U.D.C.624.191.1.00l.1 西 松 建設 技 報 VOL5/1982
R. B. S. M. による斜面下 トンネル掘削時の安定解析
R. B, S. M.St a bi l i t yAna l ys i so fTu nne lExc a va t i o nunde rSl o pe dRo c kMa s s
免 田 俊男*
Toshio Kumeta
松 野俸也**
Takuya Matsuno
要 約
土被 りの浅 い斜面 に トンネル を掘削す る場合の安定検 討は,従来種 々の方法が試み られ て きたO
本報告 は,上記の検 紺 二おいて,地盤 の七 ン断破壊 が逐次進 行 してと り線 を形成 し,逮 に破壊 に至 る迄のパ ター ンを追跡す る解析 を試みた ものであ る。解析 に用 いた新離散化モ
1) デル (略 して
RBSM)
は上 記の ような現象 を忠実 に追跡可能 な計算手法 として川井 により提案 され, 当社 もこの2年 間,東京大学生産技術研究所川井研究室 において行 なわれた 土質岩盤解析用プ ログ ラムの研究開発 に参加 した。
解析 は, 当社施工現場 の中か ら,土質地盤,断層 を含む岩盤 の2ケー スに適用 してみfJ が,双方 とも地表面 に呪 われた クラ ックの位置お よび斜面の変形状態等 につ いては計算 と よ く一致 した
.RBSM
は電算捜使用
時間 も有限要素法 と比較 して約2 0 %
短縮 され るため, コス トダ ウン とな るこ ともわか った。目 ;欠
§1.は じめ に
§
2.RBSM
の概要§3.解析例
§4.おわりに
§1.はじめに
トンネル施工 をす る場合,坑 口付近等で苛滴 の近傍 を 掘削 しなければ な らないこ とがあ る。∵娘 にこの よ うな 余楠 は崖錐帯で あった り,風化が進 んで いた りして,秩 弱で滑 り易 く施工条件 が極 めて悪 い場合が多 い。 したが って, この よ うな地形 の条件下での施 工 を行 う場合 には, 斜面 の安定性 や トンネル 自身の安全性 を十分 に検討 した
うえで実施 されなければな らない。
徒 私 この よ うな問題 の検討法 としては,円弧 ヒ り面 を用 い る方法 や有限要素法 による解析 が試み られて きた。
しか し,前者の方法で は円弧 を用 いてと り面 を仮定す る
虫土木設計部土木設計課
**土木設計部土木設計課課長
ため, 多層地盤で あった り, トンネル掘削 によって斜面 中 に空洞が生 じた状 態 にお け ると り面 の仮定 が稚 しく, た とえ, それが可能で あった として も, トンネル構 造物 の安全 性 まで含 めて検 計す るこ とはで きない。一方,級 者 による角神 子で は, トンネル掘削 に伴 う斜面の安定性 お よび トンネル 自身の安全 性を考慮 した角抑 チとなってい る が,明確 なと り線が得 られず, しか も要素内降伏 を前提
としてい るた め塑性域 が広 が る傾向 にあ り,得 られた結 果 の評価が困難 な場合 もたびたび見受 け られ る。
一方,川井 によ り提案 された新離散化 モデル (Rigid一 旦ゆ ‑Spring‑Model;以降RIB.S・M・)を余埴 倭 走 問題3)4)5)
に適用 した場合の有効性 は多 く報告 されてお り, ここで は余滴 近傍 に トンネルが掘削 された場合の安定角神 子例 を 示す.6'7'8'
§ 2.R. B. S. M. の概要
2‑1
有限要素法( ド. ど. M. )
とR. a. S. M.
固体構造物の変形 は」 投に弾 性域 か ら弱塑性 域 (塑性 歪 の小 さい非E3朝生域),強塑性域,破壊の順 に進行す るO
これ らの過程 を過去 の実験
,F. E. M.
お よびR. B. S. M.
