薬品の番号ををランダムに決定させるため、bbbのフィールド を作成し、同様にans=IIf(ans=1;b1;If ( ans=1 ; b2 ; If ( ans=3;b3 ;If
( ans=4;b4;If ( ans=5;b5 ) )) ))と入力した。
元のデータベースから医薬品名を使用できるようにするため、リレーション を作成した。テーブルを複製し、新しくできたテーブルの名前をq1として問題 のテーブルのb1とq1のnoをつないでリレーションを作成した。同じようにし てb2とq2のno、b3とq4のno、b4とq4のno、b5とq5のnoをつないだ。
選択肢1の問題文を入力するため、cnn1のフィールドを作成した。 [オプシ ョン]を選択して[ルックアップ値]にチェックした。開始するテーブルを問題、
関連テーブルからルックアップするをq1にして、値のコピー元を効能効果フィ ールドにした。同様に、cnn2、cnn3、cnn4、cnn5のフィールドを作成し、レ コード内容を再ルックアップした。
テーブルに問題文を表示させるため、aa1のフィールドを作成した。aa1のフ ィールドをクリックして表示形式を[チェックボックスセット]にし、[次の値の 一覧を表示]で[値一覧の管理]をクリックした。[新規]をクリックしてcnn1と書 いて[フィールドの値を使用]を選択した。[最初のフィールドの値を使用]で[問
題]→cnn1を選択、[値のみ含める]で[テーブル]を選択して、[データを表示]で現
在のテーブルからaa1を選択した。同様にaa2、aa3、aa4、aa5のフィールド を作成した。
選択肢1にチェックされたことを確認するためにcheck1のフィールドを作成 した。 [オプション]を選択して[計算値]に チェックした。check1=Count ( aa1 ) として[OK]、フィールドcheck1のオプション[OK]、データベースの管理[OK]
正しい解答が選択されたときに解説を表示させるため、ans2のフィールドを 作成した。 [オプション]を選択して[ルックアップ値]にチェックした。開始する テーブルを問題、関連テーブルからルックアップするをテーブルにして、値の コピー元のフィールドを効能効果フィールドにした。
正しい解答が選択されたときにOKと表示させるため、kai 、kai2のフィー ルドを作成した。 [オプション]を選択して計算値に チェックした。kai=If (ans=1 and kai2 = "[OK]";ans&":"&Q&"は"&cnn1;If (ans=2 and kai2 =
"[OK]";ans&":"&Q&"は"&cnn2; If (ans=3 and kai2 = "[OK]";ans&":"&Q&"
は"&cnn3;If (ans=4 and kai2 = "[OK]";ans&":"&Q&"は、"&cnn4;If (ans=5 and kai2 = "[OK]";ans&":"&Q&"は"&cnn5)))))、kai2=If ( aa1= ans2;"[OK]";If ( aa2=ans2;"[OK]";If ( aa3=ans2;"[OK]";If ( aa4=ans2;"[OK]";If ( aa5=
ans2;"[OK]"; "" ) ) ) ) )にした。
商品名から薬効の問題を作成する
1つ目の問題演習のページを作成した。使用できるフィールドからNoを選び、
移動を押すとレイアウトに配置するフィールドに移動した。同じように
Mon,aa1,aa2,aa3,aa4,aa4,kai,kai2を移動した。noのフィールドを選択し、Mon を再ルックアップした。
問題文を表示させるため、aa1のフィールドに値を入力した。aa1のフィール ドをクリックし、表示形式を[チェックボックスセット]にし、[次の値の一覧を 表示]で[値一覧の管理]をクリックした。新規をクリックしてcnn1と書いて[フ ィールドの値を使用]を選択した。[最初のフィールドの値を使用]で問題→cnn1 を選択した。[次のテーブルから関連レコードの値のみ含める]でテーブルを選択 し、[データを表示]で現在のテーブルからaa1を選択した。同様にaa2、aa3、 aa4、aa5のフィールドに値を入力し、問題1のレイアウトに問題の選択肢を表 示させた。
2つ目の問題演習のページに表示させる問題文を作成するため、Mon2のフィ ールドを作成した。オプション→計算値をクリックし、Mon=の下の記入欄に"
「"&Q&"」"&"の成分は下記のどれか。"と書いた。
選択肢1の問題文を入力するためcnn21のフィールドを作成した。 [オプシ ョン]を選択して[ルックアップ値]にチェックした。[開始するテーブル]を問題、
[関連テーブルからルックアップする]をq1にして、値のコピー元を効能効果フ
ィールドにした。同様にcnn22、cnn23、cnn24、、cnn25のフィールドを作成 した。
問題文を表示させるため、表示→ブラウズモードでブラウズモードに戻し、
b1、b2、b3、b4、b5をそれぞれ再ルックアップした。
テーブルに問題文を表示させるため、表示をレイアウトモードにしてab1の フィールドを作成した。ab1の表示形式を[チェックボックスセット]にし、[次 の値の一覧を表示]で[値一覧の管理]をクリックした。新規をクリックしてcnn21 と書いて[フィールドの値を使用]を選択した。[最初のフィールドの値を使用]で 問題→cnn21を選択した。[次のテーブルから関連レコードの値のみ含める]でテ ーブルを選択し、[データを表示]で現在のテーブルからab1を選択した。同様に ab2、ab3、ab4、ab5のフィールドを作成した。
正しい解答が選択されたときに解説を表示させるため、3のフィールドを作成 した。 [オプション]を選択して[ルックアップ値]にチェックした。[開始するテ ーブル]を問題、[関連テーブルからルックアップする]をテーブルにして、[値の コピー元のフィールド]を成分名フィールドにした。
正解の選択肢を選択したときにOKと表示させるため、kai21のフィールドを 作成した。 [オプション]を選択して計算値に チェックした。kai21=If ( ab1=
ans3;"[OK]";If ( ab2=ans3;"[OK]";If ( ab3=ans3;"[OK]";If ( ab4=ans3;"[OK]";If ( ab5= ans3;"[OK]"; "" ) ) ) ) )にした。
正解の選択肢を選択したときに解答を表示させるため、kai11のフィールドを 作成した。 [オプション]を選択して計算値にチェックした。kai=If (ans=1 and kai21 = "[OK]";ans&":"&Q&"の成分は"&cnn21;If (ans=2 and kai21 =
"[OK]";ans&":"&Q&"の成分は"&cnn22; If (ans=3 and kai21= "[OK]";ans&":
"&Q&"の成分は"&cnn23;If (ans=4 and kai21 = "[OK]";ans&":"&Q&"の成分 は、"&cnn24;If (ans=5 and kai21 = "[OK]";ans&":"&Q&"の成分は"&cnn25))))) にして[索引オプションで計算結果を保存せず必要な再計算する]にチェックし た。
商品名から成分の問題を作成する
2つ目の問題形式のページを作成するため、新規レイアウトを作成した。
し、完了すると新しく問題2のレイアウトができた。
問題文を表示するため、noのフィールドを選択し、Mon2を再ルックアップ した。
問題文を入力するため、ab1の表示形式を[チェックボックスセット]にし、[次 の値の一覧を表示]で[値一覧の管理]をクリックした。新規をクリックしてcnn21 と書いて[フィールドの値を使用]を選択した。[最初のフィールドの値を使用]で 問題→cnn21を選択した。[次のテーブルから関連レコードの値のみ含める]でテ ーブルを選択して、[データを表示]で現在のテーブルからab1を選択した。同様 にab2、ab3、ab4、ab5に値を入力した。これで問題2のレイアウトに問題の 選択肢が表示された。
添付文書のwebページにリンクするボタンを作るため、レイアウトをレイア ウト1に戻した。レイアウトモードに切り替え、「データベースの管理」画面で
「添付文書」という名前のテキストフィールドを作成し、 [ボタン] をクリック した。「ボタン設定」画面右側の一覧から [URL を開く] を選択し、右側のオプ ション欄で [ダイアログなしで実行] にチェックを入れ、[指定] ボタンをクリッ
クした。[URL を開く] のオプション」画面で [指定] ボタンをクリックした。
「計算式の指定」画面右上の [添付文書] をダブルクリックした。ボタンに名前 をつけた。 作成したボタンをクリックすると、webページが表示された。同様 にインタビューフォームのwebページを開くボタンを作った。
新規レイアウトで表紙を作成した。