で'R.a.S.M.による斜面下 トンネル掘削時の安定解析
たわみ (8巨)
Figl1 切 り欠 きの入った2次元曲げ部材の荷重‑たわみ 曲線
2‑Dimensionalload‑deflectioncurveofbeam withV‑notch
上建交するとFig.‑1のようになるOこれによれ古都欠のよう な結論が得 られる。
(1)F.E.M.は弾性域から弱塑性域 までは真の解 とよく合 うが,それ以上荷重を我荷す ると其の解か ら次第に離 れて行 く傾向にあ り,最 終荷 重 は真 の値 よりもかな
り高目に出る。
(2)R.B.S.M.は弾性域か ら弱塑性域では一般 に低 目の 荷重〜変位曲線を与 えるが,荷重の増大に伴って真 の解 に次第に接近 してゆ くO
以上 より,F.E.M.は弾性域ないしは弱塑性域 までに適 用すべ きものであり,氏.B.S.M.は本来極限角棚 のモデ ル として使用すべ きものである(Figr2)0
弓削生残 F 弱 塑性 域 F 強 璽性域
F I
‑
∴ ∴ F∴ \ I∴ ∴
Fig‑2 FEM、RBSMの適用範囲
FEM andRBSM applicableranges
C⊃
Fig‑3 RBSMモ デ ル
ConceptionofRBSM
西松 廷設壬支享EVOL5
2‑ 2 R.a.S.M.要素
角抑テ領域を有Ⅰ卿問の任意多角形要素に分
割
し,各々の 要素は一定厚の剛板 と仮定する。 この剛板の各境界線上 に連続的に分布 した垂直バネ とせん断バネ (kn,症)を 考 え,剛板は相互 に連結されているもの とする。剛板の 重心に平行変位 (ax, ち) と回転(8)の3自由度をとり, 隣 りあった剛板の相対変位 より要素境界上の表面力(oTn, Ts)を求める(F'igr3)o
§
3.解析例
3‑ 1 土質地盤への適用
Fig.‑4は解析に用いたモテウレ図を示す。地質は上層よ り
A;
関東 ロームの盛土地盤であ り盛土完了後5
年経過 している,B
;腐植
土および凝灰質粘土を主体 とした軟 弱地盤,C;シル ト質刺耽げ 安定 した基礎地盤から成っ ている。当地に図のような トンネルを掘削 した場合の安 定解析 を試みた。Fig‑1 解析モデル GeologlCSection
Table‑1材料定数
Materialproperty
④ @ ㊨
i/m2 3000.0 3500.0 8000.0 Pa 29.4×106 34.3×106 78.5×106
0 . 4 0 . 3 5
0.3 t/m{2 4.0 5.0 3.0 oheslOn Pa 39.2× 103 49.0× 103 29.4× 103 Unitヽveight i/Tn3 1.8 1.6 1.8KN/m3 17.7 15.7 】 17.7
Angleofinternalfriction °eg. 0.0 0.0 40.0
(1)解析条件
平面歪状態における弾塑性角鞘 千法を用いた.破壊規準 は直線型モール ・クー ロン包絡線の塑性条件を採用 し, 材料定数はTable‑1に示 した ものを用いた。境界条件
は周辺スライドとし,荷重は地山の自重のみを考慮 した。
また支保時の条件 として,鋼製支保 工(H‑200)を1m
西松 建 設技 報 VOL5
間隔で建て込む と考 え,染要素を用いて評価 した。
なお塑性解析における荷重増分率 γを, その段階で作 用 している荷重p*と本来作用すべ き荷重poとの比r
‑p *
/poと定義するo (2)計算 ケー ス
1.トンネル掘削前の原地盤の安定解析
2.トンネル掘削後無支保で放置 した場合の安定解析 3.トンネル掘削後支保工を建て込んだ場合の安定解
析
の)噺 二角糊子を行った。以IIJに各解析結果 を示 し考察を加 える。
(3)原地盤安定解析
トンか レ掘削時の安定解析 をす るためには原地盤が安 定であるかを確認 しなければならないQFigr5は原士雌 の最終状態 (r‑100%)にお けると り線である。 これ によれば,軟弱地空尉百Bを中心にと り線が発達 している ちのの,地表