検索モードに切り替えるボタンを作るため、[挿入]→[ボタン]で左の枠の中か らレイアウト切り換えを選択した。 [指定]→[レイアウト1]にし、 検索モード と名前を付け、 好きな場所に移動した。同様に問題のページに切り替わるボタ ンも作った。[指定]→[問題1]にして薬から薬効と名前を付けた。 [指定]→[問題 2]にして薬から成分と名前を付けた。[表示]→[ブラウズモード]に戻すと、ボタ ンができた。
表紙に戻るボタンを作るため、レイアウトをレイアウト1にして、 [挿入]→[ボ タン]で左の枠の中からレイアウト切り換えを選択し、 指定→表紙にし、ブラウ ズモードに戻すと、ボタンができた。同じように、問題1と問題2にも表紙へ 戻るボタンをつけた。
次の問題へ進むボタンを作るため、レイアウトを問題1にして、 [挿入]→[ボ タン]で左の枠の中からレコード切り換えを選択し、 指定→次にして[OK]を押
した。Nextと名前を付け、 好きな場所に移動した。 表示→ブラウズモードに 戻すと、ボタンができたレイアウト2も同じようにNextボタンを作った。ブラ ウズモードに戻すと、ボタンができた。
スクリプトを設定した。レイアウトを表紙にし、[スクリプト]から[新規スク リプト]を選択し、左の枠より下記スクリプトを選択した。
「ボタン設定」画面左側の一覧から [スクリプト実行] にチェックを入れ指定 から検索を選択した。作成したボタンをクリックすると、検索モードが表示さ れた。
2.5 電子媒体における暗記カードの作成
暗記カードの表側を成分名と商品名、裏側を薬効にするため、「2000-2011」 のファイルからf4商品名、f9成分名、f14備考をExcelにインポートした。そ れをコピーし、miに貼付けて、「成分名(商品名)[tab]備考」と表示されるよ うに置換を行った。テキストエンコーディングをUTF-8として、csvファイル として保存した。
iAnki – Market14)において、「カードデッキを作る」を選択し、カードデッキ
エラー処理{オン}
レイアウトの切り替え{「検索」} 検索モードに切り替え{一時停止}
フィールドへ移動{「レイアウト1」} 検索実行{対象レコードの置き換え}
IF{「Status( 対象レコード数) = 0」}
メッセージを表示{「条件に一致するデータは存在しません」} 全コードを表示
レイアウトの切り替え{「レイアウト1」} 現在のスクリプト終了
Else
レイアウトの切り替え{「最初」} End IF
タスを公開にすると、誰でも無料で使える暗記カードができた。
3.結果
3.1 情報の検索
データベースの作成には、日本薬剤師会ホームページ1)の新医薬品薬価収載 のページを参考にした。日本薬剤師会ホームページを参考にした理由は、記載 項目が調べた中では1番多く、成分ごとに横一列の表として記載されており、
データベースにまとめやすい形式になっていたためである。また、12桁コード は厚生労働省のホームページ13)を参考にした。理由は、成分名の表記が日本薬 剤師会と同一であり、成分名を照合して12桁コードのデータをインポートする ことができたからである。
3.2 情報の収集
2000年から2011年の間に承認された新薬は全部で428個あった。薬の19000 には2965個の成分があった。新薬のデータの記載項目は、薬効分類、区分、商 品名、規格単位、薬価(円)、包装単位、製造販売、成分名、効能・効果、用法・
用量、規制等、承認年月日、備考である。データベースはFileMakerで以下の ように表形式にまとめた。(図12)(図13)
図12 FileMakerで表形式にまとめた画面(レイアウト1)
図13 FileMakerで表形式にまとめた画面(レイアウト2)
3 3 新薬の分類
薬の19000を3桁コードで分類して数をまとめると、多いもの上位20位は
表3のようになった。
表3 薬の19000の分類数ランキング
個 %
520 漢方製剤 149 5.0
264 鎮痛、鎮痒、収斂、消炎剤 104 3.5
131 眼科用剤 102 3.4
114 解熱鎮痛消炎剤 82 2.8
233 健胃消化剤 75 2.5
117 精神神経用剤 71 2.4
214 血圧降下剤 65 2.2
613 主としてグラム陽性・陰性菌に作用するもの 60 2.0
261 外皮用殺菌消毒剤 60 2.0
232 消化性潰瘍用剤 54 1.8
399 他に分類されないその他の代謝性医薬品 54 1.8
112 催眠鎮静剤、抗不安薬 52 1.8