面
まで貫通 していないことがわかる。 した がって,余席 内部に円弧ヒ り覇破 壊を形成 しようとする 傾向があるが,完全なと り破壊線を形成 しないのでtl,当 が捕手は安定であると判断で きるo Lか し, これから掘削 するトンか レ周辺地山はすでに破壊が進んでいると予想 されるため,薬液注入等の補助工法をあ らか じめ施す必 要がある。Fig‑5 r‑1.00最終状態の原地盤 ヒり線 Sliplinebeforeexcavation(
r
‑1.00)(4)素掘 りトンネ
ル
掘削時の安定解析トンネル掘削後
,
無支保状態で放置 した場合について 以Tに示すoFigr6は荷重噌分率 とトンネル壁面の水平変位量の関 係(r‑&曲線)であるO ここで
,
rが0.3を越 えると変位豊が急増す ることに着目すればill, トンネルが崩壊するこ とがわかる。 そこで,r‑0.35の ときのと り線 (Fig.‑7) をみると, トンネル山手側の根足部より右上方に向かっ て円弧を描 くようにと り線が発達 し地表面に達 している ので,と り線より上側の土が トンネル内空に向かって落 下することが容易に考察で きる。 また, この ときの変位 モー ド(Fig.‑8)をみると, トンネル山手側アーチ部の
5
43
つ L
・iU(O V O 1
1 Vi Z
山
∑ 山
∝ O
N L J O
山 ト V∝
R.a.S.M.による斜面下トンネル掘削時の安定解析
∫
∫
I∫
. /
'/ B5 10 15
DJSPLACEMENT ∂k(cm)
Fig‑6 ,‑5x曲線
r‑3xrelationcurve
O 5 10m b̲℡=・.▲rtEEE/.」
Fig‑7 r‑0.35時のと り線 (素掘 り) Sliplineforun‑supportedcondition(r‑0.35)
0 50 100cm
Fig‑8 変位モー ド(素掘 り)
Deformation(unsupportedcondition) 押 し出 しが大 きく,斜面法肩より右方10‑15mの地表面 では局部的に急激な沈下を示 している。
以上をまとめると,余湘南がヒ り破壊を起 こすことより ち, トンネル崩壊に伴 う地盤の陥没を起 こす傾向のほう が強いことがわかる。 また,陥没は法肩より10‑15mの 範囲の地表面のせん断クラックの観察により予知で きる。
(5)支保 トンネルの安定角析
トンわ レ掘
削
後,直ちに支保工が建て込 まれた場合の 安定解析について以下に述べ るoFigr9,Fig∴10は, 荷重噌分率 とトンネル壁面変位量の関係を水平方向,鉛 直方面別に示 した ものである。 これによれば,γ‑0.65までは各点 とも一様に変位 してお り, その変位量 も小さ い。 しか しγ‑0.65を越 えると変位量が急激 に増加 し, トンネル全体が川手側へ押 し出されるような傾向を示す。
そこで,r‑0.65におけると り線(Fig∴11)を書 くと, トンネル山手側の円弧ヒ り線に加えて, トンネル川手側
25
R.B.S.M.による斜面 下 トンネル掘 削時の安 定解析
10VOJJVト山芝山∝UNiJO3トV∝ C]voJI
VトN山 m
山∝UZIJO3卜V∝10 20 30 JiO 50 60 70 80 D事SPLACEME卜汀 aXi'cm;,
Fig‑9 r‑3x曲線
r‑3xrelationcurve
i0
5nU、∵rH1
0 10 20 30 40 50 60 70 8O D‑SPLACEMENT ∂y (cm)
Fig‑10 r‑6tyll摘ミ
r‑3yrelationcurve
Fig‑ll r‑0.65時のと り線 (支保) Slipiinef()rstlPp()rtedconditi()n (㍗‑().(35)
050100cm
ト‑,‑也
Fig‑12 変位モー ド(支保)
Deformation(Supportedcondition) の根足部 よ り蔚幅i前方の地表面 に向かってと り線が貫通 す る。 また, この ときの変位モー ド(Fig.‑12)では,料 面法肩 よ り10‑15mの地表面が局部的に大 きく沈下 し, 法尻何党 ははらみ出 Lの傾向をみせているところか ら, 余滴 のと り破壊が起 きそうであることを示唆 しているO 以上 より, トンネルが崩壊 しないように十分剛な支保を
西松 建 設言文芋窪VOL 5
施す と,斜面全体のた り崩壊の危険性が生 じることがわ か る。 ここで,と り
崩壊
線の貫通時の荷重堰分率 rを安 全率 と考 えるな らば素
掘 りトンか レの場合が0.35,支 保の場合が0.65とな り,支保をす ることにより安全率が 上 が るものの,1.0に達 していない。 Lたがって, このような場合には,掘削前にFigr5で表われたヒ l)線地 域を中心に, トンネル掘削部の周辺地山を強化 もしくは 補助
」
二法 を施 しておかなければな らない。(6)まとめ
斜面近傍 に土被 りの浅 い トンネルを施工 した場合に 発集す る崩壊樹 種)うち最 も‑凋如勺な ものは,次の2
種
類で、ぁる。i)掘削に伴い
斜
面のと りに対す る抵抗力が減少 Lた ためにflげ る斜
面のと り破壊。ii
)
掘削された トンネルが崩壊 Lたために集ず る地表 面の陥没。R.B.S.M.は(4ト (5)に示 した とお り,上記の(i〜il)
壊機構が優先的に発生す るかカ
判
断で きるし, その時 の崩壊の発展状況を逐次追跡で きる。すなわち,最 も危険な崩壊形状 とその発展段階が予 測で きるため,事蘭坊止のための補助工法などが,経 済的に計画で きることになる。
3‑ 2 岩盤‑の適用
Fig.‑13は断層を含む岩望gJi梱 7‑近傍 に土被 りの浅 い ト ンわ レ
を
掘削す る場合の解析モデルである。地盤は,A;
崖錐帯,B;風
化砂岩,C;砂岩頁岩の互層, そして B,Cの境界に発達 した断
層が存在す る,を考 える。当 地 に上部、f覗而
IA先進
工法 により堀進 Lた場合の安定
角碑
f ‑を試みた。
tl)角抑 テ条件
主 な解析 条件 は3‑ 1と剛 葉であ る。材料定数は , Table‑2に示 Lたものを用いたOまた断層は,Fig.‑3 のバネ値,およびC
,
¢をTable‑2のように減少する05l̲01520m 1131
.
000Fig‑13 Geologicsection
西松 建 設子支妾だVOL 5
Table‑2 Materialproperty
R・BIS・M・による斜面下 トンネル掘削時の安定解析
A B C Fault Lining Young,smodu.us (kNF;cmm3') 5.4.0×19XlO802 1.EO.0 ×198×lO'0:)i 2.1.0 ×96×110309 4.5.0×19×1002 1.8 1.4 ×137×100日5
Poisson'sratio 0.44 0.33 l o.30 【 0.44 0.167
unitweight (Nt完 ;)1.86×11.900…3 2.02.6×1100‑〜:i 2.35×12.400m3 1.86×11.900‑ー3 2.25×2.3010m:i cohesion (kNg;cmm2') 0.49×10.506 0.98×11.006 0.918×200.07 i0.49×1o.50('
Angleof deg 10 25 30 10 internalfriction rad 0.1745 0.4363 0.5236 0.1745
Crosssection c汀】2 6000.0
05101520m ,‑1
4
Figl14 Generatedmesh
ことで評価 した。掘削が上半うbiiJ::法のため,解析は 上宰掘削時 そして下宰掘 削時の順を追った.支保時の 条件は,巻犀 60cmのコンクリー トライニング として梁 要素 によりモデル化 した。解析モデルの要素分割 は Fig‑14を用いた.