331 血液代用剤 52 1.8
325 タンパクアミノ酸製剤 49 1.7
430 放射性医薬品 46 1.6
634 血液製剤類 46 1.6
212 不整脈用剤 41 1.4
429 その他の腫瘍用剤 41 1.4
625 抗ウイルス剤 40 1.3
721X 線造影剤 40 1.3
729 その他診断用薬(体外診断用医薬品を除く) 40 1.3
2000-2011の新薬を3桁コードで分類して数の多い順に並び替えると、上位 20位は表4のようになった。
表4 新薬の分類数ランキング
個 %
399 他に分類されないその他の代謝性医薬品 30 7.0
429 その他の腫瘍用剤 30 7.0
625 抗ウイルス剤 28 6.5
131 眼科用剤 26 6.1
214 血圧降下剤 17 4.0
117 精神神経用剤 15 3.5
449 その他のアレルギー用剤 15 3.5
249 その他のホルモン剤(抗ホルモン剤を含む) 14 3.3
639 その他の生物学的製剤 13 3.0
396 糖尿病用剤 12 2.8
239 その他の消化器官用薬 11 2.6
624 合成抗菌剤 11 2.6
229 その他の呼吸器官用剤 10 2.3
219 その他の循環器官用剤 8 1.9
119 その他の中枢神経用剤 8 1.9
114 解熱鎮痛消炎剤 7 1.6
729 その他診断用薬(体外診断用医薬品を除く) 7 1.6
333 血液凝固阻止剤 7 1.6
113 抗てんかん薬 7 1.6
799 他に分類されない治療を主目的としない医薬
品 7 1.6
216 血管収縮剤 7 1.6
また、作用部位(3桁コードのはじめの番号)ごとに数を数え、それぞれの割 合を計算して比較した。(図14)
図14 作用部位ごとの医薬品の割合
3.4 問題の作成
新薬のデータベース、新薬の検索、問題演習それぞれのページが閲覧できる仕 組みを作成した。(図15)
図15 問題演習のデータベースの表紙画面
表紙にある新薬の[辞典]のボタンを押すと、2000年から2011年までに承認さ れた新薬の情報をみることができる。記載されている薬剤情報は、薬効分類、
区分、商品名、規格単位、薬価、包装単位、製造販売会社名、成分名、効能効 果、用法用量、規制、承認年月日、備考、薬価基準収載医薬品コード、7桁コー ド、添付文書のPDFのアドレス、インタビューフォームのアドレスである。添 付文書のURLをクリックすると、添付文書のwebページにリンクする。イン タビューフォームのURLをクリックすると、インタビューフォームのwebペ ージにリンクする。(図16)
図16 新薬の辞典の画面
ページ右上の[表紙へ]のボタンを押すと、表紙に戻る。[検索]のボタンを押す と、検索モードに切り替わり、新薬を検索することができる。調べたいところ に単語又は数字を入れると、検索結果が表示される。該当するものがない場合 は何も表示されない。続けて検索したい場合は右上の[検索]のボタンを押すと再 び検索モードが表示される。[表紙へ]のボタンを押すと、表紙に戻る。(図17)
図17 新薬の検索の画面
表紙の[薬から薬効]のボタンを押すと、商品名から薬効を選ぶ5択問題を解く ことができる。正解だと思う選択肢のチェックボックスを選ぶと、正解の場合 は選択肢の下にOKの表示と解説が表示される。不正解の場合は何も表示され
ない。[Next→]をクリックすると、次の問題が表示される。[表紙へ]のボタンで、
表紙に戻る。(図18)
図18 薬から薬効の問題の画面
[薬から成分]のボタンを押すと、商品名から成分を選ぶ5択問題を解くことが できる。正解だと思う選択肢のチェックボックスを選ぶと、正解の場合は選択 肢の下にOKの表示と解説が表示される。不正解の場合は何も表示されない。
[Next→]をクリックすると、次の問題が表示される。[表紙へ]のボタンで、表紙
に戻る。(図19)
図19 薬から成分の問題の画面
表紙右側の新薬のカードでも、新薬の情報を得ることができる。商品名、成 分名、効能効果、用法用量が記載されていて、<<ボタンで1つ前、>>ボタンで 1つ後ろに移動する、添付文書のボタンをクリックすると、添付文書のwebペ ージにリンクする。インタビューフォームのボタンをクリックすると、インタ ビューフォームのwebページにリンクする。
3.5 電子媒体における暗記カードの作成
スマートフォンアプリのi暗記をインストールして検索すると、作成したカー ドデッキが表示される。(図20)(図21)(図22)