(2)計算 ケー ス
1.トンネル掘削前の爺摘i安
定
解析 2.無支保掘
進時の安定解析 3.支保 トンネルの安定解析の順に計算を実施 した。以下に各解析結果 を示 し考察 を加 える。
(3)原地盤安定角神子
トンネル掘削前の斜面 の安定状態を知ってお く必要 がある。 Fig∴15は, この時のと り線図である
。
断層 の位置がよく表われているが,斜面のと り破壊の傾向 はまった くみ られない。( 4 )
無支保掘進時の安定解析トンネル周辺の岩盤 にとって最 も条件の悪い場合, すなわち素掘 り掘進時の岩盤の安定解析を行い,施工 条11極も最 も悪い場合の安定性への指針 とするoFig∴
0 1020m 一一、t・
Fig‑15 Sliplinebeforeexcavation
16‑ Figr19はこの時の角紳溜課で ある。
i)上
平J
izI・:進時トル
ネルJl
半が掘削された状態の解析結果がFig∴16, Fig.1 7である。Fig.‑16のヒ i)線図 によれ
妄
釆 断層か ら延長 Lで地表面 にと り線が突 き抜け, また斜
面法尻よりトンネル川手アーチ
部
に向かってた り線が貫通 している。 このと り線の形状は断層がとることに よる陥没が原図で鞘鋸;JLl壊へ と進展 Lて行 く傾向であ ることを示唆 Lでいる.Fig.17の変形図で も,断層 部分でL i)による落盤を起 こすことを表わ している。
ii)下半掘進時
F痩‑18, F癌 ∴19は上判 二続 き下芋が掘削された 状態のと り線図および変形図であるo上半
掘
削時に既に破壊が進展 してしまっているため,下
半
掘削による 変化はほ とんどない。( 5 )
支保 トンネルの安定解析叢 も堅実
に
施工 された場合の トンか レ周辺岩盤の安 定解析の結果がFig.‑20,Figr21であるO上半掘削 時 もWド棚消岬寺もと り線および変位傾向に大 きな差が 認められなかったので,T
#掘削時のみを示す。27
R.ら.S.M.による斜面 下 トンネル掘削時の安定解析
0 ま0 20m
Fig‑16 Sliplineafterexcavationofuppeトhalf
Fig‑17 Deformation
0 102〔)rn
Fig‑18 Sliplineafterexcavation
Fig.‑20によれば,Li)線は法尻でrlj弧L i)線 を形 成 Lようとす るが,L i)線が途中で、進展 Lな くな り, 安定が保たれることを示 している。ただ し,
断
層部で はヒ i)線が地表
面 まで突 き抜 けているため, トンネル アーチ上の岩の全荷重が断
層に平行方向に偏刃 王とL で支保 に減荷される。従って, この偏土庄 に対抗で き る支保の設計施工がなされなければならな くなる。(6)まとめ
以
上の解析結果 よ り,当斜面地域で トンネルを掘進
す る場合に,
施工
一日鼓も注意す る点は,
断層に治 って 起 こる トンネルの落盤であ る。 もしトンネルアーチ部 に大 きな変形が生 じて しまうと, これに伴って斜面法 尻部にと り破壊が起 こる。従って施工 においでは, トンネルアーチ部の変形に注意を払い, トンか レ崩壊 を 防止す ることで突破で きる。 しか L施工安全を考慮 L
華子公退去芸子支誠 VOL5
Fig‑19 Deformation
O iO20m
Fig‑20 SliplineaftercompletiollOfconcretelining
」 Fig‑21 Deformation
で法尻
部に押 さえ盛
土等の補助二鳥芸などにより法尻部 の安定に努めれば万全である。§ 4. おわ りに
氏.B.S.M.の特長は次のようにあげ られるo
l七 り線が有限要
素
法に上出校Lて明確 に表現で きるた め,斜面の安定などと り破壊問
題に有効であ る。2.
異方 性
(断層や
節理系)の地IL1の解析が容易である0 3.L り線 と変位か ら,斜面崩壊が,表層ヒ i),円弧たり,
陥
没のいずれの要素が大 きな原因になるか, ま た最 も危険なL i)破壊線が何処にあるのかを発見できる。
4.
斜
面の安定のみでな く, トンネル施工の安全性や施 工法の適不適 までwf‑
測す ることが可能である0 5.有限要素法 と上
出校Lて計算時間が短縮で きる。西孝公竣 設言文享転VOL5
今 回の報告で は, トンネ
ル
掘削 に伴 う斜面 の安定解析 をとりあげて解析例を紹 介 したが,氏.ち.S.M.は,従来有の角抑 持す可能で ある。特 に,杭 や地下連続壁 な どのit地笈 支持 力問題や シール ド トンわ レ切羽 の安定問題, トンネ
9き10)ll) ル掘削 に伴 う緩 み領域 の判定問題 な どで は数多 くの報鴬 が発表 され,結果が良好で あ る と紹介 されてい るo
R.B.S.M.の地盤 への応用は,東京大学生産研究所川井 研究 室 との共同開発 という体制で1980年4均か ら1982年
3月の2年間 をか けて研究 した もので あ る。業 界,学会 な どで は,破壊 の形態 を忠実 に表現 す る極 限状態の
解析
法 として,近年注目されてお り,‑‑一般化 された角材吊去と な りつつあ る。
本報誓書 を ま とめ るにあた り,東大生研の川井忠彦教 授,竹内則ii闘 わ手 に蓑重 な御意 見 を賜 った。 ここに記 し て感謝 の意 を表 Lます〔
く
引用文献〉1)川井 ・'生研 セ ミナー テキ ス ト コー ス29,39,48, 57,76(!生産技術研究奨励金)
2)川井,都井 :"A New ElemetinDiscrete AnalysisofPlaneStrainProblems 生産研究Vol.29No.4(1977)
3) 中村 ・竹内 ・川井 : "斜面安定問題 に対 す る‑灘 散イ摘糊 干"第35回土木年講Vol,3(1980) 4)矢田 ・竹内 ・川井 : "新離散イ
摘
套限解析 の斜 面安定 に対 す る応用''第36回土木年講 Vol.3(1981)
5)波田 ・竹内 ・川井 : "新離散化モデル による斜蘭 の極 限解析 につ いで '第36回土木年講 Vol.3 (1981)
6)竹内 ・灸日=l・川井 : "新離散化モデル によるまと塊茎 基礎 の極 限解析 "(その5)生産研究 Voi.33 No.5(1981)
7)竹 内 ・灸田・川
井 :
"斜面近傍 の トンネル安定解 析 "第8回土木学会関東支部講i珊 要集 (1981) 8)粂 田 ・竹内 ・川井 :断層 を含 む斜面 の トンネル掘削角鞘 千''第36回土木年講 Vol,3(1981) 9)山下 ・加倉井・川井 ・竹 内 : "新離散化モデル に
よる斜 面の支持 力の解析"第16回土質工学研究発 表講演集 P853‑856
10)竹 内・川井 : "新離散化モデル によ る地盤基礎の 極 限角袖 手"(その1)生産研究 Vo1.33No.6 ll)竹竹内・川井 :"新 離 散化 モデル によ る地盤基礎の
極 限解析 "(その2)生産研究 Vo1.32No.8
R.B.S.M.による斜面下 トンネル掘 削時の安定解析