図20 i暗記表紙
図21 カードの表 図22 カードの裏
4.考察
日本薬剤師会ホームページ1)にはすべての新薬が記載されているため、デー タベースを作成するのに最も適している情報源であると考えられる。収載年月 日ごとに記載されていることや、他のwebページなどと比べると記載項目が多 いこと、表にまとまっていることも、日本薬剤師会ホームページを参考にした 理由である。特に、情報が多く記載されていることは、データベースとしてと ても重要である。さらに、収載年月日ごとに新薬情報が更新されるため、新し い情報をデータベースに追加することが容易にできると考えられる。
12桁コードは厚生労働省のwebページ13)を参考にした。新薬が出るごとに 12桁コードの情報が更新されるかは不明だが、現在の医療用医薬品のほぼすべ ての12桁コードが表示されていたため使用した。
日本薬剤師会と厚生労働省は、個人や製薬会社のブログなどと比較して信頼 性がある情報である。データベースを更新するためには、情報がこれから先も 新薬が出るごとに更新される必要があるが、日本薬剤師会は過去10年以上、新 薬が承認されるごとに情報が更新されているため、これから先も同じように情 報が更新されると考えられる。厚生労働省のwebページで新薬が出るごとに情 報が更新されるかどうかは、これから確認していく必要がある。
データベースには、18個のフィールドが作られた。新薬をまとめたこのデー タベースには効能や用法が簡潔に記載されているので、医薬品についての概要 を知るのに役立つと考えられる。検索機能を使って、調べたいキーワードを入 れることで、成分名、商品名、分類などから目的の医薬品を調べることもでき る。商品名を示す12桁コード、成分名を示す7桁コード、薬効分類を示す3桁 コードが入っているため、コードからも医薬品を調べることができる。パソコ ンがインターネットに接続していれば、webページで添付文書とインタビュー フォームを閲覧することもでき、さらに理解を深めることもできる。新たに新 薬が承認された場合は、同様の方法でデータベースに情報を入れ、また必要な 部分だけデータベースから抜き取ること、不要なものを削除することもできる。
このように、個人の目的によって、様々な使い方が可能である。個人の目的に
しかし、改善点もいくつかある。第一に、日本薬剤師会のホームページから 引用したため、日本薬剤師会のホームページに記載されていない項目、例えば 薬理作用や副作用などはデータベースには載っていない。他のデータベースか ら引用することや、添付文書とインタビューフォームを見ることで解決できる が、データベースに収載することができれば、データベースはさらに良いもの になると考えられる。改善点の第二に、12桁コードやホームページにリンクす るURLなど手作業でデータを入力した項目は、新たにデータを入れるときには 再び手作業で入れなければいけない。また、薬理作用や副作用などをデータベ ースに収載したい場合や表のずれを直す作業も、現時点では手作業で入力しな ければいけない。これらが自動的に収載されるようになれば、データベースの メンテナンスが容易になると考えられる。このような工夫をこれから行う必要 がある。
レセプトに用いられている薬の19000医薬品の分類のランキングと新薬の分 類のランキングを比較すると、解熱鎮痛剤、血圧降下薬、抗ウイルス薬、その 他の腫瘍用剤、眼科用剤、精神神経用剤、その他の診断用剤が、両方のランキ ングの上位21位に入っていた。また、作用部位ごとに分類して比較した表から は、腫瘍用剤やアレルギー用剤、抗ウイルス剤、抗菌剤の新薬の承認が多いこ とがわかる。これらの医薬品は、急性疾患に用いられる解熱鎮痛剤やアレルギ ー用剤、生活習慣病の原因である高血圧の治療薬、近年患者数が増えている精 神疾患の治療薬、日本人の死因の多くを占めている癌の治療薬であると考えら れる。医療現場でのニーズが多い医薬品の研究・開発に力を入れて取り組まれ ていることが分かった。
簡潔にまとめられたこのデータベースを用いて新薬の概要を読み、問題を解 くことで、より深く医薬品を理解できるようになると考えられる。長々と書い てある文章を読むことも勉強にはなるが、まずは簡潔にまとめてあるものを読 み概要をつかむことも大切である。個人差はあるだろうが、問題形式にするこ とで、多くの医薬品を学習することが可能になる。いつでも好きな時間に行う ことができる形式のため、空き時間に手軽に使用できる。本研究では、薬の知 識のが少ない人でも問題演習に取り組みやすいと考えた「商品名から薬効を選 ぶ問題」と、「商品名から成分を選ぶ問題」の2種類を作ったが、データベース
から問題を作成するため、副作用や薬理作用などのデータを追加すれば問題の バリエーションを増やすことができる。FileMakerの問題演習は、現時点では 一度解いた問題のチェックボタンをすべて外すことができないので、繰り返し 問題演習を行うためにはチェックボタンのリセットができるようにする必要が ある。
本研究では商品名と成分名からその医薬品の適応を考える暗記カードを作っ
たが、FileMakerの問題演習と同様に、データを追加して暗記カードを作れば
問題のバリエーションを増やすことができる。無料で使えるスマートフォンア プリのため、誰でも使うことができる。手軽に持ち歩くことができ、パソコン
で行うFileMakerの問題演習よりもより手軽に行えることが利点である。
iAnki+のアプリには、覚えた問題と覚えていない問題を振り分ける機能も付い
ているため、覚えていない問題だけを重点的に演習することも可能である。
5.おわりに
本データベースは、個人の目的に応じて使用することにより医薬品の概要を 理解し、さらに患者や他の医療従事者に情報を伝えることができると考えられ る。
改善点としては、第一に、日本薬剤師会のホームページに記載されていない 項目がデータベースには載っていないことがある。これは、他のデータベース から引用することや、添付文書とインタビューフォームを見ることで解決でき ると考えられる。第二に、手作業でデータを入力した項目は、データを追加す る際には再び手作業で入力しなければいけないことがある。これらが自動的に 入力されるようになればデータベースのメンテナンスが容易になり、このよう な工夫をこれから行うことで、より良いものになると考えられる。
謝辞
本論文をまとめるにあたり、終始ご指導、ご鞭撻を賜り温かいお言葉で激励 くださいました新潟薬科大学臨床薬学研究室 青木定夫教授に深く心より感謝 いたします。
また、本研究を行うにあたりご協力くださいました新潟薬科大学臨床薬学研 究室 影向範昭教授、河田登美枝教授、坂爪重明教授、朝倉俊成教授、阿部学 助教、齋藤幹央助教に深く感謝いたします。
また、本研究を行うにあたりご指導、ご鞭撻を頂き、ご理解くださいました 新潟薬科大学高度薬剤師教育センター研究室 高中紘一郎元教授に心より感謝 いたします。
引用文献
1) 日本薬剤師会,http://www.nichiyaku.or.jp/,2012年7月1日
2) 独立行政法人医薬品医療機器総合機構,http://www.pmda.go.jp/,2012年7月 1日
3) 一般財団法人日本医薬情報センター(JAPIC),http://www.japic.or.jp/,2012年 7月1日
4) GenomeNet,http://www.genome.jp/ja/,2012年7月1日
5) 薬局薬剤師 薬の説明,http://blog.livedoor.jp/pharma_di/archives/5181731 5.html,2012年7月1日
6) メディカルプラネット,https://www.medicalplanet.co.jp/shinyaku/shinya ku_list.html,2012年7月1日
7) 日本製薬工業協会,http://www.jpma.or.jp/medicine/shinyaku/development/
list.html,2012年7月1日
8) 徳山医師会,http://www.tokuyamaishikai.com/,2012年7月1日 9) 山之内製薬株式会社,http://www.astellas.com/jp/ir/,2012年7月1日 10) ゼリア新薬工業,http://www.kenko.com/product/brand/bra_90406.html,
2012年7月1日
11) DATAINDEX,http://www.data-index.co.jp/,2012年7月1日
12) 医療情報システム開発センター,http://www2.medis.or.jp/ycode/,2012年7月 1日
13) 厚生労働省,http://www.mhlw.go.jp/index.shtml,2012年7月1日
14)iAnki - Market -,http://ianki.jp/ianki/deck-management/regist,2013年4 月1日